huanying xinshang Ding Fengzhang de zhuye




                                                          
        
登摩耶山後宴六甲愛蓮亭傾杯          

 天上花香今日開,
 摩耶山裡掬星臺。
 沙羅色淡訴何事,
 且盡少陵有限杯。



摩耶山から眺めた西南の海。 紫陽花が盛りだった。
天仙の花道。 ロッジHotel de MAYAへの道?
天上寺。摩耶夫人が祀られている。 天上寺。雲が真横に見える。


天上寺の庭の沙羅樹。
天上寺。『平家物語』で有名な沙羅の花。
穂高湖。左前方が槍ヶ岳?
穂高湖の防砂ダム。 天上寺の延命地蔵尊
オテル ドゥ マヤのロビー。山々が雲に包まれてい
る。激しい雨。
霧のようだったのが晴れてきた。山の襞から雲が湧き出てくるような感じがする。



天上 花は香りて  今日 開く,
摩耶
(まや)山裡  掬星臺(きくせいだい)
沙羅
(さら) 色 淡くして  何事をか訴ふる,
(しば)し 盡くせ  少陵 有限の杯をと。

   *****************************
  颱風より二日後の今日、摩耶山(まやさん)に登った。山上の天上寺には沙羅双樹で有名な沙羅の木があった。一日だけの花という。山道は色とりどりの紫陽花で満ちていた。山上ではちょうど今が盛りのようである。
  穂高湖へも行った。水に槍ヶ岳を映していた。やがて驟雨。峯を覆う雲が湧いた。
  オテル ドゥ マヤでの入浴後、雲雨を冒して下山した。六甲山下の愛蓮亭で、中華料理とお酒「天草四郎」で、しばしの時を楽しんだ。亭を出たときには、服は乾いていた。


〔{(近鉄(290円)⇒JR環状線(190円)⇒阪急(310円)⇒バス(200円)⇒ケーブル⇒ロープウェイ(860円))×2(人)}×2(往復)〕=7400円。ああ、たくさん乗り換えた。自動車の方が格段に安かろう。

・沙羅: 花の咲く期間は一日だけというはかない花の木。『平家物語』の「祇園精舎の鐘の聲、ゥ行無常の響あり。娑羅雙樹の花の色、盛者必衰の理(ことはり)をあらはす。おごれる人も久しからず。唯(ただ)春の夜の夢のごとし。たけき者も遂には滅びぬ、偏(ひとへ)に風の前の塵に同じ。」より。
・掬星臺: 地名。天上寺の近くになる。
・少陵: 杜甫のこと。杜甫の絶句『漫興』に「二月已破三月來,漸老逢春能幾囘。莫思身外無窮事,且盡生前有限杯。」 とある。

平成十九年七月十六日

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