心を育てるって大変だよね!


2002.9.24

家庭内暴力、いじめ、暴行・・・どれも嫌な言葉だよ。出来れば耳にしたくない言葉ばかり。
他にも一杯あるけどね。
こういうのって、やっぱり小さい頃の教育にあると思うんだよね。教育っていうと堅苦しいけど、そうじゃなくて
日常の親や肉親、周りの人々・・・まあ、特に母親に影響されるケースが多いんじゃないかなぁ。
もちろん、父親にもあるけどね。

夏休みのある日、世界の昆虫展を見に行った。3歳のあっくんがかぶとむしやクワガタに興味を持ち始めたからね。
自分も見たかったし。
私は自分より手足の数が多いのはホント苦手で・・・苦笑。
でも、見るのは大好き。自然は最大の芸術家だから、感動的な美しさが目の当たりに見れるしね。

世界中のいろいろな昆虫が所狭しと展示してあって、それはもう満足の域を越えたものだった。
興味深く観察しながら小さな命の中に息づく美しさに感動したり、驚いたり。

展示会場の傍に実際にカブトムシとクワガタに接する事が出来る特設会場が設けられていた。
入り口で注意事項を聞いて中に入った。
日本ではデパートとかじゃないとお目にかかれないような、珍しいカブトムシやクワガタが綺麗にセットされた
木々と箱庭に一杯いた。
凄く大きいものや、変わった色のものなど、こんなに近くで手にとって見れる機会はそうざらにはないだろう。

思ったとおり子供連れの親子で賑わっていた。
木にとまっている虫たちを一匹づつ見ていくと、どうしたんだろう・・・肢のないもの、はさみが片方もげているもの等
沢山いるじゃないか。
かわいそう・・・どうして・・・

その時、ある光景が私の目に飛び込んできた。
箱庭で小学生の子供がクワガタを喧嘩させている。
私はすかさず言ってしまった。
「ねえ、入り口で喧嘩さしたり 近くに置いたりしちゃいけないって聞いたでしょ!ダメじゃない。」
「喧嘩なんかさしてないよ。勝手にやったんだよ。」と子供。
「近くに置くから喧嘩しちゃうんでしょ。」

そしたら、すぐ傍で「おい、離れたとこに置けよ。」と言う声。
なんだ、親が一緒にいたのか・・・
だったらどうして最初から注意しないんだ?!
どうしてルールを守らせないんだ!

私はかなり腹が立った。こんなんがいるから無理やり木から昆虫を取って肢がとれちゃったり、はさみが無くなったり
しているのがいたんだよ・・・
こういう場所で、命の大切さを教えてあげなかったら何処で教えるんだよ!
ただ、子供が自己満足で終わっていいのか?
そうじゃないだろう。
生き物にはねぇ、みんな命ってものがあるんだよ。子供のうちにそういうことをきちんと教えておけば、人に乱暴したり
危害を加えたりする人間がどれほど減少するか、考えてみてよ。

昆虫展の傍でカブトムシとクワガタを販売していたお兄さん。どうもその人がその虫たちの面倒を見ていたらしく
朝えさを取り替えた後は絶対中に入らないと言っていた。
見ると怒鳴ってしまいそうになるからだって・・・分かるなぁその気持ち。

あっくんにアトラスオオカブトのつがいを買って帰ったが、今はもういない。来年の夏、きっと2世が沢山産まれて
来るだろう。大切に子供達(未だ卵だが)を育ててあげたい。

あっくんには優しい子に育ってもらいたい。夏の終わり、セミがあちこちで死んでいた。あっ君がいつも見つけては
私に聞く。「ねえ、どうして死んじゃったの?」
私は毎回同じ答えをする。根気良く。
「セミはね、ながーい間、地面の下で生きてるんだよ。そしてね、お外に出てきたら一週間しか生きていられないんだよ。だから、セミさん 一生懸命毎日鳴いてるんだよね。」

分からなくても良い。そのうち分かる。
子供は心が綺麗だ。何回もいってるうちにきっと性格の一片に追加されるだろう。

世の中の子供にかかわっている方々にお願いしたい。
幼児教育は学問や大人の思うとおりに動く人間を作るんじゃない。思いやりのある芯のある人間を育てることじゃ
ないのかな?!

心を育てる・・・大変な事かもしれない。でも、人として普通の事だと思うんだけどね。


笑える話

1)私が中学生の時
 祖父の家に親戚が集まっていた夏のある日。私は離れで昼寝していた。
 と、突然、額に異様な感触!
 「ぎゃあ〜〜〜あああ!」と物凄い悲鳴をあげて飛び起きた。そばに一匹の大きなカブトムシ・・・
 どうも、従弟の小学生のヒロ君が私の額に置いたらしい。ヒロ君は私の悲鳴に驚いてワンワン泣き出した。
 悪気でやったのじゃなかったのは分かっていた。ただ、私が昆虫は苦手だったのだ。
 親父さんが飛んできて、えらい怒られた。
 ごめんね、ヒロ君(苦笑)

2)高校一年の初夏。
 漢文の授業が始まった。一番前の席だった。筆箱を開けた途端、大きなトノサマバッタ(だったと思う)が私を
 目掛けて?飛び出した。
 ぎゃ〜〜〜っ!!といった時はもう教室からはるか遠くの運動場の真中に座り込んでいた(^^;
 結局、その授業はボイコット・・・教室に戻れなかった(苦笑)
 職員室に呼ばれて大目玉を食った・・・
 後で仲の良いNさんが謝ってきた。「ごめんね。あんなに驚くとは思わなかったの。ちょっと脅かそうと思っただけだっ  たのよ・・・」と。
 そりゃそうだ。たかがトノサマバッタで一時間教室に戻ってこないなんて誰も思わないよね(爆)
 いや〜〜、あの時はホント 参った!
 



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