File08(旧 女王様のお墨付き File16) 続・建築紙模型コレクション

<文責:女王様1号>
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 以前「お墨付き 4:建築紙模型コレクション」にて、知られざる建築紙模型のミリョク& 1号がこれまで作成した作品群について紹介させていただきましたが、今回はその続編。GWの中欧旅行で ゲットした2点の紙模型をご披露します。紙模型と実物の写真をなるべく対比させてみました。

 なお、「お墨付き 4」の方にも写真や情報を一部変更・追加しましたので、併せてご覧下さい。

プラハ旧市庁舎 プラハ城内のみやげもの屋にて購入 値段:95Kc(約250円) 縮尺:1/220
紙模型全景  みやげもの屋には他にも絵はがきサイズの各種組立紙模型があり、「中欧人(特にチェコ人)は組立モノ 好き」と1号に確信を抱かせた。この模型の絵もなかなか細かく描かれているのだが、ちょっと紙が柔らかくてカッターで 切り取りにくいのが難点。

 また、時計塔に計7ヶ所あった玉のついたアンテナ状の飾り(?)は部品として入っておらず、「針を使え」というようなことが 書かれていた。 1号はビーズ細工の材料として売られていた9ピン6ミリ玉の ビーズに金色のマーカーで着色したもので代用。なかなかイイ感じに仕上がった。

 組立説明&旧市庁舎についての紹介文はチェコ語・ドイツ語・英語の3ヶ国語で付いており、外国人観光客への配慮もバッチリ。

紙模型旧市庁舎 実物旧市庁舎 紙模型仕掛け時計 実物仕掛け時計 紙模型スグラフィット 実物スグラフィット
市庁舎の一部(時計塔などとは別個の建物のように見えるが、内部でつながっているらしい)。正面の ファサードには「プラハ、王国の首都(PRAGA CAPUT REGNI)」と刻まれている。 3女王様&岸恵子をがっかりさせた(「中欧旅行記」参照)意外と見かけ倒しな (^^; 仕掛け時計。上の円はカレンダーになっている。 市庁舎に隣接する「一分の家」という名の建物。壁はスグラフィット 装飾といって、黒く着色した漆喰の上に白い塗料を塗り、乾いてから塗料を削って絵を描き出すもの。ルネサンス時代に ボヘミア全土で流行ったらしい。

シュテファン寺院 シュテファン寺院内みやげ売場にて購入 値段:28ATS(約200円)
紙模型全景  物価高なウィーンではちょっと意外な感のする安さだったのだが…組み立てようとしてビックリ。普通、本形式の紙模型は組立説明 ページとパーツページは別になっているものだが、これはパーツページの裏に説明が印刷されていた。 つまりパーツを切り取ると説明が読めないのだ。完成写真の載っている表紙の裏にまで パーツがあった。こんなやり方でコストダウンするなー! (-_-#

 また、パーツ自体に書かれている番号や、「パーツ○番に貼る」といった説明は写植ではなく手書き文字 のままで非常に見にくい(どうせドイツ語だから読めないけど)。これまたコストダウンの一環?

 さらに、北塔のドームに相当する部品が入っていない。関連しているらしい説明を掲示板常連の匿@匿さんに訳して頂いたところ、 「直径1.7 - 2cmの木の玉を購入して半分に切って下さい」とのこと。プラハ旧市庁舎のような 飾り程度の部品なら大目に見てもいいが、これってどう考えてもなくてはならない部品なんだけど。組み立ててドーム状にする部品は 描くのが難しいので手抜きしたとしか思えない。
 結局1号は東急ハンズにて購入した直径1.7cmの木製つまみをパールグリーンのマーカーで着色したものを使いました。(半分には 切らなかった。そんなこと簡単にできるか!)

 ちなみにこれは1号だけでなく2号&3号も購入しました。サグラダ・ファミリアに続き、シュテファン寺院を全員が組み立てるのは いつのこと?木の玉はまだ余ってるから提供しまっせ。 (^^)

紙模型入口付近 実物入口付近 紙模型北塔から 実物北塔から
シュテファン寺院の入口付近。この右奥の方に高さ137mの南塔が あるが、階段じゃないと登れないし、修復中だったので今回はパスした。 一方高さ60mの北塔はエレベーターで登れる。紙模型写真の手前の方にぼんやり写っているのが、問題の 「木の玉」製ドーム


◆ 関連リンク ◆
★ St.Stephan Online

シュテファン寺院のみやげものをオンラインショッピングできるようですが、組立紙模型本は売られていません。

★ GO GO 中欧 ! ~ 中欧旅行記 ~

観光編では上記2ヶ所ももちろん訪れています。まだお読みでない方はゼヒ!

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