一徹 珠に 戲れて 駿馬を 養ひ,
化して爲る 民主 巨人の星。
君に請ふ 覆す莫れ 茶餐卓を,
楚相 以來 獨り醒むること 少なし。
*****************************
|
一党の統帥は、卓袱台(ちゃぶだい)をひっくり返すことなく、みんなと行くことも大切だという詩。
(一徹:星一徹。日本漫畫≪巨人之星≫中星飛雄馬之父。易怒,常怒而掀翻茶桌。)
----------------------- |
・…爺: |
「巨人の星」のお父さん。星一徹のこと。 |
・一徹: |
星一徹。『巨人の星』の星飛雄馬のお父さん。しばしば、怒りを爆発させて卓袱台(ちゃぶだい)をひっくり返す。 |
・駿馬: |
『巨人の星』の主人公・星飛雄馬を指す。 |
・覆: |
くつがえす。翻。「必殺ちゃぶ台返し」を謂う。 |
・…卓: |
卓袱台(ちゃぶだい)を謂う。飯卓。 |
・楚相: |
楚の屈原を謂う。世に阿(おもね)ることを拒絶して、共に酔うことをしなかった。名は平。三閭と呼ばれる家柄に生まれ、懐王の信任が厚く、左徒となり、やがて、三閭大夫となった。後、頃襄王の時、容れられず、国を憂え世を慨き、石を懐(いだ)いて汨羅に身を投じた。屈原の生き様が描かれた『楚辭・漁父』の「屈原既放,游於江潭,行吟澤畔,顏色憔悴,形容枯槁。漁父見而問之曰: 「子非三閭大夫與?何故至於斯?」屈原曰:「舉世皆濁我獨C,衆人皆醉我獨醒,是以見放。」に拠る。 |