おやじが自作!

このページには、おやじ96Mがトライした初めての自作PCの制作課程を載せています。

M/B CASE CDD HDD SOUND GA
SCSI MODEM PC起動 WIN98

PCを自作してみたいと思ったきっかけは、会社の事務所にPCが1台では足りなくなりつつある事と、現在所有しているNEC PC9821V166S5D2のパワーアップは、PCいじり初心者の私としてはそれなりの成果が出た事です。しかし、現状ではPCIバスの不足はど〜にもならない。希望としてはIEEE1394ボードを増設し、所持しているソニーのDVカメラにも同ポートがあるので、課題である動画の取り込み及び編集の高画質化を早期実現したいのです。V166のSCSIボードを現在のPCIバスからCバスに移動してPCIバスを空けて、そこにIEEE1394ボードを増設する事も考えましたが、将来的にLANを組む状況にあるので、虎の子のCバスは取っておきたいのです。
また、V166及びV200のパワーアップの過程で、多少部材があったのでそれらを有効活用するためにも自作した方が良いと判断しました。

マザーボード

マザーボード選択のポイント

先にも説明したように、V166、200のパワーアップの工程で使用できる部品は使用する方針ですから、CPUソケットは"7"でなければなりません。最近はソケット370またスロット1が主流ですから、選択肢は限られてきているようです。PCIバスの不足に悩んだ事もあり、PCIバス用のGA、SCSI、など所持している事から出来るだけPCIバスの多いマザーボードを探しました。何店か歩き回って探してみたのですが、多いのはAGP バス1、PCIバス4、ISAバス2、のタイプでした。PC98使いの私にはPCIバス以外のバスはCバスとブラックバス(おぃ)以外はまったくの無縁です。まぁ知識として、AGPバスにはGA、ISAは?モデムとかランのボードを増設するものと記憶があります。そんな私の理想どうりのマザーボードがあるのか分かりませんでしたが、ついに見つけました。

私が選んだマザーボード

マザーボード概要
FREEWAY製FW−5VGF+/ultra
FW−5VGF+/ultraはPentium対応ATXマザーボードで、Microsoft pc97規格に準拠しています。AGPとACPI及びLegacy APMに完全準拠したパワーマネージメント機能を備えています。UltraDMA/66に対応しているため高速なI/Oスループットを実現しています。
(なんのこっちゃわからん)

¥14,500.−

メーカー名 FREEWAY
製品名 FW−5VGF+/ultra
CPUソケット Socket 7 K6−2、K6−III対応
チップセット VIA VT82C598MVP3&VT82C686A
オンボードキャッシュ 2MB Pipelined Burst SRAM
メインメモリ 168ピンDIMMソケット×3(最大384MB)
オンボードI/O シリアル×2、パラレル×1、フロッピィドライブインターフェース×1、IrDAサポート
オンボードバスマスタE−IDE E−IDEインターフェース×2、PIOモード3/4、Ultra DMA/33・66IDEハードディスク、ATAPI CD−ROMサポート
拡張スロット 32ビットマスタPCIスロット×6、AGPスロット×1
USBポート オンボードで2ポート、外出しケーブルが付属しており+2ポート、計4ポート仕様可能

能書きは難しくて、おやじには理解不可能な事ばかりなのですが、前記した私の希望にぴったりです。豪華にPCIバススロットが6個も並んでいて、ISAバススロットなんてありません。ソケット7はK6−2、K6−IIIにも対応しています。さらに、♪〜燃える男の〜赤いマザ〜ボ〜ド〜♪

真っ赤な基盤がおやじを駆り立てます。(そういえばI/Oデータのバンジーの箱も真っ赤だった。)

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PCケース

PCケースは掘り出し物のある秦野のPCショップサンマックスで購入。マザーボードの納まりも良く、大きすぎないので気に入りました。でも少し前の富士通のタワーモデルっぽい感じ。マザーボードを固定するには電源を外した方が作業がしやすそうなので、まず電源を外しました。

メーカー不明

ATX250W電源

メーカー不明

タワー型ケース

昔の富士通っぽいデザイン

5インチベイ下段に付いているのは内蔵型USBハブ

ケース
¥6,500.−

内蔵型USBハブ
¥3,900.−

そしてマザーボードを固定しました。各コネクタのところは、その形状に合わせて何種類かカバーが付属しており、良く出きた物だと感心。ここで少々失敗したなと思ったのは、CPU電圧等の設定をするジャンパピンやディップスイッチはマザーボードを固定する前に済ませていた方が作業がしやすかった点です。高価なケースになると、マザーボードを固定する部分が引き出し上に出てきたりして作業が楽な物もあります。

マザーボードを固定するネジ類はケースに付属していました。ネジとプラスチック製のブッシュのような物で固定したので、外しにくく、ケースにマザーボードを固定した状態でメモリ、CPU&CPUファンを装着して、それに合わせてマザーボードを設定しました。私のような初心者の場合、マニュアルが日本語なのでわかりやすかったです。マザーボードを選択する時はマニュアルが日本語かどうかも確認しましょう。

