闘病日記過去ログ（2005.01）
２００２年１０月５日、大腸検査の結果「潰瘍性大腸炎」と診断されました。
この日記は日ごろのネタを題材にしたチビ日記とは一線を引き、
発病後の俺の闘病の経過や闘病に関する俺に起きた出来事を
書いていこうと思ってます。
| 作成日付 | ジャンル | タイトル | 元ネタ |
|---|---|---|---|
| 2005.01.31（月） | 普通 | 久々に嬉しいお便り♪ | |
| 2005.01.30（日） | 普通 | 早寝早起き実行中～ | |
| 2005.01.30（日） | 普通 | 寛解期がやって来た？！ | |
| 2005.01.25（火） | 普通 | 治療サボリ気味。やっべ…、まいっかｗ | |
| 2005.01.14（金） | 普通 | 主治医への質問結果 | もしかしたら禁煙が原因？ |
| 2005.01.11（火） | 普通 | もしかしたら禁煙が原因？ | |
| 2005.01.10（月） | 普通 | 治療薬への疑問 | |
| 2005.01.04（火） | 普通 | 新治療法の可能性 |
【 久々に嬉しいお便り♪ 】2005.01.31（月） 一覧へ戻る ○昨日、同じ病気を患っている方から Acchi's Roomを見て良かった♪ というメールを頂いた。ＵＣ（潰瘍性大腸炎）という病気を患っても、 明るく元気にヴァカやってる俺を見て元気になってくれたらしい。 嬉しいぢゃ～あぁ～りませんか！最高のメールである。Ｏ(≧▽≦)Ｏ ﾜｰｲ♪ こういうメールをもらうと、この日記を書いていて良かったな♪と思え てくる。 同じ境遇になった人だからこそ辛さ、痛さ、苦しさの全てを理解できる だろうし、そういう人に共感を持ってもらえたのはとても嬉しい。 まぁこのＨＰを見て、沢山のＵＣ患者の方に（もちろん健常者の方にも ですが）少しでも笑ってもらえたら幸いっす。 （愚痴日記になる時もあるかもしれませんが、そん時は軽く流しちゃっ てくださいませ m(_ _)m ） そんな今日も俺はウミガメ君に逆戻りしてますた。
ケツ痛いよぉ… やっぱまだ直腸の方の炎症がひかないんだろうな…。。 痛いの飛んでけ～！ かみちゃま、おねぎゃい♪ ((((((/´З`)/ﾁｭﾁｭﾁｭｩｳｳｳｳ!!
【 早寝早起き実行中～ 】2005.01.30（日） 一覧へ戻る ○お腹の調子が良くなってきた事に伴い、更に体の調子を整える為の一 環として、これまで夜型だった生活を朝型に変えるべく、早寝早起き 生活を昨日から実行している。 現在求職中の身である俺は、どーしても生活のリズムが狂いやすい。 やっぱこれぢゃいかんだろ？！と。 人間は本来持つホメオスタシス（恒常性維持機能）を正常に保つ事で 、様々な病を防止する事が出来るという事が証明されている。 概日リズムとホメオスタシス（←ちょっち書いてる事むずい…） 昼寝の重要性（←分かりやすい） 健康と睡眠 お役立ちコラム（←ちょぅ分かりやすい） 上記二つ目のリンクの内容がまさに今の自分に当てはまっている。 「昼寝を多く取り過ぎて夜寝れなく、次の日寝不足でまた昼寝する…」 これぢゃ、治る病気も治らないはずである。 しばらくの間はこの根本的な「早寝早起き」という治療を行なってみ ようと考えている。 ………。 でも夜って結構おもろいテレビやってんだよね～…ｗｗ (^▽^;)> ｲﾔ～、ﾏｲｯﾀﾏｲｯﾀ！（ｂｙ加トちゃん） いかんいかん！頑張るぴゃ！
【 寛解期がやって来た？！ 】2005.01.30（日） 一覧へ戻る ○ここ二、三日、だいぶ腹の調子が落ち着いてきた。 まだ痛みは完全には抜けていないのだが、以前はペンタサ注腸を行な うと腹から肛門部の炎症部分に染みてカナーリ痛かったのだが、最近 は腹の痛みが少しずつ消えていっているのである。 （肛門部の痛みはまだあるけど） 汚い話、ウ○コをする時の痛みもだいぶなくなってきた。 普通にウ○コ出来る喜び。 何言ってんだ、こいつは？と思う人もいるだろうが、この病気ではこ の誰もが当たり前の事が出来ずに皆苦しんでいるのだ。 いやホント、マジで泣きながらウ○コするんだから。痛くて。 （嘘のようなホントの話） まさにウミガメの産卵状態 ↓こんな感じ
