Nゲージ蒸気機関車>蒸機の工作>龍ヶ崎4号機(トーマモデルワークス)の組み立て
部品取り付け用の穴をピンバイスとドリルで開けました。柔らかい金属なので簡単です。
安全弁の穴は隣接して2つ開けるのですが、つながって1つになってしまいました。
なお0.3mmの穴2箇所はオプションです。
ボイラー後部には1.0mmドリルで穴開けし、M1.4タップを立てました。ここはあとで車体と永久固定になります。
煙室下部には2.0mmドリルで下穴を開けました。
肝心な写真を撮り忘れましたが、B12板にM1.4タップを立て、2.0mm穴の下に接着しました。
あとでネジ留めする際の回り止めに、0.5mm真鍮線を立てられるようになっているので、2箇所に穴を開けて固定しました(0.5mm線の付属はありません)。
ボイラーに煙室扉を接着し、ボイラー後部を車体に重ねて下からネジ留めしました。
ボイラーと車体の固定には接着剤も併用し、ネジの頭も瞬間接着剤で固めて固定してしまいました。
エッチング抜きされている配管・ハンドレールをボイラーに開けた穴に差し込み、瞬間接着剤で固定しました。
汽笛と安全弁は、付属の0.8mm真鍮線で代用するつくりになっています。
まったくディテールのない棒でこれらを作ったことがなかったのですが、これでも感じは出そうだったので、指定のとおりにしました。これは塗装後でもよいと思います。
オプションの配管と作用ロッドを、手持ちの0.3mm真鍮線で作って接着しました。
左右のタンクの給水口ふたを接着しました。
もう私は、これぐらい小さい部品からきれいに湯口などを削り落とすことができません。指先がまったく部品をホールドしてくれないです。
難しい曲げが必要なく、きちんと形作られているのがとても嬉しい屋根です。
表に出ているバリを削り落とし、前後の妻板の間に挟み込むようにして接着しました。
前後・左右ともぴったり合いました。
後部の炭庫は微妙に高かったので、説明書を参考に調整し、側面のフチと高さが揃うようにして接着しました。
端梁B15、解放てこB10を接着しました。
これで生地完成です。ホワイトメタルの部品も多いので、結構な重量を感じます。下廻りと組み合わせて走行テストしました。
アクリジョンのつや消しブラックに少々の通常ブラックを混ぜて塗りました。相変わらずノズルが詰まりまくりです。
手前右下にある輪心はこの模型のものではなく、また別の日車Cタンク用動力のものです。いつでも組み立てられるように今から塗っておきます…。
(この模型の輪心も同様に、前回作った別の模型と一緒に塗装しておいたのでした)
ナンバーのインレタはあまり状態がよくありませんでした。周囲の枠が欠けていたり不明瞭だったりしたので、黒テープに転写してから面相筆で金色を描き込み、手作業で修正して使いました。 |
カプラーはアーノルドカプラーが指定されていますが、無理やりマグネ・マティックカプラーNo.2001のショートシャンクを使いました。
アーノルドカプラーを付けるときと同じく、付属のプラワッシャー(厚)を2枚重ね、別途用意したネジで留めています。ただ、カプラーの幅がフレームの内側いっぱいなので、前側はシリンダーブロックを留めるL2.0ネジが干渉してしまいます。手持ちのL1.5ネジに替えました。
もうひとつ、No.2001の上側のベロを少し左右からカットして、端梁中央の開口部に収まるようにしました。
以上で完成です。
できました。組み立てボリュームはちょうどよかったです。
普通といえば普通のタンク機の格好なのですが、キャブ廻りの様子がちょっと変わっていて、面白いように思います。
どこがと問われると、うまく説明できないのですけども。
右は日車Cタンク(新動力)です。全長はあまり変わりませんが、龍ヶ崎4号機のほうが少し頭が高く、見る角度によっては一回り大きく見えます。
ボイラー周辺のパーツの一体化が進んだので簡単にできました。屋根や炭庫の曲げも不要なので楽でした。サイドタンク前端の曲げは失敗したので修正に手間がかかりましたが、あまり深く考えずにバキッと直角に曲げてしまえばよかったかもしれません。
こんなのがトコトコと踏切を超えていく光景はもう見られませんね…。