宇宙大作戦 本文
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ザ・ケージ
エンタープライズは、ベガ星へ病人を運ぶ任務に。
タロス星から18年前の遭難信号が。生存者が確認され、急行。
パイク船長(ジェフリー・ハンター)は、孤児ビーナに連れられて洞窟へ。
しかし、突然ビーナらが消え、パイクは宇宙人につかまる。
スポック(レナード・ニモイ)らは岩の扉を攻撃するが、効果がない。
パイクは檻で実験される事に。ライジェルの幻影の中、ビーナと共に怪物と戦う。
ビーナによれば、タロス星人は戦争で地下に住み、知力だけが増幅。
様々な生物の希望するものを与え、疑似体験しているのだ。
パイクは奴隷にする気だと抵抗。原始的感情はよめないとわかるが、長時間は無理。
ビーナの理想像を捕らえ、パイクを導いたのだ。
スポックらは岩の中へ転送するが、転送されたのは副長bPら女性だけ。
パイクの相手をさせる気だ。パイクはフェーザーを撃つが、檻を破る事はできない。
タロス星人を捕らえ、実は穴が開いていたわかる。岩の扉も破壊されていた。
パイクは部下を助ければ残ると言うが、bPが命を賭けて抵抗。
タロス星人は、地球人は実験に不適として、帰還を許す。
だが、遭難船で負傷したビーナは、醜い姿となっていた。
彼女だけは幻のパイクを得て、とどまる事となる。
というわけで、スタートレックの幻のパイロット版。
「タロス星の幻怪人」である程度は見た事があるが、設定はシリーズとだいぶ違う。
タロス星人が、地球人に望むものを与え、そこから何を得ていたのかいまいち不明。
副長bPには、シリーズでクリスチン役のメージェル・バネット。
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第1話 光るめだま
地球連邦政府は、人類未踏の地へエンタープライズを派遣。
200年前のバリアント号の遭難信号を受信。
スポックの分析では、磁気嵐に遭遇し、超感覚能力が話題に。船の破壊を命じている。
やがて、エネルギー源に接触。ショックで、ミッシェル(ゲーリー・ロックウッド)と
生命科学部のデイナ博士(サリー・ケラーマン)が倒れる。
死亡9名。全員が超感覚能力が強かった。生き延びたミッチェルの目が光るように。
カーク船長(ウイリアム・シャトナー)と同期のミッチェルは、
ものすごいスピードで船内のすべての本を読む。
デイナは超人の誕生とかばうが、スポックは我々が邪魔になると危険視する。
親友を置き去りにする事に抵抗を感じながら、無人星デルタベガへ。
カークらはミッチェルを気絶させ惑星へ。エネルギー補給する。
ミッチェルは電磁スクリーンを破り、デイナまでも仲間に引き込む。
カークは、レーザーライフルを持ち、単身向かう。
ミッチェルは神の気分と言う。カークはデイナに、人間の欠点はなくならないと説得。
現れるミッチェルには、レーザーも効果がない。デイナと超能力の激突。
弱ったミッチェルとカークが格闘するが、すぐにミッチェルは回復。
レーザーでミッチェルを岩の下敷きに。デイナも息を引き取る。
というわけで、スタートレックのパイロット第2弾。日本では第1話。
やはりちょっと設定が違う。カークの墓には、ジェームズ・R・カークとある。
超能力者が神の気分になるのはいいが、無人星くらいで喜んでいてもねえ。
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第2話 謎の球体
監督 ジョセフ・サージェント
未踏の地域で、サイコロ状の正体不明の物体が出現。回避するが、離れられない。
攻撃の気配はないが、ベイリーは攻撃しようと提案。
宇宙ブイと考えるカークらは、放射能が増大したため、フェーザーで破壊。
ドクター・マッコイ(デフォレスト・ケリー)は、カークの厳しさを注意。
やがて、直径2000qの巨大な球体が出現。誘導光線に捕らえられる。
第1連合ケサリアス司令官ベイロックは、エンタープライズ破壊を通告。
最後の10分を与えられ、カークは交渉を試みるが、聞き入れられない。
スクリーンに写る敵司令官は凶悪そうだ。ベイリーは殺されるぞと興奮。解任される。
カークは、破壊エネルギーを反射するコーボマイト装置があると通告。
ベイロックは攻撃を中止。小型宇宙船が現れ、惑星へ誘導する事に。
無理が生ずると考えたカークは、脱出を試み成功。
救助を求める誘導船へ赴く。だが、ベイロックは人形で、本物は赤ん坊のようだった。
彼は、エンタープライズの真意を試すためのテストをしていたのだ。
情報交換を求めるベイロックのため、ベイリーがとどまる。
というわけで、謎の敵に対するかけひきが初登場する話。
カークのわけのわからんはったりも登場。
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第3話 恐怖のビーナス
正体不明の地球貨物船を追跡。小惑星帯へ。
レオ船長と3人の美女を転送回収するが、エンタープライズもリチウム結晶が切れる。
美女たちは不思議な魅力を持ち、乗員たちは上の空だ。
審問会でレオの正体はハリー・マッドと判明。密輸等の前科がある。
彼の目的は、イブら花嫁を届ける事であった。
船がライジェル12の鉱山へ向かうと知り、通信機で鉱夫のベンと直接交渉。
カークは、エネルギー低下のため、美女と結晶の交換を認める。
だが、イブは嫁入りに結婚に気乗りせず、磁気嵐の外へ飛び出す。
カークらはエンタープライズで捜索。ベンが彼女を発見。だが、イブは醜くなる。
カークがマッドを連れて到着。内のものを引き出す密造品ビーナス薬を飲んだのだ。
ベンは詐欺だと怒るが、イブは美女なら誰でもいいのかと薬を飲んでみせる。
彼女は美女になるが、ただのゼリーだった。本物は没収されたのだ。
本物の美女だと、ベンはイブをとどまらせる。
というわけで、人気者マッドの登場作。金持ちのくせに鉱山にとどまる鉱夫とは。
ゼリーでも変身できてしまう美女も、いまいちわからない。
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第4話 二人のカーク
アルファ177の調査で負傷したフィッシャーは、転送帰還。
続いてカークも転送するが、その時別のカークが転送されてきていた。
一角銃の転送で、2匹に分裂する事が判明。1匹はおとなしく、もう1匹は凶暴だ。
ジェニーはカークに襲われたと言うが、カークに記憶がない。複製ができたようだ。
地上では温度が低下し、早く収容しなければ加藤(ジョージ・タケイ)らは凍死だ。
知識は同じため、カークはエンジンルームへ先回り。悪カークを捕らえる。
スポックは、カークに決断力が低下したと指摘。
悪の要素も、正しく導けば強さを与えるのだと。
カークは機能低下した悪カークを励ます。
転送装置は回復。一角銃の合成に成功するが、未知のショックのため死亡してしまう。
スポックは、カークなら克服できると指摘。悪カークは乗っ取りを企てるが阻止。
ともに転送。合体に成功。上陸班は収容される。
というわけで、スタートレックの魅力の1つ、転送装置の故障にまつわる話。
善と悪に別れるとは変な話だが、まあ面白い展開。
悪カークが、「おれの船だ!みーんな、おれのもんだ!」と叫ぶのがおかしい。
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第5話 惑星M113の吸血獣
カークらは、クレイター博士夫妻の健康診断のため、M113へ。
夫人のナンシーは、マッコイは元恋人だが、10年前とまったく変わらない。
カークにはそうは見えないので不審がる。ダーネルが毒の実を食べて死亡。
しかし、スポックらの分析では、死因は体内の塩分がないためと判明。
2人を保護しようとするが、クレイターは逃走。
ナンシーはグリーンに変身して船内を歩き回る。
船内で死体が発見され、惑星ではグリーンの死体も発見されたため、警戒体制に。
クレイターを捕らえ、ナンシーは死んでいる事が判明。
あれは自由に姿を変えられる怪物の生き残りで、塩を求めているだけなのだ。
カークはクレイターに見分けさせるため、自白剤を打つよう指示。
だが、怪物はマッコイに扮しており、クレイターを殺して逃走。
ナンシーに扮してマッコイに助けを求める。ナンシーはかけつけたカークを襲う。
信じられない光景を見たマッコイは、悲痛な思いで怪物を撃った。
というわけで、本国ではこれが第1作。
希望する姿が見える怪物とは言え、カークとマッコイに同じに見えるのは変だぞ。
悲痛な思いで撃つマッコイはいいが、結局怪物だもんね。
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第6話 魔の宇宙病
スポックらは、サイ2000の惑星崩壊作用の調査班を収容するため転送。
だが、調査班は凍死していた。奇妙な死にかたで、服のままシャワーを浴びる者も。
分析のため、エンタープライズは周回軌道を下げて調査。
帰還したジョーは、突然自責の念にかられ、ナイフで自分を刺す。
軽傷にも関わらず、ジョーは死亡。彼を止めようとした加藤は、剣をふりまわす。
一方、ライリーは王様気分でエンジンルームを乗っ取り、制御を奪う。
船内では、いざこざが増発。クリスチンはスポックに言い寄り、スポックも愛に悩む。
エンジンルームの奪取に成功するが、エンジンの充電には間に合わない。
制御爆発が必要だ。カークは、計算式を握るスポックを探す。
マッコイは血清を完成。惑星の水が発汗作用を通じて体内に入り、
アルコールのように感情を増幅してしまうのだ。
カークも感染するが、船を守る決意を強める。
制御爆発に成功。タイムワープまでして、3日間をやり直す事となる。
と言うわけで、個人的に好きな、コミカルな展開の話。
中でも歌を唄うライリーが傑作。マッコイやチャーリーが発病しないのは調子いいぞ。
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第7話 セイサス星から来た少年
アンタレス号は、セイサス星で14年間生き延びたピーターと言う少年を受け取る。
スポックは、絶滅したと言うセイサス星人が保護したのではと推理。
カークは思春期のピーターの教育に頭を痛める。
ピーターを運んだアンタレス号が行方不明に。ピーターに関係あるようだ。
彼はジェニーに気に入り、迫るが、カークは手に入らないものもあると忠告。
ピーターは柔道で笑った男を消し、超能力を持つ事が判明。
カークらは植民星への移送を延期するが、ピーターは超能力で早く行くよう指示。
言い寄るピーターを殴ったジェニーは、ピーターに消されてしまう。
彼は船の制御を奪い、コースをセット。だが、そのために余裕がなくなる。
その時、ジェニーが元に戻り、セイサス星から連絡が。
高度な存在のセイサス星人が、ピーターに能力を与えたが、連れ戻しに来たのだ。
カークは正しく導くと言うが、共存は不可能と拒否。嫌がるピーターは消えていった。
と言うわけで、子供っぽい高度な存在が混乱をもたらす話。
似た話が何度かあるが、どうもあまり好きではない。
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第8話 宇宙基地SOS
アンジェラとトムソン結婚式の最中、宇宙基地が攻撃を受けたとの連絡が。
敵は不明だが、ロミュラス星との中立地帯付近。ロミュラスに違いない。
前世紀の戦争は核兵器により、通信で条約締結されたため、互いの顔を知らない。
敵宇宙船は透明装置を持ち、攻撃の時だけ姿を現す事が判明。
カークは追跡し、影に見せるよう指示。通信を傍受し、バルカン人に酷似すると判明。
スタイルは、スポックがスパイではと彼に反発。
ロミュラス船長(マーク・レナード)は、同胞を失う戦争回避を望む。
スタイルらは弱みを見せるなと攻撃を主張。
彗星通過の際、攻撃しようとするが、感づかれたため推定で攻撃。
敵船は破壊光線を発射するが回避。中立地帯が迫り、攻撃をかけるが、反撃はない。
反撃すれば、姿が見え、思う壷だからだ。敵船は残骸を放出し、やられたように偽装。
しかし、カークは付近にいると考え、にらみ合いになる。
物音が捕らえられたため、カークは先に攻撃。敵船は核爆弾を放出するが爆破。
しかし、被害を被る。スタイルらはフェーザーを修理。だが、ガス漏れで倒れる。
敵船が接近。スポックがかけつけ、発射。敗北した敵船は自爆する。
だが、ガスのためトムソンが死に、カークは戦いはたくさんだと感じた。
と言うわけで、カークと敵船とのかけひきもの。本格的戦争ドラマ風か。
とはいえ、敵船長が、敵の思う壷だと何もしないので、ちと不満が残る。
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第9話 コンピューター人間
婚約者で、考古学医学の大家コービー博士を探すため乗船したクリスチンは、
