軍律
寂寥統帥失朱英, 重圍焉辭救一兵。 何以今朝坐不斷, 媼相護得己聲名。 |
寂寥たる統帥 朱英を 失し, 重圍 焉んぞ辭せん 一兵を 救ふを。 何以(いかで)か 今朝(こんてう) 坐して 斷ぜざる, 媼相 護り得たり 己が聲名。 ******************************** |
|
長久手事件の詩 |
|
・朱英: | 司馬遷は『史記・春申君列傳』の最後の部分で道家の古諺を以て:「『まさに決断すべきときに決断しないと、かえって害を受ける』とあるが、春申君が朱英の言を用いなかったのも、それであろうか。」と評している。「語曰:『當斷不斷,反受其亂。』春申君失朱英之謂邪?」。 |
・媼相: | 宋・童貫の呼ばれ方。宋代の百戦不磨の県警の本部長のこと。『宋史』卷四百六十八。 |
・今朝: | 当代。 |
平成十九年五月二十五日 |
次の作品へ 前の作品へ 自作詩詞メニューへ 詩詞概説 唐詩格律 宋詞格律 毛主席詩詞 天安門革命詩抄 参考文献(詩詞格律) 参考文献(唐詩) 参考文献(宋詞) 参考文献(古代・現代漢語学、漢語音韻) |