黄粉亭日乗


5月2日
      
  5月だ5月だ!何だかあっという間に時間がたつなぁ・・・意識上の時間の流れと絶対的時間の速度の差が年を経るにしたがって広がってくるような気がする。
 自分的にはぜーんぜん時間がたっていないような気がするのに、実は10年も過ぎていたりするのだ。わっこりゃびっくりだよな。しかしフィジカルな面では絶対的時間の速度と完全に一致しているので、非常にマズイ。
 しかし・・・・まっいいかぁ(どないやねんっちゅーの)

 さて。残業がつかないのになぜ働くのだろうか。アホらしいかもしれない。一つは翌日の黄粉さんがあまり苦労しないために今日の黄粉さんが頑張っておくというのもある。が、しかし、あたしは働くことによってしか自分を証明できない程情けない存在だというのも知っている。仕事を言いつけられれば言いつけられるほど気張らなくてはいけないのだ。(しかも一生懸命なんかやってませーんこんなの足で出来ますっ時間の余裕だってありますから!というフリまでする可愛げのなさ)永遠に魔法使いが現れることのないパチもんシンデレラ。(これちょっと可哀想っぽくっていいな←終わってる)
 何か言われれば「はいっやりますっやらせていただきますとも!」とニコニコ笑顔で請け負いだ。自分の仕事はさておき、そっちをまず片付けるのだ。「あれ、できてる?」と問われれば、「はいはいっ」と耳を揃えて差し出すことができなければ、あたしの存在など一気に消し飛んでしまうに違いないという強迫観念にも似た思いが常にある。
 「やっだー 私、忙しいからそんなことやってられませーん」とお茶を飲みながら言っても、許される方もいらっしゃるであろう。あたしは、そういう方の存在を否定しない。積極的に肯定することもやぶさかではない。しかし、しかしだ。それは飽くまでも対岸の存在として肯定するわけで、あたしの立ち位置とそういう方の立ち位置が同じ場所ではないという大前提があるわけだ。
 それなのに、あぁそれなのにそれなのに。仕事をすることによって何とか食い込もうとアップアップしている者と、いるだけですでにOKの方を一緒に評論する人がいて、黄粉悲しくなっちゃった。(あっ何だ、結局愚痴りたいワケかいっ) 
 ここでハタと気づくあたし。やっぱり自分を誤解されることなく見て欲しいのね。自己顕示欲か?イカンなぁ。



 

 
5月3日
 2日の日乗ではなんかエラソーなこと言ってるあたし。そんなに有能なわけないじゃんねぇ? まぁ有能になりたいとは常々思ってはいるけれど・・・黄粉レベルでのオハナシってことでした。つまりテケトーってことね。だめだこりゃ!




5月5日

 あれーっGWももう終わりですかい。まいったねぇ。あっと言う間だったよなぁ。結局何にもせんかったぞ。ちっちっちっ。
 今日ゲーセン行ってセガラリーでレースやって勝ったくらいか(爆)
 まぁプロドライバー(プロのレーサーじゃないけどさ)相手に勝ったことだし、ちょっと気分がいいなーフフン・・・ってゲームと実際の運転は違いますわね当然のことながら。
 帰りにお好み屋で鉄板焼きその他たらふく。いやーダメダメだー!
ダイエットの決意は何処へ!?まったくもう。

