第7シーズン

第141話 奈落の底へ[前編]

[a]
セリア 犠牲者
アーニー 恋人

[b]
ロバート・オブライエン 犠牲者
ハーシェフ 友人

[d]
イジー 犠牲者。人気歌手

 シルクドソレイユの舞台裏で女性の死体が見つかる。
関係者ではなく、身元は不明だ。
装置に押し潰されたらしく、血痕が付着。
監視カメラに被害者らしき女と男が映っており、男だけ退散していた。
女がバッグを落としたとわかり、装置の砂に埋もれたバッグを発見。
彼女の名はセリアで、シルクドソレイユの大ファンだと判明。
関係者である恋人アーニーに案内され、
舞台裏を勝手に見て回り、装置に接触したのだった。

 椅子に座り、銃を持った状態で死んでいたオブライエンが見つかる。
銃を放さないのは不自然で、自殺に偽装したのかも知れない。
友人ハーシェフを疑うが、オブライエンはカジノに投資して負債があった。
彼には持病があり、指から銃が抜けなかったとわかる。
ハーシェフはオブライエンの恋人でもあり、真相を知ってショックを受けるのだった。

 キャサリンはニックとバーへ行くが、気がつくとモーテルで目覚める。
動揺する彼女は、自らレイプ検査をする。

 人気歌手イジーが死体で見つかる。
部屋には、人形の家があり、現場を忠実に再現していた。

TV放送 2008/04/12 WOWOW 2200-2249

第142話 奈落の底へ[後編]

[c]
リンゼイ キャサリンの娘
サム キャサリンの父

[d]
イジー 犠牲者。人気歌手
アニー ベビーシッター
マデリン 妻
ダスティ 前妻(ショーン・ヤング)
スベン ダスティとの間の息子

 キャサリンはモーテルやバーの店員に聞くが、誰が一緒にいたかは不明のまま。
公の事件にしない為、サラに調査の協力を求める。
そんな中、軍にぶつけられて娘リンゼイが拉致される事態に。
やむなくグリソムに相談。2つの事件は関連がありそうだ。
父サムの所に、何者かから、キャサリンやリンゼイの写真が届く。
サムに恨みを抱くビジネス相手の犯行らしい。
血痕から、ウォリックが過去に担当した事件の犯人が浮上。
家に踏み込み、犯人を逮捕。リンゼイは無事保護される。
犯人は意識不明だが、指紋からモーテルにいた人物と判明。
キャサリンにもバーで見かけた記憶があるが、犯人は2人組のはずだ。
血液サンプルから、犯人は自殺したオブライエンと血縁関係と判明。
オブライエンはサムの計画倒産によって負債をかかえて死んだ。
キャサリンがサムに会うと、現れたハーシェフに襲撃される。
ハーシェフは射殺されるが、サムが撃たれ、キャサリンはショックを受けるのだった。

 人形の家は作るのに何ヵ月もかかるはずで、計画的な犯行と言える。
だが、血だまりの形まで再現しており、これは予測がつかないはずだ。
一方、死因は鈍器による損傷で、一撃で死んだとわかる。
凶器はキッチンにある麺棒と判明。
発見者であるベビーシッターのアニーによると、
イジーは妻マデリンと曲の権利をめぐってもめていたと言う。
隠し金庫にはアニーの指紋があり、
イジーの持ち物をスキャンダルサイトに売っていたと判明。
発見時に死体の写真も売ったとわかるが、殺害は否定。
曲の権利を狙う前妻ダスティに疑いがかかるが、
マデリンと一緒にいたとわかり、両者のアリバイが成立。
ダスティとの間の息子スベンは模型作りが趣味で、今度は彼に疑いがかかる。
だが、スベンは血を見ると意識を失う体質で、犯行は無理。
グリソムは、人形についた小さな写真を見つけるが。。

 と言う訳で、シーズン第1話と第2話。
前シーズンのラストで描かれたグリソムとサラの件については触れられない。
でかい事件が発生かと思えば、前編後編で各2つ、合計4つの小粒な事件が発生。
前編が事故と自殺。後編の片方は未解決のまま。
後編のもう片方がキャサリン絡みで、これが一番派手だが、出し惜しみされた感じ。

TV放送 2008/04/19 WOWOW 2200-2245

第143話 霊安室の声

 霊安室に並べられた複数の死体にまつわる事件を描く。

[a]
ドナ 犠牲者。ボディガード
シン ギャンブラー(ザオの人)

 ホテルのエレベータで、女性の死体が見つかる。
付近にはバラの花びらが落ちており、死因は溺死らしい。
犠牲者ドナは、ギャンブラーであるシンのボディガードだったと判明。
シンは極端に風水にこだわっていた。
犯人は監視カメラに写らないように、死体を投げ込んで退散。
時間稼ぎの為にすべての階のボタンを押していたが、その指紋からシンの犯行と判明。
ドナに風水を乱されたとして殺害したのだった。

[b]
レベッカ 犠牲者
ギャビン 夫

 崖から落ちてレベッカと言う女性が死亡。
手には踏まれたような跡が。
夫ギャビンはケンカしていたと認めるが、最後には自ら飛び降りたと語る。
だが、レベッカの携帯には、ギャビンが手を踏む様子が写されていた。
美人の妻を持ったギャビンは、被害妄想になっていたのだ。

[c]
ラッセル・キャリス 事故死した男
ジャック 刺された男
カーラ ジャックの妻 

 車が警察車両に衝突し、運転手ラッセルが死亡。
ナイフを所持しており、付近のスタンドでジャックを刺殺したと判明。
ジャックの妻カーラによると、戦場から帰還したばかりだと言う。
ラッセルは麻薬でハイになり、犯行に及んだと判明。
そんなくだらない理由でと、カーラはショックを受けるのだった。

[d]
レイ・ゲイナー 犠牲者
ルー 隣人。犠牲者

 ガレージでチェンソーによる死体が2つ見つかる。
犯人は暴れたらしく、付近の家具も切り刻んでいた。
現場を再現した結果、血痕の向きから犯人は左利きと判明。ルーが左利きだ。
ルーは勝手にチェンソー具を切り刻み、
止めようとしたレイを切った挙げ句、自らも切ってしまったのだ。

 学生に見学させたグリソムは、証拠が変わったら理論も変えなくてはと語る。
それが、自分では証言できない死体のためだと。

 と言う訳で、シーズン第3話。
前回未解決の、人形の家の件には触れられず。
霊安室に複数の死体が並べられ、彼らの死に関わる4つのドラマが描かれる。
いずれもCSIらしいちょっとひねった事件だが、
それぞれ簡単に解決してしまい、小ネタ集と言う印象。
本シーズン、なかなかエンジンかかりませんな。

