日本の権力構造は、戦後の供給者重視のまま変わっていない。それは中央にいる一部（政官業…）の供給者が権力を握り、地方を統制するモデルであり、
いくら一極集中の弊害が指摘され、地方分権が主張されようとも、その既得権のうまみから、いまだに変わる気配がない。そして、その戦後の権力構造の
モデルを支えたのが、何を隠そう、各権力に必ず設置された記者クラブから流される、圧倒的な権力起点の情報の洪水である。有権者、消費者、生活者、
利用者といった受益者サイドは、権力起点の情報量に圧倒され、気付かないままに洗脳されている。この情報ギャップを埋めるための媒体が今ほど必要な
時代はない。
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