種族岐視 |
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自古爲人萬物靈, 可憐食性永需牲。 美豪自許牛腴滴, 不使黄人斬大鯨。 |
古自り 人と爲りや 萬物の靈たるも, 憐む可し 食性 永しへに牲を需む。 美豪 自ら 牛腴の滴るを 許すも, 黄人をして 大鯨を 斬ら使めず。 ***************************** |
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----------------------- わたしたち人類(をはじめとした生物)は、他の生命を食べることによって、自分の生命を維持している。 |
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・岐視: | 正当な理由なしに分け隔てをして、他よりも低く扱うこと。偏見。蔑視。さべつ。蛇足になるが、「差別」という漢語の詩詞上の意味では「差異がある、区別する」になり、「商品の差別化を図る」という言い方の意に同じ。 |
・靈: | 優れている。賢い。霊長。「萬物之靈」。 |
・美豪: | (人口の最多数が)白人の国・アメリカ、オーストラリア。米国牛やオージービーフの国。 |
・牛腴: | 牛肉の脂(あぶら)。 |
・黄人: | 日本人や中国人のような皮膚の色…などの特徴を持つ人種。モンゴリアン。 |
平成二十年一月二十二日 |
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