Nゲージ蒸気機関車2008年のメモ>2008.8.3(C57 180/ばんえつ物語号)

C57 180(2008年版)/ばんえつ物語号

C57 180

2008.8.3/2010.1.20

「SLばんえつ物語」号の新塗装7両セットがKATOから発売され、併せて牽引機のC57 180号機も三度目の生産となりました。今回は客車がナックルカプラーに変更されたのに合わせて、機関車もナックルカプラーに変更されました。


前方

新製品 前方
2008年製品
今回の生産品です。ヘッドマークは前回同様、客車セットのほうに付属しています。肉眼では一見どこも違いがないようですが、先輪のフランジは前回よりも、ほんの少し高くなっています。
前回製品 前方
2006年製品
ローフランジだった前回品です。私のノギスの実測で前回のフランジは約0.5mm、今回のフランジは約0.7mmです。
(右端の手すりは「やさしい工作」の試作品です。これは後日…)

ところで、この180号機に装備されている大型ヘッドライトのパーツは、9600と同じパーツなんですね。付いている機関車が違うと、何となく違ったものに見えますが。

テンダー

新製品 後方
2008年製品
今回の生産品です。ナックルカプラー仕様といっても、従来どおりの台車マウントなので、付属のアーノルドカプラーに交換すれば前回品と変わりません。
前回製品 後方
2006年製品
こちらは前回品です。マグネ・マティックカプラーに交換していますが、今回の生産品でもまったく同じことが可能です。

曲線中で従来の客車・貨車と連結や開放をよくする私は、今回の製品も従来どおりの台車マウントカプラーで一安心です。最近の電気機関車やディーゼル機関車のようなボディーマウントだと、曲線でカプラーが外側を向いてしまい、客車と突き当てて連結できないからです。 ボディーマウントにするなら、連結する両方ともボディーマウントにしたほうが、両者同じ側にカプラーが飛び出すのでいくらか連結が楽です。

今回のC57 180は、前回よりも若干光沢が抑えられているような気がしますが、意図的なものかどうかはわかりません。ただ前回品と並べても特に違和感はありません。

連結の様子

今回の180号機+新塗装のばんえつ物語号です。

ばんえつ物語号 新塗装

こうして連結してしまうと、機関車がオーバースケールな事実に直面しますが(客車に比べてつくづく大きい)、機関車自体の印象はよいので、未だに初心者の方にもお勧めする1台です。早いところ、C62などに合わせた普通の大きさにしてほしいのですが、当分は難しいでしょう。何かサプライズがあるといいですね。


12系「SLばんえつ物語」新塗装

KATOのばんえつ物語号は、最初の6両編成セット、前回の7両編成セット、今回の新塗装7両編成セットの3種類があります。前回のものは持っていませんが、初回の6両セットは手元にありますので、軽く比べてみました。

スハフ12

新塗装
新塗装(今回)
カプラーがナックルカプラーに変更されていますが、こちらもC57と同じく、カプラーポケットは従来と同じものです。アーノルドカプラーも前後2個が付属しています。
初回品
旧塗装(初回)
現在の製品との違いは、カプラーと窓の形ぐらいです。

側面ロゴ

側面に印刷されている飾り帯と「オコジョ」のマークです。

初回品
旧塗装

新塗装(今回)
新塗装

新塗装といっても基本は同じデザインなのですが、赤系が青系に変わっただけで印象がずいぶん違います。夏向きです。
よく見ると、オコジョの図体がひとまわり成長しています。

なぜか塗装印刷などの品質が、時代不相応に低いものがしばしば見受けられた製品なので、現物を見られない方法で買うときは、そのつもりで買ったほうがよろしいです。 新品でも中古を連想させるような状態のものもあり、何が起きていたのかは謎です。


●比較した模型について


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