慶祝天長節
冬至已過東海天,
一陽生後日當暄。
風波忽起散常棣,
但願扶桑君萬年。
冬至
已
(
すで
)
に
過
(
す
)
ぐ 東海の天,
一陽
(
いちやう
)
生
(
しゃう
)
じたる
後
(
のち
)
日
當
(
まさ
)
に
暄
(
あたたか
)
なるべし。
風波
(
ふう は
)
忽
(
たちま
)
ち
起
(
お
)
きて
常棣
(
じゃうてい
)
を散らせども,
但
(
た
)
だ
願
(
ねが
)
はくは
扶桑
(
ふ さう
)
の
君
(
きみ
)
萬年
(
ばんねん
)
たらんことを。
*************
---------------------
・
風波
(
)
……:
明治天皇の御製:「
四方
(
よも
)
の海 みなはらからと 思ふ世に など
波風
(
なみかぜ
)
の
立
(
た
)
ち
騒
(
さわ
)
ぐらむ」を謂う。
・常棣:
ニワザクラ。『左傳』僖公二十四年に「常棣之華,鄂不韡韡。凡今之人,莫如兄弟。」
とある
。
・扶桑:
東方海上にある神木
。日本の異称。
・君萬年:
『君子萬年』を謂う。「君が代は 千代に八千代に…」。
平成二十五年十二月二十三日
次の作品へ
前の作品へ
自作詩詞メニューへ
詩詞概説
唐詩格律
宋詞格律
毛主席詩詞
天安門革命詩抄
参考文献(詩詞格律)
参考文献(唐詩)
参考文献(宋詞)
参考文献(古代・現代漢語学、漢語音韻)
わたしの主張