さて、これを図示すると、以下のようになります。政官業の各組織には「記者クラブ」という新聞とテレビだけが加盟できる閉鎖的な組織があって、発表される情報は全て、ここに集まる仕組みになっています。これがダムのように情報をせき止めていて、ここから一方向的に、加盟社である新聞・テレビによって一般人に流されるのです。
これが日本における情報の流れです。テレビ局（民放）は、いずれも新聞社が経営していますから、流れている中身は基本的に同じです。新聞は宅配によって家へ、テレビはお茶の間へと、いずれもダイレクトに送られるので、影響力は抜群というわけです。
でも、そんなものにニュース価値はないですよね。政治家、官僚、経営者が、自らの立場、自らの視点で発した情報ですから。
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