ダイエーオタク(?)・セーチャンの「SAVINGS」裏情報
  第5回:ようやくお目見え!「本家データ」の公開
 私が、およそ700種類にも及ぶ、「SAVINGS」データを採取し、掲載に踏み切ったのには、当然のように、「需要がある」という思惑からである。実際、リストラにデフレ傾向で、使える金額は、どの家庭でも減少傾向のはずである。「同じ買うなら安い商品を」、「良い品をどんどん安く」が社是のダイエーにあって、現在の経済環境はスーパーにとって本領発揮の一大チャンスのはずである。ところが、WEB情報での発信が重要であることに気づかず、ダイエーはHP自体のリニューアルをほとんど行わず、2003年1月下旬頃まで約2年余り同じTOPページで通してきた。
 そしてようやく2003経理年度がスタートする、この2月になってHP自体がリニューアル!トップページにやっと「ダイエーの開発商品」というボタンが出来て、新商品チェックなどはここで何とかできるようになったわけである。

 ところが、ここでも実はいろいろと問題があることが分かってきた。
 なんと本家データであるにもかかわらず、かなりの商品がはしょられている!
 これには正直言ってがっかりである。「乾電池」で検索をかけると「該当なし」!子供衣料も無視されている状況。はっきり言ってデータだけなら私のほうが一枚上手である。写真を入れるサーバーの容量があるのなら、もっと掲載アイテム数を増やすほうに腐心すべきである。
 ☆「タイトル表示」との食い違い
 これを書いている時点である、2/16現在ではまだ修整されていないのは確認済みである。「2003.2月新商品」欄にある商品すべては、昨年登場したものばかり。まぁ「嘘」を掲載したと受け取らないのは私の寛容さからか?
 ☆既存商品の扱いが今ひとつ。
 一番上の項目ともかぶるのだが、なんと、現在のSAVINGSの広告塔的な役割を果たしていた、オレンジジュースの掲載がないのである。2002年当りから登場している商品は新商品だけ紹介されているが売れ筋商品の解説は皆無。これにはびっくりである。

 こういったことから、ダイエー本家が公開したデータには、不十分なところがあまりに多いといわざるを得ない。現有商品すべてを掲載しようと思ったらかなりのサーバー容量が必要だろうし、その部分を踏まえて一部掲載にされたのであれば、新商品だけの紹介にとどめるべきである。
 
 ここまで、若干「いやみ」的なこともかいてきたが、「注目商品」のラベルのついている商品には、開発秘話なども載っている。ほとんどが覆面メーカーなのだが、パンだけは、関東では有名な、あの木村屋總本店が担当していることが判明。また、敢えて実用新案を持っているメーカーとタイアップ、名称を自社ブランドと同等にした、「きれてラップチーズ」なども紹介されていた。製法なども紹介されていて見ていて楽しい部分もあった。
 これから、このデータ部分がどう成長を遂げるかはダイエー次第。こちらはこちらで、「商品をおいかける」スタンスを変えないつもりである。
またまた製品大解剖!この商品を作っているのはここだ! 第2弾