第1回 年末年始テレビ考(今頃ww)
2013−14年の年末年始のテレビ番組は、本当に「2013年の流れを引き継いだ」感じの番組が多かった。
その最大のものは、なんといっても「紅白歌合戦」だろう。
連続テレビ小説「あまちゃん」のヒロイン・能年玲奈を前面に押し立てての、「あまちゃんジャック」状態。挙句の果てにふなっしーまで登場してしまうなど、NHKの壊れぶりがここに来て顕著に感じられた一幕でもあった。
NHKの首脳陣が頭を抱えたであろう、女優・綾瀬はるかの当意即妙ぶりのなさ加減には、一般の視聴者であってもドン引きした方もいるのではないだろうか・・・。
一方「裏」でもある「笑ってはいけない地球防衛軍」は、後半、完全に地球防衛とは言いがたい展開(まあ、これに関しては毎度のことなのだが・・・)であり、そろそろ新しいストーリー立ても必要なのではないか、と思ってしまった。
面白くないわけではなく、むしろ、意外なゲストの意外なはじけぶりが見られるのはこの番組を置いてほかにはない。年忘れにはもってこいといえる。
おとそ気分の抜けない7日に関西圏を激震が襲う。闘病生活を続けていたやしきたかじん氏の死去である。年末の12月には結婚していたと報じられ、「回復基調にあるのかな」と思っていただけに、ダブルでショックであった。しかも死去したのは3日のこと。「正月のめでたいときに公表するのは差し控えて」と言う本人の希望だったというから、どこまでお人よしなのだろうか、と思ったほどである。
テレビ・ラジオはてんやわんや。冠を持っている「最後の大阪芸人」といっても過言ではないだけに、その影響度は計り知れない。1月末になっても追悼番組をやってしまうくらいだから、喪失感が半端ないということだろう。
1月ドラマ枠/大河もいろいろと物議をかもしているようだ。「軍師官兵衛」も立ち上がりはあまりよろしくなく、「芦田愛菜がいない()」はスポンサーが続々降板する事態。まあこれについては後述することにする。
それにしても、とうとう吉松問題はどの局もどの新聞も完全スルーを決め込んだ模様。こういうことをやってしまうマスコミの死のカウントダウンが始まっているようにも思わなくもない。
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