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当クリニックでのお産
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私たちは自然なお産をお手伝いする
よう心掛けています。
皆さんの多くの方が問題のない妊娠経過を辿り、無事に出産を終えることと思います。無事にお産を終えて赤ちゃんに乳を含ませる。その姿を見て、初めて正常 分娩だったと思えるのです。ちょっと心配性ですか? 「自然分娩」という言い方がありますが、「自然」という言葉だけが独り歩きしている時があるようで、これも心配。 予定日付近に自然に陣痛が始まり、次第にそれが強くなり、赤ちゃんを産み出す力になっていく。赤ちゃんも子宮の強い収縮にこたえる様に元気に外に飛び出 す時を待っている。この時、私たちにできることは、皆さんがお産に全身で集中できるように付き添うことです。医師である私は、このまま何事もなくお産が終 わるように祈っている。 皆さんがどうしたらお産に集中できるか、又、リラックスできるかを実際に皆さんの横にいて工夫したり、一緒に悩んだりするのは助産婦です。お産の時に自 分でこうしたいという姿勢をとることや、陣痛を過ごす時もウロウロ歩いたり、ボールを抱いてゴロゴロしたり。お風呂に入ったり、シャワーを浴びたり。所 謂、フリースタイルです。こうしなくてはいけない、という決まりはありません。正常に経過していればそれで良いと思います。 皆さんには是非考えて頂きたいことがあります。 私は、次のように考えています。 生まれたばかりの元気な赤ちゃんを、お母さんがしっかりと抱きとめる。そのお母さんも大きな問題を抱えずに安堵の微笑みを浮かべている。そうした二人に、 ご主人が幸せの内に寄り添う事ができるこの状況が得られなければ、ここ、赤川クリニックでのお産は意味がない。”誰のためのお産”ではないと思うので す。”新しい家族”の出発点に他ならないと思うのです。お産の方法というものがあると するなら、安全に、この出発点から歩き始めるための前段階、助走、滑走路であって、それが全てでなどあり得ないはずだ、と考えます。この安全な家族のス タートをきるための工夫が、上に述べた様なものなのです。 緊急で帝王切開になっても、吸引分娩になっても、水中で産んでも、分娩台の上で産んでも、それはすべて、家族の安全なスタートのためのプロセスと考えま す。”方法”がすべてではないと考えています。皆さんは、ご自分のお産をどのように捉えていらっしゃいますか。バースプランには、ぜひそのことを書き込む 事をお忘れなく。 |
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ここでのお産、なんて特別なことはな
いのです。何か、この施設で産んだら将来良いことがある、とか、この施設には魔法の粉がかかっている、とか、ここで産めばだれでも幸せになれる、とか。そ
ういうことは言えません。
勿論、お産をしてくれたご家族が幸せになってくれたら良いと心から思います。ここで生まれた子どもたちが将来素晴らしい人生を歩んでくれたら,本当に嬉し い。でも、それは赤川クリニックのせいじゃないですね。 敢えて言うなら。 敢えて言うなら、この診療所でお産を扱っているのは、皆さんが生活している空間で、皆さんの大事な新しい家族の一員を迎えることが出来る。生活の中の自然 な流れのなかの妊娠・出産があり、二人の赤ちゃんを夫婦で待ち焦がれ、その誕生の瞬間に向けてともに日々過ごして行く。妻は自分の身体を命をかけるように 提供し、夫はその妻を守るように日々働き続ける。どんな家族になろうか、どんな子に育てようか、どんな親になって、どのように歳をとっていくのか、など夫 婦で思いめぐらしながら。 そのような、それぞれの家族のそれぞれのお産が出来るように、クリニックとして出来ることをしていく。 妊娠中のお母さんと赤ちゃんの健康の評価は勿論、妊娠している皆さんの身体だけでなく心が落ち着いているのかどうか。しっかりとコミュニケーションをとり ながらより良い状態に保てるように、と考えています。 生まれて来る子どもたちはこの地球の大事な戦士たち。この星を守って,より良い場所にしてくれる人々です。傷つけあったり、いがみ合ったりせず、相手を理 解し,協力して人のために働ける人たち。そういういい人に育って欲しい。そのためには良い家族に育ててもらわなくてはいけません。そのための出発点(ある いは通過点?)がお産ではないかと考えます。「この子を迎えるための最善のお産ができました。」と思ってもらえれば、それが良い家族の始まり、良い子ども の幸せな環境の基盤ができたということではないでしょうか。 