昭和の舊景 復た 愁ひを 催し,
四紀 夢は囘りて 暗涙 流る。
街道 人は過ぎて 水もまた逝くも,
夕陽 長へに照らす 古今の秋を。
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今日、『ALWAYS三丁目の夕日』の再放送を看た。以前に放送があったとき(H18.12.1)にも、見ながら作った。今回は、じっくり映画を味わってから作った。街並み、そして、当時の子どもの姿(大人と話すときには肩に力を入れて気を附けをして、敬語を使う子どもの姿)を見ていると、自分の子どもの頃と重なってきて、恥ずかしながらこみ上げてくるものがあった。追踪逝水年華。
「昭和の風景」について、(わたしは戦前のことは知らないが、いろいろな映画では)終戦後の社会は、「ぼろぼろで穢い」ものとして描かれている。しかし、わたしの記憶ではもっと「ハイカラでスマート」だったというか、独特の洒落た感じの面があったようにも思う。ただ、記憶とはいっても、長い間に変容することもあるだろうことから、自信はないが…。
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(・《ALWAYS(永遠的)三丁目的夕陽》:有關昭和時代之懷舊電影(原・漫畫),描述昭和三十年代(1955−1964)時社會之風氣景象。《永遠的第三巷的夕陽》。)
(・三丁目:第三街區、(第)三巷、(第)三段、(第)三街。)
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・一紀: |
十二年をいう。 |
・街道: |
街並み。街。 |
・人: |
当時の街にいたご近所の人々。街坊鄰居。 |
・也: |
…もまた。≒亦。 |
・逝: |
逝水。流れ去る川。時間の経過を謂う。 |
・長: |
とこしえに。とこしなえに。永遠に。いつも。ALWAYS。≒常。 |