行方不明の博士からの連絡を受け、カークと共に惑星へ転送。
だが、マシューズが事故で死に、カークは通信を禁じられてしまった。
この星の住民はみなアンドロイドで、実験を守るためにそうした処置が取られたのだ。
ラックもまたアンドロイドだが、前の支配者が作り、はるかに精巧だ。
コービーは、カークのアンドロイドを作成。肉体も精神も変わりなく、記憶も同じだ。
彼はアンドロイドによる完璧な社会を作るため、生産する植民星への移送を希望。
ラックの昔の支配者は、完璧に作りすぎたため、抹殺をはかり、逆に殺されたのだ。
カークにそそのかされたラックは、コービーを襲い、逆にやられる。
だが、コービーも負傷し、アンドロイドと判明。だが、当人は中身は同じと主張。
アンドレアと言うアンドロイドは、カークのアンドロイドを本物と誤解して抹殺。
カークは人間と変わらないと指摘。
アンドレアはコービーにキスし、フェーザーで消える。
と言うわけで、アンドロイドで人間そっくりに作るという話だが、
中身は同じと言ってるが、感情はコピーできないので、理想郷とは思えない。
ラックが突然背いたあたりとか、アンドレアが自殺したあたりなど、よくわからん。
脚本は、「サイコ」のロバート・ブロック。
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第10話 悪魔島から来た狂人
悪魔島と呼ばれるフィゴ植民星から、サイモンと言う男が逃走。
悪魔島はアダム博士による、凶悪犯の精神改造で知られている施設だ。
マッコイらは、サイモンが監督官で、アダムに奴隷にされると言うのを聞く。
そこで、カークは精神医ノエル博士と共に転送。彼女はカークのかつての恋人だ。
カークは精神中和装置と言う装置が気になる。サイモンの事故もそこであったと言う。
スポックは、バルカン星の心霊術でサイモンの心をのぞく。
アダムは中和装置で囚人の記憶を消し、奴隷にしようとしたのだ。
カークは装置に不審を抱き、ノエルと共に実験。すごい暗示の効果がある。
だが、アダムに見つかり、カークは洗脳を受ける事に。
通気孔から脱出したノエルは、電源を切る。
カークはアダムを倒し、逆にアダムが中和光線の掃射を受け、死んでしまう。
と言うわけで、洗脳の話は好きなのだが、最初から装置が怪しい事は見えている。
途中までノエルと言う女が、部下のくせに生意気なのも気になる。
スポックが意味もなく電源を入れ、アダムが死ぬのはマヌケ。
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第11話 400才の少女
SOSを受信し、地球そっくりの惑星へ転送。だが、誰も住んでいない様子だ。
マッコイは怪人に襲われるが、彼はものすごい新陳代謝の末、死んでしまった。、
出会った少女ミリ(キム・ダービー)によれば、大人は病気にかかり、
悪い事をした末死んだと言う。子供たちはみな隠れて生きている。
カークらもすでに感染。医者の書類から、「生命延長計画」が失敗したと判明。
その結果、大人は死に、子供は300年間生きてきた。
彼らは青年期に発病するのだ。ミリもカークを愛しており、すでに女だ。
子供のリーダージャンは、カークらが仲間を呼ぶ事を恐れ、通信機を奪う事を計画。
マッコイは、複数のビールスを混合した事をつかみ、ワクチンの作成を開始。
だが、通信機が奪われ、船内のコンピューターが使えない。
カークがジェニーを慰めるのに嫉妬して、ミリはジェニーをジャンらにさらわせる。
マッコイはワクチンを作るが、適切な量が不明だ。
カークは子供たちに会い、みな発病すると説得。
マッコイは待ちきれず、自らで実験。激しい苦痛の末、回復する。
と言うわけで、これまた奇妙な病気もの。子供たちが結構頭に来る。
しかし、必然性の感じられない地球そっくりの大きさの星で、
偶然その地域の医者が、計画の書類を持っていたとは。
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第12話 殺人鬼コドス
シグニアマイナー星のレイトン博士は、劇団の俳優カリディアンをコドスと断定。
コドスとは、タルサス4の知事で、食料が細菌に侵されたため、4000人を処刑。
死亡したとされるが、死体はなく、確認できる者はカーク、レイトンら9名だけだ。
やがて、レイトンの死体が発見。劇団はエンタープライズに収容される。
コドスを知る者に、ライリーがいると判明。彼をエンジン部門へ。スポックは不審に。
調査の結果、カリディアンがコドスだと確信。証人が死んだ時、近くに必ず劇団が。
ライリーも毒を飲まされ、最後の1人カークが危険に。
カークは確信がもてなかったが、彼の部屋が爆破されかかり決断。
カリディアンに問いただすが、はっきりとした答は得られない。
ライリーはカリディアンの事を知り、船内公演を襲うが、カークが止める。
カリディアンはもう終わりと言うが、娘レノアはあと2人処分すればいいと言う。
彼女が、証人たちを殺していたのだ。
レノアはかけつけたカークを撃つが、止めるカリディアンに当たり、彼は死ぬ。
というわけで、俳優が処刑者かもと言う展開はいいが、
問いつめられて、後悔してるのに白状しなかったり、突然後悔したり変な感じ。
娘の行動も、そこまでやる裏付けがない。
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第13話 ゴリラの惑星
エンタープライズは、医療品を届ける任務中だが、ムラサキ現象調査のため観測に。
スポックら7人が宇宙船ガリレオに乗る。しかし、イオン嵐のため行方不明に。
カークは、現象の中心ドラス2を捜索。ガリレオはここに不時着していた。
故障を修理するが、ゴリラのような怪物の襲撃を受ける。
スポックの論理重視の対応に反感が。彼は、威嚇だけで襲ってこないと推測。
フェーザーのエネルギーで、周回軌道に乗る計画。
だが、スポックの予想に反し、怪物はまたも襲撃。
フェリスコミッショナーは、時間切れだと警告。
捜査は打ち切られ、エンタープライズは出発。探査光線は維持する。
修理完了。ガリレオは離陸しようとするが、怪物が抑えたためエネルギーを消費。
周回軌道には乗るが、帰還はできない。連絡もできず、スポックはタンクに点火。
カークはこの遭難信号を捕らえ、乗員を転送収容する。
と言うわけで、スポックが論理を押し通してみなの反感を受けるが、
実は意外にいい奴だと言う展開のお話。
医療品を早々と運んで、戻ってくると言う手は、考えなかったのだろうか。
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第14話 宇宙軍法会議
イオン嵐でフィニー少佐が死亡。カークは第11宇宙基地のストーン准将に報告。
非常体制のため観測室を切り離したのだ。しかし、日誌ではまだ警戒体制だった。
以前、フィニーのミスをカークが報告したため、昇進できなかった事がある。
ストーンは闇に葬ろうとするが、カークは軍法会議を希望。
かつての恋人アリールが検事に。彼女の推薦でコグレーを弁護士につける。
アリールは、スポックに質問。コンピュータに故障はなかった。
続いて、心理学の権威としてマッコイに質問。カークがフィニーを恨む可能性を指摘。
さらに、ビデオ日誌を公開。確かに、警戒体制時に観測室を切り離している。
コグレーは、最大の証人コンピュータを喚問するため、法廷をエンタープライズへ。
スポックがチェスのプログラムをしたため、引き分けて当然だが、5度も勝つ。
誰かがコンピュータを調整しており、できるのはカーク、スポック、そしてフィニー。
当人に隠れる意志があれば、まだ船内にいる可能性も。聴覚探知機で船内を捜索。
フィニーをデッキに発見。カークは格闘の末彼を倒し、エンジン細工箇所を修理する。
と言うわけで、軍法会議もの。検事と軍法会議の前に話すのは怪しいぞ。
コンピュータを喚問するとか言って、そういう事はしてない。
聴覚探知機もカーク側の提示した証拠なので怪しい。
日誌を偽造するだけで、どうしてチェスの部分まで調整してしまったのか。
いつまでも隠れていたフィニーにも困ったもの。
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第15話 タロス星の幻怪人 前編
カークは前船長パイクの指示で、宇宙基地M11へ。
しかし、メンデス准将は連絡の事実はないと言う。
パイクは事故でデルタ光線を受け、全身が不随になっているのだ。
スポックはコンピュータに細工し、ニセの指令でエンタープライズを発進。
メンデスによれば、タロス4へ接近した者は、理由によらず死刑だ。
そして、行った事があるのは、パイクのエンタープライズのみ。
カークとメンデスは連絡艇でエンタープライズを追跡。燃料切れに。
彼らは転送収容され、スポックは自らの逮捕を要求。
しかし、タロス4までコース修正は不可能だ。
軍法会議には3人の士官が必要だが、パイクも現役のままだったため、開廷。
スポックは、タロスへ向かう理由を説明するため、モニターを公開。
それは、13年前パイク船長時代のエンタープライズだ。
遭難信号を受信したパイクらは、タロス星へ。生存者と孤児ビーナに会う。
しかし、それは幻影で、パイクはタロス星人に捕らえられる。
この映像が、タロス星から来ている事が判明。命令違反のためカークは解任に。
スポックは最後まで続ける事を要求する。
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第16話 タロス星の幻怪人 後編
タロス星からの映像が再開。パイクは捕虜にされ、ビーナと共に実験される。
タロス星人は思い通りの映像を現実として体験させる。
タロス星人は戦争で地下へ行き、精神力が発展。幻影でパイクらの反応を楽しむのだ。
そして、地球人ビーナの相手として、パイクが選ばれた。しかし、パイクは抵抗。
女性乗員も転送し、選択権を与える。タロス星人を捕らえ、逃走を試みる。
常に危険を侵す彼らの行動に、タロス星人は実験を断念。
パイクらは帰還する事となるが、ビーナは事故で醜い姿になっていたためとどまる。
実はカークの前のメンデスも幻影だった。
カークの性急な行動を避けるため、架空の軍法会議を開催させたのだ。
通信を傍受したメンデスより連絡があり、事情を考慮し、タロス星接近を認める。
スポックも無罪に。幻影の中、パイクとビーナは幸せを得る。
と言うわけで、スタートレック唯一の前後編。
と言っても、パイロット版を強引に使ったと言う感がある。
軍法会議も、モニターを長々と見ているなど、変な感じ。
タロス星での出来事は、パイロット版とでは多少印象が異なる部分もある。
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第17話 おかしなおかしな遊園惑星
上陸休暇の惑星を探すため、マッコイと加藤が調査。
素晴らしい自然に、不思議の国のアリスのようと考えるマッコイ。
彼の前に、チョッキを着た白いウサギと娘が出現。
動物はいないはずと、カークも上陸して調査。加藤が、欲しかった昔の銃を乱射。
カークも士官学校の事を考えると、悪友のフィネガンが登場。
トニアはドンファンに襲われ、カークの前には昔の恋人ルースが。
スポックの調査では、地下で何らかの生産活動が行われている。
ロドリゲスは虎に、加藤は侍に襲われる。マッコイは騎士に刺され、死んでしまう。
カークは銃で騎士を倒すが、それは人形で複合人工細胞を使用している。
日本の戦闘機が機銃掃射しアンジェラが死亡。その間にマッコイと騎士が消える。
再びカークの前にフィネガンが。彼を追って格闘に。
心に思った事が現実になると判明。危険な事を考えれば危険だ。
全員に警告するが、世話役と称する男が出現。ここは遊園地だと言う。
マッコイも地下で治療を受け無事。工場で何でも生産できるのだ。
カークらは上陸休暇を開始する。
と言うわけで、乗員がみな珍妙な経験をすると言う愉快な話。
マッコイが殺されたり、フェーザー等が使用不能になるなど、理由不明の部分もある。
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第18話 ゴトス星の怪人
記録にない惑星を発見。突如、カークと加藤がブリッジから消えてしまう。
観測では惑星での生存は不可能だが、1カ所だけ地球と同じ環境が。
そして歓迎を現すメッセージが届く。マッコイらはここで中世の城を発見。
惑星ゴトスの治安判事トリレーンと称する男は、皆を呼ぶために仕掛けたのだ。
だが、900光年離れた地球を望遠鏡で見たため、時代はかなり古い。
物質を変換できる装置で、応接間を作ったのだ。
危機を察知したエンタープライズのスポックは、地上のすべての生命を転送。
トリレーンは転送されなかった。だが、彼はブリッジに出現。
彼は、再び乗員たちを歓迎すると称して、地上へ招く。
しかし、食事には味がない。地球の物質の実質を知らないのだ。