PC100 規格

DIMM128MB

¥15,000.−

CPU

AMD K6−III

400MHZ

¥9,800.−

CPUファン

パッチン留め式になっている。

着脱がかんたん。

¥2,980.−

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CDROMドライブ

CDROMドライブはPC98とは相性の悪いといわれるMITUMI製48倍速、FDドライブは秦野のサンマックスで、購入しました。

MITUMI製
CDROMドライブ
¥4,650.−

NEC製
FDドライブ
¥1,750.−

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HDD

目標は動画の取り込み及び編集がメインなので、HDは大容量な物を選びました。マザーボードもU−ATA66に対応しているので、IBMのDPTA15GBを選択しました。マザーボードの付属品として、U−ATA66用のHDDケーブルが同梱されていましたのでそれを使用しました。

IBM製

DPTA15GB HD

なぜかNECと書いてある。

¥15,500.−

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サウンドボード

サウンドにはあまりこだわらないので、ジャンク品です。後々不具合が出ない事を祈る。

AOpen製

¥1,750.−

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GA

グラフィックボードは所持しているV166にI/Oのバンジーが刺さっており、気に入っています。しかしI/O製のバンジーはほぼ手に入らない状態ですし、手に入っても高く付くので、たまたま見つけたメルコのバンジーのDOS/V用です。お手頃価格だと思うのですが?

メルコ製

WGP−FX16

いわゆるメルコバンジー

¥6,500.−

MODEM

モデムは要らないかな、と思っていたのですが秦野のPCショップのサンマックスでこれを見つけたので衝動買い。

COMPUTER ASSOCIATES製

56KBPS

¥1,950.−

SCSI

以前から所持していたSCSIボード、アダプテックの2940AUです。なぜV166に使用していなかったかというと、このボードにZIPドライブをSCSI接続した時、ZIPメディアを挿入しておかないとPCの起動がとまってしまうトラブルが起こりました。会社事務所で使用しているV200にも同じアダプテック製のSCSIボード(PCIバス)2910Bを使用して同じくZIPを接続しているのですが、そのような問題はおきなかったのに、2940AUは前記の問題がおきてしまって、結局メルコのIFC−USP−Mに乗り換えてしまった経緯があります。今のところZIPを増設する予定はありませんので大丈夫だと考えています。

SCSIボード

Adaptec

2940AU

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キーボードはPS2のものを秋葉原で購入、マウスはマイクロソフトのホイールマウス(98対応品)を使用しました。モニターはV166からコネクタを引っ張ってきました。NEC CRT D15Aです。そんなこんなで、すべての部材がそろったのが2月10日でした、がしかし、明日からの3連休に岐阜県の奥飛騨にある"朴の木平スキー場"に家族3人でスキーにいく予定でしたので、電源投入は帰ってから行なう事になりました。

2月13日(日)はたして無事に起動するのか?

前日までにスキーを堪能したおやじ御一行は、「(自作PC完成の為に)渋滞を避けるために早めに帰ろう。」という私の作戦に賛成してくれたので、3時過ぎには秦野に到着しました。
初の自作マシンに電源投入の時がきました。マザーボードに電源コネクタを差し込み、CDD、HDD、CPUファン、FDDにもコネクタを接続しました。電源をケースにネジ留めしてコンセントを差し込みました。
いよいよ「スイッチ オン!」・・・・・・・・・・・?
うんでもなければすんでもありません。何事もおきない状態におやじまっっつあおです。気を取り直してコンセントをひとまず抜き、各コネクタの接続状態を確認しましたが異常はありません。おやじも電気代はしっかり収めているので、電気を止められたわけでもないのです。ともかく何事もおきないというのは電源が怪しい。そう考えた私に1つの案が浮かびました。

自作PC内部

おそるべしV166標準電源

V166

標準電源

ATX150W

先月、我が愛機V166の電源をATX250Wの物に交換したばかりだったのです。V166/200パーフェクトマニュアルを熟読する私はDELTA製の電源を選んだ事は言うまでもありません。しかし、V166から電源を外すのはあまりにも切ない。またスペースが狭くて苦労したので、とてもそんな気にはなれませんでした。そんな私に第2案が浮かびました。
「それならV166に元々ついていた150W電源はどうだろう?」
150Wと容量は少ないものの、立派なATX電源です。しかしマザーボードに差し込むコネクタのうち一本線が足りません。そこで思い出したのはパーフェクトマニュアル掲示板にて電源の話題が出ていた時に、その一本はISAバスの為の物だと書いてあったと記憶しています。今回のマザーボードにはISAバスはありませんから単純な私は「これはいける!」と勝手に判断しました。
マザーボードに電源コネクタを差し込み、各ドライブにも電源を取りました。モニターの電源を先に投入しておいてから、再度「スウィッチ ウウォンンン!」REDが赤々とつきました。CPUクーラーもまわっており、モニターには見た事も無いイングリッシュの文字がずらずらと出てくるではあーりませんかぁ!(おぃ)
モニター右上のあたりには、通常画面のプロパティのスクリーンセイバータブの下に出ているenergy のマークも出ています。やった、やりました。起動成功です。

