-設定資料-
の夢跡1

『堕天幻夢譚』における設定資料(登場人物紹介)です

※バートンの項目を追加


+登場人物+
(50音順)

アラパス

「…あんたになんか、負けられないのよっ!!」

種族は水晶魚(クリスタル・フィッシュ)で少なくとも二百年は生きている(らしい)
幸運を呼ぶものとされ、『生きた宝石』として珍重されており、実際元々は商家の庭の池で飼われていた。
現在はファイザードの守護精でファイザード命。
過去に何かあったのか、ファイザードに自分以外の者が近寄る事を極端に嫌がる傾向有。
同じ守護精であるフェラックとはうまが合わないらしい。
妖精化した姿は12、3歳程の少女の姿で、アクアブルーの髪と瞳を持つ。

登場作品:《砂漠に降る雪》「砂漠に降る雪」「贖罪の丘」「月下の奇跡」

エスメルーダ

「この事はわかっていたの……」

外見年齢は二十代中頃から終わり頃。
僧侶達に戒名を与える四人の『悟りの塔』の管理者の一人。
置き去りにされたファイザードを拾い、彼を育てた。
ファイザードにとっては母代わりの人。
どうやら未来を見通す力を持つらしいが、その詳細は不明。
亜麻色の髪に緑の瞳。

登場作品:《砂漠に降る雪》「贖罪の丘」

オーリア

「私はこの命が果てるその時まで、あなたを愛した事を恥じたりしない」

《堕天幻夢譚》主人公
元・天精で、ある大罪を犯したが故に、本来の力を大部分奪われた後、地上へと落とされた。
その『天命』及び司る事情は不明だが、天精の間でも異端視されていた様子が伺える。
長き時を渡って生き続け、数多くの人々と出会う事で、人の枠を超えてしまった人々の為の特殊なギルド《レヤ》を拓く事になる。
一見した所では十代後半の、一目見たら忘れないような非常に端正な容姿。
別名で動いていた時期あり。
本来の姿は天精そのものの白銀の髪に虹色の瞳だが、『遠い記憶 去り行く未来』時においては黒髪に黒い瞳となっている。

登場作品:《堕天幻夢譚》「この足が土に塗れても」「遠い記憶 去り行く未来」

カエラ

「…呆れた」

普段は織物を売って生計を立てている占い師(ランクC)。
だが、占い師としての腕はよくないらしい。
年齢は二十歳で、家族はなし。
何故かタルクの恋人。
穏やかでおっとりとした美人だが、実は最強の人物かもしれない。
タルクとの馴れ初めは今はまだ謎に包まれており、ディリーナでさえも知らないらしい。
蜂蜜色の髪にライトグリーンの瞳。

登場作品:《魔術士見習い●●曲》「魔術士見習い前奏曲」「魔術士見習い練習曲」

カリオウッド

「…一体、そんな事何処で覚えたんだ?」

ファイザードの実父。
やはりそれなりに高位の僧侶だったらしく、《悟りの塔》管理者の四人の面識も深かった模様。
旅先でシリイと出会い結ばれるが、その後の詳細は謎に包まれている。
恐らく、故人。
外見は非常にファイザードに酷似していたらしい。

登場作品:《砂漠に降る雪》「贖罪の丘」

キサ

「…わたしは、欠陥人間なんだ」

魔術士ギルド《ホリッド》に属する召喚士(ランクA)。
年齢は十五歳だが、痩せすぎなくらいに肉が付いていないせいで実年齢よりも年下に見える。
人跡未踏とも言われる『砂海』すらも身一つで渡る事が出来、その道中行き倒れていたファイザードを拾った。
家族構成は母親(?)のキュラ。
右目を隠しており、そこには人に魔族の能力を与えると言う《妖魔の眼》がある。
無口・無愛想だが、実際には思った事を感情として表に出すことが出来ないだけ。
黒髪・黒い瞳(右目は白目部分が赤く、瞳は金)。
《妖魔の眼》によって、ランダムに自分以外の人間の過去や未来を見てしまう事がある。

登場作品:《砂漠に降る雪》「砂漠に降る雪」「贖罪の丘」「嘆きの砂」

キュラ

「あなたはばかにするかしら。私達が自分以外の存在を、自分以上に愛するなんて」

魔術士ギルド《ホリッド》のギルドマスター。
三十代の落ち着きと、二十代の美貌を持つ、いささか年齢不詳な美女で、キサの母親(らしい)。
キサの事を娘として非常に愛しているが、親子にしては関係はぎこちない。
本来ならば読む事など不可能な霊格を読む事が出来る。
基本的に穏やかな雰囲気の美女だが、謎が多い。
…実は?
灰色の髪に琥珀の瞳。

