Nゲージ蒸気機関車2023年のメモ>2023.2.21


トミックス C55の続きです。C57 135とC55の、動力ユニットとテンダーについてです。

C57 135 トミックス C57 135 C57 135
C55(3次形・北海道仕様) トミックス C55 C55(3次形・北海道仕様)

C55の動力ユニット本体はC57 135と同型ですが、ボディー形状の違いに応じ、ウェイトやダイキャストブロック先端形状は少し変更されています。
もちろん動輪や従台車、シリンダーブロックなど形態面は異なります。

C55の水かき付きスポーク動輪です。水かき表現はあまり誇張せずあっさり付いています。

トミックス C55

前デッキの傾斜形状が異なるため、ダイキャストブロック前端の斜めの部分がC57 135とは異なります。

C57 135 C55
C57 135 C55(3次形・北海道仕様)

モーターも同型です。ロット違いで外装板が微妙に違いますが、どちらも交換用パーツリストでは同じ0620です。

C57 135 C55
C57 135 C55(3次形・北海道仕様)

走りについては微妙にC55のほうが滑らかさが増しているような気もしますが、単に新しいからかもしれず(C57 135に最初に接した時の体験に近いので)、信頼し得るデータが取れない限り断言できません。

密閉キャブとペアになる、前端が斜めにカットされた独特のテンダーもC57 135と同型です。増炭枠、ライト位置、一部モールドが異なります。

C57 135 C55
C57 135 C55(3次形・北海道仕様)
C57 135 C55
C57 135 C55(3次形・北海道仕様)
ライトが炭庫仕切りに完全に埋め込まれています。後部の電線管など一部モールドが違います。
また、後面ステップ上の2本の手すりはありません(後述)。
テンダーの中身

テンダーの中身ももちろん同型で、ダイキャスト枠側面に刻印されている品番も2003(C57 135)です。
ライトの高さが異なるため、導光プリズムの高さも異なります。またC57 135の導光プリズムは着色されていますが、C55では無色です(実際に点灯色も異なります)。

後部手すり

C55(3次形・北海道仕様)には、前述のとおり後部左側の手すりがなく、パーツの土台のみ凹み埋めとして付いています。

よく見ると何かで手すり部分をカットしているようで、工場でC57 135の部品をカットして利用しているのかもしれません。

テンダー台車

C57 135のテンダー台車は鋼板組立式、C57 1次形の多くやC55は一体鋳鋼製です。この両者は軸距離がわずかに異なりますが、模型でもちゃんと作り分けられています。こういうところはトミックスらしいと思います。


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