2006.1.09
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さて、この象形文字が私に与えられたおもな理由の一つは、地球人が欲しがっていることを宇宙人が知っていたという〝具体的な証拠〟を与えるためであった。彼らの多くは地球人の想像も及ばぬほどに自然の精神感応の能力を発達させているので、われわれが自分自身を知る以上に彼らはわれわれをよく知っているのである。これは彼らが短期間なり長期間なり地球へ来ることに決める場合、地球人の習慣や物の考え方を熟知しようとして時間と労力をかけるからである。
私が撮影した宇宙船の写真は或る人々にとっては役立つことを宇宙人たちは知っていた。（中略）
象形文字が円盤写真の真実性を高めるだろう。そして遊星人と接触しつつあるわれわれの現在の体験と発掘されている古代の記録とのあいだの必要な一環として役立つであろう。
当然予期されるとおり、他の世界から来たこの文字の正しい解読を長いあいだ一生懸命に試みてきたまじめな人たちが数名いる。
一人はアフリカの科学者であるが、ネガと足跡の文字の両方と取り組んでいた。そしてついに宇宙人から正しい解読であるという確証を受けるにいたったのである。ネガに現われている各文字を〝はめ絵の一駒〟として応用することによって、彼は円盤の図形を作成することができた。また両足跡の紋様のなかにその文字を加えて、大母船の原図を作り出したのである。この文字を研究したりあれこれと配列をやり変えたりしているうちに、宇宙船で用いられる推進力とパワーがコントロールされる方法とに関して彼は或るアイデアを思いついた。そこでそれを応用して実験してみたところ驚くべき成功を収めたと彼は言っているが、詳細は知らせてくれなかった。
約一年前に私が彼から最後の便りを受け取ったとき、彼はなおもあの文字と取り組んでいて、実験の結果或る〝非学理的〟な諸発見をなしたので、それをノートに書きとめているということであった。時と機会があったときにその発見について書物を書く計画であるとも述べていた。これはその発見が現在認められている多くの学説を根本的にくつがえすことになるからである。これをなし遂げてから彼は米国にいる私に会いに来たいということであった。私は彼の訪問を楽しみに待っている。
（中略）
宇宙の兄弟たちは次の事実を認めている。すなわち地球の古代文明の歴史やその文明の哲学のなかには、彼らの遊星上で知られていて、そこに住む人々によって保たれている歴史や哲学と一致するものがあって、それが例の象形文字のなかに述べられているというのだ。
それで、ずっと以前に私に与えられたあの象形文字の完全な説明をすることは現在でも私にはできないけれども、その文字はおそらく目的を果たしたであろう。宇宙人たちは満足の意を表わしている。
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「空飛ぶ円盤の真相」（高文社）P75～77より引用
この「空飛ぶ円盤の真相」P75～77（新アダムスキー全集第６巻：ＵＦＯの謎 P75～78）に書かれている内容を理解すれば、宇宙文字を “はめ絵の一駒”として応用することが理解できます。しかし、それよりも、もっと重要なことは、その目的が宇宙文字の解読というよりも、アダムスキ
ー体験の揺るぎない証拠として、スペースピープルがアダムスキーに与えたことにあります。それは『地球人が欲しがっていることを宇宙人が知っていたとい
う〝具体的な証拠〟を与えるためであった。』とはっきり書かれていますし『その文字はおそらく目的を果たしたであろう』とアダムスキーが述べています。
それに百歩譲って、宇宙文字の解読が有意義だとしても、実際には宇宙文字の解読は、当時すでにバシル・バン・デン・バーグによって成功しています。それなのに現在
に至るまでも、この新しいエネルギーが日の目を見ないのは、宇宙文字が解読されないのではなく、地球人の精神性の向上の方が遙かに優先度が高いことが宇
宙哲学全般を理解すれば分かるはずです。この自由エネルギーの恩恵にあずかる前に地球上から戦争がなくならなければならない。好戦的な状態にある限り、そのようなエネルギーは、さらなる悲惨をもたらすのは目に見えているからです。
そのことが以下の文面に書かれています。
『スペースピープルが宇宙船の推進動力に用いている自然のエネルギーの充分な理解が安心して地球人に与えられるようになるまでに、私たちは成長を求めてやらねばならぬことが沢山あります。このエネルギーは人類の進歩に応用されるのと同じほど容易に恐ろしい破壊にも悪用できるからです。』[UFO問答100のP43]
『自由エネルギーの開発研究をやってきました。私はただそれをつづけさえすればよいのであって、いつかは成功するでしょう。どうすればよいか知っているからです。しかし成功すればどのような事態が発生するかも知っています。あるいは人類の苦しみを増すだけかもしれません。』[第５巻：金星・土星探訪記]
いずれにしても、与えられた宇宙文字の目的は、役割を果たしたと言えるでしょう。