Nゲージ蒸気機関車>2008年のメモ>2008.12.30(オハフ61のドアを深くする)
トミックスから本格的な旧客模型のオハ60系が数種発売されています。客室ドアを別売のHゴム型に交換できるという面白い仕掛けがあります。私も昔この系列の客車には本当によく乗ったので、馴染みの車両です。
2008.12.30/2009.1.9
さて、自分としてはドアの表現がもっと深く強調されていてほしかったので、デザインナイフで車体の一部をカットして、好きな深さまで埋めてみました。ドアが外せる構造のため、見えるところをあまり傷つけずに作業ができて、気分的に楽です。
加工前 | 加工後 |
加工前 | |
加工後 |
ドアとステップの奥行きにちょっとズレがきますが、今は全体の奥行きを深くしたいのでとりあえず気にしません。
ボディーを外し、裏側の窓ガラスとドアを外してから作業します。使った道具はデザインナイフと細い彫刻刀(幅1.5mm。大きな模型店や東急ハンズなどにあります)、それに合成ゴム系接着剤です。
ドア裏側の大きな開口部を左右に切り開きます。下端はドアのツメの入る横穴の下辺に軽く段があるので、そこまで切り開きます。入り口の両端の壁をガイドにして、デザインナイフで軽く切り込みを入れていきます。 |
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意外と薄いので、10回も繰り返せば切れます。それほど力を入れる必要はありません。ただし入り口の周囲に傷をつけないよう、刃の傾き方に注意が必要です。私はちょっと傷めたところがありますが、経験上自分でつけた傷は数日もすれば慣れるので(笑)、気にせず続けました。上の図は、すべて外側から内側にナイフを進めるような印象で描きましたが、本当は内側から外側に押し切るようにしたほうが簡単な箇所もあります。 表からでは削りにくい箇所は、裏側からもナイフを入れるようにすれば簡単にできます。 |
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ドア側は、裏側のガラスを上から0.5mmほどカットしておきます。そうしないと、少し残っている車体の開口部の上側のフチに引っかかるからです。 ガラスはドアから外してカットし、またはめ込んでおきます。場合によっては上部のツメが表から見えて目立つので、ドアの上端に合わせてツメの根本に水平なナイフのスジを入れておくと、目立たなくなります。 |
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ドアの上部と側面に少量のゴム系接着剤を付けます。先に上部のツメを内側から差し込み、ドア全体を外側に押し出すようにゆっくり取り付けます。 表から見てドアの深さを調整したら、裏側に元通りにガラスをはめ込みます。これでおしまいです。 |
最初は車体を切らず、ドアを裏から薄く削ろうと思ったのですが、なかなか大変そうだったのでこのようにしました。市販の薄いドアパーツを利用するとよいのかもしれません。
ドア加工後 実物にはもっと深く見えるもの(・場合)や、もっと浅く見えるもの(・場合)がありますが、自分としてはこれくらいの見え方が好きです。 |
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ドア未加工 加工後のものを見たあとでは浅く感じますが、実際このように見えるもの(・場合)もあるので、こちらがよい方はそのままガンガン増備できますね。ほか、ドア左右の手すりなどを取り付けたくなる方もいらっしゃるかもしれません。色々遊べます。 |
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参考・スハフ42(KATO) 2年前にリニューアルされたKATOのスハフ42です。トミックスのオハフ61の仕上がりはこれとよく似ています。両方の模型が駅で隣り合っていても、全然違和感がないと思います。 |
そんなことより、まずインレタ貼れ!って感じですが、まずは自分の注意が向くところを片付けました。この時点ではまだ一度も走らせていません。
その後インレタを貼りました。トミックスの客車には車番のインレタは付属しているのですが、現在のKATOやマイクロエースのような定員、換算両数などの表記はありませんので、そこだけ追加してみました。
しかし、インレタを用意したわけでもデカールを作ったわけでもなく、面相筆でタミヤカラー(エナメル)の白を点々と書いただけです。 ただそれほど雑に筆を動かすわけにはいかないので、書いている間、息が止まっていることに途中で気付きました。 |
多少不ぞろいになっても、つまようじの先で軽くこすって形を整えてやれば目立たなくなります。
あとは好きな機関車につないで走らせるだけです。
値引率の高い量販店では発売後数週間でほとんど売れてしまい、交換用のドアだけ大量に残っているところもありますね。