黄粉亭日乗



1月4日
  
 明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 さて、年末12月31日より1月3日まで海外逃亡を企てておりましたわたくしでありますが、無事帰還してご挨拶しておるという次第で。ウチで寝ててもあっという間だが、連続稼動で遊んでいてもあっという間であった4日間。御年65にして海外旅行初体験という出不精から引っ張り出してくださったお友達には感謝の念に堪えない。どうもありがとう。

 さてウチへと戻ってみれば年賀状が。彼の地では旧正月を祝う慣わしのために全く正月気分がなかったのでヘンな感じだが、とにかく年賀状をいただけるのはありがたい。
 ゴルゴ甘栗太郎氏(本年度入社の新入社員氏であたしはちょっと苦手系)からも届いておったが、どこをどうすればこの字になるかぁ?というくらい珍しい誤字でもって宛名を印刷してくれてどうもありがとう。気を遣いすぎてなお明後日の方向とは…ゴル甘太郎氏らしいねちっこさだ。





1月7日
  
 仕事始めから4日とたたないうちにまた休んでおる老人です。たった4日の連続稼動(ここ数十年したことなし!!)のツケか年末に感染した風邪菌が活性化したのか、はたまた海を越えて何やらいただいてきたのか、体調崩しまくり…ああ情けない。稼動中は薬をてんこ盛り服用して何とか症状の激化を抑えるのに成功(いやすんでのところでヤバかった…しかし集団行動ゆえに倒れたり伝染したりするのはご法度だ…っつーか同行のお友達に伝染したかどうか確認してない…だ、大丈夫だろうか!?)したが、ここにきて鼻水だらーんだ。月終わりの休みを今日に持ってきていて正解だ。(っつーか体が弱るのを見越していたのか?ワシ)
 会社じゃ新年のご挨拶をするのに後にあったパイプ椅子を蹴り倒して静寂の事務所に大音響を轟かせたりで相変わらずなトンチキぶりでやれやれだし。風呂に入れば相変わらずな出腹たれ尻にガックリだし、年は明けても黄粉的夜明けはまだ遠い(とか言ってるうちに落日だよ!)


 しかしゴル甘太郎氏にはちゃっかり「宛名間違ってんで!」と指摘するわたくしではある。強きを助け弱きを挫く。もーやーねー。






1月10日
  
 えー何やってたんだろ3連休。ってどうも体調がよくなくて結局お出かけもせず、ただウチの掃除をしただけで(年末にやる予定だった事なんだなこれが(泣))あとは寝て過ごす〜ってよっぽどのバカかわし。今朝出勤前におかんから「しんどいしんどい思うからしんどいのよ!ちゃっちゃと起きて動けばどんどん動けるのよ!!」なんぞとお説教をくらいつつ、何よう、そういうお説教ならまだお休みが残っている時に言ってくださればいいじゃない、とこれまた理不尽な逆切れを起こしながらヨロヨロと会社に向かう老人黄粉婆であった。

 しかし年明けからこうも風邪っぽいと何となく「洋行してまいりました」と言い出せなくなってしまった気の弱いわたくし。曰く「何か悪い病気を持って帰ってきたのでは!?」「ぎゃぁ近寄るな!」「わーややこしいこいつ」と面と向かって言われるのは火を見るよりも明らかな上に、旅先ではどなたにどれだけミヤゲが必要かなどというちゃんとした計画が頭の中からすっ飛んでしまって、結局のところ大したミヤゲも購入してこなかった事もあって、どうも言い出すきっかけを掴めず。ああ、ミヤゲって大事…帰ってきてからあの方この方、あれがよかったこれがよかったのにとこれまた後悔の嵐だ…何やっとんだわしは。
 せめてお印にと購入したパイナップルケーキも開けないまま車の中に置きっぱなしにしていたのを、結局今日引き上げてきてしまった…(今さら開けられない…←ほんっとにバカだな黄粉っ!)
 それに年末「誰かに風邪を移せばオレは早く治る」と言いながら、あたしの横で咳をしまくっていた人に対して超超真剣にキレてしまって以来、どうもその方から冷たく当たられているような気が…(苦笑)今から思えば初洋行を目前とした緊張感ゆえのナーバスさだったと思ったりだが、確かに『こいつの咳から感染した!』という事実がハッキリしてしまうと、と〜〜〜っても不潔感漂って我慢ならない。あたしがキレるのも道理だと思うのだが…ダメか?
 まぁ、こういうひょんなことから正体がバレて自らの評判を致命的に地中深くまで突き落とすということはよくやらかす失敗である。結局またやってしまったわ、またまた人間関係を悪化させてしまったわ、どうしようもないわ諦めるしかしょうがないわ猫かぶりが甘かったわ、と後悔しても後の祭り。
 なーんか もう笑うしかねー。

 今日も12月1日をもって転勤された人、転勤してきた人の歓送迎会を催すという通知を幹事であるゴルゴ甘栗太郎氏から受けたのであるが、「参加する気があるならば来て下さい」とか言われてテンションだだ下がりだ。何だそれ!!行くかバーカ!!!来て欲しくないんだったら声掛けんじゃねぇっ。(最近すっかりゴル甘太郎の悪口祭りだな…ああ人品卑しい黄粉婆。こんなことで徳減らしてんじゃねーよ)





1月14日
  
 だんだん体調も戻りつつあるのかなぁ?と思わせる今日この頃。2週間を超えてやっとだ。しかしウチ帰ってメシ食ってゴロゴロしてるうちに本格的睡眠に突入してしまい、結局何もせんままに次の日の朝を迎える、という日が何日か続いていて困る。よく他の人からも「ついつい寝ちゃってね〜」とかいうお話を聞く事があるが、しかしそういう方々は最低でもフロ入ってお肌のお手入れしてメルチェキしてネットサーフィンしてドラマ見てくらいはやっとる。しかしあたくしのバヤイは正味メシ食ったあとの記憶がない。たまにコンタクトレンズすら外れてないときがある(ダメェェェェェェェェ)。さらには歯磨きモレという現象も起こる(不潔極る)フロに至っては極寒の早朝にシャワーで済ませるという暴挙に出て自爆行為にも程がある。目と歯は大事にせねば… 

