リモートシャック用Hex-Beam切替リレーボックスの製作(Nov 12, 2017)
回路図
前項目でicomのACCコネクタのバンドDC電圧から、WARCを含む14〜18MHzのバンド情報を取得し、リレー駆動出力を得た。
ここではその出力によりアンテナ(Hex-Beam)を切替えるためのリレーボックスを製作する。
左はその回路図。特に変わった所は無く、1:2の同軸切替器で前述の駆動出力により切替えられる。

外観
取り敢えず組み上げた様子。フェルトペンで「覚え」の文字を記入してある。仮なので後日レタリングシールを貼る予定。
手持ち部品をかき集めたため、3個のMコネクタの形が揃っていない。いかにも間に合わせっぽい。
DC-JACKは今回初めて使用してみたもの。MFJ-998RTの電源JACKに使われているタイプと思われる。金属シェルに金属ナット締めするが、この部分は電極とは縁が切れている。差し込むと系統切替が出来る接点がある。

内部
松下のAR1021(2回路2接点)をパラレル接続している。配線は2mmのエナメル線。オレンジ色はDC駆動回路のバイパスコンデンサ。)

SWR測定
1〜60MHzまでのSWRを800ポイントでスキャンしてみた。60MHzで1.1以下で非常に良好。画像をクリックすると拡大します。
ちなみに160MHzで1.2程度、430MHzではさすがに悪化するがそれでも1.8程度。

システムへの接続
当初はダミーロードとHex-Beamの切替を考えていたが、良く良く考えてみると既設系統はそのまま利用する方が簡単なため、従来の切替リレーボックスのTRCV側にBREAKをカスケード接続、MAKEにHex-Beamを、コモンにTRCVを接続することとした。