 話は変わるが、かつてあたしは小食の方、および偏食の方というのを容認できない狭い心の持ち主だった。皆さんで楽しく会食している場で「もうお腹一杯〜食べられない!」とイチ抜けする人が出ると、周囲の雰囲気も何となく「じゃ そろそろ・・・」という感じに流れていくっていうのが、どうもあたし的にロウな気分になるっていうか、何ていうか・・・もっと穏便な終わらせ方はないかなぁとか思ってみたりして。偏食がきつい方についても、「あんなまずいもん食べるなんて信じられない!」とか言う姿勢の方だと、ちょっと引いちゃうっていうか・・・他方ではその食品をおいしくいただいている方がいらっしゃるのにね?
 一般的な事物に対して否定的な意見を述べるというのは、何やらとんがっていてかっちょよさげで「自分だけは気づいているのだ」的な感じがするし、反対に肯定的であるというのは、どうも「みんながそうなんだから・・・」的で愚鈍な感じがするという、あたしの勝手な思い込みもあって、そんなことを言える意志の人のことをやっかみ半分の目で見てしまっていたのかもしれない。
 そんなかつてのあたしだが、今は、別に「腹いっぱい」と言ってその場を解散に追い込もうとか、「まずいもん!」と断じてそれ食ってる人のことをも非難しようとか、誰もそんな意図を持って言うわけではなく、ただ単に自分の状況やら考えを披瀝しているだけであって、いろいろ気を回してモヤモヤしてるほうがおかしいのだと考えれば別段に気にすることではないのだと思うようになった。いや、仮にそういう意図を持って発言している人がいたとしても、「ハッキリ言うまで気づいてやらん」という意思を持てるようになったのか?(つまり鈍感になったのか・・・・)
 大食い過ぎて困っているあたしのように、食が細くて困っている人も実際にいるし、偏食に悩む人、もしくは自分が偏食でも他の人には何ら意見しない人もいるのだ。まったく人それぞれ。複数人数でゴハン食べるならみんな気分よく、楽しいほうがいい。ここさえ押さえておけば、あとは自分の都合で動いてよいのだ。
 だから、最近のあたしは周りの皆さんが「お腹一杯〜」と言っても自分がそうでなければ、遠慮の塊、最後の一つも救出することができる。ってそりゃ完全なるオバサンですぜ黄粉さんよ・・・
 


5月15日

 ○曜日は友達のパニ子ちゃんにマールブランシュのモンブランケーキ持って行った。
 △曜日はディスカウント酒屋で豪遊。ワイン数本と缶ビール何種類かとキリンの限定版ビンビール(明治大正昭和平成味のビールのセット)他輸入まずウマ菓子にディチェコのパスタ数種類。
 ◎曜日は昼休みにCD屋で石井竜也。(ミュージックフェア見てたら久しぶりに聞きたくなった。いやーいつ聞いても男前!)
 □曜日は仕事でとった電話がとんでもないヤツで帰宅後知恵熱。(おいおい)
 ×曜日は友達のポモヨちゃんのお父様が亡くなったとの知らせを受ける。倒れられてから実にひと月近く意識不明であった。合掌。
 ×2曜日はポモヨちゃんちのお通夜。お葬式でお坊様にお出しするお茶菓子のお使いを言い付かったので鶴屋吉信まで足を延ばす。お坊様に出すだけでなく、ポモヨ家に集合したご親戚一同様にも召し上がっていただこうと箱詰め菓子を買おうとするも財布の中身をみてビックリ。あっ会社の切手をしこたま買って立て替えたままだった!!!泣く泣く五ケだけ購入。シケシケだ・・・ダメダメだ・・・気が利かないこと夥しい。
 その上帰途豪雨に祟られ車大渋滞。会社を早退きした意味が一気にゼロからマイナスへ。何で幹線道路に水があふれとるんだ!このバカ!!!しかもすぐ傍にはJHの事務所があるというのに。はよ直しに来んかいっ!
 帰宅後即喪服に着替えてポモヨちゃんちに走ったものの、すでに公式お通夜は撤収ムードであった。春にも弱いが重要行事の際にも必ずやたらめったらドジ踏みまくる黄粉様の面目躍如たる活躍ぶりにウットリ。しまいには篠突く雨の中を傘もささずに出て行こうとするあたしの背後から「黄粉!傘、傘!!」と叫ぶポモヨ。コントの退場シーンじゃないっつーの。ねぇ?悲しみのさなかにあり、かつ気も張っているであろうお母様がクスリ。まっいっか ウケたことだし・・・ハァ。

 洋装の喪服は膝丈なので足の太さが如実に出てしまい極ブルーに陥る。まさか膝上に上げるわけにもいかんし。さらに肩パットが効きすぎ。ロン丈の服探すべし。あの服はもう二度と着ないぞ!マジで似合わなすぎ・・・(泣)っつーか痩せろ!!!