 人とお話をしていて気づいたこと。自分の中味の幅が狭すぎる。卑近な例から言うとこの「ついつい寝ちゃってね〜」だが、「あたしもついつい寝ちゃってねー」とコンタクト装着睡眠について白状すれば「それはあり得ない」と驚かれる。これらに現象についてつらつら慮るに、あたしの「ついつい寝ちゃってねー」の言葉には余裕がなさ過ぎる。振り幅が少な過ぎる。そういうことはたくさんあって、誰かが「むかつく〜」と言っても別にマジむかついてない時もままあって一つの合いの手っつーか枕詞(特段の意味はないが取り敢えずくっつけとく言葉として、というほどの意味で使用)といった感もあるが、あたしが「むかつく〜」と言えば正真正銘マジむかついていてキィィィィとなっている。「知らない」と言えば全く知らなくて一般的知識としてすらも入力されておらず世間話としてもついていけない。勉強してないと言えば全然してなくてテストがあっても全問神頼みだ。(ん?)友達いねーといえばマジいないのであって、電話は鳴らんしメールはスパムだけだ。(は?)デブと言ったらお洋服も買えないほどのデブなのだ。(ええっ?)ところがどうもあたし以外の方々はどうやら違うらしいということに最近ハッキリ気づいてきたような気がする。皆さんは、知らないとおっしゃっても「エキスパートほどは知らない」ので世間話としてくらいは充分活用できるだけの知識はお持ちであって、勉強してないとおっしゃっても最低でもノートは揃えて3日前からやっていて、お友達が少ないとおっしゃっても電話も鳴ればメールも届くししばしばお誘い合わせの上お出かけにもなるわけだ。太ってるとおっしゃっても充分標準体重だ。ネガティブな香りのする言葉には必ず「遊び」があってあたしのように余裕なしのいっぱいいっぱいでその言葉を使う人は少ないようだ。人と話をしていてよく遭遇する「躓き感」(←どうも微妙に噛み合わないような気がする時)は、恐らくあたしの幅が狭いために起きるのだ。早い話が狭量だ。知識の幅も狭ければ人間としての幅も狭すぎる。(見た目の幅は広いのに)いかんねー。

 今さらながらに初洋行の地についていろいろ調べる余裕が出来てきた…(常に遅きに失する黄金の黄粉パターン)
 そしてっ!何としてでも入手せねばならん物があったことを、今さらながらに発見!!(号泣)
 さらにはっ!宿泊したホテルにレストランがあったことを発見!!(是非とも探検すべきであった…トホホ)あの激安ホテルにそんな設備があったとは…むぅ。あなどれん。
 あああああ後悔後悔後悔(泣)「何としてでも入手せねばならんかった物」とは「山粉圓」というものであって、しかもそれを売っている場所に行ってるんだこれがなっ。チッ。ケッ。
 ああ楽しかったなぁ〜旅。何もかもお任せで連れて行ってもらっただけで同行の皆さんには著しくご迷惑をかけたけど。個人旅行なのに一人だけツアー気分丸出しでは嫌がられる(爆)
 前調査は必定…ああまた行きたいなー 行った博物館の半券を見てみたら、今年の年末までこの半券でまた入れるんだって。これは彼の地が約束の地と化したということか?今度は必ず辞書必携で。
 この旅についての三大忘れ物は 1、コンタクトレンズの洗浄液 2、辞書 3、デジカメ電池の換えであった…準備も遺漏ありありのボケっぷり。辞書に関しては同行の皆さんからは故意であろうとご指摘を受けたが全くの過失。ここにも幅の狭さが。故意で持ってかないくらいの余裕がないとねぇ。





1月24日
  
 うううう寒い。パソコンが置いてある自室にあった唯一の暖房器具であるところの電気ストーブを取り上げられてしまった。介護福祉士の受験勉強に励むおかんにだ。お勉強部屋にはエアコンが設置されておると言うのになにゆえ!?と(ご機嫌を損ねてモチベーションを下げられるとヤバいのでそれとなく)たずねたところ、リモコンが見当たらない、んだそうだ…あっそう。まぁ頑張りなね。
 3行ばかり打ったところで指先がかちかちに。肩が凝るので厚着はしたくない。かと言って薄着では肩を強張らせてしまうのでやっぱし肩が凝る。靴下はあんましはいていたくないほうなので足が冷たい。うひー我慢できねぇ〜 って別に我慢せんでもいいのに、ついついちょっとした困難にぶつかるとすこーしだけ立ち向かってみるフリをするマゾ癖はやめたほうがいい。んでこういうしょーもないことでいらんエネルギーを消費してっから肝心なところでヘタレるというわけで…。



 閑話休題。



 黄粉デブ話その1〜〜
 えー会社のお客様にお茶を出そうとかがんだところ、制服のボタンが出腹に耐え切れず吹っ飛んだ。ボタンはテーブルの下にコロコロと転がった。お客様が何気ない素振りで拾ってくださった。10月に新しく下ろしたばかりの制服は、着始めの頃、確かにブカブカだったような薄い記憶が…
 黄粉デブ話その2〜〜
 どうもどんどん大きくなるばかりなので、ここは一つ日常生活の改善から、取り敢えず朝メシをちゃんと食って健康的に!と思い立ちパンを食べてみた。いじましく持ち帰った機内食のバターを塗って食べた。おお何だか北海道バターよりも香りが濃厚、さすが牧畜の国ニュージーランド製だわねぇ、と感心しつつパンを食べながら新聞を読んだ。広告も見た。テレビの星占いもチェックした。そして朝のルーティンをこなそうと洗面所で鏡を見てドン引き。顎にべっとりとバターが…。脂付けたまま気づかないだなんてデブキャラのはまりエピソードにも程がある…
 
 どんどん痩せる財布の中味に反比例してどんどん大きくなる黄粉。何ということでしょう!(ビフォーアフターの加藤みどり風)財布の紐は締めねばならんし(何せどこにどういう風に使ったかわからない。既にイッちゃった感ありあり)出腹もぐっと締めねばならん。
 早急に対策しなくては!というわけで財布の紐締めに関してはエクセルでお小遣い帳を作成(齢65にしてまだお小遣い帳とは情けない)。今回ピボットテーブルも作って分析できるようにしてみたが、とどのつまり食費が多すぎるってことだな(爆)
 出腹締めについては、去年に買うだけ買って殆ど放ったらかしだったステッパーの埃を払ってやり始め&正拳突き&スクワット開始。どこまで続きます事やらではありますが、しかし何とか制服がもうちょっとユルくなるまでは頑張らねば。ボタンが飛ぶと恥ずかしいよ〜