TV放送 2008/04/26 WOWOW 2200-2243

第144話 害虫の群れ

バスコ 被害者
ジェシカ 被害者
デミトリアス 一味
タラ 一味

 駐車場で男バスコが殺され、路地で女ジェシカが襲われる。
いずれも財布と携帯を奪われており、同一犯の仕業らしい。
2人の被害者には複数の靴跡があり、中には同一の靴も。
バスコは蹴り殺されたようだ。
グレッグが同様の暴行事件を目撃。
止めようとして絡んできたデミトリアスを車ではねるが、自らも暴行を受ける。
デミトリアスはコンタクトをしており、連中が仮装していると判明。
バスコの奪われた携帯の通信記録から、チャチャと言う女に電話があったと判明。
チャチャによると電話したのはタラで、仲間とウエストポーチ狩りをしていると言う。
同様に襲われたと称するディーンが現れるが、
現場が離れている上、靴跡が1種類である事から、狂言と判明。
スポーツ賭博の借金をごまかそうとしたのだった。
逮捕したタラに、仲間を集めるメールを送信させ、集まった連中を逮捕。
グレッグは助けた男に感謝されるが、
一方でデミトリアスが死に、家族が悲しんでいると知る。
逮捕された連中は、全員が未成年だった。
ベガスは、人殺しをしても何も思わない連中を生み出していたのだ。

 と言う訳で、シーズン第4話。
集団で旅行客などを襲う連中が現れる。
次々、犠牲者が出る中、男性を助けようとしてグレッグも襲われると言う訳。
予告でメンバーにも犠牲が。。と言ってたので、
いよいよウォリックか?と思ったが、今シーズンでは死なないらしいっす。
物語の方は、まあまあ派手目だけど、入り組んだ謎とかが登場する訳ではない。

TV放送 2008/05/03 WOWOW 2200-2244

第145話 磔の女神

シャーロット・ダンビル 犠牲者。歌手
フランク 神父
コーディ カーディーラー
シスター・ブリジット 発見者

 教会で、磔された上に吊り下げられた女性の死体が見つかる。
滑車で吊り上げたらしい。
フランク神父の服には血痕があったが、
ケンカを止めたと言い、犠牲者の血痕とも一致しない。
犠牲者は歌手シャーロットと判明。
カーディーラーのコーディと口論する様子が目撃されていた。
シャーロットの部屋には若い頃の写真があり、神父やコーディと同級生だったと判明。
神父をかばおうと、シスターブリジットが犯行を告白するが、
彼女の力で死体を持ち上げるのは無理だ。
やがて神父が犯行を自供するが、グリソムは信じない。
神父は、懺悔に来た真犯人をかばっているのだ。
カーディーラーとして成功したコーディは、
シャーロットの心が神父にある事に腹を立てて殺害。
シャーロットは、コーディの子を妊娠していたのだが。
皮肉な展開を知った神父だが、それも与えられた天命だと言うのだった。

 と言う訳で、シーズン第5話。
教会で磔にされた女性の死体が見つかり、神父に疑いがかかると言う訳。
最初こそショッキングだが、
変わった捜査手法や、意外な真相が出てくる訳ではないので拍子抜け。

TV放送 2008/05/10 WOWOW 2200-2244

第146話 虚ろな心

ジェイソン 行方不明の少年
カール・ルーカス 行方不明の少年
フィッシャー 性犯罪の過去あり
ドーン ルーカスの母
ペリー ルーカスの父
テランス ジェイソンの祖父
ジェラルド ジェイソンの父

 2人の少年ジェイソンとルーカスが行方不明になる。
家が火事になったフィッシャーには性犯罪の逮捕歴があり、グリソムは関連を疑う。
何度もいやがらせを受けていたと言うフィッシャーは、誘拐への関与を否定。
車に火がつき、家に燃え移ったらしい。
ジェイソンの世話をしていた祖父テランスの家には、血痕と毛髪が残されていた。
いたずらをするのでつき倒したと認めるテランスは、2人は家出しただけと言う。
フィッシャーの車にはピザの食べかすがあり、店員は少年たちが来たと認める。
そして大人が一緒だったと。
やがてゴルフ場に埋められたルーカスの遺体が見つかる。
付近にはジェイソンが隠れていたらしき痕跡が。
検死の結果、心肺蘇生に失敗したと判明。殺すつもりはなかったようだ。
長距離バスで父親に会いに行こうとしたジェイソンを保護。
面通しの結果、フィッシャーに反応するが、おびえて語ろうとしない。
火災現場のガソリンの成分から、スタンドを特定。
監視カメラと購入記録から、フィッシャーが購入したと判明。
2人が車に乗った痕跡を消そうとし火をつけ、家に燃え移ったのだ。
テランスともめたルーカスらは、家を飛び出してフィッシャーと遊びに出た。
だが、頭部を打っていたルーカスは苦しみ出し、
騒ぎを恐れたフィッシャーはアスピリンを飲ませた。
だが、それは最悪の組合せで、ルーカスは死んでしまう。
フィッシャーに殺されたと誤解したジェイソンは逃げ出したのだ。
テランスも児童虐待で逮捕され、フィッシャーと通路で対面。
口論となるが、それを見ていたグリソムは複雑に思うのだった。

 と言う訳で、シーズン第6話。
2人の少年が行方不明に。
付近に住む、性犯罪で逮捕歴のある男に疑いがかかるが、証拠はない。。と言う訳。
最初に疑った人物がやっぱり。。と言うひねりがない展開だが、
真相はそんなに単純じゃないんですと言う話。
現実の事件を彷彿させる。

TV放送 2008/05/17 WOWOW 2200-2245

第147話 宣戦布告

ペニー 犠牲者
ヘンリー ペニーの甥
ジェイソン ペニーの隣人。薬物の売人

 ペニーと言う女性が死体で見つかる。
窓ガラスを突き破った事による出血死だが、そうでなくても腫瘍で長くなかった。
強い鎮痛剤を飲んでいたはずだが、薬は見つからない。
隣人ジェイソンは売人で、ペニーから薬を買っていたと認める。
甥ヘンリーによると、ペニーは金のかかる趣味を持っていたと言う。
やがて家の前に、犯行現場を再現した模型が届く。
それは歌手イジー殺害現場を再現した物に似ており、同一犯の可能性が高い。
ペニーの人形はイスに接着剤で付けられていたが、はがされた痕跡が。
犯人はイスで死ぬ想定だった様だ。
ペニーの体内から液体で飲んだニコチンが検出される。
酒にニコチンを混入され、飲んだペニーはもがいた末にガラスで死亡。
犯人にとって想定外の死に方で、実際の死のように人形を動かざるを得なかったのだ。
監視カメラに、模型を届ける男が写っていた。
それは配達人ではなく、犯人自らが届けたのだった。

