期待が重かったり、 想いが重かったり、 責任が重かったりして、 とうとう周りの空気までも 重く感じられて 耐えきれなくなった時には、 ベランダに出て、 外の空気を吸いながら、 煙草を吸ってみる。 重い空気が軽くなるまで、 何も考えずに 煙草の煙だけを追いかける。
それでも、 どうにもならなくなった時には、 とりあえずTVの電源を入れる。 有り難いことに、 1時間もぼんやり見ていれば、 なにかやっている メンバーの姿が目にはいる。 そのメンバーの姿を見て、 ゆっくりと息を吐く。 体の中に残っていた重い空気が 外に出ていって、 俺はようやく 明日へ向かえるようになる。 |