 先日見た夢。ゴルゴ甘栗太郎君に説教を垂れていたら逆切れされて反撃を食らった。
 彼には人のお話を聞くにあたって話し手の方を向かないばかりかむしろ背を向けて何か別のことをやりたがる、そして片手間で聞くという習癖がある。そしてあたしは常日頃この習癖を深く恨んでいるのだ。何だか知らんが聖徳太子の真似でもしているのだろうか?自分を忙しく見せかけているのならそれは失敗しているし、多機能ぶりをアピールしているのなら、それも通じてない。人の話を聞く耳持ってないと思うだけだ。それを上司の前でもやるので、こいつ根本的に間違ってるぅ!とまたイライラするのだ。
 で、夢の中で彼に何かの用件で話しかけたところまたまたその習癖を発揮しはじめやがったので人の話はちゃんと聞かんかいっ!と言ったら「そんなのどういう態度で聞こうがボクの勝手じゃないですかぁっちゃんと耳に入ってるんだしっ聞いてれば文句はないでしょぉっ?」と息継ぎなし句読点なしの早口で反論されて、こいつめぇ〜 何とか言葉の爆弾で吹き飛ばせんものか?と至らぬ頭で策を弄している時に目が覚めた。キィィィィ夢見の悪い。何で睡眠中という至福のときに仕事の夢?しかもこんな夢!?今年は年頭からゴルゴ甘栗太郎君の悪口ばっかし書いているからそのバチか?攻撃する前に目が覚めるというのも悔しい。できることならせめて夢の中だけでも溜飲を下げておきたかった…くそう。
 以前も言ったが、ゴルゴ甘栗太郎君は本質的にあたしと似ているので、そんじょそこらの苦手とか嫌いとかじゃなくてそれより根深い近親憎悪があるのだ。人の話を片手間で聞くポーズは自意識過剰の表れで、自意識過剰にならないように戒めても戒めてもいつも自意識過剰が直らないあたしを見るようでたまらんし、あたりをチラチラ窺うくせに誰かと視線が合うとサッと逸らす態度もあたしが「絶対やらないでおこう」と封印している元からある素質だし、呼びかけられない限り自分から人の話題に入っていかないひねくれた態度もそうだし、どんな会話のシチュエーションでもネガティブで嫌味なコメントをひと言いわずには済まされないところもそうだし。全然違う話題なのに自分のことを言われていると勘違いするバカさ加減やフィーリングが掴めなくて浮いてしまう鈍クサさ…数え上げたらキリがない。ああやだやだ。そんなゴルゴ甘栗太郎君と対峙するなんて、夢でも汗びっしょり掻いた。手の指が4本で足の指が6本だったら薬として売れるのに。
 しかしゴルゴ甘栗太郎君とあたしには大きく違うところがあって、彼はその様々な部分を封印することなくさらけ出していても、殆どの人からは恨みを買わない、ということ。あたしなんか封印しても封印してもフタがバカになったタッパーみたいにモレモレだからいろんなとこから恨みを買ってるってーのにね〜チェッチェッ。かと言ってゴルゴ甘栗太郎君を真似してさらけ出すことを良しとは出来ない。だって嫌いだから一応でもバカでもフタしてるわけなんだし。まーしょうがないか。


 痩せたらいいことあるって♪(結局今年も痩せる話かよっ)





1月30日
  
 首が痛い。回らん。曲がらん。動けん。会社にまで湿布を貼って行く始末。一応上からバンダナで隠してはいるけども湿布臭は隠せないわなぁ。まぁどうでもいいか。湿布臭かろうが年寄り臭かろうが別にいいわいっ!!!
 首にバンダナ、という格好がどうも南海キャンディーズのしずちゃん風。
 そうだ。あたしの今のファッションリーダーはしずちゃんだ!インリン・オブ・ジョイトイッ トイジョイッ!!(華奢じゃない背の高い人はすべてあたしのファッションリーダーとなる←っていうかこういう人はあんましいないね(爆))
 っていうか首が痛いと頭が痛い、肩が痛い、手が痺れる、集中力がなくなる、眩暈がする。物差しを何度も床に落としてキィィィィッとなったり膝掛けが真半分に折りたためなくてイライラしてしまったり、洗い物をしようとしてスポンジを持ったら何故だかギュウと握り締めて洗剤溶液を景気よく制服方面に飛ばしてビショビショにしてがっくりしたり、完全にワヤ。

 ワヤと言えばメール。あたしの携帯電話は鳴らなくて有名(どこに有名?)だが受信トレイはその反対。めっちゃメール来る。ただしスパムオンリー。寒さにかまけてメルチェキを1日さぼっただけで受信トレイに未読メールが127通。おおこんなにメールが!さすがにこれだけ来てれば知ってる人からのだってあるよねぇ?なんぞと思いきや、知ってる人からのメールはゼロ。ちなみにここんとこずっと知り合いからのメールは絶えて久しい。年明けて2通くらいか?(←かなり由々しき事態ではある。マジで)もしやノートン先生がいたずらして「AntiSpam」を「Anti-AntiSpam」にしてんのか?と疑ったがそれも間違い。正真正銘スパムトレイと化しているわが受信トレイなのであった…日頃の行いのせいか?だとしたらしょうがないか…あまりにも顕著な先細り人間関係&社会的生活。明るく希望に満ちた年の初め(しかしもう一ヶ月になるのかよ〜)からこれじゃぁねぇ。そりゃ首も回らんようになってしまうわっ!何かのバチだな〜っ思い当たりすぎて原因が特定できなーい←本当にヒドいヤツだ…

 ヒドいヤツに残された唯一の社会的生活といえばお買い物だ。各種分析機能付き超豪華なお小遣い帳を作成したあたしだが消費生活にブレーキをかけるには至っていないのが現状…いかん。しかし土曜日に行ったとんかつ屋のお持ち帰り弁当はおかんの試験合格祈願の縁起物だし、スーパーのお買い物は試験場へ持って行くお弁当のおかずだし満タンに入れたガソリンは駅まで送っていく途中にガス欠になっちゃゲンクソ悪いからだし。って−か目的達成のために消費する金額はほんの一部だけで、それ以外に消費しているお金のほうが実は多いというあたりにあたしの無駄遣いの秘密があると気づいたのだがどうだろう?(どうだろうどころの騒ぎではなく、明確にその通りだっつーの)
 今日だってほんのちょっとだけおかずの足しになるものを選びに寄っただけのスーパーだったのに、結局100均で「ダイエットリング」なるものを2つも買っちゃったし…効いてほしいなぁこのリング。一応腹回りが小さくなるところにはめてるんだけど、次は足が細くなるところにはめなきゃ。もっと買い占めとけばよかった←コラコラ しかも首痛くて気分悪いのに買い物するか?フツー。常軌を逸しているとしか思えない…





2月13日
  
 月初めと月末の連休を返上して獲得した3連休の最終日。昨日一人呑んだ暮れで二日酔いという大自爆行為で後悔の嵐…ああ何であたしってこうもバカなんだろう…泣ける以外の何物でもない。メールは相変わらずスパムの嵐でここ一週間で削除したのが900通を越えた。タイトルが日本語だとスパムでもホッとしてしまう自分が情けないわっ!知ってる人からのメールはといえば1通だよっ。900分の1。知ってる人からメールが来る確立が奇跡に近いだなんて我ながらこの人一体どんな悪人?と首を傾げてしまう。
 夜道を顔の下から液晶のバックライトで不気味に照らしてメールしながら歩いてるヤツとか、ちゃりんこ乗りながらメールしてるヤツとかは漆でかぶれろっ!(たむけん風&逆恨み)
 ちょっと泣きながら削除トレイにスパムを移すわたくし。何だかなぁ。このまま孤独死か…?なんぞとあまりゾッとしないことを考えつつ二日酔い。テンション下がるって!! っつーか今年入ってからこの種の愚痴多いな。相当身に迫って危機感感じてるんかな…(ォィッ)
 今年が始まってからもうひと月半が過ぎたけれども、確かに、どうもいろいろなところで崖っぷちっぽいところにいる気がしてならない。不安は拭えず深まるばかりで、現実の現象としても、ぽこぽことそんなことが起こっている。反証する材料は、今のところまったくない。救いの手も、掴めないでいる。人とどう交わっていけばいいのか、わからなくなってきた。いつも自爆してしょげ返ってる。一日に何度も。あたしってよっぽど嫌がられる人になり下がったらしいよ。その昔は害のない人と言われたこともあったのにね、あっ、その頃はまだちゃんとファイアーウォールがしっかりしてたのか。てへへ。







