茨城県常陸太田市幸久橋の万葉歌碑
茨城県常陸太田市の久慈川に架かっている国道346号線の幸久橋(さきくばし)の北側堤防にある万葉歌碑を見てきました(2014/5)。下の写真のように、大変ユニークな形をしています。碑の先に見える橋はJR水郡線の鉄橋です。
作者である丸子部佐壯(まろこべのすけを)の出身地についてはいくつか説があるものの、いずれにしても現在の常陸太田市内のようです。
歌
久慈川(くじがわ)は幸(さけ)くあり待て潮船(しほぶね)に真楫(まかぢ)繁貫(しじぬ)き吾(わ)は帰り来(こ)む (巻20-4368) ← 歌をクリックすると注釈へジャンプします。
(作者) 久慈郡(くじのこほり)の丸子部佐壯(まろこべのすけを)
(大意) 久慈川は無事で変わりなく待っていなさい。船にたくさんの楫を付けて私は帰って来よう。
所在地
場所は、茨城県常陸太田市上河合町久慈川堤防です。久慈川左岸堤の、JR水郡線と旧国道349号線の間にあります。下の地図のマークのところです。
現在、幸久橋は工事中で渡れなくなっています。下の写真のような状態でした。