映画感想速報
映画のあらすじと感想をまとめ続けてきましたが、なかなか文章をまとめるのが大変で、まとめた頃には古い話になっている事も少なくありません。そこで、速報的に公開する事にしました。
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2024/12/22
「メガ・パイソン 人間捕獲」
中国製の巨大ヘビもの。
米国製の「メガ・パイソン」シリーズもあったけど、それとは別物。
こちらはこちらでシリーズの1作らしいが、
コンプリートしなくちゃと言う気持ちにはあまりならない。
チョンゴンと言うおっさんと娘が乗った観光船が、謎の振動で転覆。
乗客は近くの島(たぶん)に流れ着く。
島には巨大なヘビがいて、娘を含む乗客が捕らわれてしまう。
だが、ヘビは人間を巣に集めるだけで、なかなか食べない。
チョンゴンと仲間たちは、捕らわれた人々を助けようと森を移動するが
この森にはたくさんの奇怪な生物がいた。
ツルで人を窒息させる植物、巨大なナメクジ、巨大なカエル、
そして空飛ぶピラニアの大群だ。
つまり、スカル島みたいな島と言う訳ですな。
空飛ぶピラニアなんて、「殺人魚フライングキラー」を連想させるけど
登場人物が尻を噛まれて大騒ぎシーンなんて、ドリフのコントみたい。
主人公親子の他に、同じように恋人をさらわれた青年がいるのは、まあいいんだけど
なぜかサバイバル慣れした男とか
なぜか借金してる男と、彼に金を貸してる連中もいて同行。情報過多です。
不思議な生物は生物実験によって生まれたとわかるが
小さなあばら家が出てくるだけで、ここでそんな研究が出来る気がしない。
そして、何者が何の目的でそんな研究をしていたかは語られない。
終盤に主人公の娘が巨大ヘビに喰われてしまうが、
飲み込まずに口の中に留めていたみたいで助かる。
何でそんな所に留めといたんすかね。
2024/12/15
「ドラッグ・ゲイター」
アサイラム製の巨大ワニもの。
麻薬組織が暗躍する島で、人喰いワニが薬物を食べてしまう。
これによってワニがハイになったと言う話で
クマがコカインでハイになった「コカイン・ベア」を連想させる。
本作がちょっと違うのは、薬物を食べるごとに、なぜか体が巨大になっていく。
これは放射能で巨大化するゴジラを連想させる。
島は観光で潤っていて、市長がワニ騒ぎを隠そうとするあたりは
おなじみの図式だが、
この市長が単身ワニに立ち向かってやられる辺りは、ちょっと異色な印象。
割に真面目な人でした。
アサイラム作品って、CGはチープだけど、
ふざけた出来を目指してなくて、マジメに作ってる節がある。
2024/12/14
「ゴジラ-1.0/C」
ヒットした「ゴジラ-1.0」の白黒版。
「シン・ゴジラ」の白黒版は必然性を感じなかったが
戦後直後を描いた本作は、その絶望感を引き立てるのに白黒は抜群の効果あり。
何なら、カラー版なくても問題なかったのではと感じさせるほど。
なお、カラー版を劇場で観た後、典子がG細胞で復帰した説を聞いていた。
病院のシーンで黒いあざが見えたと言う話で
それっぽい影を、マニアが騒いでるだけなんじゃないかと思ったが
今回そこを注目して観ると、何かうごめくものがあって
明らかに意図的に加えられたものだと確認。
同じ監督でゴジラの新作製作が決まったと言う話があるが
典子のその後が描かれるのか、
全く違う設定の話なのかは、今のところまだわからない。
2024/12/08
「飛行機に乗っていたら墜落して、凶暴に人食いライオンのいる原野に放り出された件」
人喰いライオンが出てくる冒険映画。
長い邦題は、元カレが何たら。。と言う映画を連想させ
ライオンによる危機が、冗談みたいに連発する映画なのかなと想像させる。
いざ観てみると、「冗談みたいに」と言う感じはなく
そもそもライオンが出てくるシーンも割に少ない。
墜落した機の生存者が、生還する為に苦闘する展開だけど
主要そうな登場人物が、そこそこのペースでやられていき
主人公の医師は序盤からやる気を失っているので、
ワクワクハラハラするような感じは薄い。
ライオンとの攻防はあまりなく、シーンが変わると1人やられてたみたいな感じ。
アサイラム的なバッタもんかなと思わせるが
医師役のライアン・フィリップは「ザ・シューター」の主役の人、
パイロット役のエミール・ハーシュは「スピード・レーサー」の主役の人。
2024/12/01
「グアイウ 地下鉄の怪物」
シンガポール製の怪物もの。
シンガポール映画って観た事ないと思うけど、中国映画ぽいすね。
地下鉄運行に問題があり、どこでもいいから避難させると言う謎システムが働き
車両が昔々開発しかけて中止になった線路へ入ってしまう。
どんだけ広い路線なのか知らんけど、車両が行方不明になると言う異常事態に。
誰も車両も乗客も見付けられないでいたが
責任者である「部長」は、適当に地下に潜り、
乗っているとは知らなかった娘に偶然出会うと言うアクロバットを成し遂げる。
物語の主人公は、事故で夫を失い、息子が話せなくなった母親だが
この息子は中盤くらいには話すようになっていて、この設定は盛り上がらず。
この「中止になった路線」には未知の怪物が住んでいて
乗客たちが襲われると言う展開。
乗客と怪物の攻防は、暗くて何が起きてるのかさっぱりわからない。
冒頭に少年が未知の生物を水槽で飼っているシーンがあり
これが捨てられて大きくなった模様。
捨てられたワニが下水道で育った話を連想するけど
本作の怪物はどうやって生まれて、どうしてこういう扱いになったかはわからない。
怪物は倒され、地下鉄会社は騒動を隠蔽しようとする。
ラストに倒された怪物が写るシーンがあり
よくある同ジャンルでは「実は生きていた」となるはずなんだけど、それはない。
本筋から細部まで、ことごとく説明不足。
2024/11/24
「キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱」
マリ・キュリー夫人の人生を描いた作品。
夫人役はごひいきのロザムンド・パイク。
マリは研究者だが、女性の研究者は評価されない時代で、
彼女はその扱いに反発していた。
ピエールはマリの研究を評価しており、共同研究と言う形で研究室を使わせる。
あくまで研究上の関係だったはずが、結婚に発展。
夫婦の発見はノーベル賞ものなんだけど、夫だけの成果とされたり
ピエールの死後、妻帯者である助手と恋仲になり、
今風のスキャンダルになったりと波乱万丈。
後半は、原水爆や原発事故などの将来の事件事故シーンが挿入され
タイムトラベルものみたいな雰囲気に。
彼女の発見が、必ずしも良い事になってなかったと言う訳だが
投げた石の波紋は制御できないと言うセリフで締められる。
数奇な運命は観ていて面白いが、付き合いづらい女性ではあるよね。
2024/11/23
「シン・ゴジラ:オルソ」
ヒットした「シン・ゴジラ」の白黒版。
同じくヒットした「ゴジラ−1.0」の白黒版が出たという話があり、
戦後直後の映画と言う雰囲気を出して好感持てると感じたが
本作は現代の話なので、白黒にする必要性はあまり感じない。
物語の相違はたぶんない。
カラー版を劇場に観た時も感じたけど、
前半のワクワクするような雰囲気に対し
後半は作戦の経過を長々と描写していて、盛り上がりはいま一つ。
「戦うパンチョ・ビラ」
メキシコの革命家を描いた作品。
サム・ペキンパー脚本。
パンチョ・ビラを演ずるのはユル・ブリンナーだが
本作の彼には髪の毛があり、あまりプリンナーが出てる気がしない。
物語の主人公は米国人兵士のロバート・ミッチャムで、彼が狂言回しに。
ミッチャムはハーバート・ロム将軍に銃を売るが、
その後ビラに捕まり、そちらの作戦を協力する羽目になる。
ビラもロム将軍も大統領の部下だが、考え方の違いでビラとロム将軍は衝突していた。
互いの部下を残忍に殺したかと思うと、一時休戦したりして
その関係はちょっとわかりにくい。
ビラの腹心がチャールズ・ブロンソンで
ブロンソン出演作は結構観たつもりだけど、まだ未見があったと驚かされる。
ミッチャムは、ビラに共感を覚えるようになっていたが
ブロンソンがミッチャムを嫌っていて、三角関係になったり
ロム将軍とその部下を見間違えたり(それは私が悪いんですけど)して
たぶん単純な話なんだけど、ちょっとややこしい印象を受けた。
2024/11/10
「オットーという男」
トム・ハンクス主演のドラマ。
ハンクス扮するオットーは気難しい老人役で、ルールを守らない者には文句を言い
不必要な近所づきあいを避ける生活をしていた。
だが、近所に越してきたマリソル一家は、オットーに大工道具を借りたり
車を運転させたり、留守番させたりと、図々しく頼んでくる。
オットーはこれに不満を言って断ったりするが、
結局見放せずに手伝ったりする、人の良さが見え隠れする。
オットーが1人暮らしをするようになったのにはドラマがあり、
さほど仲良くなさそうでない隣人の方が、
マリソルの知らないオットーの昔を知っていたりもする。
オットーは妻の死を嘆き、何度も自殺を試みるが
悪運なのか、人の良さからなのか、毎度生き延びてしまう。
そんな中、疎遠になっていた友人が、建設会社に家を奪われようとしていると知り
オットーはリーダーシップを発揮して、その問題に立ち向かうと言う展開。
オットーが人付き合いを避けようとしているにもかかわらず、
彼を中心としてコミュニティが出来ていく事に好感が持てる。
オットー自身の家族は1人もいないのだけれど(回想を除けば)
それでも人と人との関係が確立できる世界って、なんかいいですね。
2024/11/09
「バッド・デイ・ドライブ」
リーアム・ニーソン主演のアクション。
スペイン映画のリメイクらしくて、韓国他でもリメイクされたそうです。
どんな話か知らんけど、冒頭に知名度の高い俳優が出てきて
まだ事件も起きてないのに、こいつが犯人やなと推理。その推理は正解です。
リーアムは投資会社の重役で、家族より仕事を優先しがちだが
その日は、息子と娘を車で学校へ送っていく事に。
だが何者かから電話があり、車に爆弾を仕掛けたと告げられる。
爆破すると脅され、リーアムは顧客の金を奪う協力をする羽目に。
何かどこかで聞いたような設定だし
よく考えると、リーアム自身も旅客機や列車で同じような目に遭ってます。
犯人第一候補は途中で爆殺されるが
「実は生きていた」と言うトリックが、その時点で丸わかり。
そのシーンは、真犯人である確信を深めただけでした。
主人公が犯人と誤解される点がサスペンス要素なのだが
リーアムは割に外部と連絡できていて、女刑事もあまり疑っていない始末。
終盤、女刑事率いる警察部隊は、一度包囲したリーアムの逃走を許してしまい
リーアムと真犯人の対決の間は、そばにいない役立たずぶり。
オリジナルや他のリメイク作もこんな出来かは知らんけど
割に突っ込みどころが多い。
ただし、自分的にはこういう出来の映画嫌いじゃないです。
2024/11/04
「ブラック・サイト 危険区域」
ミシェル・モナハン主演のアクション。
「ミッションインポッシブル」シリーズでトムのクルーズの妻を演じた人で
あちらのシリーズではアクションはほぼないが、本作は彼女が主人公と言う訳。
CIA分析官であるミシェルは、夫と娘をテロで失い、
犯人であるハチェットを追う事に。
テロを追う為の、封鎖された施設に赴任する。
ハチェットが捕らわれ、施設で尋問する事になるが、
このハチェットが異様に強くて、次々と隊員を倒していく。
外部との通信も切られるが、
この基地は通信が途絶えると1時間で爆破される事になっていた。。と言う展開
ハチェットは凄く強くて、隊員はほぼ全滅するがミシェルだけは対等に戦う。
なぜこんな事態になったかについては説明があるが、
ミシェルの反撃が想定外だった理由の説明はない。
2024/11/03
「シャザム!〜神々の怒り〜」
DCコミックのヒーローものシリーズの2作目。
前作の記憶はちょっとぼんやりしてるけど、
少年たちがヒーローになって活躍すると言う話。
前作で能力を得るきっかけとなった杖は、博物館に展示されていたが
これが2人組の女性に奪われる。
神の娘と言うヘレン・ミレンとルーシー・リューの姉妹で
ベテラン男優がヒーロー映画の悪役をする事はあるけど
ベテラン女優が(しかも2人も)悪役と言うのは、結構違和感あり。
彼女たちは、杖やらリンゴやらを取り戻し、神の国を再建しようとしていた。
だが、ルーシーは人間を恨んでおり、暴走して人間世界を破壊しようとする展開。
姉妹には三人目の妹アン(と言うより娘くらいの若さ)がいて
少年側と親しくなり、協力してルーシーを倒すと言う訳。
三姉妹は区別つくけど、肝心の少年たちは誰が誰やらと言う感じなのが難。
アンと親しくなるのが、主人公のビリーではなく、
親友フレディだと言うのも、ちょっとこそばゆい印象。
アン役は、新作「ウエストサイドストーリー」でヒロインを演じた人で、
売り出し中と言う事すね。
ワンダーウーマンのガル・ガドットがちょっと出ていて
彼女は同時期の「ザ・フラッシュ」にも出ていたけど
ワンダーウーマンのシリーズ続行は流れたらしい。
最後にビリーを勧誘するのは「ジャスティス・ソサエティ」と言う組織で
これは「スーサイドスクワッド」に出てきた女司令官配下の組織。
そう言うの、いちいち覚えてないすよ。
2024/11/02
「類猿人ターザン」(1981年米)
ボー・デレク主演のターザンもの。
ターザンものは戦前から無数にあるが
普通は、「〇〇のターザン」の「〇〇」にはターザン役の俳優の名前が入るもの。
監督はボーの夫だったジョン・デレク。
ボーはやたら脱ぎたがる人で、本作もそういう売りだとわかる。
ボー扮するジェーンは探検家である父パーカーを追ってアフリカのジャングルへ。
付近にはターザンと呼ばれる怪物の噂があった。
ライオンに襲われかけたジェーンはターザンに助けられ、彼が普通の人間だと知る。
なぜこんな所に野生の白人がいるかについては、全く触れられない。
さらに付近には、ターザンの統治が及ばぬ野蛮な原住民がいて
銃を持っているパーカーの隊がみすみす捕らわれてしまう。
そこでパーカーは殺されてしまい、
犯され寸前だったジェーンはターザンに助けられ、ジャングルに留まると言う話。
ターザンは会話できないので、ジェーンが勝手に恋に落ち
ターザンの方はジェーンの体が目的なだけなのではと言う印象も残る。
パーカー役はリチャード・ハリスで、ハリスとボーは「オルカ」でも競演している。
2024/10/27
「オペレーション・フォーチュン」
ジェイソン・ステイサム主演のアクション作。
コンビ作の多いガイ・リッチー監督。
ジェイソンは特殊な作戦を遂行するチームのメンバー。
「スパイ大作戦」みたいな感じの集団で、
ジェイソンはリーダーではないんだけど、実質のリーダーと言う立ち位置。
「ハンドル」なる正体不明のものが盗まれた為、
これを取り戻し、それを利用した犯罪を阻止せよと言う任務を受ける。
「ハンドル」の売買には武器商人が絡んでいて
ジェイソンはこの武器商人のお気に入りである俳優に協力を求める。
前半はすごく面白い訳ではないけど、まあまあ面白い感じ。
一方で、ジェイソンらと類似する別集団がいたりして、
後半になるとそれぞれの思惑が入り乱れる展開になり、何かよくわからん感じに。
ひねった形にしたのだろうけど、逆効果な印象。
武器商人役がヒュー・グラントで、俳優役がジョシュ・ハートネット。
ヒューは最終的にそんなに悪い奴ではなかったと言う所に落ち着き
ジョシュと恋仲になると言う終わり方。
2人がそういう関係になる所もあまり説明がなく、そういう所があかんのよ。
2024/10/26
「ヴェノム:ザ・ラストダンス」
ヴェノムは、「スパイダーマン3」に出た悪役で
本家を上回る人気があるとの事で
主役にしたシリーズが作られたその3作目。
1作目は面白かったけど、2作目は出し殻感があり、
本作も期待度はそんなに高くないんだけど、
「ラストダンス」と言う副題に、シリーズとしての展開があると感じており
そう言えば、今年劇場映画をあまり観てないなと思い出し
重そうな「ジョーカー2」に比べると、110分と言う手ごろ感もあって観ました。
(公開1週間前の先行公開で)
事前情報はあまりないんだけど。
・シリーズ最終作と言う事らしい
・前作までのヒロインである、ミシェル・ウイリアムズは出ないぽい
・スパイダーマンが出てくると言う噂もある
前作はあまり覚えてないんだけど(厳密に言えば前々作も)
自分の前作のまとめでは、エディらは南国に逃れ、
関わった刑事の生死は不明とされていたけど
刑事は死亡したみたいで、エディはその犯人としてメキシコへ逃れていたとわかる。
前作までのヒロインであるアンは事情を知っているので
助けてくれても良さそうだけど、本作には出てこない。
エディらは汚名返上しようと、NYへ向かう事にするが、謎の怪物の襲撃を受ける。
実は。。ヴェノムらシンビオートと呼ばれる存在を生んだ「ヌル」という創造主がいて
ヌルは封印されていたが、シンビオートハンターと言う怪物を送り込み
何やらパワーを持った「ブツ」を手に入れれば、
封印が解かれて、宇宙を滅ぼすような破壊力を発揮できるらしいのだ。
まあ、唐突な話ですな。それでヌルに支障ないかも気になる所だし。
「ブツ」は人間と合体したシンビオートが生み出す事が出来るのだが
人間側が一度死ななければならないのだ。
エディは一時死んでおり、ヴェノムの力で復活していた。
どうやらこのブツを持っているのは、エディらだけらしいのだ。
これに絡むのが
・そんな危険は回避せねばと、ヴェノムを始末しようとする軍人
・エリア51を閉鎖前に見たいと言う宇宙人マニアの一家
・シンビオートを大量に研究していた女性科学者2名
。。と言う面々。
なお、宇宙人マニア一家の父親は、
「アメイジングスパイダーマン」でコナーズ博士を演じたリス・エヴァンス。
女性科学者は2名出てくるので、片方は悪いやつかなと思ったらそうでもなく
なぜ2人にキャラを分けたのか、その意図は分かりかねる。
科学者は保管していたシンビオートを解放し、こいつらがヴェノムに協力する形に。
ヴェノムって裏切り者だったはずなんだけど。
シンビオートハンターは、バラバラにされても合体して復活する能力を持っているので
何が決め手で倒せたのかはよくわからず。
エディ以外に前作までのキャラは出てこないのかと思ったら
チェンという中国人女性が、割に唐突に登場。
誰やねんと思ったが、確かに前作までも出てたようです。
ヴェノムがラストダンスを踊る相手は、彼女だったりします。
シリーズ最終作として、ヴェノムは死んだような形になっていて
とは言え、息絶えたシーンがある訳ではないので、復活する可能性はある気がする。
一方で、ヴェノム以外に無事なシンビオートがいたので
そちらが二代目となる可能性もあり?
前作の最後で、スパイダーマンの正体が知られたと言うニュースを見てるシーンがあり
この後の作品ではスパイダーマンが絡むのかと思ったが、結局登場はなし。
考えてみれば、正体がばれた過去はなかった事にされたので、
エディらとの繋がりも切れたんすかね。
ヌルは最後まで出てこないけど、「まだ生きてる」的な描写があり
この後の作品で登場させると言う感じだけど、どの作品に出るのかしら。
前作には出し殻感があって、本作もそこは変わらないんだけど
ちょっとだけ前作より面白かった印象。
どこが良かったかと言われると微妙すけど。
パンフは11月1日から発売だそうです。
2024/10/19
「バズ・ライトイヤー」
「トイ・ストーリー」の人気キャラを主人公にした番外編。
かの作品はおもちゃの話だが、本作はそのおもちゃの設定上の世界の話なので
ウッディがちらっと出たり、話題になったりはしない。
「アンディはこの映画のバズが好き」と言う一文が、かろうじてのつながり。
バズはパイロットで、彼らの乗った宇宙船が惑星に不時着。
惑星で入手したクリスタルで、宇宙船を再び飛ばそうとする事に。
だが、バズがテスト飛行する間に、惑星では数年が経過しており
同年代の指揮官もどんどん老けていって、やがて亡くなってしまう。
落胆する中、未知の敵の襲撃を受け
バズは指揮官の孫娘たちと共に、敵と戦う事になると言う展開。
敵の正体も含めて、そこそこハードなSFのテイストもあり
世間はこういうのを期待していた訳ではないのでは?と言う気もするが、
まあまあ面白かった。
2024/10/14
「狂気の愛」
ソフィ・マルソー主演のドラマ。
フランス映画ってあまり観ないんですが、
ソフィが脱いでるらしいと言う情報を得て観ました。そんなにファンでもないけど。
冒頭はミッケー率いる4人組がはしゃぎながら銀行強盗をし
その勢いで列車に乗り、レオンと知り合う。
レオンには恋人ソフィがいたが、レオンはソフィを奪おうとし
ソフィはレオンになびいたり、レオンによりを戻したり。
ミッケーはソフィとつながる暗黒街の連中にも盾突き、撃ち合いになったりもする。
各自が何をしたいのかよくわからない上に
これは自分の問題でもあるんだけど、レオン、ミッケー、4人組、
そして誰かのいとこだと言うアンドレと言う連中の区別がつかず、何が何やら。
さらに、ソフィはわかるんだけど、レオンを奪い合う娘がいて、
ソフィ以外に登場した女性が、彼女1人だけなのか、他にもいるのかよくわからず。
つまり、全体的によくわからなかったと言う事すね。
ドストエフスキーの「白痴」にインスパイアされた作品との事だけど
かの作品も知らないから、その点もさっぱり。
肝心のソフィは、時々脱いだりするが、フランス映画ではよくある程度で、
激しい絡みがあったりする訳ではない。
2024/10/13
「エクソシスト 信じる者」
「エクソシスト」のシリーズ6作目の作品。
「エクソシスト」「2」「3」「ビギニング」と来て、
「ドミニオン」と言う日本未公開作があるみたいです。
ヴィクターの娘アンジェラが、同級生のキャサリンと共に行方不明になる。
3日後に生還するが、その間の記憶はなく、様子もおかしい。
実は悪魔に憑かれていたとわかる。
かつて娘リーガンが憑かれたクリスが、悪魔祓いの専門家になっていて
アンジェラの悪魔祓いに挑戦。
だが、はさみで目を刺されてしまって離脱。
ヴィクターはキャサリンの両親や、神父やらちょっと詳しい看護師やらが参加。
皆で悪魔祓いに取り組むんだけど
大勢参加しているせいか、クリスの時よりも散漫になった印象。
ラストにクリスが、疎遠だったリーガンと再会するシーンがあり
離れた場所にいるアンジェラも、それを感じたように微笑むけど
何で繋がってるんすかね。悪魔の残留物でもあるのかな?
2024/10/12
「ベストマン 最強の介添人」
ドルフ・ラングレンが出ているアクションもの。
淡い期待はありましたが、やはり主人公ではないです。
ブルックと言う女性が誘拐され、救出チームが救出。
その後、救出チームのカルが、なぜかブルックと結婚する事に。
カルは同僚のブラッドリーに介添人を頼む。
ドルフは、カルでもブラッドリーでもなく、彼らの先輩だったらしき存在。
ドルフの現役時代の描写はありません。
結婚式は人のあまり来ない山奥のホテルで行われ、そこが一味に襲撃される。
カル、ブラッドリー、ブルックとその妹、さらにドルフは捕まっておらず
5人がホテルの中をウロウロ。
もともと人数の少ないホテルで、5人も逃げてたら制圧しているとは言い難い印象。
ドルフがそんなに活躍しないのは予想通りだけど
カルとブラッドリーもそんなに活躍しない。
カル役はオーウェン・ウィルソンの弟のルーク・ウィルソン。
ブラッドリー役はCSIマイアミの準レギュラーだったようだけど
とんと記憶にありませんな。
2024/10/06
「インデペンデンス・デイ2024」
アサイラム製の宇宙侵略もの。宇宙人も毎年来ます。
もう飛んでないと思ったスペースシャトルが帰還。
ラボ関係者が割に雑にサンプルをこぼし、採取した貴重な生命体が拡散してしまう。
この生命体はナノボットのような特性を持ち
封鎖したドアの隙間から侵入したり、防護服に侵入したりする。
無敵そうだが、観てる側にはよくわからない弱点があって、そこを突いて倒す。
また出た脚本家のさじ加減次第の作品です。
最後に巨大宇宙船が出てきて、侵略目的だとわかるけど
サンプルが回収されなかったら、うまくいかないんじゃないの?
ラボの所長は、アサイラム常連となったマイケル・パレ。
2024/09/29
「アメリカ沈没」
アサイラム製ディザスターもの。
邦題は「日本沈没」を意識した感じだが、実態はそれほどでもないのでは。
とは言え、アサイラムなら、それくらいやるかもと言う気もする。
米大陸の東西で大地震が発生し、水没の危機に。ホントにアメリカが沈むんすね。
いつも出てくるような専門家が、48時間で米国が沈むと報告。
するとマイケル・パレ将軍が、47時間で解決しろと言うヤマト的対応をする事に。
地底を進むマグマライザーみたいなマシンを15基出動させ
穴を開けて水がめを作り、海水を逃がす事に。
専門家が現場で奮戦するが、犠牲者が出たりして、1基が起動できなかった。
するとパレ将軍が、その1基はリモートで操作するから大丈夫だと連絡。
全部リモートで動かせよ。
アメリカが水没すると言っていたのに、メキシコとカナダが水没しただけで
米国はそれほどでもなかった模様。
作戦を終えて10分くらいで、パレ将軍は地震は収まったと宣言。
日本の気象庁は、もっとレベルの低い地震でも1週間程度は警戒しろと言ってますよ。
2024/09/28
「デイ・アフター・トゥモロー2024」
アサイラム製のディザスターもの。
海底で発生した地震による地滑りで、海流がせき止められてしまい、
地球上の温度が急速に低下。
48時間で地球全体が氷結してしまう事態に。
女性地質学者のウッズ博士が、
潜水艦で攻撃して、海流を再開させようとすると言う展開。
そんな地球の運命を決める判断を、彼女1人に委ねていいのかという問題もあるが
大半が潜水艦の中で描かれる為、派手さには程遠い。
CGがあるんだから、NYや東京も凍ったみたいなシーンを入れても良そうだが。
潜水艦が損傷した為、ウッズ博士らは修理しようと奮戦し
司令を出した国防総省の長官も、故障した暖房の修理に奮戦するので
修理ばかりしてる印象。
最後に海流が元に戻って万事解決みたいになるけど
その間に人類の大半が死んでると思う。
2024/09/21
「ヌードの映画史〜黎明期から現代へ〜」
ヌードの出てくる映画の歴史を振り返るドキュメンタリー。
あるジャンルの作品群を振り返るドキュメンタリーは色々観たが
本作は「ジャンル」と言うのには語弊があり、紹介される映画のジャンルは様々。
「〇〇って映画で△△が脱いでるらしいよ」と言う話題で映画に注目する事はあるが
あちらにもそういう目線で映画を観てる人がいるんすね。
ただし、秘蔵映像集みたいなものを期待すると、そう言う感じではなくて
裸が出てくる映画が、規制されたり容認されたりと言う推移を説明される。
それはまあまあ興味深いんだけど、
80年代くらいから以降は、ポルノ映画風の作品も紹介されて
この映画で有名女優が脱いでますと言うのと同列になって、ごった煮みたいに。
全裸の女子留学生がウロウロすると言うコメディなんか、AVみたいな発想だし。
なお、男優の裸がある作品も紹介されるが、
モザイクがかかっている日本では、本当に脱いでたのかどうかわからない。
2024/09/16
「大いなる男たち」
ジョン・ウェイン後期の西部劇。
ウェインは北軍の大佐で、終戦で3000頭の馬をメキシコ皇帝に売る事に。
近くにはロック・ハドソンの南軍少佐がいて
ウェインが山賊から助けたりして、双方に交流が生まれると言う展開。
2人にわだかまりはないが、部下たちはそんなにすんなりは行かない。
ハドソンの部下にジャン・マイケル・ビンセントがいて、ハドソンの娘を狙っているが
この娘は、先住民であるウェインの養子と恋に落ちる。
ただし、マイケル・ビンセントのキャラは大人しめで、激しい衝突にはならない。
終盤になって、メキシコには皇帝軍と反乱軍がいて衝突しているとわかり
巻き込まれて三つ巴ならぬ四つ巴になって、ちょっとややこしくなるのが難。
ハドソンはピンチになるが、ウェインは終始マイペースなのはお約束か。
マイケル・ビンセントはデビュー作「テキサスの七人」の翌年。
2024/09/15
「小さな巨人」
ダスティン・ホフマン主演の西部劇の珍品。
ホフマンとしては「真夜中のカーボーイ」と「わらの犬」の間と言う、比較的初期。
冒頭で老人となったホフマンがインタビューを受け
「これは110年前の10歳の時の話じゃ。。」と言うから、彼は120歳と言う訳。
この時点で、本作がほら話系だとわかる。
少年時代のホフマンは先住民に育てられるが、そのまま話が進む訳ではなく
先住民から離れてペテン師になったり、ガンマンになったり結婚したり。
ヒコックとかカスター将軍と言った、実在の人物と絡んだりもするが
日本人的には知名度がいまいちで、
「フォレスト・ガンプ」的なものを期待すると、少しずつ物足りない。
ちなみに、ヒコックは「ホワイト・バッファロー」でブロンソンが演じたガンマンね。
時々、先住民の長老の所へ戻るから、意外に狭い範囲で活動していたのかも。
2024/09/14
「バービー」
バービー人形の世界を実写映画化した作品。
原爆開発を描いた「オッペンハイマー」と併せて宣伝された為に
本作も政治的なテーマの作品と誤解されるハプニングもありました。
物語はバービーランドと言うバービーの世界の話で
そこにはいろんなタイプのバービーがいた。
その中で中心に描かれるのがマーゴット・ロビーのバービーだが
彼女の様子が次第におかしくなっていく。
実は、人形の持ち主である女性の思想が影響していたと判明。
つまり、メタ展開的な話だったと言う訳。
だが、同様のテーマである「レゴムービー」等と違って
本作の場合、バービーの世界も人間の世界も見た目の違いがなく
はっきりメタ展開だと気付かせるつもりはない模様。
そして映画で論点になるのが、結構露骨なジェンダー問題系の話で
観ていてクスリと笑える感じにはならない。
2024/09/08
「妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク」
日本製のサメが出てくる映画。こんなのもありました。
漁村を搾取する邪教集団がいて
その首領がサメみたいな牙を出して人を襲ったりするが
巨大なサメも操れるみたいで、サメを崇拝してるって事すかね。
耐えかねた村民は、用心棒を雇うのだが、
この用心棒が凄い善人ではなく、村の娘を手籠めにして
怒った夫を斬り殺したりする。
後半は何となくいい人みたいな感じになってるけど、引っかかるものは残ります。
若手の俳優中心で、雰囲気的には今時の戦隊ものや仮面ライダー風。
女性キャラはグラビアとかやった事ある人たちみたいだけど
そっち方面の期待は満たされず。
サメは終盤に出てくるだけで、陸上に上がって大暴れするけど
登場シーンは短いので、あまりサメ映画ぽさは感じられない。
2024/09/01
「ロスト・フライト」
ジェラルド・バトラー主演のアクション作。
バトラーは旅客機の機長役。
燃料節約と称して、嵐のルートを指示された機は、フィリピンのジャングルに墜落。
外部との連絡も取れず、生還もままならない。
バトラーは、軍にいたと言う護送中の囚人と共に連絡方法を探す事に。
一方、そこは独立派集団が支配する島だと判明。
バトラーがいない間に、乗員乗客が人質にされてしまう。
乗員乗客にはいろんな人がいるが、ほぼ描かれず、
それどころか、肝心の護送中の囚人さえ、そんなに活躍していない始末。
バトラーが人質を救出してからは、とんとん拍子に展開。
実は墜落機を少しなら飛ばせると言い出し、島を離陸して安全な島に到達する。
全編、バトラーの一人芝居と言う感じで、
機長がだいぶ話を盛って、体験を説明したような印象。
バトラーが活躍すればいい人には、そこそこ面白いです。
2024/08/31
「ドミノ」
ベン・アフレック主演のミステリー。
ロバート・ロドリゲス監督作。
ベンは刑事役で、幼い娘を誘拐された過去があった。
犯人は捕まったが、犯行の記憶がないと言う。
匿名の通報で張り込みをしていたベンは、見覚えのある人物を見付ける。
その男デルレーンは、他人の脳を制御できる能力を持っていた。
さらには通報者である女性ダイアナと、ベン自身も同じ能力を持っていた。
(が、ベンはその事を認識していなかった)
デルレーンらはその力を利用して、世界を支配しようとしていた。
人に見える世界まで変えてしまい
都会の光景がぐにゃと曲がる感じは、「インセプション」を連想させる。
あの映画よりは分かりやすい感じで、自分的には好感が持てたのだが
終盤になって、実は、実は、の繰り返しになり
「想定外」の展開になる訳だけど、それは脚本家のさじ加減次第で
最初の設定で引っ張る推理ものとかの方が面白かったかなとは思う。
2024/08/25
「クロスロード」
ウォルター・ヒル監督作のロードムービー。
時期的には「ストリート・オブ・ファイヤー」と「ダブルボーダー」の間。
主役はラルフ・マッチオで、「ベスト・キッド2」と同年です。
マッチオは音楽学校に通う学生で、ギターの才能を持つが
学校で教えるような音楽ではなく、ブルースに憧れていた。
憧れのギタリストのロバート・ジョンソンと演奏した事のあるウイリーを見付け
彼を療養所から連れ出し、ウイリーの思い出の十字路へ旅する事になると言う展開。
マッチオもウイリーも、何をしたいのかはいまいちわからない上
ウイリーは悪魔みたいな存在に付きまとわれていて
全体的にわからない部分はあれこれあるが、雰囲気は悪くなかった。
途中で知り合う娘フランセスも魅力的。
ロバート・ジョンソンは実在の人らしい。
マッチオは、最近観てる「コブラ会」で少年たちを諫める存在だが
本作では逆に諫められる少年役で、ちょっと不思議な感じ。
2024/08/17
「ザ・コンフィデンシャル」
メル・ギブソンが出ているアクション作。
近作ではギブソンが物語の主人公ではない事もあると承知していたが
警部補であるギブソンの部下として
ドミニク・パーセル、ニック・スタールも出演。
パーセルの妻はケイト・ボスワースと言う、豪華なようにも思える布陣で
何となく、パーセルが主人公なんかなと想像。
実はパーセルは悪徳警官らしいとわかるが、給付金目当てに殉職を偽装。
死んだフリとかではなくて、本当に死んでしまい
生活が苦しい家族の為に金を遺したとわかる。
だが、生真面目な内務調査官が不正を疑い(不正には違いないけど)
相棒であるスタールを追及すると言う展開。
映画の真ん中あたりからその調子なので、
真の主人公は、まさかのスタールだとわかる。
ラストになってパーセルの事情を知った内務調査官は追及をやめるが
視聴者は序盤から事情を知っているので、何を今さらと言う印象。
ギブソンは事情を察していて、スタールをかばったりして
凄くいい人にも、悪い人にもならない。
思っていたのと違う方向へどんどんずれていくタイプの作品。
2024/08/16
「イコライザー THE FINAL」
デンゼル・ワシントン主演イコライザーシリーズの第3弾。
元々凄腕のCIAだった彼は、平穏な生活をしていたはずだが
10年間で3回も大騒動を起こしてるので、平穏にはほど遠い感じ。
シチリア島に流れ着き、人々に温かく迎えられるが
彼らから搾取する組織の連中の存在を知って、対決すると言う展開。
もともと必殺仕置人みたいな活動は続けていたみたいで、
ついでに、こちらの問題も解決すると言う訳。
終盤になって、デンゼルは人々にその素顔を知られてしまうが
事件解決後に立ち去るかと言うと、シチリアに留まったようで、ちょっと違和感。
ひそかにCIAの女性に連絡し、彼女に協力させるが、
この女性を演ずるのがダコタ・ファニング。
ダコタちゃんは「マイ・ボディガード」でデンゼルに助けられる少女の役だったので
だいぶ成長した印象です。
そして、シリーズ1作目ではクロエ・グレース・モレッツが出ていたので
元子役が出演する傾向も感じられる。
「ザ・ボディガード」
サム・ワーシントン主演のアクション。
ワーシントンは殺し屋で、標的である娘を助ける事になる展開なので
ボディガードとはちょっと違う気がする。
犯罪者である裏の顔を持つ実業家が、裏切った父親を始末しようとし
脅しとして、先に娘エラをワーシントンに襲わせる。
ところが、ワーシントンはエラを殺せず、一緒に逃げる羽目になると言う展開。
映画的には、最初から一緒に逃げていて、
後になって実は。。と白状するので、改心したあたりはあまり描かれず。
終盤になって、ワーシントンが人間的な弱さを見せて
あまり役に立たなくなるあたりも、もどかしい。
監督は「ターミネーター3」のジョナサン・モストウで
主演が「ターミネーター4」のワーシントンなのも妙な縁。
2024/08/15
「シャーク・ド・フランス」
サメが出てくる珍品。
WOWOWでサメ映画の特集をしていて、二十一番目に観た代物。
今度はフランス映画。
フランス製のサメ映画と言うのも珍しいが、
本作が異色なのは、主人公が引退寸前の強面の女性だと言う点。
(男でも、若い女性でもない)
ビーチにサメが現れ、憲兵隊と言う警察みたいな組織のマディらがサメ退治に。
麻酔で仕留めて、一躍マディは英雄扱いを受ける。
だが、このサメは絶滅危惧種だとして、殺さずにインド洋に放つ事に。
インド洋からはるばる戻ったのか、移送中に逃げたのか知らんけど
再びサメは舞い戻って、犠牲者が出る。
すると世間では、殺さなかったせいだとなぜかマディを非難するように。
この理不尽な展開は、今時のSNSでありそうな話。
耐えかねたマディは、再びサメと対決する事を誓う。
ちなみに、サメを倒したのはマディではない別の人で
あれ?誰が主人公?と戸惑わされた。
映画の紹介では、コメディとなっており
「サメ映画あるある」的なクスリくらいの笑いはあれど、
あまりコメディ感は感じなかった。
「ブラック・デーモン 絶体絶命」
サメが出てくる作品。
WOWOWでサメ映画の特集をしていて、二十二番目に観た代物。
今回のサメ映画一気見のファイナル、劇場公開時も気になっていた作品です。
油田会社の技術者ポールは、家族を伴ってメキシコを訪問。
ポールが単身油田基地に向かうが、
待機する妻子も、ゴロツキに絡まれて油田基地に避難してしまう。
複数名がサメに襲われ、海上に取り残される作品はいくつもあるが
本作は幼い子供たちも一緒である点が異色。
サメは油田基地に体当たりして、崩壊させようとする。
本作のサメは、開発行為に怒りを見せるアステカの神で
(科学的に証明された訳ではないけど、会話ではそうだとされる)
得体の知れない存在で、そもそもあまり出てこない。
公開時の宣伝のされ方では
サメは出るわ、油田基地は崩壊しそうだわ。。と言う感じだったけど
サメは出てこないし、油田基地を崩壊させるのは人間の方。
2024/08/14
「ジョーズ MEGAモンスターズ」
サメが出てくる珍品。
WOWOWでサメ映画の特集をしていて、二十番目に観た代物。
またまた中国映画。
ヨットに乗った男女6名が、大きなサメの襲撃を受ける。メガロドンではないです。
なかなか人間関係がわからなかったが
その中に男と元彼女がいる事がわかり、この2人がメインのキャラだと察しが付く。
ヨットはサメの襲撃で転覆。
逆さまになってしまい、男女2人が留まり、残る4名が近くの島まで泳ぐ事に。
サメはまず留まった2人を襲い、続いて離れた場所の4名を襲撃。
次々とやられると言う展開だが、サメの襲撃よりも人間関係が入り組む所を描いた感じ。
サメのCGはそんなに悪くないんだけど
人間と絡むシーンを描くつもりがないみたいで、
気が付くと船がひっくり返ったり、人が飛ばされたりして
海面に血が広がって、やられてたと言う描写の連続。
仲間を裏切って生き延びようとしたりするシーンも面白いが
結果的にサメは倒してない。
最後に、「地球上の生命の為に海を守ろう」と言うメッセージが表示されるが
そういう立派なテーマの映画だった印象は受けない。
2024/08/12
「マッキントッシュの男」
ポール・ニューマン主演のサスペンス。
題名は聞いた事あったけど、ジャンルもわかってなかったです。
ニューマンの元々の素性はよくわからないけど、ひょっとするとただの泥棒で
宝石を盗むように依頼される。
依頼したのが題名のマッキントッシュ氏で、彼はあまり出てこない。
宝石は郵便配達されるとわかってて、ニューマンは配達人を倒して奪うだけ。
警備厳重な施設に忍び込むとかではない、ただの乱暴な強盗。
簡単な仕事のはずが逮捕されてしまい、懲役20年の禁固刑に。
刑務所に1年くらいいた後、脱獄を請け負う一味に誘われて脱獄。
ニューマンは理解していなかったけど、
この一味に接触する事が、マッキントッシュの狙いだった模様。
実は。。どこかのスパイが絡んでいた騒動に巻き込まれたと判明。
スパイものだから、色々入り組んだ事にしたのは理解できるけど
物語として散漫となる上に、
ニューマンが序盤に期待したほど凄腕の人物ではない印象を受ける。
ジョン・ヒューストン監督作、脚本はウォルター・ヒル。
2024/08/11
「ギガ・シャーク」
サメが出てくる珍品。
WOWOWでサメ映画の特集をしていて、十九番目に観た代物。
配信のみのものを終えて、BSで放送したものに突入しました。
本作はまたまた中国映画。
ヨットに乗った男女が海で泳ぐが、全員がおりてしまい、
戻れなくなった所をサメに襲われると言う展開。
あらすじを見て、これ観た事あるんじゃないかと思ったけど、
それは別の作品(「オープン・ウォーター2」)でした。
男女は次々襲われ、唯一冷静だった主人公の女性だけが生き残る形に。
岩礁とかブイとかに乗って、1人で戦う様子は「ロスト・バケーション」風で、
要は欧米のサメ映画からアイデアをちょいちょい拝借した
(のか、偶然似たのかは知らんけど)作品と言う訳。
ただ、この主人公の女性が割に魅力的で、作品としてだいぶ得してる感じ。
女医だから冷静と言う事みたいだけど、
岩礁に溜まってる水を飲むシーンはどうかと思う。
普通に考えて、それは海水だよね。
サメはそこそそこ大きいサイズだが、その説明はない。
そして、怪物ものの鉄則に従い、
「さらに一匹。。」と言うラストに出てくるサメは、何回りも大きなメガロドン級。
もちろん、そんなやつが登場するような説明もない。
2024/08/10
「ノー・マーシイ/非情の愛」
リチャード・ギア主演の80年代刑事もの。
相手役はキム・ベイシンガー。
当時のセクシーの代名詞みたいな男女の共演です。
キム・ベーシンガーは「ナインハーフ」と同年。
ギアは(悪徳とかでない)刑事。
事件を追って相棒を殺され、黒幕である組織のボスへの復讐を誓う。
ベイシンガーはボスの愛人役で、彼女が逃げた事から騒動となった訳。
ギアとベイシンガーは一緒に逃げる羽目となり
当然のようにラブな関係となる。
ギアに凄腕感はないが、やられそうな感じもない。
物語的にもヒネリがほぼない印象。
ボス役はジェローン・クラッベで、「リビング・デイライツ」の前年。
あの作品や「逃亡者」のような、インチキくさいキャラではない。
2024/08/04
「ホワイトシャーク 海底の白い死神」
サメが出てくる珍品。
WOWOWでサメ映画の一挙配信をしていて、十七番目に観た代物。
アサイラム作品ですが、
最近観た一連のサメ作品において、アサイラムはましな方。
主人公はモデルのサラとメイクのメーガン。
岩礁へ行って撮影するが、サメに襲われてカメラマンが死亡。
岩礁に取り残されると言う展開。
秀作「ロスト・バケーション」に似ているが
常に2人で行動しているので、心理的にだいぶマシ。
どちらか片方がおかしな事を考えても、もう片方が軌道修正したりもする。
序盤で携帯のバッテリが切れるお約束のハプニングとなるが
終盤になって、メーガンが私のバッテリで充電できると言い出すのは困りもの。
助けを求める相手は、サラの父親であるマイケル・マドセン。
マドセンはずっと座って各所に連絡してるだけで
誰かに実際に会ったりはしていない。
「MAKO 死の沈没船」
サメが出てくる珍品。
WOWOWでサメ映画の一挙配信をしていて、十八番目に観た代物。
一挙配信の内の未見のものはこれで終わり。まだ録画分が続きます。
本作はエジプト映画と言う異色作。
主人公のラナは、ドキュメンタリー映画を製作しており
映画賞を受賞するが、それは主催者側の手違いで
実際に受賞したのは、同業者である夫だったと言うハプニングを体験。
アカデミー賞の「ラ・ラ・ランド」騒動を意識したエピソードだが
ラナの場合は、受賞コメントした後に誤りだったと判明するので、だいぶ恥ずかしい。
起死回生の為、新入りのスタッフであるガラムの提案で
沈没船にあるとされる「負のエネルギー」を調査する事に。
映画が半分くらい進んだ所でようやく潜るが、サメに襲われて浮上できなくなる。
サメが何度も襲ってくる訳ではなく、
大勢の人々が海底で右往左往して、自滅していくような感じ。
潜ったのは8人もいるけど、潜水服で顔はよく見えず、
潜る前からキャラの違いも分かってなかったし、
男か女かもわからない人名が多かったり、
幻覚で実際には起きていないハプニングを見たりするので、
何がどうなってるのかさっぱり。
混乱する中、いきなり次の年の授賞式シーンとなり
どうも5人死んだらしいと紹介される終わり方。
サメがどうなったかもよくわからない。
2024/08/03
「フロム・ディープ・ウォーター」
サメが出てくる珍品。
WOWOWでサメ映画の一挙配信をしていて、十六番目に観た代物。
主人公のリズは、1年前にサメに襲われ、姉と彼氏を失う過去があった。
リズは、サメや死んだはずの姉や彼氏の幻覚に悩まされる。
サメと再対決して克服する展開とか
幽霊ザメによって実際の犠牲者が出る展開を想像するが、どちらでもない。
どちらかと言うと、サメものと言うよりも
トラウマから抜けられない女性を描いた作品と言う感じ。
姉や彼氏(の幻覚)は、リズの新しい恋人(今度は女性)を快く思わず
別れさせようと仕向ける。
リズって事故のショックで家にこもっていたはずなのに
いつの間に新しい恋人が出来たのかしらと不思議に思っていたら
思いがけない結末になって、それで説明がつく。
(製作サイドが意図した訳ではないかも知れないけど)
まあ、ホラーものとかでありがちな落ちだけど、
最近観た一連のサメ作品に比べると、だいぶ上出来と言える。
2024/07/28
「ザ・メガロドン 大怪獣覚醒」
サメが出てくる珍品。
WOWOWでサメ映画の一挙配信をしていて、十四番目に観た代物。
アサイラム作品によるメガロドンシリーズの第3弾。
前作でリンチ艦長は死んだとの事だけど、自分の記録では生き延びてるんすよね。
まあ、ちゃんと観てなかったのかも。
一方、地熱発電をめざす研究基地が、メガロドンの襲撃を受ける。
開発が深海の古代生物を呼び起こしたと称するけど、前作までに出てきてるので、
博士の見込み違いか、前作までは出てこなかったけど開発はされてたと言う事か。
博士らは、メガロドンの話を「ちょっと小耳にはさんだ」程度の状況で
無警戒だったけど、複数匹いるメガロドンを倒そうと奮戦する展開。
裏切り者が出たりとか、意見が衝突したりとかはない。
アサイラムクオリティだけど、
このところ観てきたサメ映画群の質がひどかったので、かなり上出来な印象。
「ランドシャーク/丘ジョーズの逆襲」
サメが出てくる珍品。
WOWOWでサメ映画の一挙配信をしていて、十五番目に観た代物。
研究所では、サメを陸でも活動できるように改造しており
これが研究所を抜け出して人々を襲撃してしまう。
実験は次の段階へ進むと言う事で、
フォスター博士と部下の女性ルシンダが、逃げた陸ザメを退治する。
陸ザメの信号を追うシーンが何か間延びしていて、のんきな感じ。
終盤の敵は陸ザメではなく、サメのDNAで怪物化したフォスターだった。
ちなみに、陸ザメを企画した所長は、前半に出てきただけでお咎めなし。
怪物化したフォスターは、ルシンダとの格闘でやられると元の姿に戻って死ぬから
DNAが変化したと言うより、魔法がかかっていたような印象。
ルシンダに「フカヒレ野郎」と呼ばれているが、それは蔑称なのかしら。
「エイリアンVSジョーズ」とかと同じ監督作で、そういうクオリティ。
2024/07/27
「ビッグフットVSメガロドン」
サメが出てくる珍品。
WOWOWでサメ映画の一挙配信をしていて、十二目に観た代物。
題名から妙に高い期待をしたりはしないですが、
本作の場合は、想像の斜め上を行くような出来でした。
サメものでも怪物ものでもない、ジャンル的に言えば、宇宙戦争もの。
冒頭にセリフで設定の説明があるが、それがまあまあ文字数が多い。
作品間違えてないよな?と不安にさせます。
同盟軍とアルコン軍は長い戦争を経て、
停戦になっていたが、再度衝突すると言う展開。
双方の登場人物はCGで、マスクかぶっていて顔を出さず
どれが誰で、どっち側のキャラか、なかなかわからない。
さらに、物語に地球が絡むようなんだけど、
地球人がどういう風に出てくるか、よくわからない。
話が先に進んで分かったのは、地球は滅亡していて
生き残ったメガロドンが、なぜか同盟軍を恨むようになっていたと言う訳。
このメガロドンは、あのメガロドンとは違う存在みたいで
人間サイズで、手足が生えており、言葉を話し、宇宙船を操縦する。
ただし、他のキャラと同時に写らないから、凄くでかい宇宙船なのかも。
さらにビッグフットも言葉を話し、同盟軍に雇われるようになっていた。
メガロドンとビッグフットが絡む事はなく、
そもそも双方の主要キャラでもない。
仮面ライダーにサメ怪人が出てくるエピソードがあったとして
それをサメ映画の範疇に入れていいかは微妙な所。
ちなみに誰が主人公かと言うと、同盟軍の王女で
彼女は部下であるヘルシングとの間に世継ぎを産むと言う使命があって
時々会話にエロいフレーズが入ってくる点が印象的。
「サマー・シャーク・アタック」
サメが出てくる珍品。
WOWOWでサメ映画の一挙配信をしていて、十三目に観た代物。
一家が川のある場所へキャンプに行くが
川にもサメがいて(しかも6匹)、一家や周囲の人たちが次々襲われる。
一家と水着美女が協力して、これに立ち向かうと言う展開。
チープなCGや、突っ込みたくなるシーンはあれど
(ジャンプしたサメが、空中で向きを変える)
登場人物がそこそこ多かったり、そこそこ物語をひねっていたり。
ひどいサメ作品を連発で観たので、だいぶマシな印象。
2024/07/21
「シャーキュラ 吸血鮫」
サメが出てくる珍品。
WOWOWでサメ映画の一挙配信をしていて、十番目に観た代物。
倒されたかに思えたドラキャラは、海に落ちて死んだかに思えたが
そこにいたシャーキュラの下僕となる事で生き永らえていた。
つまり、ドラキュラがサメに噛みついてシャーキュラになった訳ではなくて
もともとシャーキュラがいたみたい。
シャーキュラはコウモリの頭にサメがついてる造形で、
コウモリサイズみたいなので、あまり怖くない。
物語は、主人公らがドラキュラに追われる展開で
そのドラキュラがシャーキュラの下僕で、しかも裏切ろうとしているので、
全体として怖くできそうな設定を、わざわざ薄めてるような印象。
「シャーケンシュタイン」
サメが出てくる珍品。
WOWOWでサメ映画の一挙配信をしていて、十一番目に観た代物。
ナチスの科学者が、フランケンシュタイン(の怪物)の脳と心臓を利用し
怪物を生み出そうとしていた。
「フランケンシュタイン対パラゴン」を想像しますね。
ナチスの残党である科学者が、脳と心臓をサメと繋げ合わせて、
最強の怪物シャーケンシュタインを作ろうとしていた。
て言うか、終戦から70年も経つのに、まだナチスの残党がいた事に驚かされる。
仲間が世界各地で実験を進めていると言うが、
脳と心臓はたぶん1セットしかないすよね。
科学者は古い屋敷で実験していた設定だが、
その外見は小さな小屋で、そもそも戦争中から持ちこたえられそうな気がしない。
3人の男女がこの科学者に捕まり、実験を手伝わさせられ
ついにシャーケンシュタインが完成。
科学者自身もやられ、主人公らが怪物を倒す展開はお約束だが
科学者がやられてから、過激な村人が登場したりして長引くのは困りもの。
「エイリアンVSジョーズ」とかと同じ監督作で
人間にサメの絵を重ねて喰われた事にする方式。
火や爆発も同様で、松明くらいは本物にしろよと言いたい所。
2024/07/20
「スノーシャーク/悪魔のフカヒレ」
サメが出てくる珍品。
WOWOWでサメ映画の一挙配信をしていて、八番目に観た代物。
雪山にサメが出現。多数の犠牲者が出る。
冒頭に博士が出てきて、地震によって古代生物が蘇ったのじゃよと説明される。
それは自由に地中を移動できる事の説明にはならんだろと思うが
サメがいるか否かは話題になりつつ、雪山にサメが現れる事自体は問題にならない。
ちなみに大半のシーンで、サメはヒレが見えるだけ。
登場人物が次々とやられ、
博士とマイクがサメに襲われた過去があると語り、彼らが活躍するのかと思いきや
博士は殺され、マイクも自爆で倒すので、
とにかく人が死ぬシーンを見せたかっただけと言う印象を受ける。
「エクソシスト・シャーク」
サメが出てくる珍品。
WOWOWでサメ映画の一挙配信をしていて、九番目に観た代物。
湖にサメが現れたと騒ぎに。
実はサメは悪霊みたいな存在で、襲われた者が取り憑かれて別の者を襲う展開に。
この、サメと悪霊の塩梅がちょっとわかりにくくて
何を警戒すればいいのかわからないが、とにかく登場人物は次々やられる。
あと、女性の登場人物が大勢出てきて
この人が取り憑かれてるのか、取り憑かれてないのかよくわからない。
サメのCGは妙に鮮明だが、出てくるのはサメだけのシーンで
人間は気が付くとやられてる。
エンドクレジット中に、他にも取り憑かれた者がいたと言うシーンがあるが
この手のシーンにしては妙に長くて、製作陣の慣れてない感を醸し出す。
ちなみに、取り憑かれた修道女の名前がリンダ・ブレア。
2024/07/15
「パペットシャーク」
サメが出てくる珍品。
WOWOWでサメ映画の一挙配信をしていて、四番目に観た代物。
いろいろ珍品があるけど、本作はパペットによるサメもの。
出来の悪いCGサメの作品もあるので、人間もパペットなら潔いのかも。
物語はおとぎ話みたいな不思議な雰囲気で、よく意味は分からないけど、
マペットショーやセサミストリートとかも、コーナーがこまめに変わって
あ、このコーナーはちょっと前の続きだ!みたいな感じの構成になっており
全体としてちゃんとした物語になっているかは微妙なので
その雰囲気は出ている気がする。
面白くはないんだけど、おかげでややマシな印象。
「BAD CGI SHARKS/電脳鮫」
サメが出てくる珍品。
WOWOWでサメ映画の一挙配信をしていて、五番目に観た代物。
サメ映画を作ろうと話していた少年の兄弟がいて
大人になって、映画の神様みたいな存在によって、
かつての脚本が現実になると言う展開。
おかげで、本物のサメではないので陸をウロウロし、
最後に浜辺までは行くけど、水中のシーンは全くない。
このサメがネットに接触して強力な能力を持ち、人間を支配しようとする。
ちょっとだけ面白そうだけど、そんなに強くなくて、割に簡単にやられる。
「サメ映画あるある」を面白がるような雰囲気もあるが、そんなには盛り上がらず。
最近観てるのはずっとそうだけど、全体の出来はそんなに良くない。
2024/07/14
「KANIZAME シャークラブ」
サメが出てくる珍品。
WOWOWでサメ映画の一挙配信をしていて、五番目に観た代物。
主人公は潜入捜査官のブラドックだが、
気が付くと病室にいて、奇妙な体験したらしき記憶が徐々に甦る展開。
ブラドックが潜入したのは麻薬組織だが、
組織では新薬を開発しており、この影響で人々は幻覚を見たり
実験に使われた動物に異変が発生したりしていた。
その中に、サメとカニが合わさった、カニザメことシャークラブがいた。
何かメイクラブみたいな語感すね。
その見た目は、サメと言うより大き目のザリガニ(の人形)。
組織が薬物を回収しようとしたり、ザリガニに襲われたりのシーンがあるが
全編通して緊迫感はほぼない。
「エイリアンVSジョーズ」と同じ監督作で、
この人はこういうクオリティのサメ映画をたくさん作ってるようです。
2024/07/13
「ジョーズ・ザ・モンスター」
サメが出てくる珍品。
WOWOWでサメ映画の一挙配信をしていて、三番目に観た代物。
本作は中国製でした。中国もサメ好きみたいです。
冒頭で主人公の男性ミンがサメに襲われるシーンがあり、
その後のシーンで、ミンはサメに足を噛まれた過去があると説明される。
冒頭のシーンの事だなと思ったら、
過去に噛まれたシーンは軽く紹介されて、
終盤のクライマックスで、冒頭のシーンをまた見せられる羽目に。
一番の見せ場を最初に見せたと言う構成でした。
ミンは水族館を訪れるが、そこにいた遺伝子操作されたサメが暴れると言う展開。
つまり「ディープブルー」のパクリすね。
ミンは終始怪しげなカバンを持っていて
水族館の社長がこのカバンの中にあった注射をサメに注射したところ
サメがすごく頭良くなってしまったと言う事らしい。
実は足が壊死しないように、ミンは定期的に遺伝子を注射していたのだ。
社長がそれを知っていたのか、何か良さそうだと適当に注射したのか知らんけど
それが事態を悪化させたらしい。
その後は一同で逃げ惑うのだが、6人もいるのに、なかなか誰もやられない。
。。と思ったら、終盤にきて一気にやられ、ミンとその彼女だけが生き残る。
人間が泳ぐシーンも特撮で、実際には水に入ってないと丸わかり。
コント番組みたいな印象。
「エイリアンVSジョーズ」
サメが出てくる珍品。
WOWOWでサメ映画の一挙配信をしていて、四番目に観た代物。
宇宙人とサメがそれぞれ現れ、時々やられる人はいるものの
人々はその存在を意識しておらず、脅威になっていないと言う展開。
主人公は何かの専門家の女性だが、彼女も事情がよくわかってない様子。
宇宙人は、侵略か何かわからん攻撃を仕掛けるが、
実は海の主みたいな存在だったサメが阻止する。
物語も訳わからんが、特撮もなかなかのもので
泳いでいるシーンに、サメの映像を挿入して、喰われた事にすると言う訳。
この一挙配信に出てくる作品は、なかなかの低レベルで
こちらの方がマシとか、こちらの方がひどいとか言うのも野暮だが
本作はかなりの底辺の作品。
聞けばこの手の作品を乱発している監督作らしくて
これから続く一挙配信は、この監督の作品が続くようで不安を隠せません。
2024/07/07
「シャーコーン!/呪いのモロコシ鮫」
サメが出てくる珍品。
WOWOWでサメ映画の一挙配信をしていて、
最初に観たのがこれだけど、一番観たかった訳ではなく、
視聴済みのものを除いた自前リストの一番目にあっただけ。
トウモロコシ畑にサメが現れ、次々と犠牲者が出る。
サメを崇拝するサメ教団と言う連中がいて
儀式で呼び出されたサメが暴れるのか、
それはそれとして、別にも陸ザメがいるのかはよくわからない。
妹を殺された警察署長が、殺した張本人であるサメ崇拝の男を手助けし、
儀式で妹を甦らせようとする心理はよくわからず。
素人が手持ちカメラで撮影したような映像で
2人が会話する時に、いちいちカメラが左右に動くのは素人ぽい。
すぐそばにいる仲間と連絡する為、トランシーバーを使うのも妙。
チープな作品は嫌いじゃないけど、
1時間45分と言う割に長めの作品で、時間の無駄だと感じさせられる。
唐突な終わり方はちょっと面白いけど、
そこの説明はないんかいと、突っ込みたくなるところ。
実話に基づいているとのテロップが入るけど、そんな訳ないやろ。
「サメデター」
サメが出てくる珍品。
WOWOWでサメ映画の一挙配信をしていて、二番目に観た代物。
チープな作品が想像でき、あまり長いと辛い所だが、
70分という短さは好感が持てる。
。。と思ったけど、何かテンポが悪くて、
半分くらいに縮められそうと言う印象を受ける。
登場人物がちょっと移動するシーンが割に長く続いたり、
エンドクレジットが妙にスローだったりと言う調子で、イライラは否めない。
ちょっとウトウトしてたかも。
題名から、サメと宇宙生物が合わさった存在が出てくるのかなと想像するが
突然変異と言うセリフはあるものの、
プレデターを思わせる宇宙生物とかの話は出てこない。全体の印象はただのサメ。
人がやられるシーンはあまり見せず、突然姿が消えてやられた形に。
浜辺の、水面がひざ下みたいな付近でやられるのもご愛敬。
最後の最後に来て、
やっぱりサメが宇宙から来た存在だったみたいな描写があるんだけど
その手前で、登場人物の夢落ちだったみたいな描写もあり
実際の所はどうなのかは、よくわからない。
2024/07/06
「ビバリーヒルズ・コップ:アクセル・フォーリー」
エディ・マーフィ主演の刑事アクションの最新作。
84年、87年と作られ、7年後の94年に3作目が公開。
さらに30年後に、ネトフリで4作目が作られたと言う訳。
エディ扮するデトロイト警察の刑事アクセルは
元ビバリーヒルズ警察の旧友ビリーに助けを求められて、かけつける事に。
ビリーは姿を消し、疎遠になっていた娘と真相を追う事に。
ドタバタを経て、父娘の仲が回復する事は容易に想像できます。
3作目に出なかったタガートの再登場はうれしいが、ビリーと共に出番は少ない。
アクセルと、娘とその恋人と言う新キャラたちが活躍する展開が中心で
ああ、そう言えばビバリーヒルズコップだったねと、時々忘れそうに。
エディは63歳で、ビリー役のジャッジ・ラインホルドが67歳
タガート役のジョン・アシュトンが76歳と言う事もあり
老け具合がややマシなエディの活躍中心にしたと言う感じ。
エディのアクションも、年齢からか微妙に抑え気味。
1作目、2作目の、聞き覚えのある歌が複数使用されている点は高評価。
2024/06/30
「コカイン・ベア」
コカインを摂取して凶暴になったクマが暴れる話。
実話に基づくとの事だが、ヒントにしたくらいで、物語はほぼ創作のようです。
運び屋が飛行機からコカインを投棄。
それを食べたクマが凶暴になり、回収しようとする組織の連中らを襲う展開。
組織のボス(レイ・リオッタ)が惨殺されるのはお約束として
そうでない人も、結構ひどい殺され方をするのが本作の特徴。
子供と母親は無傷だったり
一番ひどい殺され方をしたボスの描写は暗くてよく見えなかったりで
まあまあ許容範囲かな。
本作はレイ・リオッタの遺作。
2024/06/29
「山猫は眠らない10 レディ・デスの奪還」
凄腕のスナイパーが活躍するシリーズ第10弾。
初期の主人公トム・ベレンジャーの息子ブランドンが主人公です。
前作の最後で、ブランドンらは隠密活動をするチームを組む事に。
まだまだシリーズを続ける為の苦肉の策か
ミッション・インポッシブルのような活動をする事になった訳。
近作では女スナイパーレディ・デスことユキと言うキャラが登場し
AKBの秋元才加が演じていたが、
事務所を外れたせいか、本作では演者が変わってます。
悪の集団みたいな某国を探る為、潜入していたユキが捕らわれてしまう。
そこでブランドンらが救出に向かう事になるが、
某国には悪の幹部みたいな連中が大勢いた。
何か大変な事態ぽいけど、ユキは実際には捕らわれておらず、
大勢いる悪の幹部は、序盤で簡単に倒せてしまう。
調子が狂うが、某国にはユキの父親ソウシが絡んでいると判明。
このソウシを倒して一件落着と言う展開となるが、
ソウシが巨悪の黒幕かと言うと、それほどでもない気もする。
チームになったおかげで、各メンバーをそこそこ活躍させた為
ブランドンのスナイパーとしての腕前はあまり発揮されず。
と言うか、結構脇役感が強い。
2024/06/23
「セーヌ川の水面の下に」
フランス製のサメもの。
サメの専門家ソフィアはリリスと言う個体を観察していたが
チームのメンバーが襲われてしまう過去があった。
それから数年後、リリスの追跡装置を拝借した環境保護団体が
なぜかパリ、セーヌ川にいると突き止める。
ソフィアが調査すると、リリスは単体生殖し、サメが大量に産まれていた。
それでも聞く耳を持たない市長は、トライアスロン大会を強行すると言う展開。
さんざん観てきたサメものをブレンドしたような話だが
作り方はいたってまじめなのが、本作の特徴。
ソフィアと水上警察のアディルは
いつも最前線にいるのに、なぜかいつも難を逃れる。
不発弾の爆発で津波が起こり、パリ中が水没する絶望的なエンディングだが
この水ってあくまでセーヌ川の水だから、すぐに引くんじゃないの?
