黄粉亭日乗






1月2日(2020)
  
 
 10年ひと昔と言いますが、とても久しぶりに編集画面でトップページを見たら、since '00 って書いてあって目ン玉剥きました。いま、このサイトを20年たる長い長い眠りから醒まさせる時が来たというのも何かのご縁。restartするにはいいタイミングではない?歯もない頭頂部がペコペコの泣くしかできないお子がいっぱしの口をきいてうぇーい!!ってなったりめちゃくちゃ勉強してどえらい学校に入るくらいの年月が経っているという事実。私自身は65歳となった以外はほぼ進歩もせず相変わらず働く徘徊老人ですよ。

 ネットの環境がPC中心から携帯〜スマホやタブレットに変わっていく時代の変遷を目の当たりにしながら過ごしてきたこの20年です。テレホタイム突入!ガーーーーーーーヒョロヒョロヒョロピーーーーーーあっ、キャッチ落ちごめーんから無線LANで常時接続とか。そして私個人でいうならば、LINE以外のSNSには一応鼻先を突っ込んできたけれども、結局抱いた感想は、「リア充爆発しろ」でした…
 誰も来ないここだから、私も安心して戻ってくることができたというわけです。はー落ち着くねぇ。ゴホゴホ。


さて、何ゆえに私がここに戻ってきたか。それはもうただただ腹にたまった暗黒文句を垂れ流しに来たというそれだけの理由です。当世主流のSNS界隈では後ろ向きなことを言った途端に怒られたり、傷口に塩を擦り込まれたりとあまりよいことがありませんでした。お叱りや傷塩が正しいものだったとしても、暗黒文句を吐き散らかしている時の私には、そういう「正しいこと」を従順に受け止める度量がないわけなので。
まあ、素直に受け止められるなら、「リア充爆発しろ」とは思わんな。

 やはり自分が建てた城で(もう廃墟ですが)自分の思う通りに過ごしたい。廃墟の枯れ蔦を刈り払い、厚く積もった埃を落としてもう一度裸足で歩き回れるようにしたい。床に大の字で寝ころびたい。
今日は、廃墟の錆びついた鍵穴にやっとこ合う鍵がささったところ。さてさて。どうなりますことやら。

 最後の更新が2014年でした。それからずっと腹にたまっていた暗黒文句を、少しずつ吐き散らかしていこうかなと思います。私は、その間変わることなく働く徘徊老人でしたけれども、小谷あり中谷あり大谷ありでしたからね。
















1月3日(2020)
  
 
 久しぶりの更新作業、なかなか手間取っております。相変わらずコードの一つも書けませんので、勤労老人の浪費活動(社会貢献)の一環としてアプリケーションソフトを購入してしまいました。ずっと使っていたアプリケーションソフトもいつの間にか販売元が変わってしまい、どうやらバージョンアップ版が購入できないらしく、けっこうな痛手でした…
 見てくれその他はおいおいバージョン上げていければとなぁと。まずはとにかくリハビリ的に文字打ち文字打ち。

 去年の4月に長くいた職場から異動になった。
これまでの割とコンパクトな規模感で、少数精鋭な営業所から数倍の規模をもつ大きな営業所への異動だ。その過程はまあまあな曰くがついていて、これについてはちゃんと整理しなくてはと思っている。
 異動によって責任を伴うような仕事もなくなり、始めから終わりまで一貫して担う仕事もなくなり、人を従えることもなくなり、お客様を担当することもなくなった。
「承知いたしました」「他に何かございますか?」そして定時退社がデフォルトという日々だ。
 これまで深夜に及ぶ残業や休日出勤が常であった身の上からいくとほぼ180度も違う日常に、体と頭がついていかないまま半年もとうに過ぎた。