登場作品:《砂漠に降る雪》「砂漠に降る雪」「贖罪の丘」

グリムス

「何だかわからねえけど…忘れないさ」

暗殺者ギルドに属する十六歳の少年。
人を殺す事を生業とする以外は、直情径行で明朗快活。
成長期真っ盛りで体力には自信があったが、初仕事の際、どう見ても自分よりも体力が劣っていそうなティシルに負けてショックを受ける。
なお「グリムス」という名は仮の名前で、本名は持っていない。
赤い髪に黄土色の瞳。

登場作品:《堕天幻夢譚》「イリス」

クレイナグ

「俺と同じ高さに立ちたければ、俺を負かす事だな」

『悟りの塔』の管理者の一人。
いかなる時も冷静沈着で、あまり感情を表に出さない。
ファイザードにとっては兄代わりだったらしい。
その役割は今の所不明。
黒髪に金の瞳。

登場作品:《砂漠に降る雪》「贖罪の丘」

サアラ

「もう二度とこんな事するんじゃないっ!!」

魔術士ギルド《ホリッド》に属する魔法戦士(ランクB)。
年齢は十八歳だが、しっかり者なのが顔に出ているのか、年上に見られがち。
魔法戦士としての実力自体はランクA並なのだが、実戦経験が浅い為にランクBとなっている。
一つ年の離れた兄がおり、こちらも《ホリッド》所属。
一見した所男勝りなばりばりの戦士に見えるが、実際は《ホリッド》の家政全般をこなす家事のプロ。
くすんだ赤毛に赤紫色の瞳。

登場作品:《砂漠に降る雪》「砂漠に降る雪」「贖罪の丘」「嘆きの砂」

ジェイラーン

「早く気付くんだ。そうすれば簡単に片がつく」

『悟りの塔』の管理者の一人。
二十代後半の外見で、クレイナグ同様常に寡黙で、黒尽くめの格好をしている。
エスメルーダとは対のような存在らしく、過去を見るとされているが詳細は不明。
ファイザードにとっては父親代わりだったようだ。
黒髪に黒い瞳。

登場作品:《砂漠に降る雪》「贖罪の丘」

シュラン

「── 今の所、二十一勝十八敗三引き分けだっけ?」

《レヤ》に属する青年。
二十歳前後の外見だが、実際の所は不明。
青味がかった灰色の髪に、金を帯びた赤茶の瞳を持つ。
リュエルとは兄妹のように仲が良い(喧嘩するほど、という感じ)。
正しい職業は現在不明。

登場作品:《堕天幻夢譚》「遠い記憶 去り行く未来」

シリイ

「もう二度と── あの人を何からにも奪われないようにね……」

ファイザードの実母。
彼が巡礼し、また襲撃を受ける原因の人物。
彼女もまた妖精使いとして恵まれた才能をもっていたようだが……。
現在、生死不明。

登場作品:《砂漠に降る雪》「贖罪の丘」「孤独な翼」

タルク

「何を言う。オレほど妹思いの兄はいないぞ?」

独立開業(?)の刻印師(ランクA)。
刻印師は総合職な為、実際には複数の職業を兼業している。
二十三歳で今の所独身(笑)
妹のディリーナの成長を暖かく見守るが、そう思っているのは本人ばかりの鬼畜でマイペースな性格の持ち主。
何を考えているのか掴めない言動が多いが、意外と抜けている所も?
『探求の館』では数々の伝説を残しているらしい……。
アイスブルーの瞳に焦げ茶の髪。

登場作品:《魔術士見習い●●曲》「魔術士見習い前奏曲」「魔術士見習い練習曲」

ティシル

「わたしの名はティシル。…魔術師よ」

グリムスの初仕事に同行した魔術師(ランクは不明)。
十代後半の容姿だが、実際のところは不明。
かなりの使い手の上に博識な、謎めいた美女。
その正体は……。
銀の髪に鉛色の瞳。

登場作品:《堕天幻夢譚》「イリス」

ディリーナ

「こんなの似合って、嬉しいわけないでしょうがああっ!! このクサレ外道ッ!!」

《魔術士見習い●●曲》主人公
魔術士ギルド《フォルク》に属するマジックハンター(ランクCだが刻印の為にランクBになっている)。
もう一つ職業を兼業しており、ストーンマスターでもある。
ランクはDで、こちらの能力は護身術レベルに毛が生えた程度らしい。
花も恥らうお年頃vな十七歳。
兄の愛の(?)教育の賜物か、剛毅で強気で開き直りが得意。
考えるよりも先に体が動くタイプでしかも打たれ強い。
兄の策略にはまり、《魔法門》探索の旅に出る。
朝焼け色の瞳に栗色の髪。