2024/06/22
「ロード・オブ・モンスターズ 怪獣大決闘」
アサイラムによる怪獣もの。
「ロード・オブ・モンスターズ」と言うシリーズの3作目です。
1作目は日本の怪獣の影響を受けつつも
どの怪獣に似てるとかはなかったんですが
2作目は、「ゴジラVSコング」にぶつけた形で
巨大なサルと巨大なワニが対決する話になっていて、巨大サルが勝ちました。
ちなみにサルは、宇宙ロケットで生還した実験動物が
宇宙の物質の影響で巨大化したと言う設定で、チンパンジーだったはずだけど
本作で再登場すると巨大なゴリラになってました。
まあ、記憶違いかも知らんけど、確認の為に前作を再見するつもりはありません。
関係者が何を思ったか巨大なメカゴリラを作り、
何やら反対する連中の妨害工作で、暴走すると言う話。
例によって、アップで写された人間が驚いてるようなシーンが多く
巨大ゴリラ対巨大メカゴリラの対決シーンはあまりない。
2024/06/16
「デス・ストーム」
竜巻に襲われる人々を描くドラマ。
邦題から、バカバカしい威力の竜巻がくる話だと想像したけど
たぶん時々あるレベルの大きな竜巻で、割にマジメな作品でした。
田舎町に住む、いろんな問題を抱えた人が大勢出てきて
前半は誰が誰やらと言う調子が続く。
後半になって、皆竜巻でひどい目に遭うと言う展開。
自然は人を選ばないと言う事だろうけど、
もう少し登場人物の描写がわかりやすいと良かったかな。
2024/06/09
「ストーリー・オブ・マイ・ワイフ」
レア・セドゥ主演のドラマもの。
物語の主人公は彼女の夫ヤコブで、彼を中心に物語が展開する。
医師に結婚を勧められたヤコブは、店に最初に入って来た女性と結婚すると決め
入ってきたセドゥに求婚。セドゥの方もこれを簡単に受ける。
セドゥはパーティに通ったりしていて、ヤコブは他に男がいるのではと心配する。
ヤコブも愛人を作って、離婚を考えたりするが
結局セドゥから離れられないようで、つくような離れるようなが3時間続く。
双方の心境がわかるような、わからないようなで
すごく退屈と言う事はないけど、モヤモヤが長々と続く印象。
他の作品で脱いでるセドゥなので、その線を期待して観たような所があり
背中や尻を見せるが、前から映ってるシーンはない。
2024/06/08
「ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!」
ミュータント化したカメたちが活躍するシリーズ。
90年代に一度シリーズになり、
割に最近リブート版が2作作られたので、その続きかと思ったら
再々リブート版と言う内容。
また誕生から描かれた形で、スパイダーマンも3回目は割愛したぞと言いたくなる。
今回はちょっとラフな感じのアニメで、逆に子供向けではない言う印象を受ける。
タートルズ以外の所で、ちょっと実写の絵が入るのも面白い。
過去2回のエイプリルは大人だったけど、今回は学生(高校生?)役。
タートルズたちも最後に入学する形に。
原題が「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」だから
原作に近いのかも。
今回の敵はスーパーフライと言う、ミュータント化したハエで
その他にもミュータント化した動物がたくさん出てくるが
スーパーフライ以外は改心して味方になる。
一方で、ミュータント化する物質を狙う女性一味が出てきて
中盤、敵が誰やらわかりにくくなる。
後半はスーパーフライとの戦いがメインになるが
女性は最後に出てきてシュレッダーを呼べと言っているので
次回作で、この女性とシュレッダーが敵になると言う訳ですな。
次回作が作られればだけど。
2024/06/02
「ミュータント・タートルズ」(1990年米香港)
突然変異した4人組のカメが暴れるシリーズ第1作。
10年前にリブートされた際に、過去作をおさらいした事があったけど
権利か何かの都合で、一番最初の本作だけ観られませんでした。
新たにアニメによる新作が作られ、
そのタイミングで問題が解消したのか、本作も観られる事に。
物語はリブート版とかとおおむね同じ感じだが
自警団を気取る普通の人間ケイシーが出てくるのが、ちょっと蛇足感
2024/06/01
「ザ・クリミナル 合衆国の陰謀」
ケイト・ベッキンセイル主演によるサスペンス。
大統領暗殺未遂事件が発生し、米国はベネズエラの仕業と判断。
記者ケイトは、同級生の母親が反対意見を主張したCIAだとスクープ。
だが、FBIは情報源となった裏切り者がいる事を問題視。
ケイトの方を追及する。
ケイトは情報源を明かす事を拒み、法廷侮辱罪として拘置所に入れられる。
この状況に耐えかねた夫は、息子の親権を奪って去ってしまう。
前半は面白いが、後半になると、劇中で世間の関心も薄れてきたと語られるように
観客も飽きてくる。
その頃になって、条件付きで証言するような感じで終了。
映画では情報源が明らかになり、それは面白い落ちだけど
結局、ケイトはここまで来て情報源を明かしたのかと思うと、モヤモヤは残ります。
2024/05/25
「プー あくまのくまさん」
「くまのプーさん」の著作権切れを利用したホラー作。
プーやビグレットらは、クリストファー・ロビンと楽しく過ごしていたが
大学に進学したクリストファーが去り、残されたプーらは野生化。
人間を襲うようになると言う話。
襲われたのは再び森に戻ってきたクリストファーと
わざわざ森付近へバカンスに来た女子6名。
プーとピグレットが暴れるが、人間がそれっぽいマスクをかぶっている形で
パッと見てすぐにどちらかはわからない。
そして、女子たちもあまり区別がつかない上に
シーンがずっと暗い中で展開して、総じて言えば何が起きてるのかよくわからない。
設定はおもしろそうだったけど。
ちなみに、ティガーはこの時点で著作権が切れてなくて登場しないが
もうその問題もクリアされていて、続編には登場するそうです。
2024/05/18
「ザ・フォッグ」
ジョン・カーペンター監督によるホラー作品。
船が沈没して、その幽霊が出ると言う噂の湾の話。
実際に幽霊が現れて、住人が襲われると言う展開。
実は、沈んだ船には黄金を盗んだ連中が乗っていて犠牲となったのだ。
それがなぜ住人を襲うのかはよくわからんが
一味で生き残った男が黄金を渡すと、成仏したように幽霊は消える。
その後、幽霊が結局男に復讐するようなシーンがあって
やめたのは住人を襲う事だけだった点はピンと来ない。
初期のカーペンター作常連のジェイミー・リー・カーティスが出ていて
実母ジャネット・リーと共演。
並んで写るシーンもあるが、役柄は母子ではない。
2024/05/12
「ホーンテッドマンション」
ディズニーランドのアトラクションを映画化。
カリブの海賊の映画化が成功したので、その路線と言う訳だが
実は、過去にエディ・マーフィで映画化していた。
それが面白かったかと言うと、そうでもなかったので
なぜわざわざ再映画化?と言う印象は受けます。
主人公のベンは妻を事故で失い、再会したいと幽霊が写るレンズを開発していた。
一方、古い屋敷に引っ越したギャビーは
そこに幽霊がいた為、ベンを専門家と考えて助けを求める。
軽く考えていたベンはこれを引き受けるが、
関わったら最後、解決しないと屋敷から離れられなくなってしまうと判明。
オーウェン・ウイルソンやダニー・デビートらも加わって立ち向かう事に。
いずれのメンバーもそんなに凄腕ではなく、
ドタバタの末に解決した感じで痛快感はあまりない。
ウィノナ・ライダーもちらっと出てました。
2024/05/11
「オペレーション・ゴールド」
ブルース・ウィリスとジョン・トラボルタが出てくるアクション。
2人ともちょい役が多くなった印象だが
本作の場合、2人ともそこそこ出ている点が曲者。
ブルースは刑事だが冒頭で死亡。たぶん死んでないんだろうなと想像できます。
ブルースの相棒と息子が、遺志を継いで捜査を継続すると言う話。
彼らが物語の主人公と言う訳だけど、2人にしたおかげで何か分散した印象。
追うのはハワイを牛耳ろうとする実業家トラボルタだが
彼は実はブルースと因縁のある麻薬組織の男が整形していたのだ。
でも、観ている者としては、そんな男知らないから、この設定は全く余計。
全体的にそんな感じで、もう少しシンプルに出来る話なのに、
余計にいろいろ盛り込んだ事で、それが器からあふれて無駄になった印象。
「猿の惑星/キングダム」
「猿の惑星」とは、1968年に公開されたSF作品に始まるシリーズで
当初5作が作られ、物語的にも完結したかに思えた。
2001年になって作られた、ティム・バートン版の番外編は置いといて
2011年から、地球が猿の惑星となるあたりを細かく描いた3部作が作られる。
これも完結し、もう続編は無理やろなと思っていたが
ここへ来てさらに続編が作られたとの事。
どうするつもりかはわからないけど、シリーズずっと観てるので、まあ観ます。
事前に得ている情報はあまりないですが
・前作よりも後の話らしい。
・ノバと言う女性が出てくるけど、前作のノバとは違う人らしい。
(では、第1作のノバになるのかはわからない)
・ゴリラの親分が「何て素晴らしい日だ」と叫ぶシーンがあるらしい。
物語は、シーザーが死んだ数百年後の世界。
序盤は猿(チンパンジー)の3人組が登場し、彼らの部族の生活を描く。
ひょっとして本作は、猿の様子を描くだけなんかなと思わせるが
もちろんそんな事はない。
ところで、これはシリーズ通しての問題なんだけど
猿ばかり出てくると、男女とか年齢の老若の区別もつかず
誰が誰やらわかりづらい。
前作までは、人間とメインの猿の絡み中心だったが
本作は猿と猿の絡みが延々と続くので、ちょっと厳しい。
それでもだんだん、3人組の中心ノアが主人公だとわかってくる。
そんな中、彼らの部族に人間(女1人)が接触したり、
襲撃する猿の軍団が現れたりして、部族は散り散りに。
彼らは、部族だけで平穏に過ごしていたので
人間の事も他の部族の事もあまり知らなかったのだ。
ノアは難を逃れたが、部族の仲間は猿の軍団に捕らわれてしまい
それを助ける為に旅に出ると言う展開に。
途中で、別の部族の生き残りであるオランウータンのラカと知り合う。
さらに、先ほどの人間の女も同行するように。
ラカによって、彼女はノバと名付けられる。
伝説のシーザーといた娘がノバだった事から
人間の女はノバと名付けられる伝統があるのだと言う。
だとすると、ノバが大勢出てくるのも説明がつくと言う訳か。
ちょっと気になるのは、このノバは汚れてはいるけど、
衣装がちゃんとしていて、第1作のような布切れとは違う点。
昔の衣装を受け継いだにしても、数百年も経てばボロボロになるはず。
猿の軍団も彼女を追っていると言う描写があり、特別な存在だとわかる。
1作目みたいな過去から来た宇宙飛行士かなと想像する。
その後、このノバも会話話が出来るとわかり、本名はメイだと明かす。
猿(と言うかゴリラ)の軍団は、他の部族を捕らえて働かせていたが
人間の知識も狙っていた。
物語としては、猿の軍団を倒して、ノアの部族は元の生活に戻ると言う展開なので
ひと騒動ありましたと言う程度の話なのだが、
終盤になって、メイの素性が明かされる事に。
猿の軍団の本拠近くには、人間によってかつて作られた基地があり
ゴリラの親分はその秘密を狙っていたのだが、
メイがこの基地に妙に詳しい描写があり、彼女の素性がうかがえる。
実はメイには仲間がいるとわかり
そのリーダーが、「ジュラシック・ワールド」の白い服の女だったりして
本作ではちらっと出ただけど、この後のシリーズを続ける気満々だと感じる。
シリーズを再開する為に一作作りました言う意図がわかると、ちょっと白けるよね。
2024/05/06
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」
アカデミー賞受賞で話題になったアクション。
ちょっと変わった感じの作品らしくて
ミシェル・ヨーが主演で主演女優賞を受賞し
お久しぶりのキー・ホイ・クアンが助演男優賞を受賞した事も話題になり
どんな話か知らなかったけど観ました。
ミシェルはコインランドリーの経営者役で、キーがその夫役。
税務局に呼び出され、監査官(ジェイミー・リー・カーティス)の対応をしている最中
何だか別空間に意識が移動し、そこにいたキーに事情を説明される。
このキーは別次元の存在(夫とは別の存在)で、
複数の次元の間で何やら問題が起きているとして、助けを求められる。
つまりマルチバースの話だが、ミシェルの役柄は初見なので、
どちらの世界の事情も知ってるスパイダーマン等と違って、
面白くなるかについてはやや不安が。
本作では、同じ場所に同じ人が2人現れる事はなくて、
意識が移動して、その次元の人に乗り移るみたいな感じになる模様。
おかげで、目の前にいる人が、元々の人なのか別次元の人なのか、
我々にもよくわからない。
ミシェルは、各次元ではいろんな素性の存在で、
そこの特技(武術の技とか)を持ち帰って活躍するのはまあまあ面白いけど
指がソーセージの次元があって、おかげで手錠を抜けられるのは困りもの。
それは、もう人間じゃないよね。
2024/05/05
「ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り」
ファンタジー系ゲームの実写映画化版。
主人公はクリス・パインとミシェル・ロドリゲス。
クリスは妻を殺され、甦らせる事が出来る石板を入手。
だが、仲間のはずのヒュー・グラントに裏切られ、
石板を奪われ、仲間のミシェルと共に牢に入れられてしまう。
脱獄したクリスらは、仲間を増やして石板を取り戻そうとする話。
人間じゃない種族とか、謎の魔法とか出てくるが
何が何やらさっぱりと言うほどではなくて、まあまあ面白い。
「リトル・マーメイド」
乱発されるディズニーアニメの実写版の1作。
オリジナル作は、ディズニーの第二次黄金期の始まりとなる記念的な作品。
完成しているアニメを実写で作り直す事には、否定的な意見も多いが
本作の場合は、黒人のハリー・ベイリーがアリエルを感じた事が反発を受けました。
観てみると、黒人だからダメと言うよりは
ハリー・ベイリーの雰囲気がちょっと違う印象を受ける。
それよりも気になるのは、カニのセバスチャンが、あまりにもカニである点。
オリジナルは「パート・オブ・ユア・ワールド」がメロディだけで泣ける感じで
「アンダー・ザ・シー」も凄く楽しそうだった。
本作でもその曲は出てくるが、リメイクだからかインパクトはだいぶ薄まった感じ。
物語はそんなに悪くはなかったです。
2024/05/04
「デイ・アフター・トゥモロー2023」
アサイラム作品による災害もの。
映画が始まるや否や、氷河期の到来を思わせる異常気象が発生。
例によって少人数のチームが対応する事になるが、
彼らには、かつて火山の噴火を阻止した事があった。
過去の作品の続きって事かなーと思って確認すると
「ボルケーノ2023」の登場人物が、ほぼ全員再登場していたと判明。
前回活躍したモリー博士が今回も主人公で
前回は火山噴火に取り組んだが、今回は低温化に取り組む。
彼らの活動を快く思わない議員が妨害したりするが、さほど障壁にはならず、
モリーの謎理論で異常気象は解消する。
ラストで新たな異常現象が発生したので、さらに続編を作るつもりなのか。
ところで、前作を見た際に、モリーの夫がウイリアム・ボールドウィンで
人相がかなり変わってたとか言ってたけど
本作を観たら、ウイリアム・ボールウィンは議員役だったと判明。
前作に議員出てたかなーという疑問は生じたが
だからと言って確認の為に再度観るつもりはありません。
「ブラックアダム」
ドウェイン・ジョンソン主演のDC系ヒーローもの。
ドウェイン扮するアダムは古代の伝説の勇者で、呪文で復活。
古代の力を得ようとする一味と対決すると言う展開。
アダムは基本的にめちゃくちゃ強くて、序盤はなかなか面白い。
だが敵を倒す事だけが目的で、正義を守るつもりがない為
別のヒーロー集団の連中が問題視するなんて事に。
このヒーロー集団が、マーベルのいろんなヒーローを連想させるキャラばかりで
原作はどっちが先か知らんけど、もうお腹いっぱいと言う印象。
これにつられて、アダムの暴れぶりがちょっと湿り気味になるのは困りもの。
最後にアダムはヘンリー・カベルのスーパーマンと対面するが
スーパーマンがどうしたかったのかはよくわからず
カベルは降板したようなので、その真相は謎のままと言う事か。
2024/05/02
「マッド・ハイジ」
誰もが知るハイジの物語を残虐アクションで描いた作品。
著作権消滅を悪用(?)したと話題になりました。
スイス大統領は怪しいチーズで国内を支配し、さらに他国にも進出しようとしていた。
(ナチスをモデルにしたイメージね)
正統派チーズを作るペーターが街中で処刑され、恋人ハイジは矯正施設へ入れられる。
ハイジはロッテンマイヤーさん風の施設長を倒して脱走。
なんか修行を受けて凄腕になり、大統領一味に報復すると言う展開。
原作ファンをクスリとさせるようなシーンはあまりない。
惨殺シーンがグロ過ぎたのか、濃いボカシがかかっていて、
どうなったかはよくわからない。
「ムーラン」(2020年米)
ディズニーアニメの「ムーラン」の実写版。
「美女と野獣」みたいに、そのままじゃんと言う印象は受けない。
カーンと言う一味の襲撃で国が危機に陥り、
対抗する為、各家から男たちが招集される。
ファ家に息子はおらず、娘ムーランが男装して戦地に向かう事に。
男だらけの軍隊で、女であると知られれば死刑なのだ。
風呂に入らずにごまかしたりしていたムーランだが
敵の魔女に敗れた事をきっかけに、実は女だったと告白。
ムーランを評価していた司令官は、処刑にはせずに追放処分とする。
だが、カーンの罠に気付いたムーランが舞い戻り
結局軍隊を率いて、皇帝を救う為に都に急行すると言う展開。
アニメ版は、ディズニーらしさを出そうと、ムーランと隊長が恋仲になったりするが
本作はそういうのはなく、兵士仲間と性別を超えた友情を感じると言うのは良い。
ハリウッド映画で見かける中国系の俳優が、大勢出ているのも好感が持てる。
だが、ムーラン役の女優の発言が問題視され
コロナ禍もあって劇場公開されなかったと、扱いは残念な感じに。
2024/04/30
「ザリガニの鳴くところ」
ミステリー小説の映画版。
謎解きものみたいな宣伝のされ方をしていた印象で、そういう作品と思っていたが
観始めると、ちょっと毛色が違う事に気付く。
主人公の女性カイアは、チェイスと言う男性を殺した容疑をかけられる。
その後、カイアの生い立ちを描くのと同時に、裁判の様子も時々描かれる。
沼地で住むカイアには、暴力的な父親がいて、学校へ行く事も許されていなかった。
父親に耐えかねて母親が出ていき、他の兄弟も出て行き
最後には父親自身も出て行って、カイアが1人でたくましく生きていく事になる。
学校にはなじめず、1日で断念。
近所に暮らすテイトと親しくなるが、大学に進学した彼は去ってしまう。
続いてチェイスが現れ、親密になるが
彼には婚約者がいて、カイアは遊びだったと知る。
それでもチェイスは付きまとい、カイアが怒鳴っている所が目撃されていた。
カイアの数奇な人生への関心が勝り、
犯人探しへの興味が盛り上がらないまま、評決は無罪となる。
良かった良かったと油断した後、事件の真相が明らかに。
真相としてはそんなに奇抜ではないが、
映画自体の描き方がそんな感じではなかったので、意表を突かれる。
真相を知った登場人物も、おったまげたでしょうね。
2024/04/28
「ツイスター スーパー・ストーム」
竜巻を追うチームを描いた作品。
よく観る低予算のパクリ系かと思ったが、割にマジメな作風。
竜巻を追っていたビルが事故死。
成長した息子ウイルが、父親の研究を継ぐ事に。
仲間だった母親は危険だと反対するが、研究を継ぐ事を認めると言うラスト。
マジメはいいけど、ヒネリもなくて、あまり面白くはない。
母親役がアン・ヘッシュで、この後事故死したので、彼女に捧げられている。
「ゴジラ×コング 新たなる帝国」
ゴジラとキングコングは、それぞれ日米を代表する怪獣。
個々の作品群があるが、
近年になって彼らが同じ世界観に存在するという事でシリーズ化。
「モンスターズ・バース」と言うシリーズの第5弾だそうです。
前作「ゴジラvsコング」で衝突し、ゴジラの方が強そうだったが、
人間側が作ったメカゴジラを倒す為に共闘する展開に。
コングはもともと地底世界の出身らしくて、そこへ戻って王者となる事に。
地上の王者であるゴジラと住み分けが完了した。
となると再対決する必要もないんだけど、
また何か共通の敵が出てきて、共闘すると言う事すかね。
もちろん観ます。
事前情報はあまりなくて
・ゴジラとコングは、対決するシーンはあるらしい。
・やはり何か共通の敵が現れるらしい。
・モスラも再登場するらしい。
・ゴジラとコングがダッシュするシーンがあるらしい。
前作でゴジラは地上、コングは地底と住み分けが出来、
双方ともそれぞれ王者であると言う関係が確立されていた。
ゴジラは絶対悪かと思ったが、本作ではそうでもなくて
地上に怪獣が現れると倒し、それ以外の時はコロセウムで寝てる無難な存在に。
一方、地底にも未踏の地があり、コングサイズの大猿がいっぱいいると判明する。
皆コングサイズなので、彼らが大きいと言う印象は受けず
まるで「猿の惑星」の新作かしらと思うような光景だ。
大猿たちのリーダーはスカーキングと言う存在で
ゴジラぽい地底怪獣シーモを従えていた。
未踏の地にも住人がいて、これは危機的状況だと信号で知らせる。
ちなみに、未踏の地にいてもこの住人は普通サイズ。
住人と同族らしいジアと言う少女がこの危機を察知し
前作にも出たアイリーン博士らが地底に向かう事になると言う話。
そんな調子で、コングメインで物語は展開。
途中でコングが地上に出てしまい(繋がってるから)
察知したゴジラがかけつけて激突するが、
コングの真意を知って、協力する為に共に地底へ乗り込む。
ゴジラは友情出演的で、暴れぶりも物足りない。
じゃあ、コングの方が面白かったかと言うと、そちらもいまいち。
ちなみに地底にいたモスラも加勢するが、必然性はさらに弱い。
そして、このモスラのデザインが、妙に虫っぽくて、ちょっと気持ち悪い。
前回出た時もこんなんだったかな。
シーモは、ゴジラよりやばい存在と言う印象は受けなかったが
手懐けられてしまって、さらに拍子抜け。
2024/04/27
「search/#サーチ2」
すべてPC上で展開するサスペンスの続編。前作とのつながりはない。
本作の主人公ジューンは18歳の娘で、
母親と恋人がコロンビア旅行に行くが、帰宅するはずの日に空港に戻らない。
コロンビアと言う事で、米大使館も直ちには動けず、
ジューンがネットを駆使して捜索すると言う展開。
ただし、現地の便利屋を雇って捜索させたりすると言う手口なので
「ネットを駆使」と言うのとはちょっと違う気もする。
そんな中、恋人とか母親の友人とか、母親自身とかが怪しいと言う雰囲気に。
真犯人は別にいて、終盤にジューンが襲われて格闘になるが
そんなシーンをPC上で見れる訳ないじゃんと言う疑問が生ずる。
実は事件が再現ドラマになって、それをPCで観ていたと言う事らしい。
実際の事件が解決した後の描写だった訳で
どこからそうだったのかわからないけど、ハラハラして損したと言う印象。
2024/04/21
「マッケンナの黄金」
J・リー・トンプソン監督作による西部劇。
主演はグレゴリー・ペックで、「ナバロンの要塞」の組み合わせ。
アンソニー・クエイルも黄金を狙う一味として出てくるが、途中で死んだらしい。
ペックは保安官だが、アパッチ族の老人に襲われて反撃し、倒してしまう。
老人はアパッチ族の黄金の地図を持っており、それを狙われていると思ったのだ。
ペックは地図を焼いてしまうが、黄金を狙う連中に襲われると言う話。
一番のリーダーは、お尋ね者のオマー・シャリフ。
黄金を狙って、騎兵隊のテリー・サバラスは部下を殺し、
ペックに助けられた娘さえ惑わされるが、ペックだけは平静を保つ。
最後には崖が崩れ、黄金が埋まってしまうが
そこに説明はなく、黄金の呪いとしか言いようがない感じ。
ただし、その特撮はその時代なりの出来なので、
スペクタクル感は今一つ。
2024/04/20
「ガンズ&バレッツ CODE:White」
ブルース・ウィリスの出てるアクション。
毎度の事ながら、ブルースが主役だとは期待してません。
主人公はマイケル・ルーカーとオルガ・キュリレンコ。
ルーカーは殺し屋で、ボスであるブルースの指示で仕事をするが
張り込んでいた刑事オルガに見られてしまう。
ブルースはオルガも始末しようとするが
彼女は元軍人の凄腕で、一味を返り討ちにしてしまう。
これはルーカーさえも脇役で、
オルガの映画だったんかなと思った頃になって、
ルーカーが今さら良心に目覚めて、オルガを助けると言う展開に。
オルガだけで進んでも、あまり面白くなかった気はするが
ルーカーの変心で、作品自体が迷走した印象を受けた。
2024/04/13
「アルマゲドン2024」
またまたアサイラム作による巨大隕石もの。
小惑星が7日間で地球に衝突すると判明。
大国は自国の成果にしようと独自の方法で取り組み、状況はむしろ悪化する。
レーザーによる破壊が不可能と分かり、
ロケットを埋め込んで軌道をずらす作戦に出る。
強引な作戦だけど、我が東宝の「妖星ゴラス」は地球の方を動かしたから
それに比べるとだいぶマシ。
本家「アルマゲドン」のように、男女数名のチームが乗り込むが
ハプニングがあって次々と犠牲が出ると言う展開。
そこに意外性はあまりなく、アイデアだけで1作作りましたと言う感じ。
2024/04/06
「ブレット・エクスプレス 弾丸特急」
アサイラム製による列車暴走系アクション。
観る前はわかってなかったけど、ブラット・ピット作のパクリらしいです。
最新技術の列車が開発され、試験走行する事に。
この列車に爆弾が仕掛けられ、時速200マイル以下になると爆発すると判明。
「スピード」や「新幹線大爆破」を思わせる設定だけど、
時速320キロなので、かなりのハイスピードです。
車内には偶然にも爆弾除去のプロがいて、彼が奮戦すると言う展開。
列車は走行中でも連結が外せて、外した車両に乗客を避難させる作戦だが
分散させると言う謎理屈で、少人数ずつしか避難させない。
アサイラム作品なので、乗客はそもそも総数が少ないんだけど。
オスプレイが列車を鎖で引っ張ろうとして、墜落してしまうが
何がしたかったのかはよくわからない。吊り上げるつもりだったのかな?
犯人は2人いたけど、どちらも何が目的だったかよくわからず。
車両は爆弾除去のプロだけ乗せて駅に突っ込んで大爆発を起こすが
ほぼ無傷だったのはご愛敬。
2024/03/31
「ハイ・ヒート その女 諜報員」
オルガ・キュリレンコ主演のアクションもの。
オルガはシェフで店をオープンするが、店に火を着けようとする一味が現れる。
実は夫ドン・ジョンソンが、組織に借金しており、返す為にやむを得なかったと言う。
ところが、実はオルガは元KGB(の殺し屋)で、一味を倒してしまう。
。。と言う設定がわかったのが前半。
後半は、オルガ夫婦が一味を迎え撃つと言う展開が長々と続く。
オルガはKGB時代の仲間(女子)に助けを求めるが
彼女は裏切ったオルガを恨んでいて、全く助けにならず。
設定はまあまあだけど、映画としては結構退屈。
2024/03/30
「エージェント・ゲーム」
メル・ギブソンの出てるサスペンス。
まあ、メルは主人公ではないだろうとは思っていたが、
その割には出番がそこそこ多くて、何か影で操っている感じ。
それとは別に、テロリストらしき男を捕らえた地上にいる男女3人と
何だかわからないけど男を拘束した機中の男女3人がいて
この3者が、ちょっとずつ順番に描写されるシーンが延々と続く。
おかげで、物語の主人公が誰なのかわからないまま終盤に。
どうもメルはCIAの中でそこそこの地位にいるらしくて
自分に不都合な者を始末し、さらにはその始末した連中も始末して
すべてを闇に葬ろうとしていた(と言う事らしい)。
で、始末されかけた連中が生き延び、反撃を開始すると言う所で終わっていて
結局誰が主人公なのかよくわからないまま。
物語もよくわからず、もう少し観客にわかりやすい構成にした方がいいと思う。
自分の理解が浅いのかも知れないけど、
公式サイトに書かれているあらすじは、ちょっと違う気がします。
2024/03/24
「クロスライン 凶弾のターゲット」
マリエル・ヘミングウェイ主演のアクション。
あまりアクション系のイメージないすけど、懐かしい名前なので観ました。
マリエルはシークレットサービスのリーダーだが
7名ぐらいの小グループで、作戦実行とかはFBIがやってたりする。
彼女は、かつて大統領の娘を誘拐される失態を犯していたが
その時の犯人の一味が、今度は大統領暗殺を企てる。
大統領は重傷を負い、さらに誘拐の際に兄を殺された男がマリエルの命も狙っていた。
国家を揺るがす大事件だが、マニエルは全く凄腕に見えず
動物の追跡が得意な夫(関係者にあらず)に捜査を手伝わせたりする。
夫が「動物の追跡が得意」という点に何か覚えがあって調べたら4年前にも観てて、
その時もマリエルを懐かしいと言ってました。。
赴任してきた新人には裏切り者フラグが立ったと思ったが、それはなかった。
「バニシング・ポイント」
伝説的なカーアクション映画。
主人公コワルスキーは、明日までに車を届けると言う仕事を引き受け
暴走しまくり、警察に追われると言う話。
序盤は「トランザム7000」みたいな話になるんかなと思ったが
途中でヒッチハイカーを乗せたり、警察をやり過ごす為に隠れたりで
約束の時間に届ける事が目的と言うよりは、ただ暴走したかっただけと言う印象。
車が傷つく事は気にしてなさそうだし。
ヌードライダーと言う役名の女性が出ていて、どの人の事かは観ていればすぐわかる。
途中でちょっとだけ乗せた、ゲイのヒッチハイカーは「ブルーサンダー」の殺し屋。
ヴィゴ・モーテンセン主演でリメイクされた際は、
死んでないかもと言う描かれ方だったが、本作はそうでもない。
2024/03/20
「パーフェクト・プラン」
ジェームズ・フランコとケイト・ハドソンによるサスペンス。
2人は夫婦役で、借金に苦しんでいる状況だった。
借金返済の足しにと、1階をベンと言う男に貸していたが
このベンが麻薬中毒で変死してしまう。
部屋の掃除をしていると、隠された大金を発見。
危険な金だと思いつつ、借金返済に使う事に。
だが、ベンに金を奪われたと言う仲間、彼らにブツを盗まれたと言う一味、
一味を執念深く追っている刑事が現れると言う展開。
前者の悪党2組に脅された夫婦は、刑事に事情を説明。
金の行方を追うよりも一味を逮捕したい刑事と組んで、罠にかける事に。
一味との取引場所として、改築中の家に仕掛けを用意して待ち受ける。
大人版ホームアローンみたいな事になるんかなと、ちょっとだけ期待したが
複数の人々が入り乱れた攻防が展開し、最終的に夫婦と刑事が生き残ると言う訳。
悪党2組の関係や目的の違い、
借金してるのに、部屋を貸したり、家を改築したりの事情がよくわからず、
大変な事に巻き込まれて、何となく生き延びましたと言う話。
「スリープレス・ナイト」
ジェイミー・フォックス主演のサスペンス。
ジェイミーは刑事だけど、相棒ショーンと組んで麻薬取引に絡む悪徳警官だった。
だがショーンが麻薬を盗んでしまい、怒った組織はジェイミーの息子を拉致。
返してほしくば麻薬を返せと脅迫してくる。
後半になって、実はジェイミーは内務調査課の潜入捜査官だったとわかり
(ショーンは本当に悪徳警官)
思ったほど悪い奴ではないと判明するあたりは、ちょっとサスペンスを緩める印象。
脅してきた方も、組織のボスと、仕事を仲介してるカジノ支配人の2派がいて
支配人は組織のボスに脅されているという人間関係。
ジェイミーの事情を知らない、同じ内務調査課の同僚に追われたりするし
ジェイミーの病院勤務の元妻が、息子を助けようと撃ちまくったりと
何か登場人物をやたら多くしたおかげで、まとまりがなくなった印象。
2024/02/25
「ソニック・ザ・ムービー/ソニックvsナックルズ」
ゲームキャラであるソニックを主人公にしたシリーズ第2作。
前作がどんな話だったかも覚えてなければ
そもそもソニックがどんなキャラかも知らないけど、まあ観ます。
テイルズと言うキャラが味方になり、ナックルズと言うキャラが敵に。
テイルズとナックルズを知らないので、そこに感激したりはしないです。
ナックルズは前作の敵ロボトニック(ジム・キャリー)と組んで2対2となる訳。
ナックルズは秘宝であるエメラルドを守りに来たのだが
ロボトニックはそれを横取りするつもりでいた。
その結果、終盤はナックルズが味方に回り、3対1となる。
中盤くらいまで、ゲームキャラだけで進む展開だが
終盤にジェームズ・マースデンら人間系キャラが加勢する形に。
これはちょっと違和感がある。
「ピノキオ」
ディズニーアニメの傑作の実写版。
トム・ハンクス主演、ロバート・ゼメキス監督で、
劇場公開予定だったが、コロナ禍で配信のみになったの事。
ピノキオとジミニーのデザインはオリジナルと同じ。
スタンダードと言うべき「星に願いを」や、人形劇の時の歌などはオリジナルのまま。
アラン・シルベストリによる新曲もあるそうです。
ゼペットの家にはたくさんの時計が飾られていて
同じゼメキスの「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の冒頭を連想させる。
時計の中には、ダンボや白雪姫他のものあり。
物語はオリジナルとほぼ同じだが、全く同じではなく、
ちょっと変わってる所に違和感を覚える。
まあ、全く同じならば、実写化する必要ないと言われるんだけど。
アニメと違うところ(記憶との比較です)
・ピノキオが学校へ入るシーンはある。ただし、すぐ追い出される。
・ネコとキツネはストロンボリの所へ連れて行くだけ。再登場しない。
・ストロンボリの劇団には、団長に反発する連中がいる。
・妖精が出るのは最初だけで、鼻が伸びるシーンやラストには出てこない。
・ストロンボリの所を脱出すると、すぐにロバの島へ行く
・ロバの島に行く子供たちには女の子もいるが、ロバになるシーンはない
・クジラに喰われる前の時点で、ピノキオはロバでなくなっている。
・ピノキオはゼペットと一緒にクジラに喰われる。
・ピノキオは最後まで人間にはならない。
・クジラのシーンで意識を失うのはゼペットの方。
・最後になぜかピノキオが「星に願いを」を歌う。
・ピノキオはアニメ版に比較して割にマジメ。
・すべての話は1日にあった出来事らしい。
・クジラのシーンはアニメの方が迫力があった気がする。
2024/02/24
「ウィッカーマン」
クリストファー・リーが出ているサスペンス(?)作品。
リーは「黄金銃を持つ男」の前年。
ハウイー警部は、娘が行方不明になったと言う件を操作する為、閉鎖的な島を訪れる。
そこでは異教が信じられていて
敬虔なキリスト教徒である警部からすると、違和感を隠せない土壌であった。
性的な儀式が大っぴらに行われてるのはまだいい方で
豊作の為に、娘を生贄に捧げたのではと言う疑念が浮上する。。と言う展開。
ニコラス・ケイジ主演のリメイク作を先に観ていて
その後味の悪さが印象に残っていたが、
ほぼ同じ展開で先がわかっていたので、いやーな感じはだいぶ薄まった。
リーは島の領主で、異教のリーダー的存在。
島の住人(つまり異教徒)として、ブリット・エクランドや
ショーン・コネリーの最初の妻だったダイアン・シレントが出演。
英国作だからかもだけど、007関連の人たちが3人も出ている。
ブリットは裸を長々と披露。
「FALL/フォール」
高さ600メートルの鉄塔をめぐるサスペンス作。
WOWOWでやってるのを観て、面白そうだったので、ちゃんと観ました。
夫の転落死で塞ぎこんでいたベッキーは、
岩登り仲間のハンター(女性です)と共に、冒険で気を紛らそうと言う事に。
周囲に何もない場所にある、取り壊されている事が決まっている鉄塔に上る事に成功。
いざ降りようとすると、ハシゴが朽ちて外れてしまい、頂上付近に取り残される。
単純な設定のサスペンスっていろいろあるけど、この設定はなかった気がする。
2人は助けを呼ぼうと考えるが、携帯は電波が通じず、
発煙筒を焚いたり、撮影用のドローンでメモを送ろうとしたりと奮戦する。
出来る事が限られていて、次々ハプニングが起こる訳でもないので
ちょっと物足りない所もあるけど、まあまあ面白かったです。
塔にしがみついて30メートルだけゆっくり降りれば、
鉄骨の多い所にたどり着けそうな気もするけど、
まあ言うほど簡単にはいかんのでしょうね。
2024/02/12
「ウィジャ・シャーク2」
幽霊サメが出てくる珍作の5年後の続編。
前作で地獄に落ちた父親アンソニーが復活し、彼を脅威と思う悪魔が襲撃する。
悪魔は幽霊サメを使い、父親は幽霊ワニで対抗すると言う展開。
特撮技術も少しはマシになったのではと不安もあったが
相変わらず人形を合成する安定感で、対するワニの方ももちろん人形。
アンソニーの妻が墓参りするが、本物の墓を拝借しているので名前は見せない。
二大怪物の出現に逃げ惑う人々の描写は、数名の足を映すだけ。
アンソニーらはチープな技を身に着け、今後も闘いは続けるとか言ってるので
もはやサメとは全く関係ない続編が作られそうな不安は否めない。
チープな出来の映画は嫌いじゃないけど、
どこまで許すかの境界線は必要だと感じた。
「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」
大ヒットしたと言うスーパーマリオのあちら版アニメ。
山瀬まみがピーチの声優をした日本製アニメ版や
デニス・ホッパーがクッパを演じたあちらの実写版もあったが
3D版のゲームのクオリティを維持した本作は、ゲームファンもうなずける出来。
マリオとルイージは現実世界の住人で
不思議な力でキノコ王国へ引きずり込まれてしまい
クッパがピーチ姫と無理やり結婚しようとするのを阻止すると言う展開。
どんな展開になるかは想像できてしまうので、そこの意外さはあまりなく
元ネタのゲームも好きだった者としては、
こういう出来なら、映画にする必要性をあまり感じない。
大画面にマリオが登場すると言う楽しさはあるかも知れないけど。
2024/02/11
「ウィジャ・シャーク/霊界サメ大戦」
サメものの1作。
「霊界」なんて言うから、また中華系かなと思ったが、これが米国製。
キャンプする女子5人組の話で、
主人公の女子が、拾ったウィジャ盤で遊ぼうと誘う。
ウィジャ盤とは、あちらのこっくりさんで、これがサメの霊を呼んでしまう。
霊なので、陸にいても襲われると言う話。
まあ、今さら陸にサメが出ても驚かないんですが
このサメがCGとかではなく、出来の良くないぬいぐるみを空中に合成した感じ。
それを見た人間側が勝手に怯え、やられたらしいと言うシーンが続く。
主人公には霊感があるらしいのだが、
無警戒にウィジャ盤を持ち帰った為にこんな事態になったと言う訳。
友達が殺されてるのに全然悲しまないとか、おかしな点はたくさんあり。
5人組でキャンプに来たのに1人がずっと別行動で、
4人は翌朝ぽいのに、もう1人は前日の続きみたいで時間経過もおかしい。
サメものを作ろうと思った映研が、低予算でこしらえたような出来。
女子たちが水着になるお約束シーンはあるが、
総じてスタイルが良くなく、やはり身内で作った映研作品ぽい。
「マッシブ・タレント」
ニコラス・ケイジ主演のアクション系コメディ。
主人公はニコラス自身で、出演作も同じだったりするが
所々現実と違ったりする、平行世界のニコラスみたいな存在。
俳優活動に行き詰ったニコラスは旅に出るが、
旅先で知り合った男ハビがニコラスのファンで、ニコラス主演作のアイデアを提案。
実はこのハビが、親米の首相候補の娘を誘拐したらしく、
ニコラスはCIAに屋敷を探るように依頼される。
ニコラス自身の娘も拉致され、一刻を争う事態になり、
CIAはハビを始末しろと指示すると言う展開。
ニコラスを自虐的に描きたかったんだろうけど
前述のように、このニコラスがニコラスとは微妙に違うので、何か微妙な印象。
この手の話の場合、妙な悪運で生き延びたりするが
本作のニコラスは、そこまで悪運を発揮したと言う感じでもない。
デミー・ムーアが女優オリヴィアと言う役柄で出ているが
いつの間にか一緒に行動していたと言う感じで、見落としそう。
2024/02/10
「ブラックライト」
リーアム・ニーソン主演のアクション。
FBIのリーアムは、何やら逃走を図った同僚を捕まえる任務を受ける。
だが逃げられてしまい、追跡を続けていたが
同僚は目の前で別の連中に射殺されてしまう。
リーアムはこれまでわかっていなかったが、
FBI内部の悪事の後始末をさせられていたと気付く。
たちまち、リーアム自身が追われる存在となると言う展開で
こんな話、百万回も観た気がします。
引退寸前だと言うリーアムは凄腕を発揮する訳ではなく
黒幕を脅して、悪事を公表させると言うだけなのは拍子抜け。
それでもリーアムが出ているだけで、まあまあ観れると言うのは
彼の存在がずいぶん加点になってるって事すかね。
「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」
スウェーデン版「ドラゴン・タトゥーの女」シリーズ3作目。
前作でリスベットは陰謀の黒幕である実父を襲撃するが、自身も重傷を負う。
ちょっとモヤモヤしつつ、ハッピーエンドなのかなと思ったが、
実父は生きていて、リスベットが犯人として報じられてしまう。
組織は、不始末をした実父を始末。
リスベットも陥れられるが、組織は凄そうと言う雰囲気だけ。
後半はリスベットの裁判になり、
組織の精神科医に反論するだけで、組織が壊滅状態になって拍子抜け。
一件落着後に、強敵である金髪の巨人と戦うのは007風。
ミカエルとリスベットは相変わらず別行動が多いのは、
このシリーズの特徴かな。
2024/02/03
「ミレニアム2 火に戯れる女」
スウェーデン版「ドラゴン・タトゥーの女」の続編。
ハリウッド版は、続編でミカエルもリスベットも役者が変わってしまったが
こちらのシリーズは3作目まで役者は同じで好感が持てる。
前作の後、ミカエルはリスベットと連絡も取れない状態に。
ミカエルの同僚は売春組織を追うが、一味に始末される。
実はその一味と、リスベットの周辺に繋がりがあり、
リスベットが殺人犯に仕立てられてしまうと言う展開。
この背後の繋がりはちょっとわかりづらい。
ミカエルは彼女の無実を信じていて、彼は彼で真相を追う。
ミカエルとリスベットは会わないまま物語が進み、
最後の最後に再会するが、事件解決的にはモヤモヤを残して終了。
3作目に話が続くって事すかね。
「デスパレート・ラン」
ナオミ・ワッツ主演のサスペンス。
ナオミはスマホを持って森をランニングするが、
途中で、息子の学校で発砲事件があったと知る。
息子は引きこもり気味で、今日学校へ行ったかどうかもわからない。
離れた場所にいる為、知人やらに電話しまくった結果、
息子が学校に行ったとわかるが、今度は息子が一味なのでは?と言う疑惑が浮上する。
終盤では、警察を出し抜いて犯人と会話したりするが
映画的にはずっとナオミの描写のみで展開。
発想的にはユニークだけど、
ナオミしか見せない事にこだわり過ぎたか、観ていてちょっと面白くない。
事件解決に貢献したりもしておらず、心配していたら解決していた印象。
最後の最後に来て、息子が銃社会に反対する主張をし始めて
そういうテーマの映画だったの?と困惑させられる。
2024/01/27
「MEMORY メモリー」
リーアム・ニーソン主演のアクション。
共演はガイ・ピアースで、彼が悪役なんかなと思ったがそうでもない。
リーアムは殺し屋だが、ある時の標的が少女だと知り、殺さずに立ち去る。
依頼した一味は結局少女を始末し、秘密を知るリーアムをも追う。
リーアムは引退寸前で認知症の症状が出ていると言う設定で
その事がサスペンスを生むのかと思いきや、
証拠のUSBの隠し場所を忘れたと言う程度で拍子抜け。
ピアースは事件を追うFBIだが、リーアムの真意に気付いて同情的に。
最後に黒幕が倒されるので、まあまあスカッとした感じだけど、
倒したのがリーアムでもピアースでもない別の人なのは微妙。
監督は007のマーチン・キャンベル。
「ボーイズ・ライフ」
レオナルド・ディカプリオとロバート・デニーロの人間ドラマ。
結構共演してますな。
レオの母親エレン・バーキンは男運が悪く
エレンを監視する恋人クリス・クーパーから逃げ出し、新天地へ。
そこで出会ったデニーロと結婚する。
デニーロは最初良い人に見えたのだけど、すぐキレるモラハラおやじだった。
エレンはもう逃げるのに疲れたと、耐えようとする一方
レオは何とかデニーロから逃れようと奮戦すると言う展開。
この手のドラマの場合、子供にも大人にも言い分がある事が多いが
本作の場合はデニーロのキャラに共感できる所が皆無。
レオの方もデニーロを懲らしめるような展開は終盤までない。
2024/01/20
「愛のメモリー」
ブライアン・デパルマ監督による初期のサスペンス作品。
松崎しげるは関係ありません。
ヒッチコック好きなデパルマが「めまい」を意識した作品との事で
音楽は同作品も担当したバーナード・ハーマン。
そのせいか、70年代作品として観ても、ちょっと音楽が古くさい印象。
主人公はクリフ・ロバートソン(マグワイア版スパイダーマンのベンおじさん)。
彼には妻エリザベス(ジュヌヴィエーヴ・ビュジョルド)と娘がいたが、
誘拐事件で死んでしまう。
クリフはショックを受けるが、16年後に妻そっくりの女性サンドラと出会う。
めちゃくちゃ怪しいけど、クリフはサンドラに惹かれ、彼女と結婚する事に。
「めまい」と似たような状況で、何か理由があるんやろうなーと想像できる。
クリフの共同経営者としてジョン・リスゴーが出ていて
リスゴーは後のデパルマ作品にも出てて、最初から怪しいけど
本作は経歴的に初期で、まだキャラが知られてなかったから成り立ったのかな。
終盤に真相がわかり、なかなか強引だけど
ビジョルドが30代なのに童顔と言う点は、都合良かったかも。
脚本的には荒い印象で、リスゴーやサンドラが何をしたかったのかよくわからない。
一番気になるのは、サンドラの母親は何者?という点かな。
「マイ・ルーム」
メリル・ストリープとダイアン・キートンの人間ドラマ。
ロバート・デニーロとレオナルド・ディカプリオが出てるから観たような気がします。
レオは「タイタニック」の前年。
メリルは大雑把な性格の母親で、反抗期の息子レオに手を焼く。
父親の介護をする生真面目な姉ダイアンとは20年間疎遠だった。
ダイアンが白血病になり、骨髄移植の適合者を探して、メリルに連絡する。
自分のせいで死んでほしくないと言うメリルは、息子たちを連れて再会。
結局メリルも息子たちも適合はせず、
ダイアンはメリルに父親の介護を委ねようとする。
だがメリルはそれを厄介に思い。。になんて感じで、
それぞれの間の問題が露見するが、
誰かが死んで悲しい感じの終わり方ではなく、
これからどうなるのかなーと思わせるあたりで終わるのが印象的。
デニーロはダイアンを診断する医師役。
ちょい役だけど、メリルと2人で会うシーンあり。
恋に落ちたりはしません。
2024/01/13
「長靴をはいたネコと9つの命」
シュレックの脇役長靴をはいた猫プスを主人公にした作品の
前作から11年後の続編。
9つの命を持つプスは命知らずだったが、8つを失った所で弱気に。
願いが叶うと言う星を探して、命の数を増やそうと考える。
その星を狙ってる連中は他にもいて、
さらに、元恋人のキティはプスに裏切られたと恨んでいた。
さらにさらに、プスは何だか不気味な存在であるウルフに追われている。
そんな連中が入り混じり、
おとぎ話のアイテム等を生かして最後には丸く収まると言う展開で
ちょっと理屈ぽくなってるのはいい事なんすかね。
「魔法にかけられて2」
「魔法にかけられて」の続編。
前作から15年後で、前作の主要キャラがおおむね同じ役者で再登場。
ちなみに、エドワードの妃となったナンシー役の人は
前作の後で「アナと雪の女王」でエルサ役に抜擢されたとの事。
ジゼルは夫ロバートと幸せに暮らしていたが
お年頃になった娘モーガンは、継母ジゼルに距離を置くように。
どうしていいかわからないジゼルは、
夢が叶うと言う杖で、魔法の世界になるように祈る。
この祈りは現実となるが、
魔法の世界で継母は悪役で、ジゼルは次第に悪くなっていくのを感じる。
当人だけが取り消せるが、悪役になってるジゼルに取り消すつもりはない。
しかも取り消せる期限があって、
それを過ぎると世界は、魔法の世界のままになってしまう。
。。と言う展開で、ジゼルが悪役になるのもまあまあ面白いんだけど
皆あまり困っていなくて、
唯一困っていたモーガンが奮戦して、世界を戻すと言う訳。
モーガンが杖を使える理由は何か理屈ぽいが
続編にしてはまあまあ良くできてた方と言う印象。
2024/01/07
「ワイルド・リベンジ」
ロバート・デニーロの出てるアクション作。
ジョン・マルコビッチも出てるけど、どちらも主人公とは思ってません。
主人公は第3の人であるシェルビー。
彼と恋人ルビーは薬物常習者で、結婚を機にやめようと決意する。
だが、ノルマを気にする売人に無理に勧められ、
そのせいでルビーが死んでしまい、シェルビーが麻薬組織に復讐すると言う話。
1時間半の映画で、ルビーが死んだタイミングで半分経過していたので
かなりのスロースタート。
シェルビーのやってる事は、売人を倒して、次は彼のボスの所へ行き
ボスを倒して、さらにボスの所へ、と言う繰り返しで
まあ、物語としてあまり面白くない。
デニーロは保安官役で、そこそこ出番は多く、シェルビーに同情的。
マルコビッチはシェルビーの知人だけど、宗教的な集まりのリーダー的存在。
ただし、牧師とか神父とかではなく、そこは何かわかりづらい。
「ジャングル・クルーズ」
ディズニーランドのアトラクションを映画化した作品。
主役はドウェイン・ジョンソンで、劇場で観たくなるところだけど
コロナ禍のバタバタで見逃した感じに。
WOWOWでやれば観るつもりだったけど全くやらず
ディズニープラスでないと観れない模様と分かりました。
植物学者であるエミリー・ブラントは、万病に効く花を探そうとし
アマゾンで船長をするドウェインのオンボロ船に乗ると言う訳。
花を狙う複数の連中も現れ、ドタバタのアクションが繰り広げられるが
それはインディ・ジョーンズやハムナプトラとかで観た印象。
最初はそこそこ面白そうだったけど、話が二転三転するような感じではなく、
大どんでん返しで解決するような終わり方でもない。
上映時間は2時間超でちょっと長い。
2024/01/06
「エクスペンダブルズ ニューブラッド」
「エクスペンダブルズ」とはシルベスター・スタローンが作ったシリーズで
アクション俳優と言われる人たちが大集合。
2010年、12年、14年とコンスタントに作られたが
その後10年間途絶えてしまい、ここへ来て復活。
ただし、主演がスタローンからジェイソン・ステイサム主演に移行するらしい。
ジェイソンはスタローンのお気に入りみたいで、
「バトルフロント」の主演を譲った事もありました。
前作まで超豪華キャストと言う印象だったのに対し、本作はだいぶ弱体化した印象。
とは言え、スタローン、ジェイソン、そしてドルフ・ラングレンも出ているので
まあ観ときますか。
事前に聞いてる情報では。。
・スタローンは死ぬらしい。
ただしスタローンはドキュメンタリーで、ヒーローは死なないと発言している。
・アンディ・ガルシアも出るらしい。
。。と言う程度。
スタローンとジェイソンらは新たな作戦を実行。
テロリストの行動を阻止する目的だったが、
スタローンの乗った機が撃墜され、テロリストのリーダーであるラフマトを逃がす。
スタローンは生死不明と言うパターンかなと思ったが、
黒焦げになった死体が、指輪を付けていたので死亡と判断される。
雇い主であるガルシアは、作戦を失敗したジェイソンを外してしまう。
上官でもないのに。。と言う気もするが。
ジェイソンの彼女であるジーナがリーダーになり、
核爆弾を盗んだラフマトの貨物船に乗り込むが、
内部に裏切り者がいたらしくて、一同は捕らわれてしまう。
敵の黒幕は正体不明と言う話もあり、こいつは怪しいと言う人はいます。
過去作の悪役は、エリック・ロバーツ、ジャン・クロード・バン・ダム、
メル・ギブソンと来たので、そこそこ知名度のある人でないとね。
ジェイソンは、スタローンに借りがあると言うデーシャと共に、
別行動でこの貨物船に乗り込む。
デーシャ役はトニー・ジャーと言う人で、
「ワイルド・スピード/SKY MISSION」でポール・ウォーカーと戦った人ね。
貨物船に乗り込んだジェイソンが無双ぶりを見せるシーンが続き
ジーナらを逃がし、黒幕だった人と対決しかけけるが、
実は生きていたと言うあの人に助けられると言う展開。
この手の話は世界各地を飛んだりして、
どういう話だったかわかりづらくなる事が多いが
本作は貨物船のシーンが大半なので、ずいぶんわかりやすい。
全体としてジェイソンしか活躍してない印象で、ドルフとかは友情出演程度。
ジェイソンとその他大勢と言う感じで、
ジェイソンは嫌いじゃないけど、エクスペンダブルズ感は弱い。
3作目までの音楽が好きだったが、音楽担当が変わっていつもの曲も聞かれない。
2024/01/02
「フェイブルマンズ」
スティーブン・スピルバーグ監督が、
自身をモデルにした映画監督志望の青年を描いたドラマ。
映画で観た列車の脱線シーンを再現する為、自分で撮影する事を覚えたサミー少年。
ボーイスカウト仲間らの出演で、自主映画を製作するように。
中盤になると、生き方の違いによる両親がすれ違うシーンが続き
それはそれで面白くない訳ではないけど、
映画製作に奮戦すると言う感じではなくなる。
スピルバーグ的に両親のシーンは重要だったんだろうけど
ちょっとペースが乱れた印象。
終盤になると、映画に取り組む話が復活。
締めとしてジョン・フォード監督と5分だけ会うシーンがあり
簡単なアドバイスをすると、サミーは感激すると言う訳。
このシーンは良かったね。
「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」
「ドラゴン・タトゥーの女」の映画化作品。
この後でダニエル・クレイグ版が製作され、そちらを先に観ました。
物語はほぼ同じだが、ダニエル版が2時間半で、こちらが3時間なのでやや長め。
何か家族が多いみたいなので、誰が誰やらわかりにくいと思ったが
話が進むと、意外に重要な人物は少ないとわかる。
ダニエル版では、レスベットが後見人にやられて、
後に懲らしめるシーンが印象的だったが、それは本作にもあり。
リスベットはハッカーとして活躍するが
あまり凄腕らしい技術は疲労せず。
ダニエル版がどうだったかは覚えてないけど。
こちらのシリーズは、同じ俳優コンビで3作作られたらしい。
2024/01/01
「エルヴィス」
エルビス・プレスリーの生涯を描いたドラマ。
エルビスと、彼のプロモーターをした大佐(トム・ハンクス)を描く形。
大佐は新人歌手エルビスを見出し、プロモーターに居座る。
エルビスの踊りや歌詞の内容に女性たちが熱狂する一方、
けしからんと怒る連中もいて、圧力がかかったりする。
大佐はこの双方の間をうまく行き来して、エルビスは世界的スターに成長。
次第にエルビスも搾取されていると感じるようになるが
大佐に恩義も感じていて、なかなか離れないような時間が続く。
物語はエルビスがメインになったり、大佐がメインになったりが入れ替わり
エルビスの気持ちもはっきりしない状態が続いて、
感情移入しづらい所はあるけど、まあまあ面白くは観れた。
「炎の少女チャーリー」
スティーブン・キングの「ファイアースターター」の再映画化。
前回はドリュー・バリモア主演だったが、本作の主人公は知らない少女。
物語の大枠は同じだが、微妙に違うところもある。
チャーリーはもちろん火を着けられるが、相手の心も操れる。
殺し屋もチャーリーに手懐けられて、最後には味方になったみたい。
前作で当初監督する予定だったジョン・カーペンターが、本作の音楽に参加。
前作と俳優を比較すると、
父親役がデビッド・キース→ザック・エフロン。
黒幕の女性は、前作では男性のマーチン・シーン。
前作の殺し屋はジョージ・C・スコット。
前作の農夫の妻はルイズ・フレッチャー。
本作にはカートウッド・スミスが出てきて、この人こそ黒幕なのかと思わせたが
きっかけとなった薬品を作っただけみたいで、登場シーンは少ない。
まあまあ面白いけど、痛快さは今一つ。
2023/12/31
「遥かなる大地へ」
ロン・ハワード監督作によるドラマ。
主役は当時夫婦のトム・クルーズとニコール・キッドマン。
ニコールは地主の家の娘で、トムは地主に搾取されている農夫の息子。
父が死んだトムは、地主に復讐しようと屋敷に忍び込むが、自分が負傷してしまう。
実は搾取してるのは手下連中で、地主はトムの境遇に同情して手当させる。
一方、ニコールの方は世間知らずにもかかわらず、厳しい両親から逃れようとしていて
兄妹のフリをして米国へ移動。
持ち金もなくそこで苦闘する内、恋愛感情が産まれると言う訳。
地主の両親らも屋敷を焼かれてしまい、
新天地を求めて米国へ来るが、大した障害にはならず。
ニコールはまあそれっぽいんだけど、
若造のトムは、ボクシングで稼げるようには見えず(背も低いし)
2人(特にトム)を満足させる為に作られた感は否めない。
「シティ・オブ・ジョイ」
パトリック・スウェイジ主演のドラマ。
医師パトリックは少女を救う事が出来ず、
医師仕事を辞め、なぜかインドの貧しい地区へ逃れる。
そこで劣悪な環境を見かねて、辞めたはずの医師活動を再開。
人力車引きハザリの一家と親しくなるが、彼らは元締め連中に支配されていた。
ハザリはそれに甘んじるが、スウェッジは戦えと言う。
だが、スウェッジはすぐにいなくなる存在だとし、
生き続けるにはこれしかないとすると言う展開。
スウェッジも他の人も、凄く良い人ではなく、凄く悪い人でもなく
それとは別に凄く悪い人はいると言う世界の話で、
なかなかポジティブには生きづらい。
原作はフランスのノンフィクション作家の小説で
「パリは燃えているか?」も同じ人。
2023/12/30
「DUNE/デューン 砂の惑星」
「デューン/砂の惑星」の映像化版。
以前にデビッド・リンチ版があって、評判は悪かったようなんですが
そこそこ印象に残っており、どういう風になったかは気になる所でした。
長い小説を映画化した場合、最初はその世界観を面白く感じても
次第に細かすぎる描写が退屈になっていく印象。(魔法使いのやつとかね)
本作は最初から退屈で、何が起こってるんだかよくわからない。
リンチ版はマクラクランが虫を乗りこなし、雨が降った所で盛り上がって終わるが
本作はフレメンと言う連中と仲良くなった所で終わり、
続編に続くと言う消化不良な感じ。
どんな内容でも、続編も観る前提で臨まないとダメみたいです。
ちなみに、本作もリンチ版も俳優陣は豪華で
誰が誰に当たるのか比較すると。。
カイル・マクラクランがティモシー・シャラメ。
ショーン・ヤングがゼンダイヤ。
エヴェレット・マッギルがハビエル・バルデム。
ポール・L・スミスがデイヴ・バウティスタ。
パトリック・スチュアートがジョシュ・ブローリン。
バージニア・マドセンとスティングに相当する人は、続編に出るらしい。
「プレデター ザ・プレイ」
プレデターが出てくる新作。「プレイ」は獲物の意。
舞台は18世紀で、先住民の部族の娘ナルが主人公。
ナルは男たちに混ざって狩りをしたがるが、
この時代にもプレデターが来ていて、仲間がやられるがナルが奮戦すると言う展開。
その設定はそんなに悪くないけど、
暗いシーンが延々と続き、どういう攻防が行われているのかよくわからず。
プレデターを倒そうとする白人たちがいて
だとしたら、後にシュワの時代に知られてなかったのはおかしな気が。
