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唐詩格律(拗救)

※ はじめに
 このページは、「唐詩格律(平仄式)」の続きで、「拗救」から述べています。もし、トップページから直接このページを御覧になった場合は、「唐詩格律」(作詩法)の方から順に御覧下さい。

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5.拗体と拗救
 
  (1)はじめに
 前章では基本の格律を述べた。この章では、そこから派生した、拗体と拗救について述べる。「拗体」とは、平仄が格律を破った所をいい、拗救とは、その状態を救う方法である。


  (2)「一三五不論」について

  「一三五不論」の初出は、「切韻指南」(元・劉鑑)の後ろの方で、「句の一字目、三字目、五字目は論じない」となっている」(現在、未確認)。このことばが作詩上で誤解を生んでいる。
  一部の詩書では、「一三五不論」を大きく取り上げて、「句の一字目、三字目、五字目は論じないので次のようになる」と下図のような主張をしている。

    (A)七言絶句(仄起式)

          ●●○○●●,  (第一句)
          ○○●●●○。  (第二句)
          ○○●●○○●,  (第三句)
          ●●○○●●。  (第四句)
         これを次のように見るわけである。

          ×●×○×●,  (第一句)
          ×○×●×○。  (第二句)
          ×○×●×○●,  (第三句)
          ×●×○×●。  (第四句)


   (B)七言絶句(平起式)

          ○○●●●○,  (第一句)
          ●●○○●●。  (第二句)
          ●●○○○●●,  (第三句)
          ○○●●●○。  (第四句)
       これは次のように見るわけである。

          ×○×●×○,  (第一句)
          ×●×○×●。  (第二句)
          ×●×○×●●,  (第三句)
          ×○×●×○。  (第四句)

この見方は、大きな問題が出る。
   (続く。00.1.7)
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1999.5月
     6.27
     7. 4
     7.20
     9.11
    10.14
    10.15
    12.25
    12.26
2000.1. 7
     2.27
                                 


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