 □曜日の知恵熱以降、体温高めでキープ&喉及び気管支の痛み。知恵熱ちゃうやん風邪やん。あくびするのもゴックンするのも痛い痛い。
 番茶に塩入れてうがい励行だ。(遅きに失している感は否めない)



5月25日


 どうも風邪が治らない。前に日乗を更新したときがひき始めだったかと思うが、それ以来ずっとゲホゲホ咳ばっかしてて、マジ腹筋割れるっちゅーの。ウェストが細くなるなら大歓迎だが腹筋逞しくなってもあまりメリットはないであろう。それよりゲホゲホッゲホゲホゲホゲホォォォッっと、ところかまわず制止もきかず出る咳は本当に厄介だ。特に電話応対中!顔を茹でタコのごとく真っ赤にして咳をガマンしつつ(しかしガマンしきれるものではない)電話を聞くのは苦痛この上ない。っていうか、周りの人もヤだろうな。ひと咳で何万個というウィルスが飛散していくかと想像するだけで、もうその人の半径数メートル以内には近づきたくないもんな。早く治さなきゃ。とか言いながら夜更かししてゲーム三昧とはあたしも言うこととやることが反対だ。
 ゲーム三昧とは何かというと、♪っごうっごーっせがらっりーっ♪のドリキャス版セガラリーに熱中する今日この頃のあたしなのであった。何だかまったく衝動的に購入してしまったセガラリー2。本当はクレイジータクシー買うつもりだったのだけど、そのお店になかったのだ。
 カローラかランチァを愛車に大爆走中。おかげでコントローラー持つ手が痛い!方向キーを触る左手親指の皮がちょっとめくれちゃった(なぜにそこまで・・・)ハンドルのついたコントローラー買おうかなとちょっと真剣に検討中。雪道でどうしてもコースレコードを出すことができない。うー悔しい。
 

閑話休題。

 先日、帰りに黄粉モービルに給油するためガソスタに寄り、久々の満タンに気分をよくしてちょいと遠回りしていたところ、日頃はウンともスンとも言わない我がケータイがいきなり鳴ったので驚いて見たら、見覚えのない番号の表示が。一体誰やねん!?と思って出てみるとそれは会社の人からで、i−modeに画像を送れというご指示であった。どうでもよいがなぜあたしの電話番号知ってるんだ?謎だ。
 早速ウチに帰って通常のメール気分で送ったら、全然見れない!というお叱りのお言葉。あらすいません。i−mode、というか昨今の携帯電話はインターネットもできるという触れ込みだから、フツーに送ってみたんだけど、それじゃダメなのね。モバイル音痴ゆえどうしたらよいかさっぱりわからなかったので、早速あたしの知ってる人の中で唯一のi−modeユーザーの友人に100年ぶりに電話して聞く。しかしその友人はi−modeで画像送信などやらん人だったので(パソコン持ってるんだもん当たり前だ)、サイズを変えたりなんかして何回かやってみたが結局ちゃんとしたものは送れなかった。黄粉的には非常に気になっていたが、先方は「もういい」とおっしゃるし、時間も遅くなってきたのでその日は一応ヤメにした。
 次の日、取説を借りて読んでみると添付メールはダメだし、サイトから持ってきた画像もGIFしか見れないということが判明。画像サイズの限度とかそういうのは取説には明記していなかったので、やっぱりよくわからなかった。取説、親切じゃないなぁ。というわけで今夜はi−mode関連のHPでお勉強とあいなった。かといって使用可能タグとか見てもよくわからんけどなー(爆)
 画像を所望された会社の人は、親しいお友達とかではないのでしつこく反復実験が出来ないのがtry and errorをセカンドネームに持つ黄粉(なんじゃそりゃ)としてはつらいところだ。今度お願いしてこの勉強の成果を試させてもらおう。ゲームといい携帯といい、最近練習だの勉強だのに図らずも挑戦しているあたし。生涯学習とはまさにこういうことであるなぁと思う黄粉さんであった。(程度低すぎ!)