ちなみに「プレデター2」でプレデターが昔の銃を持っていたが
あれは、ここの時代に手に入れたと言う事らしい。
製作サイドはプレデターである事を隠した構成にしようとしたとの事で
それが、よくわからない感になったのかな。
そのおかげか、例の曲は使われず、あまり盛り上がらない。
2023/12/24
「ドライビング MISS デイジー」
モーガン・フリーマンとジェシカ・タンディによる人間ドラマ。
アカデミー受賞作でモーガンの出世作ですが、なぜか未見でした。
ジェシカ扮するデイジーは運転がおぼつかなくなり、
息子ダン・エイクロイドに運転手であるモーガンをあてがわれる。
デイジーは納得いかず、運転は不要だとし、給料泥棒だと皮肉る。
結局運転手もするようになり、身の回りの世話も多少するように。
モーガンは誠実に接し、本音も隠さない態度にデイジーは信頼を覚える。
その後、デイジーは認知症になるが、モーガンの事は覚えていて親友だと告げる。
モーガンも孫に運転してもらうようになるが、施設のデイジーを訪ねる。
相変わらず給料泥棒と皮肉られつつ、信頼関係が出来ていると言う話。
人種差別とか老齢化問題とかがちらちらと見えるが
まっ正面から取り上げてる訳ではなく、
いろんな事がありつつ、2人の確かな絆は揺るがないあたりを描いてる感じ。
2023/12/16
「レフト−恐怖物件−」
ケビン・ベーコン主演のサスペンス。
ケビンの妻役がアマンダ・サイフリッド。
ケビンは前妻が風呂で溺死し、犯人扱いされた過去があった。
周囲はいまだにそうした目で見ており、一家は知人のいない英国郊外へ引っ越す。
新居は快適かに思えたが、何か不思議な力が働いて、いないはずの人影を見たりする。
ケビンは単身留まり、妻子を去らせる。
実は。。と言う種明かしがラストにあるが、その事と新居の秘密は関係なくて、
何で幻覚が見えたりしたのかは説明がなく、結局どういう事?と戸惑わされる。
2023/12/10
「ジミー/さよならのキスもしてくれない」
リバー・フェニックスの青春もの。
時期的には、「スタンド・バイ・ミー」と「インディ・ジョーンズ」の間。
何かフォローしてた気になったけど、この2つくらいしか観てませんでした。
リバーは父親の母校へ入学するのが嫌で、恋人リサの行くハワイへ行こうと画策。
何か賢い計画を立てたりする訳でなし、
リサとも純愛ではなく、他の女性とも関係してたりする描写が続く。
終盤にリサにフラれてしまい、
ひょんな事から父親の秘密を知って、仲直りすると言う終わり方。
ただし、父親が出てくるシーンはここまでそんなになくて、
「ついに仲直りした」と感激させる感じでもない。
先日亡くなったマシュー・ペリーが出ていて、19歳くらいでちょっと驚く。
2023/12/09
「ミッドナイト・マーダー・ライブ」
メル・ギブソン主演のサスペンス。
メルは過激発言が売りのDJ役。
彼によって女性が自殺したと恨む男が、生放送中に妻子を人質にしてメルを脅す。
さらにラジオ局にも侵入し、アシスタントを捕らえて爆弾ベストを着せたりする。
凶悪な犯人に振り回される展開だが、
終盤になって、実は。。と言う種明かしが二連発。
こういう展開はあまり感心しないけど、最近のメル出演作にしては面白い方。
ただし2回観ると、ネタが割れてるので、面白くないかも。
2023/12/02
「チケット・トゥ・パラダイス」
ジョージ・クルーニとジュリア・ロバーツによる大人のラブコメ。
「オーシャンズ11」でもカップルを演じた組み合わせ。
元夫婦で仲が悪くなった2人が、娘の結婚式で顔を合わせると言う話らしい。
娘がどうなるかは知らんけど、2人がよりを戻すのは観る前からわかります。
結婚して5年で離婚した2人は、娘が急に結婚すると言い出した事に反発。
結婚式が行われるインドネシア・バリへ行くが
結婚を阻止する為に、20年ぶりに休戦する事に。
両親の態度に娘が反発したり、ジュリアの彼氏がプロポーズしたりするが
予想通り2人が再び引っ付くと言う展開。
しんみりしたり、キュンキュンしたりはしない。
2023/11/25
「封印された入江」
オルガ・キュリレンコが出てるサスペンス。
彼女は双子の娘を持つシングルマザーだったが、ウィルと結婚。
新たに妊娠するが、ベランダから転落してしまう。
早産で息子が産まれるが、
赤ん坊は双子で、もう一人が死に、ウィルがそれを許可したと言い出す。
双子の話が事実なのか、妄想なのかは説明がないが
オルガの様子がこの辺りからおかしくなる。
双子とシッターを連れて姿を消し、ウィルは探し回る。
オルガを発見するが、シッターは行方不明で、息子は死んでいた。
ここまでだと、いやーな感じの話と言う事になるが、
この後、なぜこんな事になったのかと言う謎が明らかとなる展開に。
これはこれで、謎解きものミステリーみたいだけど
終盤になって、急カーブを経て物語の方向が変わった印象。
「スライ:スタローンの物語」
シルベスター・スタローンの人生を描いたドキュメンタリー。
全編、スタローンの語りが入っている事もあり、基本的に彼目線で
第三者目線の描かれ方ではない所が注意点。
アーノルド・シュワルツェネッガー、タリア・シャイア、
クエンティン・タランティーノ(映画マニアとして)のコメントもあるが
時間的には短めで、もっと多くの関係者を出しても良さそうな気がする。
「ロッキー」「ランボー」に時間を割いているのは当然としても
その他の作品の説明はあっさりした感じ。
例えば「クリフハンガー」なんて一言も出てこない。
出演作品それぞれに1コメントとかあるとよかったかな。
2023/11/23
「DC がんばれ!スーパーペット」
スーパーマンの愛犬クリプトを主人公にしたアニメ作品。
昔見たスーパーマンのアニメで、犬が一緒に飛んでた記憶があって
それと同じキャラなんすかね。
レックス・ルーサーは、隕石でスーパー能力を身に着けようとするが、
その隕石は人間には効果なく、実験動物のモルモットがパワーを持つ。
モルモットは、スーパーマンを含むジャスティスリーグの面々を牢に閉じ込める。
クリプトもクリプトナイト入りのチーズを食べてしまって力を失い、
逆に力を得た動物たちに協力を求めると言う展開。
スーパー能力を持つ動物と言うだけでなく、
スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマン、アクアマン、フラッシュ
サイボーグ、グリーンランタン、そしてブラックアダムと言う面々も登場。
クリプトン星のシーンでは、
ジョン・ウィリアムスによる映画「スーパーマン」の曲も使われる。
吹き替え版で見たからわからないけど、
クリプトの吹き替えはドウェイン・ジョンソンで、
実写版で演じたブラックアダムも担当。
バットマン役はブルースがキアヌ・リーブス。
仲間になる犬役のケビン・ハートは、ドウェイン・ジョンソンとの共演作が多い。
。。と言う、アニメらしからぬ豪華さが本作の魅力か。
「ミラベルと魔法だらけの家」
ディズニーアニメの1作。
ディズニーが乱発してるのか、見逃してたとかそんな意識もありませんでした。
コロンビアの村が舞台で、
なぜか全員が魔法を持つ一家にあって、唯一魔法を持たない娘ミラベルが主人公。
彼女は一家の家にひびが入るのに気付くが、
一家の長である祖母は、ミラベルが一家を混乱させていると怒ると言うような展開。
一家は大勢いて、それぞれ魔法も違うが、
説明はあまりないので、誰が誰やらさっぱり。
ミラベルがなぜ魔法を持たないのか、あるいは実は持ってると言う事なのか
そして、どういう問題が起こって、なぜ収まったのか、よくわからないけど
ミラベルのおかげで一家がまとまったと言う話すね。
2023/11/19
「セクション8:リベンジ・ミッション」
ドルフ・ラングレンが出てるアクション。
例によって主人公は別にいて、元兵士のジェイク。
戦場から戻ったジェイクは家族生活を大切にするが
ギャングの襲撃を受けて妻子を殺されてしまう。
ジェイクが復讐を遂げる展開で、ここまででも良かったが、それはまだ序盤。
刑務所に入れられたジェイクは、セクション8と言う秘密組織に入り
国家の敵となる連中を秘密裏に始末する事に。
ここまででも良かったが、元上官であるドルフが現れ、
実はセクション8は悪の組織であると告げ、倒す為に協力する事に。
。。と言う調子で、話がどんどん変わっていって面食らう。
ちなみに、妻子が殺された原因を作ったのは
ジェイクの叔父であるミッキー・ローク。
それさえもセクション8の陰謀だったみたいなセリフもあるが、どうにも後付け的。
ドルフはずっと回想シーンにしか出てこず
終盤にジェイクと合流して、撃ち合いでやられる。
2023/11/18
「CHASE/チェイス 猛追」
ジェラルド・バトラー主演のアクション作。
バトラーは妻とすれ違い気味で、実家に送り届ける事に。
途中でスタンドに寄るが、水を買いに行った妻がそのまま姿を消して大騒ぎする。
ハリソン・フォードの「フランティック」や
キーファー・サザーランドの「失踪」を連想します。とくに後者かな。
ただし本作の場合は、バトラーの地元ではないが、妻の故郷で
言葉も通じるし、義両親もいたりするので、状況的にはだいぶ余裕あり。
この手の話の場合、最初の1日間は捜査しないと言う話もあったが
本作では、早々に刑事が真剣に捜索してくれたりもする。
問題は、バトラーが最初から暴走気味な点で、
もうちょっと落ち着いて行動した方がいいんではと思わせる。
麻薬組織にさらわれたと決めつけて乗り込み、一味と撃ち合いになる始末。
結果的に合ってたから良いものの。
一味の方も、彼らがスタンドに寄ったから良いが、
寄らなかったら、こうはならなかったと言う話。
2023/11/11
「シャーク・クルーズ」
アサイラム製サメ作品。
ルシアらは釣りに出た船がサメに襲われ、海上に立往生すると言う話。
サメはいっぱいいて、倒しても次々出てくる展開。
そうなるには理由がありそうだけど、特に説明もない。
ルシアらの船は砂洲に乗り上げて動けず、
かけつけたルシアの父のボートがひっぱって脱出させるが、
どう見てもボートの方が小さく、馬力で勝てる気がしない。
サメはいっぱいいるので、全然全滅しておらず
一番最後に出てきたサメが、人間の手を咥えてるのはちょっとショッキング。
サメはもちろんCGだけど、何か色が薄い感じで存在感はない。
「ガンズ・アンド・キラーズ」
ニコラス・ケイジ主演の西部劇。
かつて悪魔と呼ばれた悪党ガンマンだったニコラスは
運命の女性と出会い、普通の家庭人となって平穏に暮らしていた。
だが、かつて父親を殺された悪党によって、ニコラスの妻が殺されてしまう。
怒ったニコラスは、封印していた銃を持ち出し復讐に向かうと言う話。
面白いのは、ニコラスの寡黙気味な娘も同行する点。
娘の存在は「トゥルー・グリット」を連想させる。
近年は、出来がいいとは言い難い作品が多いニコラスだが
本作はちゃんとした出来で、何ならちょっと面白い。
2023/11/05
「スカイ・ハイ」
オーストラリアを舞台にした香港製アクション。
タイトルの「スカイハイ」はジグソウの主題歌で知られてます。
オーストラリア警察は、麻薬犯罪に関わる捜査の過程で、一味の中国人を捕らえる。
(それが、あまり太ってないサモ・ハン・キン・ポー)
そこで言葉の通じる、香港警察のジミー・ウォング捜査官を呼ぶ。
サモハンはすぐに始末されるが、
黒幕を追う為にウォングは留まり、一般に被害が出るのも平気の大暴れ。
ウォングはもてるようで、ヒロイン的な女性が2人出てきて
どちらもあっという間に親密になる。
そしてウォングは無敵と言う感じではなく、結構やられて血を流したりするが
刃物の武器で相手を殺してしまったりする。
車が横転してヒロインの1人は死ぬが、
ウォングは平気だったので、やっぱり無敵なのかも。
ちなみに黒幕は、2代目ボンドことジョージ・レイゼンビー。
彼は「死亡遊戯」に出る予定だったが、
ブルース・リーが亡くなってその話はなくなったが、
香港との縁はあったと言う事ですな。
「エンドレス・ラブ」
ブルック・シールズ主演の悲恋もの。
ライオネル・リッチーとダイアナ・ロスの主題歌もヒットしました。
彼氏デヴィッド役の人は聞いた事ない人。
デヴィッドはブルックと恋仲で、ブルックの家にも出入りしていた。
最初は容認していたブルックの父親だが、まだ早いと言い出し、
1か月会う事を禁ずる。
ブルックが恋しいデヴィッドにはそれが苦痛になるが、
友人に、「家に火を着けて発見者になれば英雄になれる」と言う妙案を教えられ
火を着けるが、予想外に燃え広がってブルックの家が全焼してしまう。
デヴィッドは一家への接近を禁じられ、精神病棟に入れられる。
2年後に退院できるが、ブルックへの想いは全然収まっておらず
彼女の居場所を見付け出して、近付こうとする。
ブルックの父親がデヴィッドを見かけ、怒って道路に飛び出し
車に轢かれて死んでしまう。
父親の死の原因を知ったブルックの兄は怒り、デヴィッドと引き離される。
ブルックは母に説得され、何かを決意した所で終わり
デヴィッドと別れる事を決意したのか、
一緒になる事を決意したのかは、よくわからない。
悲恋ものぽい所はあるが、デヴィッドの疫病神感も否めない。
ちなみに、ブルックの兄役はジェームズ・スベイダーで、これがデビュー作。
さらに、デヴィッドに放火の妙案を教えた困った友人がトム・クルーズ。
これもデビュー作で、セリフもあるけど、出演するのは妙案を語るシーンだけ。
一番の疫病神は彼かも知れません。
2023/11/04
「デイ・トゥ・ダイ −最後の戦い−」
ブルース・ウィリスの出てるアクション映画。
主人公はケビン・ディロンで、この組み合わせって最近観ましたね。
ケビンは元突入部隊隊員で、
保釈中の知人が追われているのに遭遇し、追っていた男を射殺する。
男は組織の男で、組織のボスはケビンの妻を拉致し、損失を返せと要求。
ケビンはかつての仲間を集めて、ボスを追う。
。。と言うところまではまあいいんだけど、
市警本部長であるブルースが組織と通じている悪徳警官と判明。
ボスと組んでブルースを追う事になると言う話。
終盤の路線変更が、なかなかに凄い急カーブで
なぜボスよりもブルースの方がより悪いのかは、観ていてよくわからず。
「リーサル・バレット」
メル・ギブソンが出ているアクション。
主人公はコール・ハウザー。「イエローストーン」のリップの人です。
パナマのノリエガ将軍を倒す為、コールは現地のエンリケに接触。
エンリケに襲われるが撃退し、大佐の指示だと聞きだす。
大佐はエンリケがばらしたと知って、彼を始末する。
。。と言う展開。
歴史的な出来事に絡めて、何やら陰謀があると言うのはわかるけど、
各自が何をしたいのかはよくわからず。
メルはコールに指示を出す立場で、終盤には助けに来たりするが
リーサルぽい活躍はいまひとつ。
2023/11/03
「ゴジラ−1.0」
ゴジラは日本が生んだ怪獣の元祖で、本作は国産30作目70周年との事。
高評価だった「シン・ゴジラ」からも7年ぶりの新作です。
事前情報はあまりないんだけど、
「ALWAYS 三丁目の夕日」で戦後の風景を再現した(らしい)山崎貴監督が
戦後復興時の日本にゴジラが現れ、再び絶望のどん底に突き落とすと言うものらしい。
ゴジラの1作目は1954年作品なので、その当時を再現したのかなと思ったが
どうももう少し前(戦後直後)みたいです。
54年のゴジラが大ヒットした後、シリーズ作品が何作も作られており
途中何度か設定のリブートはあったが、
〇〇作目から〇〇作目の間はなかった事に。。みたいな感じで
別格扱いの1作目だけはあった事にする作品が続いた。
おかげで、怪獣と言う見た事のない存在に初遭遇するシーンは、
厳密には描かれてこなかった。
「シン・ゴジラ」でようやく1作目もなかった事にしたが、舞台は現代。
本作は戦後直後を舞台に戻して、激しそうな特撮で描く訳で
1作目のリメイク的な事になると言うのか。もちろん見ます。
本作の冒頭は太平洋戦争末期で、
特攻隊員である神木隆之介扮する敷島が、大戸島の基地に到着する所から始まる。
彼は機体が故障したと称して、特攻から逃げ出したのだ。
そこへゴジラが現れ、整備兵たちが全滅。
このゴジラはやや大きい程度で、本作はこのサイズで行くんかなと思ったが
後で「ゴジラVSキングギドラ」のゴジラザウルス的存在だとわかる。
終戦になって敷島は帰還するが、生き延びてしまったと言う自責の念を感じていた。
敷島はバラック小屋で暮らすが
そこへ浮浪児みたいな浜辺美波(典子)と、彼女が引き取った孤児明子が住み着く。
やがて敷島は、危険な機雷除去の仕事を見付け、そこそこの高給を得る。
浮浪児みたいだった典子は、すっかりちゃんとした姿になり銀座で事務職として働く。
だが、ビキニ環礁の水爆実験の影響でゴジラは巨大になっていた。
やがてゴジラは銀座に現れ、1作目を彷彿させる破壊シーンを展開。
銀座の破壊シーンはなかなかに激しい。
逃げ惑う典子の所へ敷島はかけつけるが、ゴジラの熱線で典子は死亡。
敷島はまたも生き延びてしまったと、ゴジラを倒す事こそ自分の使命だと感じる。
日本版ゴジラ作品でいい方の人が死んだ事はないと思うので
浜辺美波が死ぬと言うのはなかなかの衝撃だが、
実は生きていたパターンかも知れないとも予想。その予想は的中します。
米軍は関係が悪化したソ連を刺激しない為、軍事介入を行わず、日本にお任せに。
自衛隊はまだない頃か、民間の集まりで対処する事になる。
機雷除去の仲間である野田が実は学者で、ゴジラ退治のアイデアを出す。
それは新兵器オキシジェンデストロイヤー。。ではなくて、
ゴジラを深海に沈めて、再び浮上させ、水圧の変化で倒そうと言うものだった。
その作戦の為に集められたのは海軍の元兵士たちで
協力を拒む者もいたが、俺たちで倒そうとやる気になる者も。
つまり彼らは、戦争で死ねなかった事を悔やむ人の集まりだったのだ。
(戦争で不完全燃焼だったと感じる血気盛んな人もいる気がするけど)
だが、ゴジラには再生能力があり、野田作戦が確実ではないと考えた敷島は、
口の中に特攻して爆発する事で内部から倒せると考える。
特攻で終わるのかと言う感じの、悲壮感あふれる雰囲気に。
ゴジラに関わらず、怪獣ものは人間不在になりがちで
ドラマ部分が多い作品も、科学的な説明とか作戦とかの話になりがち。
本作は戦争の影を残した人々のドラマが中心で
ゴジラはちょっと出てくるだけで、登場シーンは少ない。
中盤以降はどうなるかは想像できちゃって、ほぼその通りに展開。
ややくさいドラマに、怪獣も出てますと言う印象だけど
でもそう言うお約束的な展開が面白い事ってありますよね。
後半の作戦が退屈気味だった「シン・ゴジラ」よりも好感持てました。
音楽はちゃんと伊福部メロディだけど
なぜかモスラやキングコングの曲が流れたのにはちょっと困惑。
音楽担当の人って、怪獣によって曲が変わってる事わかってないんすかね。
2023/10/29
「ワイヤー・ルーム」
ブルース・ウィリスの出てるアクション。
主人公はケビン・ディロンで、ブルースは今回もあまり活躍してません。
題名のワイヤールームとは監視用の部屋で
組織のトップであるエディを監視していた。
ケビンは新任の捜査官で、ブルースから監視役を引き継ぐ事に。
当人は最初から気にしていたが、トイレの時はどうするとか言う問題があって
ブルースも特に説明せずに退散。
そしてトイレで退席している間に、エディが裏切った一味の襲撃を受けてしまう。
ケビンがそれで窮地に陥る話かと思ったが、そうでもない。
焦ったケビンはエディに連絡し、襲撃をかわすように指示する。
ケビンとエディが協力する羽目になる展開は、まあまあ面白いが
最後にブルースがかけつけて若干活躍する。
「山猫は眠らない9 ローグ・ミッション」
「山猫は眠らない」のシリーズ第9弾。
トム・ベレンジャーは出てません。
トムの息子ブランドンは、人身売買に関わる一味を追う事。
前作に出ていたゼロと、前作で敵だった秋元才加、
秋元才加の相棒のハッカー、そして一味から逃げた女性と組んで一味を追う展開に。
ミッション・インポッシブルを意識したかのようなチーム活動に。
敵にスナイパーはいるものの、肝心のブランドンは狙撃の腕を振るう事がない。
ラストで、シリーズに時々出ていたデニス・ヘイスバードがチームを組む事になり
次回作以降は、チームで活動するって事かしら。
9作目で路線変更って凄いすね。
2023/10/28
「ボーダータウン 報道されない殺人者」
ジェニファー・ロペス主演の社会派ドラマ。
記者ロペスは特派員志望で、その前にとメキシコの事件を調査する事に。
国境付近で女性らが大勢殺されていて、実態は5000人に及ぶと言う。
米国向けの製品を作る工場で働く女性が、レイプされた後に殺されているのだが
工場関係者は、事件を追及するよりも隠ぺいした方が簡単だと、問題視しない。
ロペス自ら囮になり、殺人犯を捕まえるが
米国メキシコ間の協定を成立させる為、
米国の議員すら殺人犯を見逃すように圧力をかける。
犯罪ものの映画で、犯人がメキシコに逃げたりするけど
裏を返すと、無法地帯があるって事すね。
アントニオ・バンデラスが現地の記者に扮するが、途中で一味に始末される。
マーチン・シーンはロペスの上司役で、圧力に屈する側。
「マンイーター:捕食」
サメものの一作。
ジェシーは結婚寸前で婚約相手に逃げられ、
慰めようと男女7人が孤島で遊ぶ事にするが、そこに巨大なサメが現れる。
何かそんな展開の話が続きましたね。
巨大なサメは、あっという間に6人を喰い殺してしまい、ジェシー一人に。
娘が殺されたと言うハーランと合流して、サメに立ち向かう事に。
意外に簡単に倒せてしまい、もう1匹現れるのかなと思ったほど。
さらには、ハーランに別のサメ退治の依頼が来るシーンが最後にあり
そこが妙に長くて、何かバランスが悪い。
2023/10/22
「ダイナー」
バリー・レビンソンの監督デビュー作。
ダイナーと呼ばれる食堂に集まる若者たちの話で
スティーブ・ガッテンバーグ、ミッキー・ローク、ケビン・ベーコン、
ダニエル・スターンと言う連中が、あまり知られてない頃に出演。
そのメンツで期待できるが、物語は若者たちのとりとめもない話の描写が続き
大きな事件があったりしないので、ちょっと観ていてつらいかも。
「海上48hours−悪夢のバカンス−」
サメものの1作。
似たような邦題の「海底47m」のスタッフが製作したとの事。
1メートルだけ深くなったんかなと思ったけど、48時間って事ね。
男女の若者5人組が、水上バイク2台を拝借してバカ騒ぎし、衝突で故障。
陸に戻る事が出来ない中、サメが現れる。
こんな話をよく観る気がするけど、きっかけがバカ騒ぎなので、あまり同情できない。
例によって携帯は電波が届かないが、途中で海に落としてしまい
回収してライトの代わりとして利用される。防水って事すかね。
いろいろ作戦を考えるけど、裏目裏目に出て、1人ずつやられていく。
何が有効かはわからんけど、もう少し冷静に考えた方が良いと思うよ。
2023/10/21
「マーヴェリックの黄金」
ユル・ブリンナー主演の西部劇。
「ウエストワールド」よりは前だけど、精悍さはだいぶ薄れてる感じ。
ブリンナーは牛泥棒で、保安官リチャード・クレンナに追われていた。
クレンナはもともとプリンナーと親しく、捕まえたり見逃したりを繰り返す。
それとは別に何とか捕らえたい牧場主は殺し屋を雇うが、それがレナード・ニモイ。
時期的には「スパイ大作戦」が終わった頃。
プリンナーに風呂を襲われて、ニモイが尻を見せるシーンあり。
物語的にはプリンナーを追う部族もいて、四つ巴になってわかりづらい。
「ジョーズ ザ・ファイナル」
ジョーズものの一作。
姉が殺されたか自殺したか(はっきり説明がない)で死んだ女性が主人公で
その末妹や友人を伴って、追悼だと海に出る。
だがサメに襲われて、近くの島に避難する。
島にいるならもう大丈夫じゃんと思うが、海で遊んでいた少女も負傷。
病院へ行かねばならないが、島から外部へ連絡は取れず(そんな所で遊ぶな)、
主人公たちがわざわざ助けを呼びに行って、再びサメに襲われると言う話。
サメが少しの間出てこなくなったら、倒したものと思って大喜びしたり
何だか頓珍漢な印象。
ジョーズはもはやサメの代名詞だとしても、「ファイナル」感はない。
2023/10/14
「ジョーズ・バケーション」
ジョーズものの1作。
主演はアリシア・シルヴァーストーン。久しぶりに名前を聞いた気がします。
アリシアは死産のショックをいやす為、夫とベトナムのリゾートで過ごしていた。
だが嵐で小屋が海に流されてしまうと言う展開。
いろいろあるサメものの中では、序盤はだいぶ安全な状況と言える。
だが助けを呼ぼうと、わざわざ小屋の上で火を焚いてしまい
助けは来ずに、小屋も燃えてしまう。
板にしがみついて漂流すると、ようやくサメが現れて夫がやられてしまう。
続いてベトナム式の桶の船みたいなのに乗った男に助けられるが、
彼もまたサメにやられてしまい、
アリシア自身も助かったんだかどうかよくわからない終わり方。
サメものと言うよりは漂流もの。
アリシアは、言われないとわからない(言われてもわからない?)おばはん。
「シン・タイタニック」
アサイラムによるタイタニックもの。
かつて「タイタニック2」なんて作品があって
そんな名前の船は沈むやろと思ったが、その作品の続編との事。
ただし、物語的な連続性はたぶんない。
懲りずに、タイタニック3号と言う豪華客船が作られ(2号の存在は無視せず)
わざわざ沈没した付近へ向かう。
だが、さすがにまた沈みましただけでは工夫がないので、
初代タイタニックで死んだ人たちの幽霊が出て、人々が呪われると言う展開。
結局船は沈むが、大勢の人が逃げ惑う感じはなく
初代の遺品で稼ごうとする男と、女性船長だけが救命ボートで助かるラスト。
スペクタクル的な見せ場はなく、幽霊ものとしても中途半端な感じ。
2023/09/24
「明日に処刑を」
マーチン・スコセッシ初期の監督作。
主人公はバーバラ・ハーシーで、当時付き合っていたデビッド・キャラダインと共演。
バーバラはホーボーと言う渡り鳥労働者で
鉄道会社に反発する労働組合員のデビッドと恋仲になる。
捕まったり、逃げたりしてる間に、仲間を加えて4人組の強盗に。
彼らにとって楽しい時が過ぎるが、
デビッドらが逮捕されたりて、バーサは1人になってしまう。
娼館などを経て、終盤にデビッドと再会するが、すぐに終焉を迎えると言う展開。
何か筋を通してる感じはなく、流され流されてで、うまく行かなかったと言う話。
キャラダインは父親も出てます。
2023/09/18
「リベンジャー 復讐者」
アントニオ・バンデラス主演のアクション。
共演がカール・アーバンなので、観る前からアーバンが悪役かなと想像できる。
弁護士であるバンデラスは、妻子を殺されてしまうが、捜査は行き詰る。
彼は自分で復讐すると覚悟し、独自に捜索する事に。
解決まで言葉を閉ざし、ちょっと違うけど座頭市みたいな感じに。
話さずに聞き込みすると言うのは結構大変そうで
怪しい人物に妻子の写真を無言で見せ、怯えて相手が白状すると言う感じに。
犯人は予想通り警官アーバンだったんだけど、
その理由はちょっと面白くて、アーバンもまた復讐していたと言う訳。
だからと言って、バンデラスが見逃したりはしない。
「大怪獣のあとしまつ」
死んだ怪獣の処理に苦戦すると言う話。
怪獣が生きてるシーンは登場しない。
日本の文化である怪獣映画だが、
ゴジラと言うキラーコンテンツを持つ東宝がかなりリードしており、
他社は対抗する為に、怪獣の出てこない「大怪獣東京に現わる」もあったが、
本作は死んだ怪獣の始末に苦戦すると言う訳。
公開時に評判が悪かったと言う話を聞いてました。
「シン・ゴジラ」でも、怪獣の出現に政府が混乱する描写があったが
実際にそんなものが現れれば混乱するのはリアルに感じる。
どこの省が対応するかとか、どうやって処分するが口論になるのはマニア的に面白いが
怪獣が暴れるシーンを期待する向きにはつまらないはずで
マニア受けのシーンもちょっと間延びした感があり、
おかげで万人に受けが悪かったのかなと想像できる。
怪獣は光に包まれて死んだと言う話があり、その光は何やねんと言う話だけれども
映画的には、そこにあまり焦点があたらずに進む。(ので、観客も忘れがち)
怪獣が再出現するかもと思ったら、次回に備えてそこを解析する必要あった気もする。
最後の最後に、実は。。と言う種明かしがあるが、ちょっと禁じ手ぽい印象。
2023/09/16
「ギリ義理ファミリー」
ピアース・ブロスナンの出てるアクションコメディ。
銀行員であるオーウェンはハーパーと結婚する事になるが
疎遠だったハーパーの両親がお祝いに現れる。
これがピアースとエレン・バーキン。
そんな中、覆面の2人組による銀行強盗事件が発生。
オーウェンはそれが義両親の仕業だと考える。
実は勘違いと言う展開かと思いきや、本当の強盗だとわかる。
義両親はかつての仲間に脅されていて、ハーパーを人質に取られてしまう。
妻を助ける為だと、オーウェンも加わって強盗する事になると言う展開。
凄腕の義両親と、超ドジなオーウェンの組み合わせが迷走すると言う訳。
義両親が本当に凄腕かと言うと、
この「かつての仲間」を懲らしめる事は考えていないので、微妙な所。
オーウェンの母親は「フライングハイ」のジュリー・ハガティで
まともそうで、そうでもないのは面白い
2023/09/09
「レッド・ノーティス」
ドウェイン・ジョンソン主演によるアクションコメディ。
FBIドウェインは、秘宝を狙う泥棒ライアン・レイノルズを捕らえるが、
第2の泥棒ガル・ガドットの罠で、2人とも逮捕されてしまう。
2人は脱走し、協力してガドットを捕らえようとする展開。
つまり、ガドットは悪役と言う訳やねと思って観る。
終盤にきて、2人とガドットがインターポールに追われて協力する事になるが
これが違和感ありありで、実は。。と言う真相が明らかに。
主役級3人をいずれも立てると、こういう事になるんやねと言う印象で
終わり方はあまりすっきりしない。
2023/09/03
「ナイブズ・アウト:グラス・オニオン」
ダニエル・クレイグが刑事を演ずるシリーズの第2弾。
前作はなかなか面白かったけど、本作はネットフリックスでしか観られないと言う形。
こういうの、何とかならないんすかね。
クレイグ扮する探偵ブランは、富豪のエドワード・ノートンに招かれて孤島へ。
ノートンは実業家で、集まった連中は皆彼の恩恵を受けていた。
一方で、ブランを招待したつもりはなかったのだが
殺人謎解きゲームを企画していたノートンは、その状況を面白がる。
ブランはゲーム開始前に謎を解いてしまい、場は白けた感じに。
ところが、参加者の1人が本当に殺され、
ノートンは犯人が自分を狙っていたのだと怯える。
さらに、ノートンに追い出された元共同創業者も殺され、現場は大混乱。
ここまでいろんな人間模様が交錯して、理解しようとするのに必死だったが
そこで、実は。。と言う秘密が明かされ、だんだん事情が分かってくると言う流れに。
真相はともかく、犯人はそこそこ早めにわかって
追い詰める方法は、推理と言うよりは感情に訴えた印象。
前作のブランは、迷探偵かと思わせて、名探偵だったと言う点が面白かったが
本作では迷探偵ぽさはなくて、ちょっと違うけど展開はなかなか面白かった。
ちなみにブランはゲイらしくて、結婚相手としてヒュー・グラントがちらっと登場。
そこは掘り下げられない。
「野良犬軍団 ダーティ・ソルジャー」
ジェームズ・コバーンが出てるアクション。
コバーンが主人公なのかと思ったら、
そうではなくて、主人公はジェームズ・ブローリン。
彼は、なぜか南米の麻薬王コバーンの金庫の番号を知り、
銃を手に入れ、仲間と組んで現地を襲撃。
ところが番号が変わっていた為、コバーンを捕らえて金を奪う事には成功するが
当然のように追われる事となる。
途中で、山賊であるアンソニー・クインに追われたり
牢にいたリンゼイ・ワグナーと逃げる事になったりと脇役陣は豪華。
(あと、ブローリンに銃を売ったのはアーネスト・ボーグナイン)
ブローリンは捕まった仲間を積極的には助けようとせず
飛行機で脱出寸前に、近くにいたので助けて、丸く収まると言う展開。
ワグナーがなぜ牢にいたかはよくわからないが、隣にいた縁で仲間になる。
脚本も荒いが、ブローリンの計画もかなり荒い。
ワグナーはバイオニック・ジェミーよりも後の作品。
2023/09/02
「ハート・オブ・ストーン」
ガル・ガドット主演のアクション。
ガドット扮するストーンはMI6の新人工作員で、作戦では裏方を担当していた。
実は、MI6とは別に影の組織「チャーター」が存在し、
凄腕のストーンはMI6に潜入していたのだ。
二重スパイみたいだけど、どちらの組織も悪に戦う姿勢は同じで
このまだるっこしい設定を理解するのに時間がかかる。
途中でMI6の仲間パーカーが裏切り、他の連中を殺害。
パーカーはチャーターを恨んでおり、
チャーターの中核システムを奪って、世界を支配しようと企んでいた。
。。と言うあたりから、ストーン対パーカーと言う図式に。
チャーターと言う組織もだけど、このシステムの万能ぶりも、
派手なアクションも大味な印象。
パーカーの部下である女性ハッカーが寝返って手を組む事になったあたりは
続編を意識してる感じだけど、どうなる事か。
ちなみに、ストーンは場面場面で気絶しているけど、体に問題ないんすかね。
2023/08/26
「MEG ザ・モンスターズ2」
MEGとは古代に実在したという巨大ザメ、メガロドンの事で、
それが現代に現れたと言うB級発想の話を、ジェイソン・ステイサム主演で映画化。
中国資本が入っていて、中国人キャストが大勢いたり
中国の海水浴場が襲われたりで、
何か、ジェイソンが中国映画に出張したような印象を受けて、失望感があった。
5年後に続編が作られる事になり、そんなの観るかよと思ったが
ジェイソン対巨大ザメと言うワードの強さに結局負けてしまい、また観ました。
事前に得た情報では
・ジェイソンが桟橋みたいな所で喰われかけるシーンがあるらしい。
(「ジョーズ」のロバート・ショーを思わせる)
・予告編を観た感じでは、巨大タコの触手らしきものが写っている。
・今回も中国人キャストがそこそこ出てるらしい。
ジェイソンは海洋科学研究所みたいな所にいて
そこでは中国人科学者が幅を利かせていたりした。
中国って米国との関係が悪化してると思ったけど、
まだ米映画界に影響力を及ぼしてるんすね。
研究所では捕獲したメガロドンを飼育しており、
中国人研究者のジウミンは自分の命令に従うと信じていた。
(ジェイソンは否定的)
そのメガロドンは頭が良くて、施設を抜け出して深海の仲間の所へ。
ジェイソンらは潜水艇でそれを追うが、海底に作られたステーションを発見。
実は、不法にレアメタルを採掘している連中がいて
それを隠蔽しようと、ジェイソンらの帰還を妨害する。
ジェイソンらが深海から脱出しようと奮戦するシーンがそこそこ続き、
その間、メガロドンはあまり出てこない。
ジェイソンらは生還するが、採掘による爆破で深海からの通り道が出来てしまい
3匹のメガロドンが来てしまう。
さらに劇中で説明はないけど、巨大ダコと深海のワニみたいな生物も来てしまう。
ジェイソンらが、メガロドンやらの攻撃をかわしつつ、一味と戦うシーンが展開。
ここまでのシーンの中国人キャストは、
前作にも出た少女と、前作には出ていないその叔父であるジウミンのみで
前作ほど中国人だらけと言う印象は受けない。
少女は前作では小生意気な感じで鼻についたが
本作ではちょっと成長して、若干生意気と言う程度に薄れる。
終盤に攻撃を受けるリゾート地は、やはり中国人だらけだが
芋を洗うような混雑ぶりだった前作に比べると人の数は減っていて
アジアぽさが抜けて好感が持てる。
やがて一味は全滅し、いつの間にかメガロドンらと戦う図式に路線変更。
ジェイソンが水上バイクに乗りながら戦うシーンは、さすがジェイソンと言う活躍ぶり。
ありがちな、爆破して倒すと言う戦い方でないのも良い。
一方で、その他の連中(ジウミンら)の戦い方は何かドタバタで
アジア映画でしばしば観る気がするが、コメディぽさを差し込んできていて
アンバランスな印象を受ける。
とは言え、元々の期待値が低かったので、前作よりは面白いと言う印象。
ちなみに、上映時間の都合で3Dで観たが、3D効果はあまりなかった。
タコの触手がプロペラで千切れて、こちらへ飛んでくるシーンは顔をよけたりしたが
それが3D効果なのか、そうでもないのかはよくわからない。
ちなみに、冒頭の飼育していたメガロドンは生き残り
妊娠しているらしいと言う事なので、続編を続ける余地を残している。
2023/08/19
「ボルケーノ2023」
アサイラム作による火山もの。
ハワイの火山が噴火。
ハワイの山火事が報じられている最中に観たので、ちょっと変な気持ち。
本作に出てくるFEMAと言う機関も、ニュースに出てました。
主人公のモリー博士は、火山の噴火を予知するシステムを構築。
溶岩の流れを操作して、海に流す事で被害を防ぐと言う
本家「ボルケーノ」と同じ展開が、前半に簡単に済まされる。
後半、その噴火が西半球すべての火山に影響を及ぼすと判明。
ずいぶん大風呂敷になった感じだけど、
モリーと夫と子供たちで解決してしまうと言う話。
夫役がウイリアム・ボールドウィンだが、
そう思って見てもピンと来ないくらい人相が変わってる。
2023/08/13
「ザ・コントラクター」
クリス・パイン主演のアクション作(スリラー?)
軍人のパインは、新しい上官の方針に合わず、名誉除隊させられる。
日々の生活に困った彼は、キーファー・サザーランドの民間会社に参加。
ドイツの研究所でウイルスを開発しているとの情報で、ここを襲撃する。
ところが、実は開発しているのはワクチンで
情報をいただいたキーファーはそれで儲けようとしており
パインらは始末されそうになると言う展開。
何か面白そうな設定ではあるが、
パインがキーファーの会社に加わるまでが長いのに対し
最後の反撃が短い(キーファーも大して強くない)のが拍子抜け。
2023/08/12
「ブレット・トレイン」
ブラッド・ピット主演のアクション。
ブラピは運び屋で、曰くありげなケースを持って日本の高速列車に乗り込む。
さらに、殺し屋やらヤクザの親分やらその仇やらが集合して大混戦になると言う話。
何か起きてるのかはわかりづらく、
ブラピは凄腕と言うよりは悪運が強いキャラなので、
凄いアクションの映画ではなく、アクション風味のあるブラックなコメディ。
この高速列車が新幹線をモデルにしているのは確かだが、
新幹線そのものではなくて、架空の列車。
東京発で終点は京都(新大阪ではなくて)。
乗客は妙に少なくて、各駅に停まるから、こだま相当と言う事か。
駅舎も本物ではなく架空の建物。
米原駅に至っては、ホームが霧に包まれている。(駅名と順番はずっと正しい)
終盤に京都で脱線し、寺が並ぶ町中で停止する絵面はシュール。
珍妙な日本描写が好きな人はそこそこ楽しめるけど
本国米国の人は、本当の日本の光景だと思ってるかも知れず
楽しめたとしてもそのポイントは日本人とは違うはず。
「ザ・ロストシティ」でブラピがゲスト出演したお返しか
本作にはサンドラ・ブロックとチャニング・テイタムがちょっと出ている。
「デュアル」
カレン・ギラン主演のSF系サスペンス。
ギランは不治とされる病で、余命わずかとされる。
この世界では、同様の者はクローンを作り
遺族の為に後継を委ねると言うシステムが出来ていた。
ギランも後継(ダブルと呼ぶ)を作るが、奇跡的に完治してしまう。
そうした場合、ダブル側が生きる事を望めば
決闘でどちらが生きるかを決められるルールとなっていた。
なぜかその決闘はテレビ中継され、人々はそれを観る事を娯楽としていた。
恋人や母親はダブルの方を気に入ってしまい、オリジナルは孤立無援に。
設定はそこそこ面白いけど、すんなり受け入れられるとは思えないシステムで
オリジナルを切り捨てる恋人や母親の態度も気に入らない。
2023/08/11
「マルチバース・アルマゲドン」
アサイラムによるSFアクション。
題名から、変則な感じで小惑星が来るんかなと想像したら
最後まで小惑星は来ません。
巨大ワニ、サメ、ピラニア等が出現する騒ぎが発生。
それに対するのは、NASAの科学者と戦艦の艦長と言う姉妹。
姉妹の父親がマイケル・パレで、途中から大統領代行に。
この3人で世界の平和の為に戦うと言う毎度のパターンです。
(厳密に言うと、パレはあまり戦ってない)
実は、エイリアンが地球の文化を確認する為に
なぜかアサイラムの作品群を参考にしてしまい、それらを再現してしまったのだ。
(つまり、劇中にアサイラムが実在していると言う設定)
聞けばアサイラム25周年記念作で、
過去のアサイラム作品の敵をちょこちょこ登場させて来たと言う訳。
ただし、こちらもアサイラム作品を全部観てないし、観てても覚えてないし、
観ててもアサイラムだと知らなかった作品もあるし。
例えば、メガシャークがずっと出てきて、作品を通した脅威となる訳ではなく
いろんな過去作のキャラがちょっとずつ顔を出すだけ。
終盤に、巨大ザメやワニが合体したような怪物が出てくるが
それが凄い強敵かと言うと、さほど盛り上がらず。
大風呂敷広げた割に、知らない内に解決していたらしいと言う話。
まあ、そこもアサイラムらしいと言えば、アサイラムらしいね。
2023/08/10
「炎のデス・ポリス」
ジェラルド・バトラーが出ているアクション映画。
バトラーはまだ脇役に落ちた訳ではないと思うが
本作の主人公は新人女性警官のヤング。
組織の金を盗んだテディがいて、それを追う殺し屋がバトラー。
ヤングは2人を逮捕して牢に入れるが、
第2の凶悪な殺し屋が現れ、警察署を制圧してしまう。
ヤングは強固な扉の先にある牢に逃げ込み、逮捕した2人と共に立てこもる。
2人はヤングを味方につけようとするが、
ヤングはどちらも信用できないと言う展開。
ちょっと面白い部分もあるけど、何か雑な展開とアクションと言う印象も受ける。
そんな事より一番気になるのは、
冒頭の音楽が「ダーティハリー2」のテーマ曲をそのまま利用している点。
タイトルも70年代風のフォントだけど、
本編に70年代を意識したような所は感じられない。
2023/08/09
「ヴェンデッタ」
ブルース・ウィリスの出てるアクション。
主人公は元軍人のウイリアムで、ギャング連中に妻子を殺されてしまう。
そこでウイリアムが復讐に出ると言うブロンソンな話で、ギャングの親玉がブルース。
さらに、ブルース一味を恨む協力者がトーマス・ジェーンで
ブルースもトーマスも、類似品である復讐劇の主人公をした事があるのはご愛敬。
ただし、ブルースはほとんど動かないまま始末され、
終盤のウイリアムの復讐の対象はブルースの息子に。
トーマスもさほど活躍せず、そもそもウイリアム自身も凄腕でもない。
なお、もう一人の協力者としてマイク・タイソンが出ていて
ほとんど出番のないまま始末される。
2023/08/08
「ザ・ローブ THE HEROES HIGHT VOLTAGE」
ブルース・ウィリスの出ているSF系アクション。
パルスと言う現象による突然変異で、特殊な能力を持つ者が大勢現れる。
悪い事する連中も現れるが、
刑務所ではナリーと言う装置を付けられると、能力が使えない。
。。と言う設定が紹介され、X−メンのパクリみたいな世界だとわかる。
ここにいる一番強いらしい存在が、ブルース扮するザ・ローブ。
新入りとして能力者の囚人も加わるが、凄腕を発揮するかと言うとそうでもない。
さらに、退職間近の刑務所長マイケル・ルーカーは何か企んでおり
その後任を狙う部下の駆け引きもあったりといろんな人間関係が展開する感じで、
アクション的な見せ場はあまりない。
ラストはブルースがしてやったような感じになっているが
そこまでの出番が少ないので、取ってつけたような印象は否めない。
2023/08/06
「ドント・サレンダー スナイパーズ・アイ」
ブルース・ウィリスが出てる作品。
引退宣言前に乱発した作品の1つだが、
実は「ドント・サレンダー 進撃の要塞」の続編。
かの作品が、比較的出来の良い作品だったかと言うと、そんな事もない。
ブルースのいる施設が襲撃されたが、撃退したと言うのが前作。
本作は施設を閉鎖すると言うようなつまんない話で
1時間半の冒頭30分を費やす。
前作のラストで、防弾チョッキを着ていて生き延びた悪のリーダーが
再度施設を襲撃すると言う展開に。
前回やられたブルースを憎んでいるかと思えば、今回の目的は金だけ。
一味は施設を制圧したと称するが、
主要登場人物の大半が野放し状態で、当たり前のようにやられる。
前回、悪のリーダーは防弾チョッキで生き延びたので
今回は防弾チョッキを避けて、こうしたから倒せたみたいな展開だったら
まだ面白かった気がするけど、そういうのもない。
2023/07/29
「デッドロック」
ブルース・ウィリスが出ているアクション。
ブルースは息子を警官の勘違いで射殺された事を恨み、
ダムを制圧して下流の町を水没させる。
主人公マックはダムの溶接工で、たまたま作業していて見逃される。
元軍人のマックが奮戦すると言う訳で、
ダイハード風の話で、ブルースが悪役と言うのは面白い。
マックの真上にいた一味が、その存在に気付かずにやられたりして
一味はあまり強くなく、足並みも揃わない。
マックの方も凄腕感はなく、割に仲間が多くて区別がつかない。
2023/07/22
「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」
ミッション・インポッシブルとは、TV「スパイ大作戦」の映画化だが
トム・クルーズがイーサン・ハントと言うTVに出てこないキャラに扮し
アクション中心のちょっと違う感じに。
007に出たいと言うトムが、それが叶わないので自分でシリーズを作った訳。
設定とかが違うので、オリジナルファンからすると違和感があったのだが
4作目くらいになると、別物としてこれはこれでいいかなと言う感じに。
本作は7作目で、シリーズ初めて前後編になると言う物語の前編。
前後編って、他のシリーズでは最終作である事が多いけど
本シリーズの場合はどうなるんすかね。
どちらにせよ観ます。1作目から劇場で観てます。
事前に聞いてる情報は。。
・前後編の前編らしい。
・バイクで崖からダイビングするらしい。
・列車が崖から落ちそうになるらしい。
・そこそこいつものメンバーが出てるらしい。
と言う訳で、冒頭ロシアの最新型潜水艦が登場。
これは探知不能と言う代物で、レッド・オクトーバーを連想させる。
各国の潜水艦に接近する腕試しをしていたが
システムが何者かにハッキングされ、自身を撃沈してしまうと言う事件が発生。
実は、最新のAIの仕業で、これを手に入れれば世界を支配したに等しい。
(。。とは言ってなかったかも知れないけど)
AIシステムを起動するには、2つを組み合わせた鍵が必要で
この前編はそのカギを奪い合う攻防が展開すると言う訳。
そうした構図の紹介が30分くらいかかり
ようやくタイトルになるので、タイトル前が長い印象。
それもこれも、シリーズ最悪の事件だと言うあたりをアピールする為で
大変だー大変だーと言う雰囲気は感じるものの
AIシステムがあると具体的にどういう事が出来るのかは描かれず
(後編で描かれるものと期待したい)
何か観ていてピンと来ない。
トム・クルーズ扮するイーサン・ハントが、この鍵を奪おうと奮戦。
3作続けて登場のイルサも出てくるものの
本作のヒロインは、女スリのグレース。
彼女は、最初雇われてイーサンの邪魔をするが、
途中から事態を知って協力するように。
何か、実は彼女は。。と言う素性がありそうで、結局裏なんてないあたりも拍子抜け。
敵はガブリエルと言う男で、イーサンとは30年前に因縁が。。と言う訳。
ただし、シリーズ1作目に登場していた人物とかでもなく
取ってつけたような印象。
トムと言えば、自分でやってしまうアクションで知られるが
本作の派手なアクションシーンは2回だけで
中盤のカーチェイスと、終盤の列車での攻防。
予告編に出てくる、崖からバイクでダイブするシーンと
列車の屋根の上で戦うシーンと、列車から落ちそうになるシーンは
同じ見せ場の一部なので、危機また危機と言うのにはやや弱い。
(列車から落ちそうになるシーンは、まあまあ見せ場だけれども)
崖からダイブするシーンが一番危険だとの事だが
そのシーンを見せる為に、女スリが列車で駆け引きしている間
トムは延々とバイクで山を登っている始末。(つまり攻防に参加してない)
チームとしては、今回登場するのはサイモン・ペグと皆勤賞のルーサーだけで
あまり攻防に関わっている印象を受けない。
スパイ大作戦ぽいトリックは、お約束の変装マスクだけ。
しかもマスク製造機が壊れる。これって過去作でも壊れたよね。
トムの信者たちからは、凄いアクションだと言う声が聞こえるものの
自分はそれほどの信者でもなく、前後編にした事で、ちょっと間延びした感じを受けた。
2023/07/17
「ディープ・ブルー3」
「ディープ・ブルー」のシリーズ第3弾。
1作目は1999年だが、2作目は2018年なので、
19年ぶりの続編で、物語のつながりはない。
3作目は2年後で、前作の続きになっている。ただし登場人物は違う。
研究者のエマは、孤島みたいな所でサメの研究をしていたが
付近のオオメジロザメが、妙に頭がいい事に気付く。
実は2作目の研究所から逃げ出したサメで、
製薬会社の一味が回収に来て、エマらが死んでも構わないと言う姿勢に。
研究所での攻防が続く前作より、島の方が若干リアルかなと言う印象は受ける。
とは言え、主人公らと悪党が水中で格闘になると、
突然現れたサメに悪党側が喰われたり、
女性陣が決して襲われなかったりするあたりは、ちょっと調子がいい印象。
2023/07/16
「デンジャラス・プレイス」
ブルース・ウィリスが出ているアクション。
序盤は彼が主人公かに思えたが、やはりそんな事はなくて、ブルースの娘が主人公。
ただし、ブルースもそこそこ出てくる。
ブルースは元警察署長の警備員で、手下を始末したギャングを逮捕する。
そのギャングの息子ジェイクが、復讐と言うよりは、
唯一の目撃者であるブルースを口封じしようとする。
ところがジェイクは、間違えてブルースがいない時間帯に襲撃し
そこにいた娘とその友人に素顔を見られて、人質にしてしまう。
そこから、ブルース、娘、ジェイク、そして現警察署長の攻防が展開するが
全員の頭のねじが1本抜けてる印象で、どんどん悪い方に遷移する。
それよりも問題なのは、全員が撃たれたり刺されたりするが、なかなか死なない点。
今にも死にそうだった娘の友人は無事で、
比較的マシに思えたブルースが最後に死んでしまうので
どれだけダメージを受けるかは、さじ加減次第。
2023/07/15
「ビースト」
イドリス・エルバ主演の動物系サスペンス。
南アフリカに移住したエルバ一家は、保護区の管理人の案内で野生動物を見る。
だが、凶暴なライオンに遭遇して立往生。
無線も通じず車も動かない状況となる。
「クルーガー 絶滅危惧種」も似たような話でしたね。
実は、そのライオンは密猟者に群れを殺され
一家も仲間と思われて復讐しようとしていたのだ。
その密猟者たちも登場するが、第二の敵になったりはせず
ライオンにやられてあっさり全滅。
ライオンは安いCGでごまかしておらず、なかなか強そうで
噛まれた後は痛そう。
2023/07/09
「ホット・シート」
メル・ギブソンが出てるサスペンス。
主人公はケビン・ディロン(マットの弟)。
彼は元ハッカーのエンジニアで、無人のオフィスに休日出勤して椅子に座るが
椅子に爆弾が仕掛けたと、犯人に知らされる。立ち上がれば爆発する仕掛けだ。
犯人はケビンの過去のハッカー行為の被害を受け、
取引で軽い罪で済んでいたケビンを恨んでいたと言う訳。
ケビンが爆弾犯として報じられるが、爆弾処理班のメルは別に真犯人がいると気付く。
犯人はどこかで監視しており、おかしな動きをすると爆破すればと脅す。
メルはケビンの体重を聞いてたので、
同じ重さのものを素早く乗せ換える(レイダースと同じ手口)のかなと思ったが
割に力技で解決。
高望みしなければ、まあまあ面白かった。
2023/07/02
「ブラッド・チェイサー 沈黙の儀式」
モーガン・フリーマンが出てるサスペンス。
主人公は、TV「イエローストーン」でリップ役の人か演ずるボイド刑事。
体の一部を切り取ると言う猟奇的殺人が連続し、
アフリカ文化に詳しいモーガン教授は、ボイドに協力する事に。
アフリカの儀式らしいとわかり、ボイドは犯人に近付く展開だが
終盤にきてモーガンも犯人サイドに絡むようになり
ボイドさえも影響を受けるようになると言う訳。
まあ雰囲気は分かるけど、無理やり押し込んだ感は否めない。
2023/07/01
「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」
インディ・ジョーンズと言うのは、
ジョージ・ルーカスとスティーブン・スピルバーグが組んだアクションシリーズで
かつての連続活劇を現代に甦らせたと言う作品。
3作で一応完結とされ、邦題も「最後の聖戦」だったりしたが
その後、インディが復活しないからと言ってハムナプトラシリーズが作られたり
類似作品がたくさん出た事もあり、19年ぶりに4作目が作られたりした。
主役のハリソン・フォードもいい歳なので
息子役のシャイア・ラブーフに継がせようと言う思惑が見え隠れしたが
彼がなかなかの問題児だったので、そうはならず。
やっぱりハリソンでと言う事で、さらに15年ぶりに5作目が作られたと言う訳。
さすがに今度でインディは引退と宣言されており
まあ、そうでなくても観ない事はないです。
事前に聞いてる情報は以下の通り
・ハリソンのインディは本作で終わりらしい
・マッツ・ミケルセンが悪役らしい
・アントニオ・バンデラスも出てるらしい
・監督はスピルバーグが降板し、別の人に変わったらしい
・音楽のジョン・ウイリアムズが降板しかけたけど、結局やったらしい
と言う訳で、オープニングにディズニーのマークが出てきて
あー、このシリーズもディズニー資本になった訳ねと知らされる。
もともとのパラマウントのマークも出てくるが
パラマウントの山が実写になると言う、おなじみのシーンはなし。
おなじみと言えば、インディは蛇が苦手で知られるが
本作には蛇が出てこない。
代わりにウナギ(ウツボにも見えるが)が出てくる。
あと、ムカデとかが出てきて、インディが妙に嫌がるシーンがある。
冒頭のシーンは戦時中の話で、
インディがナチスに奪われた財宝を取り戻す活躍をするシーン。
ハリソンの顔が若くなってて、
これって若いレイア姫を再現したのと同じ技術だと思うけど
ちらっと出るだけでなく、長々とアクションシーンまでやるのはなかなか凄い。
ここでインディは、「アルキメデスのダイヤル」の一部を手に入れる。
時代は1969年(人類初の月着陸の年)へ。
インディは一人暮らししていて、息子(つまりシャイア・ラブーフ)は死に
妻(カレン・アレン)とは別居中だとわかる。
インディのかつての相棒の娘ヘレナが現れ、
ダイヤルの秘密を追おうと持ち掛けられる。
このヘレナが曲者で、考古学よりも金儲けの方が大切とばかりに裏切ったりするので
インディは振り回されると言う訳。
さらに、CIAやら、ナチス時代に対面したマッツ・ミケルセンも
このダイヤルを追っていた。
ここにCIAを入れたのはちょっと難で、何か人物関係がわかりにくくなった感じ。
それよりも何よりも、追いつ追われつのアクションが繰り広げられるが
何かスローテンポで、ハリソンの歳に合わせてる印象を受ける。
マッツも、凄く嫌らしいタイプの悪役が似合いそうなんだけど
それほどでもなくて拍子抜け。
まあ何だかんだで、ダイヤルが完成し、そのすごい力が発揮される事に。
それは方位磁針みたいになってて、次元の裂け目の場所を教えてくれるのだ。
前作で宇宙人を出して不評だったが、今度はタイムトラベルを絡めてきた。
マッツの野望を阻止するものの、インディは続編の製作が不可能になりそうな状況に。
そこも回避されるんだけど、まあ回避されるのは予想できた事で
ちょっとまだるこしい。
最後に、ああ、この人出てくるんだと言うシーンがあるけど
ワイスピとかみたいにカードがたくさんある訳でもないので、まあ順当な感じ。
繰り返しになるけど、ちょっとスローテンポでハラハラ感が弱いけど
前作よりは面白かった。
ちなみにバンデラスはちょっと出るだけ。
2023/06/25
「シャークストーム」
アサイラムによるサメもの。
題名がシャークネイドぽいけど、サメは空を飛んだりはせず
嵐の日にサメが現れるだけ。
洪水の町のスーパーにサメが現れる映画があったけど
本作ではビーチにある別荘にサメが侵入し、
一家は基本的に上の方に逃れると言う話。
サメ以外の脅威はなく、一家は誰も死なない。
暗いシーンが続いて、そこは何が起きてるのかよくわからない。
2023/06/18
「宇宙人の襲来」
50年代のSF作品。
宇宙人に見覚えがあったので観ました。
本国公開時には、「マックイーンの絶対の危機」と同時上映だったとの事。
小さな町で、新婚のマージは夫ビルを別人のように感じるように。
実は地球に来ていた宇宙人が、少しずつなり代わっていたのだ。
ボディスナッチャーみたいな話だけど、
彼らには地球の女性に子孫を産ませようと言う目的があり、若干知性的。
異変に気付いたマージはいろいろな人に相談するが、
前半に相談した相手は皆宇宙人になっていたので相手にされない。
後半に仲間が増えて、宇宙船を襲撃する。
宇宙人は撃っても平気だが、犬が苦手と言うオバQのような弱点があった。
誰も妊娠してなかったようで、
連結されていた装置を外すと、囚われていた人々も元に戻るので
ブラックな終わり方ではない。
2023/06/17
「ザ・フラッシュ」
フラッシュと言うのはDC系ヒーローの一員。
アメコミのヒーローは、大枠としてマーベル系とDC系に大別される。
アメコミ自体はDCが先行してて、マーベルがそれに続いた形だが
映画に関しては。マーベル系が先行して、
アベンジャーズと言うヒーロー大集合のシリーズを製作。
これがヒットした事も影響してか、DC系も同様のシリーズに挑戦する事に。
「マン・オブ・スティール」でスーパーマンを復活させ、
バットマンやワンダーウーマンが加わり、ジャスティスリーグとして広げる事に。
今回のフラッシュは、ここで仲間になった、とにかく速く動くヒーロー。
ワンダーウーマン以降の連中(アクアマンやサイボーグ)の
単独作を劇場で観るかはないかなと思っていたが、
フラッシュは観ても良いかなと感じていた。
ところが、肝心の「ジャスティスリーグ」がヒットしなかった。
さらに、監督と製作陣がケンカしたとわかり、後に監督バージョンが公開される始末。
サイボーグ役の人がこの流れに便乗して、製作陣を批判して外される。
あげくにバットマン役のベン・アフレックが降板を表明し
ロバート・パティンソン主演のバットマン単独作が作られた。
さらに、スーパーマン役のヘンリー・カビルと
ワンダーウーマン役のガル・ガドットの降板が報じられる。
フラッシュ役のエズラ・ミラーも、私生活で逮捕されたりして
単独作は難しいかと思われた。
TV版「フラッシュ」にゲストとして出演して、
TV版の人と、2人のフラッシュが対面したりもしたが、
ようやく映画版のフラッシュ単独作が作られたと言う訳。
(他の連中も出てくるけど)
早い段階で、バットマン役としてマイケル・キートンが出演すると伝えられていて
約30年ぶりに復活したと話題に。
さらに、やめたはずのベン・アフレックも出ているとの事で
2人のバットマンが出てくると言う訳。
さらに、フラッシュ自身も2人いるスチールが公開され、
世界観が乱れた様子がうかがえる。
近年、DC系もマーベル系も、マルチバースと言うのが流行りで
いろんな作品や俳優の違う過去作とかが、
別次元に存在して、次元を行き来できれば同時に存在できると言う事に。
TV版とは違う女優さんでスーパーガールが出て
「マン・オブ・スティール」で倒したゾッド将軍が再登場するとの事。
何か面白そうなので観ます。
事前に聞いている情報は。。