 デミトリウスを死なせた件で、グレッグは審問会を受ける事に。
選挙を控えて市民の味方と言う所を見せたい判事は、
家族にも証言させ、グレッグに不利だ。
ウォリックとニックは現場を再現し、
デミトリウスに襲われたグレッグには、数秒の猶予しかなかったと証明。
だが、判事はグレッグが検事と酒を飲んでいた点を指摘。
事件は飲酒から7時間も経過しており、体内のアルコールは抜けていたと説明。
結局、陪審員は免責と言う判定を下す。
それは殺人を認めた事になるのだが、グレッグはこれで良かったと言う。
しかし、納得が行かない家族は民事訴訟を起こし、グレッグの召喚状が届くのだった。

 と言う訳で、シーズン第7話。
女性が殺され、犯行現場を再現した模型が届く。
以前に未解決だった事件の続きと言う訳で、本シーズンはこれが続くらしい。
一方で、グレッグが犯人を轢き殺した件の審問会も行われ、こちらも続きそう。
何も解決しなかったエピソードと言えます。

TV放送 2008/05/24 WOWOW 2200-2245

第148話 シンクロニシティ

アマンダ・シンクレア 第1の犠牲者
ジル 第2の犠牲者。新聞編集者
ゲール アマンダの夫
ドーラ 双子の実母
ティファニー ドーラの娘
ジェイク カメラマン

 クリーニング店の前で主婦アマンダが射殺される事件が発生。
続いて新聞編集者ジルが部屋で首を吊って死亡。
実は2人は一卵性双生児と判明。アマンダの死亡時刻の方が数時間早い。
キャサリンは、ジルがアマンダを殺し、自責の念で自殺したのではと考える。
2件に関連はあるはずだ。
だが、アマンダの夫ゲールは、ジルの存在を知らなかったとわかる。
アマンダに届いた手紙から、実母ドーラの存在が浮上。
18歳で出産したドーラは、双子を養子に出し、セラピーを受けていた。
代わりに手紙を書いていた娘ティファニーは、
アマンダがお金をせびると考え、もう連絡しないでと返事を出したのだ。
続いて、ゲールと浮気していたナタールの存在が浮上。
家の前には、ナタールらしき口紅がついたタバコが見つかる。
だが、タバコはティファニーの物と判明。
姉の存在を知ったティファニーは、幸せな家族に憧れて見ていたと告白する。
検死の結果、ジルは自殺ではなく殺人と判明。
ジルのオフィスから、隠されたUSBが見つかる。
アマンダとジルの予定表を比較すると、
不思議に同調しており、クリーニング店や大学で遭遇しているとわかる。
USBに残された写真は新聞の一面を飾った物だったが、実は合成されていたと判明。
カメラマンのジェイクによるもので、
切り貼りに気づいたジルは、謝罪の文書を考えていた。
それを止めようとするジェイクは、
クリーニング店で待ち伏せし、現れたアマンダを射殺。
ジルの部屋から証拠を始末しようとするが、ジルが帰宅した為に絞殺。
自殺に見せる為に吊るしたのだった。

 と言う訳で、シーズン第8話。
クリーニング店の前で女性が射殺される事件が発生。
数時間後には、女性が吊るされて死亡。
実は2人は一卵性双生児だったが、
幼い頃に養子に出され、お互いの存在も知らなかった。。と言う展開。
もちろん2つの事件は関連していたのだが、
当事者たちが意識していた訳ではない点が面白い。
ようやくCSIぽいエピソードが登場したと言う印象です。

TV放送 2008/05/31 WOWOW 2200-2244

第149話 レジェンド・オブ・ベガス

ミッキー・ダン 30年前に行方不明になったマフィアのボス
ケン・ビリングス 犠牲者
メイソン 犠牲者
ジョニー・ダンジェロ ダンの元部下
デレク ダンの元部下
デレクの母 (バーバラ・ベイン)

 30年前に行方不明となった、伝説のマフィアであるミッキーの車が見つかる。
車内の泥の中から白骨死体が出て、その頭部には銃弾の跡が見つかった。
 車イスの男ケンが道路に押し出されて殺される事件が発生。
一緒にいた歌手マイクの仕業らしい。
さらに安ホテルで客メイソンが絞殺される。
監視カメラから、女性客パメラの犯行らしい。
メイソンの口に押し込まれた写真には、ミッキーと4人の男が写っており、
内2人はケンとメイソンだった。
ミッキーはカジノのオーナーで、4人は従業員だったのだ。
従業員のジョニーが見つかるが、亡霊の仕業だと怯える。
所有物扱いされた事に腹を立てた4人がミッキーを撃ち、車を川に沈めたと白状。
4人目のデレクが家の前でジョニーに射殺され、
ジョニーも自宅のオーブンで死体で見つかる。
24時間以内に4人が殺された事になる。
ミッキーと同時に姿を消した白バイ警官サンチェスの仕業だろうか。
車の発見者と2人の犯人は、顔の特徴が一致する事が判明。
何者かが特殊メイクで様々な人物に扮しており、取り調べしたジョニーも別人だった。
その正体は生きていたミッキーだったのだ。
撃たれても無事だったミッキーは、沈められた車から脱出。
かけつけた白バイ警官を射殺し、彼を身代わりに沈めたのだ。
ミッキーは別人として生きてきたが、胸の弾の影響で余命わずかと判明。
復讐を遂げ、伝説となる事を選んだのだ。
だが、余命わずかと言うのは闇医者の誤診で、弾の摘出で数十年生きられるとわかる。
最近の受刑者たちはミッキーの事を知らず、伝説となる事は叶わなかったのだ。

 というわけで、シーズン第9話。
30年前に行方不明となり、エルビスばりに伝説となったマフィアの車が見つかる。
車内には頭を撃たれた白骨死体が。
一方、マフィアの部下だった連中が、次々殺される。
いずれも犯人は別人らしく、マフィアの幽霊ではと囁かれると言う訳。
まあ、CSIでそんな結末となるはずもなく、割にひねりのない真相が明らかとなる。
ところで、殺された部下1人の母親役で、スパイ大作戦のシナモンが登場。
スペシャルゲストと言う扱いではなく、ちょっと出るだけ。
白バイ警官のシーンで、なぜかダーティハリーの音楽が流れる。

TV放送 2008/06/14 WOWOW 2200-2243

第150話 殺人模型アーニー・デル

[a]
 埋まってる男
 殺された女
 アリョーナ オーブンで死んだ女

[b]
 レイモンド 水死した男
 マンリー 食料品工場のオーナー
 アーニー・デル 夜勤

 下半身がセメントに埋まった男と、傍らに女の死体が見つかる。
男は名前を言おうとせず、女が何者かは知らないと言う。
付近の家で、オーブンに顔を入れた状態で死んでいるアリョーナが見つかる。
入れ歯が上下逆に入っており、自殺を偽装したらしい。
付近にはゼリーが落ちていて、とある部屋まで続いていた。
近所の娘スージーによると、
それはマックスの部屋で、こぼれたゼリーをあわてて拭いていたと言う。
実は、セメントに埋まっていた男こそマックスだった。
彼は妻ポーラとケンカになり、
こぼしたゼリーで滑った妻は、割れたガラスの破片が刺さって死んでしまう。
向かいの住人であるばあさんに目撃され、説明しようとするが、こちらも事故で死亡。
オーブンに入れて、自殺に見せかけた。
続いて、妻の死体を始末しようとするが、工事現場のセメントに落としてしまい、
拾おうとして、自らも埋まってしまったのだ。

