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静岡県三島市楽寿園の万葉歌碑

静岡県三島市の市立公園である楽寿園の万葉歌碑を訪ねてきました(2010/7)。楽寿園は、三島駅の南側直ぐ近くで、森や池のある自然溢れる公園です。子供の遊園地もあり、いろいろな世代の人たちでにぎわっていました。

静岡県三島市楽寿園

冬ごもり 春さり来(く)れば 鳴かざりし 鳥も来(き)鳴きぬ 咲かざりし 花も咲けれど 山を茂(も)み 入りても取らず 草深み 取りても見ず 秋山の 木(こ)の葉を見ては 黄葉(もみち)をば 取りてそ偲(しの)ふ 青きをば 置きてぞ嘆く そこし恨(うら)めし 秋山われは  (巻1-16) ← 歌をクリックすると注釈へジャンプします。

(大意) 春がやって来ると、鳴かなかった鳥も来て鳴き、咲かなかった花も咲くのだが、山が茂っているため入って手に取ることもできず、草が深いため取ってみることもできない。(それに比べ)秋山の木の葉を見るといつも、黄葉を取ってめで、青い葉を置いては嘆く。そこに恨めしさを覚える。秋山です。私は。。

所在地

静岡県三島市一番町 楽寿園内

行き方

JR東海道本線三島駅、東海道新幹線三島駅、伊豆箱根鉄道三島駅の駅前に楽寿園があり、その中の万葉の森にあります(→ 地図のマークの辺り)。