・フラッシュことバリーが、亡き母を助けようとして歴史が変わったらしい。
・ベン・アフレックとマイケル・キートンの2人のバットマンが出るらしい。
(同時には出ないかも)
・スーパーマンはいない世界になって、ゾッドが復活したらしい。
・フラッシュが2人になるらしい。
・ヘンリー・カベルやガル・ガドットのカメオ出演も噂される。
・スーパーマンの代わりと言う事か、スーパーガールが出るらしい。
冒頭でフラッシュの活躍が描かれる。
ただし、彼は早く動けるだけなので、バットマンの後片付けみたいな役割。
ちょっと暗雲が立ち込めます。
その後、フラッシュに扮するバリーは、
母が強盗に殺され、父が犯人として逮捕された事を嘆き、
自身の能力で過去に遡り、この事件をなかった事に出来るのではと考える。
ベン・アフレックのブルース・ウェインは、バタフライ効果を恐れて反対するが
バリーは結局やってしまい、無事な両親と再会。
うまく行ったと喜ぶが、この世界にもバリーがいると知る。
(この世界のバリーの方が、ちょっと若い)
バリーが能力を持つに至った落雷を再現し、
もう一人のバリーは能力を持つが、元々のバリーは能力を失ってしまう。
一方で、ゾッド将軍が襲来するが、スーパーマンが現れない事に困惑。
どうやらスーパーマンがいない世界になってしまったようだ。
他のジャスティスリーグの面々も存在しないが
バットマンはいたと知り、ウェインに会いに行く事に。
マイケル・キートン扮するこの世界のウェインは、アフレックよりも年上なので困惑。
歴史が変わると、過去も変わるんだと言う理論を説明する。
キートン・ウェインの協力で、スーパーマンを探す事になり
ロシアに囚われているクリプトン人を救出。
それはスーパーマンことカル・エルではなく、カーラ・ゾー・エルと言う娘だった。
つまりスーパーガールです。
落雷を起こして、元々のバリーの能力も復活し、4人でゾッドに立ち向かう事に。
例によってバリーは早く動けるだけなので、
主にバットマンとスーパーガールが戦う形に。
ただし、ゾッドの部下もクリプトン人なので、簡単にはいかずやられてしまう。
これはいかんと、2人のフラッシュは歴史を戻し、やり直す事に。
何度やってもうまく行かず、
歴史のはざまみたいな空間に、いろんなシリーズの過去のヒーローたちが登場。
ここがこの映画の最大の見せ場と言える。
クリストファー・リーブとヘレン・スレイターなんて
オリジナル作品では共演してない2人が並んでる姿を見せる。(合成で)
ただしインパクト最大なのは、そこではなくて某有名俳優がスーパーマン役で登場。
そんな作品なかったやんと思わせる。
結局、バリーは歴史を直すのを断念し、元に戻す事に。
おかげで、マイケル・キートンもスーパーガールもゾッド将軍も
これでこの人の登場は終わり。。と感じさせるシーンはないまま降板。
元の歴史に戻っても、完全に元通りと言う訳ではなかったりして
カメオ出演と言うべき登場シーンが二発ある。
ヒーロー映画と言うよりは、タイムトラベルものと言う印象。
見せ場も、本来のフラッシュの能力を発揮するのは冒頭シーンだけと言う感じで
カメオ出演シーンばかりが印象に残る。
まあ、これはこれで面白かったけど、なんか違う気はするよね。
2023/06/11
「潮騒」
イブ・モンタンとキャサリン・ロスの恋愛もの。
三島由紀夫原作とか、山口百恵主演だったりはしないです。
2人の年齢差は一回り半くらいなので、今にするとそれほどの差ではない。
不倫だったりはせず、反対する者もいない。
モンタンが危ない男に襲われて負傷し、女医であるキャサリンと恋に落ちる。
ただし、モンタンは彼女を駅で見かけたとか言ってて
最初から狙ってたんかいと言う印象。
この危ない男は再度出てくるが、モンタンらは絡まずに射殺される。
これで一安心かと思ったら、別の悪漢らに襲われてモンタンは死んでしまう。
恋愛ものとしても物足りず、サスペンス色もない。
まあフランス映画らしいと言えばフランス映画らしい。
ところで、本作はキャサリンのヌードシーンがあると言う認識でした。
キャサリンは最初からシャツの下ノーブラなのが分かって
がんがん脱ぐのかと思ったら、ちょっとあった程度。
2023/06/03
「血まみれギャングママ」
ギャング一家を描いた実録もの。
シェリー・ウィンターズを母親にした一家で、
シェリーは「ポセイドン・アドベンチャー」の終盤で死んだ元水泳選手のおばはんね。
彼女には4人の息子がいるが、
その中にロバート・デニーロがいて、彼のごくごく初期の作品なので観ました。
4人息子は強盗していたが、途中から母親が加わって仕切るように。
息子の彼女や、刑務所仲間が加わって人数を増やすが
デニーロが彼女にしようとした娘が抵抗し、厄介だと感じた母親は始末を指示。
ショックでデニーロは麻薬に溺れて死に、一家も崩壊していくと言う訳。
デニーロの役柄は、一番目立つ息子と言う訳ではない。
一番冷酷なのが母親で、息子たちはむしろ人殺しに否定的。
2023/05/28
「ザ・ハント」
ヒラリー・スワンクが出ているサスペンス。
人間狩りの話で、スワンクが追われるのかと思ったが、
序盤出てこないので、彼女は黒幕の方なんだと察しがつく。
序盤は狩られる側の描写で、この人が主人公なんかなと思わせて
その人が殺されてしまうと言う展開が続く。
何人か巡ったところで、凄腕の女性が登場。
どうやらこの人が主人公らしいとわかるが、まだ安心は出来ない雰囲気。
中盤になると、実は狩る側の人物が、仲間に扮して接触してくる。
だが、主人公はそれを見抜いて始末していく。
その凄腕ぶりはそこそこ面白いが、
終盤にスワンクと対決になると、スワンクもそこそこ強くて、
主人公の凄腕ぶりも湿りがち。
なぜ主人公らが標的になったかの理由は明確で
最後まで標的にされた理由がわからないような、理不尽さはない。
2023/05/27
「ミズーリ・ブレイク」
マーロン・ブランドとジャック・ニコルソンによる西部劇と言う珍品。
ブランドは「ゴッドファーザー」と「スーパーマン」の間。
馬泥棒に手を焼く牧場主が、整理屋と呼ばれるブランドに始末を依頼する。
対する馬泥棒のリーダーが、ニコルソンと言う訳。
。。と言う構造がわかるまで少し時間がかかり、出だしがのんびりした感じ。
ブランドとニコルソンは互いの素性は承知の上だが、すぐには対決せず、
ブランドはニコルソンの仲間を始末していき、恨まれるので効率は良くない。
はっきりした対決シーンはなく、どちらかと言うと牧場主の方が悪役として描かれる。
あまり面白くない。
2023/05/20
「ワイルド・スピード/ファイヤーブースト」
ワイルドスピードと言えば、
ビン・ディーゼルとポール・ウォーカーの出世作となったシリーズ。その第10弾。
どんどんメンバーが増えてくポリスアカデミー方式だが
ドウェインがビンと仲悪くて離脱と言う事もあったり。
一方で、死んだはずの人が復活したりもするので、どうなる事か。
そろそろシリーズ打ち止めと言われてて、
本作を最終作として、次作と前後編と言う形に。
と思ったら、最終作を3部作にすると言う情報も流れて
やめる気ないやろと言う気もする。まあ観ますよ。
本作の聞いてる話は以下の通り。
・ジェイソン・モモアが敵になるらしい。
・ジェイソン・ステイサムは、本格的に復帰するらしい。
・カート・ラッセルの娘としてブリー・ラーソンも出るらしい
・ヘレン・ミレンやスコット・イーストウッドも出るらしい
・リタ・モレノも出るらしい
・前後編なので、本作で事態は解決しないはず。
シリーズ10弾は10年前のシーンから開始。
ドミニクらが金庫を引っ張る見せ場のシーンで
これは第5弾のクライマックスです。
過去映像でポール・ウォーカーも出てきたりするが
さすがにちょっと古い映像だからか画像がやや粗い。
公開時期で言うと12年前ですね。
ここに、実は本作の悪役であるダンテがいて、5作目の悪役レイエスの息子だった。
ドミニクらを倒そうとするが、ダンテは途中で気絶していたのだ。
その後レイエスは殺され、ダンテはドミニクを恨んでいたと言う訳。
ずいぶん長く潜伏してた印象だけど。
ダンテの襲撃で、ローマン、テズ、ラムジー、ハンはドミニクとはぐれる。
助けを求めて、ハンらはデッカードの所へ行くが、これが前作のラストシーン。
だが、ダンテが母も標的にしていると知り、デッカードは早々に退散。
レティもドミニクとはぐれ、なぜかサイファーと一緒に囚われてしまう。
さらにドミニクの息子リトルBも狙われるが、
前作でまだ小さい子だった彼は、本作では車の運転ができる程度に成長。
何か時間の流れがいびつです。
リトルBはミアといて、襲撃を知ってミアは夫の所へ行くと言うが
ジェイコブがかけつけてリトルBと避難する事に。
ブライアンだけ出てこない感じは相変わらずだけど、ちょっと苦しいよね。
前作の悪役であるジェイコブは、本作ではすっかりいい人に。
終始逃げ回るが、ダンテの攻撃で犠牲になる。
(例によって本当に死んだかはわからない)
ドミニクは東奔西走するが、仲間とは合流できず、ダンテの妨害を受けまくる。
初期を思わせるレースシーンも登場するが、これもダンテの妨害で途中で中断に。
原点回帰する気はなさそうです。
ここに登場したイザベルは、死んだエレナの妹と言う設定。
さらに、行方不明のカート・ラッセルの娘としてブリー・ラーソンも出てきて
あっちもこっちもファミリーだと言いたげ。
ローマンらの乗った輸送機も撃墜されるが、
ジェイコブはともかく、さすがに全員死亡と言う事はないはず。
終盤は高速道路でドミニクとダンテの対決になるが、6作目に似た感じ。
リトルBが回転してる車から車へジャンプする無茶さも同様。
ドミニクらは爆破されそうなダムの下に残されると言う終わり方。
ラストでレティは原潜と合流し、そこに乗っていたのは思いがけない人だった。
エンドロールでは、こっちもかと言うさらに思いがけない人も登場。
前後編と言うのは分かってるので、中途半端に終わるとは思っていたが
派手なシーン満載で飽きさせない。
出てこないと思った人が2人も登場してきたので、次回作への期待はなかなかです。
2023/05/13
「トレマーズ コールドヘル」
トレマーズのシリーズ第6弾。
前作で、グラボイズは現れるはずのない南半球に現れたが
本作では、現れるはずのない北極に現れると言う似たような展開。
それでも雪原を舞台にしたら面白いかなと思ったが
ガンマーらが戦うのは、地面が土の場所で代わり映えせず。
グラボイズが何匹いるのかわからず
ガンマー親子以外の登場人物が何者かもよくわからず。
おかげで、全体的にどうなってるのかよくわからず。
ガンマーを妨害しそうな一団が現れるが、
こいつらが、「邪魔する」と言うほど出てこなくて拍子抜け。
2023/05/06
「トレマーズ ブラッドライン」
トレマーズのシリーズ第5弾。
最初はケビン・ベーコンやフレッド・ウォードが出ていたが
3作目くらいで、荒っぽいハンターだったガンマーが主役に昇進。
怪物はいろいろ変身するようだけど
過去作を覚えている訳ではないので、もちろんピンと来ない。
北半球にしかいないはずの怪物が、南半球にも現れたと騒ぎになるが
いずれにせよ架空の生物の話なので、さじ加減は脚本次第。
2023/05/03
「サメVSマイク・タイソン」
マイク・タイソンがサメと戦うというもの。
そもそもタイソンは俳優ではないので、C級なアクションかと想像したが
実際はドキュメンタリーで、厳密に言うと映画ではないです。
タイソンはダイビングもサメも専門ではなく、それらの専門家は別にいるので、
タイソンは言われるがままにやってるだけ。それも結構苦戦する。
サメは頭を押さえつけると静かになるらしく
その間にカメラを取り付けて研究に役立てると言う訳。
何とか成功すると、チャンピオンがサメを倒したと称えられるが
本人も気恥ずかしくないんすかね。
2023/05/01
「クルーガー 絶滅危惧種」
ケニア製の冒険もの。
一家がアフリカでサファリを体験。
このサファリと言うのは、富士サファリパークのリアル版みたいなもので
猛獣のいる本物の草原に車で入っていくと言うもの。
ガイド不在で入った為、途中でサイに体当たりされて横転。
電波が通じそうな場所を探して、長女の彼氏が猛獣に襲われてしまう。
一家は彼氏を諦めて、見かけた小屋へ向かって移動。
通りかかった一団に助けられるが、彼らは密猟者で
一家を口封じに始末しようとすると言う展開。
そういう境遇に追い込まれるまでの納得感はやや弱いが、まあまあ面白い。
結局、人間が一番怖かったという流れで、猛獣との対決はあまりない。
2023/04/30
「ジュラシック・ドミニオン」
アサイラムによる恐竜もの。
例によって、軍が恐竜を軍事利用しようとして、それが暴走すると言う話。
どうやって恐竜を再現したかは、今さら話題になりません。
常連のエリック・ロバーツが黒幕で、腹心である女性大佐もいるが
こいつらが、計画を優先して部隊を見捨てたり
最後は部隊を助ける為に、証拠隠滅をあきらめたりで
何を目指してるのかよくわからない。
2023/04/29
「ジャイアント・スパイダーズ 巨大クモ群団の襲撃」
中国製の巨大クモもの。
砂漠にある研究所で開発されたクモが暴れると言う話。
研究所が音信不通になり、わざわざ見に行った部隊が全滅すると言う展開です。
博士が同行するので、こいつが黒幕やなと想像するが
本当の黒幕は研究所にいた女性博士で拍子抜け。
黒幕博士の目的は遺伝子操作だが、自身も改造して巨大クモ化していた。
ただし、クモ女との対決シーンはなく、施設を爆破して終わり。
なぜ近年の中国は怪物ものを乱発するんすかね。
2023/04/22
「トップガン マーヴェリック」
トム・クルーズの出世作の36年ぶりの続編。
何か大ヒットしたって聞きましたよね。
前作は劇場で観たけどあまり感心せず、本作は劇場へは行きませんでした。
トムはパイロットとして最高速に挑戦していたが、任務で呼び出される。
完成間近である敵国のプラントを破壊する任務で
現在のトップガンである若きパイロットたちを、教官として指導する事に。
前作で死んだ相棒ガースの息子もいて、その間にいさかいがあったりする。
まあ、最後に打ち解けるのはお約束だとして
映画的にはトム自身も作戦に参加するに違いなく、
どういう理由で加わるのかが気になるところ。
実は、トムを教官に指名したのは、かつてのライバルであるバル・キルマーだった。
個人的には、バルはトムよりもお気に入りだったりして
本作も、バルがどういう風に出てくるかが気になっていた。
バルは、癌で普通には会話が出来なくなっていたとの事だが、
本作でも病と言う設定で登場。
推薦したバルが死に、トムが教官である必要がなくなり、
そういう事ならと、トム自身も作戦に参加する事に。
これはうまいやり方だと思ったけど、3作目が出来てもバルが出ないのは寂しい。
クライマックスで、トムとグースの息子はプラント爆破に成功するが
撃墜されて雪原に取り残される。
なぜか敵基地にF−14が整備された状態であって、それを奪って帰還する。
この、「一度地上に降りる」あたりが
トップガンと言うよりはMIシリーズぽい印象。
飛行シーンがすごい迫力だからヒットしたみたいですけど
個人的にはその点はいまいちで、前半もちょっと退屈で
クライマックスのMIぽさで盛り返した感じ。
世間的にはそこが受けた訳ではないと思うけど。
敵国がどこかははっきりせず。
ジェニファー・コネリー扮するペニーは、
前作でパイロットたちのあこがれの女性として会話に登場していたらしい。
メグ・ライアンが扮したグースの母は、トムの話題に登場するが
ケリー・マクギリスの話題はたぶん出てこない。
2023/04/16
「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」
モーガン・フリーマンとダイアン・キートンによるドラマ。
どちらも老境に入った夫婦で、エレベータのない5階のマンションを売る事に。
眺めのいい今の部屋を気に入っている一方、
より良いはずの次の部屋が、何か気に入らないと言う描写が続き
結局、もうしばらく今の部屋に住む事になると言う展開。
死ぬまでここに住むと言う訳ではなくて、もうしばらく。。と言うところがミソで
変えたいけど変えられないって事あるよねと言う話。
いい映画かと言うと、そこは微妙。
2023/04/15
「355」
女性有名どころが集合したアクション。
集まったのは、ジェシカ・チェスティン、ダイアン・クルーガー、ぺネルぺ・クルス、
ブラックパンサーのヒロイン、ファン・ビン・ビンと言う面々。
女性版エクスペンダブルズがやりたかったんかなと思うが
この面々が正解かと言うと微妙。
彼女たちが各国のスパイに扮する。
ジェシカとダイアンの出番が多めで、序盤は米独で衝突したりするが、
身内の裏切り者よりも、国の違う同じ志の者が組むと言う展開。
中国すら仲間になるのは、スポンサー的な力を感じる。
もう少し面白くできた気はするが。
「魔女がいっぱい」
ロアルド・ダール原作のロバート・ゼメキス監督作品。
主人公の少年と祖母がホテルに泊まるが
そこにはアン・ハサウェイ率いる魔女軍団も泊まっていた。
ハサウェイは子供が嫌いで、薬を盛ってネズミにしようとする。
少年もネズミになってしまうが、
魔女軍団が世界中の子供がネズミにされるのを阻止する事に。
この薬は魔女軍団にも効果があって、全員がネズミになってしまう。
一方で、少年は元の姿に戻る事は出来ず、そこらへんがダールらしい印象だけど
少年は全然後ろ向きでなく、ネズミである事を享受する。
2023/04/09
「PIG/ピッグ」
ニコラス・ケイジ主演のドラマ。
森に住むニコラスはトリュフを採取していたが
飼っていた豚が何物かに盗まれてしまう。
豚は必要だと、トリュフのバイヤーと犯人を捜す事に。
実はバイヤーの父親が黒幕だったのだが
ニコラスも元有名シェフで、父親はかつて食べたその味に再度感激するみたいな展開。
ニコラスの近作みたいな珍品とは違うけど、
わかりやすいドラマかと言うと、そこはちょっと微妙。
2023/04/01
「マーベラス」
007のマーチン・キャンベル監督作。
主人公はマギーQで、家族を殺された彼女は殺し屋に拾われた過去があった。
それがサミュエル・L・ジャクソンで、一緒に殺し屋稼業をする事に。
そのサミュエルが殺され、マギーQは真相を追う事に。
敵対する殺し屋がマイケル・キートン、協力者がロバート・パトリックと言う布陣。
黒幕は死んだかと思われていた人物だが、
一方でサミュエルも生きていたと言う展開で、
実は生きていた人物が、実は生きていた人物に倒されると言う話に。
物語もまだるっこしいが、そこそこ有名な俳優がそこそこ出ているおかげで
誰が主人公やったっけみたいな混乱も生んでる気がする。
2023/03/26
「サラブレッド」
オリビア・クック主演のサスペンス作。
オリビアは「レディ・プレイヤー・ワン」より前だが、人相が違う。
旧友リリーの屋敷をオリビアが訪れ、自主学習の相手をする事に。
2人とも闇を抱えているが、一緒に過ごす内に心を開く。
リリーは、継父であるマークを邪魔に感じており、
2人は、売人アントン・イェルチンに頼んで殺害しようとする。
。。なんて事が起きていたようだが、
描き方が緩いのか、観ていてピンと来ないまま時間だけが進む形に。
最後は、あー、こういう風に締めたのねと言う面白さはあるが
そこに至るまでがあまり面白くない。
本作がイェルチンの遺作。彼は脇役。
2023/03/25
「エアポート2022 ザ・トップガンナー」
アサイラムによるエセエアポートシリーズ。
旅客機に爆弾が仕掛けられ、一定の高度を上回ると、着陸時に爆発すると判明。
機には元爆発物処理班のギャレットと、航空警察官マイケル・パレが乗っていた。
爆弾は大きいのと小さいのがあって、
パレは小さいのを見付けて、大きいなのに及ばないように身を犠牲にする。
(機体には穴も開かない)
後はギャレットが奮戦すると言う展開。
テロ集団とかミサイル攻撃とか大風呂敷で、
そこはアサイラムクオリティだが、割に面白かった。
2023/03/18
「ミッドナイト・キラー」
ブルース・ウィリスが出ているサスペンス作。
小さな町で、売春婦が殺害される事件が連続する。
これを地元警察とFBIが別々に捜査。
警察の男性刑事と女性FBI捜査官が勝手に組んで、囮捜査すると言う展開。
捜査官が捕らわれてピンチになったりするが、勝手にやったんだから仕方ないすね。
ブルースは捜査官の相棒だが、最初と最後にちらっと出るだけで
捜査にはほぼ関わっていない。
2023/03/11
「キル・ゲーム」
ブルース・ウィリスの出ているアクション作。
アイス・Tやルトガー・ハウアーが出た「サバイビング・ゲーム」のリメイクとの事。
人間狩りをゲームとして楽しむ島があって、ブルースが標的にされる。
ブルースは元警官で、高層ビルから飛び降りた事があるとか
不死身の男とされているとか呼ばれ、
ジョン・マクレーンのその後かな、なんて連想させるのは面白い。
ブルースを倒そうと男女のハンターが集まるが、
何かハンター同士の殺し合いがあり、ブルースは何もせずにウロウロしているだけ。
終盤になって、ハンターは援軍を雇ってもいいと言うルールが明かされるが
ようやく始動したブルースが全滅させてしまう。
凄腕ぽいけど、その光景が映像として描かれる訳ではない。
最後にブルースは、ハンターの中の一番の凄腕と対決するが
早撃ちで勝ったと言うよりは、ブルースの撃った弾の方がなぜか大きくて
ハンターの撃った弾を撃破したと言う感じに。
ブルースがやられる訳にはいかんやろと言う接待感を感じます。
2023/03/05
「赤毛のアン」(2015年カナダ)
赤毛のアンの実写映画版第1弾。
1985年にもシリーズで作成されたが、新たにシリーズ化したと言う訳。
前回は1作目でマシュウが死んでいて、
今回もその調子でいくかと思いきや、本話で彼は死なず。
アンが他へもらわれそうになり、最初疎んでいたマリラが引き留めるあたりがツボ。
「赤毛のアン 初恋」
赤毛のアンの実写映画版第2弾。
何となくギルバートに恋心を抱きつつ、距離を置いてしまうと言う話。
マシュウの死を第3弾に持っていったようで、本話は地味目。
「赤毛のアン 卒業」
赤毛のアンの実写映画版第3弾。
成績優秀なアンは奨学金の得られる事になり、家を出て大学へ行く事に。
だが、銀行の倒産のショックでマシュウが死んでしまい
アンは大学進学をやめて、教師として留まると言う展開。
もちろんマシュウの死はツボだけど、
三部作の最後が、島に残る事を決意する所と言うのはちょっと弱い印象。
ギルバートとのその後も観たい所だが、今の所続き作られていない模様。
2023/03/04
「元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件」
飛行機が絡むサスペンス。
とぼけた感じの邦題で、ラブコメか、ラブはなくてもコメディだと想像するが
実際に観るとコメディ要素はあまりない。
友達の結婚式で孤島を訪れたサラは、
仕事の関係で黙って去った元カレのジャクソンと再会。
一緒に軽飛行機で式場に向かうが、パイロットが発作で急死してしまう。
サラとジャクソンはケンカ別れした訳ではないので、そんなに険悪でもなく
何でこんな人と一緒に。。みたいな感じにもならない。
そんなに見せ場は多くないが、機外へ出て奮戦するシーンは大変そう。
まあ、実際にあったら、機外には出ずに何とかしようとすると思うけど。
一番のピンチは不時着してからだったと言うのも面白いけど
運よく助けられるのはちょっと脚本を端折った感あり。
2023/02/26
「ザ・ロストシティ」
サンドラ・ブロック主演のアクション。
サンドラはスランプ気味のロマンス小説作家で
ひょんな事から、自分も小説のような冒険に巻き込まれると言う展開。
「ロマンシング・ストーン」を連想しますよね。
サンドラは財宝のある墓の位置を知っているとされ、
悪の億万長者ダニエル・ラドクリフに拉致される。
イベント直後に拉致された為、
スパンコールの衣装のままでジャングルを逃げるドタバタぶりは
サンドラらしい印象で、序盤はまあまあ面白い。
だが、そこからは謎解きもアクションもいまいちで物足りない。
相手役はチャニング・テイタムで、ムキムキだけど頼りないモデルと言う役柄。
救出のプロとしてブラッド・ピットが出ているが、彼は早々に退場。
ラストで実は生きていたとされるが、そんな訳ないやろと言う印象で
映画全体が(さらに)ウソっぽくなった。
ブラピはゲスト出演的で、
代わりに、サンドラとチャニングが「ブレット・トレイン」にちょっと出てるらしい。
2023/02/25
「バッド・トレジャー」
スコット・イーストウッド主演のアクション作。
メル・ギブソン、ファムケ・ヤンセン、タイリース・ギブソンなんて面々も出ていて
面白そうだと思って観ると、この3人の出番はいずれも少ない。
元軍人のスコットには大暴れした前科があり、精神科メルにかかっていた。
弟が死に、スコットはかけつけるが、母親はお前など家族ではないと追い返す。
実は弟が財宝を見付けていて、それを狙った一味が現れる。
メルに許されて、スコットが暴れると言う展開。
メルは電話でカウンセリングするだけで、現場には行かず。
ファムケはFBI、タイリースは保安官で、それぞれスコットが犯人と決めてかかり
いずれもほぼ役に立たない。
「夕陽に向って走れ」
ロバート・レッドフォード主演の西部劇(?)
「明日に向って撃て!」と同年に公開され、キャサリン・ロスも出ている姉妹作風。
便乗感があるけど、本作も実録ものだそうです。
物語の主人公はウイリーと言う先住民で、
ロスを彼女にするが、反対した父親を射殺。2人で追われる羽目になる。
レッドフォードは追う保安官だが、部下に任せていて犠牲が出た為
後半は逮捕に執念を燃やす。(でも、あまり敏腕感はない)
ウイリーとロスは逃避行風だが、ロスを足手まといだと感じたりして
私たち愛し合ってるんですと言う感じはあまり受けない。
2023/02/23
「ムーンシャーク」
アサイラム作によるサメもの。
ただし、サメの頭のサメ人間で、本当のサメものかと言うと微妙。
米国の宇宙船が月へ着くと、そこにはサメ人間の群れがいた。
旧ソ連の科学者もいたが、彼の怪しい実験で産まれた訳でもないようで
そこらへんの設定がうまく交通整理できていないのか
自分がちゃんと観ていなかったのか。
サメ人間が地球を侵略しようとするのを阻止する事になり
阻止できたような、そうでもないような終わり方。
移動がスローペースの月面歩行なのは、リアルかも知れないけどちょっと間抜け。
2023/02/04
「インデペンデンス・デイ2022」
アサイラムによる宇宙侵略もの。
異星人による攻撃が始まり、何かの専門家である女性が奮戦する。
最初は軍の基地にいたが、基地が封鎖されると知るやそこから退散。
今度は家族の為に走り回り、終盤に基地に戻って軍と行動すると言う展開で
軍は彼女一人に振り回されていると言っても過言ではない。
途中で異星人が捕らわれるが、我々とそっくりの姿だと判明。
異星人は「地球から来た」と言う。
つまり、映画で描かれている方こそ異星人で、侵略しているのが地球人と言う事か。
あるいは、異星人と地球人の起源は同じとも解釈できるが
そこの詳しい説明はない。
軍のリーダーはウイリアム・ボールドウィン将軍だが
異星人を受け入れる流れに反発して退散。
宇宙船を奪って地球(あるいは、そうではない惑星)を攻撃するエンディングで
うまく作れば、もう少し面白かったかもと言う印象。
2023/01/21
「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」
ハリー・ポッターと同じ世界観と言う
ファンタスティック・ビーストの3作目。
悪役のグリンデルバルドが、
ジョニー・デップからマッツ・ミケルセンに交代すると言う騒ぎがありました。
3作目にもなると、今まで何があったかは覚えてるはずとと言う調子で話が進むが
そんなに覚えてません。
おかげで最初何が起きてるんだかよくわからなかった。
魔法使いの新指導者が選ばれる事になり、2人の候補者がいるのだが
悪い存在のはずのグリンデルバルドも、お咎めなしとされ、候補に加わる。
指導者はキリンと言う動物が決めると言うのが習わしだが
グリンデルバルドは魔法を使い、自分が選ばれるように操作しようとする。
そうはさせじと、ニュートや若きダンブルドアが奮戦すると言う訳。
割に単純な話だけど、大勢出てくる登場人物がどんな思惑かよくわからないのは
自分の理解が浅いのか、映画としての描き方に問題があるのか。
ちなみにキリンは、中国の伝説の動物麒麟らしいんだけど、
なぜこいつだけ、実在(はしてないけど)の存在を拝借したのかしら。
2023/01/15
「ラン・ハイド・ファイト」
トーマス・ジェーンの出てるアクション。
主人公はトーマスの娘ゾーイで、父から狩りに連れていかれていた。
(つまりライフルが得意)
除籍にされた生徒たちが、ゾーイの通う学校を制圧。
たまたまトイレにいて難を逃れたゾーイが、一人で戦うダイハードな話。
ゾーイは、格闘や爆弾に詳しい訳ではないんだけど
ライフルの腕を披露するのは最後だけで、後は普通に戦ってるだけ。
それ以上に、一味の目的や計画が良くわからないまま展開。
人質は同級生なんだけど、割に容赦なく射殺する。
まあまあ、雰囲気でそれなりに見れました。
トーマスはちょい役で、トリート・ウイリアムズも保安官役で出てます。
2023/01/09
「シン・オブ・アメリカ」
ブルース・ウィリスが出てるアクション。
近作は脇役である事が多いブルースだけど、
本作は、誰が主人公か?と考えれば、強いて言えばブルースだねと言う作品。
強盗団男女3人が薬剤師の家に侵入し、立てこもる事件を起こす。
保安官であるブルースが担当するが、町の実力者にクビにされてしまう。
実は実力者と薬剤師が組んで、薬物稼業をしていて
強盗の家族が巻き込まれていたと言う訳。
当初に想定した展開と、善悪が逆だったとか
ブルースがそこそこ主役だったとか、面白い点はあるけど
映画全体として面白かったかと言うと、それほどでもない。
2023/01/07
「バニシング:未解決事件」
韓仏合作のサスペンス作。
オルガ・キュリレンコが出てるから観ました。
舞台は韓国。腐敗した死体から指紋採取をする為、
韓国刑事が、新技術の権威であるオルガ博士に協力を求める。
身元は判明するが、背後に臓器売買があるらしいとわかる。
オルガは事件に巻き込まれたと言うよりは、
あくまでも刑事の仲間程度の関わり方で、最初に期待させたほどは面白くない。
2023/01/02
「最後の決闘裁判」
リドリー・スコット監督作による歴史もの。
実際にあった事件をもとに、描いたミステリー調作品です。
時代は14世紀。マット・デイモンとアダム・ドライバーは共に騎士で友人だったが
(厳密に言うと、デイモンが正式な騎士で、ドライバーは従騎士(志願者))
ドライバーが領主ベン・アフレックに取り入り、デイモンと対立するように。
そんな中、デイモンは貴族の娘マルグリットと結婚。
デイモンとドライバーは一応和解するが、ドライバーはマルグリットに恋していた。
デイモンが留守の間に、ドライバーがマグリットを強姦する事件が発生。
最初とっつきの悪い歴史映画かと思ったが、
デイモン、ドライバー、マグリットの視点で再現する構成とわかると面白くなる。
つまり「羅生門」と同じ構成って訳ですな。
ただし、それぞれの話が全然違うと言う訳でもなくて、ちょっともどかしい感じ。
当時は、「そんな事で」裁判沙汰にする例はなく
訴えたデイモンと、訴えられたドライバーのどちらが正しいかは決闘で決める事に。
敗れた方はもちろん死ぬが、仮にデイモンが敗れたら
マルグリットもウソをついていた事になり、処刑されるとの事。大変な時代ですな。
ちなみにマルグリットは事件後に妊娠し、それはデイモンとの子らしいんだけど
「強姦では受胎しない」と言う話が、科学的な事実として論議される。
今、真理として信じられている事が、
未来になって改めて考えると非科学的だったりする事もあるかもね。
2023/01/01
「偽造」
ロイ・シャイダーが出ているアクション作。
ピーター・ウェラーも出ていて、両者が会話してるシーンもあったりするが
主人公は若造ピーターで、フランスの米大使館周辺に出回る偽旅券を調査する。
ウェラーがピーターの叔父である大使館員、シャイダーがピーターの上司。
ピーターは大使館員カテリーナと親密になるが、彼女はウェラーとも関係していた。
カテリーナ役は魅力的な女優さんだが、寝取られ感あり。
だがカテリーナもウェラーも悪びれず、
彼らが犯罪に関与していたのかと思いきや、そんなに悪くないと判明。
後半に出てきたカテリーナの兄が悪い奴だったと言う展開で
迷走感は否めず、ちょっとむずがゆい。
シャイダーは悪役ではないが、いい方として活躍する訳でもない。
2022/12/31
「ドリームプラン」
ウィル・スミス主演による実録もの。
スミスがアカデミー賞を受賞したけど、授賞式でクリス・ロックを殴って話題に。
ビーナスとセリーナのウイリアムス姉妹の父であるリチャードの物語。
5人姉妹の2人にはテニスの才能があると考え、
リチャードは特にビーナスを世界一位にしようと奮戦する。
リチャード自身にテニス経験がないが、有名コーチにも意見して
自分の思うように育てようとする。
これには有名コーチだけでなく、妻も反発。
ビーナスも困惑するが、リチャードの思惑通りに彼女は勝ち進む。
皆に無理と思われてる選手が、予想外に活躍する話は痛快だけど
何が何でも自分の考えを通そうとするリチャードには困惑させられて
素直には感激できない感じ。
「TENET テネット」
クリストファー・ノーラン監督によるアクション作。
「主人公」(役名がない)は何やら極秘の任務に就く事に。
実は、時間を逆行する技術があり、それを悪用した企みがあるらしいと判明。
タイムトラベルを利用したアクションなら何作もあるけど
本作は、言わば逆再生しているような状態なのだ。
その技術があるとどのように便利なのかよくわからない上に
普通に時間を進んでいる者と、逆行する者が格闘する事が可能なのかわからず、
そもそも、逆行したりした人の人生がどういう事になるのかもわからないので
全体的にピンと来ない所が多いが
概して言うと、企みは阻止されたらしい。
2022/12/30
「キングダム・オブ・ヘブン」
リドリー・スコット監督による歴史大作。
もともと2時間超の大作だったものが、ディレクターズカット版として3時間超に。
鍛冶屋の息子オーランド・ブルームは、領主リーアム・ニーソンの養子になるが
リーアムが死んでしまい、オーランドがその後継者となる。
。。と言うあたりまでは、まあまあわかったんだけど、
その後、オーランドと部下は何かの争いに巻き込まれる事に。
あちらの歴史に詳しくない者には、ここがピンと来ず、なかなかに退屈。
流れでオーランド側は敗色濃厚となるが、
ここでオーランドが主導権を握って敵と和解し、聖地エルサレムの撤退を選ぶ。
つまりオーランドらがキリスト教側で、敵がイスラム教側だったと言う訳。
その後、現在まで双方の対立は続いていると言うのは知ってるので
そこらへんを前面に出してもらえれば、もう少し理解できたかも。
ちなみに、リーアムが出ているから観たんだけど、
彼は割に序盤で死に、後は惰性で見続けるのみ。
2022/12/29
「モービウス」
スパイダーマン系の悪役を主人公にした作品。
ヴェノムは知ってたけど、モービウスは知らなかったのでWOWOW待ちに。
主人公のモービウスに扮するのはジャレッド・トト。
彼はDC系でジョーカーを演じた経験あり。
医師で血液性の疾患を持つ彼は、
コウモリから抽出したエキスを注射する事で疾患を克服しようとする。
これが効果あり過ぎて、凄く俊敏に。
血を飲み続けないと禁断症状になると言う吸血鬼みたいな存在に。
て言うか、ほぼスパイダーマンの変則系じゃん。
モービウスの友人もこの能力を得て、悪用するようになり
正義と悪で戦うと言う展開。
キャラは初めましてだけど、話は目新しくはないすね。
そころで、最後に「スパイダーマン:ホームカミング」に出ていたバルチャーが登場。
世間の人が彼を知らなくて、観てて困惑するけど、
別の次元(バース)へ来たと言う事らしい。
スパイダーマンを憎むバルチャーとモービウスが組む事になり
次回作以降での対決を匂わせるが、
今の所、モービウスはスパイダーマンを憎んではいないよね。
「アンビュランス」
マイケル・ベイ監督によるアクション作。
主人公はジェイク・ギレンホール扮するダニーと、彼の義弟ウィル。
ダニーの家はちょっと悪い家系で、ウィルは距離を置いていたが
妻の手術の為に金が必要だと、ダニーに助けを求める。
すると、ちょうどいいと、銀行強盗に同行させられる羽目に。
そこそこ計画していたはずだが、想定外の展開になり、兄弟以外の仲間は全滅。
兄弟は人質の警官を撃ってしまい、かけつけた救急車を乗っ取って逃走。
警官を死なせたくないと言う気持ちはあって、
パトカーに追われながら救命措置をしたりもする、変わったカーチェイス。
長尺のマイケル・ベイらしく、後半はちょっとだれる印象。
ラストはええ話やと言う雰囲気になっているけど、ちょっと調子が良すぎる。
ダメな強盗が、悪運強く逃げ続けたと言う話。
2022/12/25
「キャッスル・フォール」
ドルフ・ラングレンが出演監督したアクション作。
主演はスコット・アドキンス。
スコットは元格闘家の作業員、ドルフは看守長で、
それぞれ、解体された病院に組織の大金が隠されていると知る。
どちらも金に困っていて、これを回収に来るが、組織一味も現れて三つ巴の争いに。
スコットとドルフは協力して、一味を倒すと言う展開。
病院は爆破が決まっていて、残り時間がわずかと言う点がサスペンスを呼ぶ。
2人が退散するのはギリギリ過ぎて、無傷と言う訳にはいかんやろと言う印象。
退散後に、スコットとドルフの絡みがないのも拍子抜け。
組織のボスは刑務所にいて、別の棟に移されると、
そこのボスににらまれると言うラストで、大した組織ではなかったのかも。
2022/12/24
「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」
2009年のジェームズ・キャメロン監督作「アバター」の続編。
人類は、遥かかなたのパンドラと言う惑星の開発しており
人間が装置で眠って、パンドラの人ナヴィ族と同じ体(つまりアバター)と連携させ
ナヴィの人として話を進めようとしていた。
アバターを操る元海兵隊員のジェイクは、軍の強引のやり方に反発。
軍を蹴散らし、最後には本物のナヴィの人として留まる事になる。
(本物のナヴィ族になれるあたりの理屈はよくわからないけど)
凄い映画を観たと感じたけど、続編まで十年以上かかると、
どんな話だったかもだいぶ忘れてる。
だが、強烈な印象を受けたのは、没入感の凄い最新の3D技術。
自分がそこにいるかの錯覚を覚え、こういうのが当たり前になるのかなと思ったか
その後、それほどの作品に巡り合わず。
新作の期待もそこにあるので、3Dで観ます。
あれから年月は流れ、ジェイクとネイティリの間には大勢子供がいた。
ジェイクがナヴィの人として生きていける理屈もよくわからないが
その子供は混血になり、人間ぽい部分もあって、自らの存在に悩んだりする。
一方、一度は退散した人類側も、地球が滅びるのは確定的らしくて
やっぱりパンドラ星を攻めるしかない状況にあった。
彼らは、大佐を中心にした、前回全滅した部隊をクローンで復活させ、
ナヴィ族の体にして、パンドラで行動しやすいようにしていた。
大佐はジェイクに恨みを抱いていて、軍の命令よりも私怨中心で行動。
森は攻撃を受け、地球人であるジェイクの養子スパイダーがさらわれてしまう。
自分が狙われていると知ったジェイクは、森を去って海の部族の所へ。
いやいや、そしたら海の部族が攻撃されるやろと言う気もするけど。
そもそも、スパイダーを助けに行くと言う考えはないらしい。
スパイダーは、実父である大佐(のクローン)に共感さえ感じるが
ナヴィの人を殺害するいとわない態度に再び反発する。
一方、ジェイクの息子たちは、海の部族に最初拒まれるが
いろいろあって打ち解ける。
そこを大佐らが襲撃するが、
ジェイクの次男が親しくなった、モササウルスみたいな奴が暴れて形勢逆転。
大佐らの乗った空飛ぶ空母が沈みそうになり
一家が脱出しようとするタイタニックな展開に。
前作は印象に残ったが、その7割程度が新次元の3D技術で、物語は3割程度。
本作は3D技術はあまり変わってない(と言うか前作ほどのインパクトは受けない)
物語も前作ほどのアバター感はなく、そういう意味ではだいぶ平凡な感じに。
登場人物はナヴィの人ばかりで、種族が違いすぎると見分けがつかないと言うが
どれが誰やらわからず、セリフでようやく理解できる始末。
(特に兄弟の違いが分からない)
そこそこ有名な俳優陣が出ているが、素顔を見せるのはシガニー・ウィーバーくらい。
一方、ジェイクの長女が魅力的な感じで、誰がやってるのか気になったが
それもシガニー・ウィーバーだったので驚かされる。
3時間超である点は、それほど辛くはなかったです。
2022/12/17
「シン・クロコダイル」
中国製の巨大ワニもの。最近怪物系は中国製が多いすね。
津波で街が水没し、そこで巨大ワニが暴れまわると言う話。
主人公らはスーパーに立てこもるが、巨大ワニはそこにも侵入してくる。
最近観た中国製のワニ映画でもそんな展開あったね。
本作の目新しい所は、後半になって巨大ワニが都市に現れる点。
地下鉄のホームに出たりする点は面白い。
ありがちな悪い会社社長が出てきて、一度捕らえた巨大ワニを放ったりするが、
この社長は喰われない。
「シン・オクトパス」
中国製の巨大タコもの。
島に大きめのタコが現れ、研究者であるヒロインが調査。
ただし、見た目はタコと言うより宇宙生物。
愛らしいキャラのつもりで入れた印象。
それとは別に巨大タコが人々を襲っていて、大タコと母子はわかる。
ヒロインの先輩である社長は、遺伝子操作に関わってるみたいで
こいつが悪役かーと思って観ていると、途中で研究を横取りしようとする将軍が登場。
社長がいい人になって、観ている者を困惑させる。
ヒロインは、将軍が研究を手に入れれば人類が破滅すると警戒するが
どういう理屈で人類が破滅するのかはわからない。
2022/12/10
「シン・アナコンダ」
アサイラムによる巨大蛇もの。
エリック・ロバーツ教授と生徒たちが、何かの実習の為にとある島を訪れる。
教授は到着早々に毒グモにかまれ、すぐに帰らないと死んでしまう。
島は晴天だが周囲は嵐らしくて、すぐには救助が来ないとわかる。
教授は島の蘭で毒の回りを遅くできると知っていたが、
島の一番重要な問題を把握していなかった。
島には大量の巨大蛇と、そこそこでかいクモがいたのだ。
蘭の咲く木には、巨大蛇がたくさんいるが、脅威となるのは主に一番大きな奴。
蘭を取りに行った連中が、次々と一番大きな奴にやられていく。
巨大蛇は、燃えてるクモを食べに行くやつなので、火は平気らしい。
倒し方はこんなの他でも見ましたと言う手口で、その他の巨大蛇は倒していない。
最後にさらに大きな蛇が登場。
そいつが出てくる続編が見たいかと言うと、そうでもない。
2022/12/03
「ザ・チェイサー 真実の瞬間」
ブルース・ウィリスが出ているアクション。
例によって主人公は別の人ジミー。
彼は4人を惨殺した容疑をかけられ、刑事コンビにも怪しまれる。
この刑事コンビのベテラン側がウィリス。
ジミーは独自で真相を追い、警察も絡んだ怪しげなグループの存在を知る。
ネタを明かせばウィリスは悪い方で、最近は脇役が多いけど、悪役は初めてかも。
ただし、間違いなく初めてと言い切る自信はない。
「ザ・ミスフィッツ」
ピアース・ブロスナンが出てくるアクション作。
ピアースが出てくるから観たんだけど、レニー・ハーリン監督作でした。
ピアースは泥棒で、それ以上に脱獄のプロとされる人物。
様々な技を持つ義賊グループがピアースを勧誘。
最初は否定的だったピアースは結局参加する事になるのだが
なった途端に自分がリーダーだと威張り出す。
おかげで、終始チームワークがあるように感じられず。
なぜか刑務所に隠された金塊を盗み出すトリックも、鮮やかとは思えず。
2022/11/26
「マークスマン」
リーアム・ニースン主演のアクション。
メキシコとの国境付近の農場主リーアムは、密入国した母子に遭遇。
実は母親の兄がカルテルの金を盗んでおり、母子も追われる羽目に。
母親は撃たれて死に、リーアムは息子ミゲルをシカゴまで届ける事にし、
カルテルの襲撃を受けると言う訳。
リーアムはミゲルと心を通わし、元海兵隊としてカルテルに対して凄腕を見せる。
リーアムらしい安定感はあるけど
納屋で殺し屋一味を狙い撃ちするシーンは、最初にリーダーを倒すべきだと思うよ。
2022/11/23
「スティルウォーター」
マット・デイモン主演のサスペンス。
デイモンにはもう成人(だと思う)娘アリソンがいて、今までとは役柄が違う印象。
アリソンがフランスで殺人罪で逮捕され、
無実を信じるデイモンが奮戦すると言う話。
「96時間」あたりを連想するが、動き出したのは刑務所に入れられてから5年目。
残る刑期が4年で、もう後半に入ってんじゃん。
実は親娘は疎遠だったりして、アリソンも全幅の信頼を寄せている訳ではないのだ。
弁護士らが頼りにならず、デイモンは自分で調査するように。
ボーン風の活躍を見せるのかと思いきや、本作のデイモンはそれほど強くはなく
アリソンもこれ以上手を出さないでと告げる。
その後、フランスで知り合った女性と親しくなったり
アリソンとの関係も良好になったりする中、デイモンは真犯人らしき男を目撃。
男を拉致してしまう。
その暴走がちょっとしたサスペンスを生むが、凄くハラハラすると言うほどではない。
そして、たぶんあるだろうと予想した陰謀もない。
ボーン風のサスペンスを期待すると拍子抜けの所もあるけど
親娘を中心とした複雑な心情を描いたドラマとして観ると、割に面白い。
2022/11/20
「パーフェクト・ケア」
ロザムンド・パイク主演のサスペンス。
ブラックコメディと紹介されてもいるけど、コメディ感はあまりない。
弁護士パイクは、勝手に老人の後見人になり、施設に入れて財産を私物化する詐欺師。
詐欺師を主人公にした話はよくあるけど、標的は悪い奴だったりするもの。
本作はオレオレ詐欺みたいな手口なので、主人公に全く好感が持てない。
そんな中、標的が組織のボスの母親だった為、
パイクは組織の脅しを受けるようになる。
なるんだけど、組織の方を応援してしまう始末。
組織に始末させかかるが、たくましく生き延びたパイクは報復を決意する。
ルールを曲げたのはそっちだと怒るが、最初に仕掛けたのはパイクだよね。
最後にパイクは報いを受けるけど、スッキリする訳ではない。
2022/11/19
「クライ・マッチョ」
クリント・イーストウッド監督主演作。
元ロデオスターのクリントはかつての雇い主に頼まれ、
メキシコにいる雇い主の息子を連れ帰る事に。
雇い主の元妻はメキシコで力を持っており、妨害してくる。
息子はクリントを慕うようになるが
雇い主には、金儲けの為に息子を連れ帰りたいと言う事情があった。
この「慕うようになった」と言う描写がやや長めだったが
最後には雇い主と戦う見せ場があると信じて観る。
だが、そんな見せ場はなくて、
クリントの旧作のつもりでいると、ちょっと物足りない。
2022/11/13
「ジョーズ・リベンジ」
中国製のサメ映画。
主人公は新婚の妻をサメに殺され、以来飲んだくれていた男。
彼はリゾートホテルで働いていたが、
地震による大津波で、建物の中に人喰いザメが入ってしまう。
生存者がサメから逃げ惑うと言う展開。
「パニックマーケット」でも見たような感じだが、
登場人物の紹介が浅く、誰がやられてるんだかよくわからない。
最後にサメを倒してホテルから脱出するが、
付近一帯は水没していて、無線も壊れてるから絶望的なはずなんだけど、
すぐに救助ヘリがかけつける。
リベンジという題名だけど、新婦を喰ったサメと言う説明はない。
2022/11/05
「ロスト・マネー 偽りの報酬」
リーアム・ニーソンが出ている犯罪もの。
最初は何が起こっているかよくわからなかったが、
リーアムらは強盗団で、失敗して全滅してしまったとわかる。
最初に出ていた女性陣は、強盗団の妻たちだったと言う訳。
強盗団が盗んだのは、裏の顔がある黒人議員の金で、
返せと脅されて、互いに面識のない未亡人ヴェロニカらが組んで強盗を計画する。
何か面白そうだけど、選挙に絡んで裏の企みがあったり、
女性陣の気持ちが一致している訳でもなかったりして、すっきりしない。
「逆転法廷」
ロイ・シャイダーが出演している裁判もの。
シャイダーが主人公か、はたまた悪のボスかくらいの期待で見たが
主人公はアーマンド・アサンテ。
まあ、彼も好きなんですけどね。
シャイダー州知事は、裁判のテレビ中継を決める。
殺人犯の裁判が行われ、視聴者全員が陪審員になる。
アサンテは弁護士で、殺人犯を無罪にしようと奮戦するが
劇的にしようとしたプロデューサーが、情報を操作としていたとわかる。
設定の奇抜さに比べて、情報操作と言う真相のインパクトは弱い。
裁判ものと言うよりは、近未来のブラックな社会を描いたSFと言う印象。
シャイダーはテレビ中継を決めときながら、さっさと中止したりして
ちょっと頼りない感じ。
2022/11/03
「ゴーストバスターズ/アフターライフ」
ゴーストバスターズの第4弾。
シリーズは80年代に2作作られ、
2016年になって女性を主人公にしたリブート版(3作目)が登場。
本作は3作目がなかったかのような扱いで、2作目の続き的な話になっている。
オリジナルメンバーは3作目にも4作目にもゲスト出演して、ちょっと節操ない印象。
3作目の主要キャストが4作目にゲスト出演してたりもしない。
本作を観る者としての期待と結果を列挙すると。。
・ゴーストをめぐるコメディ ⇒ 真面目な作風でコメディ色は乏しい
・オリジナルメンバーのゲスト出演 ⇒ 出てるけど登場シーンは少ない
・NYを破壊するような派手なシーン ⇒ 小さな町が舞台で大半の人は気付かず
・例の主題歌 ⇒ エンドクレジットで使われるだけ
特に期待したのはオリジナルメンバーの出演シーンだが
何か必要最小限にした印象で、もうちょっと出してもよかったのではと感じる。
オリジナルメンバーのハロルド・ライミスは故人で
劇中でもそういう扱いになっていて、その孫が遺志を継ぐと言う展開。
散り散りになったメンバーや、ハロルドの家族の絆が深まるのは悪くないけど
本作を観た人が期待したのは、そういう事ではなかった気がする。
ハロルドはゴーストとして登場するが
それはスターウォーズでレイア姫を若返らせたのと同じ技術。
最後まで来て、シガニー・ウィーバーを見落としたか?と焦ったが
エンドクレジットの途中にちょっと登場。
さらに続編の企画が進んでいるようです。
2022/10/30
「シャドウ・イン・クライド」
クロエ・グレース・モレッツ主演のアクション作。
時代は第二次大戦中。
特殊任務だと、クロエは爆撃機に乗り込むが
追加乗員が座る場所はないと、銃座に閉じ込められてしまう。
日本軍(零戦)の攻撃を受ける一方、機体を破壊する怪物(グレムリン)を目撃。
事態に気付いているのはクロエだけと言う訳。
前半の大半は銃座のシーンで、無線で他の乗員と会話するものの
クロエの一人芝居が延々と続く感じ。
面白い設定だと思ったが、後半はクロエが銃座を脱出すると
スーパーマンかと思うような活躍を見せる。
飛行機を破壊するグレムリンは「トワイライトゾーン」の1エピソードでも登場したが
本作では、それに日本軍と赤ちゃんと言うアイテムが追加され、大混乱と言う感じに。
赤ちゃんはちょっと余分だったかな。
クロエちゃん、もう赤ちゃんがいてもおかしくない年齢なんですね。
2022/10/29
「ウルトラマン 怪獣大決戦」
ウルトラマン再編集による劇場版。
実相寺昭雄版が好評だったので、続いて作られた形で
前作が癖のある怪獣が多かったのに対し、本作はシリーズの人気怪獣が中心に。
出てくるのは、レッドキング(多々良島)、ネロンガ、
バルタン星人(初代と2代目)、レッドキング(ツイフォン)のエピソード。
バルタンが分身の術を見せるシーンは新撮らしく、見慣れない描写が少しある。
時々光の国のシーンがあるが、小さな部屋にウルトラファミリーが集合した形。
レオまでの紹介映像がちらっとあり、
映画の後にアニメになったザ・ウルトラマンまで出てくる。
ファミリーは、ウルトラマンが戦うのを小さな部屋でハラハラしながら見守るだけで
助けに行ったりはしない。
なお、DVDには予告編もあり、小林昭二を「しょうじ」と紹介するが
正しくは「あきじ」。
多々良島のエピソードは長篇怪獣映画にも出てきたけど、
ムラマツはハヤタに向けて岩を落としてる気がする。
2022/10/14
「サマリタン」
シルベスター・スタローン主演のアクション。
名前貸しではなく、本当にスタローンが主人公です。
善のサマタリアン、悪のネメシスと言う双子の怪物がいて
両方とも死んだとされる世界。
ギャングがネメシスの仮面とハンマーを手に入れ、我こそは後継者だと暴れる様に。
サム少年は、サマタリアンが実は生きていて、正義の為に復活すると信じていた。
そんな中、不死身に思える老人スタローンと知り合い
彼がサマタリアンだと信じるように。
実は。。と言う真相は時々ある感じだけど、ひとたびスタローンが暴れると強い強い。
ギャングたちも歯が立たない感じで、なかなか面白かったです。
2022/10/15
「アイス・ロード」
リーアム・ニースン主演のアクション。
鉱山で事故があり、リーアムらトラック運転手が救出の為に必要な器具を運ぶ事に。
運ぶコースはアイスロードと呼ばれる氷上で
やり方を注意しないと沈んでしまうと言う訳。
氷上の「恐怖の報酬」をやりたかったんだとわかるが
どうすると危険で、どうすると大丈夫なのかがよくわからないシーンが続く。
実はありがちな陰謀が絡んでいて、ありがちな殺し屋が妨害する展開に。
後半になると氷上ではない、ただの雪山になり、
ずっと危険な状態と言うハラハラ感はなくなり、延々と争ってる印象に。
設定は面白そうなので、もうすこしうまく料理できれば良かったが。
「デーモン・ハンターズ」
悪魔とかが出てくる映画。
ロバート・ダビーが出てると言うので観たけど、彼は主人公ではない。
「エクスペンダブルズ」のメンバーであるランディ・クートゥアが主人公的だけど
彼は悪魔退治チームの一員で、彼中心ではなくチームで取り組む展開。
チームのメンバーにはディーン・ケインもいて
「司書」と言う存在で、マイケル・マドセンも出ているからぼちぼちな布陣。
チームはダビーが主人のバーに乗り込むが、そこには闇の天使と言う女性陣がいた。
闇の天使は、悪い連中を始末すると言う存在で
チームのメンバーも聖人ではないので、自分の闇を直視して苦悩する。
結局、メンバーは皆苦悩するだけで解放されるので
何が見せたかったんすかねと言う印象。
「長篇怪獣映画ウルトラマン」
ウルトラマン再編集による映画版。
公開はTV放送の翌年で、「キングコングの逆襲」の同時上映だったとの事。
出てくるのは、ベムラー、レッドキング、ゴモラのエピソード。
第1話が出てくるので、ウルトラマン誕生が描かれるのかと思いきや
科特隊がベムラーを退治した形で、ウルトラマンは紹介されない。
その後、ウルトラマンは当たり前のように出てくる。
レッドキングの回はあっさりした感じで、ゴモラの回が映画の半分くらいを占める。
レッドキングの回にもゴモラの回にも、怪奇植物スフランが出てくる。
2022/10/10
「アンチャーテッド」
トム・ホランド主演で、ゲームを原作にした作品。
どんなゲームか知らんけど。
ホランド扮する若造は、行方不明の兄が関わっているらしき宝探しをする事に。
兄の知り合いと言うマーク・ウォールバーグや、その仲間であるクロエが加わり
彼らが味方になったり敵になったりが繰り返し展開。
騙し騙されの駆け引きと言う印象はあまり受けず、
何回も逆転したら面白いだろうくらいの安易な脚本に感じられる。
肝心の財宝探しはあまり面白くなく、敵と財宝の奪い合いになるが、
積んでいる船にもかなりの価値があるはずで、その割に雑な扱いをする。
ゲームが原作だけに、ホランドは飛んだり跳ねたりのアクロバティックな動きをするが
若いと言っても、さすがにそんなには体力持たないと思う。
「スーパーマン ディレクターズカット版」
クリストファー・リーブ版スーパーマン第1作の
ディレクターズカット版。
2作目のリチャード・ドナー版が興味深かったので、本作も見ます。
どこが違うかがポイントだけど、
オリジナルの記憶が地上波かも知れなくて、
TV放送時にカットされてた可能性もあり。
気付いたのは
・冒頭のクリプトン星のシーンが結構長い。
・スーパーマンとしての活躍開始後に、ジョー・エルがコメントするシーンあり。
・ロイスは、スーパーマンと空のデートをした後にクラークとデートする。
クラークは正体を明かそうとして、思いとどまる。
・スーパーマンがレックスの基地を訪れた際、
いろんな仕掛けで攻撃されるが、スーパーマンには効果なかった。
ちなみに2時間半の映画で、クラークが大人になるまで50分、
スーパーマンが初登場するまで70分(要塞のシーンは除く)。
最後の締め方はオリジナルと一緒で、このシーンは2作目のドナー版にも出てきたので
ドナーの構想の締め方とは違うと思う。
ディレクターって、ドナーとリチャード・レスターのどちらを意味するんすかね。
2022/10/08
「ザ・メガロドン 怪獣大逆襲」
巨大ザメメガロドンが暴れるアサイラム作品の続編。
ちなみに主人公のリンチは前作にも出ています。
中国軍が米国の衛星にアクセスし、情報を盗み取る技術を開発。
リンチ艦長の艦がその動きに気付き、
さらにその海域に3頭のメガロドンがいたと言う訳。
映画の大半は米中の攻防が占めており、メガロドンが出てくるのは終盤だけ。
小道具になった印象です。
「ウイズアウト・リモース」
トム・クランシーによるジャック・ライアンものの番外編。
「容赦なく」と言う作品の映像化。
ライアンは出てないけど、ジム・グリアの姪が出てくる。
主人公は姪の部下であるジョン。
ジョンらはネイビーシールズだが、襲撃を受けて仲間や家族が殺される。
ロシアの仕業と分かり、復讐に向かうが、実は真の黒幕は米国側にいたとわかる。
陰謀の駒として使われたと知ったジョンらは建物に立てこもるが
暗いシーンが延々と続いて、ちょっと退屈。
切り抜けたジョンは帰国し、そこそこ大物の黒幕を始末するが
必殺仕置人にでもなったつもりすかと言う印象。
2022/10/01
「地獄へ秒読み」
ロバート・アルドリッチ監督による爆弾解除もの。
(そんなジャンルがあるか知らんけど)
舞台は第二次大戦直後のドイツで、
街は空襲で廃墟と化し、不発弾が大量に埋まっていた。
これらを除去しなければ街の復興は叶わないと、6人の命知らずが取り組むと言う訳。
設定は面白そうで、メンバーは次々犠牲になっていくが
「恐怖の報酬」のような、爆発物を扱うハラハラ感は弱い。
リーダーはジャック・パランスで、悪役の多いパランスだが
本作ではちょっとかっこいい印象。
2022/09/23
「ボス・ベイビー ファミリー・ミッション」
頭脳は大人並みの赤ちゃんが活躍する作品の続編。
前作の兄弟は大人になっていて、兄の方の次女がボスベイビーだったと言う訳。
冒頭に、前作に出てたらしき脇役たちがどうなったかが早口で説明され、
これを把握してないと辛いのかと心配したが、そうでもなかった。
長女の学校に何やら問題があるらしく
兄弟が薬で子供になって、学校に潜入すると言う展開。
事件を通じて、疎遠だった兄弟が仲直りし
距離を置いていた娘も、父親と再び仲良くなると言う感じで
観る前はちょっと不安もあったけど、まあまあ面白かったです。
2022/09/19
「プリズナーズ・オブ・ゴーストランド」
ニコラス・ケイジ主演のアクション(?)
