Nゲージ蒸気機関車蒸機の工作>C59の組み立て

C59の組み立て(9)-塗装〜上回りの仕上げ

いよいよ塗装です。
ここまでの努力が水の泡になる可能性があると言ったら大げさですが、 出来には多少の運も影響するので緊張します。

今回予想される失敗
・乾燥が不充分で、塗装中に染みが発生
・塗装中、治具から外れて機関車がボトリ…
・目立つ場所に大きいホコリがついたまま乾いてしまう
・細かい部分を塗るのに熱中する余り、余計な個所にプライマーがべっとり付着
・調合して作った塗料が途中で足りなくなり、同じ色を作れずやり直し
・部品の取り付け忘れを塗装後に発見

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まず、部品の付け忘れや、ハンダの修正忘れがないかよく確認し、塗装するすべてのパーツを並べて確認します。テンダー台車やナンバープレート、従台車などは、ハンダ付けによる組み立てを行っていないため、塗装を忘れがちなので注意します。
その後洗浄して十分乾燥させてから塗装します。C59固有の問題はないので、塗装については割愛します。

塗装終了

無事に終わりました。ホコリもつかず厚塗りにもならず成功です。ホッとしました。

テンダー側面

テンダー側面の連続的な平面を塗るのは特に緊張します。わずかな凹凸を感じたとしても、正しく塗られていれば数日のうちに固着が進んでより平滑になっていきます。

ここで乾燥のため一日おいています。安全な場所に確保しておかないと、仕事から戻ったら機関車がなくなっていて、子供が砂場に放置していた、などという悲劇が生まれるかも…。

ガラス貼り付け

ガラスの材料は付属していないので、適当な透明板を透明ゴム系接着剤などで取り付けます。
前面ガラスが取り付けにくいのですが、C59の場合は前面の下側から細く切ったガラスを差し込むこともできます。

前面ガラスの貼り付け

また、ガラスの上部を少し直角に折り曲げてピンセットではさみ、後ろ側から入れて貼り付けるのも良いと思います。

側面ガラスを入れたところ

側面窓と乗務員ドアの窓にもガラスを入れます。C59はキャブが大きいので、C58などに比べると簡単です。

安全弁取り付け準備

安全弁を取り付けますが、ちょっと穴が小さいので0.7mmドリルでさらいました。
ドリルの先がすべって塗装に傷をつけないように十分注意が必要です。

安全弁、汽笛の取り付け

安全弁と汽笛を接着します。汽笛は市販パーツを利用する方法もあると思いますが、その場合もとの汽笛の取り付け部を塗装前に削り取っておく必要があります。

バックプレートの取り付け

バックプレートをキャブ下から差し込んで接着します。これもC58に比べるとかなり簡単です。

先輪輪心の取り付け

別にここでやらなくても良いのですが…、
先輪はプレート輪心、スポーク輪心が1軸ずつついていますので、スポークのほうにボックス輪心パーツを重ねて接着します。うまい方法ですね。

◆C60 100番代では輪心パーツはありません。先輪はプレート、従輪はスポークとなっています。

空気作用管の組み立て

昨今の模型的流行に従って、ピカピカの空気作用管がついています。数カ所の取り付けサポート部を手前に折り重ねて接着するかハンダ付けし、黒く塗っておきます。軽く全体に黒を回し、溝の部分に黒を入れておくのもよいと思います。

◆C60 100番代では、取り付けサポート部の折り曲げは省略されており、エッチング表現だけになっています。

空気作用管の取り付け

ボイラーに接着します。砂箱に伸びる1本をハンドレールの下にくぐらせて、ゴム系接着剤か両面テープで要所を止めます。

(1)砂箱側に伸びる枝を、ハンドレールの下側からくぐらせる
(2)先端部を上からランボードに差し込む
(3)ハンドレールと全体が平行になるようにし、本来の取り付け位置よりも数ミリ下にずらして保持
(4)取り付け位置のボイラーバンド数箇所に、ゴム系接着剤をつまようじの先などで点付け
(5)空気作用管を上にずらし、点付けした接着剤の上に重ねて接着

ライトの色差し、ナンバー磨き出し

ヘッドライトに銀を入れ、ナンバープレートを取り付けます。
ナンバープレートは黒か赤で塗装してから、400番〜600番程度の耐水ペーパーでフチを磨き出し、さらに細かいペーパーで磨きます。最後にグンゼ(クレオス)のメタルプライマー(透明)を吹いておきました。

特定ナンバー機として作っているわけでもないのですが、せっかくなのでキットの名称通り164号機のナンバーを取り付けました。

ナンバーの交換

付属のナンバープレートは、C59にしては少し小さいような気がしましたので、 あとで銀河モデルのナンバープレートを貼ってみたところ、ちょうどいい感じの大きさになりました。このへんは人により好みがありましょう。
(この写真は単に画像を拡大しただけのニセモノです)

仕上げ完了

私は真っ黒のままにしておきましたが、必要に応じて白線を入れたり、火室に赤茶色を入れたり、ウェザリングを施してみるのも面白いと思います。

テンダーのショート対策

今度はテンダーです。
テンダー側面と、動力ユニットのビスが接触してショートしないよう、ビスの頭にテープを貼って絶縁します。もう少し外側まで大きく貼ってもよいです。

動力ユニットの差し込み

動力ユニットをテンダーに上から差し込みます。

動力ユニットのネジ止め

底部の中央から動力ユニットをネジ止めします。

テンダー低部の船底の折り曲げによっては、動力ユニットが左右に傾くことがあります。仕上がり後にテンダーが傾いていると見苦しいので、低部の折線の角度を修正して、水平になるようにしておきます。

底板の固定

左右の底板をネジ止めします。あらかじめタップでネジを切っておくと、ネジ止めが簡単なので、ドライバーの先で塗装を傷めてしまうリスクを減らせます。

石炭の取り付け準備

内側には石炭兼ウエイトが落ちないようにするため、両面テープを貼ります。

カプラー押さえ

カプラーを取り付けます。今回はマグネ・マティックカプラー(MT-7)を取り付けてみます。そのためのカプラー押さえパーツも2個付属しているので、KATOやマイクロエースの蒸機前部にマグネ・マティックカプラーを取り付けるときにも利用できます。

カプラー押さえの折り曲げ

カプラー押さえパーツは、写真のように折り曲げます。

カプラーの組み立て

アダプターの中にカプラー先端とスプリングを組み合わせ、カプラー押さえパーツを下から差し込んで接着します。

カプラーの取り付け

テンダーのカプラーポケットに差し込み、2つのツメを曲げて取り付けます。

テンダー完成

石炭と注水口パーツを取り付け、4つの台車枠をネジ止めしてテンダーは完成です。

あとはいよいよ、機関車の下廻りの作成を残すだけです。
それまでテンダーは十分に試走させておきます。


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