5月28日

 昨日の大雨とはうって変わって快晴模様の日曜日、ウマ負けてカックン。大本命押さえず儲けに走ったのが敗因でした。
 土曜日はお友達のポモヨちゃんと中華に行く約束をしていたので土曜出勤も大雨も朝から会社の人とバトルしたこともあまり気にならず、けっこうウキウキと一日を過ごせた。(バトル・・・下っ端がやっちゃイカンことです。反省中。しかし理不尽な要求を素直に呑んで言いなりになるほどあたしも無垢じゃないもんでね←本当に反省してるのかよオイ)
 
 仕事を終え、着替えを済ませた後に机の引き出しに忘れ物をしたことを思い出し、コソコソと事務所に戻る。その時目の前の電話が鳴ったので反射的に受話器を上げると、「おぉっ黄粉まだおったか!呑みに来んかー」とお誘い電話。その方からこういう電話をいただくのは初めてのことである。
 そのお誘い主とは仕事の内容が違っていて、時間やお休みの日が合わないこともあり、あまりご一緒することがない。しかし、数多くいる職場の人々の中にあって、気安く話し掛けてくださる方であり、あたしとしても全然苦手じゃない人なので是非とも参加したいところだったが、ポモヨと晩御飯の約束もあることだし、その旨を伝えてまたのお誘いを待ちますと言うと、「そいつも連れて来なさーい」との仰せ。
 ポモヨはお誘い主をはじめ同席している人とは一面識もないので、どうするか電話して聞いてみた。やっぱりちょっと二の足を踏んでいるようだったから、じゃあヤメにしようということにして、お断りの電話をしたら「説得しなさーい!今日来なければもう二度とないぞー」とおっしゃる。宴会好きの黄粉さんとしてはそれも困る。(なんで困るんだよもう!)
 
 まぁとりあえずはポモヨを迎えに行かなくちゃと駅まで車を走らせている途中、はて、お財布に幾ら残っていたかしらチェックしなきゃと思って信号が赤になったときにかばんの中を探って真っ青。さ、財布ウチに忘れてきてる・・・・
 これは何としてでもポモヨを説得して宴会に参加しなければ。(参加したらメシ代浮くぞーという魅力的なお言葉も先ほど聞いてしまったのであった)
 駅でポモヨと落ち合い、早速説得開始。

 ポモヨ〜ゴメン〜あたし財布忘れてさ〜中華行くにはポモヨの所持金だけじゃ心もとないじゃん〜(一体どれだけ食うつもりなんだ)だからさ〜せっかく誘ってもらったんだしぃ〜ポモヨも行こうよ〜ポモヨも来ていいって言ってくれてるからさ〜ねっ!?・・・という熱い説得の甲斐あって呆れ顔ながらもOKしてくれたポモヨを助手席に乗せて宴会場所へGO。

 いやーうまかった。ただメシよりうまいものもないねっ♪(現金野郎と人は呼ぶ)
 ポモヨは初対面の皆さんの前でも何ら臆することなく飲むわ食うわで黄粉ちょっと安心。(と言うかそのペースはヤバいんじゃないの?とちょっと不安) しかしポモヨよ、あたしの悪いとこ言いふらすのヤメてくれ。マジで。そりゃあたしは身なりに気を使わないし大股で歩くし言葉遣いも決していいほうではないけれど(電話の応対は別よ!)、それをいちいちあげつらって皆さんに「それを許す周りの者がイカン!注意すれ!」とまで言うことないじゃないかー(泣)
 あたしはあくまで下っ端の脇役なんだからさ、そんなに注目浴びるような人になっちゃいけないんだよ。ポモヨはあたしのこと心配してくれてあたしの職場の人に対していろいろPRしてくれたのわかるしありがたかったんだけど、酔っ払っててちょっとクドかったよ(笑)
 それにポモヨ、あんたこないだお父様亡くなったばっかしだよ・・・ちょっとは自粛せんと・・・カラオケで椎名林檎に小柳ゆき連発で歌ってる場合じゃないだろうがっ!しかも帰りに階段でコケるほど酔っ払うなーっ!!あたし車だからほとんど呑んでないのにぃ(号泣)
 