 食品加工場の水槽でレイモンドが死亡。
やがて現場を再現した模型が見つかる。これで3度目だ。
グリソムは、模型の窓に貼られた絵を発見。
それは過去2回の模型と同じ人形の写真だった。
3人に共通点があると言う意味かも知れない。
歌手イジーは動物保護団体に参加しており、
加工場のオーナーマンリーは損失を被っていた。
また、レイモンドはマンリーの妻と浮気していたが、事件との関係はなさそうだ。
死体の発見者であるアーニー・デルの部屋を捜索。
精巧な模型が多数あり、あちこちに死体が飾られていた。
さらに、イジーらの携帯料金をアーニーが払っていると判明。
警察が踏み込む頃、グリソムに殺人の予告と言うメールが届く。
そこにはビデオが添付されており、アーニーが自殺した所へ警察が踏み込むのだった。

 と言う訳で、シーズン第10話。
セメントに下半身が埋まった男が見つかる。
傍らには女性が死んでおり、付近にはオーブンに頭を突っ込んで死んだ女性が。
さらに食品工場で溺死した男の死体が。
その現場を再現した殺人模型が届く。。と言う展開。
結局事件は2つだった訳だが、
見てるこちらは1つの事件なのかと思ってたので、混乱させられた。
殺人模型の方はまだまだ続くみたいで、引っ張りますな。

TV放送 2008/06/21 WOWOW 2200-2245

第151話 グリッソムの旅立ち

ジェイ・フィンチ 殺人事件の被告
アダム・ノバク 弁護士。キャサリンと因縁あり
マグワイア 保安官
ロバート・ガフィ 犯人

 キャサリンは裁判で証言する事に。
3年前にジェイが母アディを殺害したとされる事件だ。
だが、キャサリンと因縁のある弁護士ノバクによって無罪とされてしまう。
判決が出た事件の再捜査は出来ない為、キャサリンは別件を追う事を決意。
グリソムが1ヶ月休暇をとる事になった為、その前に解決しなければならない。
付近でローラと言う女性が行方不明となった事件に注目。
現場に残された弾丸を新たに発見するが、ジェイの銃とは口径が一致しない。
一方で、メアリーと娘ヘザーが殺された事件に注目。
自白によりガフィの犯行とされ、彼は刑務所へ。
ガフィに面会したキャサリンは、自白を強要されたと知る。
保安官は功をあせったと認める。
台所に隠れていて犯行を目撃した息子ダニーは、
犯人が去ったと思ったが、再び現れたと言う。その2人目がガフィだったのだ。
現場からジェイの指紋を検出。
母親を殺害したジェイは、心神喪失状態となり、
自宅に良く似たメアリーの家へ間違えて侵入。
そこにいたメアリーらともめ、殺害したのだ。
新たな事件への関与を知り、ノバクはジェイの弁護を降りる。
一方、グリソムは休暇に入るが、オフィスにはまたも模型が届いていた。

 と言う訳で、シーズン第11話。
3年前に扱った事件で、キャサリンが裁判の証人に。
結局、被告は無罪になってしまい、
キャサリンは付近で発生した、解決済みとされた別の事件を追うと言う訳。
まあ、キャサリンが判断を誤りそうもなく、
犯人はわかってる訳だから、謎解きは今一つ。
ところで、グリソムが休暇で1ヶ月不在になる事に。
これで降板と言う訳ではないようだが、殺人模型の方もくすぶっていて、
グリソム抜きで対処できるのか?
それとも、グレッグの様に、翌週には復帰してたりするのか?

TV放送 2008/06/28 WOWOW 2200-2245

第152話 甘い死体

ケプラー ボルチモアから赴任(リーヴ・シュレイバー)
ベロニカ・ソレンセン 犠牲者
ディブ医師 歯科医(ネッド・ビーティ)

 道路脇で身元不明の女性死体が見つかる。
グリソムの代役として、ボルチモアから来たケプラーも捜査に参加。
犠牲者は、捜索願いが出ていたベロニカと判明。
性的暴行と思われ、付近の同様の未解決事件を検索。
その結果、3件が見つかるが、99年、89年、75年と時期は離れている。
いずれの事件も、その時期に犯罪率が高い地区で発生。
捜査がずさんだったり、科学捜査が発達していなかった為に未解決となったようだ。
結局、墓を掘り返して骨を調べる事に。
歯の治療の跡があり、犯人は歯科医かも知れない。
ベロニカの担当はデイブ医師だが、他の犠牲者は古い為に記録が残っていない。
89年の犠牲者のあざに、隠された歯形を発見。
デイブ医師は、歯形は変わるから証拠にならないと言うが、
当時の歯形記録が一致する事を確認。
これはデイブ医師も証拠として有効と認める。
キャサリンは3人の身元を聞くが、
老いぼれて死刑執行までは生きられないと、秘密を墓場へ持っていくと言う。
こうして、3人の遺体は、再び身元不明のまま、墓に戻されるのだった。

 と言う訳で、シーズン第12話。
本当にグリソムは不在となり、
代役として登場したのがリーヴ・シュレイバー扮するケプラー。
なかなかの貫禄で、グリソム退陣後はこの人でも良かったかも。
身元不明の女性死体が見つかり、レイプされたらしいと判明。
性的嗜好があると考え、過去の未解決事件を調査すると、
3件がヒットするが、時期は数十年に渡っていた。
逮捕にも動じない犯人に扮するのがネッド・ビーティだが、
本話の目的はケプラーの顔見せかな。

TV放送 2008/07/12 WOWOW 2200-2245

第153話 罠

ザメスカ議員 第1の犠牲者
サイモン 犯人。麻薬王
モニク・カーター 第2の犠牲者

 ザメスカ議員が射殺される事件が発生。
現場に残された指紋から、麻薬王サイモンの犯行と断定されるが、
彼は行方をくらます。
ケプラーは、ボルチモア流に架空の事件で誘き出す案を提案。
だが、それはチームメンバーを欺く事になり、キャサリンは抵抗を感じる。
同様の手口によってホルスタインが殺された事件をでっち上げ、マスコミを騒がせる。
ニックは、別件で見つけたモニクの死体に、
ザメスカの写真に写っていたタトゥーを発見。
ザメスカがモニクの車に乗っていたと考えるが、キャサリンは取り合わない。
ニックやウォリックらは、内部調査を受けていると判断。独自に捜査する事に。
ホルスタインの件では、車の窓ガラスは銃ではなく、プラグで割ったと判明。
事件がでっち上げと確信する。
ホルスタイン殺害犯逮捕の報道を知り、安心して出てきたサイモンは逮捕される。
だが、検察に話が通っていなかった為に、起訴は出来ない事に。
キャサリンは罠だったとメンバーに謝罪。
信頼してほしかったとニックは不満を漏らす。
ザメスカ殺しでは追及できなかったが、
モニクの現場から指紋が検出された為、サイモンは再び逮捕される。
一件落着かに思えたが、ニックにはわだかまりが残るのだった。