園子温と言う監督によるハリウッド作で(邦画あまり見ないので。。)
日本人だらけの和風の街で、なぜか知事は日本人でない人と言う社会が舞台。
ニコラスは銀行強盗するが捕らわれ、知事の孫娘を連れ帰るように命じられる。
逆らえば爆発するスーツを着せられたのだ。
孫娘は知事に逆らい、ニコラスと組んで反撃すると言う展開。
どこかで聞いたような話だけど、
何か面白くないのは、世界観がよくわからないからかな。
「バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」
バイオハザードの新作。
ミラ・ジョボビッチ主演作は6作で打ち止めになり、リブート作と言う趣。
登場人物が怪物化した人間に驚くシーンがあり、そこから描くつもりかと言う印象。
原作であるゲームも知らないし、ミラジョボ版もあまり覚えていない者としては
親切なのかなとも思ったが
途中からは何が起きてるんだかよくわからない感じに。
旧シリーズよりもゲームに近いが、ゲームそのものではないらしいです。
ミラジョボ級の知名度のある人が出ていないのも弱い所。
2022/09/17
「アウト・オブ・デス」
ブルース・ウィリスの出てるアクション。
主人公はたぶんシャノンと言う女性で、悪徳警官が裏切った仲間を射殺するのを目撃。
「たぶん」と言うのは、ブルースもそこそこ出ているから。
悪徳警官一味は、目撃者であるシャノンを始末しようとするが
それを目撃した元警官のブルースも敵に回し、どんどん傷口を広げると言う話。
悪徳警官一味は、簡単に身内を始末する冷酷な連中なのかと思えば
土壇場で妙な絆を見せたりして、何だかよくわからない連中。
一味のボスはブルースらと取引するが、ブルースらがFBIを呼んでいて逮捕される。
そこで「ハメられた!」と愕然とするが、
いやいや、それくらいは想定しろよと言いたくなる。
2022/09/10
「デイズ・オブ・サンダー」
トム・クルーズ主演のドラマ。
監督はトニ・スコットなので、「トップガン」のコンビ。
トムにはニコール・キッドマンとの共演作が3作あって、その1作目。
トムの作品ってコンプリートしてない所があって、
本作も未見と思ったけど、25年前に観てました。
当時は知らなかったマイケル・ルーカー、
ジョン・C・ライリー、フレッド・ダルトン・トンプソンなんて人たちも出てて
ちょっと豪華な布陣だと感じる。
トムはまだ若造感がある時期で、
ストックカーレースをめぐるドラマ(最初に活躍し、スランプになり、最後に優勝)は
どこかで観たような印象。
どこかで観た作品が、本作だった可能性もあるけど。
2022/09/03
「かぐや姫(短縮版)」
かぐや姫の物語を描いた戦前の映画。
円谷英二が撮影を担当しており、特撮監督となるより前の作品。
全部で1時間程度の作品を、海外向けに半分にしたものが、
近年になって見付かったと言う事らしい。
冒頭に、英語の字幕でスターウォーズ式にあらすじの説明があり
男が恋敵を排除する為に、かぐや姫が月から来たと言うウソを教えたとしている。
(つまり月から来た訳ではない)
それは奇抜な設定だと思ったが、
本編はそうはなっておらず、よく知るかぐや姫の物語の通り。
30分と言う短さなので、細かい描写はなく、どんどん話が進む。
多少はあるかなと期待したSFぽさはほとんどなく、
かぐや姫も月へ去ったと言うよりは、牛車で出て行っただけ。
「クーリエ:最高機密の運び屋」
ベネディクト・カンバーバッチ主演の実録もの。
時代はキューバ危機前後。
カンバーバッチ扮するウィンは、東欧で仕事をした事がある経験を買われ
ソ連の内通者オレグとの情報の受け渡しをする事に。
オレグは亡命を保証されて、米国へ情報を渡し続ける危険を冒す。
ところがキューバ危機が勃発し、亡命の段取りを知らせる事が出来ず
CIAもオレグを見捨てるしかないと判断。
オレグとの友情を覚えていたウィンは、自身も危険である事を承知でソ連に乗り込む。
だが、オレグもウィンも逮捕されてしまうと言う訳。
ウィンの妻シーラは出番が少ないが、ソ連まで行って面会するシーンは感動的。
ところで、ソ連の人が「キーウ」と言っているシーンがあるけど、
これはおかしいのでは。
2022/08/27
「サメストーカー ビギニング」
ストーカーを扱うサスペンスの第1弾。
題名だからバカバカしい感じなのかと思ったがそうでもなくて、
ストーカー絡みの連続殺人で、サメも出てきますと言う程度。
犯人がサメを操ってる訳でもない。
ローラは恋人をサメに殺され、ブルースに助けられる。
議員の息子であるブルースはヒーロー視されるが、実はストーカーで
ローラをつけ回すようになり、邪魔する者を始末。
最初からローラに付き合うつもりはなく、ブルースの空回り。
「サメストーカー」
ストーカーを扱うサスペンスの第2弾。
今回もサメの関わり方は前作と同じ。
前作で死んだかに思えたブルースが再登場するが、役者は違う。
そして今回のヒロインアリソンは、前作の元カノと同じ名前だけど、
時間軸はこちらの方が後で、同じ名前だからターゲットになったと言う事か。
やってる事は前作とほぼ同じ。
「サメストーカー リターンズ」
ストーカーを扱うサスペンスの第3弾。
ブルース役は2作目とおなじ役者。
今回もほぼ同じ流れの繰り返しだが、
ヒロインのコートニーが、最初はデビッド(と称するブルース)に惹かれた点が異色。
ブルースはコートニーを狙うが為に、彼女の母親も誘惑して接近する。
毎回ターゲットをしつこく追い回すのに、
映画が変わるとターゲットが変わるのはどうした事か。
「実相寺昭雄作品 ウルトラマン」
ウルトラマンの放送十数年後に作られた再編集による映画。
公開時に劇場で見てて、当時は実相寺昭雄が誰かもわかってなかったけど
ちょっと一癖ある物語が多い。
ガバトン、テレスドン、ジャミラ、スカイドン、シーボーズと出てくるけど
普通の怪獣はテレスドンだけで、後は戦う意思のないような連中。
そこに子供向けと言うなかれのテーマがあったりする。
スカイドンやシーボーズのエピソードは、突っ込みどころも多いけどね。
2022/08/21
「メインストリーム」
アンドリュー・ガーフィールド主演のドラマ。
主人公はフランキーと言う女性で、イーサン・ホークとユマ・サーマンの娘が演ずる。
フランキーはバーテンをしながら動画配信をしていたが、再生数は若干名と言う程度。
ある時、アンドリュー扮する風変りな男を見かけ、彼を撮影。
この動画の再生数がうなぎのぼりになり、バーテンを辞めて、動画配信に専念する。
アンドリューはSNSに否定的な意見を叫んで、
それがSNSで受けると言うおかしな事態に。
彼の行動が一線を越え、犠牲者が出て批判を受けるが、
「これがSNSの弊害だ」と叫んで喝采を受けると言う訳。
言いたい事はわかるけど、論理立てた構成かと言うとそうでもない気がする。
バーテンの同僚にコリーン・キャンプが出ているけど
かなりの貫禄になっていて驚かされる。
よく考えると、他の作品でも見てたんだけど。
2022/08/14
「リトル・シングス」
デンゼル・ワシントン主演のサスペンス。
デンゼルは元刑事だが、連続殺人犯を逃し、普通の保安官となっていた。
新たに連続殺人が発生し、若手でやり手のラミ・マレック刑事が担当する事に。
ラミはデンゼルに協力を求めて、捜査を行う。
捜査の進展は観ていてよくわからないけど、怪しい男ジャレッド・レトが浮上。
ジャレッドが犯人なのか否かは、最後までわからないんだけど
思わせぶりでデンゼル&ラミを振り回す。
ついにキレたラミがジャレッドを殴り、死なせてしまうと言う展開。
それに対してデンゼルがどうするかと言う点が、本作のポイントなんだけど
謎解きの期待は、あまり満たされない。
「ロックンローラ」
ガイ・リッチー監督によるアクション作(?)
ジェラルド・バトラー、イドリス・エルバ、
トム・ハーディと言うメンバーが強盗なんだけど
彼らの強盗計画が延々と展開するのかと思ったら、そうでもない。
それとは別に、借金取りやらその取引相手のロシア人とかが登場。
それらの関係がとりとめもなく描かれている感じ。
退屈だったけど、最後に「実は。。」と言う感じの説明あり。
ちょっと気取った感じで、観客置き去りかも。
2022/08/13
「クリスマス・ウォーズ」
メル・ギブソン主演のアクション(?)
メル扮するクリスは田舎町でオモチャを作っていたが、資金難で軍の装備を作る事に。
一方、ビリー少年は科学展で優秀賞を得る為、殺し屋を雇う。
この殺し屋が、なぜかメルを襲撃しようとする。
何だか事情がよくわからないけど、どうやらクリスはサンタクロースで
殺し屋は子供の頃に願ったものをもらえなかったと恨んでいたらしい。
アクションかファンタジーかわからない印象で
どういう姿勢で観たらいいのかわからない。
悪役が殺し屋とビリー少年に分散している点も、困惑させるポイントかも。
「スパイラル:ソウ オールリセット」
痛そうなシーンが見せ場のソウシリーズ最新作。
ファイナルが7作目で、その後に2作作ったので、9作目らしいです。
刑事が痛そうな手口で殺される事件が連続し、死んだはずのジグソウかと言われる。
その後、個人的な復讐心による犯行だと言うのが伝わってきて、
そう思えば、手口こそ痛そうなものの、どこかで見た連続殺人ものっぽくて
過去作とはだいぶ違う印象。
主人公の刑事役はウィル・スミスに殴られたクリス・ロック。
2022/08/12
「サバイバル・シティ」
ブルース・ウィリスが出ているアクション作。
ブルースの相棒である刑事キャルと、争いに巻き込まれる農場主エリックが登場。
この2人がバディもののように組んで、襲ってくる連中と戦うと言う展開。
襲ってくる連中も、キャルらもあまり頭のよい感じではない。
ブルースはベテラン刑事役で、3人目の主人公と言う体裁だが
気取ってるだけで、ちょっと余分かなと言う印象。
ちなみに、引退を発表したブルースだけど、
近年たくさん出ているので、まだまだ作品はあるようです。
「G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ」
GIジョーシリーズの第3弾。
前作にも出ていた(らしい)スネークアイズに焦点をあて、誕生の秘密を描いた作品。
スネークは父を殺され、復讐の為に組織のボスであるケンタから情報をもらう事に。
ケンタに頼まれて、嵐影一族に潜入する事に。
一族のトミーとも親しくなり、手を組んだとか裏切ったとかが繰り返し展開。
そもそも、ケンタとトミーとどちらが正義なのかも、観ていてピンと来ない。
最後に嵐影一族を追われたトミーが、ストームシャドーと名乗るように。
彼が、前作でイベンヒョンが演じた悪役となったと言う訳すね。
もっと、わかりやすくしてもらいたいっす。
「ジャングル・フィーバー」
ウェズリー・スナイプス主演のドラマ。
彼は白人経営者(ティム・ロビンスら)の会社に勤める設計士だが
秘書につけられたのが白人のアナベラ・シオラだったので困惑。
ウェズリーには妻子、アナベラにも恋人がいるのだが
意気投合して恋仲になってしまう。
浮気だけでなく、黒人と白人がつきあっている点も周囲の理解を得られず
なかなかに暮らしづらくなって、結局別れる。
それで終わるのかと思いきや、その後にジャンキーである兄が父に殺される描写があり
何を描きたかったのかピンと来なくなる。
この兄がサミュエル・L・ジャクソンで、「ジュラシック・パーク」とかよりも前。
ウェズリーは、「モ'・ベター・ブルース」の翌年。
アナベラは、「ゆりかごを揺らす手」の前年。
サミュエルの彼女としてハル・ベリーが出ていて、デビュー作との事。
彼女もジャンキーの役柄で人相が違っていて、言われないとわからなかったかも。
2022/08/10
「パンデミック・エクスプレス 感染無限列車」
中国製の動物パニック作。
列車に大量のネズミが発生。襲われた者は死んでしまう。
謎のウイルスが原因で、列車内だけでなく外部でも同様の事態が起きており、
乗客にもそれを知っている者もいた。
さらには、ウイルスの特効薬はもうできていて、途中の駅の近くに保管されていた。
なんか都合のよい展開で、止まらない列車が舞台なので。。
と言うあたりは、あまり生かされていない。
大量に出てくるネズミはそんなに気色悪くない。
「プラネット・デューン 砂漠の惑星」
アサイラムによるSF作品。
命令違反で左遷されたヤング中尉は、遭難した船を救助する為とある惑星へ。
そこには「砂の惑星」風のワームがいて(もう少し蛇っぽい)
墜落船も襲われれば、救助に行ったヤングらも襲われると言う展開。
ただ倒して逃げるだけ。
ヤング中尉の上官としてショーン・ヤングが出ているが、
貫禄がつきすぎて、言われないとわからない。
最後に復帰が決まったヤング中尉に、今回の仲間が部下となる事を決意するが
そこにショーン・ヤングも加わる。彼女は上官なんだけどね。
「ヤングガン」
80年代の人気若手俳優が集まった西部劇。
主役はエミリオ・エステベス扮するビリー・ザ・キッドで、
仲間にキーファー・サザーランド、ルー・ダイアモンド・フィリップス、
そしてエステベスの弟チャーリー・シーン。
彼らはテレンス・スタンプの牧場に養われていたが、
敵対するジャック・バランス一味にスタンプが殺されてしまう。
仲間の中でもケンカっ早いビリーが、復讐心から一味を襲撃。
指名手配される事になると言う訳。
この復讐の所の描写が散漫な感じで、後半はちょっと退屈。
ビリーらの末路は、ナレーションで紹介されるのみ。
そこは続編で描かれるらしい。
ちなみに、トム・クルーズがちらっと出ている(セリフもない)らしいけど、
よくわからなかったっす。
2022/08/09
「ジュラシック S.W.A.T.対恐竜特殊部隊」
恐竜が出るアサイラム作品。
遺伝子操作で兵器化された恐竜が競売に出される事になり、
そうとは知らない傭兵たちが、移送の任務と信じて実験台にされると言う訳。
一味の企みやら傭兵たちの作戦やらが登場するが、いずれも浅はかな感じ。
一味の黒幕がマイケル・パレだが、陰で動いてるだけで勝手に自滅する。
「ムーンフォール」
ローランド・エメリッヒ監督のSF作。
主人公はハル・ベリーで、元宇宙飛行士で、今はNASAの要職にいる人物。
月の軌道が変わり、地球に影響を及ぼす事態に。
実は、月はエイリアンの人工建造物だという説があって、それが事実らしいとわかる。
そこで、ハルやこの説の提唱者らが月へ向かって対処する事に。
スペースシャトルはもう飛ばしてないので、
博物館にあるエンデバーを使用するなんて展開に。
「アルマゲドン」や、方向が逆たけど「ゼロ・グラビティ」あたりを連想させる。
この辺りまでは面白かったけど
実際に月に着いてからは、よくわからない理屈で物語が展開。
月の影響で混乱する地上で逃げ惑う家族と、交互に描写する形になり
この後半があまり面白くない。
「恐竜・怪鳥の伝説」
東映による怪獣ものと言う珍品。
主人公渡瀬恒彦で、彼の父親は恐竜生存説を主張しており
その遺志を継いで、富士山麓であった恐竜騒ぎを調べる。
前半はジョーズ風に、何にやられたかわからない死者が続発。
後半には恐竜と翼竜にいる事が明らかに。
渡瀬の恋人であるカメラマンの助手(女性)が喰われるシーンがあり、
そこはなかなかグロテスクだが、恐竜の造形は作り物感が強い。
終盤には富士山が噴火し始め、渡瀬と恋人が崖から落ちそうになる描写が延々と続く。
終始怪獣ものぽくない音楽だったが、珍妙な歌が流れたと思ったらそこで終わり。
どうやら、恐竜は噴火で死んだって事みたい。
2022/08/06
「ザ・ガーディアン」
二代目ブロンソンことロバート・ブロンジーのアクション。
ブロンソンはとある一家の庭師をしていたが、この一家が一味の襲撃を受ける。
一味は家族を拘束し、何やら重要な情報が保存されたドライブを狙う。
かつて軍にいたと言うブロンソンは、小屋で寝ていたので難を逃れ
一味を次々倒していくと言う訳。
ブロンソンはそんなには強くなく、一家があまり結束していない点も困りもの。
ブロンソンは前作ほど無口ではなく、前作で感じたほどには似ていない。
でも、また新作が作られれば見るでしょうな。
「スノー・モンスター」
中国製の怪物もの。
中国の科学チームが、何の目的かわからないけど北極圏を調査。
そこには隠されたエリアがあり、巨大な怪物がいた。
現地には部族がいて、怪物を神のようにあがめていた。
つまり、雪山のキングコングと言う趣ですな。
悪い連中がこのコングを連れ帰って儲けようとするが、
生死は問わないようで、結構撃ちまくる。
そんな事より、この雪山には雪の中を泳ぐ巨大ザメが複数現れるが
そちらはあまり驚かれない。
「シーワールドZ」
アサイラムによる作品。
動物園の動物がゾンビになる作品があったらしくて、その姉妹編。
ゾンビウイルスが水族館に持ち込まれ、水族館の動物たちがゾンビ化。
施設に閉じ込められた登場人物が襲われると言う展開。
襲うのは、タコ、ヒトデ、カニ、そしてサメ。
一番危険そうなサメは水のない所ではあまり動けないので、あまり脅威にならない。
そして各動物が現れても、驚く人のアップだけで、動物を写さないのは手抜き。
そんな事より、なぜこんな事態になったかの真相が語られるのが
全部解決した後のエンディングなのは、映画の構成としてどうかと思うよ。
2022/07/30
「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」
ジュラシック・パークから始まったシリーズの6作目、ワールドになっての3作目。
本作がシリーズ最終話との事。(その点はあまり本気にしてないです)
前作で大量の恐竜が放たれてしまい、どう収拾をつけたかが最大の関心事。
もちろん見ます。
前回4Dで見たけど、疲れたので今回は普通のにします。
事前に聞いている情報は
・シリーズ最終作になっている。
・第1作ジュラシックパークの3人も出てくる。
・ワールドのメンバーは当然出てる。
・ヘンリー・ウー博士も出てくる。
前作で世界各地に恐竜が散らばる。
2作目ロストワールドで、T−REXがバスに体当たりするシーンがあったけど
あんな事が各地の都市で展開するのかと期待していたが
基本的に恐竜が出てくるのは、いつものようにジャングルみたいな場所。
ちょっとだけ街中に現れるが、猿やら熊やらが街に出てきたと言う程度で
恐竜に地球が支配されたと言うような状況ではなかった。
恐竜は、バイオシン社がサンクチュアリと言う地に保護しており
天候の操作で翼竜が出られないようになっていると言う。
(いや、もう結構出てると思うけど)
一方で、巨大なイナゴが畑を食い荒らす問題が発生。
イナゴはバイオシン社の畑は食わないとわかり、俄然陰謀の匂いが。
これを1作目のアラン博士とエリー博士が調査。
イアン博士は、既にバイオシン社に接触していたと言う訳。
バイオシン社の陰謀の為には、メイジーとブルーの子供が必要で
一味にさらわれてしまい
彼らを助けようとオーウェンとクレアもサンクチュアリへ潜入。
大集合となる訳。
悪徳企業の陰謀を阻止して脱出する007的な展開だが
7〜8人が集合してぞろぞろ移動する様は、効率悪そう。
凶悪な恐竜を倒すとか、逃げるとか言う訳ではない。
最後は、人間と恐竜が共存する事になったと言う終わり方で
猿の惑星ぽいが、繰り返しになるけど、恐竜はそんなにはいない。
次作に続くような作りではなかったけど
結局の所、映画の前後で状況が変わったようには感じられず
ネタに困ったら、また復活するでしょうな。
何か期待したのとは違ったけど、まあまあ面白かったです。
2022/07/23
「オープン・ウォーター2」
海を漂流する人たちがサメに襲われる話の続編。
前作は米国映画で、本作はなぜかドイツ映画。どちらも実話との事。
男女3組がヨットで海に出て泳ぐが、誰もはしごを下ろしておらず
戻る事が出来なくなると言う話。
人間誰しもうっかりミスと言うのはあるものだが
それはあかんやろと言う突っ込みどころが連続。
とは言え、そこからどうやって脱出しようとするかと言う展開は、
まあまあ面白くて、単調だった前作よりも好印象。
ちなみに、サメは話題には出てくるだけ。
「日本沈没2020 劇場編集版−シズマヌキボウ−」
日本沈没を描いたwebアニメと言うのがあったらしくてその総集編。
女子中学生が主人公で、彼女の一家や知人らが
日本沈没と言う事態に遭遇したと様子を描く形に。
何回か作られた映画やドラマは、政府とか研究者目線なのに対して
本作の中心が一般人目線になっている点は面白い。
中盤で、怪しげな宗教団体が登場したあたりから雲行きが怪しくなって
いろんなテーマを詰め込みたかったと言う意図は分かるけど
ちょっとつまらなくなった印象。
もう少し短くして、前半の雰囲気を維持できたら良かったかな。
小野寺は登場するが、田所博士は話題に出るだけ。
2022/07/18
「キャッシュトラック」
ジェイソン・ステイサム主演のアクション。
監督はジェイソンと何度も組んでるガイ・リッチー。
警備会社に就職したジェイソンは強盗事件に遭遇するが、
一味を凄腕で倒してしまう。
実はジェイソンは、息子を殺されたギャングのボスで
復讐しようと自ら警備会社に潜入したのだ。
ここまでは、ブロンソンぽい復讐劇で面白そう。
(別にボスである必要はない気がするけど)
強盗一味にはジェフリー・ドノバン、スコット・イーストウッドなんてメンツがいて
後半はそちらの描写に尺を取っていて、
主人公のジェイソンがあまり出てこなくなってしまう。
警備会社の同僚にはジョシュ・ハートネットがいて
彼はいわくありげだったけど、結局何もなくて拍子抜け。
ここらへんの配分をうまくすれば、もう少し面白かったと思う。
2022/07/16
「アウトポスト」
スコット・イーストウッド主演の戦争もの。
米軍がアフガンに前哨基地を設置。
タリバンの攻撃を受けて大変な目に遭いましたと言う話で
わかりやすい事件とかはあまりない。
「ドクター・ドリトル ザ・ファイナル」
エディ・マーフィ主演シリーズの5作目。
娘マヤを主役にしての3作目で、本作が一番最後。
前作で獣医の大学に入れる事になったマヤだが、すぐには実習がないと知って失望。
セレブのティファニーに誘われて、動物の番組に出る事に。
だが番組に出る事が動物の為になる訳ではないと悟ると言う展開。
まあ、予想された流れである一方、
「動物と話せる」と言う才能が、映画としても生かされていない印象で
シリーズ打ち止めは賢明な判断だと思います。
2022/07/10
「幸せへのまわり道」
トム・ハンクス主演のドラマ。
物語の主人公は記者ロイドで、人気司会者であるハンクスを取材する事に。
ロイドの家庭には問題があり、取材の過程で逆に質問を受け、問題を解決すると言う展開。
言いたい事はわかるけど、凄く感激したかと言うとそうでもない。
実話らしいです。
2022/07/03
「恋におちたら…」
ロバート・デニーロ主演の恋愛もの。
同じデニーロの「恋におちて」と言う作品があって便乗ぽいけど、つながりはない。
デニーロは刑事役だが、他作品のようにやり手と言う訳ではなく、
銃もめったに撃たず、現場の写真撮影を趣味にしている。
ある時、たまたま強盗からビル・マーレーを助けるが、彼は組織のボスだった。
マーレーはお礼にとユマ・サーマンをあてがい、デニーロは彼女にべたぼれに。
だが、マーレーは俺の女だと言ってもめると言う訳。
マーレーのキャラがなかなかつかめず、何をもめてるのかピンと来ない。
ユマ・サーマンは「パルプフィクション」の前年。
あと、ホレイショことデビッド・カルーソがデニーロの相棒役で出ているが
ホレイショの10年くらい前で、ちょっと若造感あり。
2022/07/02
「ブルース・ウィリス ドント・サレンダー 進撃の要塞」
引退を発表したブルース・ウィリスが出ているアクション(?)
近作のように彼は主人公ではなくて、主人公はブルースの息子。
企業が経営の危機にあり、金の無心の為に、父のいる高齢者施設を訪ねる。
実はブルースは元CIAで、施設は彼のような人物を守る為のものだった。
ブルースに恨みを抱く連中がここを襲撃。
そんな施設なのに、係員が襲撃に怯えたりして頼りない。
ブルースは最後まで生き延び、敵はおおむね彼が倒した印象。
主人公はさほど役に立たず、施設責任者の女性となぜかラブな関係になる。
「クリフハンガー/フォールアウト」
山を舞台にした攻防を描く作品。
2作品くっつけたような邦題に惹かれて見てみました。
ケリーとソフィーの女子2人が岩山に挑戦する事になり、男子グループと合流。
男子のリーダーであるジョシュに襲われ、ソフィーが殺されてしまう。
その様子を撮影したケリーが逃げた為、ジョシュは彼女を始末しようとする。
男子グループの他のメンバーは消極的だが、なぜかジョシュには逆らえず。
おまけに、ジョシュに裏切られて始末されていく。
ケリーはロープなしで岩場を登り、途中の岩棚へたどり着く。
ジョシュ一味は、普通の山道でその上にたどり着き、
いろいろ嫌がらせをして、カメラを奪おうとする。
シチュエーションは面白いけど、理由もやってる事もレベルの低い話。
攻防も頭脳戦と言う印象はあまりなく、男子チームが自滅していった感じ。
2022/06/25
「すべてが変わった日」
ダイアン・レインとケビン・コスナー共演のドラマ。
この2人は「マン・オブ・スティール」でも夫婦を演じたが、本作でも再び夫婦役。
ダイアンは孫がいる役柄でちょっと違和感あるが、ありえない年齢ではない。
夫婦の息子が落馬で死に、息子の妻ローナは別の男性と再婚。
再婚相手の一家は、母親ブランチが支配しており
息子たちも暴力的になって、ローナや孫ジミーに暴力が振るわれていると気付く。
夫婦はローナらを助けようと乗り込むと言う訳。
助けるのが実の娘ではなくて、既に死んでいる息子の妻と言う点が、
家族の絆を感じさせる。
何か熱くなるリベンジを想像したが、
ダイアン夫婦も敵対する一家も破滅的で、共感できるかと言うと微妙。
「バーン・ノーティス」のマイケルが出ているが、
ブランチの指示で動く息子(弟かも)役で、強敵と言う感じではない。
「トイ・ストーリー4」
おもちゃの世界を描くシリーズ第4弾。
ウディの持ち主であるボニーは、ウディをそれほど大事にしていなくて
先割れスプーンで作った自作のおもちゃフォーキーがお気に入り。
フォーキーはおもちゃと言う自覚がなくて、飛び出してしまい
ウディが助けようと奔走する事に。
その過程で、誰かの持ち物ではない
野良おもちゃ(劇中でそう呼ばれてるわけではありません)がいると知る。
前作までに出てきた子供たちは、
おもちゃ全体が好きか、好きでないと、明確に分かれていたが
本作に出てくる子供たちは、おもちゃは好きだけど、
ものによっては飽きたりすると言う訳で、ウディも飽きられた組。
実際の子供ってそんなもんだけど、
前作までとは設定が変わったなと感じさせられる。
この設定変更が許せない人もいるようで
ネットではトラウマと言う人もいるようだけど、自分はちょっと困惑した程度。
2022/06/18
「レイン・イン・ブラッド」
ヴィニー・ジョーンズ主演のアクション(?)
ヴィニーは、ボスであるマルコム・マクダウェルの取引話に同行。
だが、取引相手ロン・パールマンの息子が、ヴィニーの恋人を殺してしまう。
これに怒ったヴィニーが息子を始末し、パールマン一味の総攻撃を受けると言う話。
普通ならヴィニーが大暴れして、一味を一網打尽にしそうだけど
ヴィニーが倒したのは息子だけ。
マルコムとパールマンの決闘シーンがあったり、
何となく巻き込まれた男女にウェイトが置かれたりで、バランスは良くない。
「ドクター・ドリトル4」
エディ・マーフィ主演シリーズの4作目。
前作から娘マヤを主役に据えて、エディは出てこない。
獣医になりたいマヤだが、成績は思わしくなく、大学の入学審査も微妙な状態。
父の代役として、大統領の愛犬を診る事になり、才能を発揮するチャンスだと考える。
某国との協定を邪魔しようとする一味の妨害があるが、さほどの障害にはならず。
お手軽な感じ。
2022/06/11
「モンタナの目撃者」
アンジェリーナ・ジョリー主演のサスペンス(?)
ジョリーは山火事対応の消防士だが、風向きを見誤って仲間が犠牲になった過去あり。
犯罪の証拠を持った少年が殺し屋に狙われ、ジョリーが少年を助けるてな話。
それだけ聞くと、まあまあ面白そうではあるが
ジョリーの他、少年親子、殺し屋2人組、保安官夫婦を交互に描いている為か
誰が中心で展開しているのかわかりづらく、最初の内は群像劇なのかとも思えた。
役柄的には、ジョリーはややベテランくらいの立ち位置と感じたが
見た目の貫禄があり過ぎて、そこは違和感あり。
もっと困るのは殺し屋2人組で、凄腕そうな雰囲気はあるが
子供がいると知っていながら確認せずに逃がしたり、
子供を始末する為に、とりあえず山に火を着けてみたりと、首をかしげたくなる。
片方が倒されるシーンがあり、
普通だと、より凶悪なもう1人が野放しになったりするものだが、それもない。
「オールド」
M・ナイト・シャマラン監督作による奇抜な設定のサスペンス。
リゾートホテルを訪れた一家は、支配人に紹介されてプライベートビーチへ。
そこでは子供たちが急速に成長すると判明。大人たちも急速に老化しているとわかる。
実は、このビーチでは1日でほぼ人生が終わってしまうのだ。
だが、ビーチから出ようとすると気絶してしまい、どうしても出られない。
この不思議な作用を悪用した企みが最後に暴かれ、そういう事だったのかと思わせるが
実際には老化のメカニズムはよくわからないまま。
子供たちが成長すると、なぜか知識も付いているのはおかしな気が。
成長しても水着サイズに問題ないのはご愛敬。ジャイアントウーマンもそうでした。
2022/06/05
「レジェンド・オブ・ドラゴン 鉄仮面と龍の秘宝」
ジャッキー・チェンと
アーノルド・シュワルツェネッガーの出てくる秘宝もの。
ジャッキーが主人公で、ショワはちょい役かなと思ったら、さにあらず。
天龍と言う龍が封印されていて、それを復活させる為には印が必要だった。
それは物語が進展して判明した事ではなくて、最初から知られていた事なんだけど
映画で説明があったのは終盤くらい。
それをめぐって、ジョナサンと言う英国学者と、
ロシアからピョートル大帝、中国から王妃が入り組んで物語が展開。
結果として、天龍を悪用しようとする妖女を倒すと言う訳。
何が起きてるのかもわかりにくければ、誰が主人公なのかもわかりにくい。
ジャッキーは老師役。シュワは、ジャッキーの入った刑務所の所長。
どちらもそれなりに見せ場があるけど、
物語に絡むかと言うと、いなくても構わない印象。
いなくても構わない人たちに時間を割いてるおかげで、映画のバランスは良くない。
ちなみにルトガー・ハウアーまで出てるけど、それは本当にちょい役。
2022/06/04
「コンティニュー」
メル・ギブソンが出ているSF風味のアクション。
主人公のロイは、目覚めると殺し屋集団の襲撃を受ける。
結局殺されるんだけど、再び目覚めると同じ事を繰り返す。
何度も繰り返す内に、ゲームのように少しずつ進展するようになり、
真相に近付くと言う訳。
トム・クルーズの「オール・ユー・ニード・イズ・キル」を連想するが
製作サイドは、アクション版「恋はデジャ・ブ」と言っていたとの事。
元妻ナオミ・ワッツが、上司メル・ギブソンの悪事を阻止しようと仕掛けしたと判明。
ナオミはロイが目覚めた直後は生きていたとわかり、
ロイは、いろんな所をすっ飛ばしてゴールへ向かう方法を見付け出す。
ゲームの攻略法を見付けたみたいな雰囲気で面白いが、
そこへ至るまでの展開と、
結局どんな悪い事が起きてたの?と言うあたりは、よくわからない。
「ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結」
スーサイド・スクワッドの新作。
1作目でマーゴット・ロビーのハーレイが評判になり、
彼女の単独作が作られた後の3作目。
ハーレイだけが連投する形で、後のメンバーは総入れ替えに近い。
南米某国でクーデターが起き、反米政府が樹立した為、倒すと言うのが新たな任務。
実は、米国はここでスターロと言う巨大ヒトデの怪物を研究しており
その証拠を隠滅しようとする事が真の目的だった。(あ、これネタバレか?)
指示する司令官は証拠隠滅を優先するが、
メンバーは人々の為に怪物と戦う事を決意すると言う訳。
結局の所、ハーレイ以外のキャラがよくわからないのも難だが、
ハーレイが出てくれば出てきたで、彼女のキャラに頼りすぎと言う印象も受ける。
2022/05/28
「山猫は眠らない8 暗殺者の終幕」
凄腕スナイパーを描いたシリーズ第8弾。
もともとはトム・べレンジャー主演のシリーズだったが
4作目からはその息子が主人公になり、べレンジャーは出たり出なかったり。
本作では、某国大臣が狙撃で殺され、CIAはその凄腕から息子の仕業だと判断。
実は別に凄腕女スナイパーがいたのだが
CIAも父親の事は知っているから、ずいぶん横着な判断をしたものです。
真相に感付いている国土安全保障省の男は、CIAに女性部下を潜入させるが
彼女は勤務中に誰かに電話していてもお咎めなしなので、
機密保護もへったくれもない感じ。
親子+女スナイパーの3人が互いを探るのは面白いが(実質2対1だけど)
女スナイパーは終盤のちょっと前に捕まってしまい、
最後は協力して黒幕を倒す形になったのは拍子抜け。
タイトルに「終幕」とあり、原題にも「END」とあるので、
シリーズ最終作と言う事かも知れないけど、
女スナイパーが再登場しそうな含みも感じられる。
「スペース・プレイヤーズ」
「スペースジャム」の続編。
前作はマイケル・ジョーダンがアニメの世界に入る話だったが
本作ではレブロン・ジェームズがアニメ(や映画)の世界に入る。
バスケに疎いのでレブロンと言われてもピンと来ないんだけど。
バスケよりもゲーム作りに夢中の息子とレブロンが
ゲームの世界でバスケ対戦する事に。
レブロンは、バックスバニー他のキャラを集めるが、あくまで正統派チーム。
対する息子のチームは、まさにゲームみたいなキャラで
超人的なプレイをしたり、コンボ得点なんて、実際にはないルールも登場。
最後に親子が互いを理解するのはお約束な感じで、
いろんなキャラとレブロンが共演する様を描く事が、元々の主旨のはずで
そういう意味ではうまく交通整理できていない気がする。
映画のデータバンクから、実写キャラも登場するが(キングコングとかグレムリンとか)
彼らはゲームには絡まない。
レブロンの妻役で、「スタートレック・ディスカバリー」のマイケルが出ているが
かのシリーズのように男勝りではないので違和感が。
「デンジャラス・ガイズ」
ジョシュ・ハートネット主演のドラマ。
ジョシュ久しぶりな気がします。
ジョシュの母親は刑務所にいるが、余命わずかと分かり、何とか出そうと画策する。
荒っぽいやり方で脱獄させるのかと想像して見たが、そうではなかった。
仮釈放されるよう根回しし、それが通らなかったら、さらに裏の手口を使う。
ジョシュらがやってる事は違法行為だが、母親自身はそれを意識していないと言う訳。
ジョシュら家族の気持ちが全員一致しているかと言うと、そうでもなくて
おかげで、物語としてぐすぐずした印象。
2022/05/21
「メガ・クロコダイル」
中国製の巨大ワニもの。
最近、怪物もののアジア率が高くなってますね。
怪しい実験で怪物化したワニがいる島があり、
女性社長が弟を助ける為、専門家と島に乗り込むと言う訳。
まあ、どこかで聞いた話で、何か安っぽい印象。
ワニは超巨大と言う訳ではなくて、やや大きい程度。
エンドクレジットは何か軽やかな音楽で、怪物ものぽくない。
「ブラック・クローラー−殺戮領域−」
英国製のワニもの。
戦時中の日本軍が占領したビルマの島を取り戻そうと、英軍の少数精鋭部隊が上陸。
だが、そこにはワニがいて、次々やられると言う話。
実話らしいんだけど、結局全員がやられるので、
何があったかはすべて創作と言う食人族方式。
沼にカバンを落とし、それを引き寄せようと苦戦するシーンが見せ場となる程度で
全体的に盛り上がりに欠ける。
ちなみに、島にいた日本兵は大半が食われたらしい。(その描写はない)
「ジャングル・ツアーズ」
アサイラム作で、ジャングルにいろいろ出る話。
ディズニーのアトラクションを元ネタにした作品と勘違いしかけたけど別作品。
ジャングルを開発しようと一団が乗り込むが、そこにいろんな生物がいると言う訳。
いるのは、ドクガエル、ピラニア、普通サイズのワニ、
やや大きいクモ、巨大蛇、人を絞め殺す蔓(つる)と全体的に小粒。
ラスボスとして、クルピラなる守り神みたいなのが出てくるけど
これは頭が燃え続けていると言う、生物ぽくない存在。
「ザラタン 大海の怪物」
台湾製の怪物もの。
ザラタンと言うのは、本物の伝説の怪物らしいけど、
本作ではクモの怪物(海なのに)と言う事になっていて
小サイズなのはタランチュラみたいだけど、大サイズは大きなカニの様で
どっちやねんと言う印象。
漁船が、いつのまにか侵入した巨大カニ(あるいはクモ)に襲われる。
その緊急事態の中、漁師たちの内部分裂が起きていたと言うめんどくさい展開。
物語に深みを入れたかったのかも知れないけど、結果的に焦点がぼける事に。
女性記者役の人が美人だと思ったら、台湾ではけっこう人気の女優さんらしい。
2022/05/15
「ディープシャーク」
ちょっと前のサメもの。
そんなに古い作品ではないんだけど、何か全体的に古臭い。
沈没船の探索でサメに襲われ、父を失ったダイバーが、ビーチの監視員になる。
物語はその10年後なので、特定のサメとの対決ではなく
そもそもその付近はサメが多かった模様。
主人公の同僚やら市民やらに犠牲が出て、
当初からサメの仕業である事を疑う者はいないのだが
市長は祭りの開催を強行しようとする。
祭りの客が次々襲われる修羅場になるのかと思いきや
沈没船の財宝を狙う男が現れ、男とその一味が悪役と言う形に。
(もちろんサメに喰われる)
話が横道にそれた感じで、もう1人の悪役たる市長は、途中から出てこなくなる。
2022/05/14
「シン・ウルトラマン」
「シン・ゴジラ」は、実際にゴジラがいたらと言う視点が描かれていた。
本作はウルトラマン(と戦う怪獣や宇宙人)が実際にいたらと言う視点
で描かれてるはずで
情報量がぐんと増える気もするけど、どういう事になるかは関心あるところ。
ゴジラは毎作劇場で見ているのに対し
ウルトラマンは、昔々実相寺昭雄版を劇場で観たけど
基本的に劇場では観てこなかった。(最近のはビデオでも観てない)
だけど、本作は特別感があるので観ます。
事前にわかってる情報は
・ウルトラマンにはカラータイマーがないらしい。(元々のデザイン通り)
・ネロンガとガボラが出るらしい。他にも出るかは不明。
・ザラブとメフィラスも出るらしい。
・「そんなに人間が好きになったのか」と言うセリフが宣伝文句になっているので
ゾフィが出てくる最終回まで描かれるに違いない。(たぶんゼットンも出る)
・メフィラスは山本耕史が演ずるらしい。
・怪獣は禍威獣、科特隊は禍特対と呼ばれるらしい。
・登場人物の名前は、オリジナルとは違うらしい。
冒頭に、シン・ウルトラマンのタイトルが、オリジナル風に出る。
オリジナルは、最初に「ウルトラQ」と出て、「ウルトラマン」に変わったが
本作は「シン・ゴジラ」と出て「シン・ウルトラマン」に変わる。
つまり、かの作品のシリーズっていう意識なのかな。
それでかはわからないけど、竹野内豊が「シン・ゴジラ」と似たような役柄で出演。
その後、いきなり怪獣が出て、ゴメスと紹介される。
つまり禍特対が結成される前段階として、ウルトラQの怪獣を出してきた訳。
マンモスフラワーとかぺギラとかが凄い勢いで出てきて
ネロンガとガボラしか出てこないかも知れないと思っていたから
その圧倒的な情報量にちょっと頭を抱える。ただし、この勢いはここまで。
禍特対が結成され、いろんな組織から優秀なメンバーが集まる。
彼らの活動は分析とかをメインにして、実際の攻撃とかは自衛隊に依頼すると言う形。
昔からあった組織ではないので、このやり方は納得感がある。
自衛隊からは嫌われそうだけど、そういう描写はない。
そうこうする内に禍威獣が現れ自衛隊が攻撃するが、効果はない。
そこへ銀色の巨人、つまりウルトラマンが現れ、禍威獣を倒す。
だが、人々はウルトラマンを盲目的に信頼する訳ではなく、禍威獣と同様の扱いをする。
これも実際に現れたらありそうな話です。
やがてザラブが現れ、ウルトラマンは敵だと政府に訴える。
実際、ウルトラマンが暴れた為、政府も信じてしまうが、
真相がどういう事なのかはご承知の通り。ニセウルトラマンです。
ザラブを倒すと今度はメフィラスが現れ、またも政府を懐柔しようとする。
怪獣が日本にしか現れないのは、たまたまみたいだけど
おかげで、必ず毎回まず日本政府に話を持ち掛けてくる。
ちょっとだけ米軍は出てくるけど、米国政府は出てこないので、ここは違和感あり。
メフィラスと言えば、オリジナルではザラブやバルタンを操る能力を見せたが
本作ではそれはなくて、代わりに巨大長澤まさみが出てきました。
これは意表を突かれたが、巨大フジ隊員の流れで面白い。
(ネットで見ると、皆予想してたみたいだけど)
ちなみに、本作が面白かったのはここまで。
ウルトラマンが変身するのにはベータカプセルが使われるが、
そのエネルギーを利用して人類を兵器化できるとかできないとか言う話が浮上。
ちょっとピンと来ない話だけど、終盤はこの話が延々と続く。
これがこの作品の評価を落としてると思う。
ゴジラだけと戦っていた「シン・ゴジラ」と違って
複数の敵と戦う都合上、盛り上がりが散発的になっているのもマイナス。
どうせなら出してほしかった怪獣や宇宙人(残りはバルタンだけど)もいたし。
何作かに分けた方が良かったかも。
オリジナルではウルトラマンもハヤタも生き延びたが、
本作のウルトラマンは死んだように思えるので、続編は作らないのかも。
2022/05/07
「シンデレラ」(2011年伊)
シンデレラの物語をイタリアで映像化した作品。
ディズニーの有名作品があるので、どれだけオリジナル色を出すかが見どころ。
本作は、もしあの話が実際にあったら、と言う発想のアレンジで、
魔法使いも、ガラスの靴も、王子様も出てこない。
観る側がそこをどう感じるかだけど、個人的には微妙なアレンジよりも好感が持てた。
ただし、王子様たるセバスチャンは
惹かれている正体不明の女性が、隣の家のオーロラだとなかなか気付かず
その割に「そうだったのか!」と言う衝撃を受ける感じもやや盛り上がりに欠ける。
オーロラ役はイタリアのスーパーモデルで、
世界の美女100名に選ばれた事もあるそうです。
「ドクター・ドリトル3」
エディ・マーフィ主演シリーズの3作目。
エディは出てないけど、彼の妻役や娘役は同じ人が演じてるらしい。
エディの娘マヤは動物の言葉が話せるが、変人と思われたくなくてそれを隠していた。
訪問した牧場が破産の危機にあり、
マヤがその能力を使い、ロデオ大会の賞金を得ると言う話。
ひねりはあまりないけど、この設定であと2作作ったみたいです。
2022/05/05
「レア・セドゥのいつわり」
レア・セドゥが出ているドラマ。彼女が主人公かと言うと微妙。
作家のフィリップ・ロスと言う人を描いた話なので
フィリップ役が主人公で、セドゥはその相手役(の1人)と言うところか。
フィリップは実在の人物で、「白いカラス」なんて映画化された作品もあります。
フィリップは小説を書く為に、いろんな女性に取材し
彼女たちと愛人関係になったと言う話。
その1人がセドゥで、確かに出番は一番多い。
物語としてはとりとめもない感じ。フランス映画だからか、セドゥは裸あり。
「グエムル−漢江の怪物−」
韓国製の怪物もの。
公開当時話題になったけど、韓国映画ってあまり見ないので、後回しにしてました。
韓国の河に正体不明の怪物が現れ、小さな売店の店員カンドゥの娘がさらわれる。
死んだものと思われた娘だが、携帯で電話があり、
怪物が巣にしている下水溝に生きていると判明。
街は非常事態で封鎖されているが、
抜け出したカンドゥと彼の家族は、娘を救出する為に奮戦すると言う展開。
カンドゥの妹はアーチェリーのメダリストで
アーチェリーで怪物に立ち向かう光景は面白いんだけど
家族と怪物の攻防が観られるのは終盤だけで、そこまではなかなか進展しない。
2022/05/04
「抱きしめたい」
ロバート・ゼメキスの監督デビュー作。
ビートルズが米国へ来た時の大騒ぎを描く話。
エドサリバンショーに出演する為、ビートルズが米国を訪れ、ホテルに泊まる事に。
熱狂的なファンたちは、一目会おうとホテルの周囲に殺到する。
主人公である4人組の娘たちは、2人が熱狂的なファン、
1人はむしろビートルズだけがチヤホヤされる状況に反発。
最後の1人ナンシー・アレンは、ビートルズは好きだけど、熱狂と言うほどではない。
この4人が、ホテルの周囲で悪戦苦闘。
意外にも一番接近できたのがアレンで、偶然ビートルズの部屋に侵入してしまう。
途端に宗旨替えして、ブラシの毛を集めたり、
ビートルズが使ったらしきカップを集めたり。
そこに描かれるのは、まさに近年ストーカーと揶揄される熱狂的ファンの姿だった。
警官に見付かって追い出されるが、ファンたちには英雄のように称えられる。
最初の内、アレン以外の3人の区別がつかなかったが
観ている内に、それぞれの目的が少しずつ違う事がわかってきて面白い。
アレンは「キャリー」や「殺しのドレス」とかとは違う雰囲気で、可愛らしい感じ。
「インフィニット 無限の記憶」
マーク・ウォールバーグ主演のSF風味のアクション。
この映画の世界では、輪廻転生があって、さらに前世の記憶を残している連中がいた。
その中でも、その記憶を残そうとする連中と、
輪廻転生を終わらせようとする(その意図はよくわからない)連中がいて、
長く対立していた。
この設定の理解だけでも大変なのに、
主要登場人物は、前世とは名前も顔(俳優)も違うので
観る者に理解しやすくしようとする配慮は感じられない。
マークは前世の知識を継いでるので、
武術に優れてるみたいな(マトリックス的な)描写もあるが
観ていて納得感があるかと言うと、そうでもない。
2022/05/03
「オールド・ナイフ 〜127便の真実〜」
クリス・パイン主演のサスペンス。
CIAのパインは、8年前のハイジャック事件について再調査を求められる。
乗員乗客全員が死亡する悲惨な事件だが、
CIA内部にテロリストへの内通者がいたと判明したのだ。
そこで、元恋人で元同僚であるタンディ・ニュートンに再会。
派手なハイジャックの描写や銃撃戦とかはなく、もっぱらインタビューで展開。
こういう構成はユニークだけど、何が起きているのかはわかりづらい。
わかりづらいんだけど、誰が犯人かについては割に早々に察しがつく。
2022/05/02
「妖怪大戦争 ガーディアンズ」
21世紀に復活した「妖怪大戦争」の続編。
何だかよくわからないけど、妖怪獣なる妖怪の世界で恐れられる存在が復活。
いっぱい出てくる妖怪にもいろんな派閥があるらしくて右往左往するが、
正直誰が誰やらよくわからない。
(メイクのせいで、俳優で判別できないと言う難もある)
お札を剥がした為に妖怪の世界へ落ちた寺田心くん兄弟がこの混乱を収めると言う訳。
何が起きたのかもよくわからない。
大魔神が最後に出てくるのが見せ場だが、扱いはゲスト的。
「星の王子 ニューヨークへ行く2」
エディ・マーフィ主演作の33年ぶりの続編。
国王が死を前に、王子であるマーフィに跡継ぎを探せと命ずる。
マーフィの子供は娘ばかりだが、一度だけ関係したNYの娼婦が息子を産んでいた。
息子ラベルはこの話に乗るが、王妃や娘たちはガラの悪いラベルに閉口。
やがてラベルは王子としての心構えに目覚めるが。。と言う話。
全体としては、かつてマーフィがやった事をもう一時やった様な感じ。
隣国の将軍役がウェズリー・スナイプスで、エディとの共演は見どころかも。
国王役のジェームズ・アール・ジョーンズは亡くなったものと思ってたけど
ダースベイダー役のデビッド・プラウスと混同してたかも。
2022/04/23
「モ’ベター・ブルース」
デンゼル・ワシントン主演のドラマ。
デンゼルは才能あるトランペット奏者だが、
バンドメンバーや借金取りともめたり、二股をかけたりする話。
トランペット奏者として成功したとは言い難いが、
幸せそうなエンディングなので良しと言う事かな。
メンバーのサックス奏者がウェズリー・スナイプスで
借金取りがサミュエル・L・ジャクソン。
ウェズリーとサミュエルはあまり知られてない頃の作品だが
この3人の顔合わせは貴重かも。
「カムバック・トゥ・ハリウッド!」
ロバート・デニーロ、トミー・リー・ジョーンズ、
モーガン・フリーマン競演のコメディ。
物語の主人公はデニーロで、B級映画の製作者。
製作映画が失敗で、借金取りモーガンの取り立てを受ける。
別の製作者の映画で主演俳優が事故死し、保険金が入ったと知ったデニーロは、
往年の名優トミーリーを起用し、事故死させようと画策する。
だがデニーロの思惑が外れて、トミーリーは悪運で生き延びてしまうと言う展開。
先が予想できるお気楽な話だけど、3人の競演が本作の見どころ。
年齢はモーガン>デニーロ>トミーリーだけど
劇中ではトミーリーが一番年上として描かれる。
2022/04/17
「ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!」
ビルとテッドシリーズの第3弾。
キアヌの黒歴史かにも思えるシリーズだが、29年ぶりに新作を出したくらいなので
嫌いじゃないみたいです。
前作までがどんな話だったか忘れてるけど、
2人組が歌で世界の平和を守るてな話だったはず。
だが、曲が予定通り平和をもたらしておらず、
あと77分で最高の曲を発表しないと、時空が崩壊してしまうとわかる。
前作の時にはわからなかったんすかね。
だが2人組にそんな曲はまだないので、未来へ行って自分たちからもらおうとする。
一方、2人組の娘たちは、過去へ行って有名なミュージシャンを集める。
さらに2人組の妻たちも、何かよくわからないけど、いろんな時代へ移動する。
そんなこんなで大混乱になると言う訳。妻たちの描写は蛇足だったかも。
死神役のウイリアム・サドラーも再登場してるけど、出番は少なめ。
キアヌはどうしても貫禄があって、ちょっと無理してる印象を受ける。
「悪魔を憐れむ歌」
デンゼル・ワシントン主演のホラー色のあるサスペンス。
デンゼル刑事が逮捕したリースが死刑執行されるが、
彼の手口による殺人事件が発生する。
序盤は謎解きものぽい感じだが、中盤で悪霊が関わっているとわかる。
悪霊は人に取り憑き、それも自在に次の人へと移動して回る。
そしてデンゼルを恨んでいるので、
彼が連続殺人を犯しているかのように証拠を作れると言う訳。
さすがのデンゼルにも歯が立たなさそうで、負け戦を見せられてる感じ。
終盤にデンゼルは悪霊を倒す方法を思いつき、ちょっと盛り返すが
結局そのやり方ではダメだったとわかる終わり方。
2022/04/09
「チャーリー・ウイルソンズ・ウォー」
トム・ハンクス主演の実録もの。
ハンクス扮するチャーリー議員は、陳情を叶えては恩恵を被ると言うスタイル。
プレイボーイで、スタッフを美人女性で固めていたり。
そんな中、愛人であるジュリア・ロバーツからアフガニスタンへの支援を求められる。
現地を訪問して惨状を知ったチャーリーは、得意のスタイルで根回し。
米国は支援に後ろ向きだったが、彼のおかげで最新の武器を極秘に供与。
たまりかねたソ連軍が撤退する。
ラストにチャーリーのコメントが入り、「最後にしくじった」と語られる。
ちょっと前に「ソ連がいなくなり、過激派がアフガンに入った」と言うセリフも。
詳しくは描かれないけど、911のテロを招いたって事ですな。
チャーリーの補佐役がエイミー・アダムスで、彼女は全編に出ているが、
陳情に来た男性の娘役でエミリー・ブラントがちょい役出演。
チャーリーの愛人になると言う役柄。
「ドクター・ドリトル」(2020年米)
ジョン・ドリトル先生の物語の3回目の映画化。
かつてレックス・ハリソンやエディ・マーフィが演じたが、
本作ではロバート・ダウニーJrが演じます。
共通点はジョンが動物の言葉が話せる点だけで、物語は3作とも違う。
本作は、女王陛下が毒を盛られ、助ける為には伝説の果実が必要になると言う話。
ジョンの亡き妻は冒険家で、彼女が果実の在り処を記した日誌を残していた。
ジョンが果実を探して旅に出るが、女王暗殺を企んだ一味の妨害を受けると言う訳。
意外性はあまりない。
ちなみに本作では、豪華な俳優陣が動物たちの声を担当しているが
声だけなのでちょっとわかりにくいよね。
2022/04/02
「スター・ファイター」
80年代のSF作品。
田舎町に住むアレックスは、スターファイターと言うゲームで最高得点を記録。
実は、宇宙で戦争をする連中がスカウト用に配置したもので
アレックスは敗色濃厚の良い軍に協力し、悪い軍を撃破する展開。
スポコン的な話で、あっさりした感じ。
なお、本作は本格的にCGが使われた最初の作品だそうです。
「スラムダンス」
トム・ハルス主演のサスペンス。
「アマデウス」でモーツァルトを演じた人ね。
彼には別居している妻子がいるが、愛人バージニア・マドセンが殺されてしまう。
警察には犯人と疑われ、自身もマドセンの秘密を探ろうとする。
まあ、何か陰謀に巻き込まれた感じだけど、
最後まで見てすっきりしたかと言うとそうでもない。
ひいきであるマドセンの、比較的若い頃の未見の作品なので観ました。
魔性の女風だったけど、後半は物語にあまり絡まない。
2022/03/27
「ピーター・ラビット2/バーナバスの誘惑」
ピーターラビットを描いたシリーズ第2弾。
パディントンとかとかぶる所もあるが
人間目線で見ると、ピーターは悪い面も持ち合わせている点が特徴。
悪いうさぎバーナバスに感化され、市場から大量のドライフルーツを盗む計画に協力。
実はバーナバスに利用されていたと気付くと言う展開。
人間側のヒロインであるビアは、ミス・ポターでゼルウィガーが演じた原作者だが
本作の舞台は現代になっていて、どういう設定なのかしらと戸惑わされる。
(前作は田舎の家の周辺の出来事だったので、その点は気にならなかった?)