 なーんか晩御飯の約束ですらも最近はすでにちょっとしたイベントと化している今日この頃のあたしだが、それと重なって宴会のお誘いなどというこれまた大イベントが重なるハッピーアクシデントな週末であった。どれだけ出不精になっているかがわかるなぁ。会社とウチにしかいないもんなここんとこずっと。
 
 さーてまた明日から新しい週が始まるな。何とか頑張ろう。やっぱし春が過ぎて暑くなってくると黄粉調子がいい感じ♪
 土曜のお誘い電話をはじめ、一昨日めちゃブルーだった時も、あんまし電話をかけてこないお友達から電話もらってたくさんお話してスッキリしたりとか、そういう偶然のうれしい出来事もよく起こる。運のめぐりがよくなってきたみたい!こんなのが続くように徳を積まなければ。一日一善ね(笑)



6月4日

   カンジヤマ・マイムはなぜ手をつないで歩くのをやめたのか?

 今日生じたとっても気になる疑問。昨日の土曜日は月初ということもあり、なんだかとっても寝不足だったためか茶の間(! 死語かこれ)でゴロリと横になったまま日曜日の朝を迎えたあたしであった。茶の間ゆえ惰眠を継続して貪ることもできず、テレビをつけてぼんやり座っていると「所さんの目がテン!」が終わって「遠くへ行きたい」が始まった。北海道の奥尻島あたりの旅だったと思うが、今日の旅人が、その気になるカップル「カンジヤマ・マイム」だ。
 
 この方々はもうずいぶんと前から「遠くへ行きたい」に出ていらっしゃると記憶している。初めて見た時からインパクトの強いカップルであった。
 背の高い兄ちゃんと、小柄なおばちゃん(シツレイな話だが、あたしもその頃は今よりもうちょっとだけ若かったんだからしょうがないじゃん←言い訳にもならん)が並んで町をそぞろ歩く。手をつないで。時にはつないだ手を前後に振りながら。
 「あ、あの人たちは一体???」
 番組中に脈略なく突然繰り広げられるパントマイムの演技。いや、脈略はきっとあったのだろうが、何せ寝てるか起きてるかわからない状態でボケボケ見てるから、いきなりパントマイムが始まると思ってしまうのだった。そうかこの方々はパントマイムをするコンビであったか。
 一見お師匠さんとお弟子といった風情も漂うが、しかしなぜ手つなぎか?パントマイムの世界にはそういうお決まりがあるのか?いや、番組は「遠くへ行きたい」だ。そんな業界のお決まりを早起きしている市井の皆さんに啓蒙する必要など別にないではないか?やはりこれは「男女の間柄」を示唆する所作と解釈したほうが順当じゃないのか?それにしても兄ちゃんとおばちゃん・・・怪しい。かなりアヤシイ。そして気になる。故池田満寿夫&佐藤陽子夫妻のように気になる。あの人たち、なんかヘンな感じ〜と目を覆いながらも指の隙間からジィーっと注視してしまうような。 
 それ以来、「遠くへ行きたい」のレギュラーと言えば渡辺文雄かカンジヤマ・マイムくらいしか思い浮かばないほど、カンジヤマ・マイムのお二人はあたしの脳裏にしっかりと焼きついたのであった。
 早起きができた日曜日はたいがい「遠くへ行きたい」を見るともなく映しているが、カンジヤマ・マイムが出るとなると、眠気で半眼になっていてもとりあえずテレビの前に座って見てしまうようになった。彼らはいつ見ても手をつないでラブラブで歩いていた(ような気がする)。そして彼らを見るたびに、あたしは「この人たちって一体!???」と思い続けていたのだった。おかんは「夫婦ちゃうの?」とあっさり言っていた。いや確かにそうかもしれない。たぶんきっとそうだろう。しかし夫婦が手つなぎで町をそぞろ歩き?ファミリーフレッシュのCMじゃないぞ?(古っ!)なぜだなぜだなぜなんだ?ヤツらは一体!?????????(ついにヤツらときたか)