登場作品:《魔術士見習い●●曲》「魔術士見習い前奏曲」「魔術士見習い練習曲」「魔術士見習い遁走曲」

バートン *UP

「…お前…自覚なかったのか……?」

地方都市ルーベンに住むディリーナの《探求の館》時代の学友。
ストーンマスター(ランクB)で魔法力的加工した石を売る事で生計を立てている。
またの名を『キング・オブ・アンフォーチュン』。
その不幸っぷりは伝説級で、財布を落としたり何もないところで躓くような事は日常茶飯事らしい。
数多の不幸を淡々と受け止める彼の姿に、一種の感銘を受ける人間もいる程妙に達観しているが、単にジジくさいだけだという噂も。
灰色の髪に、瞳の色もよく見ないとわからない糸目。血色もあまり良くないらしい…。

登場作品:《魔術士見習い●●曲》「魔術士見習い遁走曲」

ファイザード

「── それだけは、許せない。だからもう僕は逃げない。お前を……倒す!」

《砂漠に降る雪》主人公
幻の職業と呼ばれる妖精使い(ランクA)&僧侶(高位僧だがランクは不明)。
それぞれ封呪の刻印の為にランクが下がっている。
年齢は十六歳なのだが、童顔+小柄な為年下に見られる事多し。
世間知らずのおぼっちゃんタイプだが、それなりの苦労を乗り越えているので、なめてかかると痛い目に合うかもしれない。
基本的に平和主義で、いかなる理由でか巡礼を行っている。
守護精のアラパスとフェラックに熱愛されているが、本人は時々迷惑を被っている気がするらしい。
過去、実の母親を手にかけたらしいが…?
巡礼の為剃髪しているが、本来は薄茶の髪に若草色の瞳。

登場作品:《砂漠に降る雪》「砂漠に降る雪」「贖罪の丘」「孤独な翼」/《堕天幻夢譚》「遠い記憶 去り行く未来」

フェラック

「イザ、愛してるからなッ♪」

種族は火喰い鳥(ファイアバード)。
何年生きているのか自分でもわからないくらい生きている。
絶滅されたと目されている種族で最後の生き残りである可能性もあるらしい。
ファイザードの守護精で付き合いはかなり長い。
口達者(伊達に長く生きていない)。
妖精化した姿は二十歳前後の青年。
ファイザードの母親のシリイとは因縁があり、その繋がりでファイザードと知り合った。
朱金の髪と瞳を持つ。

登場作品:《砂漠に降る雪》「砂漠に降る雪」「贖罪の丘」「孤独な翼」

メリエラ

「もう、一人で抱え込む必要はないの。私がいるわ。私が── あなたを支配する」

『悟りの塔』の管理者の一人。
他の三人と比べ、外見は少女のような姿をしている。
役割は不明だが、四人の中では何か特別な位置にいるらしい。
ファイザードにとっては姉のような存在らしい。
白髪に深緑の瞳。

登場作品:《砂漠に降る雪》「贖罪の丘」

ユケ

「何者って言われても…── 人間、だけど? 一応」

ディリーナを旅のお供にスカウトした超童顔の天然ボケ男。
実年齢は十九歳なのに、ディリーナに年下と思われていた。
実は引き抜き率ナンバーワンの職業、解呪士(ランクA)。
ディリーナに盾にされるという劇的な出会いをした。
ディリーナをマイペースにぶんぶん振り回わせる、ある意味兄以上に厄介な人物(笑)。
ちなみに『砂漠に降る雪』に登場するサアラの実の兄。
黒の瞳に黒髪。

登場作品:《魔術士見習い●●曲》「魔術士見習い練習曲」

リュエル

「本当に大丈夫? …お姉ちゃん、呼ぼうか?」

《レヤ》に属する少女で最年少。
年齢は『遠い記憶 去り行く未来』時で十二という事になっているが、本人の記憶が曖昧な為に正確な所はわからない。
職業は不明だが、遠距離の精神的な感応が可能。
遠く離れた場所にいる(ただし、面識のある人間に限る)人物と意思の疎通が出来、空気を媒体にその場にいる者にその言葉を伝える事も可能。
焦げ茶の髪に左右異なる色の瞳(右・緑/左・銀)。

登場作品:《堕天幻夢譚》「遠い記憶 去り行く未来」

ルーン

「何を鍬(くわ)片手に農作業なんかやってるんだよ、師匠!?」

《ゴルゴンスマイル》主人公
生涯の師と心に決めた『師匠』に付いて回る十二歳の少年。
ルーンとはいわゆる愛称のようなもので、本名はもっとちょっと長く、普段名乗るにはゴツいらしい。
まだ固定の職業は持っておらず、師匠のような戦士になる事が夢だが、今の所はその才能は未知数。
頭の回転は早く、世渡り上手な片鱗あり。
天然気味な師匠に対して、主にツッコミ役として活躍。
金の髪に緑がかった薄茶の瞳。

登場作品:《ゴルゴンスマイル》「師匠と弟子」/《堕天幻夢譚》「遠い記憶 去り行く未来」