 定時退社でプライベートな時間がめちゃくちゃできた!もう毎日ホットヨガ行ったりお茶とかお花とかお料理習ったりパンケーキの食べ歩きとかしなきゃ!!という余裕は、今のところまったくない。
 現職場は都市部で、通勤距離が前職場の3倍。家を出る時間が1時間半〜1時間45分前倒し、起きる時間が朝の5時前という生活になった。つ、つれぇ。
 もともと朝に弱いわたくしが、朝の5時前から起きねばならん。弊害がもう一つ。おととしの夏に迎えた犬の朝散歩に行けなくなってしまった。(さ、さすがに朝三時半に起きては行けない…)いろんな生活設計のすべてが仕事と密接に関係していて、辞令一つで何もかもがひっくり返る。いや、バリキャリ有能社員であれば、当然そういうこともあるだろう。都道府県越えだったり国境超えだったりする可能性もある。入社時に織り込み済みの覚悟だろう。
でも…私は非正規出発の成り上がり土着の社員なのさ…まさかこんなに一変するなんて思いもよらないことだったのだ…

 しかしながら、おおむね定時退社・年休取得も簡単・休日出勤ほぼなし(自主出勤ゼロ)で、去年のゴールデンウィークなんか学校卒業して以来初めての10連休。お盆休みも、期間中一度も出勤なしの9連休、正月休みも期間中一度も出勤なしで9連休と、これまでに経験したことのない連休をいただけるご身分となった。(定時退社が祟って給料がダダ下がっているので余暇に使うおあしが出ないというのが玉に瑕…なんで蓄財に励まなかったのか悔やまれる…この会社におる間にこのような連休取得ができるような身になろうとは思わなかった)

 長かった休みももう終わりだ。今年はどうなりますことやら。















1月4日(2020)
  
 
 SNS。私も写真を上げたり、ちょっとした短文を上げたりしてましたねぇ。映える写真が撮れた時とか気持ちが振れた時にスマホでちゃちゃっと書いてアップできるので、PC起動だーコンテンツの更新だーFPTで転送だーなんぞという手間がまったくない。便利だよね!各種ブログサービスを使ってもスマホから更新できるし、テキスト中心の雑文であればブログのほうが使い勝手もいいか…サイトの運営なんてもはや商売がらみでグイグイいくってのが多いのかな。昨今のネット事情よく知らんけど。しかしながら投資もしてしまったことだし当面はこの路線でいこうと思う。

 これから私のSNSへの投稿はドカッと減るだろう。復帰初日にも書いたけど、やはりリア充の巣窟だけに気持ちが折れたヘタレ人間への優しさっつーのがないってーか。まぁそんなとこに闖入するほうも悪かった…

 本当に誰かの助けがほしい、何か応えてほしい時って、やっぱり心身が弱っているときだったりする。そういう時に限って何だか気持ちが萎むような反応がやってきたりして。もちろん優しい言葉をかけてくれる人もいる。とても助けられることもある。でも、本当にヘタれている時には、かけられた10の優しい言葉より1のキツいひと言がグサッと堪える。そういったことが何度もあると本当に挫ける。

 もともと私はどこかが痛い時に「痛いよ〜痛いよ〜」と唸りたい質。しかしながら「大丈夫?」と声をかけてもらいたい訳ではなく放っておいてほしい。さすってもらいたい訳でもなく放っておいてほしい。ただただ唸り散らかしたい。一人でも唸っているし、人がいても唸りたい。気持ちの傷みに対してもおんなじだ。唸り散らかしたい。だったら紙のノート買って書けよ!って話だけど、紙のノートに書くのって推敲が難しいし、PC単体に残していくにはハードが壊れて永久に振り返ることもできなくなる可能性もある。一番初めにこのサイトを作ってからの20年間でパソコン5〜6台変えてる(わりと物持ちがいい 笑)けれど、それでもここに戻ってくることができたのは、サイトに残していたからだ。メディアに残すよりもお手軽かつ正確なバックアップと言える。
 やっぱり誰かの目に留まる可能性を頭の隅に置いているのも正直なところ。「公開」である限り、少しでもちゃんとした文章を残したいという意識がはたらく(かもしれない)し。そしてそして。当然「聞いて聞いてー」ということもあるわけで。残念なことに今の私には近しい人に「聞いて聞いてー」を受け入れてくれる方がいないという寂しい事情があるのだった。
トホホ。














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