【 治療サボリ気味。やっべ…、まいっかｗ 】2005.01.25（火） 一覧へ戻る ○最近の病状として、普段は何ともなく、道を歩いてて急に便意に襲わ れるような事もほとんどない状態にまで戻ってきている。 ただ、やはり便をする際の痛みは伴っているが。これさえなくなれば 今は健康な人と変わらないのでは？と思える状態になってきている。 なぜ今このような良い状態が続いているのか？は、正直不明である。 さすが原因不明な病気だけの事はある。調子が良い時も原因不明ｗ まー俺にとっちゃ、原因不明だろうが腹痛と出血がなければ全く問題 ない訳であって。 その為、一日に一回やらなければならないペンタサ注腸という作業を 最近は、かなーりサボリ気味である。 （※ペンタサ注腸：ペンタサという薬を溶かした薬液を尻から入れる 治療の事） つか、これやってても正直あんま変わらないんだよね…。 これやると一日痛みが止まるとか、そういう薬でもないし。 主治医も「無理には入れなくていいですよ～」とも言ってるし。 という理由をつけてはサボってるのだが、やっぱやらないといかんよ な。。。 調子がいいとついつい一般人と勘違いしちゃうんだよな～…。 だって健康な人はこんな事やってない訳だし。 なーんて事言っても始まらないけどさ。 早く良くなるように（できるだけ）サボらず治療しないとなｗ （人間なんだから、サボる時もあるさｗ）
【 主治医への質問結果 】2005.01.14（金） 一覧へ戻る ○本日定期診察の日だったので、一つ前の日記で書いた「禁煙によって 潰瘍性大腸炎を発症するのではないか？」という疑問を主治医に質問 してみたところ、、 禁煙とはあまり関係がないと 思いますよ～ ニコチン療法についても既に試しているらしく、効果がない事を実証 済みだと断言しておりました。 当然喫煙についても医師が支持するはずもなく、肺がんなどの別の病 気を患う可能性が出てくるので止めた方がいいです、との事。 そりゃそうだ。。 はい、 しゅう～りょう～！ ﾋｭｰﾝε=ε=ε=(o-ω-)o εﾐ(ο_ _)ο ﾄﾞﾃｯ… 俺が気合で調べた苦肉の調査結果も、フランシスコ・フィリオばりの 一撃必殺で一蹴されてしまいますた…。 ヾ(-_- )/θ ☆ﾉﾟﾛﾟ)ﾉﾏﾜｼｹﾞﾘｯ! 喫煙は無理にしても、ニコチンパッチを試してみたいという俺の希望 は儚（はかな）く散りました。。 主治医によると、潰瘍性大腸炎の原因として免疫異常である事は間違 いないようだ。 ただ原因は未だ不明で、ストレスや食事などが大きく関係している、 との事。ストレスと食事ねぇ…。。。 (-ω-;)ｳｰﾝ そんな変なもん食ってないと思うんだけどなぁ…。。 そりゃたまには肉とかポテチとか食うけどね。そういうのがいけない のかしら？？ (￣□￣;)!! ……食事制限をもう少し厳しくしてみるかな…。 相変わらず尻痛いし 泣
【 もしかしたら禁煙が原因？ 】2005.01.11（火） 一覧へ戻る ○最近、気になっている事があったのでちょっと調べてみた。 以前に 禁煙によって潰瘍性大腸炎を 発症したという人が多い という事を聞いた事があり、調べよう調べようと思ってずっと忘れて いたのだが、いざ検索してみると、沢山見つける事ができた。 ※↓記事が見つけにくい場合は、下記のリンク先で「潰瘍性大腸炎」 と検索してみて下さい。 ① 喫煙と潰瘍性大腸炎 ② 潰瘍性大腸炎とニコチンパッチ（真ん中編（赤い星の記事）） ③ タバコと薬（一番下） ④ タバコと肺がんの因果関係（上から四番目の記事） ⑤ （４）潰瘍性大腸炎・クローン病 ⑥ たばこ事業等審議会懇談会 ゲ？！！潰瘍性大腸炎には喫煙がやっぱいいのかなぁ…？？ それぞれの記事の内容を抜粋してみる。 ************************************************************ ＜①の記事内容の抜粋＞ ・喫煙者の潰瘍性大腸炎患者では禁煙により病態が増悪することが 知られているほか、禁煙中の潰瘍性大腸炎患者では喫煙を再開す ると約半数の患者で潰瘍性大腸炎の程度が軽減すると報告されて いる。 ・ニコチン投与群の寛解率（症状が良くなった率）は49％であり、 臨床評価のうえでも、腹痛や排便回数の点でもニコチン投与群の ほうが成績が優れており、組織学的にも改善がみられたという。 ・喫煙は炎症性サイトカインや炎症性のアラキドン酸代謝物の産生 を抑制することにより潰瘍性大腸炎の病態を軽減しているのかも 知れない。 ＜②の記事内容の抜粋＞ ・潰瘍性大腸炎だけは禁煙すると悪化する人がいるといわれていま すが、そのような方はニコチンパッチを貼ると改善することがあ ります。 ・潰瘍性大腸炎に関してはニコチンパッチは間違いなくよい。特に 禁煙をして悪くなった方や禁煙をして発症した方にはよいのでは ないかというようにいわれています。 （平成１２年７月）－日本医事新報から ＜③の記事内容の抜粋＞ ・Ｑ．喫煙により、良いことはありますか？ Ａ．不思議なことに、アルツハイマー型老人痴呆やパーキンソン 病、潰瘍性大腸炎、クローン病には、非喫煙者より喫煙者で 良い効果が認められております。これらの疾患に対して、ニ コチンガムなどを試験的に適用しているところです。 ＜④の記事内容の抜粋＞ ・喫煙者のほうがかかりにくいとされている病気もある。そのメカ ニズムは今のところ不明だが、アルツハイマー、パーキンソン病 、それに潰瘍性大腸炎などの患者には、喫煙者が少ないというデ ータがある。 ＜⑤の記事内容の抜粋＞ ・喫煙中、症状が改善し、禁煙後再び悪化した症例の報告などもあ り、ニコチンがこの疾患に対し、予防的な働きをするのではない かと推測されたが、ニコチンガムを患者に投与した成績では、ニ コチンの防御作用は証明されなかった。 ・クローン病に対しては、反対に、喫煙者のほうがリスクが高くな るという報告が多い。 ＜⑥の記事内容の抜粋＞ ・喫煙により腸粘膜のアラキドン酸代謝物が減少するという海外の 報告や、インターロイキン８の酸生が抑制されるという報告があ り、炎症性反応の抑制が関係しているものと考えられております が、今後のさらなる研究が必要と思われます。 ************************************************************ 俺も確かに禁煙をしてからこの病気を発症したんだよな…。。。 もしかしたらタバコを吸えば症状が改善されるのかも。 つーか、もしかしたら、、、 タバコ吸い続けてたらこんな 病気にならなかったのかも…！ ∑(ﾟ□ﾟ;)ｶﾞｰﾝ(｡□｡;)ｶﾞｰﾝ(;ﾟ□ﾟ)ｶﾞｰﾝ! いやマジで！ まぁ潰瘍性大腸炎と喫煙との因果関係は完全に証明された訳ではな いし、喫煙は一般的に考えれば「百害あって一利なし」のものだか ら、逆に吸い続けていたら別の病気を患っていたかもしれない。 そう。タバコは確かに体に悪いのは分かるんだが、、、 それにしても上記の記事はどう見ても信憑性が高すぎるんだよね… …。 ただ、1/7のチビ日記でも書いたように、もうじき禁煙４年だから、 さすがに今すぐに吸おうとも思わないんだけど、喫煙は止めた方が いいとして、上記の記事にもある「ニコチンパッチ」は試せるもの なら試してみたいかな。（但し、上記の⑤の記事のように、ニコチ ンで症状が予防できなかったケースもあるようだがね） とりあえず次の診察の時に医師に聞いてみようと思っている。
【 治療薬への疑問 】2005.01.10（月） 一覧へ戻る ○俺が今、病気の治療の為に使用している薬はペンタサという薬の錠 剤を朝昼晩に三錠ずつ飲むのと、同じくペンタサという薬の液状に なっている注腸剤なるものを夜に一回尻から注入しているのだが、 どーもこれがあまり効いていないように感じてならない。 そもそもこのペンタサ注腸剤を入れる事自体がもの凄く大変なんだ けどさ。 この薬って尻から入れると薬の成分が関係しているのか、すんごく ウ○コがしたくなる訳。 だからこの薬を入れる前にまず、トイレでやつらを退治して からじゃないと、せっかく入れた薬ごとやつらが俺の夢と希 望を奪ってしまうのね（要するに薬が全部出ちゃうって事ね）。 