 と言う訳で、シーズン第13話。
麻薬王による殺人事件が発生。
犯人が行方をくらました為、ケプラーの提案で囮作戦をする事に。
同様の事件をでっち上げ、そちらが解決したと思わせるのだ。
だが、蚊帳の外のニックらは、このでっち上げ事件に疑問を抱くと言う訳。
科学捜査とかはいまいちで、
どちらかと言うと、チーム内にわだかまりが生じたぞと言うエピソード。

TV放送 2008/07/19 WOWOW 2200-2245

第154話 傘の骨

[a]
ロス・ネディ 犠牲者
ロジャー・ラビンスキー 死体の正体
ミローニ 移植業者
サルバトーレ 葬儀会社社員

[b]
マーゴ 犠牲者
ホームズ マーゴの夫
コットン・キャンディ ダンサー
ジェシー ホスト

 火事で黒焦げになった死体が見つかる。遺留品から出所したばかりのロスと判明。
検死すると、体内からは骨の代わりに傘が入っているのが見つかる。
指紋から、死体はロスではないとわかる。
一からやり直したいと言う彼は、墓場から盗んだロジャーと言う男の死体を利用し、
自らは死んだ事にして、偽造IDで暮らしていたのだ。
体内の傘についたマークは移植会社の物で、
ロジャーの遺体は葬儀会社から提供を受けたと判明。
記録では心停止とされているが、ロジャーの本来の死因は白血病のはずだ。
移植会社は、同じ葬儀会社から複数の遺体を受けていたが、
いずれも心停止とされていた。
双方は疑惑を否定するが、ニックは必ず真相を突き止めると告げるのだった。

 マーゴと言う女性が殺される。
発見者である夫もマーゴも、互いに浮気していたようだ。
バスルームに丸い形の血痕が見つかり、シャンパンのボトルが凶器に使われたと判明。
現場にはウィッグの毛髪が残っており、ダンサーのコットンが浮上。
コットンはホストクラブのジェシーに入れ込んだ挙げ句、フィアンセと称するように。
ジェシーを寝とられたと、マーゴともめた事を認める。
だが、ジェシーは店の外では客に会わないと言う。
現場で血のついたアルバムを発見。そこにはマーゴと子供が写っていた。
犯人はトイレで吐いたらしく、DNAからジェシーと判明。
ジェシーは上客としてマーゴの家を訪ねたと認める。
マーゴがジェシーを、幼い頃に養子に出した息子だと言い出した為、
腹を立てて殺害したのだ。
いろんな事を言って言い寄る女たちがいたが、母親を名乗るのは許せなかったと。
DNAによって、マーゴとジェシーは本当の親子と判明するが、
それでもジェシーは自分に母親などいないと語るのだった。

 と言う訳で、シーズン第14話。今回は2つの事件が発生。
片や死体の体内に傘の骨が入れられていたと言う事件。
片やホストクラブに入れあげてた女性が殺されたと言う事件。
前者はもろCSIって感じの事件と真相で、
後者はやや地味だが、動機がCSIって感じ。ぼちぼちですな。
次話で、ケプラー自身の問題が浮上しそうな様子。

TV放送 2008/07/26 WOWOW 2200-2245

第155話 最後の仕事

デニス・グレイブス 犠牲者。刑事
コートニー・エバンス 犠牲者。売春婦
フランク・マッカーティ 発見者。刑事
エリック・ホン ポン引き
スージー コートニーの友人

 男女が殺される事件が発生。
犠牲者デニスはフィラデルフィアの刑事で、発見者は同僚のフランク。
女は売春婦らしい。
実はケプラーはフランクらの元同僚なのだが、彼はそれを隠していた。
売春婦は、尻に入れたシリコンのシリアル番号からコートニーと判明。
バスルームにはブロンドが残っており、誰かが身を潜めていた様だ。
コートニーの通話記録からスージーが浮上。事件の目撃者だ。
監視カメラにフランクが写っており、彼が事件に関与していたらしい。
フランクは姿を消し、部屋には血のついた銃が残されていた。
銃についた指紋はケプラーの物と判明。
休暇から戻ったグリソムは、
姿を消したケプラーを容疑者として扱わざるをえないと言う。
フランクの娘エイミーと付き合っていたケプラーは、
彼女をレイプの末、死に追いやった男を射殺。
フランクが証拠を闇に葬っていたが、
デニスの違法行為によって、発覚するのを恐れたのだ。
キャサリンに連絡したケプラーは、
フィラデルフィアの件以外は関わっていないと告げる。
フランクはスージーを襲うがケプラーが急行。
実は、エイミーをレイプしたのは、父フランクだった。
ケプラーが射殺したのは、無実の男だったのだ。
フランクはスージーを撃つが、かばったケプラーに命中。
フランクを射殺するが、ケプラーも息絶える。
ケプラーの携帯は、フランクの犯行を示す証拠と共に見つかる。
それはチームのメンバーが見つけるように、ケプラーが残したのだった。

 と言う訳で、シーズン第15話。
フィラデルフィアの刑事が殺される事件が発生。
発見者も同僚の刑事だったが、ケプラーは面識がないと言う。
ケプラーには登場最初から闇があって、
視聴者から見れば、本件に関わりがあるのは明らかだが。。と言う展開。
数話の登場ながら、なかなかの存在感を見せたケプラー。
残念ながら、再登場は叶わぬ事になるが、決して彼の事は忘れないだろう。
(いや、数話で忘れるだろう)