カークは物質変換装置があると考え、トリレーンに決闘を挑む。
決闘でカークは鏡の後ろの機械を破壊。影響が消え、脱出可能に。
しかし、艦はなぜかゴトスから離れる事ができない。
カークが再び惑星に戻ると、トリレーンは有罪判決を下す。
絞首刑にスポーツ性はないと、カークは人間狩りを提案。代償は艦の安全だ。
トリレーンはこれを楽しみ、乗員を呼んでやろうと言う。
その時、光の存在が出現。遊んでいただけと言うトリレーンを残酷としかり、
トリレーンを連れ帰り、カークを生還させる。
というわけで、「セイサス星から来た少年」と同じような話。結末まで同じ。
必死に機械を破壊したのに効果がなかったり、どうもいただけない。
中世の城には、M113の吸血獣がかざってある。
決闘に用いた銃は、アメリカの政治家アレキサンダー・ハミルソンが使用したもの。
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第19話 怪獣ゴーンとの対決
トラバース准将の招待で、前哨基地ダフネ3へ。だが、基地は破壊されていた。
人間以外の何者かの攻撃を受けるが、カークらも反撃。
エンタープライズに戻り、後退する敵船を追跡。
生存者は攻撃を受ける価値のない星と言う。罠とすれば、目的は地球連邦侵略だ。
太陽系から探知光線が発せられ、エンタープライズも敵船も停止してしまう。
メトロンと称する宇宙人は、暴力に終止符を打つため、
惑星でカークとゴーン船長を対決させ、決着をつけると言う。
勝者は帰還できるが、敗者の艦は破壊される。
カークは惑星に転送され、爬虫類に似た宇宙人に終われる。
ゴーンは岩の下敷きになっても平気。逆にカークが足を負傷する。
メトロンはエンタープライズに対決の模様を放送。
翻訳機でゴーンは、カークらが侵略してきたと言う。
カークは惑星の物質で爆薬を混合。ゴーンを倒すが、とどめを刺すのはためらう。
自己防衛のためとしたら、話し合わなくては。
メトロンは哀れみの心に望みがあると双方を帰還させる。
数千年後には協定を結べるかもと言って。
と言うわけで、またも高度な知能が出てきたと言う話。
ダフネ3での攻防までは制御できないと見えるが。
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第20話 二つの宇宙
新しい惑星調査を調査中、異常なショックを観測。一瞬重力磁力が0になったのだ。
惑星に、突如生命を発見。カークらが会うと、今なら止められると協力を求められる。
司令官は、銀河系全体に及ぶ現象と、調査を指示。
男ラザラスは、奴は残虐な殺し屋で、文明を破壊に来たと言う。
惑星に生命は観測されないが、ラザラスに異変が生じ、再び現象が。
マッコイは、短期間にラザラスの傷が消えたと言う。しかしカークが見ると元に。
スポックは、惑星に光る部分を発見。計器は観測できず、宇宙の裂け目と推測。
リチウム結晶が盗まれ、ラザラスは奴が宇宙艇のために盗んだと言う。
彼によれば、実は宇宙艇はタイムマシンだと言うのだ。
スポックは、光る部分が他の宇宙にあると推測。別の次元に同時存在する宇宙だ。
この2つが接触。宇宙のドアで、もう1人のラザラスとドアで出入りしている。
物質と半物質が接触すれば、すべてが破壊されてしまう。
カークはラザラスを追って、誤って別の宇宙へ。ここのラザラスによれば、
衝撃で2つの宇宙に回廊ができたのだ。回廊外で2人が会えば、大変な事に。
だが、もう1人のラザラスは、それを認めようとしない。
カークは元の宇宙に戻り、ラザラスを宇宙艇に閉じ込め、エンタープライズで破壊。
もはや2人のラザラスは外へ出る事はできないのだ。
と言うわけで、2つの宇宙などと言うややこしい展開で、だまされた感じ。
別のラザラスの方が温厚と言うのはおかしい。
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第21話 宇宙歴元年7.21
エンタープライズは強力な引力の惑星からの脱出の反動で、飛ばされた。
大気圏内に入ってしまった。通信では1969年。過去へ来てしまったのだ。
米軍の戦闘機が接近。妨害光線で分解したため、転送収容する。
クリストファー大尉を歓迎。大気圏外に脱出。
しかし、スポックは大尉を返せば、歴史が変わるかもと言う。
大尉は帰還すれば、見たままを報告すると言う。
しかも、彼のまだ生まれていない息子が、初の木星探検に成功したと判明。
カークらは、記録を奪うため本部へ。だが、警備員に捕まり、彼も転送収容される。
フィルムの奪取に成功するが、カークが警備員に逮捕される。その間に加藤は帰還。
大尉の協力で、スポックはカークの救出に成功。
太陽に接近し、急転する事で時間を逆行。大尉らを転送、経験しなかった事にする。
危険な賭けに挑戦。大尉らは転送され、エンタープライズは帰還する。
と言うわけで、タイムトラベルもの。全体的にはコミカルな展開。
しかし、昨日に転送された大尉は、記憶まで失ったように見えたが、あれはおかしい。
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第22話 ベータ・スリーの独裁者
100年前不明になったアーコン号の調査のため、ベータ・スリーへ。
加藤しオニールが向かうが、オニールは戻らず、加藤は放心状態に。
カークらも向かう。住民は放心状態だが、6時になると突然騒ぎだす。
レイジャーの宿へ。彼らはカークらが祭に出ない事を不審がる。
そして、ランドルーを知らない事も。執行官が現れ、ティマーと言う男が処刑される。
執行官はカークらに来るよう求めるが、カークは拒否。抵抗に戸惑う間に逃走。
レイジャーによれば、アーコン号の連中も抵抗し、吸収つまりロボットにされたのだ。
彼とティマーはレジスタンスだったのだ。エンタープライズも攻撃を受ける。
カークらは超音波で失神。牢で気がつく。彼らの反応はコンピューターに似ている。
マッコイが吸収され、スポックが精神感応するが、強い防御が。
カークとスポックが吸収されるが、マルプロンと言う地下組織の男が救出。
マルプロンも恐れるが、ランドルーの謁見の間へ。それは機械だった。
計算された社会。だが、心がない。ランドルーは6000年前に死んだのだ。
カークはランドルーが同志に選択の自由を与えず、創造力を認めず、
健康を破壊すると指摘。ランドルーこそが悪そのものだ。
自己矛盾にランドルーは破壊。艦への攻撃も止まり、加藤らも正気に。
住民の間に、すでにケンカが始まった。
と言うわけで、コンピューターによる平和な社会が、平和でなかったと言う展開。
カークがコンピューターを説得するのが見物。
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第23話 コンピューター戦争
重要なエミニア7と交渉するため、警告を無視し、フォーブス大使と共に接近。
50年前、USSバリアント号が友好を求めるが、行方不明になっていた。
カークらは意外にも歓迎され、アナン7と最高評議会に会う。
だが、戦争が500年続き、年間何百万も死亡していると、交渉を拒否。
敵はベンディカーでまたも攻撃をしかけてきた。しかし機械に反応はない。
コンピューターで戦争が数学的に行われ、死を登録された者は分解マシーンに。
文明を破壊から守るためだ。そして、エンタープライズも爆破されてしまった。
カークらは協力を拒否。しかし、誰かが拒否すれば、本当の戦争になってしまう。
アナン7はエンタープライズを攻撃。防御するが、大使は反撃を禁ずる。
カークらは逃走し、分解マシーンを破壊。
大使は転送されるが、捕まる。アナン7はカークらを人質に、乗員の転送を要求。
だが、艦は射程外へ。ベンディカーからは死亡数が少ないと抗議。
カークはコンピューターを破壊。自動的に協定破棄状態になる。
実力行使の戦いが始まる。だが、望むなら交渉も可能。
フォックスが仲介となり、2国間の和平交渉が行われる。
と言うわけで、コンピューターで死亡を決めていたと言う、
機械化の行き着くとこまで行った社会。
1度よかれとしてできたプログラムは、ずっと信用されてしまうと言う恐怖だ。
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第24話 宇宙の帝王
1990年代の地球宇宙船「SSボタニーベイ」を発見。
当時は、科学者による優性人種が世界支配を狙った大戦の時代だ。
72名が冬眠。リーダーのカン(リカルド・モンタルバン)が目を覚ます。
カークは宇宙基地に曳航。カンに質問をなかなか答えない。
1993年に優性人類は40以上の国を制圧。仲間割れの末、80人程度が不明に。
歴史学者のマーラは、カンの正体に気づき、彼にひかれる。
ついにカン・ノニエン・シンと判明。アジアから中東まで支配した独裁者だ。
監視をつけるが、カンは人間自体は進化していないと豪語。
マーラの協力もあり、仲間を冬眠から覚まし、生命維持装置を掌握。船を制圧。
カンは植民星を支配するため、乗員の協力を求める。カークを減圧室で拷問。
だが、マーラがカークを救出。催眠ガスで一味を倒し、逃げたカンを格闘の末倒す。
カークはカンをアルファ5へ追放と決定。マーラも同行する事に。
カンは、楽園にしてみせると豪語する。
と言うわけで、映画「スタートレック2」の元となった話。
辛い星だとわかっていたのだから、復讐されるのは筋違い。
優性人類の設定は面白いが、みなカンを知ってるのに気づかないのは変。
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第25話 死の楽園
オミクロン・ケティ3へ。動物の細胞を破壊するバーソルド光線を受け、
3年前に派遣された150名の開拓者は全滅しているはずだた。
だが、意外にもサンドバルを中心に全員健康。切除した盲腸まで元に戻っているのだ。
スポックは知人のライラ(ジル・アイアランド)にその秘密を聞く。
惑星の花を紹介されたスポックは、苦痛の末笑い声をあげる。
花は船内に運び込まれ、乗員たちは惑星へ転送。カークだけが影響を受けない。
胞子が体に健康と心の平和をもたらすのだ。だが、カークは欲望も必要と言う。
カークも胞子の影響を受けるが、激しい感情の末、胞子の影響が消える事を発見。
スポックを呼び罵倒。格闘の末元通りに。
それを知ったライラも影響が消えるが、スポックへの愛は変わらなかった。
カークらは音波送信機で乗員の神経を刺激。あちこちでケンカが起こりみな正気に。
サンドバルも、何の進歩もなかったと気づき、宇宙基地で再出発を決意する。
と言うわけで、スポックが恋をするという点で印象に残る作品。
結局、カークだけがいつも怒っていたと言う事か。
自分の意志で楽園を出たと言うが、カークの意志だけのような気がする。
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第26話 地底怪獣ホルタ
ジェナス6のペルジウム鉱山で、3カ月前から50人が怪物に殺される事態に。
怪物は人間を紙のように燃やし、岩のようで、撃っても効果がないと言う。
やがて原子炉の循環ポンプが奪われ、このままでは窒息しかねない。
スポックは生物がシリコンで形成される可能性を考える。
捜索隊も襲われ、怪物はあっという間にトンネルを掘れると判明。
カークは怪物と対峙し、フェーザーで攻撃。だが、効果がない。
スポックは貴重な生物かもと攻撃をためらう。
だが、再びカークの前に怪物が出現。敵対行為を取らないと気づく。
スポックが精神感応。高度な頭脳で負傷に苦しむ事が判明。ドクターが治療に。
無数に転がるシリコンの玉は卵で、鉱夫たちが卵を壊したので襲ったのだ。
怪物ホルタはポンプの場所を示し、トンネルを掘る事で鉱夫たちと条約を結ぶ。
と言うわけで、シリコンの生物と言うのは理解しがたいが、
ドクターの「私は医者であって石屋ではない」との文句が印象に残る。
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第27話 クリンゴン帝国の侵略
クリンゴンとの和平交渉が決裂し、双方に重要なオルガニアへ。
オリガニア人は友好的だが、文明は原始的。クリンゴンの利用を阻止せねばならない。
長老会議長エルボーンらにクリンゴンの野蛮さを主張するが、保護は不要と言う。
スポックの調査では、この惑星は何万年も文明が進化していないと言う。
クリンゴン艦隊が迫り、司令官コールらが占領。カークらは変装する。
スポックは怪しまれ、心理探査機に。だが、バルカン人特有の心の防御で防ぐ。
カークらは、オルガニア人を目覚めさせるため、武器庫を破壊。
だが、捕まり、エルボーンは心理探査機を恐れて、カークの正体をばらす。
カークらは牢に入れられるが、エルボーンが救出。その結果、200名が処刑される。
カークらは司令部を襲撃。コールの部下らと対峙するが、突如武器や体に高熱が。
