請當麻蹶速魂
萬丈黄塵蓋八洲, 龍飛鳳舞賀千秋。 魂兮歸來哀東海, 日本男兒何不羞。 |
萬丈の黄塵 八洲を 蓋ひ, 龍 飛び 鳳 舞ひて 千秋を 賀す。 魂よ 歸り來れ 哀東海, 日本男兒 何ぞ 羞ぢざる。 ******************************** |
|
昨日は、本当に黄砂がひどく、霞がかかっていた。 この詩、状況が変わらないと、前回と似たものになってくる……。 萬丈黄塵蓋九州, 鵬飛龍蟠賀千秋。 魂兮歸來哀東海, 日本男兒何不羞。 のほうがよいのかな…。 |
|
・當麻蹶速: | たいまのけはや。大和の古豪で、我が国の相撲の祖。垂仁天皇の御代、出雲の野見宿禰(のみのすくね)に敗れたが…。 |
・八洲: | 大八洲(おほやしま)國。日本のこと。より漢語風では「九州」「~州」にするとよい。 |
・鳳舞: | 「鵬飛」としたかった。 |
・魂兮歸來: | 『楚辭』より。魂を呼び戻す祈りのことば。 |
平成十九年五月二十七日 |
次の作品へ 前の作品へ 自作詩詞メニューへ 詩詞概説 唐詩格律 宋詞格律 毛主席詩詞 天安門革命詩抄 参考文献(詩詞格律) 参考文献(唐詩) 参考文献(宋詞) 参考文献(古代・現代漢語学、漢語音韻) |