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| これは風散士雅兄の詩で、読み下しも風散士雅兄になります。
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| 櫻井驛蹟 其一 綠樹蒼蒼櫻井驛、 聞之楠氏分兒蹟。 星移人改幾人悲、 萬古義心如鐵石。 |
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緑樹蒼蒼たり桜井の駅 聞く之れ楠氏の児に分れしの跡と 星移り人改まりて幾人か悲しむ 万古の義心鉄石の如きを ********* この詩は私の唯一の仄韻の詩です。参考書もなく平仄も知らないまま ただ「新字源」を頼りに作った、私の第三作目の詩です。 名神高速道路にはかつて桜井パーキングエリアがあり、其処で桜井 の駅跡が近くにあることを知り、作詩を志したが一ヶ月近くかかったことを覚えています。当時私は楠公が長男正行とここで別れた年齢に近 く、楠公の心情を忖度して作りました。いわゆる忠君愛国として詠じたのではありません。楠公を、子を持つ一人の人間として詠じました。 |
| ２００７．４．２１ |
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