TV放送 2008/08/02 WOWOW 2200-2245

第156話 予告された殺人模型

バーバラ・トールマン 殺人予告された人物。医師(キャサリン・クインラン)
ペイトン バーバラの弟
ケイメン巡査 代役
ライオネル・デル アーニーの息子

 グリソムは休暇中に届いた模型に気づく。
模型殺人の容疑者アーニー・デルは死んだが、彼は誰かの罪をかばったのかも知れない。
今まで模型は被害者に届いていたが、今回はグリソムに届いた。
模型にある新聞の日付は明後日で、殺人はこれから起こる事になる。
模型から、白人女性がクッションで窒息死させられると判断。
人形の写真に文字が書かれており、3つを並べると、「お前は間違っていた」となる。
現場のマンションを特定。医師バーバラの部屋と判明するが、彼女は無事だった。
ケイメン巡査がバーバラに扮し、犯人を迎え撃つ事に。
現れたのは弟ペイトンだけで、作戦は不発かに思えたが、ケイメンが変死してしまう。
死因は一酸化炭素中毒で、暖炉に仕掛けられた装置が、タイマーで作動したのだ。
だが、死に方は模型と異なり、犯人にとって完璧な状態ではない。
やがて、バーバラが死んだとの連絡が入る。これこそ模型通りの状況だ。
ペイトンは、マスコミに連続殺人だと公表。
検死の結果、バーバラはパーキンソン病で、かなり進行していたと判明。
遺体に付着した水分は涙で、DNAが検出される。それはペイトンの物だった。
バーバラは死を望んでいたが、自殺幇助は罪になるため、模型殺人に見せかけたのだ。
 更生施設に入っていたアーニーの息子ライオネルの存在が浮上。
アーニーは、息子をかばって死んだのかもと疑われるが、ライオネルは否定。
彼の家には6人の里子がいたと言う。その中の誰かが犯人かも知れないのだ。

 と言う訳で、シーズン第16話。
容疑者の自殺で解決したかに思えた殺人模型事件だったが、
グリソムの休暇中に新たな模型が届いていたと判明。
しかも、これから起こる殺人を予告していたのだ。
容疑者だったアーニー・デルの息子か養子が怪しいが、まだまだ引っ張る感じ。

TV放送 2008/08/09 WOWOW 2200-2245

第157話 青春のあやまち

ライアン 高校生。行方不明
メーガン ライアンの恋人。行方不明
シーラ メーガンの友人
チャーリー メーガンの友人
ダイアン 女教師

 高校生ライアンと恋人メーガンが行方不明になる。
グラウンドで大量の血しぶきを発見。ライアンの物と判明する。
付近でライトの破片と血の付いた靴を発見。靴はメーガンの物と一致する。
やがて、道路脇に倒れたメーガンが見つかる。
ライアンのバンが見つかるが、ライトは割れておらず、トランクには血痕が。
血のついた寝袋が残されており、これで被害者を運んだようだ。
寝袋には精液と共に毛ジラミが付着していた。
被害者の物だとすると、性的暴行を加えた犯人に感染しているかも知れない。
事情聴取で署内にいた友人シーラが変死。
頭部に打撲を受けた事によるもので、殴られてから丸1日後に死んだのだ。
だが、シーラは殴られた事を隠していた。
彼女からも毛ジラミが見つかり、ライアンと関係があったと判明。
飲み込んだらしきメモリカードが見つかる。
メモリには動画が記録され、拘束されているライアンが写されていた。
拘束する側の声は、シーラと一致。
メーガンに事情を聞くが、何も覚えていないと言う。
コミュニティサイトのライアンのページには、
性交した相手として女教師ダイアンの名前が。だが、ダイアンは関係を否定する。
動画を分析すると、シーラと一緒に友人チャーリーがいた事が判明。
チャーリーは、複数と関係した事に腹を立て、ライアンを拘束したと認める。
拘束がとけた為、シーラはメモリカードを飲み込んでしまい、
怒ったライアンはビデオカメラを彼女の頭にぶつけたのだ。
その後、もめている内に、ライアンは練習用の器具に突き飛ばされて死亡。
チャーリーとシーラは、死体を寝袋に入れて始末したと言う。
毛ジラミから、ダイアンがライアンと性交したと判明した為、彼女の家に踏み込む。
そこにはライトの割れた車があった。
ダイアンは薬を飲んで死んでおり、傍らにはライアンの死体もあった。
カメラマンでもある彼女は、
ライアンを撮影した写真を何枚も飾り、死を演出していた。
そこには、シーラらと一緒にいたメーガンがライアンを突き飛ばし、
死に至らしめた証拠の写真もあった。
それに怒ったダイアンが、メーガンをはね飛ばしたのだ。
だが、メーガンは事件の記憶はないと言い張り、検事は起訴を断念するしかなかった。

 と言う訳で、シーズン第17話。
高校のフットボール選手とその彼女が行方不明に。
彼女は傷だらけで見つかり、事情を聞いていた友人は署内で変死。
高校生なりに男女間の泥臭いからみがあったと言う話。色々ですな。

TV放送 2008/08/16 WOWOW 2200-2245

第158話 ダイイングメッセージ

レベッカ 犠牲者
キャミー 犠牲者
ジェニファー 犠牲者
エミリー 犠牲者
ローレン 犠牲者
リビー 犠牲者
マーロン 犯人

 ショウガールたちが暮らす家で、5人が殺害される事件が発生。
サラは、ベッドの下に隠れているキャミーを発見。
だが、彼女も男にやられたと言い残して死んでしまう。
痕跡から、計画性のない行き当たりばったりの犯行らしい。
拘束しては別の部屋に移し、レベッカだけを残したかったようだ。
1人を殺害するごとに、ナイフをぬぐって、他の者が無事と思わせようとしたらしい。
検死の結果、いずれも足首と手首を縛られ、複数箇所を刺されていた。
キャミーは妊娠していたと判明。
ジェニファーは逃げようとして蹴られ、ろっ骨が折れていた。
エミリーの祖母は、ウォリックと同郷とわかる。
付近で、マーロンと言う男が首を切られる事件が発生。
同一犯の仕業と判断したサラは、救急車に飛び乗る。
だが、指紋がない事から、サラはマーロンこそ犯人だと気づく。
首を切ったのは、自殺を図ったのだ。
マーロンの車からはレベッカのバッグが見つかる。
彼女は事件の夜にたばこを買っており、犯人との接点はそこだったのだ。
彼はおもちゃの銃で脅し、家に押し入った。
マーロンはあの子を楽しませたとうそぶくが、
サラは、一時でも彼の生死を心配した事に、やりきれなく感ずるのだった。

 と言う訳で、シーズン第18話。
ショウガールたちが同居する家で、6人が惨殺される事件が発生。
6人目はまだ生きていて、救えなかった事でサラは責任を感じると言う訳。
死んだ数は派手だが、模型殺人に比べると工夫がなく、
深刻な動機もないので調子が狂う。
たまにはサラの影の部分を描いてみようかなと言う感じのエピソード。