2月14日
  
 まーたダメだ。ホント去年の今頃はどういう風に人とお話をしていたのかしら?忘れてしまった…会社以外の場所で人とろくすっぽ話もしないからかな?きっと街角で知り合いと会って世間話を持ちかけられたらアワアワのグダグダになってしまうだろうなぁ。(っつーか「街角で知り合いに会う可能性は限りなくゼロに近い)あーもうマジで困った。人と接点を持たなくては!東京行ってはとバスツアーにでも参加するか…(こないだの鉄腕ダッシュでやってて面白そうだったから(笑))いやしかし、今現在のあたしの状態で人と接点を持ったりすると鬱陶しがられてしまうこと必定でヤバいのでやっぱし引き篭もっておいたほうがいいかもだ。むぅ。ステッパー踏もう。
 人とうまく接することが出来ないために余計と人のことが気になり、イライラが募る。あたし一人でイライラしていて本当に滑稽極まりないんだけれど、周りの皆さんとあたし自身の乖離がどんどん大きくなっていくのがわかる。何か言うことができればその距離が縮まるかもしれなく、誤解も解けるかもしれないが、その反対の結果を生んでしまうことも充分あり得るわけで。それを思うと、もうただ木偶の坊のように突っ立ってることしかできなくて。
 いかんいかん、こんなこっちゃ絶対いかん!と社会復帰の第一歩としてあたしが選ぶのはいつもお買い物だ。(いい加減にせぇよ!!!)日頃お世話になっている方(しかも最々低限…あたし決してケチじゃないと自分では思っていたはずなんだけどなぁ)へのお礼のチョコレートを(当日に!?はぁ??)購入。だってその方々は今日お休みだったんだもん(と言い訳。ってーか会社の帰りに行かんでも昨日充分行けたよなぁ?)
 おとんにも一つ、あたしにも一つ(おかんにないのはおとんの分が行くからだ(爆))。半額になったお惣菜一つ、売れ残りをまとめた安売りパン一袋、明日以降のおかずのネタいくらか。いつもは大体計算しながらカゴに放り込んでいくんだけれど、今日に限ってぼんやりあれもこれもカゴに放り込んでいたようで思っていた予算よりちょっとオーバーしてしまった。ああ、こういうことして「知らないうちに金がない!」という事態を呼び込んでしまうのね、あたしってば(泣)
 あ、チョコレートと言えば、ゴディバのチョコ、ショーケースに並んでるの右から左まで全部一個ずつちょうだいって言ってみたいという夢を過去に語ったことがあったかもしれんが、いつになったら叶うんだろ?財布の塩梅もさることながら、とりあえずは食って多少デブっても大丈夫なくらいに痩せておかなきゃそれはムリだ。って一気食いする気なのか!?ゾゾゾ。
 ってーかスーパーのお買い物なんか社会復帰の訓練に何の役に立ちゃせんよなぁ。無言でお金出せば事は足りるし。ダメじゃん!!人との接点がないじゃん!
 まったくもって何だかな…





3月8日
  
 とか言ってるうちに3月も半ばにとっかかろうという今日この頃で、あたしは心底ビックリこいててちょっとなぁ…(苦笑)
 お正月までで今年のいいこと全部使い果たしたどころかもっと借金して年の初めから金策に走り回っている感が否めない。とか言いながらちっとも善行を積まないものだからこうやってどうにもこうにもやり切れない日々なのか。
 あたしが人を嫌うとその悪徳がモロ自分に返ってあたしは全然嫌いじゃない(むしろ大好きな)他の人に嫌われてしまうという事態が発生している?と気づき始めた昨今。過去、苦手御仁に始まり昨今ではゴルゴ甘栗太郎氏なんぞの悪口を滔々と並べ立てたり、他にもゴクリングムちゃんという身近なセレブリティーを憎んだりしているせいでそのしっぺ返しを食らって今現在どうにもこうにも雪隠詰めな状況にある黄粉婆だ。今すぐ思いつくだけでも、今の会社に入って以来何かと可愛がってくださった方やらメル友やら50年来のお友達やら…ここでご縁が切れるのは本当に困るといった方々に嫌われてしまっている。

 あたしだって人を嫌ったり憎んだりしたくない。誰に対しても。なのに意に沿わない、というかあたしの意識する範囲外から攻撃を仕掛けられたりするともうダメで、実行に移すわけもないケンカの台詞や攻撃法なんぞをネチネチ考えてしまう自分がイヤすぎだ。そういう黄粉自身をも憎む。「人を嫌うと嫌われる」公式を当てはめれば、自分が自分自身にすら嫌われてしまうという究極の悪循環が生まれる訳か?

 人に会いたくない。そうすれば人を嫌ったり憎んだりすることがなくなる。これ以上悪行を重ねずに済む。そうして自分自身を嫌いにならずに済みそうだが、しかししがないプロレタリアートは人に会わずに日常が送れるはずもなく、久坂葉子の小説を読んだりして少しだけ現実から逃げた風味を味わうのが関の山だ。(長年読みたいと念じていたのが文庫で出ていたので買ってみたら、まるで高校の時分に思っていたような厭世観に囚われてそれが結構心地よかったりした…うーん子供返りか…←還暦過ぎてるからなぁ(爆))でも本を閉じればやっぱし現実はずっとそこに起きているし当然ゴルゴ甘栗太郎氏やゴクリングムちゃんも起動していてタスクは終了できないのだった。
 大丈夫だよ、とか頑張りな、とか自分で自分に言ってみても何の裏打ちもないことであってウソ臭いにも程があって慰めにもなりゃしない。かと言って嫌われババァの身には外からそういう言葉をかけてくださる人はもういないに等しい。ああ悪行極まれリ。挽回のチャンスもないに違いない。あたしが人に会わなくてもよい日々が過ごせるようになるまでは、あたしが誰のことも嫌いになったり憎んだりしなくなるまでは、誰にも大丈夫だよ、とか頑張りな、とか言ってもらえないんだなぁ〜と思ったら、これはかなりキツいことだ。



 今日はもうとっても嫌な気持ちになったので会社を定時で退けて来た。仕事上の失敗が、それも相当過去の失敗が明るみに出てかなりへこんでいたのに加えて、人を憎む気持ちがメーターを振り切ってしまったから…