ここ杉並区の特徴だ,と保健センターの人に言われたことがある。杉並区在住の妊婦さんの半分は里帰りしてしまう、というのです。どうして?何が嫌で里帰 り?ここで皆さんのお産を手伝ってきましたが、やはり大事だと思うのは、ご主人とのお産、ということです。必ず立ち会わなくてはならない,とは言いません が、妊娠したのが判った時の喜びから、妊娠中のわくわく,ドキドキした気持。そして陣痛がきてからの数時間の緊張と赤ちゃんにもうすぐ会えるぞ、という期 待感。お産の時には殆どのご主人が自分が赤ちゃんを産むかのように力を入れ、呼吸を整えています(結構上手なことがあります)。自分のこととしてこの妊娠 を捉え,感じ、行動して来た結果だと思うのです。それは赤ちゃんを抱いた瞬間から、夫婦で一緒にこの子を育てていくんだ、という喜びと責任感に溢れた気持 に変って行き、4〜5日後の退院の日には、赤ちゃんを何十年も抱っこして来たかの様な洗練された姿になっているものです。我が子との初めての対面と、それ に続く子育て,特に夜はこんなだよ,と言う現実を体験すること、如何に妻は疲れていくのか、を知ること。そしてこの最小にして最大の力を持った家族という 単位において、自分は何を為すべきかという問いに対して、自ずと答えを導きだしていくのです。 一緒にお産をしてこそできることではないでしょうか。夫にとっても大事なお産を、皆さんはお里のお母さんとしちゃうのですか?お里に帰るのはだいたい34 週くらいです。はやくて3週間後、遅れて6週間後にお産になるまで、基本的に夫婦は別々に生活するのです。運良く赤ちゃん誕生の瞬間に立ち会えたとして、 夫は直ぐに仕事のために東京に戻り,次に我が子に会うのは一ヶ月後。毎日変わる声や顔を見ることなく、突然戻って来た妻と子。妻も一ヶ月のお姫様生活から 一変する環境に気分も下向きになることもあります。自分たちでつくる最小単位「私の家族」は、お腹の赤ちゃん、産むお母さん、それらを見守り応援するお父 さん、お兄ちゃんお姉ちゃん,皆で集まって始めようではありませんか。(声には出さない提言です!) 杉並区の妊婦さんは、杉並区で産んで、杉並区で育てて、子どもたちは自分の家のある場所でしっかりと大きくなっていく。杉並区がそんな場所であって欲しい し、皆さんの力で、そのような町に作り上げていってもらいたいです。 こんなことを考えながら毎日やっています。 赤川クリニックに来たら、だいたいこういうことになる、という鋳型のようなものはなく、赤ちゃんを待ちわびるお母さんお父さんの様子を見ながら、「元気な 赤ちゃんを元気なお母さんが抱きしめている、その二人をお父さんが優しく見守っている」というイメージをいつも頭の中で繰り返し思い描きながら、それぞれ の家族のお産の手伝いをしているのです。 2011.7.2. 赤川 元 |
フリースタイル出産
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何も特別なことではありません。陣
痛の最中に、部屋の中、どこにいても、どんな姿勢をとっていても良いではありませんか。ただ、赤ちゃんが元気なのかは
心拍数を確認しなくてはわかりませんが、それも、基本的にはどんな姿勢でも可能だと思います。
又、いざ分娩のその時も、四つん這い、横向き、スクワット、仰向け、そして水中など、一番ご自分で考えて産みやすいと思う姿勢をとってみるのが良いと思 います。「臨機応変」の心です。大事なことは、皆さんがご自分の持てる力を充分使って、さらに、今まで気付かなかった内なる、生き物としての底力を引き出 して、新しい生命を無事に産み出すということだと思います。 |
バースプラン
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皆さん自身で、「こんな妊娠生活を
送りたい。」「お産が始まったらこうして過ごしたい。」「こうやって産みたい。」「誰々と一緒に過ごしたい。」等な
ど、ご自分のお産のプログラムを作ってみて下さい。できる限りその計画、ご希望を叶えられるように努力します。大切なことは、命がけの(!)お産に主体的
に望むことです。「おまかせ」ではなく、「自前のお産」と考えるところから前向きな力が湧いてくるように思います。
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×水中出産
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年に数例あるかないかの水中出産で
