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東京都千代田区九段千秋文庫入口の万葉歌碑

千代田区にある財団法人千秋文庫の入口の歌碑を見てきました(2010/4)。北の丸公園、日本武道館、靖国神社などのすぐ近くです。下の写真から分かるように、ビルの入口の壁に刻まれた、大変珍しい様式の歌碑です。

九段千秋文庫

瓜(うり)食(は)めば 子ども思(おも)ほゆ 栗食めば まして偲(しの)はゆ 何処(いづく)より 来(きた)りしものぞ  眼交(まなかひ)に もとな懸(かか)りて 安眠(やすい)し寝(な)さぬ (巻5-802) ← 歌をクリックすると注釈へジャンプします。

(大意) 瓜を食べると子供のことが思われる。栗を食べるとさらにいっそう偲ばれる。いったい、子供というのはいかなる因縁によって来たものだろうか。目の先にちらついて安眠させてくれない。

所在地

東京都千代田区九段南2−1−36 財団法人千秋文庫入口

行き方

地下鉄半蔵門線九段下駅から5分ほどです。千鳥ヶ淵を挟み北の丸公園の反対側の内堀通にあります。下の地図のマークの着いたビルの入口の壁に歌が刻まれています。