縮尺1/80シリーズの話ですけども、24年ぶりにKATOからD51「1-203 D51標準量産形」が発売されました。
前作「1-202 D51(標準形)」よりも、現在のNゲージ製品に寄せた表現に見えましたので、どういう点に違いがあるのかを拾ってみました。私がパッと見て気づいたところだけです。
以後、Nゲージの「2016-9 D51 標準形」と比べ、今回の「1-203 D51標準量産形」に違いを感じた点です。
前作「1-202 D51(標準形)」との違いについても混在しています。
どの写真も、数字と矢印が記入されているほうが1/80、何も記載がないほうが1/150です。写真の大きさを大体揃えているので、一見区別がつかなかったりします(Nゲージの完成度が異常ですから)。なお、別売と書いている部品は、「7-104 D51 グレードアップパーツセット」の添付品を指します。このセットには、ほかにも色々なパーツが含まれています。
ドーム前半部が外せるようになっているのは驚きです。外見からはまったくそれを感じません。
ただ、ちょっと引っ張ってみた程度では外れなかったため、そこでやめていまして、私はまだライトスイッチを操作できていません。
キャブ内部への薄緑色塗装や、メーターに白の色入れなどを施してみると、一層引き立つかもしれません。
手すりの取り付けが曲がっていましてすみません。
1/80同士で言いますと、全体的に前作は非ATS仕様でしたし、動力ユニットはまったくの別物ですから内部や下廻りは大きく異なります。
テンダーとエンジンをつなぐカラーコードがなくなったり、下廻りの側面に外から見えていたネジがなくなったりと、少々玩具的に見えた要素は結構解消されています。もちろん普及品のプラスチック模型である点は同じですけども。
ちょっとネガに感じたのは、ハンドレールが樹脂に変更されたことにより、結構歪んだ箇所があったことです。だいぶ直しましたが、完全にたるんでいて、直し切れていないところもまだあります。
走りは前作よりもはるかに静かで滑らかな印象です。フライホイールの効果が大きく、急停止すると結構過走します。もちろん駅に停車するときと同様に、徐々に速度を落とせば狙った位置にぴったり止められます。サウンドを鳴らしたくなりますね。
左から、1/80の前作「1-202 D51(標準形)」、今作の「1-203 D51 標準量産形」、そしてNゲージ2019年品の「2016-9 D51 標準形」です。すべて少しずつ違っているのがいいですね。
私は主に9mmゲージですので、16.5mmゲージについてはこのへんで。
関連リンク: KATOのD51(16.5mm)はこんな感じでした …10年前に、前作を振り返った記事
なお、Nゲージの「2016-9 D51 標準形」は、来月下旬に再生産が予定されていますヨ。