 で、今日久々に、と言うか、ほとんどン年単位ぶりに見た「遠くへ行きたい」。
 あー兄ちゃん、ちょっと老けたなぁ 前はもちっと細かったような気がするんだけどなぁ あ、おばちゃんは全然変わってないやぁ もしかして実は若いのか?細身のパンツを穿いた脚なんか細くてきれいでまっすぐだしなぁ ほんとはいくつなんだろうなぁ 気になるなぁ

 でも、なんか雰囲気が違う・・・何だろう?どうしたんだろう???

 そうだっ! 手をつないで歩いてないーーーーー!!!

 ここで気づく衝撃の事実。彼らは手をつないで歩いていない。なぜだっ!
気になる。手つなぎで歩いていた時とはまた別の意味で気になる。二人の間に何が!?前はテレビカメラの前でも臆することなく、まるでそこらの青少年のカップルのようにアツアツぶりを見せつけていたのに・・・ 
 あたしが見始めた頃は、あの方々は新婚さんだったのか?新婚ゆえのラブラブモードをテレビに映していたのか?しかも「遠くへ行きたい」で?
 そして数年が経ち新婚ムードも消えた今、ただフツーに並んで歩くだけの二人になってしまったのか?うーん、気になる。

  今日は冴えた目で彼らのパントマイムをちゃんと見た。登場ぶりがすごい!ガタイのでかい兄ちゃん(カンジヤマBというらしい)と小柄なおばちゃん(こちらはカンジヤマAだそうだ)のコンビぶりが遺憾なく発揮された肉体芸である。どうやって鍛錬すればあんなことができるのさ?
 で、今日検索でカンジヤマ・マイムを探して公式HPの存在を知った。かなりすごい経歴をお持ちのお二人であった。そしてやはり彼らは夫婦であった。なるほど。
 しかしなぜ手をつなぐのをやめたのかは、まだ解けない謎だ。そしていつから手をつなぐのをやめたのかもわからない。こんなことなら毎週見ておくんだったなー

 って言うか、あたしもそんなこと気にしなくてもいいのに・・・しょうもなっ!
 


6月10日

  治った治ったタケナカくん♪マイパソコン一世のタケナカくんが復活し、ウキウキです。昨日急に思い立ち、もうエイヤッの気合で完全再セットアップを敢行いたしました。それまではどんなに調子が悪くともドライブB(ドライブはAとBですよ皆さん)にいくつかのファイルを残したまま、いじましくAドライブのみ一部セットアップをしてお茶を濁していたあたしですが、今回の不調はまさに絶不調、Windows強制終了後に自動的に実行されるDOS版スキャンディスクすら動かないという末期的症状でした。(いや、素人のあたしには末期かどうかはサッパリわかりませんが)
 病床にあるタケナカくんは、HDDがいつまでたっても静かになってくれなかったり、かと思えばパタリと黙り込んだままキーボード入力すら受け付けてくれず、やむを得ず電源を強制オフということがしばしばでした。

 そんなタケナカくんが復調してくれたのですから、こんなに嬉しいことはありません。「ご購入時の状態」から、便利に使っていたこないだまでの状態に戻すのはもうちょっとかかりそうですが、とりあえずIEと顔文字はぶち込みました。顔文字も、もうあまり使う機会が少ないのですが、なければないで寂しいような。あとは何枚かのMOに散逸しているさまざまなモノを整理して入れていけば完全復活も夢じゃありません。がんばろうっと。

