たったの一言
2002.10.1
昨日久しぶりに新宿をぶらついてきた。一応、名目はリサーチ(市場調査)ってやつだ。
平日なんだけど、本当に人が多い。
何者なんだろうなぁ〜、この沢山の人達は・・・などと思いつつ、私もその何者の一人だと思うと
なんだか可笑しかった。
オ*ダヤでデザインテープとカット素材を買って、となりのミシン店で前から欲しかったロックミシンを
買った。今、持ってるのは同じ物だがもうかなり古い。なんせ、私が専門学校の頃に買ったものだから
もう、ホント元は十分取ったって感じだ。
でも、未だ使えるからと言いながら現在に至ってしまった。物持ちが良いのだ(^^;
新宿の駅を過ぎて、西口の方に出た所でちょっと誰かがぶつかった。
「ごめんなさい。大丈夫ですか?」
声も綺麗だったが、スタイルの良いなかなかの美人だった。
「大丈夫ですよ。」と返しながら、凄く気分が良かった。
「すみません。」じゃなく「ごめんなさい。」って言ってくれた。
人は何かあるとすぐに「すみません。」で済ませてしまう。便利な言葉だ。
でも、謝る時はやっぱり「ごめんなさい。」でしょう!
たったの一言だけど、なかなか言えないんだよね。
そういえば、娘たちが小学生の頃、嫌な事があったなぁ・・・
Aが4年生の時だったと思うけど、上履き泥棒事件が発生した。S君の上履きが無くなって大騒ぎ
になったそうだ。
状況から何故かAに疑惑が・・・
その事をホームルームの時間に担任が名指しで言ったらしく、Aは無実のまま泥棒にされたらしい。
うちに帰ってくるや否や、「ママ、私泥棒じゃない。」なんて言うものだから、いろいろ聞き出してみると
濡れ衣ということみたいだった。
「ホントに取ってないんだったら、堂々としてなさい。」とだけ言った記憶が。
数日経って、S君が自分で持っていたことが判明した。
Aの怒りは絶好調に達した。やってないのに泥棒呼ばわりされたのだ。それも自分の担任に。
「先生、私がとったんじゃないってホームルームでみんなに言ってください。」と頼んだそうだ。でも、
ちゃんと言ってくれなかったらしい。
私は、その事を聞いて連絡帳に、間違いだったのだから、ちゃんと子供に謝って欲しいと簡単に書いて
先生に見せるようにAに言った。
その返事を見てホント嫌になったね!
「お母様は何も経緯をご存知なく、お話したい事も多々ありますので、そんなにご不満なら
是非学校へおいでください。」だって・・・
結局、私は学校に行かなかった。替わりにAに手紙を託した。
「間違った事をしておいて、素直に子供に『ごめんね。』の一言も言えない人と何も話すことはありません。」
Aには、納得いかないと思うけど、あの先生はカボチャだと思って良いよ。普通にしていれば良いから。
何かあったら、すぐに言いなさいとだけ言ったと思う。
親だって親の方が間違っていたら、「ごめんね!」って子供に謝るんだよ。大人だろうが、子供だろうが、上司だろうが
部下だろうが、誰だって謝る時は「ごめんなさい。」なんだよ。
そんな基本的なことも言えなくて何が教育者だ。なってないよ!
ありがとう ごめんなさい どっちもホントにたった一言だけど、こんなに人の心を動かす言葉。
一生、大切に使いたいよね!