初級編
市販の歳時記の殆どは俳句のための歳時記で、俳諧連句に適したものは僅かしかありません。 編者が俳諧に造詣深い人、例えば山本健吉、加藤楸邨と言った人の歳時記で、春季なら初春、仲春、晩春、三春に四分割してあり、他の季も同様なものを選びます。四分割のない歳時記では【6】の季節変動をチェックすることができません。 ●文芸春秋社 山本健吉編 『季寄せ』1,800円(税込み) は二分冊ケース入りで、携帯に便利です。
●講談社 水原秋櫻子、加藤楸邨、山本健吉編『日本大歳時記』座右版 は大部冊で決定版ですが値段がはりますし、前出の歳時記で充分ですから、将来欲しくなったら求めて下さい。
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