 何であんなに気の悪いことが平気でできるのかわからん。その行為が自分に向けられたものではなくても、見ているだけでもう心臓が縮まる思いがする。(血圧が高くなってるぅ?)その行為があたしに向けられたものであった時は、同様に心臓が縮まる思いがするのに加えて憎しみの気持ちがプラスされる。積みたくもない悪徳を積んでしまう。人のことに対してこれっぽっちも思いを馳せることない行為に遭遇するたびにストレスが昂じる。解放されたい。
 イライラ気分の中で、ふと「そういうお前はどうなんだぁ?」と考えれば自分の悪行の数々(人に嫌われる所業)がまざまざと思い出されて、結局のところそうやって人に気の悪い思いをさせてるのはあたしも一緒で、憎しみの気持ちを向けているあの人達と自分は同じ穴の狢、ということが早くもバレてまたへこんだ。

 何かもうどうしていいかわからんなぁ。






4月5日
  
 とか言ってるうちに4月に入って数日なのか。先月も同じような言い草で始めているな。年寄りはくどくど同じ事言うの由だ。(コラ)

 3月はねぇ、春のとっかかりらしく色んなことがあったよ。まずは会社のお昼休みに車を洗っていたら、助手席側のドアに傷発見!( ̄□ ̄;)まったく身に覚えなし…つい1週間前に洗った時にはなかったのに…(泣)傷は浅めだが車体は黒だしワックスで磨いていいのかどうかわかんななかったので放置…(その後ディーラーに行って聞いてみたらやっぱしワックスで磨いたりなんかすると良くないそうだ。ガラスコーティングもしてあるし…)
 次は銀歯が取れた…(以前も取れたが別のところ。詰め物の糊が寿命なのか?)今回は飲み込まずに済んだのでとにかく取れた瞬間から歯を磨いてリステリンして何も食べずに歯医者を予約。会社を定時で切り上げて歯医者へGO!のその時。滅多に通る事のない帰宅ラッシュのなかで信号待ちをしていたら、ちゃりんこに当て逃げされた…(号泣)
 そこはちゃりんこで上り続けるにはちとキツいかなぁという長い坂道のてっぺんに信号がある片道1車線の道路で、あたしはその坂道の中腹あたりで渋滞と赤信号に阻まれて止まっていた。「あらー混んでるなぁ〜坂道発進はオートマがラクチンとか言うけど、アクセル踏みすぎて追突したらどうしよう?不安だなー」などと考えながらぼさぼさしてたら、いきなり左後方から「バカンッ」という音がしたのでビックリして後を見たのだが、特に異常が認められず、おかしいなぁと思いながらも視線を前に戻すと、左前方を必死のパッチで立ちこぎしながら逃走して行くちゃりんこの当て逃げ犯人の姿があったのだった。
 「バカンッ!」と立ちこぎ必死のちゃりんことの相関関係に気づくのに一瞬の間があった(昼行灯…)のと、ブレーキペダルを踏んだままで止まっていたのと、車間を詰め気味で止まっていたので車線逆走で追いかけることもできず、さりとて降りて追走することもできず、結局逃げられたまま泣き寝入りだ。後日よくよく見るに、傷が2か所できていた…洗車の時に見つけたのと合わせて都合3か所。まぁへこんだとかぶつけたとか壊れたとかじゃないから不幸中の幸いなのか?プチ傷保険みたいのに入ってて、直そうと思ったら直せるけど、ドア一枚全塗してもらえるわけではないので、とりあえずこのまま放置しておくことに決定…地金が見えるほどのヒドい傷ではないけども、やっぱしちょっと悔しい〜卵持ってたら立ちこぎ犯人の後頭部めがけてぶつけてやれたのに!
 「ザ・踏まれたり蹴られたり〜」とショックを受けたまま歯医者に行ったら、待ち時間がえれぇ長くて参った。しかも、待合室に流れているFMラジオ、あたしが動いたり姿勢を変えたりするたびにザーザー雑音が入って聞き苦しくなるので近くの本棚へ行くことも出来ず、ずっと直座不動の姿勢を変えられなくてお尻が痛くなった。

 極め付きはお彼岸に墓参りへ行くはずだったのが、何と時期外れの風邪を引いて(っつーか年寄りには季節の変わり目が一番ヤバいのか)ダウンしたために行けなかったこと。新しい車になってからまだお父さんに見せに行ってないのに。なのにもう傷3か所だなんてトホホだ。遠乗りを楽にするためにこの車にしたというのに何たることだ。無理して出勤したのが祟ったのか、次の日から祝日入れて3日倒れっぱなし…会社を休む時は軽めの不調で♪が鉄則だというのに。3連休完全無駄消費。ダメダメ。
 何とか熱も下がったので会社に行くと、机の上は見知らぬ紙の山でうんざり。そして当然のことながら仕事も山でうんざり(その2)。追いつくためにキュウキュウでひーひー言いながら残業して何とか追いついた〜!やった〜!と喜んだのも束の間、あたしの関係ない仕事でしかもゴルゴ甘栗太郎氏のケツ拭きをやらされてさっぱりワヤ。何時にも増して帰りが遅くなってさらにダメダメで、何であたしがゴル甘太郎の仕事のケツ拭きなんかっ!!とトイレで鏡に向かって自分を相手にこっそり悪口を言うちっちゃい人間です黄粉ってば…

 とにかくこのゴル甘太郎、仕事を助けてやる甲斐がなくて参る。手伝って当然というふんぞり返った態度だし、何か口を出せばこのいっちょ噛みババァは何を口出ししとんねん、おう?みたいな不貞腐れ顔丸出しで聞く耳なんか一向に持たないし。今は全然関係ない仕事しかしてないあたしが夜中の2時までケツ拭きしてやってんだからありがとうのひと言くらいあってもいいんじゃねぇの?年寄り夜中まで寝かさないとヤバいよ?
 あの助けてもらって当然みたいな、ありがとうも言えないみたいな人任せで常識の欠落しているところがあたしに似てて本当にいやんなる。
 それに加えてヤツときたら、すかしっ屁を平気で事務所で爆発させるので本当に危険だ。連日の睡眠不足でかなんか知らんが、超パンチの効いた爆撃をしてくるので実に参る。あたしの真ん前の席でやらかされた時には思わずハンケチで鼻を覆ってしまった。そしたら「あれ黄粉さん、自爆っ屁ですかぁ?」って言われちゃったじゃないかぁっ(超号泣)ちげーよっ!!!トイレまで行かんでもいいからせめて事務所の外に出てやれーっ

 って人の悪口言ってる間にウチ帰る時間が激遅になってるのに平気でゴハン食べたりしてまたまたデブになって本当にもう超超ピンチで、制服のベストのボタンも、遂に遂に2.5センチもずらして付け直してしまったりして本当にもうどうすんのあんたっ!?だ。バンザイスクワットとステッパーを何日か続けてやっていたのに風邪で倒れてからはまた頓挫。人と話したり会ったりお出かけしたりしないので、社会性がどんどん薄れてきてどうでもよくなっているのだろうか?だったら、本当に100キロになってしまうかもだ。これだけは絶対にヤバい。(せめて結婚してからに(爆))
 っていうかお洋服屋さんに行って着られる服がないということほど惨めったらしいこともない。あたしなんか靴屋さんに行って履ける靴がない恥ずかしさもあるのでダブルパンチだ。せめてお洋服くらいちゃんとすぐに着られるようにしなくちゃ!(と決意して幾星霜…この決意を聞いた延べ人数は数万人に及ぶであろう)
 いや、マジでマジで真剣に絶対今月中に結果出さないとヤバい!!というのは人間ドックがあるからなのよ〜ああ人間ドック。初めての体験!コワい〜!!

