最近の作品より

駄洒落賦物連句「花の涯」の巻  (F5「おると」にて興行)


夜OLT"猿おやぢ駄洒落連句"「花の涯」の巻

起首 2000.04.09  
満尾 2000.05.14  


  発句 たづぬれば神のみぞ知る花の涯      野猿 /花 
   脇  鳴いて答える亀の味噌汁        ロコ    
  第三 春荒れに動かない梃子耐えるらん     梨乃    
   四  父の駆け出す貼るアレ入荷       みど    
   五 月の夜は浮かれ徘徊爺の影        海砂 /月 
   六  次の呼ばうか囮逃がすな        無耶    
 ウ                             
   七 威銃目玉風船も効き目なく        海砂    
   八  色子を買おと質詰め給ふ        真由    
   九 信号の色効果なく暴走族         鶴鳴    
   十  臣期し悩む主の相続          縄文    
  十一 不倫かと想像癖をごしごしと       玄鴻    
  十二  プリンの角に頭ぶつける        ロコ    
  十三 チャップリン帽子を投げる夏の月     野猿    
  十四  法師を提げる怪力の蝿         海砂    
  十五 SOLに熱加えてGEL化塩ビ樹脂    縄文    
  十六  火炎瓶ならコンビニで買う       海砂    
  十七 桃咲いてみんなの昆布煮がでかい     鶴鳴    
  十八  炙り干鱈をホモ裂いてみな       宗海    
ナオ                             
  十九 怪かしのダブリ斑尾仔猫生る       海砂    
   廿  綾香、志乃って誰のことなの      野猿    
  廿一 長々としなって垂れるものが好き     無耶    
  廿二  年なんだねと憎々しげに        みど    
  廿三 焼肉のタレはニンニク醤油味       梨乃    
  廿四  やけに食ったら人に嫌わる       ロコ    
  廿五 ニキータはるんるん小径散歩して     鶴鳴    
  廿六  聞いた?孕んだみっちゃんポイ    唐辛子    
  廿七 チャンポンの具の質落ちたあのお店    ロコ    
  廿八  ギターじゃなくてチターのお見せ    野猿    
  二九 雲間から月が覗いてきたじゃない     縄文 /月 
   卅  九万カラット付きの保証書       鶴鳴    
ナウ                             
  卅一 森の中熊からからと届け物        みど    
  卅二  咎の者なら肌に文身          縄文    
  卅三 ビストロの札にイカスミ書いてある    鶴鳴    
  卅四  ミスとろろ普段いかすスタイル     野猿    
  卅五 訴えるミスは見捨てて花の舌       玄鴻 /花 
  挙句  歌へミスチル春の下萌         蘭石    
 



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