上空でにらみ合うエンタープライズや敵艦にも同様の現象が。武器は使用不能だ。
エルボーンは戦いをやめさせるためと言う。彼らは何億年も前に体は不要に。
便宜上人間の姿をしていたが、純エネルギーの存在だったのだ。
カークらはアメーバ程度同志の戦いにむなしさを感じ、休戦する事になる。
と言うわけで、クリンゴン初登場の作品。
またも高度な宇宙人が介入するという話で、この展開はいい加減にしてほしい。
高度な宇宙人同志の接触はないのか。
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第28話 危険な過去への旅
艦は時間の波を通過。振動でドクターは自分の体にコルドラジンを大量注射。
誇大妄想を起こし、惑星へ転送。カークらは追跡し、1万世紀前の廃虚を発見。
「永遠の管理者」と言う大きな輪の存在が。これが時間障害を起こしていた。
だが、ドクターが飛び込み、突然艦との連絡が不能に。歴史が変わってしまったのだ。
カークらは、ドクターの行動を阻止するため、1930年代のアメリカへ。
エディス・キーラー(ジョーン・コリンズ)と言う女性の紹介で、仕事を得る。
彼女は失業者たちを養い、生きなければ未来は得られないと言う。
スポックは当時の機械でコンピューターを組み立てる。
エディスは交通事故で死亡するか、6年後に大統領と協議するとわかる。
ドクターが彼女を殺したか、助けてしまった事になる。
やがて、彼女の平和運動のため、アメリカの参戦が遅れ、ドイツが戦争に勝つと判明。
だが、カークは彼女を愛していた。ドクターはエディスにかくまわれていた。
カークたちはドクターとの再会を喜ぶが、道路に飛び出したエディスに車が。
助けようとするドクターをカークが制止。彼女は死に、歴史は元に戻った。
と言うわけで、スタートレック最高傑作と言われる作品。
愛する女性を殺さなくてはならない悲劇は買えるが、ドクターの扱いがマヌケだ。
「永遠の管理者」の存在も不明のまま。
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第29話 デネバ星の怪奇生物
銀河系を移動する集団精神異常が、デネバ星へ。
宇宙船が太陽に向かい、「やった、ついに消えた」と叫んで燃え尽きる。
カークらは兄サム夫婦の家へ。サムは死に、義姉と息子が倒れていた。
義姉によれば、8カ月前に恐ろしい生物が宇宙船で到来。
彼らを手足代わりにし、宇宙船を作らせるのだと言う。だが、苦痛の末死亡。
カークらは惑星で無数のアメーバのような生物を発見。トリコーダーには反応がない。
生物はスポックに背中に張りつく。体内に針を残し、神経系統から全身へ繁殖。
スポックは暴れ、船を奪おうとする。
だが、制御に成功した彼は、惑星に向かい生物の回収に成功。
分析の結果、物理的にはつながらないが、巨大な有機体の一部と判明。
太陽に向かった男が手がかりと、放射能や高温に当てるが効果はない。
だが、1uあたり10万燭光の光で死ぬ事が判明。スポックの体でも実験。
生物は死ぬが、彼は視力を失う。生物を殺すには紫外線だけが必要と判明。
衛星から紫外線を放射し、生物は全滅。
スポックの目も、バルカン星人の特性のため無事だった。
と言うわけで、バルカン人の特性を忘れるスポックとは。
それよりも巨大な有機体の企みの方が気になるが。何だったのだろう。
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第30話 惑星パイラスセブンの怪
パイラス7で上陸班の連絡が途絶え、立ち去れと警告を受ける。
調査のため、カークらが上陸。生物がいないはずの惑星に城を発見。
コロブとシルビアと言う2人は、勇気があり買収に応じないカークらを合格と言う。
シルビアはエンタープライズの模型を箱に入れ、本物も外へ出られなくなる。
未知の生物が、地球人の潜在意識を引き出し、現実の世界と思っているようだ。
シルビアは人間の感覚に関心を持ち、本来の任務をはずれる。彼女はカークを誘惑。
カークはトランスミューターがないと、生物が生きられないと聞き出す。
利用されたと知りシルビアはカークらを襲う。
コロブは計画を中止し、カークらを逃がす事に。だが、彼はシルビアに襲われる。
彼の杖がトランスミューターと気づく。それは万物を作り出す製造機だ。
カークが杖を破壊すると、建物は消え、操られていたマッコイらも正気に。
小さな生物が死ぬ。それがシルビアらの正体だった。
と言うわけで、またも高度な生物が……と言う展開。
コロブの言う本来の任務は何だったのか。
標本等と言いながら、最初は追い返そうとしたし。
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第31話 華麗なる変身
エスピロンカナリ星の任務を担うヘッドフォードは、
サキロ病の治療のためエンタープライズへ。だが、ガリレオは衝撃を受け小惑星へ。
そこにはコックレインと言う地球人が。そして彼らを誘導した光る物体がいた。
コックレインは宇宙ワープを発明した人物で、150年前に死んだはずだった。
コンパニオンと言う物体が、彼を若返らせ、食料等の世話をしていたのだ。
そして、カークらは、コックレインの相手として連れてこられたのだ。
コンパニオンをショーとしようと試みるが、失敗。
そこで、宇宙翻訳機でコンパニオンと話す事に。コンパニオンが女性と判明。
コックレインを愛しているのだとわかる。だが、彼は怪物の相手である事に反発。
堅物で愛された事のないヘッドフォードは、愛されているのに不満を抱く事に驚く。
カークは、コンパニオンは人間と本質的に違い、愛は不可能と説得。
するとコンパニオンは、ヘッドフォードと合体。互いに必要とするものを補ったのだ。
彼女は愛を知るため、すべてを失ったのだ。もはやコックレインをとどめる力はない。
そして、惑星を離れては生きられない。コックレインは彼女と留まる事を決意。
カークらは秘密にすると約束する。
と言うわけで、またまた高度の知能との接触。今度は愛されると言う展開。
万能だったクセに、人間になると、惑星を離れると死ぬ等と言うのは都合がよい。
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第32話 宿敵クリンゴンの出現
カペラ4へ鉱物採掘権獲得に向かう。だが、そこにはクリンゴン人も来ていた。
好戦的だが律儀な皇帝アカーは、先に取引した地球人を優先。
だが、武器が欲しいマーブは反乱を起こし、アカーを殺害。
掟では、皇帝の子供を身ごもった妻エリンは、死ななくてはならない。
カークらと共に逃走。皇帝の妻に触れる事は許されないが、マッコイには気を許す。
出産したエリンは、マーブらに地球人は殺したと説明。
だが、クリンゴンは信じず、フェーザーを奪って暴れる。
マーブは名誉のため、エリンに命を返し、自ら犠牲になってクリンゴンを倒す。
エリンは皇太子の摂政となり、連邦が採掘権を獲得。
皇太子には、レオナード・ジェームズ・アカーと名づけられた。
と言うわけで、スタートレックの1つのジャンルである、発達途上惑星もの。
だいたいはつまらないのだが、今回はマッコイの行動とスポックの反応が愉快。
「よちよち、あばば」とマッコイが赤ん坊をあやし、
スポックが不思議がるシーンが笑える。
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第33話 神との対決
フォルクス4の地図作成に向かうが、前方から巨大な手が出現。
船を握り、回避できなくなる。しかたなく、通信したきた男に呼ばれ惑星へ。
男はアポロと名乗り、古代ギリシャの神だと言う。
彼は強大な力を振りかざし、カークらに忠誠を求める。カークらは拒否。
宇宙の高等生物が強大な力を持てば、古代人は神と思ったかも知れない。
神には崇拝が必要で、他の神は宇宙へ去ったと言う。
彼はキャロリンと愛し合うようになり、嫉妬したチャーリーを攻撃。
だが、攻撃がエネルギーを消費させる事がわかる。
キャロリンを説得し、彼を怒らせる事に成功。
エンタープライズは、エネルギー源である神殿を攻撃破壊する。
彼は愛したかっただけだったが、独断を許す事はできない。アポロは消えていった。
と言うわけで、またまた高度生物もの。しかも神様を持ち出した。
神を理屈づけようとすると、どこかに矛盾が生ずると思うが、やはりそんな感じが。
任務を忘れて、アポロと愛し合うキャロリンにも困ったものだ。
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第34話 バルカン星人の秘密
スポックが神経症になり、バルカン星での休暇を希望。
任務のため急行はできないが、マッコイはバルカンに行かなければ死ぬと言う。
スポックはタブーとされる秘密を告白。バルカン人は生殖期に理性を失うのだ。
そこで命令を無視しバルカンへ。スポックの許嫁プリングとの儀式が行われる。
「クナ・ファリフィ」と言う儀式で、プリングは夫の勇気を試す決闘を選ぶ。
しかも、相手にカークを選んだのだ。病気のスポックを見かね、カークは承諾。
だが、決闘は一方が死ぬまで続けられるのだ。決闘が始まり、カークは苦戦。
マッコイは体温を下げる注射をする。スポックはカークをひもで絞殺。
プリングはストーンを愛したため、決闘を選んだ。
どちらが勝っても、彼女と結婚しないと考えたのだ。
仮にスポックが彼女を選んでも、彼はカーク殺しで罰せられる。
スポックはストーンにプリングを譲り帰還。そこには、死んだはずのカークがいた。
マッコイの注射は神経を麻痺させる薬で、カークは気絶しただけだったのだ。
と言うわけで、人気者スポックの秘密を掘り下げる企画。
カークが生きていたのを見て、思わず喜ぶのもお茶目。
バルカン星には数人しかいないような印象を与えられる。
決闘に使われた武器は、鋭い刃のリルパと、ひものアンウン。
儀式に立ち合ったのは、家族のパウ。バルカンの大物。
それにしても、カークが生きていると後に判明した時、まずくはないのだろうか。
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第35話 宇宙の巨大怪獣
太陽系が破壊され、浮遊したコンステレーション号を発見。
唯一の生存者デッカー船長によれば、400名の乗員は惑星ごと破壊されたと言う。
敵は長さ1qの兵器。自動操縦で、惑星を破壊しエネルギーにする。
威嚇目的の最終兵器が誤って使われ、全滅後も兵器だけが機能しているに違いない。
カークらは修理のため、船に残る。
一方、エンタープライズのデッカーは、独断で兵器への攻撃を命令。
逆に攻撃を受けるが、回復したコンステレーション号との協力で脱出に成功。
事情を知ったカークは、デッカーを解任させ、スポックに指揮させる。
デッカーは宇宙艇を奪い、兵器に突入し、内側からの破壊を試みるが失敗する。
カークは、コンステレーション号のパワーを解放し、突入する事を決意。
転送装置が故障するが、間一髪カークも帰還。兵器の機能停止に成功する。
と言うわけで、別の太陽系の最終兵器と対決するお話。
その設定は面白いが、後半は特攻みたいになって、ありきたり。
デッカーは、映画1作目のデッカー船長の父親。親子でカークに関わって死ぬとは。
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第36話 惑星アルギリスの殺人鬼
チャーリーが女性渇望症になり、転じて憎悪を抱きかねないため、
快楽の惑星アルギリスで休暇をとらせる。
だが、カーラと言うダンサーが殺され、チャーリーに疑惑が。彼には記憶がない。
トレイシー中尉が心理分析を行うが、彼女も殺害されてしまう。
カーラ殺害には、父親と婚約者にも容疑があるが、一番怪しいのはチャーリーだ。
行政長官の妻シーボが、200年前の感情転移を試みる。
彼女は、生きている憎しみ等と叫び、またも殺害されてしまった。
カークらは船での調査を依頼。コンピューターはチャーリーの記憶喪失を証明する。
シーボが叫んだレジャックとは、地球19世紀の殺人鬼切り裂きジャックの事だ。
ベラティスやケスラも、各惑星の殺人鬼の名前。しかも、アルギリスまで一直線だ。
恐怖を栄養源とし、形ある物になれる生物と推理できる。
ヘンギスト市長が、殺人のあったリーゲル出身である事から、生物と判明。
生物はヘンギスとの体を抜け、船のコンピューターに侵入。恐怖心をあおる。
乗員には精神弛緩剤を打ち、コンピューターも円周率の計算をさせ、追い出しに成功。
再びヘンギスとの体に戻るが、分子に分解して宇宙に転送する。
と言うわけで、チャーリーに殺人容疑がかかり、
どう見ても怪しいのに、カークが頑固に調査続行を押して、ついに解明する話。
前半は重いが、後半は軽くなる。
精神弛緩剤と言う妙な薬で、乗員が陽気になるのも愉快。
エレベーターが操作され、手動に切り換え助かるシーンがあるが、