2022/03/26
「スレイヤー 7日目の煉獄」
ガイ・ピアース主演の悪魔祓いもの。
新人の神父がピアースの相棒として、家族を殺した少年を追うと言う話。
いくつか事件をこなす訳ではなくて、劇中で扱ったのはこの1件のみ。
新人目線で描かれているだけでなく、
ピアースが新人にやらせて、あまり手伝わないので、あれれ?と思っていたら
その理由は終盤にわかる。お前かよ!と突っ込みたくなる感じ。
「コズミック・シン」
ブルース・ウィリスが出ているSFアクション。
鉱物を採掘しているほぼ無人の惑星に宇宙生物が現れる。
それは人類初のファーストコンタクトだったと言う訳。
宇宙にかなり進出している感じなのに、
生物と出会うのは初めてと言う設定がまずピンと来ない。
その時点でウィリス扮する元将軍らが召集されるが、
生物は人間に寄生し、寄生された者を操ると判明。
人類と対決する事になるが、そんな一大事なのに召集されたのは少数精鋭。
ウィリスが主人公でないのは、想定内ですが
彼の子分である兵士が主人公かと言うと、それも微妙。
よくわからない人が自爆する事で、人類が救われるアルマゲドンな事になり
ウィリスらもいつの間にか死んだのかなと思っていたら
何やら物思いにふけながら酒を飲むシーンで終わる。
もう少しまともに作れそうなのに、何でこんな出来にするかなーと言う印象です。
2022/03/21
「ソルジャーゴールド」
ドルフ・ラングレン主演のアクション。
ユニバーサル・ソルジャーに出た頃で、超マイナー作にシフトしかけていた時期。
ドルフは東独の金メダリストだが
秘密警察でもあるコーチのデビット・ソウルに反発して、米国に亡命する。
その後、東独が崩壊し、ソウルはネオナチのリーダーに転職。
米国で復帰しようとするドルフを妨害しつつ、
ネオナチを追う独大使を暗殺しようとする。
この2つまとめて実行しようとする計画は、結果的に双方とも失敗します。
ゴール直後に命を狙われたドルフが、試合場で発砲するのはどうかと思う。
「シン・宇宙戦争」
「宇宙戦争」の何度目かの映像化。
ただしアサイラム作品なので、クオリティは推して知るべし。
火星から宇宙船が飛来し、地球を攻撃するが、細菌によって全滅する。
いつものように、何かの権威の女性科学者とその兄、
および軍の代表らしきトム・サイズモアと言う少数精鋭で立ち向かう訳。
トライポッドが住宅地を攻撃する光景は凄惨だったと語られるが、
そのシーンも、攻撃後の様子も画像では見せてもらえない。
2022/03/12
「ザ・ウォード/監禁病棟」
ジョー・カーペンター監督によるサスペンス。
放火の疑いをかけられたクリステンは、精神病棟に入れられる。
彼女にその記憶はないが、彼女自身にも何か問題はありそうな感じ。
患者仲間たちもいろいろありそう。
それだけだと「17歳のカルテ」みたいだけど、
かつての患者の幽霊が現れ、次々患者が襲われるとあってはホラー風味に。
この手の話の場合、
主人公の精神に問題はないが、周囲が問題があると思わせていたパターンと
主人公の精神にも問題があったと言うパターンのいずれかだと思う。
本作の場合は後者で、真相はどこかで聞いた感じだが
病院に幽霊がいるかに思わせた演出は、うまいやり方とは思えない。
「THE BATMAN −ザ・バットマン−」
毎度言ってるけど、アメコミのヒーローと言えば、
本来は、1にスーパーマン、2にバットマン、
3、4がなくて、5にスパイダーマンと言う序列だと思ってます。
その2番目に位置するバットマンの新作。
マーベル系が世界観を膨らませて、それなりに成功しているのに対し
DC系は、ヒーロー勢揃いのジャスティスリーグが失敗とされ、
バットマン役のベン・アフレックが降板し、
バットマン単体の作品の企画も流れたかに思えたが、
主人公をロバート・パティンソンに変えて完成。
敵役は毎度おなじみのジョーカーではなく、リドラーと言う点も注目すべき点。
まあ見ますよ。
事前に聞いてる情報は、
・映画は3時間近い長いものらしい。
・ゴードン警部はジェフリー・ライトらしい。
・リドラーが適役だが、ペンギンやキャットウーマンも出てるらしい。
・コリン・ファレルも出てるらしい。
・ジョーカーが出てるシーンがあったが、カットされたらしい。
冒頭は状況がわからなかったが、
本作のバットマンは、活躍するようになってから2年程度。
警察は彼を認めておらず、唯一認めているのはゴードン警部だけ。
それでもバットマンは現場に出入りし、勝手に証拠を見たりする。
つまり名探偵コナンみたいな存在と言う訳。
バットマンはコスチュームを着ているが、物凄い兵器は出てこない。
(ただし、撃たれても爆発に巻き込まれても平気)
ただの覆面野郎と言う印象。
バットマン以外の、リドラー、ペンギン、キャットウーマンは
特殊な扮装はしておらず、まだヴィランとして目覚めていないと言う感じ。
そんな雰囲気を維持しつつ、騙したとか騙されたとか言う話が3時間展開。
ワクワクするような(聞いた事ある)テーマ曲が流れる訳がもないので
ちょっとつらい所もあるが、まあまあ飽きずに見られた。
ちなみに、ジャスティスリーグ他のシリーズとの関連性は全く感じられず。
(共通して出てる俳優もいない)
最後にジョーカーなのかな?と思わせる犯罪者が出てくるが
はっきりは描かれず、そこも物足りない。
2022/03/06
「プリズン・ランペイジ」
ロバート・パトリック主演の実録犯罪もの。
T1000で評判になった彼も主演作は少ないが、本作は久々に主演。
ただし物語的には、振り回される家族視点で描かれている事が多い。
パトリックは刑務所にいたが、彼を慕う息子たちが脱獄させる。
息子たちの間でも、銀行強盗はまだいいが、殺人は許容できない者もいて
結束が乱れて自滅すると言う訳。
まあ、結束していても、ずっとは続かないと思うけど。
2022/02/27
「ドリームランド」
マーゴット・ロビー出演の犯罪もの。
主人公はさびれた町に住む若者ユージンで、納屋に隠れていたマーゴットを助ける。
マーゴットは強盗で指名手配されており、
警察に突き出せば賞金ももらえるのだが、ユージンは彼女に惹かれる。
あまり仲の良くない義父は保安官助手みたいな役割で、強盗も追っており
感付かれる前に、ユージンは彼女と逃避行する事に。
実はマーゴットは殺人も犯していて、
殺人には抵抗を感じるユージンと価値観の違いが出ると言う展開。
全体的に単調な感じで、あまり盛り上がらない。
マーゴットは「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の裸が印象的だったが
その後、人気が出て、もう脱いだりしないのかと思いきや、本作で脱いでました。
2022/02/23
「フューチャーワールド」
ジェームズ・フランコが監督した近未来もの。
戦争とかで荒廃した未来で、残された人々はいくつかの集落を作っていた。
主人公はオアシスと呼ばれる集落で
女王ルーシー・リューの息子は、病気の母の為に薬を探す旅に出る。
途中でいろんな集団に出くわすが
そのリーダーが、フランコだったり、ミラ・ジョボビッチだったり。
雰囲気的には、マッドマックスやウォーターワールド風だが
各集団の欲しがってるものがまちまちで、物語が散漫になってる印象。
2022/02/20
「グリーンランド 地球最後の2日間」
ジェラルド・バトラー主演の終末もの。
隕石が地球に衝突すると判明。その規模は、恐竜を絶滅させたものを上回ると言う。
バトラー一家は、グリーンランドにあるシェルターに避難できる対象に選ばれるが
すんなりは行かず、いろいろな波乱が巻き起こると言う話。
選ばれなかった人に恨み言を言われたり、
選抜者を意味するリストバンドを奪われたりの大混乱。
バトラーと妻と息子はバラバラになるが、割に簡単に合流したり
結局、リストバンドなしにシェルターに入れてもらえたりで、
都合のいい所はお約束だとして、グリーンランド以外にも生存者がいるとわかり、
世界各地にシェルターはあったって事すかね。
2022/02/13
「シン・ジョーズ 最強生物の誕生」
巨大なサメが出る話。
米国作のシリーズぽい邦題だが、本作は完全なる中国映画。
がん治療の為にサメの遺伝子操作をするが、そのサメが暴れ出すと言う話。
ディープブルーぽい話だけど、
このサメはミミズとのかけ合わせで、陸上や地中も速い速度で移動します。
おまけになぜか巨大化していて、都市を破壊したりするが
大半は研究所のある島で追い回される。
このサメ(もはやサメじゃなくてもいい気がするけど)の弱点は
体内からの攻撃に弱いと言う点だけど、だいたいの生物はそうだと思うよ。
2022/02/06
「グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告」
ロバート・デニーロ主演のコメディ風アクション。
妻を失ったデニーロを心配した娘ユマ・サーマンは同居を勧める。
代わりに部屋を奪われ、屋根裏へ回された孫ピーターはこれに反発。
部屋を取り戻そうといたずらを仕掛け、
デニーロの方も、これは戦争だと応酬すると言う話。
ホームアローンみたいな事をやりたかったのかも知れないが
デニーロと孫は憎み合っている訳ではないので、
やりすぎちゃったと言う事の連続で、観ていてすっきりはしない。
2022/01/30
「エアポート2021」
アサイラムによるインチキエアポートシリーズ。
旅客機がテロリストに奪われ、原発に突っ込むと脅してくる。
米軍の戦闘機システムはウイルス感染で全く離陸できず、
対処できるのは、付近を飛行中の旅客機だけと言う事態に。
乗客がいる事もあまり気にせず、機体をぶつけてみたり
上空からカートを落としてみたりの攻撃を展開。
ありえない事だらけだけど、思い付きとしてはそんなに悪くないと思う。
「ウィリーズ・ワンダーランド」
ニコラス・ケイジ主演の怪しげなアクション。
ニコラスはパンクで田舎町に足止めになり、
閉鎖された遊園地の清掃をする羽目になる。
そこに展示されているキャラクターの人形は、
黒魔術みたいなので人を殺すようになっていた。
住人を救いたい保安官は、通りかかった者をいけにえにしていたのだ。
ニコラスは一言もしゃべらない無口な男だが、無茶苦茶強いらしくて
結局住人が次々やられるのに、彼だけが生き残っていくと言う話。
ホラーと言う感じではなく、
ニコラスもただ殴ってるだけで派手なアクションと言う訳でなし。
珍妙な作品と言わざるを得ません。
2022/01/23
「モンスターハンター」
またもゲームを原作としたミラ・ジョボビッチ主演作。
ミラジョボ率いる部隊が、光に包まれて異世界に到達してしまう。
そこはモンスターがいっぱい出てくる世界だった。
ミラジョボ以外の部隊は全滅し、彼女は異世界の住人と協力する事に。
後はモンスターと戦うだけなので、物語的にはあまり面白くない。
異世界の住人はロン・パールマンらだが、
ちょくちょくこちらの世界から人が来るので、こちらの言葉も話せる。
その部下に日本人女性がいて、TOHOシネマズの広告に出てくる人だった。
2022/01/22
「21ブリッジ」
亡くなったブラックパンサーの人が主演のアクション。
彼が扮するデイビス刑事は、麻薬をめぐって8人もの警官が撃たれた事件を捜査。
麻薬捜査班のシエナ・ミラーと同行する事に。
犯人が逃走しないように、マンハッタンに通じる21の橋を封鎖する。
最初から、警察内部が裏切り者だらけと言うのは丸わかりで、
謎解き的な面白さはいまひとつ。
マンハッタンを封鎖したと言う特殊状況の面白さもあまり感じられない。
(地下鉄とか普通に動いてるし)
何となく終始忙しそうではあったけどね。
2022/01/15
「ファイナル・プラン」
リーアム・ニーソン主演のアクション。
リーアムは凄腕の強盗だったが、女性と恋におちて引退を決意。
FBIに連絡し、軽い刑にする条件で盗んだ金を返そうとする。
ところが、FBIの1人が横取りを企み、気付いた同僚を射殺してしまう。
ここに至るのが映画の後半に差し掛かった頃。
リーアムは犯人として追われると言う訳だが、
真犯人も別の同僚に怪しまれているので、
リーアムだけが窮地に陥ったと言う訳ではない。
それどころか、全編を通してリーアムの方が真犯人より余裕ある感じで
おかげであまり面白くない。
FBIが4人もいて、真犯人がダイハードでジョンの息子をやった人。
殺される同僚がロバート・パトリック。
ジョンの息子を怪しむ同僚がバーンノーティスのマイケルで
そこそこ有名な人を揃えた事がバランスを悪くしている。
2022/01/10
「シンデレラ」(1976年英)
シンデレラの映画版の1つ。
1976年の英国製で、王子役がリチャード・チェンバレン。
大筋は同じだけど、あちこちにアレンジがあり。
本作の特異な点は。。
・魔法使いは、舞踏会の前からシンデレラを見守っている。
・継母はシンデレラをこき使うが、結婚の妨害はしない。
・舞踏会の目的は、戦争を回避する為の政略結婚。
・王子はガラスの靴の持ち主を捜索するが、対象は貴族だけ。
・ガラスの靴は決め手にはならず、シンデレラが再び履くシーンはない。
・再会後、シンデレラは一度結婚をあきらめる。
一番のポイントは、再会してからが結構長いと言う点です。
2022/01/08
「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」
☆☆☆★★
スパイダーマンはトビー・マグワイア版がお気に入りで(特に2作目)
シリーズが3作目で打ち止めになり、
リブート系でアンドリュー・ガーフィールド版が登場。
こちらも2作目で打ち止めとなり、
アベンジャーズ系に参加したトム・ホランド版も本作が3作目。
前作までは、少年が恋するような描写が旧シリーズと違うところだったが
そのラストで、マグワイア版のJKシモンズが登場し、
さらにピーターがスパイダーマンだと暴露される展開に。
これが本作につながると言う訳。
早くから言われているのは、
マグワイア版のドクター・オクや、ウィレム・デフォー、
ガーフィールド版のジェイミー・フォックスが出てくると言う点だ。
DCもマーベルも、最近「マルチバース」と言うキーワードを使うように。
別のシリーズや旧作を、設定が違うのは別の世界だからと言う事にしつつ
時には行き来できると言う事にして、競演できる余地を残したのだ。
アニメ版の「スパイダーバース」でも、複数のスパイダーマンが登場したが、
本作では過去の別シリーズのキャラが登場すると言う訳。
これは見るしかありません。
事前に聞いてる情報は、
・マグワイア版のドクター・オクや、ウィレム・デフォー、
ガーフィールド版のジェイミー・フォックスが出るらしい。
・マグワイア版のサンドマン、ガーフィールド版のリザードも出るらしい。
・マグワイアとガーフィールド自身が出ると言う噂もある。
(当人らは否定しているが、実は出ると言う噂も根強い)
・トム・ホランド版は一応完結だが、新シリーズの作成も決まってるらしい。
・ヴェノムシリーズとの絡みがあるかも知れない。
シリーズ第3弾。
前作の最後に、ピーターがスパイダーマンだと暴かれてしまい、
さらに悪者扱いされてしまった。
おかげでピーターは人々に追い回され、MJやネッドさえも仲間扱いを受ける。
これはいかんと考えたピーターは、
アベンジャーズ仲間のドクター・ストレンジに、正体がばれなかった事にしてもらう。
ただし、もともと正体を知っていたものは除くと言う条件を入れた為、
その魔法が混乱を招いてしまう。
別シリーズでスパイダーマンの正体を知った悪役が、次々現れたのだ。
この大集合は面白いが、
最悪の事態かと言うと、悪役がそれほど極悪ではないので今一つ。
しかも、悪役たちを元の世界に戻すと殺されてしまうと、
ピーターが余計な気遣いをした為に、さらに事態が混乱すると言う訳。
その事態に、思いがけない2人の訪問者が現れる。
噂通り、やっぱり出てきたんです。旧作のスパイダーマン2人が。
ガーフィールドは30代で、まだ行ける感じ。
マグワイアは40代で、ちょっとおっさん顔になって厳しいかも。
ガーフィールドは最初からスパイダーマンの扮装だったが
マグワイアはそうでもなかったので、彼はちらっと出るだけなんかなと思ったが
クライマックスでは3人揃い踏みが見られます。
それぞれの恋人の話やら、設定の違い(糸の出し方等)で盛り上がったりする。
ホランド版のMJが転落しそうになり、
ガーフィールドが助ける(同じ局面でグウェンを助けられなかった)シーンも面白い。
物語として面白いかと言うと、ちょっと物足りない所もあるけど
善悪勢ぞろいとなったのは大いに加点したいところ。
ここまで行ったら、それぞれの彼女も出せば良かったのにね。
ところで、悪役も一通り出た形だが、
(ガーフィールド版のグリーンゴブリンは重複するから除くとして)
マグワイア版のヴェノムが出てこない。
マグワイアが、一番強敵だったと語るセリフがあったので
(旧作ではそうは思えなかったが)
ヴェノムシリーズとの絡みがあるのかと思ったが、本編でそれはなかった。
エンドロールでヴェノムことエディが出てきて
「スパイダーマンと会わないといかん」と言うだけ。
ヴェノム最新作と状況は変わってないですな。
「テスラ エジソンが恐れた天才」
エジソンのライバルだったテスラの物語。
エジソンの助手だったテスラは、独立して彼と争うように。
「エジソンズ・ゲーム」でも描かれた話だけど
直流とか交流とか、その他の発明やら特許やらが出てきて
ちょっとわかりにくい。
おまけに本作では、ヒロインであるアンが、
傍観者的にテスラの物語を解説するような演出になっていて
よりわかりにくくしている。
2022/01/03
「フリー・ガイ」
ライアン・レイノルズ主演のSF風味のドラマ。
レイノルズ扮するガイは平凡な銀行員だが、ヒーローになろうと奮戦する。
実は彼はゲームのモブキャラなのだが
AIによる人格を持っており、開発者の想定外の動きをしていたのだ。
これがゲーム内外に大騒動を巻き起こすと言う訳。
この手の話って、暗に伝えたいテーマがありそうなんだけど、
本作は、面白そうな設定を思い付いたので、1作作ってみましたと言う感じ。
2022/01/02
「トムとジェリー」
おなじみトムとジェリーの実写版。(アニメとの合成)
人間側の主人公はクロエ・グレース・モレッツ。
彼女は経歴をごまかしてホテルの臨時スタッフに潜り込み、
セレブの結婚式に関わる事に。
ところがトムとジェリーが追いかけっこをして大混乱。
クロエが大失態を犯した形になり、責任を感じてトムとジェリーが協力すると言う訳。
トムとジェリーが人間と共演するなんて想像つきづらいが
彼らは終始言葉を発せず、まあまあそれっぽく出来ている。
トムとジェリーのやってる事は昔通りで、
手を組む事はあっても、決して仲良くはならない。
2022/01/01
「ザ・スイッチ」
殺人鬼をめぐるコメディ調のアクション。
とある町に殺人鬼が現れ、主人公の女子高生ミリーも襲われる。
だが、盗まれた秘宝の剣で刺された為、心が入れ替わってしまうと言う展開。
可愛い女子高生が殺人鬼になり、
殺人鬼ぽいおっさん(ビンス・ボーン)が女子高生に。
おっさんが、片思いしていた同級生と親密になるシーンはあるが
全体として入れ替わりの面白さは今一つ。
殺人鬼の惨殺描写の方が印象に残る。
2021/12/31
「バンカー・パレス・ホテル」
近未来を描いたフランス製SFドラマ。
何で観たのかと言うと、キャロル・ブーケが出ているから。
ただ、よく考えるとブーケの作品って007以外では初めてですな。
何があったかわからないけど世界は荒廃し、激しい酸性雨が降っていた。
政府幹部は地下シェルターに集められるが、
集めた大統領はおらず、外へ出る事も出来ない。
しかも反体制組織のメンバーであるブーケが侵入していたと言う訳。
シェルターはホテルみたいになっているが、スタッフは全部アンドロイド。
なぜこんな事になって、大統領が何を意図していたのかはさっぱりわからず。
「アオラレ」
ラッセル・クロウ主演のサスペンス。ラッセルは悪い方ね。
物語の主人公は離婚調停中の母親レイチェル。
息子を学校まで送る途中、青信号でも走らない車にクラクションを鳴らしたところ
鳴らし方が気に入らないと、運転手ラッセルを怒らせる。
その後、あおられたりするあたりは、日本で問題になったあおり運転そのもの。
「激突!」みたいな話になるんかと想像したが
途中で息子を学校に届けたり、レイチェルも車から降りたりするので、
ひたすら車の追走劇と言う訳でもない。
ラッセルは、もともと離婚でもめた家族を殺したりしていて、
レイチェルの周囲(弁護士や弟の恋人)を殺害。
危なさが際立つ感じだが、目的が不明の「激突!」ほどハラハラはしないかも。
弟の恋人はかわいそう。
「アナと雪の女王2」
大ヒットした「アナと雪の女王」の続編。
アナの声をあてた神田沙也加が亡くなったばかりなのも、何かの縁。
エルサは精霊の声を聞いて、その正体を突き止めようとアナと向かう。
霧に包まれた森にある村や、両親の死の謎とかが出てくるが
どういう事なのかはピンと来ず。
新たな登場人物もいるけど、物語的に重要だったかと言うと微妙。
2021/12/30
「闇の処刑人 ザ・ショットガン」
ルーク・ゴス主演のアクション。
物語上の主人公は別の人で、大学で法制度は機能していると講義していた教授。
ところが妻子を殺され、逮捕された犯人は証拠不十分で釈放されてしまう。
そこで、信念を曲げてゴス率いる処刑集団に参加すると言う展開。
ハングマン風の話になるのかと思いきや、
教授が参加するのは終盤で、お仕置きは1回しかなかった感じ。
ゴスの仲間でマイケル・パレも出ています。
パレの方が、かつてのランクは上の印象なんすけどね。
「スパイ・ハンター」
またもルーク・ゴス主演のアクション。
麻薬組織のボスが逮捕されるが、彼は襲撃した村で女性を凌辱していた。
そうして産まれた子供たちがいて、判明するとまずいと言う事で
手下の殺し屋が子供たちを始末していた。
裁判で勝つ為、ゴスらが最後の1人ジェイクを守ると言う話。
ゴスはFBIを従えるが、実はMI6と言う役どころで
そんなややこしい設定にした意図はよくわからない。
殺し屋は証拠を一切残さないと言う触れ込みだったが
殺されたかに思えた養父母はどちらも生きていたので拍子抜け。
「ジェーン・バーキンinシンデレラ」
いくつもあるシンデレラの映画版の1つ。
舞台は現代で、その他にもいろいろ変えてみた点がちらほらあるが
全体の流れは変わっていない。
最近見たブロスナンが出ているのよりは、アレンジがうまくいっている印象。
本作の特異な点は以下の通り。
・舞台が現代
・シンデレラの父は最後まで生きている。
ただし新妻に惑わされて、シンデレラにつらく当たる。
・召使はシンデレラを支えてるので、孤立無援と言う訳でもない。
・魔法使いはおらず、人魚が魔法をかける。
・ガラスの靴は出てこず、花びらでできた靴。
・かぼちゃの馬車も出ず、湖に潜ると城の噴水に出る。
・シンデレラは舞踏会に出たかった訳ではなく、継母の暴走を止めたかっただけ。
・継母は靴が入るように、娘のつま先を切ろうとする。(原作にあった描写)
・シンデレラは父を守る為に靴を破くが、
召使に預けたもう1つで王子が探していた人と分かる。(ディズニー版と同じ展開)
邦題にはわざわざジェーン・バーキンの名前が出ているが、
バーキンはシンデレラでも継母でもなく、人魚役なので、出番は少ない。
ちなみに継母はキャサリン・ターナーでした。
2021/12/29
「アルマゲドン2021」
アサイラムによるアルマゲドンもの。
小惑星が地球衝突コースに。毎年来ます。
米ロはそれぞれ核爆弾で破壊しようとするが、破片が増えただけでコースは変わらず。
女性科学者が、死んだ父の遺したレーザー技術で破壊しようと奮戦すると言う訳。
見せ場となるべき、地上の破壊シーンはほとんどないアサイラムクオリティ。
「カンフー・パンダ3」
カンフーパンダのシリーズ第3弾。
ポーは実父と再会し、故郷の村を訪ねる。
一方、導師の弟子を全滅させようとするカイが登場。
マスターたちが次々やられ、いよいよポーが最後の砦に。
過去2作は、期待されてないポーが活躍するあたりの面白さがあったが
本作では最初から最後まで期待されてる感じで、ひねりがない感じ。
「蘭の女」
ミッキー・ローク主演のセクシャルなドラマ。
先に題名拝借のみの続編を見たので、ノルマ感で1作目も見ました。
主人公の女性エミリーは、リオでの出張でロークと知り合う。
ロークはエミリーを誘うような素振りを見せながら
いざとなると他の男の相手をさせたりして、振り回される。
最後に彼の歪んだ愛情だったとわかるが、観ていてすっきりはしない。
エミリーの雇い主がジャクリーン・ビセットで
彼女も絡んだセクシャルなシーンになりそうなあたり(ただし不発)が一番H。
エミリー役の人は本作の後にロークと結婚したが、後に別れたとの事。
2021/12/25
「ロード・オブ・モンスターズ 地上最大の決戦」
アサイラムによる怪獣もの。
前作はオリジナルの怪獣だったが、
本作は巨大サルと巨大トカゲの対決と言う「ゴジラVSコング」を意識した作品に。
行方不明だった衛星が数十年ぶりに墜落。
中にいた実験用のチンパンジーが、巨大になって現れる。
(えっ、食事はどうしてたの?)
チンパンジーは、宇宙外物質なるもので巨大化したと判明。
さらにそれを舐めた地上のトカゲも巨大化する。
この両者が対決するのは終盤で、
それまでは米ロの科学者と軍部が入り乱れた、あまり面白くない人間ドラマ。
怪獣の対決もあまり盛り上がらない。
2021/12/18
「リーサル・ストーム」
メル・ギブソンが出ているアクション。
恋人を誤って射殺してしまった警官と新人の女性相棒が、
ハリケーンから避難しない住人を避難させる任務に就く。
その中に元警察署長のメルがいたと言う訳。
それとは別に訳アリの老人がいて、彼をめぐって一味が襲撃してくると言う展開。
メルのキャラは強引に突っ込んだ感があり、
物語に絡んでるようで、あまり絡んでいない。
2021/12/11
「ワイルド・アパッチ」
ロバート・アルドリッチ監督の西部劇。
主役はバート・ランカスターで、後の「合衆国最後の日」でも組んでます。
先住民の居留地から、一部の連中が逃げ出した為、
軍のランカスターらが追うと言う話。
鮮やかな攻防があったと言う訳ではなく、何か物足りないが
先住民の残虐描写が印象的。
さらに、先住民に凌辱されるくらいならと、
軍が味方の女性を射殺するシーンもショッキング。
2021/12/05
「マイ・スパイ」
デイヴ・バウティスタ主演のコメディタッチのアクション。
なかなか名前覚えないけど、ミスター・ヒンクス役の人です。
彼が扮するJJは凄腕CIAだったが、やり過ぎた為に現場を外され、
事件に関係する女性ケイトの監視をさせられる。
母親が不在がちの9歳の娘ソフィアが隠しカメラに気付き
JJに親代わりを求めるように。
強面のアクション俳優が子供に振り回される話は時々あって
シュワルツェネッガーやビン・ディーゼルもやっていて、お約束的な感じ。
結果的に、子供と一緒に事件を解決し、子供や母親とも親しくなるのは予想通り。
安心して見られる感じ。
2021/12/04
「アース・フォール JIUJITU」
ニコラス・ケイジが出ているSFアクション。
主人公は別の人で、記憶喪失だったが、
ニコラスらとグループを組んで、謎の敵と戦っていたとわかる。
謎の敵の正体は、プレデターをパクったような透明の宇宙人で、
ニコラスらは6年ごとに来ると承知で、格闘で対戦していた。
対戦しなければ、人類が絶滅させられてしまうと称するが
そんな悲壮な感じはなく、ニコラスらは次々やられていく。
主人公が宇宙人を倒すがまた6年後に来るとの事で、
全体として締まりがない。
「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」
☆☆☆
ヴェノムとはスパイダーマン3に出ていた悪役だが、
本家を上回る人気があると言われていて、単独のシリーズを製作。
本作はその続編と言う訳。
事前に聞いてる情報は以下の通り。
・前作の最後に出たウディ・ハレルソンが敵になるらしい。
・敵はヴェノムによく似たやつだが、さらに悪い奴らしい。
・前作のヒロインであるミシェル・ウイリアムズも出てる事は出てるらしい。
・ナオミ・ハリスも悪役らしい。
何か惹かれるポイントはあまりないんだが、スパイダーマン周辺と言う事で、
ノルマ感はあるけど観ます。
前作でどんな感じだったか忘れたけど
主人公エディと恋人アンは別れたらしくて、前半アンは出てこない。
ヴェノムは悪党を食べたがるが、エディはそれを何とか抑えていた。
そんな中、凶悪犯ウディ・ハレルソンを取材する事になり
エディが気付いた情報をもとに、大量殺人が判明。死刑が確定する。
ハレルソンはエディを恨み、面会を求めるが
エディの中のヴェノムが襲い掛かった為、ヴェノムの一部がハレルソンの体内へ。
さらに凶悪なカーネイジと言う存在になる訳だが
つまり、カーネイジはヴェノムの分身と言う訳ですな。
ただし、理屈は分からないが、より悪い面がカーネイジに集まった模様。
エディとヴェノムはケンカ別れするが、
カーネイジが暴れた為に再び協力すると言う展開。
1時間半程度と、この手の作品では短い方だが、
何か物語にひねりがなくて、それでもちょっと長く感じる。
つまらなくはないが、凄く面白くもない。可もなく不可もないと言う出来。
エンドロールで、正体がばれて窮地に陥ったスパイダーマンがちらっと登場。
もともと親戚みたいな存在だけど、2つのシリーズが同じ世界の話だとわかる。
正月明けのスパイダーマン新作につながるかは微妙だけど
いずれは対決するんすかね。
2021/11/28
「ウィッシュ・ルーム」
オルガ・キュリレンコ主演のスリラー。
オルガと夫は郊外の屋敷を購入。
長く人が住んでいなかった屋敷だが、後に事故物件だったとわかる。
45年前に殺人があったが、犯人はいまだに身元不明のままだと言う。
不思議な話だが、その理由は後に判明する。
夫婦は、屋敷に不思議な部屋がある事を発見。
そこで願ったものが何でも実際に現れるのだ。
夫婦は喜ぶが、現れたものは屋敷の外へ持ち出せない事に気付く。
だが時すでに遅く、オルガの願った赤ん坊(息子)が現れていた。
赤ん坊が外へ出たらどうなるかが、後半の焦点に。
45年前の犯人が何者かと言うあたりも含めて
夫婦の脅威となっていく展開で、なかなか面白いです。
2021/11/27
「スカイ・シャーク」
空飛ぶサメが出てくる話。ドイツ映画。
ナチスの残党が遺伝子操作で生き永らえ、死者をゾンビ兵士として活用し、
空飛ぶサメを乗りこなして、旅客機を襲撃する作戦を展開。
元独軍で残党に反発していた博士が、これを阻止しようとする話。
つまりサメは小道具で、サメメインではない。
旅客機パニック、サメ、ナチス、ゾンビ等と言ったアイテムを全部盛り込み
ナチの残党も、敵対する博士も何を狙っているのかよくわからず。
ドイツ製と言う感覚の違いからくるのか、
残虐な殺害シーンの連発と、やたら女性の裸が出てくるのが印象に残る。
2021/11/23
「グレート・ホワイト」
サメに襲われる話。
観光飛行をする男女が、祖父の遺灰をまくと言うカップルを島まで乗せる。
そこに遺体が流れ着いていた為、彼らが乗っていた船を調べに立ち寄る事に。
客を乗せてそんな所へ寄ったのが間違いの始まりで、
遺体の原因となったサメに襲われて、軽飛行機は水没。
一同は救命ボートで漂流するが、次々襲われると言う展開。
襲われるのは男の方で、例によって女性2名が生き延びる。
女性1人が水中に取り残され、
もう1人が水中で人工呼吸するコナンなシーンは数少ない見せ場。
やられる時は突然やられ、それほど怪物感はないので、観ていてあまり面白くない。
2021/11/21
「ブラック・クローラー」
ワニに襲われる話。
「ブラック・ウォーター」と言う作品のシリーズみたいだけど、
前作の記憶もあまりなく、話もつながっていない。
男3人女2人の計5人が洞窟を探検するが、
そこに人食いワニ1匹がいて、次々襲われる。
暗くてどれが誰やらよくわからないが、なぜかやられるのは男ばかり。
最後に残った女2人が洞窟の外で戦うあたりは面白い方だが
普通の銃で倒せるので、怪物と言う訳でもなかったらしい。
2021/11/20
「キャッツ」
劇団四季の舞台も評判となったミュージカルの映画版。
個人的には、ミュージカルが始まった頃にレコード(CDじゃなくて)を買って
楽しそうな作品だなと思っていたが、
なかなか映画化されなかった事もあり、ようやく見る事が出来ました。
ライオンキングの舞台版を見て、ライオンだと信じる想像力はあるつもりだけど
本作の猫にはちょっと困惑する。
中途半端に特殊メイクなので、人間でも猫でもない猫星人を見せられる形に。
メイクのおかげで、俳優たちの顔がわかりづらいものもつらいところ。
物語は舞台と同じなのかも知れないけど、
猫たちの生き様を淡々と紹介する感じで、派手な展開はない。
昔レコードを聴いた時の期待感からは、だいぶ差し引いた感じ。
2021/11/14
「アリス&ピーター・パン はじまりの物語」
不思議の国のアリスとピーター・パンの秘話と言う感じの作品。
ジョニー・デップがピーターパンの作家を演じた作品があったが
本作もそんな路線で、アリスとピーターパンの作者が同じなのかと思って見たが、
登場人物であるアリスとピーターパンが兄妹だったと言う話。
それも、スーパーマンとバットマンが競演するようなコラボ話ではなく
兄妹がそれぞれで空想していたと言う感じ。
妹は空想好きな大人になるが、兄は本当に夢の国に行ったみたいで、
何が何だかさっぱり。
母親がアンジェリーナ・ジョリーなので見たが、
父親の友人役でマイケル・ケインがさりげなく出てます。
2021/11/07
「ミッドウェイ」(2019年米中香港カナダ)
太平洋戦争の流れを変えたミッドウェイの戦いを描いた作品。
ローランド・エメリッヒ監督作。
かつてチャールトン・ヘストン主演でも同じ戦いを描いたが、
リメイクと言う訳でもなく、本作では真珠湾攻撃の前から描かれる。
登場人物は実在の人が多いようだが
いかんせん軍服を着ていると人の見分けがつきづらく、人間ドラマと言う印象は弱い。
2021/11/03
「トゥモロー・ウォー」
クリス・プラット主演のSFアクション。
30年後の地球は怪物に襲れて全滅の危機にあり、
未来の人々が現在の人々に助けを求める。
(タイムトラベル技術は開発中で、決められた2つの時代の往復しかできないらしい)
元軍人のクリスは未来へ乗り込むが、司令官となっていた娘と再会すると言う展開。
ターミネーターの逆パターンと言う印象です。
アイデアはまあまあ面白いが、あちこち行ったり来たりで、全体として長く感じる。
2作に分けるくらいがちょうど良かったかも。
敵は知的生命ではないので、頭脳的な攻防がある訳でもなく、そこも間延びした感じ。
2021/10/30
「シンデレラ」(2021年米英)
シンデレラの何度目かの実写映画化。
本作もミュージカルだけど、ディズニーの曲が使われる訳ではないので
ちょっと調子が狂う。
マドンナの既成曲も出てきて、マンマ・ミーア風。
物語は良く知られているが、ディズニー作のままかと言うとアレンジもちらほら。
・シンデレラは、王子との結婚よりもデザイナーとしての評価を望んでいた。
・王子は舞踏会前にシンデレラに出会っていて、ガラスの靴なしでも判別はついた。
・馬車はカボチャではない。
・ガラスの靴を国中の女性にはかせるイベントは発生しない。
・継母は王子の相手がシンデレラと気付き、家族の為にと結婚させようとする。
リリー・ジェームズ版(ディズニー実写版)もあったので、
全く同じと言う訳にはいかないだろうが、
そのアレンジ部分がしっくりこないと、あまり面白くないって事すかね。
ピアース・ブロスナンが国王役で出ているが、
物分かりが悪い役柄で、これもちょっと収まりが悪い。
2021/10/23
「ハード・キル」
ブルース・ウィリスの出ているアクション。
主人公は傭兵で、ブルース扮する会社社長に雇われる。
ブルースの会社は世界の運命を左右するシステムを開発しており
テロリスト一味がそれを狙っていると言うのだ。
そのシステムがどれほどのものかピンと来ない中、
一味と傭兵が廃屋である工場で対決。(それ以外の人たちは出てこない)
ブルースが活躍しないのは毎度の事だが、傭兵たちもさほど活躍せず。
双方次々とやられて行って、テロリストの方が先に全滅して解決。
2021/10/16
「ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋」
シャーリーズ・セロンの出てるラブコメもの。
彼女が主演扱いだが、主人公は相手役のセス・ローゲン。
シャーリーズは国務長官役で、女性初の大統領候補と言われる人物。
一方、セスははみ出し記者でクビになってしまう。
シャーリーズがかつてシッターをした事があった縁で、セスをライターとして起用。
互いに惹かれると言う展開。
この関係を周囲が妨害しようとしたりはするが、
2人の恋愛感情はほとんど揺るがないので、ちょっと弱いかも。
財界の力に屈しないあたりは面白いが、痛快と言うほどには至らない。
2021/10/10
「博士と狂人」
メル・ギブソンとショーン・ペン共演によるドラマ。
オックスフォード大学は辞書を作ろうとするが苦戦。
そこで、独学で言語学を学んだメルに白羽の矢を立てる。
それも異例なんだけど、もっと異例なのはショーンの方。
彼は幻覚を見て殺人を犯してしまい、精神病院へ入れられてしまう。
平静な時は言語学に見識のあるショーンは、メルの作業を手伝う事に。
それが波乱を呼ぶと言う展開。
メルを快く思わない連中は、殺人犯が編纂に関わっている事を問題視。
一方、夫をショーンに殺された未亡人は、最初は怒っていたが
やがて理解を示し、それどころか恋心さえ感じる。
だが、ショーンは夫を2度殺したと感じ、再び幻覚を見るように。
辞書作成の大変さはそんなに伝わらないけど、人間ドラマはなかなか面白い。
2021/10/09
「ニュー・ミュータント」
X−メンの番外編。
X−メンってそんなにお気に入りでもないけど、全作見てるつもりだったが
さりげなく番外編があったと知る。タイトルにX−メンって入ってないし。
他の作品に出てくる人は1人も出てこない。
主人公はミュータントである若者たち。
彼らの能力を制御するための施設に入れられるが、
実は、彼らを殺し屋にしようとする一味の施設だったと言う訳。
それが本作の落ちで、それ以上の展開はない。
過去の作品に何があったか知らなくても支障ないので
X−メンに思い入れがなければ、本作のような作品の方が気楽に見られる。
主人公の女の子が、親しくする仲間とズーレーな関係になるのも、何かいい。
2021/10/03
「狼の死刑宣告」
ケビン・ベーコン主演によるサスペンス。
ベーコンは幸せな一家を持っていたが、ギャングに長男を殺されてしまう。
犯人はすぐに捕まるが、裁判ではかなり軽い刑になると知って失望。
わざと証言を撤回し、自ら処刑するが、
犯人がギャングのリーダーの弟だった為、戦争になってしまうと言う展開。
実は「狼よさらば」の続編の映画化との事。(キャラは映画化に際して変更している)
ブロンソンが、いざ復讐を開始すると、楽しんでるように感じられたのに対し
ベーコンは破滅的で、結果的に妻や次男も巻き込まれるのが痛々しい。
「007/ノー・タイム・トウ・ダイ」
☆☆☆★★
毎回、劇場で映画を観た理由を書いてるけど、007は無条件で観ますよ。
前作「スペクター」から6年が経過しており
一度はダニエル・クレイグも降板かと思われたが、もう1作作る事に。
何か情報少ないけど、わかっている事は下記のとおりです。
・前作のヒロインであるマドレーヌ(レア・セドゥ)が今回も出るらしい。
・ボンドとマドレーヌは別れたらしい。
・ブロフェルドも再登場するらしい。
・ただし、本作のメイン悪役は、ラミ・マレックらしい。
・CIAライターも久々に出るらしい。
・アストンマーチンも出るらしい。(秘密兵器も)
・何かの役でアナ・デ・アルマスが出るらしい。
・ボンドは引退していて、後任の007(女性)がいるらしい。
・シリーズ最長の2時間40分らしい。
冒頭はマドレーヌの少女時代のシーン。
この頃に能面の男(たぶんラミ・マレック)と対面しており、
彼女の過去に秘密があるらしいとわかる。
それが原因となって、ボンドと別れる事になると言うシーンが、タイトル前に展開。
シリーズの中でも、プレタイトルが多分一番の長さ。
ネットによると20分程度との事。これ長くなりそうだと思いやられる。
ただし、プレタイトルで気になったのは
ボンドが「時間はいくらでもある」てな「女王陛下の007」のセリフを言った上に
かの作品の主題歌のメロディが流れた点。
後のシーンでは、主題曲(歌のないやつ)も流れる。
本作の音楽はハンス・ツィマーだが、かの作品はジョン・バリー。
さらに、べスパー・リンドの墓が出てきて
そこではデビッド・アーノルドの、べスパーのテーマも流れる。
むむむむって感じで、うならせる。
もっと言うと、エンドクレジットでは、「女王陛下の007」の主題曲が
当時のルイ・アームストロングの歌で流れたら、もうしびれます。
マドレーヌと別れたボンドは、引退生活を悠々自適に過ごしていたが
旧友であるCIAライターに協力を求められる。
実は、スペクターが生物兵器を扱ってるらしく、それを追う事に。
MI6にはボンドの後任の007がいて、ボンドはCIAに協力する形に。
CIAのライターの部下がアナ・デ・アルマスで
メインのボンドガールは彼女なのかなと思ったが、アナはちょっと出ただけで退場。
(ダニエルとアナは「ナイブズ・アウト」でも共演してます)
スペクターはいまだに暗躍していて、刑務所にいるブロフェルドが仕切っていた。
ところが、このスペクターを出し抜こうとする連中がいるらしく(たぶんラミ・マレック)
ラミにブロフェルドを上回るカリスマ性があるかが気になるところ。
前作のブロフェルドはあまりカリスマなかったけど
刑務所にいる本作では、レクター博士を彷彿させる感じでまあまあ。
それに対して、ラミにカリスマはあまり感じさせられない。
と言うか、ラミが出てくるのは終盤に集中。
ここが本作の弱いところかな。
ラミ一味は、孤島で生物兵器を大量生産していた。
この孤島の描写は、小説版「007は2度死ぬ」を彷彿させ、昔ながらの秘密基地っぽい。
ボンドがここへ乗り込む終盤になって、結末が割に早めにわかっちゃう。
ダニエル版007はいろいろ様式美を破ってきたけど
あー、そう来るかーと言う感じで、個人的には好意的に観ました。
ダニエル版の中では、個人的には一番しっくり来ました。
ゲスト的に使われた音楽が良かったんすかね。
2021/10/02
「ジェームズ・ボンドとして」
新作公開に向けて作成された007のドキュメント。
ただし、扱われるのはダニエル・クレイグが出演した5作のみで
それ以前の作品については、ほぼ触れられない。
製作時に何をしたかを淡々と紹介する感じで、目新しい話やシーンの紹介はない。
それは新作も同様で、ぜひ見たいと言う気持ちを盛り上げない。
2021/09/26
「ボーイズ・オン・ザ・サイド」
ウーピー・ゴールドバーグらによる女性たちのドラマ。
店で歌っていたウーピーは、嫌気が差してLAへ向かう事に。
同じ方向へ行きたいロビンも同行。
さらにウーピーの友人であるドリュー・バリモアちゃんも合流。
女3人の珍道中となる訳だが、彼女たちは問題を抱えていた。
バリモアちゃんは妊娠している上、飛び出す前に殴り倒した恋人が死んでしまう。
一方ロビンはエイズで、どこか遠くに行きたいと感じていたのだ。
(ウーピーには2人ほど大きな問題はない)
タイプの違う3人が、たまたま集まった関係なのに、絆を感じると言う展開。
バリモアちゃんは、バットマンに出ていた頃。
つまり迷走期だが、本作の役どころは悪くなく、ヌードも披露してます。
2021/09/25
「アンチ・ライフ」
ブルース・ウィリスが出ているSFアクション。
地球が全滅の危機にあり、一部の地球人がニューアースと言う惑星へ移住する事に。
主人公ノアはそこには選ばれていないが、
選ばれている恋人と同行する為に、雑用係に扮して密航。
一行は冷凍冬眠するが、雑用係は少し前に目覚めて船内の掃除をする。
ところが、船内に人類に寄生する生物がいて大騒ぎにと言う展開。
前半は何だか情報量が多いけど、後半はこの寄生生物との戦いが散漫に続く。
この散漫な感じがいけないのか、あまり出来の良い映画には思えない。
ブルースは元兵士と言う雑用係で、アルマゲドンな感じになる。
2021/09/23
「アンドロイド2040 R.I.A」
ルーク・ゴス主演の近未来サスペンス(?)
ジャックと称するゴスは、リアと言う妻と幸せな生活をしていた。
だが、リアの反応は人間味がないと言うか、時々違和感を感じさせる。
そうこうしていると、別の人(男だったり女だったり)もジャックと称して、
リアと夫婦生活を送る。
映画を観る前にあらすじ見ちゃったので、どういう事かは分かったが
予備知識なしに観たら、何かわからず混乱したかも。
1時間半の映画の冒頭30分が、こんな調子で展開。
しかも、ゴスは序盤に出てきただけで、その後ずっと出てこない。
実は、応募した視聴者がリアと夫婦生活を体験し
その様子が中継されるリアリティショーだったと、何となくわかる。
さらに、これは視聴者もわかってないようだが
リアはリアルにできたアンドロイドだったのだ。
そんな中、副大統領の息子が匿名で番組に応募し、
ハッキングされたリアが息子を拘束してしまう。
ここからサスペンスが展開しそうだが、何かぐずぐずした感じで
犯人や息子の意図もピンとこない。
ゴスは終盤に再び出てきます。
2021/09/20
「ハード・ナイト・フォーリング」
ドルフ・ラングレン主演のアクション。
インターポールの刑事であるドルフは、妻子とともに富豪のパーティに参加。
金品を狙う一味が富豪の豪邸を制圧し、
難を逃れたドルフが一味を倒すと言うダイハードな話。
設定は面白そうだけど、いざ見るとドルフは凄腕には程遠い。
まず、ドルフは一味が現れる寸前にそれを察知し、他の客は逃がさずに一家だけ退散。
それでも妻だけが捕らわれてしまい、後は別荘周辺をうろうろするばかり。
何を狙って行動しているのか、よくわからないだけでなく
そもそもドルフが登場しないシーンが延々と続く。
何となく解決するが、首謀者は逃げたまま。
これで終わりかよと思ったら、盗んだ金品に爆弾が紛れていて首謀者は爆殺される。
いやいや、それでは一般市民が巻き込まれるかも知れないじゃん。
2021/09/18
「リバー・ランズ・スルー・イット」
ロバート・レッドフォード監督作。
ブラッド・ピットが主人公の弟役で出演。後の「スパイ・ゲーム」で組んでますね。
主人公ノーマンと弟ポールは、田舎町の牧師の息子。
ノーマンは教授を目指す一方、ポールはカードで借金を抱えたりする。
正反対にも思える人生を歩むが、兄弟仲が悪い訳ではなく
厳格な父親も含めて、釣りをすると、何かわかり合えると言う関係を描くと言う訳。
言わんとする事はわかる気もするけど、
釣りをしない者としては、ピンとこない所もあり。
2021/09/12
「新・蘭の女/ブルームービー・ブルー」
ミッキー・ローク主演のエロチックな話の続編。
前作観てないけど、物語のつながりはないそうです。
死んだ父親の借金で、娼婦になった少女ブルーの話。
娼館でそれなりに人気が出るが、
嫌になって飛び出し、普通の女性として高校に通うように。
恋人もできるが、娼婦だった事を知られてしまうと言う展開。
ブルー役は本当に少女風の顔立ちで、あまり娼婦ぽくないので
観ていてエロチックかと言うと微妙。
何で観たかと言うと、ロバート・ダビーが出ているから。
ダビーが翻弄される男性役なんかと思ったが、
ブルーを気遣って何かと助けるけど、
恋仲にはならないと言う、報われない役柄。
2021/09/09
「グリンゴ/最強の悪運男」
ひどい目に遭った男が、最後に幸せになると言う展開のコメディ。
主人公ハロルドは、友人である社長に頼まれてメキシコへ行くが、
赤字を挽回しようとする社長がハロルドを利用しようとしていたとか
組織のボスだと誤解されたりとかで、ひどい目に遭うと言う訳。
ただし、何が起きてるかはちょっとわかりにくい。
シャーリーズ・セロンとアマンダ・サイフリッドが出ていると言うので見たが
シャーリーズは社長の共同経営者で、何となく生き延びる。
アマンダは麻薬の運び屋の恋人で、ハロルドに親切にするが、出番は少ない。
2021/09/04
「ザ・バニシング−消失−」
恋人が行方不明になった男性と誘拐犯の話。
原作があって、キーファー・サザーランド他でもリメイクされました。
ドライブ中に、恋人がいなくなったレックスは、
3年経っても彼女を探し続けていた。(新しい恋人がいるのに)
犯人に真相を取りたいかと言われ、わざわざ捕らわれてしまうと言う展開。
リメイク作では新恋人が奮戦して、一応はハッピーエンドになっているが
本作はそうはなってなくて、
むしろ新恋人も標的になったような感じで終わっているから、後味はだいぶ悪い。
リメイク作が米国作なのに対し、本作が欧州作と言う事による違いすかね。
2021/08/29
「イエスタデイ」
ビートルズがいない世界を描いた話。
「スラムドッグ$ミリオネア」のダニー・ボイル監督作。
かの作品もとぼけた設定だったが、本作もとぼけた印象を受ける。
世界中で停電が発生し、主人公ジャックはそのタイミングで事故を起こす。
意識が戻った彼は「イエスタデイ」を歌うが、友人らはその新曲に感激する。
実は、世間の人がビートルズの事を知らない世界になっていたのだ。
他にも世間が知らないものはいろいろあって、
オアシスは知らないとか、タバコやコカコーラ、
ハリー・ポッターも知らないとの事。
それはともかく、ジャックはビートルズの歌を自作のように発表しようと思いつく。
ただし、有名な曲でも歌詞を完璧に覚えている訳ではなく、必死に思い出す。
彼の歌はたちまち評判になり、ジャックは世界的な大スターに。
その頃から、誰かから盗作だと指摘されるのではと怯えるようになると言う訳。
ヒット曲って、歌った人やタイミングもあると思うので
他の人がビートルズの歌を歌っても、世界的大ヒットになるかはちょっと疑問。
終盤に真相が明らかになっても、意外に世間の人はそれを受け入れ
ずっと見守っていたヒロインと結婚するあたりも悪くないけど
観る前に期待したのとはちょっと違う感じです。
2021/08/28
「ジャズ・シンガー」(1980年米)
世界初のトーキー映画とされた作品のリメイク作品。
主人公は歌手のニール・ダイアモンド。
彼は聖歌歌手ローレンス・オリビエの息子で、自身も聖歌を歌っていたが
自作の歌を歌いたがり、親子関係が決裂すると言う展開は、オリジナルと同じ。
オリジナルのアル・ジョルソンは黒塗りで黒人に扮したが
本作のニールもちょっとだけ黒塗りをするが、後はずっと素顔。
最後は父と和解するが、捨てられた形の妻がお気の毒。
ニールとオリビエで、ラズベリー賞を受賞したそうです。
2021/08/21
「ザ・ボディヒート 美魔女の甘い肉体」
エステラ・ウォーレン主演のセクシー系サスペンス。
彼女は歌手の卵で、有名歌手ビリー・ゼインのアルバムに参加。
登用されようと、妻のいるゼインに色仕掛けで迫ると言う訳。
悪役の多いゼインだが、本作ではそんなに悪い人ではなくて、
妻とエステラの間で振り回される。
終盤にきて、実は。。と言うエステラの真の目的が明らかになるが、
凄く唐突で、そんな訳ないやろと突っ込みたくなります。
エステラは巨乳ぶりがわかるが、脱いではいない。
2021/08/15
「雨の訪問者」
チャールズ・ブロンソンが出ているサスペンス。
主役扱いだけど、主人公はメリーと言う女性で、
ブロンソンは彼女に付きまとう謎の男役。
「シャレード」みたいだけど、あんなに洒落た感じではない。
暴漢に襲われたメリーは反撃し、男を死なせてしまう。
男の死体を始末し、何事もなかったかに装うが、
その頃からブロンソンが付きまとうように。
実は男が大金を持っていたらしく、その金を取り戻したいのだ。
この辺りまではまあまあ面白いが、
その後の各自の行動はグダグタしていて、何となく丸く収まった印象。
ちなみにブロンソンには「夜の訪問者」と言う紛らわしい題名の作品もあり。
2021/08/14
「ファナティック ハリウッドの狂愛者」
ジョン・トラボルタ主演のスリラー。
有名俳優のファンであるトラボルタは、屋敷を突き止めて、押しかけるように。
だが拒まれて逆恨みすると言う展開。
デニーロやロビン・ウイリアムズもストーカーを演じた事はあるが
本作のトラボルタは、Mrダマーのジム・キャリー風で、
見ていてちょっとイライラする感じ。
本作でラズベリー賞を受賞したそうです。
有名俳優の方も、トラボルタが付きまとっていると知りながら通報もせず
メイドが行方不明(トラボルタに殺された)なのに、全然気付かない。
2021/08/07
「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」
☆☆☆★★
ワイルドスピードと言えば、
ビン・ディーゼルとポール・ウォーカーの出世作となったシリーズ。その第9弾。
もともとは、ストリートレースに紛れて犯罪をする連中の話だったはず。
それがシリーズが進むにつれ、世界の平和を守る隠密集団に発展。
ポールが事故死しても、出演陣はどんどん豪華になっていたが
番外編に出たドウェイン・ジョンソン、ジェイソン・ステイサムが離脱。
ジェイソンは本作にもちらっと出てるらしいけど
ビンとドウェインが仲悪いらしいと言う情報が入った。
和解したっぽいけど、結局ドウェインはこの後も出ないとの事。
ポリスアカデミー的な尻すぼみ感を感じるが、
変わらぬ派手な見せ場もあるらしく、やはり見ない事はないです。
本作の注目点は以下の通り。
・ドミニクの弟が強敵になるらしい(たぶん最後に仲直りする)
・死んだはずのハンが復活するらしい
・車で宇宙へ行くらしい
・ジェイソンがちらっと出るらしい
と言う訳で、シリーズ第9弾は、ドミニクと急に現れた弟の対決を描く作品。
このところ、多くの有名俳優が出てきて、交通整理できてない印象があったが
ドウェインとジェイソンが退場しただけでなく
シャーリーズ・セロン、カート・ラッセルらの出番をあっさりさせた事で
兄弟対決のウエイトが高められた印象。
その一方で、死んだはずのハンが生きていたと言うエピソードが挿入されていて
ここはちょっと浮いてる感じ。
実は、ジェイソンがファミリーに加わりそうになった事について
ハンの仇なのにと言う反発があったらしくて、
そこを解消するために必要だったと言う事か。
過去に死んだはずのミシェル・ロドリゲスも生きていた事があったから
お家芸と言う感じでしょうか。
後はガル・ガドットと言う事になるが、彼女は有名になったので復活は難しいかな。
車が申し訳程度に出てくるアクションは相変わらずで
車でバンジージャンプしたり、切れかけてる吊り橋を渡り切ったりするが
本作の白眉は、強力な磁石が絡んだアクション。
これは新しいタイプの見せ場と言える。
この強力な磁石は敵の武器なんだけどね。
おまけとして、車で宇宙へ行ってしまうシーンもあり。
ただし、主戦場は地上なので、ドミニクはここには参加せず。
それっぽい装置が出ては来るが、さすがに宇宙へは行けない
(仮に行けても生きてられない)と思わせるが
よくよく考えたら、地上でやってる事もありえない事ばかりなので
そこは割り切って行きましょう。
見る前に聞いてたけど、エンドクレジットの途中で、ジェイソンが登場。
因縁のハンと対面した所で終わるけど
真相を知ったら因縁と言う訳でもなかったので、どう続けるんですかね。
(あるいは思わせぶりで、次回はジェイソンは出ないとか)
2021/08/04
「バニシング」
ジェラルド・バトラー主演のスリラー。
バトラーら3人は孤島の灯台守。
小舟が流れ着き、盗んだらしき金塊を積んでいた。
それを取り戻しに来た一味が現れ、バトラーらは一味を殺害。
そこで歯止めが利かなくなり、互いに衝突するように。。
心理描写が続いて、見せ場として面白いかは微妙。
実話の真相を描く体裁らしいが、全員が行方不明なので、どうとでもできると言う訳。
「戦慄!プルトニウム人間」
SF史に知られる巨人もの1作。
核爆弾の実験に巻き込まれたマニング中佐は、その影響で体がどんどん巨大化。
婚約者の説得にも拘らず、耐えられなくなって町で暴れ出す。
ただし、人間側の犠牲は終盤の1人くらいで、本当に脅威だったかは微妙。
ラストはダムに落ちていっただけの中途半端な感じだが
当初から狙っていたのか、生きていたとして続編が作られる。
「巨人獣 プルトニウム人間の逆襲」
SF史に知られる巨人ものの続編。
前作で死んだとされたマニングだが、彼の妹はまだ生きていると信じていた。
付近では巨人の仕業としか説明のつかない事件が続発。
ついに現れた巨人は、正気も記憶も失っていた。
食料を得ようとトラックを襲ったり、牛を食ったりはした巨人だが
人間を食ったりはしなかったので、凄く悪い怪物と言う印象は受けない。
前作で女性の入浴を覗くシーンがあったけど
そういう人間の悪い面が巨大になって暴走した方が面白かったかも。
最後に巨人は感電死するが、全編白黒なのにそこだけカラー。
2021/08/03
「シン・ランペイジ 巨獣大決戦」
また出た中国製の怪獣もの。
ドラゴントライアングルなる魔の海域に旅客機が墜落。
島に流れ着いた乗客は、そこで巨大化したワニに襲われると言う展開。
(巨大なのはワニだけで、大決戦はありません)
逃げながら親子が仲直りしたり、悪そうなやつがやられたり。
ラストには連絡を受けた救助ヘリがかけつけるから
そんなに知られざる島ではないのかも知れない。
「悪魔の沼」
トビー・フーパー監督作のホラー作品。
8月2日はワニの日との事ですが、本作のワニは小道具的な登場です。
田舎町の怪しげな宿に泊まった者は、宿の主人に殺されてワニのエサにされていた。
泊った人はほぼすべて殺されるので、ここから生還した人がいるのかしらと思わせる。
物語の構成的には「サイコ」風だが、
宿の主人に慎重さは感じられず、当然のように自滅する。
この時代の映画ならではか、女性の登場人物がだいたい脱ぐのも印象的。
2021/08/01
「デイ・アフター・トゥモロー2021」
アサイラム製のパクリシリーズ。
現代に氷河期が到来すると言う話だが、
同時に未知のワクチンが世界に蔓延していたと言うおまけあり。
コロナ禍をいち早く取り入れたと言う事かしらと期待させるが
そんなに深刻な感じは感じさせない。
いつものように少人数で世界の運命を救う事になるが、
今回の主人公のジルは、気候の専門家である上に、なぜかワクチンも持っていた。
氷河期を逃れたエクアドルへ車で移動するが、数時間で到着した印象。
2021/07/31
「ブレイク・タウン」
ガイ・ピアース主演のアクション。
ピアースは田舎町で保安官をしていたが、その銀行を狙う一味が現れる。
一味のリーダーはこの町の出身で、銀行強盗だけで終わらせず、
町の人々に復讐しようとしていた。
だが、仲間がやられると、リーダーは金持って逃げようとするから
復讐心もそれほどではなかったと言う訳。
ピアースはやり手に見えてあっさり一味に捕まるが、
一味も簡単に逃げられるから、どっちもどっち。
2021/07/25
「海底47m 古代マヤの死の迷宮」
海底に取り残された人々がサメに襲われるシリーズ第2弾。
前作とのつながりはありません。
いじめられっ子の娘が、義理の姉妹や友人らと
海底の遺跡をダイビングするが、そこにいたサメに襲われると言う話。
主な登場人物は4人だが、海中シーンが延々と続き
セリフがなければ、誰がやられたのかさっぱりわからない。
最後に義理の姉妹を助けようと、
いじめられっ子だった娘が奮戦するあたりは、ちょっとかっこいい。
ちなみに、本作はシルベスター・スタローンの娘と
ジェイミー・フォックスの娘が出ていると話題に。
ジェイミーの娘は主人公の片方と言うべき義理の姉妹だが、
スタローンの娘はいじめられっ子ではなくて、途中でやられる友人。
2021/07/24
「ボルケーノ・パーク」
火山の島をめぐる中国製パニックアクション。
監督は「コン・エアー」「トゥームレイダー」のサイモン・ウエストで
最近有名監督が中国映画へ出張するパターンも出てきた模様。
火山の島にテーマパークが作られるが、オープン早々に噴火して大変な事に。
脚本的にはあまりひねってない感じだが、
まあまあまとまってるのは、ハリウッドの人が監督したからですかね。
ただし、エンドクレジットで合成撮影の種明かしを見せるはどうかと思う。
NGシーンみたいなノリなんだろうけど。
2021/07/17
「恋におちて」
ロバート・デニーロとメリル・ストリープによる不倫もの。
2人とも既にベテランで、でも今から見るとだいぶ若い頃の共演。
不倫ものが流行ったきっかけになったとも聞いてるけど、未見だった模様。
偶然のすれ違いから惹かれあった男女の話だが、特筆すべきは共に不倫だと言う点。
普通この手の話だと、少なくとも片方の夫婦が死別したり、離婚寸前だったりするが
本作ではどちらも円満だったので、ハッピーエンドぽい終わり方に違和感が。
この後の人生が順風とは思えず突っ走るあたり、何か凄いなーと思わず声が出ました。
2021/07/11
「ブルータル・ジャスティス」
メル・ギブソン主演の犯罪もの。
メルと相棒ヴィンス・ヴォーンは刑事のコンビだが、やりすぎで停職処分に。
お金に困った彼らは、何やら犯罪を企む一味の動きを察知。
一味は銀行強盗を起こすが、メルらはそれを見過ごし、
金塊を横取りしようとすると言う展開。
そこに至ったのが、2時間半の映画の半分過ぎたあたり。
一味が何を企んでいて、メルらがどうしたいかはよくわからないまま
物語は何だかゆっくり進み、これでよかったのかと感じる終わり方。
激しいアクションがなくても別に構わないんだけど、
映画として面白いかと言われると、そうでもない。
2021/07/10
「ジョーンの秘密」
実際にあった事件をモデルにした話。
主演ジュディ・デンチは007でMを演じたが、本作では80代のスパイ役だと言う。
何かとぼけた感じの物語を想像したが、
実際にスパイだったのは若い頃の話で、演ずるのは別の女優さん。
そしてそのスパイ活動も、本職で接した書類の写真を仲間に渡すだけで
カメラを生理用品の箱に隠すシーンは面白い方。
見る前に期待したのに比べると、全体的に単調な感じ。
2021/07/04
「エジソンズ・ゲーム」
発明家として知られるエジソンと、実業家との争いを描く物語。
エジソン役はベネディクト・カンバーバッチ。
電球を発明したエジソンだが、それは直流で、発電所を大量に作る必要がある。
一方、実業家でもあるウェスティングハウスは、交流を主張。
エジソンはそれを認めようとせず、全米の主導権を争う事に。
偉い人として知られるエジソンだが、ウェスティングハウスに嫌がらせをする。
終盤までそんな感じが続き、ウェスティングハウスの方が主人公と言う印象。
何を争点にもめてるのかはちょっとわかりにくく、
エジソンの部下にニコラス・ホルトとトム・ホランドがいて
どっちがどっちかわからなくなる点も困りもの。
2021/07/03
「ジュラシック・アイランド」
中国製の恐竜もの。
漂流する謎の島を見付けた教授が行方不明になり、娘らが救出に向かう。
その島には多くの古代生物が生きていたと言う話。
「キングコング: 髑髏島の巨神」をパクったような物語だが
全体として学芸会みたいで、面白いとか面白くないとか言うレベルに至らず。
大量の骨がある恐竜墓場の光景は、ちょっと面白い。
「ゴジラVSコング」
☆☆☆★★
2014年に始まったモンスターバースと呼ばれる作品群の4作目。
1作目、3作目とゴジラが登場。2作目でキングコングが登場し
この4作目で両者が激突すると言う訳。
かつてもハリウッド版ゴジラが作られたが、ハリウッドにはコングもいて、
この両者を戦わせる為のシリーズと言っても過言ではない。
両者は東宝版「キングコング対ゴジラ」で戦った事があるが
怪獣プロレスと揶揄され、決着も付かなかった。
ハリウッド式の特撮技術で両者の対決が再現され、
今時、怪獣プロレスと言う事にも行かないだろうから、ガチンコ勝負があるはず。
コロナ禍で公開が遅れたけど、見ない事はあり得ないです。
ハリウッド版によるゴジラとキングコングの対決。
冒頭にはコングが登場。
コングはスカル島にいたが、彼はドームの中に閉じ込められていた。
外へ出るとゴジラに察知され、倒されてしまう為だ。
一方で、地底に空洞があり、そこには凄いエネルギーがあると言う話が唐突に浮上。
そして、スカル島が不思議な空間であるのは、空洞とつながっているからだと言う。
ゴジラを倒すには、そのエネルギーが必要なのだ。
そこで、コングの案内で空洞へ向かう事に。
途中でゴジラの妨害があったりするが、物語は基本的にコング中心に展開する。
コングは手話ができる知能を持ち、エネルギーを得る為の謎解きまでするから
何かインディ・ジョーンズみたいな感じ。
エネルギーを得た後に、コングはゴジラにやられてしまう。
一方、凄いエネルギーを得て動き出したメカゴジラが現れるが、こいつが早々に暴走。
瀕死状態だったコングが復活し、ゴジラと協力してメカゴジラを倒す感じに。
つまり、マジンガーZ対デビルマン方式です。
強さ的には、メカゴジラ>ゴジラ>コングで
歴代のメカゴジラの中でも、初めてゴジラに勝てる可能性を秘めていたが
メインコンピュータに酒をかけると機能停止するという弱点があった。
ゴジラとコングの対決は、怪獣プロレスでは片付けられないハードな感じな一方
ゴジラを放置したままハッピーエンドで終わる60年代東宝テイストも捨てがたい。
(一般の人に受け入れられかは分からんけど)
ちなみに、次回作を匂わせる終わり方が続いたが
本作はそれがなくて、次回作があるか否かは微妙。
ゴジラもコングも生きてるから、可能だけど。
唯一の日本人キャスト小栗旬はメカゴジラを操る役柄(いわば悪役)で
セリフもちょっとしかないまま、簡単に死ぬ。
2021/06/27
「ディア・スナイパー」
トム・べレンジャー主演のアクション作。
べレンジャーが主役なのも久しぶりだし、
彼が枯れた役柄を演ずるのも珍しい気がする。
鹿狩りをしていた彼は、誤って女性を射殺してしまう。
普通だと、射殺しても仕方なかったと後でわかりそうだが
本作ではそれがなく、射殺した事は間違いなく彼の過失。
たまたま彼女は強盗団の一味で、いただいた大金を隠す役目を請け負っていた。
他の一味は大金のありかがわからないが
べレンジャーが奪った事まではつかんでいて、追ってくると言う話。
その追い方は計画的でなく、1人ずつ現れて、順番にやられる。
べレンジャーの方もあまり頭が良い感じではなく、一言で言うとつまらない。
2021/06/26
「アラジン」(2019年米)
ディズニー自身によるアニメ作品の実写リメイク作品。
展開が大体わかっている物語で、出てくる歌も聞いた事があって
実写による再現度もなかなかなんだけど、
これやる必要あるんすかね、と言う印象は否めない。
でもディズニーはまだまだ続けるみたいです。
2021/06/20
「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」
オルガ・キュリレンコが出ているサスペンス。
「ダヴィンチ・コード」シリーズの「インフェルノ」が発表される際、
翻訳家を缶詰にして、外部に漏れるのを阻止した事があるらしくて
それをヒントにした設定で、事件が発生すると言う話。
非公開のはずの新作の内容が外部に漏れ、翻訳家の中に犯人がいると考えられる。
オルガは翻訳家の一人で、当初は彼女を中心に物語が展開してするかに思えたが
途中から蚊帳の外に。
中盤で、犯人が明らかになったかに思えて、実はと言う真相が終盤に判明。
鮮やかかと言うと、作り方があまりうまくないという印象を受ける。
翻訳家たちの扱う言葉がまちまちなあたりもサスペンスを生みそうだが
そこはあまり生かされず。
2021/06/19
「アリス・スウィート・アリス」
幼いブルック・シールズが出ているサスペンス。
主人公はアリスと言う少女で、ブルックはその妹。
映画開始と同時に登場するが、早々に殺されてしまう。
周辺では大勢の死者が出ていて、アリスが疑われると言う展開。
終盤におばはんが殺人を犯していたとわかるが、
一部の殺人はやっぱりアリスの仕業かも知れないと思わせる終わり方。
後半はアリスがしばらく登場しないので、映画としての見せ方は良くない気がする。
2021/06/12
「THE INFORMER/三秒間の死角」
ロザムンド・パイクが出てるサスペンス。
主人公は別の人で、彼は情報屋としてFBIのパイクに協力し、麻薬組織に潜入。
前半は警察に怪しまれたり、組織内外の抗争の巻き込まれたりで、
物語的にぐずぐずした感じ。
後半になって、刑務所内の麻薬稼業を探る事に。
情報を得たら助け出される予定だったが、FBIに見捨てられてしまう。
後半になって面白くなるが、スカッとした終わり方かと言うと、そうでもない。
ちなみにパイクはFBIでも主人公に同情的で、
主人公を見捨てるのは、上司であるクライブ・オーウェン。
主人公の妻役としてアナ・デ・アルマスも出ているが添え物的。
2021/06/06
「72時間 タイムリミット」
ルーク・ゴス主演のサスペンス(?)
