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◆ 長生き時代の100歳食 食文化史研究家永山久夫 投稿者:伊藤鉄郎  引用する 
大根おろしはガンの予防食
日本人は食べ物を上手に活用して薬にしてしまう。このような生活の知恵が実に発達しています。その代表的な例が、「大根おろし」。昔なら、食べ過ぎたと言っては大根おろしを食べ、飲みすぎたと言っては大根おろしのしぼり汁を飲んできた。大根には消化酵素のジアスターゼがたっぷり含まれていますから下手な胃の薬よりよっぽり効果があるんです。昔の人は、経験の積み重ねで、大根の効果をちゃんと知っていたんです。大根を別名「かがみ草」とも言いますが、「かがみ」は「餅」のこと。つまり、餅には「大根おろし」がつきものという意味で、餅の消化の助けに利用してきたわけです。大根おろしは癌の予防食として秋刀魚(さんま)や鰯(イワシ)の焼き魚にも欠かせませんね。天麩羅やそばにもつきます。焼き魚に大根おろしを添えるのは油っこさを中和すると同時に、消化を良くして、ビタミンCを保給する役目も果たしている。また刺身に添える糸切り大根のツマ。刺身はきれいに食べても、大根のツマは大概残してしまう。この食べ方は大損と知るべきでしょう。大根にはジアスターゼやビタミンCの他にリグニンという繊維質が多く含まれているのです。リグニンは癌細胞の発生を防ぐ成分として知られています。このリグニンは切り口を多くすればするほど増えるというユニークな性格を持つている。ですから、大根おろしでもいいし刺身のツマの糸切り大根でもいいわけです。刺し身皿に盛られた「糸切り大根」を残すということは消化薬と癌予防の特効薬をみすみす捨てるようなものと言ってよいでしょう。これからは残さずきれいに平らげるようにしたいものです。
薬味というのは文字を見ても分かるように、単に味にアクセントを添えるだけではなく、それぞれの薬効成分もつける。「薬味」というのは、文字通り「薬」を加えて「味」を添える作用を持つた植物のことを言います。「薬味」の使用は、すでに縄文時代にかなり発達していたものと思われます。どうしてそんなことが分かるかというと各地の縄文遺跡からサンシヨウの実やノビル、しその実などが出土しているからです。これらの薬味を刺身に添えたり、イノシシの肉のシチューなどに用いていたのでしようね。日本人の祖先は大変グルメだつたのでしょうね。「刺身」に添える薬味を、とくに「妻」と言いますが刺身を夫と見立てているわけです。材料としてはシヨウガやウド、シソ、タデ、大根、人参、セリ、キウリ、山芋、ミヨウガ、オゴノリなどがありいずれも、魚の味を生かして、消化を良くし、毒消しもかねており、一諸に食べてもよく、健康に良いものばかりです。めん類や鍋物に用いたりあるいはつけ汁に入れて用いるものに次のような「薬味」があります。ネギ、大根おろし、のり、ワサビ、シヨウガ、シソ、ニンニク、トウガラシ、シユンギク、ミツバ、梅干など。

2025/01/10(Fri) 08:42:11 [ No.10191 ]

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