起動画面

WINDOWS98をインストール

自作PCはどうにか目を覚ましてくれました。モニターにはボイス画面が写っています。さっぱり分からない内容なのですが、私は事前に秦野のPCショップ、サンマックスの主人にその辺をアドバイスしてもらいました。
「最近のボイスはほとんど自動認識してくれるから、日付と時間を設定したら他はいじらない方がいいよ。下手にいじるととり返しがつかなくなるよ。何もいじってなければ後からでも設定できるから。」
私はその通りに、日付と時間以外はいじらずにセーブ(設定内容を保存)して閉じました。

WINDOWS98セコンドエディションプラスの起動用FDをFDDに挿入しました。それから再起動したのですが、これがまた何も起こらない。・・・
うすうす感じていたのですが、購入したFDDのケーブル差込部分が、上下両方共にキリカキがあり、ケーブルをどちら向きに差し込んだ物か良く分からなかったので、ま、テキトーに差し込んでいました。ですからたぶんケーブルが逆さまなのだと思い、いったん電源を落としてからケーブルを差し替えました。
今度はばっちり!"大容量ハードディスクをサポートしますか?"というメッセージが出てきました。"はい"を選択すると自動的にフォーマットがはじまりました。あとは見覚えのあるインストール画面が出てきましたので、一安心です。感動!。このM/B、PCIのところにLEDが付いており、それが光ってなかなかカッチョエ〜。(おぃ)

このM/B、PCIのところにLEDが付いており、それが光ってなかなかカッチョエ〜。

けっこう危なかったものの無事にウインドウズも起動できました。非常に感動しました。私一人だけの知識ではここまで出来ませんでした。パーフェクトマニュアル掲示板に出没される方々、サンマックスの主人、V166の電源に感謝!

WIN98

起動画面

PC自作にかかった物と費用

M/B FREEWAYFW−5VGF+/ultra

¥14,500.−

CPU AMD K6−III

¥9,800.−

HDD IBM DPTA 15GB

¥15,500.−

CDD MITUMI 48X

¥4,650.−

FDD NEC

¥1,750.−

MEMORY PC100DIMM128MB

¥15,000.−

SOUND AOPEN

¥1,750.−

MELCO WGP−FX16

¥6,500.−

COMPUTER ASSOCIATES 56KBPS

¥1,950.−

SCSI Adaptec2940AU

CPU FAN

¥2,980.−

USB HUB

¥3,900.−

KEYBOARD PS/2

¥1,980.−

MS WHEEL MOUSE

CRT NEC D15A

合計

¥80,260.−

(忘れてました。WINDOWSセコンドエディションプラス¥17,500.−)

自作PC正面

USBHUB

う〜ん。結構お金がかかりました。おみやげに大きい葛と小さい葛のどちらを選ぶと聞かれたら、「多きい方!」と答えそうな私は、M/Bとメモリがほぼ同額なんて、「な、なんかな〜?」と思ってしまいます。まぁそんな事を言い出したらK6−IIIなんて当初は¥39,800.−もしたし、致し方ないところでしょう。でもとても楽しく、ワクワクしてました。格安PCが買える値段ですが、自分で選び、自分で組上げる楽しさはそこにはありません。おやじにもできた自作PC!皆さんも挑戦してみてください。「こんな自作PCが出来ました」なんて報告を楽しみにしています。

ちなみに不良の電源は交換してもらえる事になりました。(ホッ)今後の予定としては、IEEE1394ボードを増設し、課題の動画編集を行ないたいと思います。それはまたレポート致しますので、気長に待っててください。

とりあえず、お約束の初ベンチ!

*****★ ★ ★ HDBENCH Ver 2.610 ★ ★ ★
使用機種*****自作機PCI ONLY YOU
Processor****AMD K6 400.8MHz [AuthenticAMD family 5 model 9 step 1]
解像度******800x600 65536色(16Bit)
Display ******WGP-FX16 (3Dfx)
Memory *****129,952Kbyte
OS *********Windows 98 4.10 (Build: 2222) A
Date ********2000/ 2/13 23:40

SCSI **= Adaptec AHA-2940AU PCI SCSI Controller
HDC*** = VIA Bus Master PCI IDE Controller
HDC ***= プライマリ IDE コントローラ (デュアル FIFO)
HDC ***= セカンダリ IDE コントローラ (デュアル FIFO)

A = GENERIC NEC FLOPPY DISK
C = GENERIC IDE DISK TYPE00
D = MITSUMI CD-ROM FX4820T!B Rev E03B

*ALL**************Text*Scroll*DD*Read* Write *Memory* Drive

28741 25125 31068 86848 4104 42851 728 * 60*19284 19921* 16181 * C:10MB

おおお・・・やっぱメルコバンジー(DOS/V用)だけに円とスクロールがイマイチ。U−DMA66なHDだけに、リード、ライトは見た事も無い数字が出てますなぁ。

MELCO製

IEEE1394ボード

PCIバス

使用状況

PC内部

PCIにこれだけボードを増設したというのに、まだ一つ空きがある。GAをAGPのものに変更すれば、さらに一つ空きが出来る贅沢な状況。98ユーザーには涙物の話。

PCIバス

使用状況

PC外部

つづく

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