  さっきはウキウキって書いたけど、ちょっとウソな今日この頃。基本給10万下げてでも今の職場に落ち着いていたのはヤな思いをすることがないからでした。無論仕事するからには楽しいことばかりじゃないなんていうことは100も200も承知です。ヤな思いというのでは語弊があるかもしれません。言い換えるとすれば、そうだなぁ、仕事以外における気疲れ?とでも言いましょうか。仕事をこなす上での苦労やら何やらに対しては、まったく問題ありません。むしろやる気につながると言うもんです。譬え賃金に反映しなくともです(バカ)。
 気を使うことと気を回すことが仕事そのものだった前職。それに比べたら今のとこなんかチョロいっす!というような侮りの気持ちが墓穴を掘ったのでしょうか。それが最近ヤな思いに悩まされるようになってしまって、ブルーもいいとこです。
 一家言持つ人にはいくら正当な理論をもってしても表立って逆らわないほうがよい。これはもうずっと前から学んで知っていたはずでした。それを知っていながら、あたしったら!バカバカバカ!へぇへぇそうどすか〜すんまへんな〜と何で言えないかなぁ〜 そういう悔しさが気疲れを100万倍増加させます。自分でない誰かに対する感情より、学習能力が極端に劣る自分に対する怒りです。「その時、そういう事態においてサラリと切り抜ける術」を知識として有していながら、それを実行しなかったという後悔です。
あたしより何十年も前に生まれた人の一向に軟化する気配のない態度を目の当たりにする度に、自分のバカさ加減を呪う。別に気にしなけりゃいいんですが、これまでヤな思いゼロで来たものですから、この失点は痛い。嫌味には嫌味で返してしまった自分の負けず嫌いさも陰険で最悪でした。日頃はヘタレでちっとも負けず嫌いじゃないのに、なんであそこで出てしまったんだろう。

 そもそも「正当な理論」など、激安月給で雇われるパチもん社員(女子)の振りかざすもんじゃありません。それが命令系統無視の、すでにいちゃもんに近いものに対してもです。そんなこと言われたってあたしわっかんなーいとか言っちゃえば、向こうも戦意喪失だったのに。キィーーー。
 仕事ができるできない以前に、激安月給で雇われるパチもん社員(女子)には備えておかなければならないものがあるというのを、あたしすっかり忘れてました。前職ではそういったものはあまり必要ではなかったからですし、また自分自身には生まれながらにして欠落している部分でもあるからです。「可愛げ」ってやつですね。これを重要視する向きはまだまだ多いでしょう。
あたしは完全に軽視していました。間違っていました。大反省です。しかし取り繕おうと思っても時すでに遅し。っていうか、取り繕う気もないですが。(可愛い要素がどこにもない!)

 しかし最もヒドいのは、「正当な理論」とか何とか言ってる端から、ちょっとドンクサイような凡ミスも犯してしまう自分の情けなさですな。カックン。

明日からの目標!
 その1 とりあえずヘラヘラしておけ!
 その2 とりあえずそうどすかーと言え!
 その3 とりあえず自分を出すな!
 可愛い要素のない人は、自分を出すと逆効果。肝に銘ぜよ。「わたしねっ わたしねっ」が許されるのは、可愛い要素があるからだ。

 これでとりあえずはパチもん社員(女子)として嫌な思いをせずに平和に日々が過ごせるでしょう(ほんとかよオイ)。



6月25日

  よっしゃー! 宝塚記念ゲットー!!といっても大した儲けにはなりませんでしたが。でも儲けには違いありません神様ありがとう!