ただボタンを押し直しただけにしか見えない。
円周率の計算を命じただけで、他に何もできなくなるコンピューターも危ない。
こんなバカな設定の脚本が、「サイコ」のロバート・ブロックとは。
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第37話 超小型宇宙船ノーマッドの謎
アルリアの40億の人口が全滅し、エンタープライズも謎の宇宙船の攻撃を受ける。
カークが連絡を試みると、攻撃を中止。重量50s、1mの宇宙船が船内へ。
ノーマッドと名乗るその機械が、応答した相手だった。
ノーマッドはカークを設計者と呼び、目的は不完全な生物を根絶する事と言う。
21世紀にノーマッド調査船が作られたが、隕石との衝突で破壊されたはずだ。
設計者はロイカーク。任務が歪み、このままでは乗員は絶滅させられてしまう。
ノーマッドは自由に船内を移動し、ウラの脳を分析。止めるチャーリーを攻撃殺害。
カークの命令で、チャーリーの修復には成功。
だが、記憶を消されたウラは、再教育が必要だ。
スポックが心理分析を試み、ばい菌を殺す目的の宇宙船と合体した事が判明。
カーク自身も生物単位と知り、ノーマッドは彼に疑問を感じ始める。
生命維持装置を故障させ、船内の生物の根絶をはかる。
カークは、不完全な人間が作ったノーマッドも不完全と指摘。
設計者でない事も指摘し、自己矛盾に陥ったノーマッドを宇宙へ転送。
ノーマッドは自爆する。
と言うわけで、比較的好きな暴走コンピューターもの。映画第1作の元ネタ。
コンピューターを説得し、自爆させるカークには、毎度驚かされる。
ウラの再教育には何十年もかかりそうだが。
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第38話 死のパラダイス
友好目的でガンマ6へ。ここは、自然に恵まれ、パラダイスのようだ。
だが、花の刺で部下は死に、岩は爆発。落雷もあり、危険な惑星だ。
カークらは原住民のリーダー、アクタに会う。
彼によれば、住民はバールと言う存在にすべての管理を任せている。
彼らは健康そのもので歳をとらず、子供や恋愛は禁じられていた。
バールは高度な機械に違いなく、住民は1000年も進歩せずに来たのだ。
チェコフやマーサが愛し合うのを見て、住民の中にマネする者が現れる。
怒ったバールは、カークらの殺害を命ずる。
だが、逆に住民を捕らえ、バールのエネルギー補充を禁ずる。
さらにエンタープライズが攻撃。バールは機能停止する。
これからは自分ですべてやらなくてはならないが、それが自由だ。
彼らはエデンの園のリンゴとなり、住民はパラダイスを追放されたのだ。
と言うわけで、またまた未開惑星もの。
進歩しない惑星をよしとせず、内政干渉してしまう話。
花の刺や岩の爆弾等は、外的から守るためとして、住民が死ぬ事はないのか。
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第39話 イオン嵐の恐怖
ハルカン国へのデリシウム提供を求める交渉は、失敗に。
イオン嵐の中、カークらは船へ転送。彼らを待っていたのは、ヒゲのスポックだった。
乗員は野蛮人のようで、命令に従わない者は拷問。船内の構造も異なる。
どうやら、別の宇宙のエンタープライズの、同じ上陸班と入れ替わったのだ。
チャーリーらが人為的に同じ現象を起こし、帰還する事を計画。
ここのカークは、パイクを暗殺して船長に。虐殺を繰り返している。
ハルカン攻撃命令が出るが、交渉を続行。反発したチェコフらが反乱を起こす始末。
愛人マルナは、カークが鉱物資源を手に入れ、司令官になる気と考える。
1時間半で2つの宇宙の間に磁場が発生し、永遠に戻れなくなる。
スポックが異常に気づくが、格闘の末倒す。マッコイには彼を見殺しにはできない。
マッコイの心を探ったスポックは、真相を知る。
本当の船長を戻すため、スポックはカークらの転送に協力。
だが、240年戦争状態のこの宇宙を、正常にできるのはスポックだけだ。
強力な武器マジックウインドゥで船長になる事を勧め、元の宇宙へ帰還した。
と言うわけで、転送装置の故障で別の宇宙へ来ると言う面白い設定。
もっとも、住人の性格は正反対なのに、そっくりな環境を維持しているのは不思議。
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第40話 死の宇宙病
ハイドラ4の調査団が老衰で全滅。だが、彼らは20代前後のはずだ。
調査を行うが、大気等に異常はない。
上陸班にも老化が始まり、チェコフ以外が1日に30歳の速度で老化。
スポックも例外ではなかった。唯一無事なチェコフは検査攻めにあう。
ようやく、彗星のC型放射能が原因と判明。
カークは物覚えが悪くなり、立ち合ったストッカー中佐は指揮能力に疑問を感じる。
ボーウェイ中尉が死亡。カークも70歳程度とされ、適性審査会は限界と判定する。
階級から実戦経験のないストッカーが指揮を。ロムランとの非武装地域通過を命ずる。
研究が続けられ、死体を見たチェコフが恐怖した事が判明。
アドレナリンが老化を防いだのだ。ハイロナリンなら数倍の効果が。
カークが危険を侵して注射。ロムランの攻撃に動揺するストッカー。
苦痛の末回復したカークは、自爆のニセ暗号でロムランを退却させ、脱出に成功する。
と言うわけで、乗員が奇妙な病気にかかる話。チェコフだけが妙に恐怖したのも変。
それにしても、老化を止める事はできても、若返る事はないと思うが。
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第41話 不思議の宇宙アリス
新しい乗員ノーマンは実はアンドロイドだった。彼は船のコースを変更。
正体不明の惑星で待っていたのは、悪党のハリー・マッド。
彼は20万人のロボットを召使いにしていた。
彼らは絶滅したアンドロメダ人に作られ、人間に奉仕する事を仕事としている。
ハリーは解放されないため、カークらを呼び寄せたのだ。
乗員すべてを下船させ、アンドロイドが代わりに宇宙を飛び回る計画だ。
乗員は欲しい物が何でも手に入るが、しょせんは鳥かごだ。
ハリーは旅立とうとするが、欠陥の多い人間には助力が必要と解放されない。
そのため、カークと協力してアンドロイドを混乱させる事に。
ノーマンが指令センターと考え、意味不明の行動を繰り返し、混乱させる。
ついにすべての機能停止に成功。
ハリーは悪い人間の見本として、妻ステラのロボット500台と共に残した。
と言うわけで、暴走コンピューターと人気ゲストハリー・マッドの競演話。
結局いつも、カークの意味不明の理屈で火を吹いてしまう。
意味不明の行動で混乱させると言うのも、困りものだ。
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第42話 新種クアドトリティケール
クリンゴンとの衝突が絶えない宇宙基地K7で、開発長官バリスの依頼により
新穀物クアドトリティケールの護衛をする事に。
クリンゴン船が休養に来るが、オルガニア平和条約で追い出す事はできない。
ウラが商人シラノから買ったトリブルと言う動物は、船中に繁殖。
通風孔にも現れたため、基地の倉庫を調べると、穀物も食べられていた。
だが、大半は毒物で死んでいる。バリスの助手ダービンがクリンゴン人と判明。
クリンゴン人はトリブルが嫌いで、反応してしまうのだ。彼は毒を入れたと自供。
トリブルで脅して彼らを追い出す事に成功。
シラノには17.9年かけてトリブルの除去を命令。
船のトリブルは、チャーリーがクリンゴン艦に転送した。
と言うわけで、スタトレの中でも、かわいいキャラと言うトリブルの登場。
もっとも、ただの毛糸の玉にしか見えないが。
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第43話 もう一つの地球
カークの同級生メリックが船長のビーグル号が、6年前行方不明に。
その惑星は20世紀の地球にそっくりだが、いまだローマの奴隷制が続いていた。
奴隷にも社会保証があり、制度として定着してしまったのだ。
闘技場ではビーグル号の乗員が戦わさせられ、メリックは市長を勤めていた。
内政干渉を侵した彼を罰するため、カークらは町へ。
太陽を信仰すると言う元奴隷フラビウスも同行するが、捕らえられてる。
再会したメリックは、ここへ不時着し、戦争のないこの惑星に残ったと言う。
決断力に欠けるメリックは、自らの命のため、部下を犠牲にしたのだ。
カークもまた、彼の安全と交換に、400人の乗員を呼ぶよう求められる。
拒否したため、スポックらがフラビウスと対決する羽目に。何とかスポックが倒す。
総督クローディウスは、カークの処刑を指示するが、フラビウスが乱入。
剣で戦う中、自らの弱さを恥じたメリックが、通信機でエンタープライズに連絡。
彼は刺され死ぬが、カークらは転送帰還する。
フラビウスらの信仰した太陽神が、実はキリストとわかり、将来にも希望が持てた。
と言うわけで、地球そっくりで1点だけ違うと言う設定の話。
何から何までそっくりで、キリストも生まれるから大丈夫と言うのは、納得できない。
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第44話 惑星オリオンの侵略
資源豊富な惑星コリードを連邦に入れるか否かで、各国の意見が対立。
小惑星バーベルでの会議のため、114の代表を運ぶ事に。
中にはスポックの両親、サレック大使(マーク・レナード)とアマンダ夫妻もいた。
スポックはサレックと意見が衝突し、18年間も話していなかった。
サレックはテラライト人のガブ大使と激論。その後に、ガブは殺害される。
しかも、バルカンのタルシャヤと言う殺し方のため、サレックに疑惑が。
だが、サレックは心臓に欠陥があり、事故の頃は発作で苦しんでいた。
追跡する正体不明の宇宙船を発見。船内の何者かが交信している事を知る。
サレックの手術には、Tネガティブの血液が必要。スポックがまさにそれだった。
だが、カークがアドリア人テレフに襲われ負傷したため、スポックは指揮を取る事に。
カークは無理してブリッジへ行き、手術を行わせる。
敵船が攻撃。テレフの頭にアンテナを発見。彼はアドニア人に整形していのだ。
反撃に成功し、敵船は自爆。テレフも毒を飲み死ぬ。
手術は成功。スポックは、敵はコリードの資源を狙うオリオンだと推理。
サレックとスポックも、事件を通じて仲直りをする事に。
と言うわけで、スポックの両親を出す事が目的と言うべき話。
血液の地球人の部分は、フィルターで除けるらしい。
サレックは102際。バルカン人が引退するにはまだ若いとの事。
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第45話 カヌーソ・ノナの魔力
カークらは13年前訪れた惑星を訪問。楽園のようだったが、村人が銃を所有。
銃の発明には1200年かかるはずで、クリンゴンの介入とも考えられた。
カークがムガートと言う獣に襲われ負傷。船は軌道を離れている。
そこで、友好的な山の部族へ。リーダーのタイリーは友人で、彼の妻ノナなら直せる。
まじない師カヌーソのノナは、カークを治療。代償に武器を要求する。
カークらは村へ行き、銃を持ち込んだのがクリンゴンである証拠をつかむ。
タイリーは争いを嫌うが、バランスを考えれば、山の部族にも銃が必要だ。
だが、この事が彼らに、終わりのない戦いを持ち込む事になる。
ノナはカークのフェーザーを奪い、村人を襲撃。だが、使い方がわからず殺される。
急行したタイリーは怒りに燃え、カークに銃を要求する。
と言うわけで、日本では最終話として放映されたはずなので、ここに入るのは変。
平和を望んでも、武器には武器で対抗するしかない、矛盾を描いた話。
スポックは早々に負傷し、バルカン人治療に詳しいムベンガに診られる。
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第46話 宇宙指令!首輪じめ
カークらは転送台から突然未知の惑星へ移動させられる。
現れたガルドは、惑星トリスケリオンのスロール頭だと言う。
支配者のスロールとして、一生訓練を受けここで暮らすのだ。
逃げようとすれば、首輪が絞まるので、脱出は不可能だ。
一方、船のスポックは、イオン現象からカークらが20光年先にいると推理。
カークにはシャーナと言う相手がつき訓練。彼女は生まれた時からここにいるのだ。
命令に服従しないカークらは、2000カトルーで支配者1の所有になる。
カークはシャーナに、助け合う事が一番大切だと話す。
エンタープライズが到着。カークの挑発に乗り、支配者たちは姿を見せる。
1000メートル地下に、脳だけが存在。人類がさらに進化したのだ。
カークは地球人の運命を賭ける決闘を要求。勝てばスロールも解放、教育させるのだ。
