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―まず、馬って、何才ぐらいまで生きる生きものなんでしょうか。
田中オーナー(以下「田」):だいたい21〜23才ぐらいですね。
―現在ラングラーにいる馬の種類や年令は?
田:競走馬で有名な「サラブレット」のほかに、アラブ系の馬の「アングロアラブ」、最も乗馬に適していると云われるアメリカ産の「クオーターホース」という種類の馬がいます。サラブレットは競馬の為に改良をされていて、一歩を稼ぐためにどんどん足が長くなって、背が高くなっています。それに比べると、クオーターホースは足も太くて丈夫で、性格も穏やかな、人間の乗りやすい品種なんです。うちはそのクオーターホースをアメリカやカナダから買いつけてきています。うちに数頭いるサラブレットの子たちはだいたい、競走馬から引退した子を引き取って、乗馬が出来るようにしつけ直している感じですね。元々サラブレットは感情が昂りやすい、カッとなりやすい品種で、その上レースで勝つために興奮しやすく調教していますので、乗馬クラブでのんびり人間を乗せて歩けるようにしつけ直すのには、だいたい2 〜3年かかってしまいます。三つ子の魂、ってやつですね。なかなか難しいものです。うちで映画の撮影などで役者を乗せて活躍している馬は、気性ののんびりしているクオーターホースの子たちが中心ですね。年令は3才から34才の長老までいろいろ。あとポニーが1 頭います。