抖娜抖娜
東海金波養巨鯨,
腥羶何以富憐情。
烹羊宰犢常爲美,
誰解奇聞度聖僧。
東海の金波 巨鯨を 養ふ,
腥羶 何以
(なんすれ)
ぞ 憐情に 富む。
羊を烹
(に)
犢
(こうし)
を宰
(ほふ)
ること 常に 美と爲す,
誰か 奇聞を 解せん 聖僧に 度せりと。
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異なった文化を持つ民族でも、認め合う努力が必要だ。
・抖娜抖娜:
「ドナドナ」。ある晴れた昼下がりの仔牛の瞳。
・巨鯨:
長鯨の謂。
・腥羶:
蔡文姫
や南宋の豪放詞
では、西方の肉食民族を指して謂う。
・烹…宰…:
李白『將進酒』
。
・美:
「羊」が「大」きいことは、「美」(すばらしい)ことである。
平成十九年六月四日
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