したが、昨今の分娩数の増加に伴い、我が弱小施設内に於いて、水中用のプールを設置して分娩に臨む事が現実問題として
できなくなってしまいました。
平成22年7月より当 分の間、赤川クリニックでは水中出産は取り扱わない事にしました。水中で、と強いご希望の方は、今しばらくの間は、残念で仕方ありません が、どうか、いつでも水中を受け入れている産科施設をお捜し下さい。 子宮の中、羊水の中から産道を通ってお母さんの身体を出たと思ったら、またプールの水の中。ヒトとしては不思議な体験ではないかと思いますが、産む人に とって独特のリラックスムードに浸る方法ではあると思います。しかし、陸の上でも水中に負けないくらいのムードを作り上げて思い切り産もうではありません か。陸上での生活の第一歩を祝福するために、お母さんであるあなたと、あなたをこの世の中で一番大事だと思っているご主人で、赤ちゃんを大気の中へ誘い出 して下さい。 |
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自然にはうまく進まない時
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■ 陣痛が来ない!
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1)妊娠42週まで待って陣痛が来な
い時には(予定日超過)、分娩誘発を行います。子宮を収縮させる薬剤を用いて人工的に有効な陣痛を作ります。その時の
条件は、子宮の出口の準備ができていて、骨盤を赤ちゃんが通れる、です。赤ちゃんの状態に問題がないことも勿論大切です。すべての条件が経腟分娩可能とい
うことであれば、陣痛さえつけばこっちのもの。その勢いで、自然に始まった陣痛と同様に経過を見ていきます。勿論、赤ちゃんの元気さの確認を忘れてはいけ
ません。
2)自然に始まった陣痛が強くならない時(微弱陣痛)、もし、赤ちゃんは骨盤をキチンと通過できるだろうという条件の確認ができれば、 分娩誘発と同様の薬剤を用いて陣痛を強めます。(陣痛促進) |
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■ もう一歩なのに進ま
ない!
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赤ちゃんも早く出たい!とサインを
送っている(胎児心拍数の異常)。早くお産を終わらせる必要があります。もうそこに来ていれば赤ちゃんの頭を引っ張り
ます(当院では吸引分娩を選択)。場合によっては子宮のてっぺんを押すこともあります(クリステレル胎児圧出法)。
早く産ませたくても赤ちゃんがずっと上の方にいる時(児頭骨盤不均衡、回旋異常、軟産道強靱などが考えられます)、帝王切開術を選択しなくてはなりませ ん。 |
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お産の入院の目安
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入院はいつでもできます。まず、お電
話でご連絡ください。
■ 陣痛が始まった! ■ 破水?! ■ 出血 |
入院生活について
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入院日数は基本的には4泊5日で
す。2010年6月以降、月の分娩予定者数が36名を越えた場合、その月は、経産婦さんにはご協力を頂き、3日目退院の
3泊4日を基本入院とさせて頂いています。勿論、いつもの様な予定者数の月は、初産・経産を問わず、4泊5日です。帝王切開の場合は5泊6日の5日目退院
です。
■ 面会時間 ■ お食事 ■ シャワー ■ 診察 ■ その他 |
■赤川クリニックのマタニティヨーガクラス■マタニティベリーダンス
■アロマテラピートリートメント■大坪助産師の各種クラス |
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■ マタニティヨーガ
クラスのご案内
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赤川クリニックでは独自のyoga
クラスを開いています。皆さん、是非体験してみてください。
マタニティ・ヨーガは
体操・呼吸・リラックス瞑想から成り立って
いて、全体が一つの世界を形作っています。
妊婦さん向けにアレンジされていますから、
無理はしません。
体操は体を柔軟にし、妊娠による腰痛や肩こ
りなどを和らげる効果も期待でき、お産に必
要なポーズも組み込まれています。