 とにかく人に翻弄されるのはやめよう。そのためにはまずは早くお家に帰ること。早く殻に戻れば翻弄されることもムカつくことも悲しくなることもない。そして岩波文庫でそろえ始めた西遊記を全部読もう。岩波の、児童向けの文学全集にも2巻物くらいで出てたと思うけど、あれまだ売ってるのかな。
 最近、ちょっと人が怖くなってきてるかも…。ゴル甘太郎氏を始めとしてあたしの言葉が通じない人が多いし誤解を解こうと努力してもそれらが徒労に終わることはまず間違いないのだし。殻に戻るのが正解だな。






4月6日
  
 早く帰って殻に閉じこもってアルマジロみたいに過ごそうと決意したのに今日も帰宅はブービー賞…居残りチャンピオンはゴル甘太郎。あーっ仕事できない順かよ!!!
 ゴル甘太郎氏への恨みは日々募るばかりで本当にもう彼の一挙手一投足が気になって気になってしょうがない。そしてその悪行を目の当たりにするたびにイライラしてキリキリして気分が悪くなってしまう…今日の午後もまるで自分がゴル甘商店の社長のような口の聞き方でお客さんに押し込んでいたので「そんなこと軽々しく言ってもいいのかよ、あぁ?」と詰問して彼の恨み(=ダークパワー)を吸収してしまった…夜は夜でヤツの仕事の手伝いをせねばならなくて、それは一顧客の商品の流れを日々表にするという程度のもので、ちょっと手伝ってやってくれないか?という上司からの指示があったときは、そない難しくも考えず二つ返事で承諾したのだが、ゴル甘太郎は自分の握った情報を開示してこないものだから何度も同じ手間をかけて修正せねばならん状態に陥ってキレてしまったわたくし。だってあたしが手伝いはじめてから、もう3日目だというのに。なのに、たった一枚のエクセル表作成に対する情報をまだ出し渋るのか?キィィィ。しかも口で情報開示すればあっさり済むものを、チマチマ字にして書いてきやがって時間を浪費するにも程がある。こんな不必要な伝言メモを書いたり、ゴル甘商店の社長的上段からの物言いでお客に押し込んでるヒマがあったらちゃっちゃと仕事を片付けろよ!と声を大にして叫びたい。しかもあたしが何でキレてんのか全然わかってないことがわかって情けなかった。本当にこの人相手が何を言ってるのかわかってんのか?と不安になる。なのに自分は「いわゆるぅ〜」とか「ちなみにぃ〜」とか「言わばぁ〜」とか、さもオレ様がお前に説明してやってんだよみたい単語をやたらめったら差し挟んで喋ってくるので勘に障る。「いわゆるこれがコピーなんですけど」ってそれは何か?あたしはコピーなるものの存在を詳らかに認識できていない未開の人とでもおっしゃりたいのか?それとも長嶋茂雄ファン?
 本当に腹が立ったので、事務所を出てジュースの自動販売機前に置いてある器物を思いっきり蹴っ飛ばしたら予想外に大きな音が出てビビった。(ちっちぇーなまったく)

 人を呪わば穴二つ。こうやって人のことを憎んでいるから自分が嫌われてしまって誰からもメールが来なくなって久しい嫌われ者の黄粉だ。苦手御仁から何とか逃げられたと思ったら次はこれか。払わされる代償の大きさに、心底恐怖を覚える。どうしよ〜これ以上、嫌いな人を増やしちゃいけない。
 もう誰にも嫌われたくない…うーん閉じこもりたい。





4月17日
  
 昨日は久々に天気のいい日曜日だったので犬を連れて河原に。トゲトゲボール(何かビニール製のボールなんだが、元の使用目的は手のひらのツボを刺激するものみたい)をおもちゃに犬とキャッチボール&サッカー。特にサッカーかなり面白くて、今度もうちょっと大き目のボールを導入しようかと思案中だ。砂地だから膝や足腰に優しいし、その上結構な運動にもなるし(笑)
 んで今日も天気のいいお休みだったというのに、前日の運動が祟ったのか昼寝爆睡(泣)体力の低下が嘆かれる。トホホ。超インドア派のあたしだが、やっぱし運動っていいものですね!たまにはせんといかん。しかし人相手だと生来の運動音痴でご迷惑をかけること必定なので個人競技に限る。そして勝負のないもの希望だったり…遠い過去の学生時代、あたしは体力診断だけはなぜか得意だった…人様にも関係せんし、勝ち負けもないからなぁ。

 ま、それはそれとして。桜も散り果ててどんどん暖かくなるのかと思いきや寒の戻りがあったりして相変わらず年寄りにはキツい気候条件だが何とか生きるワシである。毛染めも敢行して今回かなり思い通りなカラーに仕上がりよっしゃな気持ちで明日から生きていけるぞ!ってな前向きな今日この頃なので頑張るぞ!

 前向きその1は、悪い事したらちゃんと謝ろう、と決意した。(おいおい)前向きその2は計画した事はちょっとずつでも実行しよう、と決意した。(こらこら)前向きその3は、お金の無駄遣いはなるべくやめよう、と決意した(ちょっとちょっと)思うにこれってやっぱしスタート地点があまりにも後方なので志が低すぎてダメなのかも…でも実際できていないことばかりなのであまりに後方でも実行せんければ前に進むことはできないし…ねっ。

 前向きに生きると、常日頃トンと鳴ることがない携帯が鳴って実に嬉しかった。ありがとうありがとう。ビバ前向き。
 しかし心配事一つ。前向き活動の一環として積極的に人に関わろうと友達にお勧め本を住まいのポストに放り込んできたのだが、高級マンションのポストゆえ果たしてちゃんと目的の部屋番号のポストに入ったのかどうなのかわからない…ご本人に確認すればよさそうなもんだが、「えーこんなのもらっても困る」とか思われたらどうしよう(前向き前向きと言う割に相変わらず後ろ向きな態度だなっ!ってーか、ついこの間まで超超後ろ向きでダメダメ生活だったんだよな…躁鬱なのか?)と思って確認に二の足を踏むびくびく黄粉ちゃんだ…そういや、あたしは人様に物を上げるのは大好きだが、人様のニーズに合致した物を差し上げているかといえば、そうでもなさそげな不安が常にある。パソコンも持っていない人にプリンターを押し付けたり、連絡が取れないからと必要かどうかも確認せんで留守番機能つき電話を押し付けたり…家電を贈るのはあまり成功してないのかも…って最近また家電を贈ろうかと考えていたのだが、ちょっと思い直したほうがいいかもしれんなぁ。
 いや、とにかくしばらくは前向きに行くぞ。よし。GW明けまで耐え抜くぞ。ゴル甘なんかにゃ負けないぞ(出たっ)
 ついでに言うとDS買って脳みそ若返らすぞ。





4月19日
  
 前向き生活二日目だ。でも無駄遣いが止まらない〜のが大反省点。いかんいかん。そんなお大尽なご身分ではないというのに。しかし前向きになった途端に本をお贈りしたお友達より受領確認が。うーんすごい。よかったポスト間違えてなくて!
 