ゴスは無断離隊の疑いがあり、市警とロシア捜査官と言う不思議なコンビに追われる。
そのゴスは少女密売してる連中を倒す脱線を見せるが、謎の男に追われてもいた。
一本にまとまらない話が散発的に描かれ、最後になってようやく真相が明らかに。
ゴスの作品ってこんなのが多いよね。
タイトルに何か覚えがあったが、見た記録にはなくて
実際に見ても、過去に見た印象は受けなかった。
しかし、実際は「タイムリミット−72」と言うタイトルで過去に見てました。
こんなの2回も見ちゃった。。
2021/06/05
「ナイト・ウォッチャー」
レディプレイヤーワンのタイ・シェリダンが主役のサスペンス。
なんでこんなの録画したのかなと思ったが、
たぶん相手役が「ノックノック」のアナ・デ・アルマスだから。
シェリダンは小さなホテルのフロントだが、アスペルガー障害で
客室を盗撮して、客と会話する体裁でコミュニケーションの練習をしていた。
ある時、女性客が殺害されるのを目撃。
「裏窓」に似たシチュエーションだが
やましい所があるので、警察にも目撃した事実を明かせない。
そんな中、シェリダンはアナと知り合い、彼女の魅力に惹かれるが
彼女もまた犯人に狙われていると気付くと言う展開。
アナはアスペルガー障害に理解を示す優しい面を見せる一方、
悪女にも思えると言う存在。
アナは女優としても魅力があり、いい人だと良かったけど、そうでもなかった模様。
シェリダンも仕返ししてるようだが、どちらもはっきりは描かれない。
2021/05/30
「ロンリーハート」
ジョン・トラボルタ主演の実録もの。
ジョントラ刑事は、連続殺人を犯す男女を追うと言う展開だが、
途中から男女の描写の比重が高まる。
男女はジャレッド・トトとサルマ・ハエックのコンビで
最初は標的だったサルマは、トトが結婚詐欺師と承知で協力者に。
だが実際はハルマが主導権を握っていたと言う関係。
トトと標的である女性が親しくするのに嫉妬し、サルマが女性を殺害してしまう。
この男女のインパクトが強く、ジョントラの影は薄い感じ。
ジョントラの扱いかもったいない気もするが
実は、監督が実際の刑事の孫であると言う事情がありそう。
2021/05/29
「ライブリポート」
アーロン・エッカート主演のサスペンス。
誘拐された署長の娘を助ける為、
警官アーロンは、命令無視して独自に犯人を追う。
ニュースをライブ配信する素人娘がついてきて、
人々が追跡劇を目撃すると言う訳。
物語は、犯人の目的が判明していくあたりを中心に展開。
テンポが良いので、面白いような錯覚を覚えるが
ライブ配信というあたりが原因で、アーロンが窮地に陥る事はあまりない。
大統領を演じた事もあるアーロンが、今さら普通の警官を演ずるのも違和感あり。
2021/05/22
「ドラッグ・チェイサー」
ニコラス・ケイジ主演の犯罪系ドラマ。
ドラッグに関係する人々が大勢出てくるが
ニコラスを初めとする登場人物の名前が最後まで明かされず
遠距離を運ぶので運び屋が次々交代したり、始末されていったり
それが散発的に描かれたりするので、何が起きているのかなかなかわからない。
2021/05/16
「マイレージ、マイライフ」
ジョージ・クルーニ主演のドラマ。
クルーニは大企業に雇われ、リストラされた社員に解雇を告げる仕事をしていた。
若手ナタリーはネットで伝えればいいと考えるが、
クルーニは直接相手を説得する技術に自信を持っていた。
人間らしい仕事をしていたつもりが、私生活の方はそうでもなかったと言う話。
対比となるナタリーが魅力的だが、終盤にあまり出なくなってちょっと物足りない。
2021/05/15
「ジャン=クロード・ヴァン・ダム/ファイナル・ブラッド」
ジャン・クロード・バン・ダム主演のアクション。
病院を舞台に撃ち合いがあり、
現場にいた看護婦が、何があったか聴取を受けるという構成。
冒頭でバンダムが死んだと語られ、そういう話なんかなと思わせる。
組織はバンダムを倒そうと、凄腕そうな連中を送り込む。
バンダムも最近では珍しく張り切った感じのアクションを見せるが、
映画の見せ方が良くないのか、見ていて退屈な感じ。
看護婦が妙に強いので、何かあると思ったが、最後に説明あり。
ただし、取ってつけたような印象は否めない。
2021/05/09
「ランボー ラスト・ブラッド」
シルベスター・スタローン主演の人気シリーズ最新(最終?)作。
世界各地で、軍隊相手に戦ってきたランボーだが
今はアリゾナで平穏に暮らしていた。
ところが、親しい娘がメキシコのギャングに捕らわれ、殺されてしまう。
怒ったランボーはギャングを襲撃し、壊滅させるという展開。
相手は軍隊ではなくギャングなので、政治的な思惑などは絡まず、
物語としてはわかりやすい。
ただし、強敵とも言えず、シリーズとしては番外編と言う印象を否めない。
2021/05/08
「ボディヒート・サーガ 魔性伝説」
セクシー系サスペンス(?)
ボディヒートシリーズの新作かと思ったが、関係はなさそうです。
売られない画家アダムは、森で不思議な女性に出会う。
女性はアダムについて来てしまい、周囲に現れる邪魔者を次々殺害。
だが、その魔力に惹かれたアダムは彼女をかばってしまう。
この女性は魔女みたいな存在で、
本家ボディヒートに出てくるような、魔性の女とは別物。
2021/05/04
「ジュディ 虹の彼方に」
ジュディ・ガーランドの晩年を描いた作品。
ジュディに扮するのはレニー・ゼルウィガーで、本作でアカデミー賞を受賞。
「オズの魔法使い」で人気になったジュディは、アイドル的存在に。
反発して人間らしい生活を取り戻そうとしたり、
再び人々にチヤホヤされる存在に戻ろうとしたりを繰り返す。
そんな感じで迷走した結果、結婚離婚を繰り返し、子供は父親の方へ。
公演では醜態を見せ、酷評を浴びたりする。
その様子は痛々しくて、見ていて楽しいものではないが
それでも彼女を支持するファンもいて、
ステージで歌えなくなった彼女の代わりに、皆で合唱するシーンは感動的。
2021/05/03
「野性の叫び」
最近ハリソン・フォード主演でも映画化された小説の旧作。
主演はクラーク・ゲーブルで、チャールトン・ヘストン版と言うのもあるらしい。
ゲーブルは「風と共に去りぬ」よりも前の作品です。
ゲーブルは、知り合った女性が持っていた地図をもとに、知られざる金鉱を発見。
女性とも恋に落ちるが、彼女は生きていた夫と共に去りぬと言う展開。
ハリソン版は(と言うか、たぶん原作も)犬が真の主役と言う感じだったが
本作の犬の扱いはかなり軽い。
2021/05/01
「ブラック アンド ブルー」
ナオミ・ハリス主演のサスペンス。
ナオミは元軍人の新人警官で、故郷である危険な地区に赴任する。
彼女は、悪徳警官による殺人を目撃。
ボディカメラにその様子が撮影されたと知り、一味は彼女を始末しようとする。
本作の題名は黒人と警官を意味していて、
黒人の住民に助けを求めようにも、彼らはナオミを警官として警戒すると言う訳。
だがそれを逆手にとって、形勢逆転する展開は面白い。
一味がちょっと頭悪い気はするけど。
2021/04/29
「ナイト・サバイバー」
ブルース・ウィリスが出ているサスペンス。
主人公は、医療ミスで田舎町に追われた医師。ブルースはその父親である元保安官。
強盗をして負傷した兄弟が、治療をさせようと医師宅に押し入る。
それぞれ家族を守ろうとする2組の対決となる展開は、まあまあ期待させる。
だが、いざ押し入られると、双方の行動は出たとこ勝負で
頭脳を駆使した激しい攻防と言う感じではなくて、あまり面白くはない。
2021/04/25
「アベンジャーズ/エンドゲーム」
アベンジャーズの完結作。
録画したのは1年以上前だけど、前作で登場人物が入り乱れてた印象があるのと
本作も3時間超の大作だと言う予備知識があって、躊躇してました。
アベンジャーズの半分(そして人類の半分)が消えて5年が経過。
アントマンの技術を使って、歴史を元に戻せると言う話になって
残ってる連中が過去へ戻る事になるまでは、割にわかりやすい。
ところが、いざ過去へ戻ると、過去の作品を知ってて当然みたいな感じで展開し
消えてた連中も出てきたり、現在と過去の同じ人物が対面したりと
もう見ている側の脳の処理能力がオーバーフロー。
マイケル・ダグラスやロバート・レッドフォードみたいな連中を
ちらっと映るだけの扱いにするあたりも油断ならない。
いろいろあったけど、まあ丸く収まったみたいですな。
2021/04/18
「マザーレス・ブルックリン」
エドワード・ノートンが監督主演するサスペンス。
私立探偵ノートンは、上司であるブルース・ウィリスの指示で張り込みをしていたが
ウィリスが殺されてしまう。
ノートンら残された者は、ウィリスが何を探っていたかわからない。
ノートンはチック症と言う病気で、時々意図しない単語が飛び出す。
実際のノートンはやり手で、事件の核心に迫るが
このチック症の為に、とぼけたキャラになるあたりが面白い。
ただし、黒幕をぎゃふんと言わせる感じにはなっていないのは物足りない。
2021/04/17
「ザ・ウェイバック」
ベン・アフレック主演のドラマ。
ベンは高校時代バスケの最優秀選手だったが、現コーチが病気になり
25年ぶりに現場に復帰する。
最初は片手間だったが、次第に本気に。
選手たちも弱小だったが、次第に奮起すると言う、まあまあ面白い展開。
終盤になって、息子の病気をきっかけにベンが酒に手を出してしまいクビに。
選手たちはベンのために戦おうと結束するが、
ベンと再会する事はないので、何か締まらない感じ。
2021/04/11
「ニッケルオデオン」
映画創成期を描いた作品。
ライアン・オニール主演で、娘テイタム・オニールと再共演。
ライアンは弁護士だったが、小さな映画会社に関わり、監督として働くように。
さらに、たまたま出入りしていたバート・レイノルズを主演俳優に起用し
テイタムをアイデア係に起用。
映画と言っても、出たとこ勝負のゲリラ的な撮影で、
おまけに会社は、フィルムを切り刻んで、もともとの意図とは違う作品にしてしまう。
最近はこんな作品あまり出くわさないけど
ちょっと前までは、割にこんなノリの映画はそこそこあった気がする。
それでも、最後にグリフィスの「国民の創生」を見て感激した一同は
新作への意欲を燃やすように。
本作全体が物語として面白かったかと言うと微妙だけど
映画製作への熱い思いには、共感させられるものがあります。
2021/04/04
「カジュアリティーズ」
ブライアン・デパルマ監督作によるベトナム戦争を舞台にしたドラマ。
マイケル・J・フォックス上等兵は、上官になるショーン・ペン軍曹らと行動。
戦友が殺されたのは村人にベトコンがいるからだと言い出し
一行は正当化して村の娘をレイプしてしまう。
マイケル・Jだけはそれを許せず、一人だけ加わらず、上層部に訴える。
だが上層部は、戦場ではよくある事だと取り合わず、
ペンらは目障りなマイケル・Jを始末しようとする。
実際にあった事件を題材にしているらしいが、
マイケル・Jって、そういうシリアスな世界とは別に生きてる印象で違和感があり
最後にペンらを懲らしめるあたりは、ちょっと物足りない。
2021/04/03
「カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇」
ニコラス・ケイジ主演のSFもの。
ニコラス扮する一家の庭に隕石が落下。
一家は隕石の影響を受けて攻撃的になり、やがては怪物のように変形する。
娘だけが異常事態を認識するみたいな展開だが、
ニコラスって他の作品でもキレてる父親役をやっていて
それが隕石の影響なのか、もともとなのか分かりづらいのが難。
結局、隕石が何を目的としていて、どういう影響を受けるかはよくわからないまま。
2021/03/28
「スキャンダル」
FOXニュースで起きたセクハラ騒ぎを描いた作品。
シャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビーと言う布陣で
シャーリーズは製作にも参加。立派になったもんです。
シャーリーズとニコールは実在の女性役で、マーゴットのキャラは創作との事。
セクハラをしたのはFOXニュースの創設者ジョン・リスゴー。
シャーリーズらは3人ともセクハラを受けた側だが
明確なセクハラシーンがあったのはマーゴットだけで、
残り2人や他の証言者たちは、証言があるだけなので、いまいちピンと来ない。
シャーリーズはその後もリスゴーと仕事上の関係を続けていたりして
そういうあたりがセクハラ問題の難しい所なのかも知れないが
映画として見ていて面白いかと言うと微妙。
2021/03/27
「ソニック・ザ・ムービー」
日本発のゲームキャラであるソニックを主人公にした米映画。
ピカチュウが主人公の映画もあったから、この路線が増えるんですかね。
当初ソニックのキャラデザインがゲームにほど遠くひんしゅくを買ったため
ゲームに近いデザインに直した事で話題になりました。
凄く速いソニックはその能力を狙われ、瞬間移動できるリングの力で地球へ逃れる。
地球にもソニックを狙う科学者が現れると言う訳。
科学者役はジム・キャリーだが、ラストでゲームに似た風貌に変わり
ゲームで相棒のキャラも、ラストにかけつける。
おかげで、ゲームのオープニングだけ見せられたような印象。
ソニックの能力の見せ方は、DC系のフラッシュに似てるね。
2021/03/21
「シー・フィーバー 深海の怪物」
深海の生物に船が襲われる話。
生物に詳しい学生シボーンは、漁船に乗せてもらって移動する事に。
この船が未知の生物に出くわす。
巨大イカっぽい生物が出てくるが、シボーンらを窮地に陥らせるのはこいつではない。
それは体内に寄生する極小の生物で、寄生された者はやがて死に至ってしまう。
乗員は帰りたがるが、発症に36時間かかると、シボーンは上陸を止める。
(彼らはそれを守るので、コロナ禍における多くの人々よりも良心的)
物体Xぽい展開だが、全編やられっぱなしと言う印象で、痛快感はない。
2021/03/20
「ザ・ビースト」
ニコラス・ケイジ主演のサスペンス色のあるアクション。
ニコラスは猛獣ハンターで、ジャガーとかを捕らえて貨物船で運ぶ。
一方、その貨物船では凶悪犯も護送されていた。
この凶悪犯が見張りを倒し、猛獣を逃がしてしまう。
護送側の主だった連中は早々にやられ、
女医ファムケ・ヤンセンはニコラスに助けを求める。
ニコラスは猛獣を密輸していて、凄い善人でも悪人でもない存在。
そのどっちつかずな感じのせいで、凶悪犯との攻防がちょっと湿った感じに。
でも、近年のニコラス出演作としてはかなり上出来な方。
2021/03/14
「ドミノ 復讐の咆哮」
ブライアン・デパルマ監督によるサスペンス。
出てる人たちはあまり知らなくて、知ってるのはガイ・ピアースくらい。
出動した刑事である主人公は拳銃を忘れてしまい、相棒に借りるが、
その相棒が殺されてしまう。
。。と言う序盤はヒッチコック的なサスペンスを予感させるが
それがその後に生かされているかと言うと、そうでもない。
それどころか、新たな相棒が元相棒と不倫していたとか
殺人犯はCIAに利用されていたとか、
1つ1つは面白そうな設定が乱発し、全体としてまとまってない印象を受ける。
2021/03/13
「デッドヒート」
ルーク・ゴスとバル・キルマー出演によるクライムサスペンス。
微妙な人たちが2人も出ていると思ったが、主人公はゴスで、キルマーは脇役的。
保安官キルマーはゴスを逮捕するが、予想された大量の麻薬は見付からなかった。
出所してもゴスを追い回すが、執念で。。と言うほどキルマーは出てこない。
一方で、大金を隠されたカルテル一味が現れ、ゴスの仲間たちと争うという展開。
裏切ったり裏切られたりするが、
そもそも人間関係がよくわかっていないので、ピンと来ない。
キルマーはなぜかゴスと和解し、娘との時間を大切にする事に。
この娘役がキルマーの本当の娘らしい。
2021/03/07
「ザ・クーリエ」
オルガ・キュリレンコ主演のアクション作。
オルガは曰くありげな配達人で、
犯罪王ゲーリー・オールドマンの裁判の為に、中継用の装置かなんかを届ける。
ところが、証人を始末しようとする一味は、オルガに毒ガスを運ばせていた。
利用されたと気づいたオルガが、証人を保護しようと奮戦する展開。
依頼された仕事以外に手を出すのは、配達人のポリシーとしてどうかと言う気はするが
元軍人でぼちぼち強い(凄く強くはない)オルガの活躍は面白い。
2021/03/06
「THE LAW 刑事の掟」
ブルース・ウィリスが出てるサスペンス。
主人公だとは最初から思ってません。
主人公は殺人事件を目撃した女性マディソンで、彼女は負傷して入院する。
ブルース刑事は、彼女を他に患者のいない病棟に入れるが、
犯人が彼女を始末に来ると言う展開。
肝心のブルースは不在で、マディソンが一人で奮戦する。
つまりダイハード女性版と言う感じで、
いろいろラフなところはあるけど、まあまあ面白い。
ブルースはほぼ役に立ちません。
2021/02/28
「ナイブス・アウト/名探偵と刃の館の秘密」
ダニエル・クレイグによる探偵もの。
共演は、クリストファー・プラマー、ジェミー・リー・カーティス、
ドン・ジョンソン、マイケル・シャノン、トニ・コレット、
クリス・エヴァンスと言う豪華な布陣。
クレイグが探偵役だが、看護師のマルタと言う女性を狂言回しに展開する。
このマルタ役は、ノックノックと言う作品でキアヌを誘惑した女性。
著名なミステリー作家であるプラマーが、殺人とも自殺とも思える死に方をする。
家族全員に殺人の動機があるが。。と言うまあまあ探偵ものにありがちな導入。
そして、序盤にこのマルタが真相に関わっていたと判明。
マルタは真相を隠そうとし、
それに振り回されるクレイグは、役立たず感を感じさせる。
ところがところが、マルタも見ている側も真相だと思ってた事が
終盤に実は真相ではなかったとわかる。
クレイグはちゃんと真相を把握しており、なかなか面白い謎解きものです。
2021/02/27
「ブラック・ダリア」
ブライアン・デパルマ監督によるサスペンス。
主演はジョシュ・ハートネットでシン・シティの頃。
共演はアーロン・エッカート、スカーレット・ヨハンソン、
ヒラリー・スワンクと言う布陣。
ヒラリーはミリオンダラー・ベイビーの翌年だけど、本作は脇役的。
実際にあったブラックダリア事件を題材にしており
ジョシュとアーロンの刑事コンビが、
通称ブラック・ダリアことエリザベスが殺された事件を追う。
人間関係がいろいろ入り組んでいて、真相もわかりづらく、すっきりした気はしない。
2021/02/23
「ブラッディ・ガン」
トム・セレック主演のオーストラリアを舞台にした西部劇。
悪役がアラン・リックマン。面白い組合せです。
セレックはスリーメン・アンド・ベビーの頃。
リックマンはダイハードの少し後のほぼ初期作品。
セレックは射撃の名人で、リックマン扮する牧場主に雇われる。
ところが、リックマンは先住民狩りを楽しんでいて、早々に関係が決裂。
ダイハードの悪役を思わせる悪ぶりで、セレックを追い回すが
セレックの方が常に一枚上手で、さほど窮地には陥らない。
セレックの凄腕ぶりが痛快になりそうで、そこまでは行かないのがやや物足りない。
2021/02/21
「プライベート・ウォー」
ロザムンド・パイク主演の実録もの。
パイク扮するのは、紛争地域を取材する記者。
上司が止めるのも聞かず、どんどん危険な地区に乗り込んでいく。
スリランカで爆発に巻き込まれ、左目を失明。海賊ばりの眼帯をするように。
それでも取材はやめず、最後には砲撃で死亡する。
実録ゆえに、取材する毎にスケールアップしてたりはせず
割に淡々とした感じの描写が続く。
パイクは本作で脱いでるけど、以前のようにいるだけでHな魅力は失われたかも。
2021/02/20
「バスケットボール・ダイアリーズ」
レオナルド・ディカプリオ主演の実録もの。
マーク・ウォールバーグも出てて、こんなところで共演していました。
(よく考えたら、ディパーテッドでも共演してた)
レオはクイック&デッドと同年。マークはほぼ初期。年齢はマークがちょっと上。
高校生のレオらは悪ガキ仲間で、バスケをしながら、悪い事ばかりしていた。
やがてドラッグ中毒になり、泥沼にはまっていく。
マークは殺人の罪で成人なみの刑を受ける事に。
レオは収監中にドラッグを克服。彼には詩の才能があり、評価される。
悪ガキ仲間にはスター選手になった者もいて
ちょっとした違いで運命が変わると言う訳。
レオがどんどん落ちぶれていくあたりの描写はリアルだが
最後にあっさり成功しているのはちょっと拍子抜けかも。
2021/02/14
「ホテル・アルテミス」
ジョディ・フォスター主演のアクション(?)
近未来を舞台に、犯罪がらみで負傷した人を治療するホテルがあり
ジョディはそこの管理人である元看護婦。
ジョディ老けたなーと思ったが、実年齢よりもちょっと上の設定らしい。
そのホテルに集まってくる人々を描くと言う構成で、
異色のグランドホテルものと言う印象。
中盤くらいまで人々を散漫に描いていて
終盤にジョディがらみのドラマが展開するが
全体として面白かったかと言うと、そこは微妙。
2021/02/13
「スピード・キルズ」
ジョン・トラボルタ主演による実録もの。
ジョントラはパワーボートと言う競技で活躍し、ボートの販売でも成功する。
だが、かつて組織に借金した彼は、縁を切る事を許されず
麻薬取引の隠れ蓑に利用され、結局始末されてしまうと言う訳。
組織に反撃するような展開はほとんどなく、終始やられっぱなし。
2021/02/11
「ザ・パッセージ/ピレネー突破口」
J・リー・トンプソン監督によるアクション作(?)
主演はアンソニー・クインで、ナバロンの要塞のコンビですね。
クインは山のガイドで、
ナチスに追われるジェームズ・メイソン一家に雪山を越させると言う話。
追跡するのがマルコム・マクダウェル大尉で、サディスティックぶりを発揮。
双方の描写が交互に描かれ、両者の攻防はあまりない。
本作は007と遠からぬ縁があるようで
マイケル・ロンズデールとクリストファー・リーと言う2人の悪役が出演。
ロンズデールについてはムーンレイカーと同年。
後にMになるロバート・ブラウンがまともな独軍将校役で登場。
終盤の見せ場として雪崩があるが、これは女王陛下の007から流用。
そして、タイトルデザインが007風だなーと思ったが
モーリス・ビンダーが製作に関わっているらしい。
2021/02/07
「野性の呼び声」
ハリソン・フォードがワイルドな生活をする話。
。。と思ったが、序盤に犬を主人公にし、数奇の運命をたどる話だと分かる。
ハリソンの出番は後半が中心。(前半もちょっとだけ出る)
原作は何度も映画化された小説で、
クラーク・ゲーブルがハリソンに当たる役を演じた事もあるとか。
判事の飼い犬だったバックは、盗まれてアラスカで郵便そりを引く事に。
やがて電報の出現で郵便そりが廃止に。
ゴールドラッシュで一攫千金を狙った男に買い取られるが、
この男は犬を大切にしない存在だった。
それを咎めたハリソンが引き取り、未踏の地へ向かうと言う展開。
犬に感情移入させられる話だけど
実は犬はCGらしくて、そう言われるとちょっと動きが嘘っぽかったかな。
2021/02/06
「野獣処刑人 ザ・ブロンソン」
ブロンソン似の俳優さんによるブロンソン風作品。
邦題に「ブロンソン」って入っちゃってます。
ブロンソン(風の男)は、「狼よさらば」風に街のダニを退治していく。
オリジナルの序盤と終盤がない感じで、セリフもあまりないから
ほぼ新人の俳優さんでも何とかなると言う訳。
なぜダニ退治をするようになったかは不明のままだが
巻き添えを食った母子を助けると言うあたりに、若干のドラマ性あり。
母親は体が目的と思って裸になるが、そういうんじゃないんだと拒否するあたり、
だったらボタンはずした所で止めろよと思わせる。(つまりサービスシーン)
映画としてはだいぶ浅い出来だが、本家も割にこんなのに出てた気がするし
瓜二つかと言うと微妙に違うところもあるが
本家の新作がありえない今、もう二代目って事でいいんじゃないですかね。
2021/01/31
「沈黙の鉄槌」
沈黙シリーズの1作。
主演はスティーブン・セガールですが、今回も彼は主人公ではありません。
セガールと共演経験のあるラッパーのDMXと言う人が出ているが
彼さえも主人公ではない。
主人公は、息子を組織に殺された警官フランク。彼が組織に復讐するという話。
セガールは組織のボスで、DMXは組織に通じる悪徳警官役。
フランクの息子を殺したのはセガールの息子で、セガールは部屋から出ない。
最後にちょっとだけセガールの見せ場があったりするあたり忖度感を隠せないが、
おかげで誰を活躍させたいのかよくわからない。
2021/01/30
「エンディング・ワールド」
アサイラムによる世界破滅もの。
太陽フレアやら磁場の影響やら、よくわからない理屈により、世界が水没に危機に。
それを回避する方法も、ブラックホールを地上2か所に作ると言うもので
多分珍妙な話なんだけど、全体としてよくわからず、突っ込みづらい。
「昼下りの決斗」
サム・ペキンパー監督による西部劇。
元保安官のジャッドは金塊を運ぶ仕事を受け、旧友ギルらと組む。
途中で知り合った娘エルサが金鉱まで同行。
エルサは金鉱にいたビリーと結婚するが、実は悪党兄弟だったと知り、
ジャッドらと共に逃げる事に。
ギルも実は金塊を横取りしようと企んでいたとわかり
いろいろ入り組んでるけど、皆もう少し考えて行動したほうが良い気がする。
ペキンパーぽいバイオレンス感は感じられない。
「プロフェシー/恐怖の予言」
ジョン・フランケンハイマーによるホラー系作品。
ブラックサンデーの次の作品。
主演扱いはタリア・シャイアで、ロッキー1と2の間。
ただし、主人公はタリアの夫である医師かな。
製紙工場の廃液によって、森の生物が怪物化すると言う展開で
フランケンハイマーとしては社会派作品を目指したのかも知れないが
ゴジラが根付いた日本の目で見ると、今さら感は否めない。
怪物化した原因は水銀で、劇中でも水俣病と同じ原因と語られる。
それにしては理解が浅く、興味本位な描写になってる気はする。
公開当時の批評で、ウルトラQの方がましとされていたが
それが良い評価なのか悪い評価なのか困惑した記憶あり。
たぶん悪い評価だったんですね。
2021/01/23
「アルマゲドン2020」
アサイラムによるアルマゲドンもの。
流星雨が地球に迫り、米国を中心とした各国は、核ミサイルで破壊しようとする。
だが、流星雨の影に小惑星が隠れていて、
核ミサイルを使い切ってしまうと、小惑星を破壊する事が出来ない。
(いや使い切る事はないだろう)
作品の出来は毎度の感じで、学芸会みたい。
2021/01/17
「ガン・ファイター」
ロバート・アルドリッチ監督による西部劇。
脚本がダルトン・トランボで、名前を聞くと凄そうな予感がします。
主人公はロック・ハドソンとカーク・ダグラス。
ダグラスは元恋人ベルの夫がやる牧場の、牛の移動を手伝う。
ここにハドソンが加わるが、彼は妹の自殺の原因になったとダグラスを恨んでいた。
ダグラスはベルに復縁の気がないと知ると、彼女の娘に路線変更。
夫の死後、ベルはハドソンと引っ付く。
。。と言った調子で、人間同士の絡み合いが中心で、撃ち合いはあまりない。
最後に主人公2人が対決するが、ダグラスの方には戦う気がなくて拍子抜け。
残された者にとっても、丸く収まった気はしない。
2021/01/11
「ハウス・ジャック・ビルト」
マット・ディロン主演で実在した殺人鬼を描く作品。
60人を殺したと言うセリフが出てくる犯人には、独自の美学があるんだけど
もちろん普通の人には理解できない上に
その美学もだんだん路線が変わっていって、戸惑わされるばかり。
ディロンはインチキ臭い悪党が似合うと思うが、本作はそんな感じではない。
最初に殺される女性がユマ・サーマンで、以降は知らない人なので
配役のバランスも良くない気がする。
2021/01/10
「ブラッドショット」
ヴィン・ディーゼル主演によるアメコミの実写版映画。
アメコミと言っても、マーベルやDCではないマイナーなものらしい。
ディーゼル扮するレイは優秀な兵士だったが、
犯罪組織の襲撃で恋人を殺され、自身も死亡する。
謎の組織がその体を利用して、ナノ技術を使った無敵の兵士にする。
記憶も消したはずだが、妻を殺された記憶が甦ってしまう。
つまりロボコップと同じ設定(二番煎じ?)。。かと序盤は思わせます。
実は科学者ガイ・ピアースが、その復讐心を利用しようと
作られた記憶を与えていたと判明。
二番煎じと思いつつ、まあまあ面白いかなと思っていたが
陰謀話が出てきて、面白さが薄まった感じ。
2021/01/08
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
クエンティン・タランティーノ監督による作品。
主演はレオナルド・デュカプリオとブラッド・ピットで
どちらもタランティーノ作に出ているが、2人の共演は初。
レオが往年の人気俳優、ブラピが彼の専属スタントマン役。
彼らを狂言回し的に、60年代のハリウッドの映画や俳優を再現するのは面白い。
西部劇のシーンにマイケル・マドセンとかが出てます。
同時にシャロン・テート事件を描いていて、シャロン役がマーゴット・ロビー。
ただし、シャロンの描かれ方は傍観者的で、感情移入するに至らず。
そして本作で描かれるのは事件前夜まで。
3/4くらいまでハリウッド映画の再現が散漫に描かれ
終盤になって、事件前夜の騒ぎが描かれると言う構成。
事件ではシャロンと友人が殺されたとされていて、レオがそこに含まれるかは不明。
「前夜」と言うあたりも寸止め的で、全体として物足りない。
2021/01/03
「キング・オブ・エジプト」
古代エジプトを舞台にした物語。
ベンハーとかみたいな話を今風に作ったのかと思ったが、
本作では神と人間が同居していた世界だったとわかる。
世の中を統治していた神オシリスは、息子ホルスにその座を継がせようとするが、
反発した弟セトがオシリスを殺してしまう。
(この世界の神は死にます)
一方、泥棒のザックは、死んだ恋人を甦らせようとする。
(この世界の人間は甦ります)
このホルスとザックが組んで、セトを倒すと言う訳。
全体として設定次第と言う印象で、あまり感心はしない。
ちなみにジェラルド・バトラーが出てる(セト役)事に気付いたので見ました。
その兄オシリス役がブライアン・ブラウンで、
確かに雰囲気似てるなーと、こちらは感心させられた。
「クレオパトラ」
2021/01/02
「ドクター・スリープ」
「シャイニング」のその後を描いた作品。
前作の少年ダニーが大人になってユアン・マクレガーに。
霊的な能力を持つ人々の生気を吸い取り、生き永らえる連中がいた。
彼らは、圧倒的な力を持つ少女アブラを狙い、アブラはダニーに助けを求める。
前作がどんなだったか覚えてないけど、ちょっとわかりにくかった印象があるが
本作は割にわかりやすい感じ。
2021/01/01
「ホワイトシャーク 海底の白い死神」
アサイラムによるサメもの。
モデルの撮影の為に、人の来ない沖に出た男女3人がサメに襲われる話。
ホワイトシャークなんて邦題だけど、特殊なサメと言う印象は受けず
サメにやられる人はいるけど、主人公の女性はあまり苦戦していない。
なので、サメものとしてはかなり平凡な印象。
マイケル・マドセンが主人公の父親役で出てくるが
電話で支援するだけで、家の外へすら出ない。
2020/12/31
「フォードVSフェラーリ」
フォードがレース界の王者フェラーリに挑んだ実話もの。
フェラーリとの提携話が流れたフォードは、レースで見返してやると誓う。
金に糸目をつけないと、元レーサーのマット・デイモンがカーデザイナーに。
現役のクリスチャン・ベイルをレーサーに据える。
だが、土壇場でフォードも会社の立場を優先し、レーサー魂の妨げに。
実話であるが故に最後が物足りない事はよくあるが
本作は最後もなかなかドラマチック。
2020/12/30
「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」
DCコミックのヒーローものの番外編。
「スーサイド・スクワッド」で評判になったハーレイ・クインを主役に。
恋人ジョーカーと別れたハーレイは、組織に始末されかかる。
組織のボスであるユアン・マクレガーは、ダイヤを取り戻せば助けると言う。
だが、すんなり従うハーレイではない。
さらにいろんな連中(すべて女性)が絡んで、
最終的に女5人組でユアンに立ち向かう事になると言う訳。
主役マーゴット・ロビーが製作にも関わり、ハーレイだけの物語にしなかったとの事。
「オーシャンズ8」みたいな雰囲気になり、ハーレイの出番が相対的に減る形に。
当人が望んだ形らしいけど、こちらが期待したのとはちょっと違う気がする。
「ワンダーウーマン1984」
☆☆☆★★
ジャスティスリーグの一角であるワンダーウーマンを主人公にした2作目。
1作目が大ヒットしたので、続編も期待されたが
コロナ禍で公開が遅れに遅れて今に至ったと言う訳。
ワンダーウーマンはアマゾネスなので歳を取らない一方
相手役のスティーブは前作で死亡。
何かして本作でも再登場するらしいが、まあSF系ではよくある事です。
今年はコロナのせいで、劇場で見た本数も極端に少ないけど、これは見ときます。
ワンダーウーマンは、1984年の時代に密かに活躍していた。
時々悪党を倒すが、監視カメラの映像を残さず
目撃者の話から、何かいるらしいと噂される程度の存在に。
ワンダーウーマンことダイアナはスミソニアン博物館で働いていたが
そこに願い事が叶うと言う石が運び込まれる。
ダイアナはそれに触れてスティーブの事を願ったので、彼が復活したと言う訳。
一方、怪しげな実業家マックスがこの石を入手。
石の力を使って、次々と力を手に入れていく。
石は一度しか願い事を叶えられないのだが、
マックスは抜け道を見付けて、何度でも叶えられるようになったのだ。
願い事を叶える原理は「不思議な力」としか言いようがないが
多くの人の願いが全部叶うと、世の中は大混乱。
のび太がドラえもんのひみつ道具を使って、収集が付かなくなったような事態に。
宇宙大作戦でも似たようなエピソードがあったが
普通ならコメディタッチになる所を、真面目に描くとこうなるという訳。
ジャスティスリーグ間のクロスオーバーや、続編を匂わせるシーンはなく
ちょっと物足りない所もあるが、
個人的には前作より面白く、2時間半と長めの作品も割に飽きずに見られた。
続編も製作が決まったとの事だが、
さすがにスティーブの再々登場は厳しいかな。
作曲者が変わったので、前作のテーマ曲は登場せず。
ラストにTV版のリンダ・カーターが出てくるが、TV版の曲が出たりはしない。
2020/12/29
「ファースト・マン」
人類初の月面到達を成し遂げたニール・アームストロングの物語。
宇宙開発を描いた映画は、「ライトスタッフ」「アポロ13」とあったが
アポロ11号を描くのはちょっとベタな気もして、製作者たちも避けてきたのか。
いざ見ると、アームストロング夫妻の心情を描いてるシーンが多く
宇宙開発に関する描写は少なめで、やや物足りない。
親しくなったエドがアポロ1号の乗員に選ばれる展開は
その後を知っていると、死刑宣告みたいでちょっとショッキング。
2020/12/27
「ジョン・ウィック:パラベイム」
キアヌ・リーブスが無敵の殺し屋に扮するシリーズ第3弾。
前作で殺し屋組織のルールを破ったキアヌは、組織全体に追われる羽目に。
第1作はぼちぼち面白かったが、
本作になると、組織の存在もルールもよくわからず、何をやってるのやらピンと来ず。
追われた状態のまま次回作へ続く模様。つまり本作ではあまり進展してない。
次回はローレンス・フィッシュバーンと組むようなので、マトリックスぽいけど
あちらの次回作にはフィッシュバーンは出ないようです。
2020/12/26
「リチャード・ジュエル」
クリント・イーストウッド監督による実録もの。
アトランタ五輪開催中にテロ事件が発生。
警備員リチャードは爆弾に気付き、人々を避難させて被害を最小限に食い止めた。
当初は英雄視された彼だが、FBIとマスコミから犯人扱いされるように。
四六時中追い回され、母親もショックを受ける。
こういう事って時々あって、話題になった事件ほど犯人をはっきりさせたくなるもの。
無責任に犯人を決めつけ、後に無実とわかっても責任は取らない。
本作では、たまたま知人だった弁護士と組んで反撃する訳だが
お人よしのリチャードの性格もあって、なかなか痛快な展開とはならない。
最終的には情に訴えた形に。
同じイーストウッドの実録ものである「15時17分、パリ行き」より面白い。
2020/12/20
「エンテベ空港の7日間」
エンテベ空港を巡るハイジャック事件の物語。
かつてブロンソンの「特攻サンダーボルト作戦」でも描かれた話です。
イスラエルに反発する一味がハイジャック事件を起こし、
ウガンダのエンテベ空港に立てこもる。
ウガンダのアミン大統領は、事件を利用して名を売ろうと画策。
イスラエルは部隊を送り込んで制圧しようと計画。
。。なんて展開だが、ハラハラはあまりせず、淡々とした感じ。
テロリストの1人は、ご贔屓ロザムンド・パイクだが
化粧けのない役柄で、あまり魅力的とは言えず。
2020/12/19
「ヘルボーイ」(2019年米)
怪物ヘルボーイが他の怪物を倒すという話。
ギレルモ・デルトロ監督によって2作作られたが、監督が変わった新作。
一応リブートと言う事なんだけど、ヘルボーイは人々に知られていて
最初から人間の組織の指示で動いていたりするので、続きと解釈できなくもない。
アーサー王が倒し、封印されていた女王(ミラ・ジョボビッチ)が復活。
ヘルボーイを仲間にして、世界を支配しようとする。
女王はヘルボーイを利用する都合があるので、倒される心配はない点が弱い。
前作がどんなだったか記憶にないけど、
ヘルボーイのキャラも小ぢんまりした感じで、
無難に続編へつなごうと言う意図が見え隠れします。
2020/12/13
「ボディ・ハント」
ジェニファー・ローレンス主演のサスペンス。
母親役がエリザベス・シュー。
ジェニファー親子は格安の家に引っ越すが、実はいわば事故物件で
隣の家で、娘が両親を殺害するという事件があったとわかる。
娘は死んだとされ、ジェニファーは色眼鏡で見られている彼女の兄に同情的に。
この兄が、実は生きていた妹をかくまっていたと判明。
ところが。。秘密を守ろうとした兄は、妹の口をふさいで死なせてしまう。
あれれ?と思ったら、どんどん予想外の方向へ。
なかなかおもしろいです。
邦題からちょっとHな話かと期待したが、そこはそれほどでもない。
2020/12/12
「パピヨン」(2017年米)
実在した脱獄を繰り返した男パピヨンの物語。
スティーブ・マックイーンとダスティン・ホフマンで映画化された事もあります。
無実の罪で終身刑となったパピヨンは、最初から脱獄しか考えてなかったが
刑務所で知り合ったドガと友情が芽生える。
パピヨンが脱獄を繰り返して、過酷な独房に入れられたり
南の島にたどり着いたりと、前作でも見たシーンが展開。
前作も本作も2時間半程度で短くはないんだけど、
本作は何となくダイジェスト版と言う感じで、個々のシーンがちょっとずつ軽い。
そして、スタンダードと言うべき前作のテーマ曲が使われない点も物足りない。
2020/12/06
「インデペンデンス・デイ2016」
アサイラムによる宇宙人侵略もの。
彼らも毎年のように来ますね。
世界各地に巨大宇宙船が飛来。平和的な目的だと告げる。
実際は、地球を植民地化し、人間をエネルギー源にしようとしていた。
インデペンデンスデイと言うよりは、TVシリーズのVに似てる。
病原体で全滅させるのは宇宙戦争と同じ。
もちろんチープなのは否めないが、
アサイラムにしては出てくる人の数も多くて、割によくできてる印象。
2020/11/29
「ハングマン」(2017年米)
アル・パチーノ主演の刑事もの。
デニーロとの共演作でも68歳でしたが、本作では77歳。かなりの無理が。
相棒カール・アーバンは、事件に関係していると引退していたパチーノを復帰させる。
連続殺人の謎解きはわかったような、わからないような感じで、
常に犯行直後に駆けつける展開が続く。
名高達郎や黒沢年男は出てません。
2020/11/23
「10ミニッツ」
ブルース・ウィリスの出てるサスペンス。
主人公は、ジェシカ・アルバ版ファンタスティック・フォーの岩の人。
ブルースも割に出ています。
岩の人が扮するフランク兄弟は、他のメンバーと銀行強盗計画に参加。
だが、予定よりも早く警察がかけつけ、メンバーは退散。
フランクの弟が何者かに殺される。
フランクは裏切りを疑い、行方をくらましたメンバーを探し回る。
最初から明らかに怪しい人がいて、疑われる描写がないので
きっとこの人が裏切り者なんだろうなと思ったら、その通りに。
ブルースは彼らに仕事を指示する人物だがブルースに依頼する人物もいたりして、
それぞれの思惑があるが、本筋には関係なく、物語の構図を分かりにくくしてる。
2020/11/22
「ゲットバック 奪還」
ウォルフガング・ペーターゼン監督がドイツに戻って作った作品。
銀行によって損失を被った3人と、解雇された銀行員が
銀行から金をいただく計画を立てる。
4人ともそれぞれ得意分野があるけど、
銀行強盗には素人で、何となくうまく行くと言う展開。
計画がうまく行ったのは、
事件を追う女性刑事が、都合よくメンバーの1人とデートする事になったから。
リアルなサスペンスと言うよりはコメディ色が強い。
2020/11/21
「恐怖の報酬」(1977年米)
ロイ・シャイダー主演のサスペンス。
監督はウイリアム・フリードキン。
吊り橋をトラックが渡るシーンが印象的だが、TV放送が1回あっただけで
イブ・モンタン主演のオリジナルが何度も放送されるのに対し、本作は幻の作品に。
出来が悪かったんかなと想像していたが
最近になって劇場公開時にカットされたシーンを復活させて、
本来の出来になったそうです。
。。と言うから、2時間半くらいの長編になってのかなと想像したが
劇場公開時が90分で、完全版が2時間だから、そんなに長い訳ではない。
冒頭は4人のドライバーの素性を描いていて、これが1時間続く。
シャイダーの登場も3番目なのでなかなか盛り上がらず、
この前半がカットされたんだなと想像できる。
後半になってようやく、危険なニトロを運ぶシーンが始まる。
吊り橋のシーンのハラハラする感じは特筆すべきだが
シャイダーでない班も通過に成功してしまうので、何か拍子抜け。
ここを除くと、いくつかある障害も、緊迫するシーンの連続とは言い難い。
シャイダーは結局殺されたらしき終わり方だが、
モンタンのあっけない死に方に比べると、インパクトは弱い。
2020/11/15
「ムーンライズ・キングダム」
ブルース・ウィリス他が出ているドラマ。
主人公は島に住むボーイスカウトの少年とちょっと年上の少女。
彼らが駆け落ちして騒ぎになるという話。
彼らはちょっと頭が良くて、彼らなりの価値観で行動する。
ブルース警部らも真剣に追ってるようには思えず、映画全体が不思議な雰囲気で展開。
ちょっと年上の彼女が何か魅力的で、駆け落ちも成功してほしかったが
成功したような、してないような微妙な感じの終わり方。
この監督の作品が好きな人からすると、監督らしい作品だそうです。
2020/11/08
「ライリー・ノース 復讐の女神」
ジェニファー・ガーナー主演のアクション。
夫と娘を麻薬組織に殺されたガーナーは、5年間雲隠れ。
その間に何をしたのか、凄腕の殺し屋になっていた彼女は、
襲撃した連中や、彼らを釈放した判事らを処刑。さらに麻薬組織自体にも戦いを挑む。
言ってみればブロンソン女性版と言う趣です。
5年前は素人だった彼女に、警察や組織が出し抜かれ続ける展開で
そんな訳ないやろーと思いつつも、まあまあ見ていて面白い。
冒頭にちらっと出るだけかに思えた、いやなママ友に仕返しするのもいいね。
警察内部に裏切り者がいるなんて陰謀も登場するが、
取って付けたみたいで、真相は早い段階で察しが付く。
2020/11/07
「ミッション・ブレイブ 欧州警察特殊部隊」
犯罪組織と戦う特殊部隊の物語。
アーマンド・アサンテが出ていると言うので、隊長役かと期待したが
そんなはずもなく、犯罪組織のボス役でした。
特殊部隊のメンバーを散発的に描いた後、終盤にボスとの激しい撃ち合いになるが、
どうなってるのかよくわからない感じで延々と続く。
2020/11/01
「ブルー・ダイヤモンド」
キアヌ・リーブス主演のサスペンス(?)
ダイヤを売買する稼業のキアヌは、
本物のダイヤが手に入らず、偽物をロシアの組織に売り渡す。
その時はうまく行ったが、捜査機関に目をつけられ
さらに組織を罠にはめる協力をさせられるという展開。
なぜ本物のダイヤが手に入らなかったのかよくわからないけど
どこかで歯車が狂ってどんどん悪い方向に進んだという印象。
キアヌにぞっこんになった現地の女性も気の毒な感じ。
ちなみに、キアヌの妻は別にいて
それがモリー・リングウォルドなんだけど、ちらっと出るだけ。
2020/10/31
「オールド・ボーイ」(2013年米)
ジョシュ・ブローリン主演のサスペンス(?)
韓国映画のリメイクらしいです。
ある時、ブローリンは拉致されて、モーテルの一室らしき場所に閉じ込められる。
時々食事を与えられるが、監禁された理由は不明のまま。
テレビを見る事は出来て、自身が妻殺しの容疑者と報じられていると知る。
それから20年が経過。
突然解放されたブローリンは、知り合ったマリーと言う看護婦と協力し娘を探す事に。
一方で、彼はなぜか怪力で
監禁していたサミュエル・L・ジャクソンらを痛めつける。
そのやり口が容赦なく、スカッとするような報復とは言えないのが難。
最後にいろんな真相が明らかになるが、
想像の斜め上を行く真相があって、こういう展開もあるんだねと驚かされる。
20年落ちの罠を仕掛けられたと言う訳で、犯人もなかなか根気のある人です。
2020/10/25
「クリード 炎の宿敵」
ロッキーのスピンオフ第2弾。
ロッキー4で戦ったドラゴことドルフ・ラングレンが、息子を連れて再登場。
ロッキーの弟子であるアドニスと戦う事に。次世代で決着をつけると言う訳。
ただし、アドニスには父の仇と言う意識はあまりない。
ロッキー3、4と同様に、最初負けて最後に勝つ王道的展開。
(ロッキー4で負けたのはアポロだけど)
その決め手となるロッキーのアドバイスは、
「勝利への思いが強い方が勝つ」と言うスポコン的発想。
海外でも、そして現代でもそこは変わらないんすね。
ちなみに、ドラゴの元妻(そして実生活ではスタローンの元妻)として
ブリジット・ニールセンも再登場。
多分セリフはなかった気がするが、権力者の象徴的役柄で
息子が負けそうになると退席する冷徹さを見せる。
おかげで、彼らに利用されていたドラゴとその息子にちょっと感情移入するが
その描写があるのが、物語の割に後半なので、
そのあたりをもう少し描いた方が良かったかなと言う気はする。
「オンリー・ユー」
マリサ・トメイとロバート・ダウニーJrによるラブコメ。
スパイダーマンでも共演してますね。
マリサは、占いで名前の出たブラッドリーを運命の相手と信じていたが
出会う事のないまま、別の男性と婚約。
ところが、式を寸前にしてブラッドリーが実在すると知り
取るものも取らず、彼を見付けだそうとイタリアへ飛ぶ。
Jrと出会い意気投合するが、ブラッドリーと名乗った別人と判明。
さらに次に見付けたビリー・ゼインもブラッドリーではないと知る。
最後にはブラッドリーと出会うが、Jrの方を追うと言う、まあ王道な展開。
リアルな恋愛模様かと言うよりは、おとぎ話的だが、結構面白いです。
ちょっと前の映画なので今さらだけど、マリサは何かいいね。
2020/10/18
「ボーダー」
ロバート・デニーロとアル・パチーノ共演の刑事ドラマ。
ゴッドファーザーやヒートの組み合わせですな。
2人が対決する訳ではなく、お互いベテランの刑事コンビと言う訳。
(デニーロが65歳、パチーノが68歳なので、そもそも刑事である事に無理あり)
無罪となった悪党たちが次々処刑される事件が発生。
警察内部ではデニーロが処刑しているのではと言う疑惑が浮上する。
実際、冒頭にデニーロが犯行を告白する映像が挿入されていて
観客としては、真相を知ってるつもりでいたが、
終盤になって、実は。。と判明する展開。
どんでん返しはまあまあ良かったが、映画全体として面白かったかと言うと微妙。
2020/10/17
「バッドボーイズ フォー・ライフ」
ウィル・スミスとマーチン・ローレンスによる刑事コンビもの第3弾。
前作まではマイケル・ベイ監督作で、彼の悪い癖で2作目は2時間半の長さだったが
本作は監督が変わって、2時間と言う手ごろに感じになっていて好感が持てる。
孫ができたローレンスは引退を考えていたとか、
襲撃してくる一味がスミスの息子だったとか、いろいろ盛り込んでくるけど
前作から17年ぶりの新作は、かなり出し殻感が強い。
アクションの派手さは抑え気味で、撃ち合いはあまり頭の良い感じではない。
2020/10/11
「黒いジャガー/シャフト旋風」
「黒いジャガー」シリーズ第2弾。
主人公シャフトの友人が殺され、共同経営者の関与が疑われる。
共同経営者は黒人だが、彼がひそかに通じていた一味は白人。
クライマックスは白人一味との対決で、ブラックムービーの面目躍如と言う訳だが
途中3つ巴になっていた事で、敵の巨悪感は薄れている。
「黒いジャガー/アフリカ作戦」
「黒いジャガー」シリーズ第3弾。
監督はジョン・ギラーミンで、本作の次がタワーリング・インフェルノ。
前作まではNYを舞台に黒人である私立探偵シャフトが暴れる話だったが
今回はアフリカやパリへ飛んで、人身売買組織と戦うと言う展開。
世界を股にかけた黒人版007色を強める狙いかも知れないけど
奴隷に紛れているシーンが大半で、あまり痛快感は感じない。
この路線変更が凶となったか、シリーズは本作で打ち切りとなる。
ちなみにこのシリーズは、主要登場人物である女性が、だいたい脱ぐ模様。
2020/10/10
「クロスライン 凶弾のターゲット」
マリエル・ヘミングウェイ主演のサスペンス。
懐かしい名前に気付いて見ました。
マリエルは大統領護衛官のリーダーだが、一味の襲撃を許してしまう。
一味の捜索を指揮する事になるが、管轄違いと言う印象を受ける。
この国家の一大事に、素人であるマリエルの夫まで捜査に参加させる始末。
細かい事気にせずに、とりあえず作ってみましたと言う感じ。
「テイクバック」
ジーナ・カラーノ主演のアクション。
山小屋に構えるリチャード・ドレイファス一味がジーナの息子を誘拐。
ジーナの父親が遺した遺産を要求する。
一味の作戦は計画的と言う印象を受けず、
元軍人であるジーナの方もめちゃくちゃ強い訳でもない。
と言う訳なので、全体としてあまり面白くない。
息子がドレイファスに懐くかと思いきや、そういう展開もない。
2020/10/04
「エンド・オブ・ステイツ」
ジェラルド・バトラー主演「エンド・オブ・ホワイトハウス」第3弾。
エアフォースワンが舞台と聞いてたけど、企画が変わったのか全米各地って感じ。
前作まで副大統領だったモーガン・フリーマンが大統領に。
大統領を狙うテロが発生し、バトラーの関与が疑われる。
その真相も黒幕も序盤から察しがつくから、謎解きと言う感じではないが
バトラーが逃げ回る展開は、大味だった前作までよりも面白い。
とは言え、中盤くらいにあっさりと疑いが晴れ、敵一味と撃ち合いに。
知能戦と言うよりは、戦争みたいな感じで、やっぱり大味に。
ウィル・スミスの嫁がFBI役で、
バトラーを窮地に落としてれるかと思いきや、さっさと殺される。
山にこもっていて、バトラーと疎遠だった父親が登場し、
それがニック・ノルティだったのは、ちょっとお得な印象。
「ナイト・ストーム」
ニコラス・ケイジが出ているサスペンス(?)
物語の主人公は別の人。
便利屋バディはニコラス宅の修理を請け負うが、嵐で帰れなくなり泊まる事に。
ニコラスとその妻は異常性を持ち、バディは振り回される。
やがて、夫婦が少年少女を監禁しているとわかると言う展開。
こんなようなの他でも見た事あるけど、
ニコラスも妻も、そしてバディさえも、何を考えてるのかピンと来ず
見ていてすっきりしない。
嵐が何かと障害になりそうだけど、ニコラス宅に留まる事になった理由になる程度。
2020/10/03
「ラスト・パニッシャー」
ニコラス・ケイジ主演の復讐もの。
19年ぶりに出所したニコラスが組織に復讐する展開。
なぜ復讐するのかはなかなか語られない。
一方、ニコラスをお出迎えしたのは息子ジョーイだけなのだが
人里離れたところにある刑務所に、夜なのに歩いてくるあたりに違和感あり。
ジョーイとニコラスには距離感があるが、けんか別れする事はない。
全体的に映画として危なかしい感じだが、
近年のニコラス作品はこんなもんかもと言う気も。
危なかしかった理由は後半に判明。シックスセンスをひねった感じね。
それがわかるとちょっと面白いが、復讐劇としての痛快感とかはほぼない。
2020/09/27
「チャーリーズ・エンジェル(2019年米)」
70年代のTVシリーズの映画版第3弾。
キャメロン・ディアス版が2作で途切れ、リブートかと思いきやそうでもない。
キャメロンやTVシリーズの連中も、過去のメンバーとして写真で登場します。
エンジェルってメンバーが変われど、基本3人だと思っていたが
実はめちゃくちゃ大勢いると判明。
本作では2人のエンジェルが組むが、組むのは初めてらしく
以前に現場で邪魔し合った因縁があったりする。
そして3人目は最後に見習いになるが、当初は2人に助けられる立場。
この設定の微妙な変化がしっくりこない。
3人の中で知った顔がクリスチン・スチュアートだけなのも気になるところ。
過去の2作で支援役ボスレーが役者が違ったが、実はこちらも大勢いると判明。
役職のようなものだとわかる。
その中の1人エリザベス・バンクスが裏切ったのではと言う疑惑が浮上。
バンクスは本作の監督も務めていて、女性監督だからか女性寄りの印象で、
そのせいかあまり面白くない。
2020/09/26
「KILLERS/キラーズ〜10人の殺し屋たち」
ニコラス・ケイジ主演のアクション作(?)