カークは決闘に勝ち、自由に。支配者はスロールの教育を約束。
シャーナにまず学べと話し、再会を約束してカークは去っていった。
と言うわけで、またまた高度知能もの。なぜもっと人間を連れてこないか不思議。
逃走のため、シャーナの心をもてあそび、目的を達成すると置き去りにするとは
カークってけっこうひどい奴らしい。
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第47話 復讐!ガス怪獣
惑星調査でカークは蜜のような匂いを感じる。そして3人が何者かに殺される。
彼らは赤血球を奪われていた。カークは11年前のファラガット号と類似すると指摘。
敵はダイキロニウムで構成されるガス状の生物だ。カークは命令を無視し調査を続行。
分子構造を変え、探知する事もできない。
ガロビック少尉らが惑星を調査。彼は生物に驚き撃つのが遅れ、2人が犠牲になる。
ガロビックの父が船長のファラガット号で、カーク少尉はフェーザー担当だった。
生物により200名が死に、撃つのが遅れたカークは責任を感じていた。
今まさにあの生物が現れたのだ。生物には知能があり、宇宙空間を移動した事になる。
生物は宇宙へ。フェーザー攻撃も効果なく、カークらに責任はなかったとわかる。
排気孔から侵入した生物はスポックを襲うが、血液の成分が違うため無事だった。
カークは部屋の匂いの違いから、繁殖のため故郷へ戻ると直感。
その場所は11年前襲われたタイコス4だ。
カークとガロビックは、血漿でおびきよせ、転送収容。反物質で生物を破壊する。
と言うわけで、白鯨を思わせる復讐劇と言う事になっているが、
おれにも暗い過去があるんだぜと言いたげな感じに見える。
かつての船長の息子が出てくるのは安易。
その割に、最後は逃げる方法まで考えてて、悲壮感が感じられない。
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第48話 単細胞物体との激突
バルカン人400人が乗るイントレピッド号が不明に。スポックは全滅したと言う。
大量の同胞の死は伝わると言うのだ。惑星4号では数十億が死亡。
前方にエネルギーが出現。視界を妨げ、奇妙な音で乗員の大半が失神する。
暗黒空間に突入。中心に何かがあり、周囲は防御物だ。
脱出を試みるが失敗。ついに中心の物体を発見。
全長1万6000qの単細胞生物だ。幸い、今は食料を必要としていないらしい。
スポックが宇宙艇で調査に。染色体が分裂しており、このままでは銀河系は全滅だ。
エネルギーは皮膜に集中しているので、突入すれば破壊できる。
怪物のエネルギーはマイナスなので、反物質を核の中心にセット。
脱出し、スポックも収容。怪物は爆破される。
と言うわけで、ガスの次は単細胞と、似たような物が続く。
バルカン人だけの船があるとは、ちと納得しがたい。
マッコイがスポックの身を案じるシーンが見所だが、全体的にはやや単調。
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第49話 宇宙犯罪シンジケート
100年前の宇宙船ホライズンの遭難信号を受信し、シグマイオタへ。
20世紀の地球に似ているが、ギャングが横行。彼らが住民の面倒を見ているのだ。
ホライズンが残した「シカゴのギャング」と言う本が影響し、文化が変わったのだ。
ボスのオクミクスは、武器を要求。カークらは事態を収拾するため逃走。
だが、今度は別のボス、クラコに捕まるが、そこも逃走。
船に戻ったスポックはコンピューターで分析するが、論理的解答は得られない。
ギャングの扮装をしたカークは、オクミクスの所へすべてのボスを転送させる。
組織の統一が目的だ。クラコの部下が襲撃に来るが、フェーザーで撃退。
オクミクスがボスになり、クラコが右腕に。
カークらは毎年分け前を取りに来て、イオタの発展に役立てる寸法だ。
だが、マッコイが惑星に通信機を忘れてしまった。
そこから学んだ彼らが、今度は地球へ分け前を取りに来るかも知れない。
と言うわけで、影響されやすいと言う強引な設定で、
カークらもまたギャングに扮する羽目になる、コメディタッチの話。
調子に乗ったスポックが、必要ないのに「へいっ」と答えたり、
カークの車の運転を恐れたりするあたりもおかしい。
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第50話 宇宙300年の旅
遭難信号を受信し惑星へ。現れたケルバ星のロージャンは、船を渡すよう要求。
放射能汚染のため、新しい惑星を探していた彼らは、宇宙船故障で立ち往生したのだ。
彼らはエンタープライズを改造。300年かけてアンドロメダへ帰ると言う。
たちまち船を占領。話し合えと言うカークの提案を拒否。
カークらは抵抗するが、罰としてトンプソンの体を固形物に凝縮し、粉々にされる。
心霊術を試みたスポックは、彼らの真の姿は何本もの触手を持つ生物と知る。
だが、実用性のため人間の姿になったのだ。改造が終わり出発。
チャーリーらは自爆装置をセットするが、カークに自爆はできない。
ロージャンはカークら少数を除いて固形物に。
カークは彼らに人間の感覚が芽生えたのに気づき、混乱させる事に。
ケリンダに迫り、ロージャンを嫉妬させると、格闘騒ぎに。
もはや人間となった彼らは、ケルバ人の敵だ。
惑星連邦と協力して、再出発すべきと気づいた。
と言うわけで、高飛車な高度な頭脳ものはいまいち好きではない。
混乱させる作戦は毎度の事で、特にカークは女性相手だからお手のもの。
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第51話 地底160キロのエネルギー
50万年前に死滅した惑星から、サーゴンと名乗る思考エネルギーが誘導。
カークらは地底160qへ転送。アン博士も誰の命令とはなしに同行する。
戦争で全滅した彼らは、球体に本質部分のみを保管していた。
彼らはカークらの体を借り、器としての人間ロボットを製作したいと言う。
カークらは危険を承知でこの提案を承諾。
ヘノックはスポックへ、サーゴンの妻タラッサはアンへ。
地球人の新陳代謝を減少させるため、ヘノックは減少薬を作る。
タラッサは触れ合う事のできる体に魅力を感じるが、サーゴンはそれを否定。
ヘノックが薬に毒を混入したため、サーゴンは死に、カークの生死は不明に。
タラッサはカークと引換に、マッコイにアンの体を要求。だが、反省。
サーゴンは船に移り住んで無事。彼はカークらを戻し、球体を破壊。
猛毒を注射させたと思わせ、スポックの体からヘノックを追い出す。
スポックの心はクリスチンの体に入っていて無事だった。
人間の世界に住めないと悟ったサーゴンらは、忘却の旅に立った。
と言うわけで、またまた高度知能もの。今度はカークらの姿で話すから始末に悪い。
最後の注射したのしないのと言うあたりは、何だかよくわからない。
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第52話 エコス・ナチスの恐怖
カークの元教官ギル教授のいる惑星エコスへ。カークらが上陸。
そこにはナチの軍服を着た兵たちが、隣の惑星ゼオンの者を捕らえていた。
なぜ別の惑星にナチが生まれたのか。しかもその総統こそギルなのだ。
カークらは捕まり拷問を受ける。ゼオンのイサックと共に脱走。
エコスは好戦的だったが、4年前からナチが台頭し虐殺を開始した。
イサックの案内で地下組織の隠れ家へ。エコスの将来を憂うダラスも一味だった。
ギルに会えるのは副総統のメラコンだけ。カークらは演説会へ潜入。
放送室のギルは動かず、薬を打たれているらしい。演説もテープの編集だ。
ゼオンへの総攻撃が決定。メラコンはギルの姿だけを利用したのだ。
ギルは、混乱した社会を指導するため、ナチの有能な面だけを利用した。
だが、メラコンが乗っ取ったのだ。ギルは真実を放送。
メラコンに射殺されるが、メラコンもまたイサックに射殺される。
エニック議長らは、2国が手を合わせて栄えるべきと決意する。
と言うわけで、ギャングに続いてナチまでそっくりの社会が登場。
話は深刻な感じで、ナチの悲劇を改めて訴えた感じ。今さらと言う感も。
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第53話 恐怖のコンピューターM−5
船のすべてをコントロールするM5複合装置のテストが行われる事に。
M5の成績は完璧で、カークは船長の威信を失うのを恐れる。
軌道修正や、上陸班の人選もカークを上回る。2艦のテスト用奇襲攻撃も、対応する。
カークは、不要を意味するダンセル船長と呼ばれショックを受ける。
だが、自動操縦の輸送船を破壊。基本回線の切断もできない。
設計者デイストロム博士自身驚きながら、M5の停止には反対だ。
チャーリーが手動への切り換えるが、M5の罠で時間を浪費しただけだ。
やがて、演習のため4艦が接近。応答はできず、攻撃で多数の死者を出す。
ウェズレー准将らはエンタープライズの破壊を決定。
M5にはデイストロムの思考を使用。彼が説得するが、精神分裂を起こし失敗。
カークがM5を説得。M5の使命は人類を守る事だが、殺人を侵している。
誤りに気づいたM5は、自殺のため制御を回復させる。
カークはスクリーンを張らず、気づいたウェズレーは攻撃を中止。
彼の人間性に賭けたのだ。
と言うわけで、好きなジャンルの暴走コンピューターもの。
しかし、最初は演習を理解していたM5が、途中から本当に攻撃したのは謎。
演習に参加した同型艦は、エクスカリバーとレキシントン他。
デイストロム博士は、24歳でニュートリニック理論でマグニー賞受賞。
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第54話 細菌戦争の果て
カークらは遭難したエクゼターへ。乗員は水分がなくなり、結晶になって全滅。
ドクターのテープから、カークらは惑星へ。そこではトレイシー船長が待っていた。
上陸班が病気を持ち帰り全滅。残った彼だけが、惑星の自然作用で助かったのだ。
この星では知能の高いコム人が、野蛮なヤン族を支配。
トレイシーは1000年以上生きられる住人に関心を持ち、研究しようとしたのだ。
カークはヤン族の男女と牢へ。彼らが「自由」と言う言葉に反応する事に気づく。
マッコイ彼の分析では、細菌戦争があり、自然に血液中に抗体ができたのだ。
その結果、長寿に。したがって、地球人には効果がない。
逃げ出したヤン族はコム人を襲撃。カークらも捕らえられる。
カークは、ヤン族はヤンキー、コム人はコムニスト共産主義者と気づく。
彼らは地球で避けた戦争に突入。コムニストが勝ったが、今反撃を完了したのだ。
神の言葉と崇めるのが合衆国憲法と気づくが、トレイシーは追放された悪魔と呼ぶ。
真偽を確かめるため、カークとトレイシーは決闘に。カークが勝つ。
その言葉は、酋長のためではなく、すべての人々のための物と説明。コム人も同様だ。
住人は神の言葉ゆえ、従う事を約束する。
と言うわけで、地球そっくりだが1カ所だけ違うと言う展開の話。
最初は細菌戦争の話だったが、途中から急変。救援に来た加藤らも平気だし。
こんな惑星に、合衆国憲法や米国の旗がある事が納得しがたい。
地球の近未来を暗示したと言う感じか。
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第55話 宇宙からの使者 Mr.セブン
謎の多い1975年の危機をどう乗り越えたか調査に地球へ。
1000光年彼方の転送光線と接触。ゲリーセブンと名乗る男を拾ってしまう。
彼ははるかに進歩した惑星から来たと言う。地球人に似ているが、完全無欠だ。
セブンはペン型の装置で逃走。彼の任務は核ロケットの発射を妨害する事。
部下は交通事故で死に、秘書ロバータ(テリー・ガー)を部下と誤解。
セブンは基地へ潜入。ロケットに細工をする。
カークらはセブンの狙いがロケットとわかり、基地へ行くが、警備員に捕らえられる。
ロバータは装置を触り、セブンを転送収容してしまう。彼は部屋から操作。
ロバータはスパイと考え、妨害する。逃げてきたカークらも急行。
セブンの目的は、ぎりぎりの高度160qで爆発させ、人類に自覚させる事だ。
カークはセブンにまかせ、爆破は成功。この後、核兵器廃止条約が締結される。
と言うわけで、製作のジーン・ローデンベリーが考えた没TVシリーズのアイデアを
スタトレに強引に突っ込んだ、最も異色な話。カークらはわき役に等しい。
現代の地球人を皮肉ったような態度が受けると思ったようだが、受けないと思う。
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第56話 危機一髪!OK牧場の決闘
友好を求めるカークらは、警告を無視してメルコト星へ接近。
彼らは惑星に移動させられ、決められた運命を与えられる。
