読者のページ |
これは井古先生による井真成の墓誌の碑文缺落部分についての釈文に基づき、判読をされた読み下しです。赤字部分が不明のところです。 |
井公に尚衣奉御を贈る墓誌文并びに序 赤字部分が不明字。 公の姓は井 字は真成 國号は日本。才は天縱と稱され 故に能く遠邦より命を銜(フク)み 上國に馳騁す。 禮樂を踏し 衣冠を襲し 束帶して列朝す。與に儔 たり難し!!豈圖らんや 學に強めて倦まず 道を問うこと 未だ終わらずして 水は移舟に遇い (ゲキ)は奔駟に逢う。 開元廿二年正月廿日を以って 乃(ナンジ)は官弟に春秋卅六を 終える 皇上は深く傷みて 追崇するに典有り 詔(ミコトノリ)して尚衣奉御を贈り 葬は官を令(シ)て行(オコナ)わせしむ 即ち其の年二月四日を以って 萬年縣の水の東原に るの禮也。嗚呼素車曉に引かれ 丹(チョウ)の行くは哀れなり 嘆きて 遠望すれば 暮日頽(クズ)る 窮郊を指して 夜の臺に悲しまれたり。其の辭に曰く、 乃(ナンジ)と別るるは天の常(ツネ)か? 茲に遠き方(カタ)より哀れむ 形は既に異土に埋めらるるも 魂は故クに歸らんことを庶(コイネガ)う |
*****************
|
井古先生の井真成についての詩は、次の頁にあります。 石に彫られた墓誌文の始めの部分は、通用の「公姓井字眞成國號日本」ではなく、このページどおりの「公姓井字真成國号日本」となっています。 なお、わたし(碇豊長)の『贈尚衣奉御井公墓誌』の辭についての解釈はこちらです。 |
2006.6.24掲載 12. 1補 |
次のページ 前のページ 来信站メニューページ ******** |
辛棄疾詞 李U詞 李清照詞 陸游詩詞 花間集 婉約詞集 碧血の詩篇 抒情詩選 竹枝詞 秋瑾詩詞 毛澤東詩詞 天安門革命詩抄 燦爛陽光之歌 碇豊長自作詩詞 詩詞概説 唐詩格律 之一 宋詞格律 詞牌・詞譜 詞韻 詩韻 参考文献(詩詞格律) 参考文献(宋詞) 参考文献(唐詩) 本ホームページの構成・他 わたしのおもい |
メール |
トップ |