意識的に呼吸を行うことで、深いリラックス
状態を体験し、心地よく瞑想に入ることがで
きるでしょう。
マタニティ・ヨーガは頭で理解するものでは
なく、体で体得していくものです。そうする
ことで自然なお産が見えてきます。自分の体
や気持ちに素直に向き合い、妊娠中の毎日を
楽しく快適に過ごしましょう。 |
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■ ベリーダンスクラス
のご案内
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2009年4月から、当クリニック
の妊婦さんを対象にベリーダンスクラスを始めることになりました。ベリーダンスは骨盤を中心に音楽に合わせて身体の各
パーツを動かしていくダンスです。終了後は体全体がぽかぽかと温まることを実感できると思います。腰痛や便秘などのマイナートラブルへの効果も期待されて
います。中近東では、出産時に女性がベリーダンスを踊ることが知られています。ベリーダンスのムーヴメントを体得することにより、分娩中にも活かせるので
はないでしょうか。妊婦さんが無理なく行えるようアレンジしてあります。ダンスが初めてでも大丈夫!是非ご参加下さい。
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![]() お産の後のママベリー活躍中! |
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■ 骨盤ケアクラス
のご案内
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妊娠中の腰痛・恥骨痛・お尻―骨盤
のまわりの痛み、尿漏れなど。妊娠したら仕方の無いものと諦めていませんか?これらの不調は、骨盤のゆるみ・ゆがみと関係しています。
骨盤ケアクラスでは、これらを予防し、改善するための身体の使い方や体操を紹介します。 トコちゃんベルトの使い方、試着、販売も行います。産後に役立つ情報も満載です! 是非いらして下さい。お待ちしています。 *骨盤ケアの3原則
ゆがんだ骨盤や筋肉を「ととのえる」 ゆるんだ骨盤を心地よい位置と強さで「ささえる」 下がった内蔵や子宮を「あげる」です。 |
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■ アロマテラピート
リートメント
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妊娠中の不安や緊張を和らげる方法
の一つとして、アロマテラピートリートメントとリフレクソロジーをためしてみませんか。妊娠中の心や体の疲れを放って
おくと、いつしかお母さんがご自分の持っているストレスに支配され、お腹の中の赤ちゃんの声を聞くゆとりすら奪われかねません。こうしたいああしたい、と
いう理想や希望がいつも叶うわけでもない今の社会生活です。何とか、心と体に安らぎを取り戻していただきたいです。また、赤ちゃんを産んだ後も、お子さん
とのコミュニケーションを深める一つの方法としてタッチングは重要です。触れる、と言うことの持つ大きな力にお母さんも、赤ちゃんも、そしてお父さんも身
をゆだねてみると、何かが違って見
えてくるかも知れません。
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また、入院中のお母さんたちにはお部
屋を訪問し、その時々の状態を伺って、リラックスできるよう手伝いをしています。
担当は、(社)日本アロマ環境協会認定インストラクター・アロマセラピストの松島 葉子さんです。 |
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■ 大坪助産師の各種ク
ラス
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大坪助産師のママケアサロンのご紹
介
昔、赤川クリニックで一緒に働いてくれていた助産師の大坪美保子さんを紹介します。 大坪さんはご自分で主催する妊娠子育て支援グループで活躍中です。 ご自分の「たらちね助産院」で色々な催しをしています。 詳しいことは直接大坪さんに連絡して下さい。赤川で知った!とお伝え下さい。 電話 03-3331-5606 E-mail: info@taratine.com http://www.taratine.com |
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