そこは1880年頃の米国西部トムストーン。彼らはクラントン一家と呼ばれる。
その日こそ、OK牧場の決闘の日。彼らはアープ一家に殺される運命なのだ。
カークらは事情を説明するが、聞き入れられない。
町の周囲には電磁スクリーンがあり、外へ出る事もできない。
チェコフはモーガンともめて撃たれ死ぬ。だがビリー役の彼は生き残るはずだ。
すなわち、歴史を変える事は可能なのだ。
カークらは麻酔手榴弾を作成。だが、テストの効果はなく、気づくとOK牧場に。
スポックは、現実ではない状況で、銃が本物でないと確信すれば平気と気づく。
そこで、カークらにバルカン催眠術を施す。アープらの銃も平気。
だが、カークは彼らを殺さなかった。チェコフも含めて彼らは船に帰還。
殺さないのが主義と知ったメルコト人は、惑星へ歓迎すると言う。
殺意を持ったカークだが、闘争本能を克服したからこそ人間は生き延びたのだ。
と言うわけで、OK牧場の決闘を再現すると言うアイデアだけと言う気もする作品。
殺さなかったからよしとする展開は、「怪獣ゴーンとの対決」と同じ。
アープ一家が悪党面で、住民はみなクラントンを支持するのが面白い
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第57話 トロイアスの王女エラン
戦争回避のため、エラス星の王女エランは敵対国トロイアスの王と結婚する事に。
戦闘的なエランを教育するため、ペトリ大使がトロスアスまで教育する。
だが、エランはペトリに反発。ナイフで刺され、ペトリは教育を断念。
カークは王女の義務だと、強引に教育。反発するエランも、次第に心を許す。
彼女の結婚に嫉妬した部下クライトンは、クリンゴンに寝返り、船内から通信。
反物質炉に爆弾を仕掛け、自殺する。
涙に触れると奴隷になると言うエラス人の涙に触れ、カークは決断力がにぶる。
エランは結婚を避けるため、トロイアス征服を持ち出すが、カークは拒否。
現れたクリンゴン艦は戦争を避け、ワープさせて自爆させる計画らしい。
ダイジリウム結晶の破壊でエネルギーが得られないが、船内に別のエネルギーを発見。
王女のネックレスの宝石からだった。それはエラスではどこにでもある物で、
これこそクリンゴンの狙いだ。スコットがこれを利用。ワープで脱出する事に成功。
義務を感じた王女はトロイアスへ。
ドクターが解毒剤を完成させるが、エラス人も宇宙船の魅力には勝てなかった。
と言うわけで、戦闘的な女性に振り回され、カークが涙の作用で恋に落ちるが、
自分で回復し、ドクターが遅れて解毒剤を作るという話は
どこかで聞いた話のよせ集めという感じ。
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第58話 小惑星衝突コース接近
小惑星衝突が近づく惑星へ。高度の文明がない惑星に、未知の金属の記念碑を発見。
カークは記念碑の中へ転落、行方不明に。スポックらは小惑星回避のため帰還。
神殿から現れたカークは、溺れた子供を人工呼吸で助け、神の使いと崇められる。
記憶を失った彼はカロクと名乗り、サーリシュに代わり祈祷師に。
酋長の娘ミラマネと結婚する事になり、サーリシュは嫉妬する。
祈祷師が神殿を司るのだが、サーリシュは伝え聞く前に彼の父が死んだのだ。
小惑星のコース修正も破壊も失敗したエンタープライズは、
補助エンジンで惑星へ向かい、カークを救助する計画だ。
58日が経過し、スポックは記念碑の解読を試みる。
カークはミラマネと結婚。彼女は妊娠。
嵐が起きるが、カークは奇跡を起こせず、ニセ者として石を投げられる。
スポックは記念碑の解読に成功。スーパー種族は絶滅寸前の種族を惑星へ移動させた。
だが、惑星防衛装置が故障したのだ。スポックらは急行。
バルカン心理療法で、カークの記憶を戻させる。
通信機の音で開いた記念碑の中へ。装置を操作し、惑星のコース修正を成功させる。
だが、石を投げられたミラマネは、死んでいった。
と言うわけで、自然の惑星で幸福を感じるカークの話。
58日もゆっくり小惑星の前を進むとは無茶な話だ。
惑星爆破ができないと、事前にわからないものなのか。
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第59話 透明宇宙船
ストレスのたまるカークは、ロミュランとの中立地帯へコースを修正。
偽装装置で探知できない敵艦に包囲され、降伏を求められる。
カークとスポックは、人質として敵艦へ。司令官はスパイ行為を追及する。
スポックは、カークが正常な判断力を失っていたと証言。
怒るカークを、殺人グリップで殺してしまう。
実は神経をマヒさせ、死んだと見せかけた芝居だった。
2人は連邦の指示で極秘作戦を行っていたのだ。カークはロミュラン人に整形。
スポックの連絡で敵艦へ転送し、偽装装置を狙う。
司令官はスポックの引き抜きを試みるが、偽装装置が奪われて激怒。
スポックの処刑が決定するが、転送収容。止めようとする司令官も来てしまう。
敵艦は攻撃体制に入るが、エンタープライズは艦の透明化に成功。回避する。
と言うわけで、必然性の感じられない芝居で味方もあざむき、
領域侵犯で秘密兵器を盗む話。盗むとすぐ使用できるのだから驚きだ。
スポックと敵司令官が、精神交流で感じあうシーンが妙に長くてたまらん。
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第60話 悪魔の弟子達
トリアカスの遭難信号を受け、急行すると、調査隊は集団自殺出全滅。
子供たちだけが元気で、この事件を悲しんでいないようだ。
カークらは何らかの心理的抑圧があったと考えるが、惑星に生物はいない。
スポックは、惑星が悪魔によって全滅したとの伝説を発見。
悪魔にてなずけられた子供たちは、特殊な能力で乗員を操作。コースを変更させる。
悪魔はカークやスポックらもコントロールしようとする。
だが、真実を知った彼らは免疫ができ、悪魔の幻影にも恐怖を感じなくなる。
両親たちの死をフィルムで見せ、ショックを受ける子供たち。
新しい惑星で略奪しようとする悪魔は、逆らう者を抹殺したのだ。
だが、協力者がいなければ、悪魔は存在できない。彼は消え、幻影もなくなった。
と言うわけで、またまたどこかで見たような話。これが悪魔の正体だと言いたげ。
悪魔に協力してはいかんと言う教訓がありそうだが、明確ではない。
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第61話 盗まれたスポックの頭脳
謎の宇宙船が接近。突然艦橋に女性が現れ、装置で乗員を気絶させる。
気がつくと、スポックは医務室に。そして、頭脳がきれいに取り去られていた。
驚異の技術だが、彼女なら復元できると考え、カークらは追跡する事に。
付近の3つの惑星には、高度な文明はないが、カークは氷河期の惑星に注目。
そこには、地上に未開人の男性モルグと、地下の女性アイモルグがいた。
アイモルグのカーラに捕らわれるが、彼女らの知能も高くはない。
カーラだけが会えると言うコントローラーは、環境と生命の維持装置だった。
そして、スポックの脳がそれに利用され、彼女たちの思考能力は退化しているだ。
カークらは、カーラの手術の知識が、「教師」と言う装置によるものと知る。
それは建設者の知識を記録したものだが、カーラは協力を拒否。
危険を冒してドクターが挑戦。手術をするが、持続時間が過ぎると記憶はなくなる。
ドクターの知識と、言語中枢を復元したスポックの協力で手術は成功。
カークは、この機会に男女が共存するよう提言する。
と言うわけで、一応は奇妙な進化形態の惑星に指導する形になっているが、
本筋はスポックの頭脳が盗まれたと言うアイデアによるもの。
濫用を禁止されてるはずの「教師」を、ドクターが利用して問題ないのは不思議。
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第62話 美と真実
会議を終えた惑星メデューサのコロス大使を惑星まで送る事に。
メデューサ人は銀河系一の思考を持つが、肉眼で見ると醜怪さから発狂すると言う。
彼の助手は、バルカンでテレパシーを訓練したと言うミランダ博士だ。
彼女に恋愛感情を抱く技師マービックは、大使との関係を裂こうと、
殺意を抱くが、大使を見てしまい、暴れて機関室へ。その後、死亡する。
彼の操作で暴走した艦は、銀河系を飛び出してしまう。
現在地がわからず、帰還できないため、大使の航行技術に助けを求める事に。
そのためには、スポックと融合し、互いの知識を出し合う事が必要だ。
独占欲の強いミランダは反対するが、ドクターは彼女の盲目に気づいていた。
人工知覚網で何不自由なく行動し、大使にも平気だったのだ。
大使はスポックを選択。融合の上、艦を銀河系に戻す事に成功。
だが、戻る際、バイザーを忘れたためにスポックが暴れ、危険な状態になる。
ミランダのバルカン交換術が頼りだが、スポックに嫉妬するため消極的だ。
しかし、それをカークに指摘され、目が覚めた彼女はスポックを回復させる。
と言うわけで、美は善と言うのは偏見だと言うテーマで作られているようだが、
見ると発狂する宇宙人に、メデューサと名づける安易さはいただけない。
ちょっとだけ人間になってすぐ戻った大使もマヌケ。
彼もスポックもバイザーの事をすっかり忘れていたのだろうか。
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第63話 恒星ミナラの生体実験
恒星が新星になるミナラ3へ向かうが、研究所員は消えていた。
カークらも何者かに別の場所へ移され、別の星の住人である女性を見つける。
彼女は、声帯のない種族で、ジェムと呼ぶ事に。
他人の傷に触れ、自らも苦痛を感じて中和させて直すエンパスの持ち主だった。
バイアン人と言う宇宙人は、カークに拷問を与える。
負傷したカークを、ジェムはエンパスで直すが、重度の負傷のため困惑。
生命力は衰え、場合によっては死の危険も考えられるのだ。
バイアン人は、続いてドクターに拷問。カークらはジェムに頼むが、止められる。
バイアン人の目的は、自己保存の本能を越えて、自ら助けさせようと言うのだ。
もしテストに合格すれば、彼らの力で消滅する種族を助けると言うのだ。
実験のためには、ドクターの生命も捨てようとする考えに怒るカークは、
バイアン人には、感情は理解できないと指摘。
さとされた彼らは、ドクターを治療し、ジェムと共に消えていった。
と言うわけで、「タロス星の幻怪人」に似た話で、宇宙人までそっくり。
カークらを連れてきながら、助けさせたり、逃がすふりをしたり、
まどるっこしさがたまらない。
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第64話 異次元に入ったカーク船長の危機
不明のデファイアント号を捜索するため、未知の空間へ。
艦を発見するが、艦内では乗員が殺し合いで全滅していた。
彼らは別の次元に迷い込んだのだ。空間に異変が生じ、カークが空間に取り残される。
異次元が起こす発作で、乗員内に暴れる者が続出。
ソリア宇宙船は空間からの退去を要求。スポックはカーク救出まで留まると連絡する。
位相転換の時間が来るが、カークは現れず、次元に変化が起きた事が判明。
カークは死んだものと断定されるが、ウラらが彼の姿を目撃する。
ドクターの解毒剤で発作はおさまり、続く位相転換でカークを回収する。
と言うわけで、どこかで聞いたような話のかけあわせ。
唯一異色なのは、カークの死が確認され、遺言まで出てくるところか。
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第65話 宇宙に漂う惑星型宇宙船
未知の小惑星からミサイルが発射され、艦は調査のため小惑星へ。
そこは1万年前から、宇宙船として機能したヨナダだった。
だが、このままではダラン5との衝突コースにあるのだ。
カークらは地下に住む住人に会うが、彼らは船の事を認識していない。
神に仕えるナティラは、ドクターに求婚。だが、彼は多血球血漿で余命が1年だった。
スポックは、住人が絶滅したファブリン人の子孫と気づく。
子孫を存続させるため、祖先が宇宙船を出発させたのだ。
秘密を求め、神託の間に侵入した彼らは捕らわれるが、
ドクターが結婚を認めたため、釈放される事に。
残ったドクターは、民族の教えを記した本の事をカークに連絡。
ナティラは怒るが、カークらは真相を教える。祭壇の奥に制御室を発見。
故障でコースがずれたが、修正に成功。ナティラは先祖の意図を知り、留まる事に。
ドクターは、先祖の医学知識で完治する。
と言うわけで、これもどこかで聞いた話。
ドクターが突然不治の病にかかり、最後に簡単に完治してしまうのには驚く。
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第66話 宇宙の怪!怒りを喰う!?
