お待たせしました。以下6句挙句候補、お預かりしています。 頂戴しました、4句は、 ナウ5 眠蚕のようすをズームインする 游越 晩春 自 6 列島は花綵掛けていろとりどり 魚乙〃 場 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 7(イ) 宝の塚につばくらめ舞ふ 協栄丸 三春 場 (ロ) 翼賜り天駈ける春 無耶 〃 〃 (ハ) 木偶のあそびの長閑なること 〃 〃 〃 (ニ) 女巡礼東風を袂に 健悟 〃 他 (ホ) 黄砂の宙に消ゆる角笛 〃 〃 場 (ヘ) また付け替へる佐保姫の髭 〃 〃 場 (イ)「宝塚」を詠み込んでめでたく挙げてくださいました。 列島に(あるいは列島を浮かべる海の遥かかなたに)そうした塚が あるのでしょう。夢があります。 (ロ)春、洋々、悠々。大きな景で、心踊ります。 めでたさもこの上ないものです。 (ハ)駘蕩の春。ゆったりと、のどらかな気分に日頃の鬱も消えて いくようです。 (ニ)「色とりどり」とは、女巡礼の袂の揺れですね。 匂いのいい句です。 (ホ)ロマンチックな挙句です。遥か、大陸を思い見る刻、ですね。 (ニ)こっけいな句、春の女神の登場で、色めきます。 めでたい、めでたい句ではあります。 どれも夢のある秀句で、迷います。 ここは、「宝の塚」句を頂だいします。 協栄丸さん、めでたく挙げて下さってありがとうございます。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 祝吟宝塚「兼坊庵」 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 起首 1996・12・11 満尾 1997・ 9・21 捌き 丁那 発句 兼好に建て家の論や暖炉燃ゆ 海砂 脇 身は習はしの寒き懐 兼坊 第三 湖心には貝とる舟の数多出て 杏奈 四 濡れたページを剥がすコミック 健悟 五 うるうると星の瞳に見つめられ 無耶 <星> 六 I Love You を手話で伝へる 雅辺 七 よその子も馬のお産を囲みをり 丁那 ウ 一 山越えてゆく春の雷 悟 二 朝寝髪我は梳らじあさましや 些考 三 何をか喰はむ燈台鬼なり 耶 四 ファラデーに科学の基礎を学びしが 奈 五 鶺鴒の尾の上げ下げの間に 縄文 六 泣き止まぬきみ抱き寄せた月の中 游越 <月> 七 露のいのちとお菓子分け合ふ 悟 ナオ一 地下道に薄い詩集を並べ置く 文 二 角の銭湯は今日も満杯 卯舟 三 兄さんの符丁真似たい十五の夏 みど 四 藤紫のペディキュアで決め 耶 五 しづこころなく昼たけて中華街 砂 六 籠の家鴨が夢にみる雪 同 <雪> 七 いびり燗根榾の灰をそっと吹き 文 ナウ一 痣の数だけ想ひ深まり 栞草 二 しのびねの石壁を這ふごとくにて 悟 三 龍宮城に明ける短夜 耶 四 きっぱりとマンナンライフ捨てました 悟 五 眠蚕のようすをズームインする 越 六 列島は花綵掛けていろとりどり 魚乙 <花> 挙句 宝の塚につばくらめ舞ふ 協栄丸 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 連衆: 海砂 兼坊 杏奈 健悟 無耶 雅辺 些考 縄文 游越 卯舟 みど 栞草 魚乙 協栄丸 皆様>長い間のおつき合いありがとうございました。 ようやく、サンタさんをお迎えする煙突、でき上がりました。 キョン太さん>お待遠様。ここに謹んで進呈申し上げます。 魚乙さま>折々のコメント、また花の御句、ありがとうございました。 健悟さん>ご後見、お世話になりました。 では、では。シー・ユウ・アゲイン <ティナ
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