ニコラスは安ホテルのオーナーで、その周囲で複数の事件が発生。
割に一直線だが、よくよく考えると、話がどんどん横道にそれてると言う構成。
パルプフィクション的だが、俳優陣が有名な人たちではないので
こちらのエピソードのこの人が、あちらのあの人と同じと言うのがわかりづらい。
2020/09/22
「search/サーチ」
ネットを舞台にしたサスペンス。
主人公は映画版スタートレックでスールーを演じている人。
娘マーゴットが音信不通に。
警察も捜査するが、彼自身も手掛かりを探そうとして、
マーゴットのSNSやらメールやらを覗く。
SNSとかがツールとして登場する映画はあるが、
本作は終始出っぱなしで、ネットのいろんな問題点も描かれる。
PCの画面をずっと映した定点カメラ的な発想も面白いし、
事件の真相もちょっとひねってて面白い。
スールーは別にネットに詳しい訳ではないが、
父親ならではの必死さで真相を突き止めるあたりも好感が持てる。
2020/09/21
「弾丸を噛め」
ジーン・ハックマン主演の西部劇(?)
馬のレースをする話で、他の出場者はジェームズ・コバーン、キャンディス・バーゲン
ジャン・マイケル・ビンセント、ベン・ジョンソンと言う布陣。なかなか豪華です。
2時間の映画で1時間半くらい、いろいろ大変だという描写が続く。
終盤になって、キャンディスが囚人である恋人を脱走させる騒ぎが発生。
そこを切り抜けると、すぐに終わる感じで、構成的にはバランスが良くない。
2020/09/20
「4デイズ」
サミュエル・L・ジャクソン主演のサスペンス。
テロリストが全米3か所に核爆弾を仕掛ける。
実は犯人はもう拘束されていて、
サミュエル扮する尋問屋が爆弾のありかを聞き出そうとする。
それはまさに拷問で、同席するFBIキャリー・アン・モスは咎める。
しかし、事態が事態だけに、上層部は拷問もやむなしと言う。
同じサミュエルの「交渉人」のような駆け引きがあるのか思いきや
割に延々と続く感じで盛り上がらない。
終盤になって、実は4か所目があるかもと言う疑惑が浮上し
どうだったかわからないまま映画が終わり、すっきりしない感を残す。
2020/09/19
「ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲」
ローワン・アトキンソン主演のスパイコメディもの第3弾。
英国がサイバー攻撃を受け、全エージェントの情報が漏れてしまう。
ならば漏れていない昔のエージェントを呼べと言う謎の理屈でジョニーらを招集。
他のメンバーと言うのが、エドワード・フォックス
リチャード・ダンス、マイケル・ガンボンと言う豪華な布陣。
彼らはジョニーのドジでダウンし、ジョニーが英国の運命を握る事に。
後は彼のドジぶりで窮地に陥ったり、逆に悪運で事態を乗り切ったりの繰り返し。
すごく面白い訳ではなく、気楽に見られると言う感じ。
2020/09/12
「ラスト・ムービースター」
故バート・レイノルズの最後の主演作品。
往年の人気俳優と言う役柄で、「脱出」や「トランザム7000」などの映像を挿入。
言うまでもなく、彼自身を投影していると言う訳。
豪邸に1人で暮らしていたが、映画祭に招待されて出席する事に。
ところが、それは小ぢんまりしたマニアの集まりだと知って失望する。
バートって、歳取ってからは路線に乗り損なった感があって寂しく思っていたが、
本人も同じような気持ちだったらしい。
おかげで時々ツボになるシーンがあるが、全編を通してツボかと言うとそうでもない。
もうちょっとうまく作れた気はするが、バートの最後の作品としては悪くないです。
2020/09/06
「グリンチ」(2018年米)
緑の怪物グリンチを描くアニメ映画。
かつてはジム・キャリーが実写で演じました。
今回はベネディクト・カンバーバッチが声を担当。
人間嫌いのグリンチは、村の人々がクリスマスを祝うのが許せず
クリスマスを盗む事を計画すると言う訳。
ただし、グリンチ自身は確かに人々を嫌っていたが
人々の方がグリンチを嫌っていなかったので、すんなり解決してしまった印象。
2020/09/05
「大砂塵」
主題歌ジョニー・ギターで知られる西部劇。
曲は有名だけど、見た事ないので見てみました。
ジョニー・ギターと言うのは、ギターを抱えたガンマンの名前だが
物語は彼の元恋人ビェンナが主人公。
彼女らよそ者に町を奪われると危機感を感じたエマは、
強盗一味だと言いがかりをつけて始末しようとする。
エマの暴走ぶりに周囲の男性陣も困惑するが、
振り回されてビェンナ襲撃に手助けする形に。
それを今まで傍観していたジョニーが助けると言う訳。
痛快な西部劇とは言い難く、肝心の主題歌もあまり流れない。
2020/08/30
「ヘル・フライト−乗客消失−」
B級の航空機アクション。
主演はマイケル・パレ。パレが出てれば(出てる事に気付けば)見ます。
パレが航空保安官として乗る旅客機で、乗客が次々消える騒ぎが発生。
実は乗客の1人が呼び出した悪霊が暴走していたと言うスーパーナチュラルな展開。
パレは呪文で悪霊を追い払い、ついでに機を着陸させる大活躍を見せる。
呪文の書は、たぶん英語では書かれてないと思うが、パレには読めるらしい。
2020/08/29
「クロール−凶暴領域−」
ワニが出てくる系サスペンス。
ヘイリーは父を訪ねるが、家にはハリケーンでワニが侵入していた。
彼らはワニから逃げ惑い、助けになりそうな人々は殺されてしまうという展開。
スーパーにサメが現れる映画があったけど、そのワニ版ね。
90分の映画の20分くらいのところでワニが現れ、後はワニとの格闘が延々と続く。
大変なのは伝わるけど、状況が変わったと言う印象はあまり受けず、ちょっと単調。
2020/08/23
「エイリアン:スカイコマンド」
宇宙から怪物から攻めてくると言うアサイラム作品。
複数の隕石が飛来。これが宇宙から来た怪物だと判明。
主人公のエマは、序盤から何やら研究をしているとわかるが、ちょっと説明不足。
戦闘で障害を負った元パイロットたちを、再び操縦可能にする装置の開発らしい。
この装置が怪物には有効で、活躍すると言う訳。
後半の展開はあまりひねりがない。
2020/08/22
「ラバランチュラ 巨大グモだよ全員集合!」
巨大グモが出る話。
主演はポリスアカデミーのスティーヴ・グッテンバーグ。
しばらく見なかったが、貫禄がついていて、言われないと気が付かないかも。
90年代に人気だった俳優グッテンバーグは、今は巨大生物ものによく出る存在に。
溶岩を吐く巨大グモの大群が現れ、
グッテンバーグが奮戦するが、人々は映画の宣伝かと誤解する。
。。と言うセリフも出てくるが、宣伝だと信じ続ける人はおらず、ちょっと拍子抜け。
そんな事より、ポリスアカデミーのレギュラー陣(マイケル・ウィンスロー、
気の小さい黒人女性警官、銃が好きな女性教官)が出てきて同窓会の様相。
けん銃魔の警官も出てくれば良かったが、こちらの俳優さんは既に鬼籍に。
シャークネードと同じ製作陣らしくて、あちらのフィンもちらっと出る。
あと、ヒロインになるのかと思えた、息子のガールフレンドが、
結構無残な死に方をするのがショッキング。
2020/08/15
「ジェミニマン」
ウィル・スミス主演のSF風味のアクション。
殺し屋スミスが、自身のクローンと対決するという展開。
過去にもこんな話はあったが、本作はスミス自身が双方を演じているのが売り。
当然、スミス同士の対決が見せ場のはずだが、それは1回あるだけ。
クローンが簡単に心変わりしてしまって拍子抜け。
クローン兵士の非人道性を訴えるような話にすり替わってしまう。
ところで、「アイ・アム・レジェンド」のヘストン版がジェミニマンだった気がしたが
あれはオメガマンで、
その代わりと言うか、透明人間ジェミニマンと言うのがありました。
2020/08/10
「ジョーカー」
バットマンの悪役ジョーカーを主役に据えた作品。
「ダークナイト」でヒース・レジャーがジョーカーを演じてアカデミー賞を受賞。
本作も主演ホアキン・フェニックスが受賞しており、キラーコンテンツと言う事か。
他の作品では、ジョーカーは最初から悪かったが
本作では当初普通の人で、悪の道に足を踏み入れるあたりまでを描く。
そこに共感できるかと言うと微妙で、バットマンの強敵と言うほどの悪でもない。
シリーズの世界観もあるので、後にバットマンになるブルース少年が出てきたりするが
そこの絡みは必要最小限という程度。個人的にはちょっと物足りない。
2020/08/08
「アド・アストラ」
ブラッド・ピット主演の宇宙もの。
海王星付近で生存すると判明した、父トミー・リー・ジョーンズを探しに行く事に。
丁々発止の対決があるのかと思ったが、トミーリーの出演シーンは短い。
トミーリーが何をしたかったのかピンと来ないと言うのももちろん難ありだが
一番気になるのは、海王星までの距離感。
火星へ行くのに、一度月に寄るような手順を踏んでいたのに
火星から海王星まではノンストップ。2〜3日で到着するような印象を受ける。
「オデッセイ」のマット・デイモンはもっと孤立してるように感じたよね。
2020/08/06
「スリーウェイ 誘う女たち」
リンカーンことドミニク・パーセル主演のサスペンス(?)
ドミニクと恋人は別のカップルの誘拐計画を横取りし、身代金だけいただこうとする。
ドミニクには、殺されてた妻の遺体を始末した事があって
その場所を聞き出そうとする男に狙われる展開も。
入り組んだサスペンスみたいだが、ドミニクほかの登場人物の頭があまりよくなくて、
何となくうまく行ったという印象。
一方で、ドミニクの周囲に4人も女性が出てきて、いずれも魅力的。
2020/08/04
「マイ・ハート、マイ・ラブ」
複数の男女の恋の模様を描く群像劇。
ショーン・コネリーが出ているから見たけど、
その他にも、アンジェリーナ・ジョリー、デニス・クエイド、
ジーナ・ローランズ、ジリアン・アンダーソン、
マデリン・ストー、ナスターシャ・キンスキーと言った面々。
この手の話だと、カップル間の絡みがあったりして、話がややこしくなったりするが
本作は終盤までそれがなくて、比較的わかりやすい。
ただし、最後の最後になって、実は大半が関係者だったとわかる展開で
まるでスターウォーズのようです。
ジョリーは「17歳のカルテ」と同年で、
若くて可愛い感じと、なんか怖そうな雰囲気が同居して魅力的。
コネリーはあまり印象に残らない。
2020/08/03
「ザ・クロコダイル 人喰いワニ襲来」
巨大ワニが出てくる中国映画。
中国ではワニを食用にしてるらしくて、巨大に育ったワニが牧場に売られるが
これが逃げ出して大騒ぎになると言う話。巨大ワニの造形は割に悪くない。
これを追うのがワン巡査と、財布を食われた女。
女は財布を取り戻したいとヒステリックに騒ぎ、食われる要員かと思いきや
後半にはいい人になってワンといい関係ぽくなる。
育てていた人とワンの息子は、巨大ワニに愛着を感じていて
それがモンスター度を薄める形に。
2020/08/02
「ゲッタウェイ スーパースネーク」
イーサン・ホーク主演のカーアクションもの。
天才的ドライバーであるイーサンは、妻を人質に取られ、
謎の男の計画に参加させられる。
一味の目的は銀行の金をいただく事なのだが
その過程で派手なカーチェイスが展開すると言う訳。
一味の計画はだいぶラフな印象で、
カーチェイスの方も、巧みなハンドルさばきと言うよりは、
頑丈な車だからたまたま走り続けられたと言う感じ。
映画全般を通じてスピード感は保たれているので、まあまあ面白い。
2020/08/01
「ベン・ハー」(2016年米)
ベンハーの4回目の映画化。3回目がチャールトン・ヘストン版です。
幼なじみだったジュダとメッセラだが、憎しみ合うようになり戦車競走で対決する。
ヘストン版が3時間半の大作だったのに対し、本作は2時間程度なので
ずいぶんあっさりした感じ。
戦車競走のシーンも、かつては金をかけて再現したが
本作はたぶんCGなんやろうなと言うお手軽さを感じさせる。
この話は実はキリストの話なのだけど、
本作は強引にエピソードを割り込ませた印象で、ちょっといびつ。
2020/07/26
「アンダー・ザ・シルバーレイク」
アンドリュー・ガーフィールド主演のサスペンス(?)
ガーフィールド扮するサムは、近所の女性に夢中になる。
ところが、彼女突然行方不明に。
富豪も行方不明になり、やがて焼死体で見つかる。
何やら陰謀があるらしいと調べるが。。という展開。
謎解きがわかりづらいものの、展開は悪くなく、物語的な興味はぼちぼち維持される。
ところが、最後に判明する真相は観念的で、サムもそれで納得したんかと思わせる。
何か変なの見ちゃったなーと言う印象です。
2020/07/25
「大脱出3」
シルベスター・スタローンが脱獄のプロを演ずるシリーズ第3弾。
1作目はアーノルド・シュワルツェネッガーとの共演で注目されたが
2作目にシュワは登場せず。同クラスの有名俳優が出てる訳でもない。
スタローンは刑務所におらず、新参のメンバーが脱獄するのを支援するだけに。
続編で質が落ちるのはよくある事だが、本シリーズは2割程度に激減。
本3作目で盛り返す事もなく同程度。
題名を拝借したインチキシリーズではなく、スタローン本人が出てどうした事か。
最後に、監獄はもうこりごりと言ってるから、もう続かないと思うけど。
2020/07/24
「さらば愛しきアウトロー」
ロバート・レッドフォードが引退作と宣言した作品。
レッドフォード扮するタッカーは74歳の強盗。
銃は使うが発砲する事はなく、紳士的に金をいただく事件を繰り返していた。
とぼけた感じのキャラで、恋人シシー・スペーシクもその裏稼業を知らない。
ところが、追うケイシー・アフレック刑事は、簡単にタッカーの正体を突き止める。
タッカーはすごい知能犯かと想像していたので、戸惑っている内に逮捕されてしまう。
実はタッカーは何度も逮捕されていて、そのたびに脱走を繰り返していたと判明。
序盤はどこかで見たようなキャラを連想させるが、
タッカーが実在した事もあり、作品の途中で軌道修正されたような印象を受ける。
イーストウッドは、近作で老いた事を魅力的に感じさせるキャラを演じているのに対し
レッドフォードはそうしたキャラを演じてこなかった。
本作でようやくその境地に踏み込み、その点は好意的に受け止めるが、
引退との事なので、続ける気持ちはないらしい。
2020/07/23
「ハード・ナイト」
レニー・ハーリン監督による中国映画。
最近こういうの多いすね。ハリウッド俳優は出てません。
遺体の検視をするための施設があり、嵐の夜で、施設にいるのは検視官の男女くらい。
そこを強盗団が襲撃。ダイハード的な展開です。
殺人の証拠となる弾を始末しようとしたのだが、かえって証拠を増やしている印象。
そして、検視官の男女がそこそこ格闘に強く
証拠品である遺体が損なわれる事に抵抗なく暴れ回る。
ツッコミどころは多いが、まあまあ見られます。
2020/07/19
「ビリー・リンの永遠の一日」
イラク戦争を舞台にした反戦もの。
なぜ見たかと言うと、ビン・ディーゼルが出てるから。
実際に見てみるとわかるけど、彼はちょい役で出番は少ない。
(ただし、物語的には重要な役どころ)
映画の大半は米国が舞台で、現地の戦闘シーンは最小限。
主人公のビリーは、イラクで戦死したディーゼル軍曹を助けようとして勲章をもらう。
実は、イラク戦争に批判的な声が多い為、ビリーらを英雄に祭り上げたのだ。
一方で、戦争に反対する連中は、ビリーらが戦争を推進する代表かのように接する。
結局、現場を知る者としては、どちらの人々とも相容れず、
一番落ち着く場所と言って、戦場に戻っていくと言う訳。
「西部戦線異状なし」と言う映画があって、
主人公が故郷に帰るシーンに強い反戦メッセージを感じたが
本作はこの「故郷に帰るシーン」だけをクローズアップした印象です。
2020/07/18
「エンド・オブ・カリフォルニア」
アサイラムによる自然災害もの。
巨大地震によって、カリフォルニア西海岸が水没の危機に。
スーパーマンや007でもあった話ですな。
例によって、ほぼ主人公一家だけで事態を収拾し、なぜか2班に分かれるのもお約束。
一応、軍関係者が立ち会うが2人だけ。
地震砲なる謎の装置で巨大地震を止めようとするが、
軍はこれを軍事利用しようとしていたと判明。
ただし、軍事利用するとどうなるかは不明のまま。
地震砲ではダメとわかり、マグマを利用して止める事に。
やろうとしてるのはボルケーノみたいな事なんだけど、
なぜそれで巨大地震が止まるのかは、よくわからない。
「デイ・アフター・トゥモロー2020」
またまたアサイラムによる自然災害もの。
異常気象で世界が氷結の危機に。
毎度毎度のお約束で、主人公一家が、なぜか2班に分かれて活躍する展開。
ただし、本作では最後まで異常気象は解消しておらず、分析ができただけ。
新しいっちゃ、新しい終わり方です。
2020/07/12
「ザ・ルーキーズ」
ミラ・ジョボビッチが出てるアクション(?)
いざ始まると、すぐに中国映画だとわかります。
主人公は危険なスタント動画を投稿してるフォンで、
ひょんな事から、生物兵器の取引に巻き込まれる。
ミラジョボはテロを追う組織の人物で、フォンに協力を求める。
フォンはインターポールの女性捜査官ミャオミャオと組んで、テロを阻止する事に。
当初は派手なアクションを見せたミラジョボだが、前半で撃たれて後半は病室で待機。
後は中国人コンビの活躍が描かれると言う訳。
スピード感や爆発とかの派手さは悪くないが
全体的にはコメディの作りで、そこらへんのセンスが微妙にずれてる感じ。
テロを阻止した事になってるけど、NYとかは攻撃されてるし
協力者の女の子がやられるシーンとかも、やっぱりセンスが違うね。
2020/07/11
「リトル・プリンセス 小公女」(1995年米)
児童文学「小公女」の映画版。
小公子、小公女、秘密の花園は同じ作者で、どれも名作です。
戦前にはシャーリー・テンプルが主役を演じました。
英軍大尉の娘セーラが、父が戦場に行く間、女学園に入る事に。
最初はちやほやされるが、大尉が戦死してしまい、途端にこき使われるように。
ただしひどい扱いをするのは、悪役たるミンチン先生といじめっ子の生徒の2人だけ。
90分の映画なので、2〜3日で解決したような印象を受ける。
いじめっ子とは和解するが、
ミンチン先生はなぜか職を奪われ、煙突掃除人に身を落とす。
2020/07/05
「トゥームレイダー ファースト・ミッション」
人気ゲームの映画版第3弾。
アンジェリーナ・ジョリーで2作作られたが、主役を変えてリブートした感じ。
演ずるアリシア・ヴィキャンデルは、
コードネームUNCLEとかジェイソン・ボーンに出てた人。
リリーのすべての奥さん役でアカデミー賞も受賞してます。
彼女が扮するララは、行方不明の父を追って、彼が探していた宝探しを継承する事に。
宝があるのがヒミコの墓で、日本が舞台になるかと思いきや、
日本は会話に出てきただけで拍子抜け。
過去作のララは、とにかく撃ちまくったという印象だが、
本作で彼女は銃を持たず(エンディングで入手するが)。
謎解きものと言う訳でもなく、飛んだり跳ねたりのアスレチックを見せられた印象。
強敵の描写があるので、続編以降に戦いが続くと言う事すかね。
2020/07/04
「アクセレーション」
ドルフ・ラングレンが出ているアクション。
主人公はローナと言う女性で、実は凄腕の殺し屋。
息子を人質に取られ、暗黒街の連中を始末させられる。
借金していたドルフが、事態を収拾しようとしたのが目的と判明。
さらにはドルフとローナは夫婦で、人質はドルフの息子でもあった。
最後になって、今まで指示してただけのドルフが乗り出し
ローナらを逃がして、一番の親玉と相撃ちに。
かっこいい最期のフリしてますが、かっこよくはないです。
2020/06/28
「アリータ:バトル・エンジェル」
日本のマンガを原作とした作品。
ジェームズ・キャメロンが製作し、ロバート・ロドリゲスが監督。
荒廃した未来が舞台で、選ばれた人は上空にある空中都市に、
そうでもない人は地上で暮らしていた。
サイボーグが当たり前の時代で、
医師(印象としては修理屋)のイドは、少女アリータのサイボーグを回収。
修理するが、やがて彼女が空中都市の連中と戦う戦士だったとわかる。
何かどこかで聞いたような話と言う印象は否めず、
空中都市の連中との戦いは本作では描かれず。(続編以降?)
アリータがCG顔なので、全編CGアニメなのかと思ったが
そうでもなくて、周囲はぼちぼち有名な人たちが出てる。
2020/06/27
「ボヘミアン・ラプソディ」
クイーンのフレディ・マーキュリーを描いた作品。
ボーカルが不在になった学生バンドに参加したフレディは、
独特の発想でバンド、すなわちクイーンを人気バンドに躍進させる。
そうこうしていると、マネージャがフレディを独立させようとして
メンバーとの間に軋轢が生じる。
さらには、女性の恋人がいながら、ゲイである自分に気付くと言う展開。
フレディに思い入れがある人ならばいざ知らず
そうでもない者からすると、成功も没落も今一つ盛り上がらない。
最後に大観衆の前で、「ウィ・ウィル・ロック・ユー」を大合唱するのかと思ったら
それはなくて(前の方で曲自体は登場するが)、
クイーンの有名な曲でも使われてないのが結構ある気がする。
2020/06/20
「地底王国」
地底を探検する話。
原作はエドガー・ライス・バローズのペルシダー。ターザンと同じ人です。
同じくバローズ原作の「恐竜の島」と重複するスタッフキャスト。
ピーター・カッシング(スターウォーズの前年)が科学者役で
彼と出資者が地底用ロケットで地底を探検する。
そこにはペルシダーと言う王国があり、
恐竜みたいな連中が、野蛮な人間をテレパシーで操り
普通の人間ぽい連中(なぜか英語が通じる)を支配していた。
恐竜は日本の着ぐるみ風で出来は良くなく、そのせいか子供向けと言う印象を受ける。
2020/06/14
「エクスカリバー」
アーサー王とかエクスカリバーとか円卓の騎士とかを描く話。
アーサーが王となるまではサクセスストーリーみたいで面白いが、
王妃が家臣ランスロットと浮気したり、
魔女モーガナが権力を奪おうとしたりしてからは、落ちぶれるばかり。
一応丸く収まった感じの終わり方だが、すっきり感は今一つ。
アーサー役の人は他で見かけない人である一方、
パトリック・スチュアートやリーアム・ニーソンがちょい役(家臣)で出ている。
2020/06/13
「アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲」
ナチスの残党が月の基地にいたと言う話の続編。
本作では、地球を脱出した人たちが月の基地に移住したとか
地球地下の空洞に暮らしてる連中がいたとか、設定を膨らましてきた訳。
前作は1つのアイデアで引っ張ったが、本作は世界観を広げてきた。
ハリーポッターとかもそうだけど、
世界観が広がりすぎると、ついてけなくなるんすよね。
2020/06/12
「ネバー・ダイ 決意の弾丸」
ジャン・クロード・バン・ダム主演(?)の作品。
ギャングがはびこり、警察も手出しできない地区で
取り立て屋をする少年と幼い弟が、歯車が狂って組織に追われる羽目に。
それを助けるのが、元軍人のバンダムと言う展開。
戦地で何かあったらしいバンダムは会話が出来ず、最初から最後まで一言も発せず。
兄弟は何となく助かるが、バンダムが凄腕を見せたおかげでもない。
2020/06/07
「スタング 人喰い巨大蜂の襲来」
巨大な蜂が現れる話。
パーティをする屋敷が、やや大きめな蜂の大群に襲われる。
物語は屋敷の周囲だけで展開。
この蜂は刺すだけでなく、体内で急成長して体を突き破る巨大な姿に。
さらには体から突き出て、蜂の方が人間の方を操ったりもする。
蜂に何があったかは知らんけど、ただのでかい蜂と言うよりは、エイリアンに近い。
2020/06/06
「キラー・ビー 〜殺人蜂大襲来〜」
蜂の大群が人々を襲う話。
昔、スウォームと言う作品があったが、それの最近版と言う訳。
巨大化とかはしないです。
凶暴化した理由は別として、消防隊が駆除できてしまうので、何か中途半端な感じ。
2020/05/30
「X−MEN:ダーク・フェニックス」
Xーメンのシリーズ何作目だかの作品。
X−メンって、最初の3部作はシリーズぽかったが
その後の作品は、前後関係とか設定に統一性がなくて
どういう事になってるのかピンと来ない感じ。
今回は近作で脇役的だったジーンにスポットを当てた話。
代わりにレイブンが簡単に死んでしまい、チャールズとエリックも引退したらしい。
この後どうなるのかしらと言いたいところだが、
よく考えると、設定は毎回変わるんだったね。
2020/05/24
「マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー」
ABBAの歌を使ったミュージカルの続編。
アマンダ・サイフリッドがホテルをオープンし、
母ドナの友人やら、父親候補たちが集まる。
前作でメリル・ストリープが演じたドナは死んでいて
若い頃のドナが、父親候補たちと巡り合うシーンを中心に描く。
若いドナを演ずるリリー・ジェームズは魅力的だが
若い恋人たちは知らない人たちばかり。
ABBAの歌も前作で有名なところは使っているので
本作で知ってるのは、再使用のダンシングクイーンくらい。
トゥモローしか歌わないアニー2と言うのがあったけど、それに似た感じ。
メリルは出てこないのかと思ったら、終盤に出てきます。
あと、アンディ・ガルシアとシェールの恋物語は唐突な印象。
2020/05/23
「キャプテン・マーベル」
アベンジャーズ系の新メンバーを紹介する映画。
インフィニティ・ウォーとエンド・ゲームの間に、急に現れる次第。
前作の最後でフューリーが、誰かにポケベルで連絡しようとしていたが
それが本作の主人公キャプテン・マーベルだったと言う種明かし。
某惑星の女性兵士ヴァースが、敵との戦いの中で少し前の地球へ飛来。
若きフューリーと協力し、真の敵の存在に気付くと言う訳。
ざっくり言うとトータルリコールと同じ話です。
キャプテン・マーベルの本名はキャロル・ダンバースだが、スーパーガールと同姓。
また、シャザムがもともとキャプテン・マーベルと呼ばれていたなど
DCコミックとの間にパクリがあった(どちらかがかは知らんけど)と想像させる。
2020/05/16
「レゴ ムービー2」
レゴの世界を描いたシリーズ第2弾。
(レゴバットマンとかもあったけど)
前作で活躍したエメットが、再び世界を危機から救うと言う展開。
前作は終盤になって、実はとある家の遊び場で起きていた事と言う種明かしがあったが
本作は隠そうともせず。
世界の一大事たるアルママゲドンが、
ママによっておもちゃを片付けさせられる事だったと言うのはちょっと面白いが
二番煎じと言う印象は否めず。
前作はいろんなキャラがごった煮な点が面白かったが
本作はほぼジャスティスリーグ系に集約されている点も物足りない。
2020/05/10
「ザ・ヘラクレス」
レニー・ハーリン監督がヘラクレスを描く作品。
公開当時ドウェイン・ジョンソン版とぶつかったけど、
こちらの評判が悪かった気がします。
暴政を敷く王の王妃が、女神ヘラによって子供を授かる。
ヘラの息子としてヘラクレスと呼ばれるが、王は王妃の浮気でできた息子と蔑む。
ヘラクレスは隣国の姫と恋に落ちるが、彼女が王の実子と政略結婚させられる事になり
反発したヘラクレスが、王および実子と戦うと言う話。
まあ、家族ゲンカですね。
映画史に残る失敗作と言われたそうだけど、もっとひどい作品はいっぱいあるよ。
2020/05/09
「ザ・ミスト」
オルガ・キュリレンコ出演によるSF風味のサスペンス。
オルガ夫婦はパリに住んでいたが、地震をきっかけにガスのようなものが町を包む。
ガスは有毒で高い階は安全だったが、次第に上に上がってきている。
一方、夫婦の娘は低い階に残されるが、病気治療用のカプセルで無事。
だが、バッテリーが持たないと、夫婦はガスの中に飛び込んで娘を助けようと奮戦。
ガスの正体が何かとか、なぜか平気な人がいる事の説明はないけど
最後にちょっとした落ちがある。
似た題名の「ミスト」を連想して見たけど、あれほどいやーなラストではない。
2020/05/05
「処刑島 みな殺しの女たち」
ケイト・ボスワースが出てるサスペンス。
ボスワースら女3人組が孤島でキャンプする事に。
ただし、貸し切りだったり、離れた場所だったりした訳ではないらしく
同級生の男3人組と出くわす。
最初は一緒に楽しんでいたが、1人に襲われて反撃して死なせてしまう。
怒った男2人が、人間狩りを開始すると言う展開。
泳いで脱出を試みた女性陣が、
断念して寒くて裸になって抱き合うと言う、何となく期待していたシーンはあるが
ボスワースは早々にやられていて、このシーンには参加せず。
残った2人のどっちかが監督したらしいです。
「グローリー」
南北戦争で結成された黒人部隊の話。
黒人を解放する為の戦争のはずだが、
北軍側でも差別意識はあり、いろいろ問題が発生すると言う展開。
隊長はマシュー・ブロドリックだが
部下の黒人兵に、デンゼル・ワシントンとモーガン・フリーマンと言う大物コンビ。
この組み合わせって、本作だけじゃないかな。
2020/05/04
「ガリバーの大冒険」
ガリバーの物語をレイ・ハリーハウゼンの特撮で描く。
小人の国と巨人の国へ行く、有名なあたりを実写化。
若干のアレンジはあるが、まあまあ知ってる通り。
特撮的には、巨人の国でリスやワニと戦うあたりが見せ場。
「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」
スティーブン・スピルバーグによる実録もの。
主演はメリル・ストリープとトム・ハンクスと言うアカデミー賞複数受賞者コンビ。
ベトナム戦争をめぐり、勝ち目がないと知っていた事がわかる文書が漏洩。
ワシントンポスト紙がこの文書のコピーを入手。
より大手のタイムズ紙はその概要を報じたが、コピーを入手したのはポストだけだ。
ベトナム戦争は続いており、タイムズには圧力がかかったと判明。
序盤は何が起こってるのかわかりづらかったが、
記事にするか否かでもめるあたりはなかなか面白い。
ラストにウォーターゲート事件の描写があり、
続編をにおわせるシリーズものみたいなのも面白いが、ひょっとすると蛇足かも。
2020/05/03
「GODZILLA 怪獣惑星」
アニメで製作されたシリーズ第1弾。
ゴジラから避難するため宇宙へ出た人類は、数十年後に地球へ戻るが
その間に2万年が経過していた。
それでもゴジラは生きていて、倒すべく作戦を立てる。
本シリーズを作ったのはゴジラ畑よりはアニメ畑の人たちらしくて
何か、こういうの好きそうな人はいるよなーと思わせる凝った設定。
人間側も地球人だけではないらしくて、指輪物語みたいにいろんな種族が協力。
ただし、字幕とかならともかく、セリフで語られてもなかなか把握できません。
ゴジラは大小いるらしくて、小は倒すが、大との対決が次話以降に続く模様。
正直言って、なかなか退屈です。
「GODZILLA 決戦起動増殖都市」
アニメで製作されたシリーズ第2弾。
汚染されていた地球に生き延びていた住人がいて
彼らの使う金属が、かつてメカゴジラに使用されたものと判明。
となれば、メカゴジラが出てきそうだが、さにあらず。
この金属を使用してゴジラを迎え撃とうとするが、うまく行かない上に
ヒロイン的な女性隊員は金属に同化されてしまう。
第3弾でギドラが出てくる模様だが、
本作でメカゴジラは出てこないので拍子抜け。
「GODZILLA 星を喰う者」
アニメで製作されたシリーズ第3弾。
現れたギドラは3体の長ーいヘビみたいな存在で、胴体は出てこない。
しかも機器に映らないと言う謎の存在だった。
実は、ギドラを崇拝する連中がいて、神としての地位を確保する為
ゴジラとかを利用したと言う事らしい。
その意図はよくわからないが、
さすがのギドラも、ゴジラが暴れるとだいたい敵わないのは、実写版と同様。
最後に主人公がゴジラに特攻するが、それで倒せたとも思えず。
何にせよ、こういうのはもう勘弁してもらいたいです。
2020/05/02
「トリプル・リベンジ」
カール・アーバン主演によるアクション(?)
刑事アーバンは警官殺しの濡れ衣で刑務所に入れられてしまう。
出所後真相を追うが、警官仲間には恨まれていて妨害を受けたりすると言う訳。
真相は二重構造になっているけど、どちらも聞いた事ある感じ。
序盤に出てきたアンディ・ガルシアは、途中あまり出てこないので
真相に関わってるんやろうなと予想がつく。
「ヴェラクルス」
ロバート・オルドリッチによる西部劇。
南北戦争後、ゲーリー・クーパーとバート・ランカスターらは、
メキシコの戦争に助太刀する事に。要は傭兵です。
政府軍側が大量の金貨を運んでいると知り、それをいただこうとする。
ランカスターはそれっぽいけど、真昼の決闘のクーパーはちょっとキャラが違う印象。
最後に来て、反乱軍に味方して、正義ぶるのも困りものです。
ちなみに、ランカスターの仲間として、
チャールズ・ブロンソンやアーネスト・ボーグナインがちょい役で出てました。
後に癖のあるキャラとなる2人だけど、本作ではちょっとすっきりした顔立ち。
ランカスターやボーグナインは、オルドリッチ作に再起用される。
2020/05/01
「メン・イン・ブラック:インターナショナル」
メン・イン・ブラックの第4弾。
前作までとは主役コンビが変わり、マイティ・ソーでも共演した男女に。
女性が新入りで、設定の紹介からやり直してくれるのは
シリーズにさほど思い入れがない者には親切な作り。
一方で、登場人物がアルファベットばかりで訳がわからないあたりや
すぐに記憶を消してしまう事で、物語がどうとでもなるあたり等、
シリーズを通した問題点は引き継がれている。
2020/04/30
「レプリカズ」
キアヌ・リーブス主演のSF作品。
死亡した兵士の心を移植する研究をしていたキアヌだが
妻子を事故で失い、その心をクローンに移植して、元通りにしようとする。
だが、装置が足らず、記憶を操作して娘1人がいなかった事に。
再生された妻子が違和感を感じたり、
技術を軍事利用しようとする企業の陰謀が出てきたりする見せ場はあるが、
やってる事は昔のマッドサイエンティストと同じ。共感は持てません。
昔の博士はだいたい自滅したが、
本作のキアヌはハッピーエンド風になってるあたり、しっくりこない。
2020/04/29
「ワイルド・レース」
ジョン・トラボルタ主演のレースもの。
舞台は地方の町で開かれるダートトラックレースと言うもの。
優勝候補はジョントラとマイケル・マドセンのチームのみなので、
ずいぶん小ぢんまりした世界です。
ジョントラの息子が離脱し、マドセンのチームへ。
マドセンは汚い手も辞さないと言うタイプで、
結局父のチームに戻ると言う展開で、ひねりはあまりない。
2020/04/26
「ウィル・ペニー」
チャールトン・ヘストンの西部劇。
ヘストンは雇われて牛追いをしていたが、ドナルド・プレゼンス一家ににらまれる。
一家に襲われ負傷したところを、旅の途中の母子に助けられる。
母子と共に小屋で冬を越し、再び現れた一家と戦うと言う展開。
昔ながらの西部劇を想像すると、主人公はずいぶん頼りなく
ラストも単純なハッピーエンドとは言えない。
時代的にリアル路線への移行時期だったと言う事でしょうか。
出演陣には知った名前がぼちぼちいて、プレゼンスの他、
リー・メジャース、アンソニー・ザーブ、ブルース・ダーン、
クリフトン・ジェームズ、ベン・ジョンソンと言う布陣。癖のあるメンツやね。
2020/04/25
「ポイズンローズ」
ジョン・トラボルタ主演の探偵もの。
私立探偵ジョントラは、バーバラと言う女性を探して久しぶりに故郷の町へ。
バーバラは見付からない代わりに、
元恋人の依頼で、彼女の娘に疑いがかけられた殺人事件を追う事に。
途中で目的が変わっちゃうあたりに、映画の構成がうまくないと言う印象を受ける。
(実はバーバラの失踪も事件に関係あるんだけど)
事件の真相はどこかで聞いたような感じで、出演陣はぼちぼち豪華。
ジョントラは近年太った印象があったが、本作ではそうでもない。
代わりにと言う訳ではないが、
ブレンダン・フレイザーが、太った頭の薄いおっさん役で出てきます。
2020/04/19
「キラー・シャーク 殺人鮫」
サメが出てくる(?)怪しげな作品。
息子の癌を克服させる為、怪しい科学者が人間にシュモクザメの細胞を注入した所、
シュモクザメ人間になってしまったと言う話。
ドクターモローの島のパクリって所か。
博士はシュモクザメ人間を全くコントロールできておらず、
部下は次々やられ、最後には自分もやられる。
博士に妙に忠実な軍隊がいて、主人公たちと激しい撃ち合いを展開。
やたら派手な爆発シーンがあると思ったら、
沈黙シリーズを作った事のある監督さんの作品らしい。
サメものを期待したらダメだけど、こんなのも嫌いじゃないです。
2020/04/18
「ザ・デプス」
80年代の深海怪物もの。
ジェームズ・キャメロンのアビスの前哨戦と感じたリバイアサンと言う作品があったが
さらに、そのパクリぽい作品。
リバイアサンは物体X風味もあったが、
本作はもろエイリアンの深海版と言う印象で、海底基地で隊員が怯える描写が続く。
隊員たちの対処が悪いと言う印象は否めず。怪物は終盤まであまり出てこない。
リバイアサンにはそこそこ有名な人が出ていたが
本作ではミゲル・ファラーが知った顔と言う程度。
隊員内の憎まれ役を一手に引き受けたような役柄です。
「シャーク・イン・ベニス」
ベニスにサメが現れると言う作品。
メディチ家の秘宝があるらしいとわかり、
ダイバーを寄せ付けない為に、富豪が運河にサメを放ったのだ。
登場人物の間で、そんな所にサメが現れるはずないと言う雰囲気にはならない。
インディジョーンズ最後の聖戦を連想させるお宝探しが展開し、サメは添え物程度。
一味に通じていた女性刑事は、ちょっとだけ改心したおかげで主人公に見逃される。
2020/04/12
「名探偵ピカチュウ」
日本の人気ゲームないしアニメであるポケモンの実写映画化。
父が事故死したティムは、なぜか言葉が話せるピカチュウと組んで事件を追跡する。
何やら陰謀があると言う真相はとって付けた印象だが
いろんなキャラが実写で登場するのはまあまあ面白い。
渡辺謙はさほど活躍しない。
2020/04/11
「インスタント・ファミリー〜本当の家族見つけました」
マーク・ウォールバーグ主演のコメディタッチのドラマ。
子供がいないマーク夫妻は養子をもらう事に。
最初は小さい子をもらうつもりだったが、そういう子は人気があり
15歳の少女とその幼い弟妹の3人をまとめて引き取る事に。
彼女たちがなかなかなつかないとか、実母が現れるとか小規模のハプニングが発生。
最後には丸く収まるんだけど、
全方向に100点の結末とは言えないあたりが難しいところです。
2020/04/05
「シャザム!」
DCコミックのヒーローもの映画版の1作。
一応、スーパーマンやバットマンのいる世界観と言う事らしいが、かなり番外編的。
主人公のビリー少年はヒーローの力を得る。
少年なので、力を試して動画をアップしたりする内、
その力を狙う悪玉と戦うことになると言う訳。
ビリーは孤児で、孤児仲間の連中も同様の力を得て、最後にはチームになる。
ご立派なヒーローではなくて、あくまで少年レベルなのはまあまあ面白い。
ちなみに、映画の中でヒーローにはちゃんとした名前が登場せず
原作ではもともとキャプテン・マーベルと呼ばれていたとの事。
それが、あちらのマーベルとかぶるので、シャザムと呼ぶ事にしたらしいっすよ。
2020/03/29
「パシフィック・リム:アップライジング」
日本流に怪獣と巨大ロボが戦う映画の続編。
怪獣が再登場し、再びロボで倒すと言う展開で、物語の新味は薄れた。
主人公はスターウォーズのフィンの人で、前作で死んだ司令官の息子と言う設定。
菊地凛子も再登場するが、ロボには搭乗せずに途中で死亡する。
代わりに中国人女性が現場を仕切り、
最近ありがちな、物語の内容にまで浸食した中国資本の作品かと思いきや
中盤で彼女たちが悪役なのではと言う疑惑が浮上。
結局そうでもなかったのだけど、ひとひねりのおかげでイヤな雰囲気は薄れた。
終盤の舞台は東京で、すぐ脇に富士山があったりするのは嫌いじゃない。
2020/03/20
「ザ・フォーリナー/復讐者」
ジャッキー・チェンとピアース・ブロスナン共演によるアクション。
テロで娘を失ったジャッキーは、独自に事件を追う。
かつてテロ組織にいて、現在は副首相ピアースに付きまとい
犯人を聞き出そうとする。
ピアースが犯人を知っているという証拠はなく、言いがかりのようだが
後半になって、確かにテロに関わっていたとわかる。
老いたジャッキーは当初バカにされるが
実は特殊部隊にいた過去があり、テロ組織もピアースらも扱いに苦戦する。
ジャッキーの動機はわかりやすいが、キャラとして似合っているかは微妙。
一方、ピアースとテロ組織の方にはいろいろ陰謀がうごめいていて、わかりづらい。
2020/03/15
「ザ・バウンサー」
ジャン・クロード・バン・ダム主演のアクション。
用心棒をしていたバンダムは、娘をさらわれて一味と対決する事に。
96時間ぽい設定だが、面白いかと言うとそうでもない。
ニセ札を扱う一味と悪徳警官が出てくるが、何か区別があまりつかず
さらに回想シーンなのか時間が前後してるようなので、
全体として何が起きてるのかさっぱりわからない。
一番気になるのは、肝心の娘がなぜか無事らしいと言う点。
ちゃんと見てなかったんですかね。
「アトランティック・リム」
アサイラムによるパシフィック・リムのパクリもの。
どうも前作があったらしくて、その続きだそうです。
海底から未知の怪物が現れ、それを巨大ロボで倒すと言う話。
毎度のように、10人くらいで世界の運命を救っているが
軍の隊長みたいな人の妻子が登場して、逃げ回る人々の役を一手に引き受ける。
2020/03/08
「大脱出2」
シルベスター・スタローンが脱獄のプロに扮するシリーズ第2弾。
前作はシュワルツェネッガーとの共演と言う企画ありきの作品で
話が面白かったかと言うと微妙だが、
その続編でシュワは出てこないと来れば、期待値は最初からかなり低め。
しかも、今回刑務所に入るのは部下の中国人で
スタローンは終盤に彼を救出する為にちょっとだけ刑務所に入り、すぐ脱獄する。
沈黙シリーズにおける近年のセガールに似た立ち位置です。
この刑務所も、犯罪者を収容する場所と言うよりは、奴隷収容所と言う印象。
冒頭ではテロ組織に捕らわれた人物の救出する傭兵的な活動も見せ、
「脱獄のプロ」と言うユニークな設定もぶれてる感じ。
本作では、007スペクターのミスター・ヒンクスの人がスタローンの相棒に。
彼も終盤に活躍するだけだが、さらに作られた3作目にも出てるそうです。
2020/03/01
「ファイティング・ダディ 怒りの除雪車」
リーアム・ニーソン主演「スノー・ロワイヤル」のオリジナル作品。
監督したのも同じ人らしくて、脚本が気に入ってるのか展開はほぼ同じ。
主役がリーアムでない分、痛快な復讐劇にならなくても、それほどは失望しない。
2020/02/24
「ファイナル・スコア」
サッカースタジアムがテロリストに制圧されるサスペンス。
気付いた主人公が暴れる展開で、バンダムのサドンデスと同じ発想です。
主人公マイクは007/スペクターでミスター・ヒンクス役だった人。(元レスラー)
独立紛争を企む一味がスタジアムを制圧。
姪を人質に取られたマイクが大暴れすると言う訳。
マイクは知恵と経験があると言うタイプでもなく、力任せに暴れてる印象。
他の観客が全然異変に気付かないのも都合がよい感じ。
脇役でピアース・ブロスナンが出ていて、一味のリーダーの兄役。
2020/02/23
「ハンターキラー 潜航せよ」
ジェラルド・バトラー主演の潜水艦もの。
米潜水艦が行方不明になり、バトラー艦長率いる艦が急行。
実はロシア内部でクーデターがあり、ロシア大統領を救出するが
このままでは米側が戦争を仕掛けたように見えてしまう。。と言う展開。
潜水艦ものにはずれは(あまり)ないと言われ、
この大風呂敷の展開もどこかで見たような気がするが、まあまあ面白い。
ただし、海中ばかりではつまらんと思ったか
地上部隊と潜水艦の戦いを交互に描いている為、物語が分散してしまっている点は難。
2020/02/16
「マイル22」
マーク・ウォールバーグ主演のアクション。
彼は大統領権限で極秘任務を任されたチームのリーダー。
隠密同心みたいなもんです。
東南アジア某国でセシウムが盗まれる事件が発生。
その在り方を知る男が、亡命と引き換えに情報を明かすと言うが
一味の襲撃を受けると言う訳。
まあ、あらすじを言うと込み入った話のようだが、そういうシーンは短く、
映画を見ていると延々と撃ち合ってる印象で、あまり面白くない。
このチームが活躍するシリーズを作る目論見があるようですが
本作は不評だった様なので、たぶんその企画は流れると思います。
「バンブルビー」
ロボが車などに変形するトランスフォーマーの番外編。
トランスフォーマーって、シリーズが進むと退屈な印象だけど
第1作やら、主役が変わった第4作は面白かった。
本作は番外編で、少女がバンブルビーと出会うあたりを描写。
改めて人物紹介的になっていて、まあまあ面白かった。
この続編が出来たらどうなるかわからないけど。
2020/02/11
「ダンボ(2019年米)」
ディズニーアニメ「ダンボ」の実写版。
ディズニーによるアニメの実写化が相次いでいるが、
オリジナルと違いがなく、何のためにやったかわからないと揶揄される作品も。
本作の監督はティム・バートンで、彼も便利屋になったかと思わせる。
主人公はコリン・ファレルで、サーカス団長がダニー・デビート、
金もうけに走る興行師がマイケル・キートン。
バートン、デビート、キートンときたらバットマンの組み合わせ。
正義と悪役が入れ替わってます。
ダンボの母ジャンボは、ナイトメアランドと言う遊園地に送られるが
ここがまたバットマンに出てきそうなおどろおどろしい印象。
大筋はオリジナルと同じっちゃあ同じなんだけど
良くも悪くもバートン風味になっていて、こういうのは面白いね。
「メリー・ポピンズ リターンズ」
ディズニーによるメリーポピンズの54年ぶりの続編。
前作がどんなだったか覚えてないけど、
前作に出ていたマイケルとジェーンが大人になり、その家が銀行家に狙われる。
そこへメリーが再び現れ、一家に幸福をもたらす。
メリーは歳を取らないとか、何やら不思議な力を持つとか
その設定の加減がわからず困惑させられる所も。
でも、最後にマイケルらが、メリーが去ったと感じるあたりはちょっといい。
前作の有名な曲が出てこない点は、物足りないね。
2020/02/09
「デス・ショット」
ブルース・ウィリスが出てるアクションもの。
例によって主人公は別の人で、彼ジェイコブが勤める銀行に強盗が入る。
ジェイコブは犯人ではと疑われ、潔白を証明しようと自ら調査。
隣人で元警官なのがブルースで、いろいろアドバイスする。
そうくるとブルースが真犯人なんやろうなと想像するが
そうはならないので、ひねりはない感じ。
「ミスター・ガラス」
シャマラン監督によるアンブレイカブル、
スプリットに続くシリーズ第3弾。
不死身のブルース・ウィリス、すぐ骨折するサミュエル・L・ジャクソン、
多重人格のジェームズ・マカボイの3人が逮捕される。
精神医は秘密を解き明かそうとするが、3人は拘束から逃れて再対決する展開。
見せ方は三大怪獣地上最大の決戦と言う感じだが
彼らが凄い存在だと言うあたりがいまいちピンと来ず。
2020/02/02
「おとなの恋は、まわり道」
キアヌ・リーブスとウィノナ・ライダーによるラブコメ(?)
キアヌの友人が結婚する事になり、それがウィノナの元カレだった。
行くのも不便なリゾート婚で、キアヌとウィノナは一緒に式場に向かう事に。
2人ともタイプは違えど毒舌で、口論してばかり。
それが結局惹かれ合うのはお約束だが、
終始口論が続いて気持ちの変化がわかりづらく、あまり面白くない。
2020/02/01
「アリー/スター誕生」
スター誕生の4度目の映画化。
ジュディ・ガーランドやバーバラ・ストライサンドに相当するのがレディー・ガガ。
ガガは奇抜なメイクの印象があるけど、本作では素顔に近くてなかなか美形。
相手役がブラッドリー・クーパーで、彼が監督も務める。
まあ、話は知ってるから意外性はない。
クーパーと恋に落ちるあたりの描写には好感が持てる一方、
クーパーが落ちぶれてからは、物語があまり展開せず物足りないが、
死んだ所を飛ばしてるのは良い。
2020/01/26
「マイ・サンシャイン」
ハル・ベリーとダニエル・クレイグが出演する作品。
アクション映画じゃないです。
ハル・ベリー扮するミリーは、身寄りのない黒人の子供たちを世話していた。
黒人に対する警官の暴行などをきっかけに、ロス暴動が勃発。
ミリーらはこれに巻き込まれる。
ダニエル扮するオビーはミリーの隣人で、黒人を差別したりせず
彼もまた巻き込まれる。
結局、彼女も彼も暴動に巻き込まれましたと言う話で
暴動を通じて考え方が変わるとか、何か行動を起こすとかいう事はない。
2020/01/25
「インデペンデンス・デイ2019」
巨大宇宙船が現れて混乱する話。
大丈夫、正当なシリーズ作だなんてまったく思ってませんから。
本家のごとく巨大宇宙船が現れ、人々は混乱する。
彼らは実は地球に友好的なのだが、別途侵略しようとする宇宙人もいた。
そこでそれぞれの宇宙人は地球人を拉致し、兵士として改造して返していた。
(記憶は消されてる)
結局の所、地球人の体を借りた代理戦争みたいな事に。
おかげで大風呂敷広げた割に、ずいぶんコンパクトな感じで終わる。
2020/01/19
「ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ」
メキシコとの国境にいる犯罪組織との攻防を描く作品の続編。
前作のジョシュ・ブローリン、ベニチオ・デルトロも再登場するが
エミリー・ブラントは出てこない。
デルトロ扮する傭兵アレハンドロは犯罪組織のボスであるレイエスを追う事に。
非合法の作戦でアレハンドロはその気になるが、途中で作戦は中止。
だが、どうにも止まらなくなると言う展開で、
ダークな戦いの描写は前作の繰り返しと言う印象だが、つまらないわけではない。
終盤にアレハンドロは死んだかに思わせるが、
結局生きていたので、まだ続ける事は可能。
2020/01/13
「ホワイトシャーク」
漂流する男女がサメの群れと戦う話。
リンジーら男女5人は、動画を撮ろうと立ち入り禁止区域へ。
だが、飛行機が墜落して取り残されてしまう。
ロスト・バケーションに似た設定で、
5人いれば精神的にだいぶ楽かと思えば、リンジー以外は次々やられる。
サメは3匹いて、1匹ずつの脅威は薄まった感じ。
CGも安っぽい感じだが、同様のC級作品に比べると面白い方。
「追跡者の掟」
ドルフ・ラングレンによる復讐劇。
妻子を殺されたドルフは、独自で事件を追跡。
何やら陰謀があるらしくて、組織との癒着がない新入り刑事と協力する。
陰謀もよくわからないが、
復讐劇ものんびりした描写で、一味にとって脅威になったと言う印象を受けない。
2020/01/12
「ナイトメア・シャーク」
悪夢にサメが出てくる話。
本作のサメは睡眠障害の人の夢に出てくると言う代物。
怪しげな博士が、患者を利用してサメの存在を証明しようとすると言う展開で
悪夢でやられると、患者は実際に死んでしまうらしい。(それ自体が悪夢かも)
博士の怪しげな描写がメインで、サメは小道具程度。
2020/01/11
「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」
☆☆☆★
スターウォーズと言えば。。
ジョージ・ルーカスが生み出したSFシリーズ。
マニアックだったジャンルをメジャーに押し上げた作品です。
全9作の予定で企画されながら、ルークを主人公とした4〜6話目をまず映画化。
そこでシリーズが途絶えたかに思えたが、
ちょっと間を開けてルークの父アナキンを主人公とした1〜3話目を映画化。
こんどこそシリーズは途切れたかに思えたが、
今度はディズニー製作となって、もともとルーカスの構想通りかわからないけど
ルーク以降の7〜9話目を映画化する事に。
スタートレックやミッション・インポッシブルを立て直したJJエイブラムスが監督。
7話目はシリーズの間が空いたので、期待が膨らんだ。
その後、サイドストーリーと交互に製作される事になり、
スターウォーズ疲れと言われる事態に。
監督が代わった8話目は、汚点と言われるほどの不評に。
サイドストーリーの企画も中断してしまう始末。
おかげで、シリーズ最終作となる本作も期待感は今一つだが、見る事は見ます。
シリーズ最終作となる作品。
タイトル直後に出るその後の説明で、
亡き銀河皇帝パルパティンが暗躍していると知らされる。
7〜8話では話題にも出なかったが、本作では皆が知っている様子。
パルパティンを倒す為に、レイらはそれに必要な品とかを探し回る。
そうはさせじとカイロがレイを追う。
7話目ではレイの方が圧倒的に強くて拍子抜けだったが
本作では互角な存在に。
中盤でカイロの良心が目覚めてしまい、後はパルパティンとの対決に集約。
パルパティンは6話で倒したはずで、当人もすでに死んだと言っているが
そんな存在をどうやって倒すのやら。
戦局的にも、6話よりも大変な状況になっていると言うのは伝わりづらい。
スターデストロイヤーが大量に出てきて、
その大砲だけで惑星が破壊できる(デススターでなくても)と言う描写はあるが。
自分を倒せばダークサイドに落ちるとそそのかされ
それを拒みつつ、結局倒すのは6話と同じ。
ピンチのレイを、歴代のジェダイ棋士が声で励ますシーンがあり
ヨーダの声はわかったが、クワイ・ガン・ジンや歴代のオビワン、アナキン、
さらにはアニメ版のアソーカとかもいたらしい。
どうせなら皆姿見せればよかったのにね。
(若きルークとレイアが訓練するシーンとかもあったし、技術的には可能なはず)
最後に、これはスカイウォーカー家の話だったのだと言う感じの締めがあるが
そのシーンに出てくるのはルークとレイアだけ。
アナキンやベンも出てきてよかったと思うか。
そして、レイがなぜスカイウォーカー家に思い入れがあるのかは、よくわからない。
作品のワクワク感からすると、10回は見た4〜6話を今見る時よりも劣るが
シリーズの締めにはなっていて、
8話目の失望感からすると、まあまあ持ち直したと言う印象です。
ルークのテーマ、ヨーダのテーマ、ダースベイダーのマーチなどと言う曲が
彼らが出てこないシーンに使われるのは、ちょっと失望させられる。
2020/01/08
「ドノバン珊瑚礁」
ジョン・ウェイン主演によるコメディ。
ジョン・フォードと組んだ最後の作品だそうです。
日本との戦争後、南の島に住み着いた元軍人の話。
元上官の娘が訪ねてくるが、彼は現地で子供を作っていた。
そこでウェインが子持ちのフリをするが、彼女と恋に落ちるてな展開。
ただし、そんなにハッキリした物語になっている訳ではなくて
のんびり話が進んでいる印象。
西部劇でも戦争ものでも刑事ものでもなく、
前年の「ハタリ」みたいな線を狙ったって事ですかね。
2020/01/06
「ANON アノン」
SF味付けによるサスペンス。
主演はクライブ・オーウェンとアマンダ・サイフリッドで
監督は「TIME/タイム」でアマンダと組んだ人。
人々の記憶が管理され、犯罪があってもすぐに解明されるようになった未来。
クライブは記憶を追跡する刑事だが、
アマンダ扮する記憶の消し屋が現れ、捜査を混乱させると言う訳。
アイデアは面白そうだが、物語としてうまくまとまっている印象は受けない。
アマンダはちょっとだけ裸を披露するが、なぜちょっとだけなのかとも思う。
2020/01/05
「スクランブル」
車泥棒をめぐるアクション。
主演はクリントの息子で、ワイルドスピードの脇役スコット・イーストウッド。
スコットと兄弟はクラシックカー専門の泥棒をしていたが、麻薬王を怒らせてしまう。
やむなく敵対する組織から盗む事で手を打つが、そちらの組織にも追われる羽目に。
実はスコットの狙い通りだったと言う結末だが
爆弾のプロがほとんど爆破に成功しないとか、
集めたドライバーたちの描写がほとんどないとか、
全体として、緻密な計画と言う印象は受けない。
2020/01/03
「ディープ・ブルー2」
サメが海中施設を破壊するディープブルーの続編。
と言っても、物語の連続性はなく、同じ事をもう一度やっただけと言う印象。
前作は一番有名なサミュエル・L・ジャクソンが早々にやられ、
終盤にヒロインもやられると言う、意表を突く展開があった。
本作に有名俳優は出てないが、サミュエルに相当する実業家は最後の方まで生きていて
ヒロインは生き残るから、ひねりも一切ないと言う訳。
なぜ今更続編を作りたくなったか、その意図はわかりかねる。
2020/01/02
「ワイルド・ストーム」
ワイルドスピードのスタッフが作ったと言う犯罪もの。
ハリケーンの襲来を利用して、廃棄予定の紙幣をいただこうとする一味を阻止する話。
鑑賞前はなんか面白そうという印象だったが、
ハリケーンが小道具の1つに過ぎず、
それで予想外の状況に陥るとかいう事はないので、あまり面白い展開とは言い難い。
役者に有名な人がいない点も弱い。
「ジュマンジ/ネクスト・レベル」
☆☆☆★
ジュマンジと言うのはプレイヤーがゲームを体験するという代物で
ロビン・ウイリアムズ主演の第1作は、ボードゲームでした。
20年後にドウェイン・ジョンソン主演でその続きが描かれ、
舞台をテレビゲームに変えてヒット。本作はその続きと言う訳。
まあ、見ます。
リブート版ジュマンジの続編。
前話でゲームをクリアし、絆が生まれたはずの4人だが
肝心のスペンサーだけが浮いていた。
海外にいたベサニーが戻り集合する事になるが、スペンサーが行方不明に。
実は壊したはずのゲームを直して、再びゲームに入ってしまったのだ。
ならば助け出せと、残る3人はゲームに再挑戦しようとするが
スペンサーの祖父らも巻き込んで、いきなり吸い込まれてしまう。
この祖父がダニー・デビート、その旧友がダニー・グローバーと言う布陣だが
彼らが出てくるのはゲーム外だけなので、出番は少ない。
吹き替え版で見たのだけど、ダニー・グローバーを吹き替えるのが加山雄三で
これがなかなかに違和感あり。
一度壊したせいか、以前よりも難しくなっており、
操作するキャラクターも選択する事が出来なかった為にすんなりとはいかず。
さらに老人2人が主旨を理解せず、ライフを無駄遣いしたりする。
結局、予想された事だけど、誰1人欠かす事なくゲームはクリア。
今回は残る人がいるのは、途中で察しがついた。
同じことの繰り返しと言う印象は否めないが、まあまあ面白い。
ただし、さらに続編を作ると言う話は聞いていないので、
あまりヒットはしなかったのかも。
2020/01/01
「ロード・オブ・モンスターズ」
アサイラムによる怪獣対決もの。
海底から未知の生物が出現し、唯一の権威である怪獣博士はテングだと言う。
テングは巨大イカみたいな存在で、日本の天狗とは異なる。
(怪獣は「カイジュー」と言ってます)
テングは卵を大量に生むが、産まれたのは翼竜みたいな姿で、親には似ていない。
このままでは地球が壊滅すると、対抗すべき第2の怪獣キラーを呼び出す。
キラーに悪い怪獣感はなく、毒をもって毒を制すと言う訳ではない。
各怪獣はオリジナルだから、設定は脚本家の匙加減次第。
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