 金曜日に約10年ぶりにボーリングをした。ミゾ掃除が続くと思えばど真ん中にヒットしたり(しかしピンは10本倒れないのよねぇ何で!?)、またもやドンクサイこと限りなしの醜態をさらしたのであった。なんせボーリング大会ってなやつだったので、あたしはチームのみなさんのコンクリートブロックとなって大阪湾の海中深く沈んでいったのでありました。だから行くのイヤだったのよー!前日に人数あわせの為、急遽呼ばれるなんて!!せめて一週間前にわかっていれば練習しに行けたのに・・・トホホ。
 何気に悔しいぞ。何で思わぬ方向へボールが行ってしまうときのほうが多いのであろうか。平衡感覚の欠如か?うーむ、これはもう一度検証せねば。

 っていうかー、あたしってよく考えたら運動苦手だったんだよな〜 体力測定は好きなんだけど。(何だそりゃ!ってこれ、過去ログにも書いたな)それでも小学校のときは特に運動嫌いでも苦手でもなかったような気がするんだけど、中学校のときに背が伸びるのがイヤという理由で結構好きだったバレー部に入るのをヤメにして、卓球部に入ったという時点で間違いがあったように思う。卓球部も、左利きだったので素振りのときにみんなと逆さ向いてやらなきゃいけないのが何となくイヤでヤメにしたんだよな〜 まあ、卓球はとっても大好きなスポーツというわけでもなかったから、辞めたい気分に拍車がかかったんだよなーヨコシマな動機で入部すると長続きしないね、やっぱし。陸上部に入ればよかったな〜 と今になって後悔してもしょうがないですが。今度生まれ変わったら陸上部に入ろう。
 結局、絵描いたり七宝焼き作ったりするクラブに入って、も一つ放送部に入って、たまに科学部に出入りして試験管を50円で先生に横流し(!)してもらったり、それでケミカルガーデンやったり、シャーレでミョウバンの結晶を育てたりとかして、めちゃくちゃインドアな中学生ライフを送っていたら、いつの間にか運動が苦手な体になってしまっていた。(同時にめちゃめちゃ太った)ただ、ちゃりんこだけはメチャ乗りしてました。片道2〜30キロくらいなら日帰りで平気だったもんなぁ。何せ映画観に行くにはそれくらいの距離を走らなくちゃ映画館まで行けない所に住んでるから、しょうがなかったんだよぅ 電車乗ったら、往復の電車賃でもう一本映画観れるか、お昼食べられるか、パンフが二冊が買えるくらいかかるし〜 ちゃりんこメチャ乗りは、中高6年間続いたな。激太りしてたのに、よくやったよ、あたし。あんなウェイト背負ってオバチャリ乗れって今言われたら絶対ムリだもん。
 
 うーん 運動苦手ってツライわぁ。なんか色々思い出してきたぞ。体力測定の時間に、それまでドンクサの花を咲かせてばっかしのあたしが、なぜだかかなりイイ記録を出しているのを見た負けず嫌いの体育得意たちが「もう一回やらせろー」と言ってあたしよりいい成績を出そうとヤッキになっていたこととか(爆)
 好きなのに苦手っていうところが、余計ツライよね。得意だけどあんましやらないっていう人はもう天上人だけれど、キライで苦手ってのも、いっそすっきりしてていいよな。あたしの友達に50メートル走23秒かけて走って息も切らさず汗一滴かかず「だって疲れるじゃない?」と言い切る子がいるが、そういう姿勢はそれなりにかっちょいい!あたしは「もしかしたらさっきより早く走れるかも!?」って悪あがきしちゃうほうだった。結局疲れるだけだったのにねー。体育の時間に出なくなってから、もう気の遠くなるような時が経ったけれど、せめて温泉卓球くらいは楽しめる程度に運動神経を養わなくちゃだわ。


 こないだ会社の保健指導員の人が昔懐かしい水銀血圧計を持っって事務所に現れた。
 102の60で低めをキープ。この身長にしてこの血圧で体の隅まで血がいっているのであろうか。だからアタマもあまりよくないのだろうか(爆)「もうちょっと動くようにしてくださいねー」と言われてしまった!やはり運動ですか、ハイ。 


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