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 日中友好

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 4月13日。金。晴れ。大阪。1318/64キロ。

 一昨年、瀋陽〜北京を自転車旅行をしたときの仲間、福田さんと林さんが宿まで来て下さる。

 

 大阪は、温家宝さんの訪日で、道路規制があったようだ。

 日中関係は、少しぎくしゃくしていたが、当然ながら正常の方が正常である。

 残念ながら、私も地方で理事の末席を汚している日中友好協会は、看板はともかく中身は干からびてしまった。誰が悪いのでもない。時の流れが、川の流れを変えたのである。しかし、川の流れが少しくらい変わっても、水が高きから低きにつくことは変わっていない。日中友好協会の老化や機能不全と関係なく、民間の友好は着実に根付いている。

 

 侵略は悪い。悪いことは悪いと謝る。当たり前のことである。当たり前のことが当たり前に評価されて、氷は溶け川は当たり前に流れ始めた。

 しかし靖国は、川の流れの本質とは関係ない。現象面の飛沫が逆方向に飛び散っているに過ぎない。どこの国だって、自国の殉難者に弔意を表するのに何のためらいが要る。誰に遠慮が要る。まあ、飛沫を避けるくらいの配慮をするのが政治かもしれないが。

 

 私は予言する。2045年抗日戦争勝利100周年記念式典には、日本の首相が招かれている。そして、中国の首相が靖国に表敬答礼をしている。

 残念ながら、私は2045年は110歳。それを見るのは不可能だが、これを見た若い人は是非見届けて欲しい。

 

 友好の 伏流水を 掘り起こし

 

 

 

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