そうならないように事前にトイレに行くんだけど、それでも全部出 きらない事が多々あったりして、結局その日の治療は失敗に終わっ てしまったり。 注腸に成功した時も腹では結構な痛みが走ったりして、次の日辺り 良くなってるかな？と期待したりもしてたんだけど、結局全然痛み はとれてなかったりするんだよね。。Σ(Ｔ▽Ｔ;) ぐわわぁぁ～ん! 治らない病気だから仕方ないのかもしれないんだけど、この痛みを 何とか出来ないもんかねぇ… (-ω-;)ｳｰﾝ 医師には何度も「痛みがあるんです」「この痛みをなんとか出来な いでしょうか？」とは話してるんだけど、この痛みを抑える方法と しては現行の治療法としてはやっぱしステロイドになっ ちゃうみたいだから（メトロイドじゃないよ）、これは正直受けた くない訳で…。。 （副作用恐いし、前に結構使ってたからこれ以上体壊したくないし ね…） ※ステロイドの副作用については過去ログの「続・もうのうえん」 の記事を参照下さい 最近調子が良くなってきたかと思っていたんだけど、また下降気味。 ちょっと滅入ってきてます。(ﾉ_-;)ﾊｱ… まぁすぐに復活したいとは思ってるんだけどね…。。 ふぅ～、、ペンタサよりもいい薬が早く出来ないかなぁ～… (_ _。)･･･ｼｭﾝ
【 新治療法の可能性 】2005.01.04（火） 一覧へ戻る ○新年早々、おバカな内容にするのもなんなので、完治しない難病と 言われている俺の病気・潰瘍性大腸炎の治療法について考えてみた いと思う。 昨年の１１月、潰瘍性大腸炎の原因らしき細菌が発見されたとして その細菌に対する３種類の抗生物質を使用する新しい治療法が期待 されるという記事が発表された。 （記事はこちら） 何でもフソバクテリウムという腸内細菌が毒素を発生させ、この毒 素が腸内に潰瘍を作るのが原因だというのである。 このフソバクテリウム菌に有効な３種類の抗生物質を飲めば症状は 改善されるらしいのだが、現在この治療法はまだ臨床試験中であり 、一般の病院などで普及されるまでには至っていない。 この治療法で潰瘍性大腸炎が難病という枠から外れ、完治される病 気へと移っていってくれれば助かるのだが……。 まぁでも上記の記事にもあるが、潰瘍性大腸炎が沢山の医学教授や アメリカの医療機関で研究されているという事を考えると、「完治 しない病気」などとあまり悲観的に考えず、明るい未来が近いうち にやってくるはず！と信じて、希望を捨てずに頑張って治そうとい う気になってくる。 病気を患っている人は誰であれ、少なからず悲観的な考えを持って しまいがちである。 何でもない健康の人達から見ると、潰瘍性大腸炎の人って見た目が なんともなさそうに見えるから「何だ、全然元気ぢゃん！」って思 われがちなんだけど、実際はかなり大変な訳で。 まぁどんな病気でもそうだけど、実際に自分がかかってみなけりゃ その人の気持ちなんて絶対に分からないものだと思うし。 ただそこで病気である現実から逃避してしまうと、治るものも治ら なくなってしまうだろうし、自分の為にもならないと思う。 そう。自暴自棄になったっていいと思う。法律を犯さないレベルで あれば。 問題は そこから立ち直れるかどうか？ ここが一番のポイントだと思う。 この病気を患って約２年３ヶ月。だいぶ気分的には落ち着いてきた。 それでも今でも症状が良くないと滅入ってしまったり、落ち込んだ りする事は多々あるのだが、以前よりは気分的に立ち直るのが早く なっているように感じる。 人間の人生なんて短いものである。俺だってあと５０年もすれば、 もうこの世にはいないかもしれない。そう考えると、せっかくの一 度しかない人生を楽しく生きなきゃもったいない！とセコい事を考 えてしまったりする。でも人間ってみんなそうでしょ？ まー当然法律を犯して遊んだりしたらまずいけどね。 明るく 陽気に ほがらかに 近所のおばちゃんがよく俺にこう言ってくれる。俺の教訓である。 最近の俺の病状は、これまでの日記を見てきた人はご存知と思うが、 今現在の時点ではあまり調子は良い方とは言えないが、あまり無理 をせず、少しずつ回復していってくれる事を切に願う今日この頃で ある。 今年も一年、どうか入院しませんように…。(-人-)ｶﾐｻﾏ、ｵﾈｶﾞｲ！