 お贈りした本というのは、吉田健一が書いた食べ物に関する本だったのだが。吉田健一の本が最近立て続けに2冊文庫で出て嬉しいことだ。っつーかずっと昔に買った岩波の本はどこに行ってしまったのか…再読しようと思っていろいろ探してみたがまだ見つからない。引越でもせねば発掘されないのだろーか(おいおいっ)
 吉田健一の本は揺るぎない真実が書かれていて心底ほっとする。しかも内容が食べ物なので二度美味しい!!百鬼園先生と並んで大好きだ。百鬼園先生の旧仮名遣いの文庫本はもう本当に希少価値で高価で入手できない高嶺の花だ。前の職場にあった古書目録で一揃い二万円だったのを、無理してでも購入しておけばよかったと今でも後悔している。

 今日、会社に面白い電話がかかってきた。一見さんからの仕事の依頼だったのだが、「●●◎◎営業所の黄粉です」と出たあたしに「いなごさん?イナゴという字はどう書くのかな」と大きな仕事の依頼をしたい。いやいや決して怪しいもんじゃありません平成何年だかの11月3日に小泉純一郎から勲章ももらっています。何なら警察にでも法務局にでも照会してもらっていい、100%自分の持ち株のオーナー会社の社長である。などなどとこちらの問いかけにも答えず滔々とそんなことをおっしゃるのである。決して怪しい者ではないとのことだが、社名も自らのお名前もまだ言ってない。そして肝心要の仕事の内容も未だ明かさないのに、だ。取り敢えず「社長様!」と一発かましてマシンガントークをストップさせてから、「社長様、御社のお名前と、お仕事の内容をお聞かせいただけますでしょうか」と聞いてみた。兎に角誰に引き継ぐにしてもそれくらいは聞いてからでないと営業担当の目星もつけられんし。ヘンな電話取っちまったよぅ〜と思いながら社長様の暴走を止めるのに必死な黄粉だ。しゃちょうさま、という呼びかけも大概おかしいが、オーナー社長はそういう呼びかけも特に違和感を感じないのだろう…勲章もらってると言うくらいだからジジイに違いないと判断。何か確かに仕事の依頼には違いないが、決して詳細を話そうとはせず、出向いて話を聞きたい、ゆえに何時に訪ねればよいか、なんぞと言ってくるので、「社長様、こちらの営業担当の日程が現在確認できませんので、お時間をいただきまして折り返しお電話させていただいてもよろしいでしょうか?ご連絡先をお教えいただけますか?」と問えばまだ社名も名前も明かさず電話番号、FAX番号、携帯電話、と順番に教えてくださる。むぅ。「して、社長様、御社のお名前をお教えいただいてもよろしいですか?」と問えば、「そちらに出向く時に私の会社の経歴書を持っていくが」とまた何か言おうとするので、「社長様、おいでいただきますお約束のご連絡をさせていただきたいので、お名前をお教えいただきたいのですが」と飽くまでもへりくだって問うた末にやっと「おお名前を言ってませんでしたな。私は○×産業の○×△□といいます。11月3日に小泉純一郎から勲章ももらっており決して怪しい者ではありません…以下同文…」とメビウスの輪が始まってしまったので、またまた慌てて「社長様〜 それでは担当の者の日程を確認いたしましてからあらためましてお約束のお電話をさせていただきますので、暫くお時間をいただけますでしょうか。本日は確認がとれないかもしれませんので、明日の午前中になってしまうかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。お電話たいへんありがとうございました」と通常こんな言葉遣いせんだろうが〜というようなへりくだりまくりの「お」つけまくりのヘンな喋り方の電話を何とか切り上げたのだが、いやはやこれが何だか久々に面白く、背後には課長も係長もいたのだが、結局自分で話を一応終わらせてしまった。結局、ウチでは引き受けられないほどの大きな仕事だったので、専門部署を係長に紹介してもらうことにしたのだが。係長にも同じ話をずっとしていたみたいで、結局係長が聞いても仕事の内容の全容はわからなかったようだ。何でも国家プロジェクト並のえらい大きな話らしいが…ううむ。こういう突発的な電話の応対を、何とかかんとか終わらせることが出来た時、一仕事終えたわーみたいなちょっとした達成感がある雑用係の黄粉婆だ。まぁ雑用係であるからしてプロジェクトを遂行するなんぞの役割はないもんなぁ。小さなシヤワセってやつだな。





6月2日〜15日
  
 前向きに生きると言い残してひと月以上もトンズラこいてた黄粉です。

 5月はねぇ、まずPRIDE見に行った。とりあえず抑えていたチケットが、結局1枚余ってしまうこととなって親戚の子を連れて行った。回収予定のチケ代が、結局回収できず持ち出しとなったが親戚の子はとっても喜んでくれたみたいでそれはそれでよかったな、って感じだった。

 あとホテルオークラ東京ベイでいとこの結婚式があったので新黄粉モービルで千葉まで行った。新黄粉モービルで初のロングドライブだった!おかんは先発で行ったので犬と二人でノンビリドライブ〜と思っていたら途中ホテルのコンシェルジュとかからペットホテルの件で電話が入ったり到着時間云々があったりで別にのんびりじゃなかった(笑) まぁいつも通る東名をヤメにして中央高速回りで行ったのは一つの収穫。そして土産いのち〜なわたくしにとっては地域限定プリッツなんぞを仕入れながらのドライブは楽しかった!しかし中央高速は虫が多くて参った。新黄粉モービルはあっという間に虫だらけで虫にも悪いが車の塗装にも悪い。うーん。新黄粉モービルは走行性能に重点を置いた車両ではないが、まぁ普通に流すには必要にして充分。しかし上り坂での加速はさすがにツライ!って贅沢も言ってらんないけど。走行性能には目をつぶることにして犬の居住空間を確保するための選択だったのだし。(いや予算の関係も当然あったのだが)
 結婚式のあとはディズニーシーも行った。だってせっかくそばまで来て行かないわけにはいかないでしょー(笑)しかしアレだ、おかんと一緒に絶叫マシン…どうなの?(爆)TDRでは当然土産豪遊…お友達には「えー何これ」という豹柄のミニーちゃんハンドタオル。まさに「いやげ物(@みうらじゅん)」でした。

