上級編
森羅万象を詠むと言っても、漠然としてとらえ所のない感じがいたします。実作の席で使われる題材のチェックリストを記しますと以下のようになります。
花 月 雪 神祇 釈教 恋 無常 述懐 妖怪 雨 動物 鳥 虫) 花月と恋以外は、詠まなくても構いませんが、題材の片寄りを避けるために、上記の題材がまんべんなく用いられるようにチェックいたします。
おしまいに連句のマナーについて記します。連句の本来は一座した親しい同士が即興によって付け合うものですが、PC連句では顔も知らない人々と文音(ぶんいん)で付け進めて行く方式をとりますから、良き連衆心を培うことが欠かせません。連衆心については『連句入門』(P.7-10)に述べられていますのでご覧いただくことにして、この西欧に例を見ない特異な文芸を共に楽しみましょう。
|