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◆ 窪島誠一郎著「雁と雁の子」を読んで 投稿者:伊藤鉄郎  引用する 
あまりにも面白くてあっという間に一晩で読んでしまった。2017年5月10日、若槻Book-offにて求むと表紙裏に書いてある。してみると読むのは今回で二度目である。すっかり忘れてた。両親のどちらにも似ていないので、自分はこの親の子ではないのではないかと疑い出し、実の親探しに行こうと思ったのが始まり。そして劇的な「出逢い」から27年、はじめて語られる父への想い。平凡社定価1600円。
父は昭和16年の夏、まだ三笠書房に勤めていたころに生母加瀬益子と柏木の貧乏長屋で同棲し、私をもうけるのだが、わたしが二歳と十日になった時に隣人夫婦の仲介で窪島茂、はつのもとに養子に出した。(中略)父は母と別れた1年後、現在の妹の蕗子の実母と結婚。戦後30余年経ってめぐり逢った私たちは、手を取り合うようにして再会を喜びとめどない思い出に花を咲かせ、自分達がどれだけ強運な絆によつて結ばれた父子であったかを確認しあっている。

2025/10/15(Wed) 11:08:20 [ No.10322 ]

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