TV放送 2008/08/23 WOWOW 2200-2245

第159話 リムジンの惨劇

チャンプ 犠牲者
ドロップス 同乗者。麻薬の売人
アーロン・ジェームス デミトリアスの兄

シモーヌ 犠牲者
メリッサ シモーヌの親友
ケアリー シモーヌをナンパした
スコッティ 一緒にいた

 パーティ会場にリムジンが突っ込んでくる事故が発生。
リムジンに乗っていたのは、ブラスも知る売人ドロップスで、
同乗したチャンプが撃たれて死んだと言う。
内側から撃った痕跡もあり、DNAからリムジンにアーロンがいたと判明。
グレッグがはねて死なせたデミトリウスの兄だ。
 住宅地で女性の死体が見つかる。
車から落とされ、シートベルトが引っ掛かって引きずられたらしい。
免許証からメリッサと思われたが、クラブに入る為に友人シモーヌに貸したとわかる。
シモーヌにナンパしたケアリーが浮上。
彼の車から血痕が見つかり、友人スコッティを病院へ連れていったと判明。
撃ち合いになった事を隠す為、工具で弾丸を摘出したのだが、
症状が悪化してスコッティは死んでしまう。
 シモーヌを巡ってトラックとリムジンが撃ち合いになったらしく、
2つの事件の銃弾は一致。アーロンはドロップスといた事を認める。
シモーヌは蹴落とされたらしく、体に残った靴跡はチャンプの靴と一致。
ドロップスが撃ちアーロンに銃を押しつけたようだが、ドロップスは正当防衛と主張。
グレッグの口添えによって、アーロンは執行猶予に。
グレッグは間違った行動だったか迷うが、
グリソムはそれを決めるのは自分だと言うのだった。

 と言う訳で、シーズン第19話。
麻薬の売人が乗ったリムジンが撃ち合いに巻き込まれる。
別件ぽかった女性の死体も絡むとわかるが、今回のポイントは、
リムジンにグレッグと因縁のあるデミトリウスの兄が乗っていたと言う点。
グレッグが思い悩むと言う展開で、物語や科学捜査の方は今一つ。

TV放送 2008/08/30 WOWOW 2200-2242

第160話 模型の鍵

 ホッジスはラボのメンバーを集め、ある提案をする。
模型殺人は未解決で、グリソムは他の件も手につかないはず。
そこで、ラボメンバーならではの視点で解決しようと言うのだ。
 第1の犠牲者は7か月前に殺された歌手イジー。2か月後にペニーが殺される。
第3の犠牲者はレイモンド。警備のアーニー・デルに容疑がかかる。
アーニーは模型マニアで、イジーの際の部品と一致する。
さらにペニー宅に模型を届けた姿が監視カメラに残っていた。
その後、彼はグリソムにメールを送ってきて自殺。
第4の事件では、実際の殺人は起きていない時点でグリソムに模型が届く。
バーバラが標的だったが、囮の巡査が死亡してしまう。
アーニーは、真犯人をかばっていたらしい。
彼には実子以外にも多くの養子がいたのだ。その中の誰かが犯人かも知れない。
4つの模型の共通点を考えるホッジスは、
他と違う様に思えたチキン処理工場にも漂白剤の缶があるのを発見する。
ウェンディは、グリソムが相談した訳ではないと知って怒るが、
何かとついているホッジスは、今日しかないと感じたのだ。
ホッジスの考えを知ったグリソムは、
ある言葉や物質が殺人を導く病歴の者はいると指摘。
漂白剤による虐待を受けた過去があり、引き金になったのかも知れないのだ。

 と言う訳で、シーズン第20話。
グリソムらが捜査に忙しい中、
ラボのホッジスが未解決の模型殺人の謎に取り組むと言う話。
チームメンバーが扱う事件も処理しつつ、
ひそかに模型の方も調べると言う展開は面白そうだが、さほど生かされない。
TVシリーズもので、何話か進んだところで、
今までのおさらいをするエピソードが登場する事があるが、そんな印象。
ホッジスらしい着眼点での新発見があったかと言うと、そこは微妙。

TV放送 2008/09/06 WOWOW 2200-2244

第161話 ゾンビボクサー

ハッピー 犠牲者。元ボクサー
ビンキー 売春宿の主人(アブルッチの人)
ドリス ビンキーの妻
ドリーマ 売春婦
コナー バーテン

 売春宿のプールで死体が見つかる。
犠牲者は元ボクサーのハッピーで、ひどく殴られた痕跡が。
プールサイドには、壊れたパイプ椅子が残されていた。
温水プールに浮かんでいた為、死亡時刻の特定は困難だ。
売春婦たちは、居座って好き放題するハッピーに不満を持っていたが、
主人ビンキーの妻ドリスは別らしい。
あちこちの部屋で護身用の武器が見つかり、犯行に使われたらしきバールを発見。
指紋からドリーマが浮上する。
暴力を受けた為、頭を殴ったと認めるが、検死によってそれが死因ではないとわかる。
付近にはボウガンの矢が残されており、指紋からバーテンのコナーが浮上。
女の子を守るために撃ったと認めるが、それも死因ではなかった。
アレルギーでアナフィラキシーショックを起こしていたハッピーは、
射られた事によって回復していたのだ。
ドリスとハッピーの浮気を知ったビンキーが、
アレルギーを承知でドリスに海老を食べさせたと認めるが、それも死因ではない。
体内から蛇の毒物が検出されたのだ。
恋人関係にあったドリーマとコナーが蛇毒を抽出して、注射したと認める。
時系列で考えると、蛇毒で弱ったハッピーは、
海老を食べたドリスとセックスしてアレルギーを起こすが、ボウガンで回復。
怒ったハッピーはドリーマの所へ怒鳴りこみ、バールで殴られる。
フラフラになった彼は、プールサイドの椅子に座ってタバコを吸うが、
椅子が壊れて、プールに落ちたのだ。
間接要因は山ほどあるが、直接の死因は、椅子からの転落だった。

 と言う訳で、シーズン第21話。
売春宿に居座る元ボクサーが殺される事件が発生。
なんでゾンビなのかと言うと、複数の容疑者が浮上し、
いずれも犯行を認めるが、それが死因ではないとわかってしまう為。
何度やっても死なない奴を殺したのは誰か?と言う展開で、
バカバカしい気もするが、いかにもCSIらしい事件と言える。

TV放送 2008/09/13 WOWOW 2200-2245

第162話 侵略者レプティリアン

ハンク・コナーズ 自殺した男
チャイナ・デビア 失踪した女
プレストン・デビア チャイナの夫
シャノン コナーズの知人
クラリッサ プレストンの知人

 チャイナと言う女性が行方不明になり、
警察が容疑者コナーズの家に踏み込むが、彼は自殺する。
壁には、チャイナの頭が剥製にされて飾られていた。
コナーズには、UFOの趣味があったらしく、大量の文献が見つかる。
コナーズのアリバイを証言したシャノンに共犯の疑いが。
彼女は、DNA採取を激しく嫌がる。
彼女もUFOクラブの仲間で、部屋から見つかった剣が、凶器と断定される。
さらに、コナーズの農場から、チャイナの骨や指輪が見つかる。
彼らは、侵略者レプティリアンが、
各国の政治家などに扮して地球に来ていると信じていた。
シャノンはレプティリアンの女神を殺し、人類を救ったと言う。
カジノでディーラーをするチャイナのテーブルに通って親しくなったのだ。
死因は、コナーズによる銃弾と特定される。
監視カメラには、チャイナともめる夫プレストンの様子も映されていた。
行方不明だったプレストンは、全裸で車の中にいる所を見つかる。
UFOに捕まったと称し、クラリッサといたと言う。
UFOクラブにいたクラリッサは、プレストンと一緒にいたと言うが、
彼が語った年齢も経歴もウソだった。
クラリッサに妻殺しの協力をさせ、さらに彼女の財産も狙ったのだ。
チャイナを連れ去った車は掃除されていたが、掃除機に彼女の毛髪が。
さらにクリーナーの缶にプレストンの指紋が残されていたのだ。

