・被爆: |
被爆者(hibakusya)悲しいかな!この日本語が世界共通語になっている。 |
・正義: |
アメリカが主張する正義。すなわち『戦争を早く終結するため原爆を投下した』との論理は、戦勝国のみに通用するが、万一アメリカが敗戦国となっていたならば、多くの無辜への無差別殺戮は、重大な戦争犯罪で、断罪されていたであろう。その行為は倫理に違反するのみならず、アメリカはキリスト教国であり、更に重大な神への冒涜である。
省みれば、もしかすると立場が逆転していたならば、日本も同じ過ちを冒したかも知れない。然しながら人類は未完成な動物ではない!と信じたい。『過則勿憚改・過ちては則ち改むるに憚ること勿れ』と、先賢は説いている。 |
・誹謗: |
正確に言えば、アメリカの原爆投下がいかに非人間的な行為だったことへの認識をすること。この認識こそが将来世界平和達成への必須条件であり、広言すれば今、人類存亡の岐路に立っているのではなかろうか? |
・怨讐: |
わたくしは直接には原爆の被害者ではないため、被害者の苦しみは残念ながら理解することは困難ながら、無責任なようだが憤りと悲しみは共有できる。
先の日曜日の朝のラジオ放送で、『法然上人』の父が非業の最期に遇ったことを浄土宗のお坊さんが説いていらっしゃった。凡その意味は、上人9歳の時、父が敵に殺されその臨終の言葉は、『今後父の仇を討ってはならない、お前が仇を討てば相手の子がまた仇を討ち、怨讐の連鎖が続く』と言うようなことを説いていらっしゃった。わたくしはこの上人の父君「漆間時国」の遺言に深い感銘を受けた。
l『1 誕生と・父との死別 父の非業』に載っている。
漆間時国の略歴。 |