救難信号を受け植民地へ急行するが、そこは全滅していた。
付近のクリンゴン艦も何者かに攻撃され航行不能に。互いのせいと決めつけあう。
クリンゴン乗員を艦に収容。だが憎しみあいは収まらず、あちこちで小競り合いが。
しかもチェコフはいもしない兄の復讐心を燃やす。
スポックは艦に潜入した謎の生命体が、物質や心を操作し、わざと戦いを起こさせ、
戦いを均衡させていると指摘。生命体は敵意や憎しみを食い物にしているのだ。
そこでカークはカング司令官を説得。彼も納得し、休戦に。生命体は艦を追われる。
と言うわけで、かつて恐怖を食う生命と言うのがいたが、そのバリエーション。
他人の意志で戦うのはバカらしいと言うのは、戦争を風刺したようにも思えるが
何せ二番煎じだから、作品としてのインパクトは弱い。
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第67話 キロナイドの魔力
未知の惑星より救難信号を受け、カークらが上陸。
地球のギリシャ文明を存続させたプラトン人に出会い、王フェルマンのケガを治療。
彼らは精神操作力を身につけ、歳も取らないが、抵抗力を失い、ケガも危険なのだ。
唯一小人のアレクサンダーだけが力を持たず、奴隷にようにされていた。
彼らはドクターをとどまらせ、さらに惑星の秘密を守るため、カークらも拘束。
食料の影響で力を得たと考え、キロナイドの影響と判明。
カークらはキロナイドを注射。力を得て、フェルマンらをねじ伏せる事に成功。
彼らは改心を約束するが、カークらが立ち去ればすぐに逆戻りするはずだ。
カークは監視を続けると警告し、アレクサンダーを連れて帰還する。
と言うわけで、またまた出た強力な力を持つ連中に振り回される話。
カークらが力を得るくだりは痛快感があるが、それはあまり続かないので拍子抜け。
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第68話 惑星スカロスの高速人間
惑星スカロスの救難信号を受け上陸するが、そこに住民はいなかった。
帰還後、艦内で装置故障が発生。カークも姿を消してしまう。
カークはスカロスの水の影響で加速し、他の者の目にとまらなくなったのだ。
スカロス人カイルらは、火山噴火の影響で体に異変が生じた。
種族保存能力を失った彼らは、艦を呼び寄せ、乗員を惑星に呼び寄せるのだ。
そして乗員は冷凍保存されるのだ。カークはメッセージを録音。
それに気づいたスポックは事態に気づき、彼も加速。艦の制御権を取り戻す。
スカロス人は絶滅を覚悟し、惑星へ戻る。カークらは中和剤で回復する。
と言うわけで、超高速で動く人々の惑星の話と言う設定は面白いが、
それだけと言う感じ。スカロス人に中和剤を教えてやらなかったのはどうしたものか。
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第69話 無人惑星の謎
数千年で大気が形成されたと言う、常識ではあり得ない惑星をカークらは調査。
だが艦は何者かに1千光年も移動させられ、置き去りに。
チャーリーが暴走を止め、惑星へ急行する。
カークらの前に謎の女性が現れ、彼女が触れた隊員は細胞破壊で死亡。
危機一髪のカークらの前にスポックが現れ、コンピュータを破壊。
カランダ星住民はこの惑星を作ったが、病原菌で全滅。
コンピュータは、その後も滅びた文明を防衛するため、異星人を排除していたのだ。
と言うわけで、全滅した後の仕組みに苦しまされると言うのもどこかで聞いた感じ。
暴走したエンジンをチャーリーが修理するのだが、異次元だから極が逆転したとかで
ドライバーみたいなのを逆さまにするだけと言うのは困りもの。
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第70話 惑星セロンの対立
漂流する宇宙艇を収容。白黒半々の顔をした惑星セロンのロカイが乗っていた。
ロカイは反逆者の指導者で、ベレ局長が彼を追って現れる。
カークは同盟外の彼らに対し、捕虜引渡しも亡命も認めない。
ベレは艦の制御を奪うが、カークは自爆命令を出して制御権を奪還。
だが再度制御を奪われ、セロンへ到着。そこは激しい戦争で全滅していた。
憎しみあいをやめない2人は、惑星へ降り、終わりのない戦いを続けるのであった
と言うわけで、顔の白黒が逆なだけと言う理由で差別すると言う設定や
惑星が全滅しても戦いをやめないと言うあたりは、戦争風刺を感じさせられ
唐突にカークが艦を自爆させようとする見せ場もあるが、
全体的に作りは散漫で、ありきたりと言う印象を否めない。
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第71話 宇宙の精神病院
カークらは精神病患者の治療をする惑星エルバ2号星へ、新薬を届ける。
だがカークの先輩である患者ガースは、院長を監禁し、惑星を支配していた。
彼はアントス星を破壊し、部下の反乱にあい、この惑星に送られたが、
宇宙の支配者となるべく、艦を奪おうとする。
細胞変化の技術を身につけ、カークに変身するが、合い言葉を知らず乗船できない。
ガースはスポックに変身し聞き出そうとするが失敗。
逃走したスポックは2人のカークに対峙するが、ニセ者を見分け倒す。
ガースは新薬により回復の兆しを見せる。
と言うわけで、唯一見逃してきた作品をついに見た。
内容が内容なので、再放送で放送しなかったのかも。
かつての先輩が敵になるとか、2人のカークをスポックが見分けるとか
それなりの見せ場はあるが、どこかで見たことある話だし。
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第72話 惑星ギデオンの苦悩
カークは惑星ギデオンの連盟加盟交渉のため、単身惑星へ向かう。
だが転送されても彼は艦にいて、そこにはオドーナと言う女性以外誰もいない。
ギデオンは死亡率が低く、人工が莫大に増加。しかも避妊は信念に反する。
そこで病気を作るため、カークのかつての病気に目をつけた。
狙い通り、オドーナは発病。だがこのままでは彼女は死んでしまう。
スポックは行方不明のカークが惑星上にいると気づき、後を追い彼を救出。
オドーナは完治。彼女はカークの代役として惑星へ帰還する。
と言うわけで、異常に死亡率が低い星とか、エンタープライズそっくりのセットとか
これまた面白みのある設定は出てくるものの、物語としての見せ場は弱い。
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第73話 消滅惑星ゼータの攻撃
謎の磁気嵐の接近でロメイン中尉が倒れる。小惑星は同じ磁気嵐で全滅。
それは磁気嵐ではなく生命体で、彼女の脳波に影響を及ぼし始めた。
全滅したゼータ人の100人の意識は、彼女の肉体を求めていたのだ。
ロメインを重力室で加圧し、生命体を追い出す事に成功する。
と言うわけで、謎の生命体が侵入する話で、
ロメイン中尉をチャーリーが励まして、自己の喪失から救うと言う展開だが
それほど立派なテーマには感じられない。
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第74話 惑星アーダナのジーナイト作戦
植物の伝染病が発生し、特効薬ジーナイト回収に惑星アーダナへ。
ここは雲の都市ストラードに知的階級が、鉱山に労働者トログライドが住んでいた。
労働者はジーナイトを隠したため、カークらは種族間の知性の差の原因を調査。
ジーナイトのガスの影響と判明するが、民政官プラサスは聞き入れない。
そこで労働者のバナとプラサスを洞窟に転送。ガスの影響で感情的になり格闘。
ようやくガスの影響を認め、2つの種族は和解へ近づく事となる。
と言うわけで、これは映画「メトロポリス」をベースにしているらしい。
種族間の違いを当然のものと決めつける姿勢は、根強い差別を批判しているようだが
ガスの影響だったと言う展開は、ちょっとマヌケな感じ。
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第75話 自由の惑星エデンを求めて
盗まれたオーロラ号には、セプリン博士をリーダーとする一団が乗っていた。
彼らは理想の国を求め、伝説の惑星エデンを探し旅していたのだ。
博士は保菌者と判明し、惑星行きは認められなかったが、一味は船の制御を奪う。
連絡艇で惑星へ到着するが、強酸性の植物や毒の果実の危険な惑星だった。
皆は絶望するが、博士は楽園を去らないと毒の果実を食べて死ぬ。
と言うわけで、楽園を求め夢破れると言うのはありがちな展開だが
伝説の惑星が、どうしてコンピュータ調査で見つかり、
おまけにその惑星が、人の生存に適さない惑星なのか、ちっともわからない。
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第76話 6200歳の恋
伝染病治療のためライタリン採集にオメガ星系へ。そこには地球人フリントがいた。
彼はレイナと言う女性と生活。カークは彼女に惹かれる。
実はフリントは再生能力ゆえに不死身の6000歳で、
孤独を紛らすためアンドロイドのレイナを作ったと判明。
わざとカークに接近させ、感情を芽生えさせたのだ。
カークとフリントはレイナをめぐり争い、耐えられずレイナは死ぬ。
と言うわけで、カークの悲恋を描いた話。
この話だけ見るとそれなりの感じだが、今までさんざんやってきたくせにと思うと。
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第77話 未確認惑星の岩石人間
炭素系の生命が存在すると言う惑星へ接近。艦の前にリンカーンが現れる。
彼はカークの尊敬する人物で、岩石生命のセルビア人が再現したのだ。
カーク、スポック、リンカーンが惑星に呼ばれ、バルカンの父スラクと共に、
悪の権化と言うべきジンギスカン、クイン大佐、ゾーラ、クリンゴンのラーズと
悪と善のどちらが強いかを決めるため戦えと言う。
カークらは戦いを拒絶するが、艦が人質にとられやむなく対決。
カークらが勝つが、リンカーンやスラクもやられる。
セルビア人は善と悪に相違はないと言うが、カークは人間を実験台にした事に怒る。
と言うわけで、善と悪に相違はないと言うテーマは面白そうで、
それほど描かれていない。リンカーンやジンギスカンなど歴史上の人物が登場するのも
見せ場の一つだが、ただの思いつきと言う感じ。
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第78話 タイムマシンの危機
恒星が新星化する惑星サプレイドンへ上陸。住民は大半が避難した後だった。
現れたエトスは、アタバクロンと言う装置を紹介。好きな時代・場所へ行けるのだ。
悲鳴を聞いたカークは、思わず装置に飛び込み中世へ。
追ったスポックとドクターは氷河期へ行ってしまう。
カークは、惑星から避難した検察官の助けで、戻る事に成功。
スポックらは、かつて追放されたザラベスと言う女性に助けられる。
彼は5000年前へ来た事で先祖返りを起こし、感情的に。ザラベスを愛するように。
ザラベスは戻れば死ぬ体だが、スポックらは平気と判明。
ドクターはためらうスポックを連れて帰還。恒星の爆発寸前に脱出する事に成功する。
と言うわけで、恒星が爆発寸前とかタイムマシンが出てきたりするが、
一番重要なのは、スポックが思わず恋してしまう展開。
帰るのをためらうほどだが、戻ったら冷めてるのは困りもの。
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第79話 変身!カーク船長の危機
ケイマス2の遺跡調査で死者が発生。カークは旧知のレスター博士と再会する。
女性だからと言う原因で艦長になれず、以来カークを恨んでいた人物だ。
彼女はケイマス2の装置を使い、カークと自らの体を交換する事に成功。
レスターの体を持つカークを病人として監禁し、自らは艦長として強権をふるう。
だが不審を抱くスポックらは、真相に気づいて命令を無視。
レスターの体を殺そうとするが間に合わず、効果が薄れて元に戻る。
と言うわけで、最終回はやや盛り返す面白い展開。
カークが体と艦を奪われそうにと言う展開だが、意外に簡単にばれて拍子抜け。
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