 と言う訳で、シーズン第22話。
女性を誘拐した男が自殺する事件が発生。女性は剥製にされて、壁に飾られていた。
実は、男はUFOを信じる一団のメンバーで、
女性を侵略者と信じて殺害したのだ。。と言う展開。
筋だけ聞くと、何だか別のシリーズみたいな設定だが、これがさほど膨らまず。

TV放送 2008/09/20 WOWOW 2200-2244

第163話 館の終焉

[a]
レディ・ヘザー SM嬢。グリソムと親しい
ポーター テーマパークの警備員
ジャック テーマパークのオーナー
ベンジャミン ジャックの息子

[b]
フェイス 犠牲者。スリ
シャンドルー タクシー運転手
ガス タクシー運転手

 西部劇の扮装をするテーマパークで、レディヘザーが首を絞められる事件が発生。
SMプレイをしていたと言うが、詳細は語ろうとしない。
やがて警備員ポーターの死体が見つかる。倒れているヘザーを発見した人物だ。
ヘザーに疑いがかかるが、事件当時はグリソムといたと判明。
オーナーであるジャックの息子ベンジャミンに疑いがかかる。
ポーターは、ヘザーの件で親子がウソの証言をした事に気付き、脅迫してきたのだ。
そこで始末しようとするが、実際に撃ったのは、ジャックだった。
ヘザーと関係していたジャックは逮捕され、ヘザーは無罪放免となる。

 路上で女性の死体が見つかる。
犠牲者フェイスはスリらしく、盗んだ大勢のカードを持っていた。
頭蓋骨が損傷しており、車の物らしき塗料が付着。
タクシー会社で、傷と血痕のついた車を発見する。
運転手シャンドルーは記憶にないと言うが、
車載カメラに残された画像には、彼があわてる様子が写っていた。
財布をすられた事に気付いたのだろうか。
だが、路上の塗料とシャンドルーの車の塗料は一致せず、
タクシー同士が衝突したと判明。
シャンドルーは、客をめぐって同僚ガスともめ、フェイスが退散したと認める。
その後、ガスが車をぶつけてきた為、シャンドルーの車がフェイスをはねてしまった。
仕事を失いたくないシャンドルーは、ガスと話をつけ、何もなかった事にしたのだ。
当初はガスの単独犯行だったのだが、
口裏を合わせた事で、シャンドルーは共犯となってしまったのだ。

 と言う訳で、シーズン第24話。
毎シーズンに1回くらい出てくるレディヘザーが登場。
彼女の周囲で発生した殺人を描くが、さほど派手な展開とは言えず。
グリソムとの関係を秘密にしているサラに、複雑な想いをさせるのが目的か。
今回は2つの事件が発生し、
もう1つはタクシー運転手をめぐる事件だが、こちらも今一つ。

TV放送 2008/09/27 WOWOW 2200-2244

第164話 殺人模型の正体

ナタリー・デイビス 犯人
トレバー・デル 犠牲者。アーニーの養子
クリス・デイビス ナタリーの実父

 模型殺人犯を追うグリソムは、アーニーの養子を調査。
だが、個人情報保護の壁があって、なかなか特定が出来ない。
ようやく養子の1人トレバーを見つけるが、彼は殺されており、人形が残されていた。
模型殺人犯に先を越されたらしい。
現場の模型はなく、計画的ではなかったのかも知れない。
人形には指紋が残されており、犯人の初めてのミスかも知れない。
指紋は断片的で分析は出来ないが、上皮が残されていると判明。
上皮は2人分で、1人は被害者だったが、もう1人は女性の物と判明。
だが、名前を限定しなければ、家庭裁判所は詳細を明かしてくれない。
模型店を訪ねたグリソムは、常連客ナタリーの存在を知る。

 犠牲者トレバーは、細胞の状態から感電したと判明。
洗面台に電熱線が触れており、壁の向こうの人物の仕業と判明。
隣の部屋に住む男は電気代を滞納し、トレバーの部屋から電気を盗んでいたのだった。

 面接を受けるナタリーは、一度見た物をすべて覚えると言う能力を持つと語る。
ナタリーによる殺人に気付いたアーニーは、
彼らは殺されても仕方のない連中だったとかばうが、もう誰も殺すなと告げる。
その後、現場を捜査するグリソムらを見ていたナタリーは、
彼とサラが親密である事に気づく。

 施設にいた少女ナタリー・デイビスの存在が浮上。
別の子供を突き落した為、1週間で返されたと言う。
腹話術師である実父クリスを発見。
彼にはナタリーとクロエと言う正反対の性格の娘がいた。
クロエは愛されていたが、ツリーハウスから謎の転落で死亡。
ショックを受けたクリスは、血だまりを漂白剤で洗い、
ナタリーを養子に出してしまったのだ。

 グリソムは、部屋に模型が置かれているのを発見する。
そこには、車の下敷きになったサラの人形があった。
サラは自分の車を残して姿を消しており、誘拐されたらしい。
ナタリーは、清掃員として、1か月以上ラボに出入りしていたのだ。
さらに、現場写真に見物人としてナタリーが写っているのを発見。
ナタリーは、愛するアーニーを奪われた為、
グリソムを同じ目に遭わせようとしているのだ。
個人情報保護の解除命令が出て、ナタリーの家を発見。
ナタリーは退散するが見つかり、拘束される。
グリソムはサラの居場所を聞き出そうとするが、
ナタリーは歌を歌うばかりで会話にならない。
その頃サラは、模型の通りに車の下敷きになって、もがいていた。

 と言う訳で、シーズン最終話。
スロースタートな印象のあった本シリーズの見所は、再三登場する模型殺人。
(忘れてた。あと、ケプラーね)
容疑者をアーニーの養子に限定するが、個人情報保護でなかなか絞り込めない。
養子の1人であるナタリーに注目するが、
彼女は大胆にもCSIのラボにまで侵入していたと言う訳。
盛り上げといて拍子抜けになる不安もあったが、
見た物を克明に覚えるナタリーのキャラはなかなかに秀逸。
さらに魔手がグリソム周辺に及び、決着は次シーズンへ続く。
えー!前回はシーズンまたぎしなかったのに。気になるー。

TV放送 2008/10/04 WOWOW 2200-2244