 で6月。5月の豪遊が祟ってかどうもお財布の中がさびしくてしょうがない。困ったなぁ〜と思いつつ、まぁカードの支払い時期ももう終わってるはずだし、まぁ何とか給料日までは蓄えで持ちこたえられるでしょーと楽観していたところ、銀行行ってびっくりしたことが!!
 あたしの銀行はATMからナンバーチョイスの宝くじが購入できるので(ミニロト、ナンバーズ、ロト6)時たま利用しているのだが、ふと思い立ってロト6を購入しようとATMに立ち寄ったところ、残高が204円という悲惨な画面表示が…
 えええっまだン万円残ってるはずなのに、何ゆえ!?スキミング!?と真っ青になりながらも通帳が手元にないためにその日はロト6の購入も諦めてすごすごと退散したのだが、次の日通帳記入してみるとカードの引き落としがあったのを忘れていただけと判明した。しかし、前日にロト6の当籤金1000円が振り込まれていたために204円とは言え何とかプラス残高でセーフだったので、もしロト6が当たっていなかったら796円のマイナスになるところだったのだった…セーフセーフ。っつーか65歳のメイン通帳じゃねーよこれ。こんなタイトロープな生活もうイヤっ(号泣)
 まぁそんなこんなで日々過ごすわたくし。なるべく昼飯抜きで節約だ。(でも自販機でお茶買ったりしてダメダメだ)

 とにかく何とか今月は財布にある2000円を死守しようと決意していた黄粉婆であったが、6月6日に新たなる試練の始まりがっ!!
 この日は休み明けでよし今週も節約とダイエットに励むぞ!オーッ!と勇んで職場に向かったわたくしに、「昨日会社で猫がお産してそのままどっか行っちゃったらしく、子猫たちが残されている」という情報がもたらされたのだった。そして、職場の有志が牛乳をストローで子猫たちにあげていると…いやいやたしか赤ちゃん猫には牛乳はあまりよいものではなかったのではないか?という聞きかじり知識があったため、ついつい昼休みに最寄のペットショップでなけなしの私財を投げ打って猫ミルクを買ってきたところ、たちまちのうちに乳母役になってしまったわたくし…いや、あたしはガチガチの犬派であってしかも小動物苦手だし(人間が雑だから)赤ちゃん猫の育て方なんかこれっぽっちも知らないし!こんな毛も生えてないまるでねずみみたいな猫たちを育てるなんてできっこない!!イヤァァァァッ!と思いながらも、子猫たちを取り囲む人に誰一人知識をお持ちの方はいらっしゃらないご様子であったため(なんせ牛乳ストローだし保温もあまり成されていなく…)、ネットで調べながら、お友達にメールで質問しながらとりあえずこの危機を生き延びてもらわねば、の一心で業務に支障を来たしながらも2時間ごとの授乳や排泄等のお世話をしてしまったわたくし(はっきり言ってバカ丸出し&出しゃばり)だったが、2匹いた子のうち1匹がやはり雑なわたくしのケアが不充分であったため天に召されてしまった。それがきっかけとなったかどうかは定かではないが今まであまりよく知らないといったご様子であった子猫たちを取り囲む人の中から猫博士が登場し、たちまちのうちに堅固なケア体制が敷かれたのであった。だったら初めっから博士が登場してくれれば、と思うのは自己中か?博士にしてみれば、出しゃばりのあたしがよもやこんなに雑だとは思っていらっしゃらなかったのか…
 そして残る1匹はといえば堅固なケア体制の中、夜は猫博士のお宅でショートステイ、昼は雑な黄粉の授乳、その他大勢のいじくりまわしなんぞで育っているわけだが、誰か早く持って帰ってくれ…と育児ノイローゼ気味の黄粉婆は心密かに(というか最近は声を大にして)願っている。

 今日も猫博士に「黄粉さんって子猫慣れてませんよね? やっぱりね、やっぱりね、やっぱりね」と「やっぱり」を3度も連呼されてへこんだ。雑さ加減を評論されたのだと思うけど、お世話も1週間を超えるこの時期にそのご批判はさすがに堪えた…ええ ええ そうですともあたしは子猫慣れてませんしそない好きでもないし別に自分の猫でもないしただ身近で死んで欲しくないから授乳と排泄やってるだけで誰かやってくれる人がいたら即刻明け渡したいしもう勘弁してくださいよって感じなんですよ!!!って言いたいけど結局出しゃばってしまったあたしが全面的に悪いのであって生半可な聞きかじり知識なんぞで出張るんじゃなかった。あたしの大馬鹿野郎。不幸を呼ぶ女。

 ある夜、猫博士のお家に行ってから涙がボーボー流れてミーミー鳴くので夜間救急のお医者に行って目やにを出してもらったとかでそれが7000円くらいかかりましたと猫博士に言われたために、やっぱし夜面倒見てもらっていることもあるし、その猫博士もご自分で飼育するご予定を立ててらっしゃるわけでもないらしく、ここはやはり半額でもお支払いせねば、というこれまた出しゃばりな気持ちが出て3500円支出した。平常時のあたしならばこんなに銭金の問題にはあまり頓着しないほうであるはずなのだが、何せ残高204円、財布に1000円の緊急時であるゆえに、ついつい「あああ」と思ってしまう。しかーも!また医者に連れて行く、とおっしゃったため、つい「いや明日あたしのかかりつけの医者に連れて行きます(←正確には「ウチの犬のかかりつけ」)」とまたまた出しゃばり(Part何!?)発言をしてしまった。7000円払ったお医者は拾い猫ということを知りながらも健康面でのチェックをしてくださることもなく、ただ目やにを出して眼軟膏を処方してくれただけの由。それを聞いたとき一瞬(マジかよ!?)と思ったあたしはやっぱり銭勘定に囚われててダメですな…

 で、今日はあたしのかかりつけ医に行って健康チェックをしてもらったわけだが、これがなかなか元気で「この調子なら大きくちゃんと育ってくれるよ」と太鼓判を押してもらったので、まずは一安心というわけだった。とりあえずは体温保持。保温保温とのこと。初診料・検便料で1200円。カイロただでもらった。あまりにもリーズナブルなお値段に感激してついでに「あっ、犬のシャンプー、いつものやつもください」と言ったら3800円になってしまった(爆)ウチの犬は皮膚が弱いのでお手軽に購入できるものを使うとカイカイが出来て大変なのだ…トホホ。しかもこのシャンプー、赤チンみたいなやつで匂いなんかイソジンみたいだしつまんねー。「フレッシュフロ−ラルの香り」とかそういうのやってみたいよ…

 ちなみにこの猫のことを、あたしは「ひろし」と呼んでいます。だって猫だから。らっせーらーらっせらっ。


 そしてどうでもいいけど、あたしのこのタイトロープ生活はいつまで続くんだろー。
 ロト6の1000円当たり、ものすごーく助かってよかったんだけど、もうちょっと高額当たんないかな…携帯の待ちうけ金運上昇のにしてるんだけどなー





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