祝 満尾!!

《自由連句通巻74「四月馬鹿」の巻》

(BBS1談話室「WEBひろば」にて興行)





自由連句通巻74「四月馬鹿」の巻

起首 2002.04.01 
満尾 2002.05.29 

7400 四月馬鹿ではありませんSIG閉鎖   みど
7401  屋根替へ済んで集ふ友どち      宗海
7402 煎り豆をからんころころ転がして    游越
7403  下駄をがりがりかじるのやめて    兼坊
7404 ふらここをそっと揺らして月明かり   次郎
7505  はやくガッコが始まらないかな    宗海
7506 開通のブロードバンド「くびなが」で  游越
7507  渋滞バスは夏隣行き         次郎
7408 日脚延び留守がちになる通い猫    唐辛子
7409  不満列成すみずほ銀行        みど
7410 桜蘂はらはらはらと道すがら      無耶
7411  ただの次ほど恐い饅頭        野猿
7412 贅の肉アブストロニック埋没し     游越
7413  眉に唾する超常現象         薊子
7414 信心もところ変われば蛮習で      みど
7415  八百屋値札に人肉とあり       宗海
7416 鬼がっがり張替えたなと奉行所へ    無耶
7417  古屋の漏りのロールシャッハ度    野猿
7418 立ち眩み動悸息切れ飼い馴らし     海砂
7419  豹柄ずくめ姉と妹          游越
7420 サービスのカバー欲しさに寄る書店   宗海
7421  むくんだ足を伸ばすバスタブ     みど
7422 李さんちにプードル犬はゐましたか   宗海
7423  開高健が開口一番          野猿
7424 眠たげな鼈這いずる南市場       游越
7425  千里も駈けよ若虎の風        次郎
7426 玄関にジョージア・オキーフ飾るやつ  野猿
7427  喧嘩腰なる親切がよし        無耶
7428 垣の破れ繕ひ終へて新学期       宗海
7429  三歩さがって騎士のかげろふ     游越
7430 師匠とは畏れ入谷の予想屋で      野猿
7431  懲りずそわそわ皐月の見頃      次郎
7432 神経性激痛なれば無理もなし      みど
7433  禁煙パッチ落ちて一服        游越
7434 湧き上がる新芽の欅続く道       次郎
7435  補助輪無しで乗れる自転車      宗海
7436 お食ひ初めわしづかみ食ふ猫の缶    野猿
7437  みずほの庭にごみ撒き散らす     次郎
7437  小雨やさしく埃しずめる       みど
7438 懐かしの名曲となりぬ君恋し      宗海
7439  紅ほんのりと花みずき咲く      無耶
7440 アメリカンクラブサンドの山のやう   海砂
7441  乙姫さまも皺が気になる       宗海
7442 最愛の夫の腹がせり出して       兼坊
7443  古き同人誌の懐かしさ        薊子
7444 温泉の話題は彼とその彼女       宗海
7445  ドタキャン相次ぐそれも狂言     游越
7446 どこからかテネシーワルツ小糠雨    野猿
7447  泉ばかりが残るあの庭        無耶
7448 礼拝を呼び掛ける声風の間に      みど
7449  街長閑にて雲の流れる        次郎
7450 山吹は八重に黄色をこぼしつつ     宗海
7450 重くなる緑茶の澱を飲みほして     游越
7451  タイガーカフェ明日もノーリーズン  游越
7452 ふわふわと濃墨も混じる春日傘     次郎
7453  賀茂の川面に浮かぶ檜扇       宗海
7454 暴風雨ギムレットには早すぎる     野猿
7455  おどるのこめし打つ舌鼓       次郎
7456 神様も授け給ふぞ万馬券        游越
7457  天下一なる皐月晴かな        無耶
7458 ソプラノの澄んで高らか丘の家     みど
7459  雀の嘴に余る枯れ枝         宗海
7460 赤い羽根幼き胸にあかく燃え      游越
7461  朝採れ苺山盛りの店         次郎
7462 あちこちに藤の紫風に揺れ       無耶
7463  歳時記どおり陰暦に咲く       海砂
7464 太陽に添へば銀婚過ぎてゐた      游越
7465  オヤジバンドのパワー全開      みど
7466 好きなもの山形の茄子・さくらんぼ   無耶
7467  草原を行く大小の象         みど
7468 改札に閊へる孫の玩具たち       游越
7469  御神籤引けば虎の大吉        次郎
7470 釣れましたかと言はでもの夏隣     無耶
7471  猫がキスする野の白い花      唐辛子
7472 昼日中人目気にせず抱き合って     兼坊
7473  弁天堂に一陣の風          みど
7474 結跏趺坐睨めつこしてる葱坊主     海砂
7475  しびり直しの呪文唱ふる       宗海
7476 サポーターテンプルステイして修行   兼坊
7477  悟り開いて元フ−リガン       無耶
7478 湧く水の絶えることなし杜々の森    游越
7479  鼓の化けたりあやとりの川      次郎
7480 籐かごに揺られて仔猫ひとねむり    みど
7481  低空すべる風のくすぐり       游越
7482 柏餅幼き日々の匂いけり        次郎
7483  五月雨には赤いバケツが       無耶
7484 あやめ草鉢巻にする消火栓       宗海
7485  手相見が説く災難の相        游越
7486 三つ角に立ちて思案の夕まぐれ     みど
7487  スフインクスの謎は解けたり     無耶
7488 人生のどんな時でもヒトはヒト     游越
7489  知らぬが仏鬼のトルシエ       兼坊
7490 伝来の呪いかけたる蜜柑の木      みど
7491  どうして死んだ担当課長       無耶
7492 理事諸公悪い奴ほどよく眠り      宗海
7493  湯舟の底が抜けて「Oh my god」    游越
7494 五右衛門は伊賀者でしたとしたり顔   みど
7495  黄門さまの間者に翁が?       無耶
7496 最強のクローン宰相おでましで     游越
7497  財政赤字踏み倒します        兼坊
7498 大見得のダービーステージ花の駒    次郎
7498 ゴジラでもセイモザウルスでも呼んで  無耶
7499  ワイド画面の蝌蚪が混み逢ふ     游越


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